行動ターゲティング とは 意味/解説/説明 (コウドウターゲティング) 【Behavioral Targetting】
ネット広告の種類の1つ。
ユーザーごとに、そのユーザーがネット上でどんなサイトを訪問しているのかを追跡し、訪れたサイトからその人がどんなテーマに興味をもっているかを推測し、興味をもちそうな広告を表示する仕組み。
行動ターゲティング広告を実現する仕組みは、行動を追跡するサイト群と、広告を表示するサイト群に分かれている。
ユーザーがどんなサイトを訪れているのかを追跡する部分は、主に大手サイトを中心に、そのサイトを訪問した人のブラウザに、そのサイトを訪問したことを記録するクッキーを保存する仕組みがある。追跡のための仕組みは、行動ターゲティング広告の表示とは無関係に、「クッキー食わせネットワーク」として存在していることも多い。逆に言うと、行動ターゲティングではユーザーのすべての行動を追跡しているわけではなく、「クッキー食わせネットワーク」に参加しているサイトのうち、どのサイトを訪れているかを追跡しているだけである。
広告表示部分は、追跡部分で蓄積されたユーザーの各種サイト閲覧履歴から、その人の興味分野を判断し、適切だろうと思われる広告を表示する。そのため、同じページを同じタイミングで表示したとしても、AさんのブラウザとBさんのブラウザでは異なる広告が表示されることもある。
日本で利用できる行動ターゲティング広告としては、ヤフー(オーバーチュア)のインタレストマッチやマイクロアドや、DACのAudience Science / impActなどがある。