行動ターゲティング とは 意味/解説/説明 (コウドウターゲティング) 【Behavioral Targetting】
インターネット広告の中でも、ターゲティング広告と総称される広告手法のひとつをいう。
ターゲティング広告は、主に、以下の4つに大別される。
- 行動ターゲティング
- コンテンツターゲティング
- デバイスターゲティング
- ジオ(位置情報)ターゲティング
行動ターゲティングは、ユーザーのWeb上での行動履歴をもとにセグメント化し、そのデータをもとに個人に最適化した広告配信を行うことでコンバージョンを上げる手法である。
なお、訪問履歴をもとにWebサイト閲覧ユーザーに絞って広告配信を行う手法をリターゲティングという。また、Web上の行動履歴データと媒体が保有するファーストパーティデータを組み合わせて広告配信を行う手法を、オーディエンスターゲティングという。
行動ターゲティングのもととなる行動履歴は、基本的にはブラウザから得られるCookieを通じて取得、活用されてきたが、近年の個人情報保護強化の潮流に伴い、オプトアウトの厳格化や、大手プラットフォームによるサードパーティCookieの利用規制が相次ぎ、Cookieを活用したターゲティング広告の配信は事実上不可能になりつつある。
すでに、AppleはSafariでのサードパーティCookieのサポートを終了しており、Googleも2023年末にはChromeでのサポートを終了する予定だと発表している(2021年6月時点)。
Cookieレス後の世界を見越して、大手プラットフォームはIDによる囲い込み施策Walled Gardenを推し進めているなか、GoogleはCookie代替技術FloCを開発。また、The Trade Deskが中心となって開発したオープンソースの広告識別子Unified ID 2.0など、これまでのサードパーティCookieに変わるべく、さまざまな新技術、新サービスが出てきている。