Moz - SEOとインバウンドマーケティングの実践情報

柄にもない7つの暴言を聞いてくれ

今回の記事は、いつものSEOmozと違って乱暴な感じになるが、現在の状況というものを考えてみると、たまにはこんなショック療法も良いかもしれないと思うんだ。そこでこれから荒っぽい段落形式で、検索の世界における7つの問題点についてわめき散らしていきたい。基本的には感情をあらわにし、寛大な心は脇に置いといて、あまり手加減せずにやってみよう(多少のお叱りは覚悟の上)。

WebmasterWorldとクローキング

※Web担編注

WebmasterWorld(WMW)は英語圏で有名なウェブサイト関連のフォーラムで、BrettはWMWの管理者。Matt Cutts氏はSEO関連の話題に関するスポークスマン的な動きをしているGoogleのエンジニア。

randfishがこの記事で言及しているのは、彼のブログのA quick word about cloakingの記事。簡単にまとめると、有料購読制のWMWがGooglebotに対してはページの内容を表示するため検索結果ではリンクが表示されるが、検索結果から飛んだ未登録ユーザーに対しては、「ときどき」ページの概要を表示して普段はユーザー登録ページへのリンクを表示していた問題に関する話題。

GoogleのMatt Cutts氏が書いた記事は、ほぼ間違いなくWebmasterWorldのBrett氏に対する「威嚇射撃」だった。Googleは(見せしめのため?)Brettのドメインに対して何らかの処置を取るだろう。もしそうしないとすればビックリだ。同じようなことをしている人には、誰だろうと平等であってほしいね。もしGoogleがBrettに対して行動を起こすなら、NY TimesやNikeにだってやらなきゃダメだぜ。

例外の有無はともかく、検索エンジン最適化(SEO)に反対の立場を取りながら、それを利用しようなんて通用しないよ(いや、そうすることも実際には可能だけど、あまり仲良くしたくないね)。

僕がGoogleの立場だったら、多分放っておくだろうな。システムが破綻している訳じゃないし、「特別待遇」を受ける向きが多少あっても、ユーザー体験はかなり妥当なものだ。詳しいことは、Search Engine LandのDanny Sullivan氏がすべて書いているよ。

モバイルコンテンツ

モバイルユーザーというのは、デスクトップやノートパソコンの前に座っている人たちとは違うんだ。街角でコンテンツにどっぷりと浸り込むわけじゃない(いや確かに、僕の可愛いMystery Guestは、買い物の最中にときどき携帯でredditを見ているけど)。

モバイルとは、すなわち行動だ。自分がどこにいるとか、次にどこへ行くとか判断したり、そのときに知りたいと思ったことの答えを知ること、つまりそんな目前の必要性を満たすことだ。

そういったニーズは、あの俳優が出てる映画って何だっけとか、動物園の閉園時間とか、たった今靴の安売りをしている店はどこか、ということもある。でも(大部分の人にとっては)有名人のゴシップを読むことじゃない。モバイル用のコンテンツとユーザーインターフェイスという課題を見事にこなし、モバイル市場におけるGoogleのような存在になる、明らかな勝者が今後出てくると思う。

DannyとSearch Engine Strategies(SES)カンファレンス

※Web担編注

Danny Sullivan氏は検索マーケティング業界の大御所。以前はSearch Engine Watch(SEW)というサイトとSearch Engine Strategies(SES)というカンファレンスをリードしていたが、昨年末にSEWを抜けてSearch Engine Landというサイトを立ち上げ、またSearch Marketing Expoというイベントを開催することを決めた。

Danny(Danny Sullivan氏)がもう参加しないとなれば、どれほどの講演者や熱心な参加者がSESカンファレンスに今後も出席するのか、正直言って見当がつかない。検索の世界の誰かと15分も喋っていれば、必ずと言っていいほどこの話題が出るし、ほとんど全員が同じ考え方をしている。つまり、Dannyの出方を待ってみようってこと。同氏が仕掛けるSearch Marketing Expo(SMX)が成功を収め、SMXブランドでマスコミや参加者を同程度に集めることができたら、かなり早くSESからSMXへの移行が起きると思う。

個人崇拝

検索マーケティングの世界は、あまりにも排他的なんだろうか? この業界の有名人たちは、この業界そのものやこの業界のイメージを傷付けてしまうほど排他的なのか?

いや、そんなことはない。99.99%の人々は、個人的なレベルやゴシップ的なレベルで検索業界を追ったりはしていないと思う。ほとんどの人にとって、SEOは真面目な仕事なんだ。楽しい仕事には違いないが、やはり仕事に過ぎないんだ。僕だってずっとSEO界の有名人のファンだったし、これから何年間もそうあり続けると思う。そういった人々のうちの何人かは、崇拝せずにいられない。検索マーケティング屋が、自ら近寄りがたくしているなんてことを言う人には、そりゃ違うと言いたいね。ほんの少しの例外を除いて、検索業界の人たちはほぼ全員、こちらから近付いて自己紹介し、検索についてお喋りして、夕飯に誘ってもらうことができる人たちだ。

ソーシャルメディアの死

※Web担編注

Diggは米国で大人気のソーシャルニュースのサービス。

Diggは一時的なブームなのか?

もちろんそうだ。それでも、パンドラの箱を元に戻すことはもうできないと思う。ウェブが、群衆の叡智とユーザー生成コンテンツの力を手にしてしまった以上、Web 2.0以前の、トップダウンで編集者が管理するコンテンツに戻ることはもうないだろう。推奨はさらに優れたものになり、ソーシャルポータルは進化を続け、人々が互いに情報をやり取りする能力も高まるばかりだろう。ウェブ上のソーシャルメディアは死ぬと予測するのは、ウェブ自体が長期的な価値を持たないプラットフォームだと予測するようなものだ。

Shawn Hogan氏と彼の率いるDigital Point

Digital Pointのフォーラムが、SEOChatに代わるものとして始まったとき、それが成功すると予測できた人はいなかったと思う。今やDigital Pointはウェブ全体を見渡しても最大級の人気があり、ウェブマスター界において最も成長著しいフォーラムだ。S/N比の悪さにはムカつくけど、そんな唯一の弱点を軽々と克服するのに十分なほどの質の高さを誇り、協力者のグループ規模も大きい。やったねShawn、まったくすごいものを作り上げたよ。

AdSenseとコンテンツ連動広告

「特定の車のバナー広告を見たビジターたちは、そのバナー広告を見なかったビジターたちに比べて、6週間以内にその車を購入する確率が20%高い」という調査結果を読んだ。バナー広告には、どうやら効果があるということのようだ(この調査のありかを知っている人がいたら是非教えてほしい)。

またオンライン直販モデルは、Freemiumモデルや有料コンテンツサイトと同じくらいうまく機能している。金儲けには創造的な方法がたくさんあり、コンテンツ連動型広告で大金を稼いでいる人々(特にGoogle)が存在するという証拠を目の当たりにしているにもかかわらず、それでもやはり僕は、コンテンツ連動型広告を頂けない商売方法だと思ってしまう。コンテンツ連動型広告は、基本的にウェブサイトにやってきた人たちの無知に依存していると思うんだ。

これも僕の考えだけど、コンテンツ連動型広告において最も優れた広告というのは、広告のようには見えないもので、ユーザーがうっかりクリックしてしまうものだ。ユーザーはコンテンツ連動型広告を探しているわけではないし、バナー広告(あるいはその点に限って言えば高速道路脇の大型看板)がそうであるように、ブランド構築目的のコンテンツ連動型広告に触れているわけでもない。ユーザーがコンテンツ連動型広告をクリックするのは、クリックした後に望みのコンテンツを見ることができると思うからだ。なのに9割方は(実際にはおそらくそれ以上の確率で)思う通りにならない。

クライアントのAdSenseキャンペーンをいくつか手がけた(つまりその結果を見た)ことがあるが、たまにやる分には良い成果があがるものの、コンバージョン率は信じられないほど低く、(検索トラフィックのコンバージョン率が並外れて高いサイトでさえも)離脱率の高さには唖然とするものがある。コンテンツ連動型広告で成功するのは無理とまで言わないけど、個人的には、コンテンツ連動型広告の背景にある考え方に賛成し難い。


よし、わめき散らすのはこれで終わり。今度は僕が苦情を受け付ける番だ(笑)。ところで、Rebeccaの講演セッション初体験の模様は楽しんでもらえただろうか。

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