SMOならぬ「ソーシャルメディアマーケティング」。。。それっておいしいの?
Danny Sullivan氏は、Search Engine Watchを抜け、現在はSearch Engine Landを運営している。
Search Engine WatchのDanny Sullivan氏が、僕にソーシャルメディア最適化マーケティング(SMOじゃなくてSMM)のことを何か書いて欲しがってるみたいだし、その期待を裏切っても失業間近(ちょっと勇み足?)の人をこれ以上がっかりさせることは難しいから、ソーシャルメディアの世界を僕なりに紹介してみよう。何が大事なのか、時間をかける価値があることは何か、どうやってSMO、いやSMMに取り組んでいくかなどに触れていきたい。
SMO SMMで何ができる?
- 自分のサイトにリンクを張ったページの作成(トラフィックとリンクを得るのが目的)。
- 競争率が低めのキーワードやキーフレーズで、検索エンジンの上位ランクに入るページの作成。
- ほかの会員の関心を惹きつけ、リンクや知人登録を集めることができるプロフィールの作成。
- ソーシャルメディアサイトの成長と価値に対する貢献。
最良の戦略とは?
個人的な見解だけど、まず最初に目標を決める必要があると思う。前述の目的の多くはしばしば重複するが、それでもやっぱり、達成したいことをしっかりと見据えるべきだ。
多くの人にとって、SMMはネガティブリンクを検索エンジンの上位10位~20位の検索結果から押し出すことだ。またSMMについて、あまり手間がかからず、ただで被リンクを獲得することだと考える人もいる。僕らのクライアントの多くにとっては、認知度を高めること自体が偉業だ。
常にソーシャルメディア界に関わっている会社あるいは人物だという認識を得られれば、多いにプラスになる。最初に書いた2つの目標は今さら説明するまでもないことなので、認知に関する点についてちょっと説明しておこう。
reddit、digg、Wikipediaのようなサイトや、一連の業界ブログで知られているプロフィールを持っているなら、議論を刺激したり、コンテンツを作成したり、認知度を利してリンクを獲得する大きな力がある。diggのトップユーザーに関する僕の投稿を読めば、newsvine.comやWikipediaのことは一目瞭然だ。有益な情報源としてプロフィールを認知してもらえれば、コミュニティーで影響力が高まる。自分のブックマークや記事、登録サイトなどが、初心者の匿名コンテンツよりずっと大きな価値を持つことになる。これは、多くのウェブフォーラムにおける社会構造を反映している。すなわち、発言力が大きくなれば重みも増すというわけだ。
認知度を高めることの最終的な目的は、影響力を持つことだ。影響力を持つようになれば、マーケティングは強引な売り込みではなくソフトな売り込みになる。自分のSMM戦略が、被リンクを獲得したり、自分のページを検索エンジンでランクインさせたり、あるいは単に新規見込み客を得ることだとしても、目立ったプロフィールがあれば、高い成果を見込める。
目標を定めたなら、プロフィール構築やコンテンツの作成、そして公正なスパム行為に取り組むための手がかりを知る必要があるだろう。
どこでSMMを行なうか?
SMMを行なうのに最適なサイトは、アクセスやリンクや検索エンジンランクを獲得するのに十分なくらい人気のあるサイトだ。参加する価値があると僕が信じるサイトを挙げておこう。参加する価値が大きい順(これ以下のサイトはいくらでもあるし、たぶん書き忘れているサイトもあるだろう)に並べてみた。
- digg
- del.icio.us
- Wikipedia
- flickr
- newsvine.com
- StumbleUpon
- Technorati
- MySpace
- Yahoo! Answers
- ma.gnolia
- Yahoo! 360
- Squidoo
- wikiHow
- Ning
- Frappr
- Furl
- wetpaint
- 43 Things
- Shoutwire
- Shadows
- Your Elevator Pitch
- JotSpot
- BlinkList
これらのサイトはそれぞれ関心の対象が異なり、どこも他所にはない利点がある。また、利用者層の気まぐれや特性を考慮に入れるという副次的な戦略と細やかさにも配慮する必要がある。たとえば、政治問題が中心テーマの記事の場合、redditのトップにランクインする方が、digg(あるいはdel.icio.usの人気順)でトップにランクインするよりもはるかに簡単だ。
何より経験に勝る方法はないので、とにかくうろついて遊んでみよう。僕がSMMに当てはめているルールはただ1つ、「転ばぬ先の杖」だ。何が人気で、注目を集めているのか良く把握してもいないうちから、こうしたサイトでスパムやコンテンツ登録をやっちゃいけない。訳も分からずスパムを行なって、取るに足りないソーシャルメディアサイトでアクセス禁止を食らうのは最悪だ。そんな真似で分かることはといえば、そのサイトが第2のSlashdotだってことだけだ。
SMMを行なうみんなの幸運を祈っている。1年もすれば、ここに挙げたようなリストや戦略は、全く別物になっているに違いない。
何か独自のSMM戦略があれば、是非教えて欲しい。
更新情報:SMOからSMMに変えたのは、その方が実態をはるかに上手く表していると思うから(同僚のMattに感謝)。それから、リストにwikiHowを付け加えた。絶大な人気を博するだけの力があるコンテンツだと思うし、関連サイトに対して外部リンクを張ることもできるからだ。
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