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マーケ担当のためのソーシャルブックマーク&タグ活用ガイド――SMX Social Media NY報告

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前回に続き、再びSMX Social Mediaの会場からセッションの模様を実況するわね。今度のセッションは、「マーケティング担当者のためのソーシャルブックマーキングおよびタギングガイド」。

Danny Sullivan at SMX Social Media NY by webpronews
SMX Social Media NY 2007でwebpronews.comのインタビューに答えるダニー・サリバン

タグ付けは、検索エンジンやブランディング、
そして従来型メディアにも影響を及ぼす
ギヨーム・ブシャード氏

最初に登壇したのは、ヌーベル・ビジョン・インフォーマティク(Nouvelle Vision Informatique)のギヨーム・ブシャード(Guillaume Bouchard)氏ね。彼はフランス人らしく、フランスの内輪ネタのジョークで話を始め、会場からは笑いが起こったわ(フランス語で「ホー、ホー、ホー」って)。

ギヨームは、ソーシャルプラットフォーム同士の相乗的な関係について話し、Reddit上のリンクベイトネタを、いかにしてDiggやStumbleUponなどのソーシャルサイトに持ち込んだのか、例を出して説明した。彼によると、人気のある話が1つあれば、そこからあと何件かは良いネタを取り出せるという。

ソーシャルメディアを使ったマーケティングでは、友人グループが必要となるが、ギヨームの場合、MSNメッセンジャーを利用して連絡の取れる数百人規模の友人関係を持っているのだとか。

,p>彼はソーシャルブックマーキングについて、インターネットユーザーがブックマークを保存、整理、検索するための手段で、何より重要なのは、そのブックマークを共有できることだと定義してみせたわ。人気の高いソーシャルブックマーキングサイトの例はdel.icio.usやStumbleUponやFurlなど。そして、ソーシャルブックマーキングの機能の中に、タギングがある。タギング(タグ付け)は「キーワード」を「Web 2.0」的に言い換えたもの。タグ付けしておけば、コンテンツの整理や分類に役立つ。タギングサイトで人気があるのは、FlickrやTechnoratiなど。

ソーシャルブックマーキングのメリットは、ブックマークしたサイトを検索エンジンがインデックス化する際に有利に働くこと。それから自然発生的な被リンクも大量に増え、さらにはオンラインのソーシャルコミュニティで存在感が高まる。またブランドの認知度も上がり、2次ソースからのトラフィックを生み出し、従来型メディアにも影響を及ぼすんだって。

ギヨームは効果的なタグ付けの方法について、ヒントをいくつか提示したわ。まず、自分がブックマークしておきたいと考えるサイトに、他の人はどのようなタグを付けているのかチェックすること。どんなタグを付けるべきか確信を持てなければ、調べたタグの中から最も関連性が高いか、最も出現頻度の高いタグを選ぶこと。タグはカンマで区切らないこと※1。友達に呼びかけて、自分と同じようにタグ付けしてくれるよう協力を依頼すること。

※1 Web担編注 Web担の採用しているシステムでは、タグをカンマで区切って入力するようになっている。念のために。

次にギヨームは、手動のタグ付けと自動のタグ付けについて言及した。

手動のタグ付け」なら、ウェブ上での存在感が(ハイパーリンクやアンカーテキスト、キーワードを通して)数年間保てるそうよ。自分のコンテンツを表せるタグをいくつか用意しておいても良い。手動のタグ付けは画像コンテンツの場合に最もうまく機能し、パーソナライズ化が可能なため、実行する人も必然的に多くなる。手動でタグ付けを行えるサイトの例としては、de.icio.us、StumbleUpon、Flickr、YouTubeなどがある。

自動タグ付け」とは、コンテンツからタグを抽出するアルゴリズムシステムのこと。こちらの場合、人間の視点で見た創造性が欠如している。自動タグ付けを採用しているサイトの例として、Facebookの名前が出たわ。

タギングの問題点としては、濫用とコンテンツの劣化があるんだって。ソーシャルブックマーキングやソーシャルタギングのサイトが徐々に普及するにつれて、操作目的で利用しようという動機も増し、結果として(アルゴリズムがもっと賢くならないかぎり)信頼できるコンテンツの減少を招くそうよ。

さらにギヨームは、色んなタギングサイトをざっと紹介した。まずはTechnoratiから始まって、Flickr、YouTube、そしてFacebook。彼は最後に、ビートルズの引用をいくつか披露し、会場のクスクス笑いを誘って締めくくったわ。

露出を高めるには、人気で使用頻度が高いタグに合うようにコンテンツを調整すること
マイケル・グレイ氏

次に登場したのはマイケル・グレイ(Michael Gray)氏ね。マイケルのプレゼンテーションは、del.icio.usに的を絞ったもの。

彼はdel.icio.usについて自身の定義を示し、del.icio.usにおけるブックマークを分析してみせた。ページの解釈は人によって異なる。これはつまり、他の人が何を重要と考えているかについて知る手がかりになるんだって。

一般的なタグが持つメリットは、そのページに関するタグについて、自分が考えもしなかったアイデアを得られるということ。投稿履歴からは、自分のページをだれがブックマークしたのかもわかる。最初にブックマークした人は、業界リーダーの可能性があり、人々がそのコンテンツを見つけるきっかけを与えるのだから、これは重要なことなんだって。

自分のネットワークに友人を加えると、del.icio.us上で繋がりを持つことができる。またdel.icio.us上では、特定のタグについて購読登録しておくこともできる。たとえば旅行に興味がある場合、「旅行」というタグを購読設定しておけば、旅行関連の話を継続的に追いかけられる。また、リンクを友人と共有することも可能だ。

del.icio.usのホームページは、人気のあるページより頻繁に変わる。だからホームページ上の特集ページのスクリーンショットを撮れば、各ページをブックマークしている人の数や、あらゆる種類のタグがいかに使われているのか把握できる。del.icio.usがDiggより優れている点は、Diggのユーザー層がハイテク志向の強い若年の男性中心なのに対して、del.icio.usは世界的に広がっており、一般目的に供されていることだそうよ。del.icio.usでなら、ハイテク関連でないコンテンツでも成功の可能性がある。

del.icio.usのタグで興味深いのは、タグに間違いというものがないこと。つまり、自分にとって意味があるかどうかがすべてというわけ。ただ、マーケティング担当者としては、使用頻度が最も高いタグを知りたいところ(たとえば、単数形か複数形かなど)。単語の区切りも問題になり得る。マイケルが見たところ、最も一般的なタグの使い方は2つの単語をプラス記号結ぶ(たとえば「new+york+city」など)形だという。

マイケルは、タグ集合についても触れた(彼が用いたのはタグを赤字にする方法だったが、字体を大きくするやり方の方がより一般的)。露出を拡大するためには、人気があって使用頻度が高いタグを選び、コンテンツをそれらのタグに合うように調整すること。ブックマーク用ウィジェットかボタンを自分のページに追加して、必ず適切なタイトル、タイミング、タグ付けでブックマークが増えるようにすること。

ブックマークは、そのメリットを最大限に生かすため、更新のタイミングに合わせてすること(del.icio.usのPopularページは約4時間ごとに更新される)。友人にも協力してもらって、自分が推したいタグに影響を及ぼしてもらおう。価値が下がる恐れがあるので、複数アカウントを作らないこと。

StunbleUponで友人にページを知らせる5つのステップ
ニール・パテル氏

さて、最後にニール・パテル(Neil Patel)氏が前回のセッションに続いて登場し、StumbleUponの活用方法について話したわ。StumbleUponで実際にリンクを得ることはないが、多くの安定したトラフィックを供給してくれる。1日に1万2000人のビジターを得ることはないにせよ、好意的で継続的なトラフィックが得られ、ブランド構築の大きなチャンスをもたらしてくれる。

StumbleUpon活用の第1段階は、StumbleUponツールバーをインストールすること。あるページが気に入れば、プラス評価の上向き親指ボタンを押し、気に入らなければ下向きの親指ボタンを押す。アカウントを作成してツールバーをインストールしたら、たくさんの友人もその輪に加えること。

そして第3段階は、新しいサイトの登録だ。ユーザーは、コンテンツのさまざまな部分をランダムに目にするので、タイトルはそれほど重要ではない。ニールは、検索対象になりやすいキーワードをタイトルに加えておくことを推奨したわ。

第4段階は、友人の活用。「Send to」機能を使って全員にメッセージを送り、「ねえ、この新しいサイトをチェックしてみて」と伝えよう。メッセージを送られた友人のツールバーには、Stumbleアイコンの隣に小さく「(1)」と表示され、StumbleUponを覗く前に、まずあなたのページを訪問しなければならなくなる。

そして第5段階は、あなたのページにアクセスすることになった友人が、おそらくそのコンテンツにプラス評価の投票をしてくれる、ということだ。これは、StumbleUponが提供している機能なので、「厳密には」スパムじゃないのだから、その利点を大いに利用するだけ。

◇◇◇

質疑応答の時間に入ったわ。私もちょっと水を飲むことにするわね(ところで、SMXの模様を扱った記事をもっと読みたい人は、Search Engine RoundtableSearch Engine Landを見てね)。

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