最近、Freebaseに関する話を山ほど耳にする。Freebaseというのは、相互にリンクしたデータのコラボレーション型データベースサービスで、新たに始まったものだ。ちなみにこれから言いたいことは、そんなFreebaseの流行に飛び付いて、熱狂し騒ぎ立てようといった類いの話じゃないよ。というのも、僕的にはFreebaseもまた「技術に詳しい連中には刺激的でも、人類の99.9%にとっては無用」なマニア中心の技術に過ぎない感じがするからだ(Yahoo! pipesだって誰か使ってる?)。僕が言おうとしているのは、Freebaseの人たちが選んだ「Freebase」って名前と、GoogleがFreebaseのサイト巡回に少し遅れていることがあいまって、検索結果がちょっとおもしろいことになっているんだ。
僕だけかもしれないけど、「Freebase」って言葉を聞くと、あることを思い浮かべてしまう。つまり、コカインを吸うってこと。僕自身は、コカインどころか怪しいクスリの類いを一切やらないんだけど、都会生活が長いせいか「Freebase」という言葉から、裏通りで使い古したガラスパイプで薬物を吸い、深夜2時に騒ぐ人たちを連想せずにはいられない。
Freebase.comというドメインは、3月第2週まであまり注目を集めていなかったようだ(この記事を書いている時点でPage Strengthの値は2だった)。そのため、おそらくGoogleもまだ「freebase」で検索したときの検索結果の中で、Freebase.comの表示順位を押し上げることができなかったんだろう。
今回の教訓:
変な含意のある名前を選ぶと、自分のドメインがちょっとばかり権威を備えていると見なされるまで、検索エンジンの結果が興味深いものになりかねない。
あと、コカインは絶対吸っちゃダメ。コカインは人を狂わせ、狂った人たちは互いに傷つけ合ったり、深夜に街角でたむろしたりするんだから。
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