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カートに商品入れない新しい買い物体験、「Apple Pay」実装のフューチャーショップが実現

8 years 2ヶ月 ago

ECプラットフォーム「FutureShop2」のフューチャーショップは米アップルが提供する電子決済サービス「Apple Pay」を実装、「FutureShop2」の利用店舗で「Apple Pay」を利用できるようにする。

9月20日から一部店舗にて運用を開始。2017年10月23日から「FutureShop2」契約中の全店舗からの申込受付を始める。

日本ではGMOペイメントゲートウェイ、ソフトバンク・ペイメント・サービス、ソニーペイメントサービスといった一部の決済代行会社が「Apple Pay」に対応してきた。ECプラットフォームとして「Apple Pay」を実装するのは初めて。

「Apple Pay」とは?

アプリケーションやSafari経由のWebサイト上での買い物時に、あらかじめiOS端末内に登録しておいたクレジットカード情報や配送先情報を活用して決済する支払い方法。

たとえば、「Apple Pay」を実装したショッピングアプリでは、あらかじめ「Apple Pay」に登録したカード情報や住所などを活用してネット通販をすることが可能。個人情報などを入力することなく、「Touch ID」による指紋認証で買い物を完了することができる(iPhoneやiPadの場合)。

「Apple Pay」に必要な情報を登録していない場合、初めて利用する時に、iPhoneやiPad上で送付先、連絡先といった必要情報を入力すれば、それ以降の利用時は情報入力の手間を省くことができる。

「Apple Pay」はiPhone 7、iPhone 7 Plus、Apple Watch Series 2などの端末で、交通機関やアプリケーション、Webサイトでの買い物といったシーンで利用可能。

「FutureShop2」導入店舗では?

「FutureShop2」は「Apple Pay」に対応したインターフェースを実装。導入店舗は商品ページに「Apple Pay」ボタンを設置すると、「Touch ID」(指紋認証)のみで決済が完了できるようになる(商品ページにボタンを設置した場合)。

カートに商品入れない新しい買い物体験、「Apple Pay」実装のフューチャーショップが実現
「Apple Pay」実装の「FutureShop2」で、商品ページから「Apple Pay」で商品購入する場合のイメージ

ショッピングカート画面に遷移する必要がない設計になっているため、従来の「商品をカートに入れる」「個人情報入力」といった入力作業などを大幅に削減。コンバージョン率の向上が見込めるとしている。

複数商品を購入する場合は、ショッピングカートに商品を投入するフローが必要となる。カート画面内にも「Apple Pay」ボタンを設置し、「Touch ID」で決済が完了するフローを採用している。

カートに商品入れない新しい買い物体験、「Apple Pay」実装のフューチャーショップが実現
ショッピングカート内から「Apple Pay」で商品購入する場合のイメージ(複数商品を購入する場合)

フューチャーショップでは、「Apple Pay」を用いた買い物について次のように説明している。

これまでのECサイトにおける決済フローは、「いかに買ってもらうか」「いかに顧客リスト化(メールアドレスを取得)できるか」を考えた“売り手側視点”の要素が多く実装されているものでした。「Apple Pay」は、“顧客の体験”を中心に考えられたユーザーインターフェースがもたらされており、今までとは全く違う便利で新しいショッピング体験を提供できると考え、「FutureShop2」での「Apple Pay」対応を行うこととなりました。

なお、「FutureShop2」で実装した「Apple Pay」は、SafariでECサイトを閲覧した際に利用できるようになっている。

「Apple Pay」に登録したカード情報は?

「Apple Pay」は、EC企業側にクレジットカード情報を通知しない仕組みを採用。アップルもカード情報を保有しないため、ECサイトなどから漏えいするといったリスクはない。

ユーザーの端末にはカード情報から生成した各デバイス固有のアカウント番号を発行し、トークンを用いた暗号化状態でデバイス内のセキュアエレメント(セキュリティチップ)でカード情報を保管。カード番号とは異なる識別番号でひも付けるため、安全性を担保しているという。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

トランスコスモスが「ライブ動画+EC」プラットフォーム事業、俳優・山田孝之氏と共同で

8 years 2ヶ月 ago

トランスコスモスは9月1日、社会に影響力を持つインフルエンサーのプレミアムコンテンツをライブ動画で販売するECプラットフォーム「me&stars」を運営するミーアンドスターズ株式会社を設立した。

ミーアンドスターズは俳優の山田孝之氏との共同設立で、山田氏は取締役CIOに就任。2017年冬頃にサービス提供を開始する。

「me&stars」は、影響力を持つインフルエンサーがそのファンに対し、世の中に流通していないプレミアムなモノや体験をライブ動画を通じて販売するプラットフォーム。

山田氏のユニークな発想や芸能経験をもとに、より付加価値の高いプレミアムプロダクトや動画コンテンツの提供をめざすという。

トランスコスモスが俳優の山田孝之氏と共同で立ち上げた「me&stars」のティザーサイト

「me&stars」のティザーサイト

「me&stars」の企画第1弾は今年冬頃を予定しており、多彩なスター、インフルエンサーとのタイアップによって、さまざまなプレミアムコンテンツを提供するとしている。また、スターとファンとのリアルな体験も用意するという。

ライブコマースは中国最大手のEC企業である「タオバオ」が2016年5月に開始した新しい販売手法。動画のライブ配信と買い物が連動し、出演者と消費者がコミュニケーションを取りながら買い物を楽しめる点が特徴という。

タオバオが始めた「淘宝直播」のサービスリリース直後、インフルエンサーの女性が生放送で自身の新作ブランドを発表し、2時間で41万人が生放送を視聴。2時間の生放送で2000万元(約3億円)を売り上げたケースもある。

張大奕の運営するECサイトなど

2時間の生放送で約3億円を売った女性インフルエンサーが運営するECサイトなど

ミーアンドスターズの会社概要

  • 本社:東京都渋谷区渋谷3丁目25番18号
  • 役員:代表取締役社長兼CEO佐藤俊介、取締役CIO 山田孝之
  • 設立:2017年9月1日
  • 事業内容:プレミアムECコンテンツプラットフォーム事業など

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

【UPDATE 動画マーケティング】コンテンツはどこで探す?米国ネット広告業界団体の調査から分析

8 years 2ヶ月 ago
オンライン動画やスマートフォンの登場により、ユーザーの情報取得のタイミングや方法が変化し、意志決定に多大な影響を与えています。動画を見る際にどのような情報を参考にしているのでしょうか。テレビ番組の視...

サイバーエージェント子会社、ブランディング動画広告特化「ビデオクリエイティブラボ」設立 アドバイザーは白水生路氏

8 years 2ヶ月 ago
株式会社サイバーエージェント連結子会社の株式会社CyberBullは、ブランディング動画広告に特化したクリエイティブチーム「ビデオクリエイティブラボ」を設立した。急成長する動画広告に対し、ブランディン...

3,000万円の商品も!? 「5歳が値段を決める美術館」が話題に【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

8 years 2ヶ月 ago

「美術館なのに値段があるの?」と思う人もいるかもしれませんが、Webサイトを見ればその理由がすぐにわかります。楽しさしか伝わってこないこのサイトには、ネットショップの原点があります。

作品も値段も売り方も自由。楽しいショップの原点はここ

5歳児が値段を決める美術館 | Blue Puddle
https://five.blue-puddle.com/

折り紙で億越え!?「5歳児が値段を決める美術館」仕掛け人に質問してみた!! | CuRAZY
https://curazy.com/archives/188151

まとめると、

  • 5歳児が値段を決める美術館は、佐藤ねじさんが行っている個人プロジェクト「息子シリーズ」のひとつ
  • 値段を付けているのは作者である息子さん本人。気に入ってる作品は値段が高いらしい。逆に50円とかの作品は「すぐ作れるやつだから安い」
  • 実際にSOLD OUTの作品もちらほら。息子さんは「お礼のお手紙を書かなきゃ!、忙しくなるぞー」と、興奮してる様子

サボン(※最高額商品)が売れたらどうしよう・・というのは、ちょっと僕もドキドキしてます。 今回、稼ぐことを目的には全くおいてないので、 購入された方と、連絡をとって、購入した意図などを伺って、対応を考えようと思います。

自分が作りたいものを作って、ネット上で誰かに買ってもらう。本来ネットショップって、こうした夢がありましたよね。今では、売り方や集め方など、そこから離れた方向に目が行きがちです。ショップの運営に疲れた人は自分がやりたかったことに原点回帰してみてはどうでしょうか? ちなみにサボンの金額は3千万5千円ですw

熟読必須! ノウハウの宝庫

仕入れ型ネットショップの未来はどうなる?楽天EXPO2017講演レポート | ECバカ一代
https://www.commerce-design.net/blog/archives/2223

まとめると、

  • 一度やれば以後の売上に効果が出続けるような仕事を優先する。売上を追うのではなくお客さんを追う
  • 商品に依存せず、お客さんのことをちゃんと考え、先回りした商売は、本質的に「楽しい」はず
  • 「一旦売上を作ってから考える」のではなく、自店舗が何者か、お客さんがどんな人なのかを考えながら進むのが大切

見つけなきゃいけないのはまず「答え」ではなくて、「解くべき問い」なんです。その上で答えを探す。それが見つかって、一旦軸が通れば、判断スピードが上がって、むしろコンセプト無しで戦術を考えるのが怖くなります。

売り方を探すのではなく、売るために必要なことを考える。無限とも思える戦術を探すよりも、得意技ができてしまえばそれで押せるので、自分たちの良さが何かを考えましょう。講演参加者の声を交えて書かれた記事なのでとても分かりやすいです。

これはわかりやすい! ECアプリのポジショニングマップ

【ECアプリのポジショニングマップ】ユーザー数1位は楽天、2位はAmazon | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4646

まとめると、

  • ショッピングアプリのアクティブユーザーの属性データに基づいた、データドリブンなポジショニングマップを作成
  • フリマアプリのメルカリは女性・若年層で突出したポジションを築いている
  • 男性・若年層では、ユーザー数の多い目立ったアプリは出現していない
「ショッピング」カテゴリのアプリのポジショニングマップ(2017年7月/「ショッピング」上位アプリ)

女性をターゲットにしたショッピングサイトは数多く見られますが、一口に女性といっても若年層かミドルエイジ層か、世帯年収が高めの層か低めの層かなど、いくつかの軸でターゲットを明確化し、競合他社と横並びで比較してみて、自社のポジショニングがどのあたりにあるのか、データに基づいた客観的な判断が必要です。

横軸に男女比率、縦軸に年齢、アイコンの大きさでユーザー数を表現したポジショニングマップです。ユーザー数は無理でも縦横軸はわかりますので、自分がいる業界のマップも作ろうと思えば作れます。記事内にあるアプリのポジショニングと特徴を見て、自社でできることを考えましょう。

EC全般

デジタル技術で店内モニターや鏡に「レビュー」「着こなし」など表示、ジーユーの新店 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4659

まさに店員いらずの仕組みです。人手不足解決も近いです。

DMCA悪用はなぜ問題なのか ? ウォンテッドリー社の悪評隠蔽事例 | web>SEO
http://webweb.jp/blog/seo/wantedly-dmca/

気になる検索結果は消せばいい。そんなことが通用するわけがないですよね。

2017年メールマーケティング運用体制データまとめ -みんなどうやってるの? | BENCHMARK
https://blog.benchmarkemail.com/jp/workflow_of_email_marketing/

きっちりスケジュールを立ててやっているのは半分程度。チェックリストまで作成しているのは2割強。

ECの消費者とのやり取りに「ショートメッセージ」が台頭、理由は「情報の届きやすさ」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4665

みんなが使うと届かないものになるかも。今がチャンス。

巨大サイトSUUMOのデータ分析ってどうやってるの?リクルート住まいカンパニーのおふたりに聞いてきた | ECzine
http://eczine.jp/article/detail/4912

データ量が大きいのは言い訳にならない時代です。分析の現場にいる人には読んでほしい記事。

Amazonの「Alexa」とMicrosoftの「Cortana」が統合 年内に会話可能に | ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1708/30/news120.html

オンキヨー、Google Assistant搭載AI対応スマートスピーカを欧米で発売へ | CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35106574/

スマートスピーカーは勢力争いが激しいです。AmazonとGoogleの2強の動きに注目。

【2016年度】通販・EC市場は6.9兆円市場で6.6%増(JADMA調べ) | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4666

「直近10年の平均成長率は6.6%」。みなさんのショップの伸び率は?

今週の名言

成功までの過渡期にいるだけなのに、しびれを切らして、失敗だと言い放っているだけだと考えています。

EC部長が担当者に読んでもらいたいこと~はじめに | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4617

実店舗とネットの境目がどんどんなくなっているまさに過渡期。ここで試行錯誤した量が最終的な結果に表れるはず。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

売上を伸ばしたいなら、まずCVR(転換率)を上げよう! | “本気の”CVRアップ実践講座

8 years 2ヶ月 ago

どうすれば売上は伸びるのでしょうか。購入数を増やす、客単価を上げる、購入回数を増やす、それぞれにさまざまな手法がありますが、この連載では「CVR」に着目します。第1回は、なぜCVRを重視するのか解説します。 キャラクターデザイン◎材井千鶴 イラスト◎宮川綾子

「集客」「転換率」「客単価」どれに集中すれば良い?

突然ですが、こちらの計算式はご存じですか?

売上 = 集客 × 転換率 × 客単価

商売の基本となる、売上の方程式です。

この方程式で考えると、「集客」「転換率」「客単価」のどれかが伸びれば売上が伸びることがわかりますよね。

ECサイトの運営支援を行うなかで、よくあるご依頼が「とにかく売上を伸ばしたい!」ということ。

よくお話を伺ってみると、いろんな施策に手を付けるものの成果が出ず、最終的には社内が疲弊してしまうケースが少なくありません。リソースは限られていますから、売上を伸ばすという結果を出すためには、選択と集中が必要になります。

では、この「集客」「転換率」「客単価」のうち、どれにリソースや時間を集中させれば売上が伸びるのか。答えは「転換率」です。

念のために説明すると、「転換率」とは「ECサイトへの集客数に対して、商品が購入される確率」を表します。100人が来店し、1人が商品を購入した場合は、「転換率1%」になります。

この「転換率」という言葉は、通販サイトでは一般的に「CVR(コンバージョンレート)」と呼ばれているので、今後はCVRという言葉に統一します。

「集客」と「客単価」を上げるのはとても大変

「集客10,000人 × CVR2% × 客単価5,000円」で、月商100万円のある店舗が、「月商を2倍の200万円にしたい」と考えた場合で考えます。

「集客」を上げるとすると、10,000人の来店者数を20,000人にする必要があります。主な手段は広告出稿やセールです。当然費用がかかりますし、購入意欲のないライトなユーザーも集客してしまう可能性があり、CVRが下がる恐れがあります。

「客単価」を上げるとすると、5,000円の購入価格を10,000円にする必要があり、商品の単価を上げたり、まとめ買いを促したりする必要がありますが、実際は難しいでしょう。

ある通販店舗の売り上げを見てみよう! 売上の方程式は「集客10,000人 × CVR2% × 客単価5,000円

その点、CVRを上げるなら2%を4%に、100人の来訪で2人だった購入者を4人にすればOKなのです

こう見てみると、CVRの改善が売上アップの近道に見えてきませんか? CVRを上げるのは簡単ではありませんが、CVRを上げる鉄則はすでに存在し、実績が出ているのも事実です。

今回から数回にわたり、“CVRを上げるために本気で考える講座”を行います。学生時代、数学の方程式を解くために必死で考えたように、ECサイトの売上を伸ばすために、CVRアップの方法を本気で考えましょう

今回は今後のアジェンダとして、そのヒントをいくつかご紹介します。

買い手であるユーザーのことを本気で知りましょう

ユーザーを本気で知る?

よくあるのが、ECサイトを運営する担当者が考えるユーザー像と、実際のユーザーの年齢や性別、置かれている環境などの属性が違うケース。

ユーザーから届く意見などから、ぼんやりとしたユーザー像を描いている方も多いと思います。ですが、掘り下げていくとかなりのギャップがあるケースが本当に多いでのす。

実際の買い手とは異なる、担当者が考えるユーザー像に対して施策を打ち続ける。……当然、結果は出ませんよね。

CVRを上げるための最初のステップは、買い手であるユーザーのことを本気で知ることです。

ユーザーの需要に合致する商品を本気で提案しましょう

ユーザーの需要に合致する商品を本気で提案?

買い手であるユーザー像が見えてきたら、「今運営しているECサイトで特に買ってもらいたいと思っている商品は、そのユーザーに響く商品になっているだろうか?」ということを考えます

商品のコピーや商品画像、ランディングページで表現されている内容や商品情報、文字サイズ、競合と比較した時の価格……それぞれがユーザーの需要と合致しているでしょうか?

買っていただくためには、ユーザーに「欲しい」という感情を持ってもらい、ECサイトを通して、その背中を押す必要があります。

CVRを上げるために、ユーザーに欲しいと思ってもらえる環境や情報を提供する必要があります。

本気でお買い物環境を整えてストレスなく購入できるようにしましょう

お買い物環境を整える?

ユーザーが「欲しい」という気持ちになれば、あとは購入するのみ! ……なのですが、最後に大きなハードルがあります。それは、会員登録やユーザーの情報を入力する「エントリーフォーム」。

買い物カゴに商品を入れ、決済ボタンを押したものの、購入完了までのステップで「項目が多くて面倒くさい」「どこに何を入れたら良いかわからない」「きちんと情報を入れたはずなのに、エラーが出て次に進まない」といった理由で多くのユーザーが離脱してしまいます。その率はなんと50%以上!

せっかく買いたいと思っていただいたのに、エントリーフォームが最適化されていないことで、半数以上が買い物の途中でサイトを離脱してしまっているのです。

買い手であるユーザー像を前提としたときに、ストレスなく購入できるフローになっているのかどうか、本気で考える必要があります。

次回購入時は、指名買いをしてもらえるよう、本気でユーザーの満足度を上げましょう

指名買いをしてもらう? TEAS3R?

店舗の特性にもよりますが、売上構成として望ましいのは半分以上がリピーターのユーザーで構成されていること。そのためには、初回購入客を次回の購入につなげる必要があります

そこで活躍するのがエフカフェ流リピートメソッド「TEAS3R」。

Try(試す)→Expect(期待する)→Amaze(驚く)→Satisfied(満足する)→Review(レビューする)→Remind(思い出す)→Repeat(リピートする)

という流れを作るために、どのタイミングでどんな施策を行えばユーザーの満足度が上がり、次回の指名買いへとつながるのか。ユーザーをファンに育成していく方法を本気で考えます。

◇◇◇

ということで、今回はここまで。CVRを上げるといっても、小手先のことを言ってもなかなか結果にはつながりません。

「ユーザーのお買い物に関するすべての体験を最適化すること」。それが、今、バズワードにもなっている「CX=カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)」であり、CXの最適化はCVRのアップにもつながっていきます

さぁ、まだ始まったばかり。「売上をアップさせたい」。そんなあなたに、CVRに徹底集中する「CVRを上げるために本気で考える講座」、スタートです。ぜひ次回からもご覧ください。

fcafe eCommerce Navigator

株式会社エフカフェ

EC運用支援サービスのパイオニアとして、日本および中国でeコマースサイトの運営代行、コンサルティングサービスを13年以上展開。
メーカーや大手小売りを中心に、サイト運用に必要なサービス、売上向上に向けたトータルな施策提案をワンストップで提供しています。

現在はペルソナ設計、ユーザーテスト、売上/アクセス分析など定量・定性データ分析部門を強化。そこから導き出される、サイトの課題とターゲットの明確化により、中長期にわたる顧客育成と売上向上を目指すサービスを提供。

「お買い物」を「科学」することで、再現性を持った「売る」技術を蓄積しており、現在日本、中国においてパートナー様にサービスを提供しています。
この「売る」という力、ノウハウは今後ASEANを始め、世界中にサービス提供していきたいと考えています。

株式会社エフカフェ

ドモホルンリンクルの再春館製薬所、コールセンターの受託事業を本格スタート

8 years 2ヶ月 ago

化粧品通販大手の再春館製薬所は9月1日、コールセンターの受託業務を開始すると発表した。法人向けの受託事業を行うのは初めて。

通販で累計900万人以上の顧客を獲得してきた経験とノウハウを、他社の電話対応業務を請け負うといったコールセンターの受託事業に生かす。

受託事業のコンタクトセンターの人員体制は、コミュニケーター22人とスーパーバイザー4人。クライアントのビジネススタイルに応じて、サービスをカスタマイズして提供するという。

コールセンターの場所は福岡県・博多天神。人材確保などでメリットがあることから、福岡をサービス拠点に選んだ。2年後をめどにコミュニケーター100人体制をめざす。

コールセンターの受託事業は、グループ会社のヒューマンリレーションが担う。ヒューマンリレーションは2016年10月に設立され、これまで再春館製薬所のコールセンターで働くコミュニケーターの育成などを行ってきた。

再春館製薬所のコールセンター受託事業は、グループ会社のヒューマンリレーションが担う

ヒューマンリレーションのオフィスの様子

再春館製薬所は1982年にダイレクトテレマーケティングシステムを導入。コールセンターでは注文を受けるだけでなく、コミュニケーターが顧客の気持ちを汲んで親身にアドバイスを行うなど、電話対応における独自のノウハウを培ってきたという。

本社のコールセンターは500回線を有し、1日約7000件の顧客対応を行っている。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

コミュニケーション領域に特化したAI研究所を設立、トランスコスモス

8 years 2ヶ月 ago

コールセンター大手のトランスコスモスは9月1日、企業と消費者のコミュニケーション領域において、人工知能(AI)や機械学習の活用方法を研究する独自の研究所を設立した。

大学や外部の研究機関などと連携し、AIの研究に携わる人材の育成に取り組むほか、音声認識や自然言語処理などの技術を活用し、デジタルコミュニケーション分野で新たなサービスの提供をめざす。

研究所の名称は「Communication Science Lab(コミュニケーションサイエンスラボ)」。トランスコスモス・上席常務執行役員の緒方賢太郎氏が所長に就任。ニューヨーク大学の関根聡研究准教授が技術顧問を務めている。

AIや機械学習に関わるトランスコスモス社員を中心に約10人で研究を開始。今後、研究内容のテーマにあわせて人員を拡充する。

研究所の具体的な活動内容は次の5つ。

  1. デジタル化やオムニチャネル化が進む消費者と企業の間のコミュニケーションの実態調査と課題整理
  2. 音声やテキストを中心とした非構造データの認識技術の現場実装に伴う課題解決やアノテーション手法の開発
  3. 機械学習や自然言語処理によるVOC(顧客の声)の話題分類や文脈解析に関するアルゴリズム開発
  4. AI・ロボティクスなどの先端技術によるコミュニケーションの自動化の実証実験とコーパス・ルールベースの整備
  5. 以上の活動を推進するために必要な、人材育成や啓発活動

AIや情報処理技術の急速な進化に伴い、スマホや音声デバイスを使った新たなコミュニケーション手段が登場し、コールセンターや店頭などでの労働生産性の向上が期待されている。

「デジタル時代の消費者と企業のコミュニケーションのあるべき姿」に関するAI研究を国内で主導するため、独自に研究所を設立した。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

フェイスブック、意図しないクリックを削減へ

8 years 3ヶ月 ago
フェイスブックが「Audience Network」の品質向上のため、意図しないクリックについてのポリシーの明確化。「Audience Network」の広告をクリックして、リンク先ページの訪問時間が2秒に満たない場合、クリックとしてカウントしない。クリック率が高過ぎる異常を検知したら自動的に配置を停止し、利用者と広告主を保護する。
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意図しないクリックを削減
https://www.facebook.com/audiencenetwork/news-and-insights/reducing-unintentional-clicks
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noreply@blogger.com (Kenji)

ストッキングの福助が中国でEC開始、アリババグループの「Tmall」に出店

8 years 3ヶ月 ago

靴下やストッキングなどの製造販売を手がける福助は9月1日、アリババグループが運営する中国大手BtoCのECサイト「Tmall(天猫)」に出店した。基幹ブランドの「満足」「Daily満足」などを販売する。

新たに開設したサイト名は「天猫Tmall 福助官方旗艦店」。中国法人の福助(上海)商貿有限公司が店舗運営を行う。

これまで中国では、主にリアル店舗向けの卸事業を行ってきたが、アパレルECの利用者が急速に増えていることを受け、ECへの参入を決めた。

「天猫Tmall 福助官方旗艦店」ではストッキングやタイツ、レディスソックス、レギンスなど43品目を販売する。一部商品は10月に販売を開始する予定。

福助(上海)商貿有限公司は2011年2月の設立。中国で繊維製品などの卸売や輸出入を手がけている。

福助が中国内でEC、アリババグループのTmall(天猫)に「天猫Tmall 福助官方旗艦店」を開設

福助が開設した「天猫Tmall 福助官方旗艦店」

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

アパレルECで試着サービスを1円で提供、マガシークが開始

8 years 3ヶ月 ago

アパレル通販サイト「MAGASEEK」を運営するマガシークは9月1日、試着後の商品を1円で返品できる新たなサービスを数量限定で開始した。商品と一緒に同サービスを1円で購入すると、商品到着後9日以内であれば試着後に返品できる。

手軽に試着できるようにすることで、ECサイトにおけるファッションアイテムの購入ハードルを下げる。

サービス名は「おためし(試着)サービス」。サービスが適用されるのは返品対象商品のみ。セール品や水着、下着、ピアスなどの一部商品は返品不可。

返品する際は、商品に同梱された着払い伝票を使い、箱や付属品、ビニール袋なども一緒に返送する。

「おためし(試着)サービス」を1円で購入した顧客が商品を返品しなかった場合でも、マガシークは1円を返金しない。

マガシークが始めた「おためし(試着)サービス」

「おためし(試着)サービス」のスキーム

マガシークによると、ECサイトの利用者から「素材やサイズを確かめてから買えたらいいのに」「自分に本当に似合うか不安で買うのに躊躇してしまう」といった意見が寄せられていたという。

こうした顧客の悩みを解消するため、「おためし(試着)サービス」を数量限定で商品化した。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ECユーザーの冬支度は9月から? 夏の終わり~秋口に増える買い物系検索ワードまとめ | ヤフーの検索ニーズから学ぶ「トレンド研究所」

8 years 3ヶ月 ago

ネット通販では、季節に対応したキーワードをしっかりと押さえつつ、仕入れや商品開発といったMDを進めていくことも重要な担当者の業務の1つ。8月後半から9月にかけて、検索では秋や冬物商材、運動会などのイベント、スタッドレスタイヤやクリスマスツリーといったキーワードの検索が増えていきます。9月に把握しておきたい検索キーワードのトレンドなどを解説していきます。

残暑から検索数が上昇するEC用定番キーワード6選

毎年8月から検索数が増える定番のファッション、グルメのキーワードを紹介しましょう。気候の変化による定番キーワードの上昇、旬を迎える「梨」や「ブドウ」といった果物の検索数が増えていきます。

「ジャケット」

「ライダーズジャケット」「レザージャケット」「デニムジャケット」などの定番モノは2017年も強いでしょう。レディースに負けないくらいメンズアイテムも検索され始めています

定番色「カーキ」「グレー」「ベージュ」「ネイビー」といったスタイリングの組み合わせを意識した探され方も多いのが特徴です。

「コート」

ジャケットよりも少し時期が遅れて、検索数が上昇するアイテムです。種類も豊富なコート類では「モッズコート」「ダッフルコート」「トレンチコート」など種類別のキーワードで検索される傾向があります。

ジャケットと比べて「ブランド」「ママ」「メンズ」などの「組み合わせ検索」が強いのも特徴。

「ブーツ」

8月中旬からショートブーツの検索数が、一気に上昇します。ショートブーツと同じ時期に上昇するキーワードが「サイドゴアブーツ」「ショートブーツ」「ムートンブーツ」など。

ブーツで注目したいのが「レインブーツ」です。「レインコート」などと一緒に検索される傾向があり、台風が多い初秋に備える方が多いと考えられます。

「梨」

「20世紀」「かおり」「新甘泉」「荒尾」「あきづき」など、ブランド名付きでの検索が目立ちます。お目当ての果物を直接購入できるのも、オンラインストアの強みですね。

「ブドウ」

「シャインマスカット」「ピオーネ」は毎年数多く検索されるキーワード。贈答用だけでなく、家庭で消費するユーザーが増えているためか、「食べ方」「カロリー」についての「組み合わせ検索」も多いのが特徴です。

「ポポー」

9月~10月が旬のトロピカルフルーツが2017年のトレンド商材。地元のお店ではなかなか扱っていない珍しい果物を購入しようと、ネット検索する消費者が増えているようです。

ブドウ
「食べ方」「カロリー」といった個人消費のためのキーワード対策が重要です

秋口のイベント「七五三」「運動会」

秋口は子供が主役のイベントが数多く開かれるのが特徴ですよね。イベント関連のキーワードは必ずチェックしていきましょう。

「七五三」

夏から秋に差し掛かると、「七五三」関連商品の検索数が増加します。

特に3歳児の初めての七五三に対する需要は高そう。「着物」「髪飾り」「スーツ」などのフォーマル衣装に加え、撮影やお祝い関連グッズなども合わせて検索される傾向があります。

「運動会」

運動会シーズンに合わせて子供用スニーカーの定番「瞬足」「お弁当」などのキーワードが上昇します。

いつの時代も「子供に1番になってほしい」「おいしいお弁当を食べてもらいたい」といった親心は変わらないものですね。

お弁当
お弁当関連を扱う事業者は、「運動会 + お弁当 + ●●●」といった複合語対策を忘れずに

秋口から検索数が上昇する冬のキーワード

「スタッドレスタイヤ」

スタッドレスタイヤの買い時は、降雪シーズン前の11月頃と言われています。しかし、実はそれ以前の9月からユーザーの検索行動は始まっているのです。

9月から急に検索数が増える傾向にあり、シーズンが近づくにつれて検索対象は「性能比較」から「価格」に関心が移り変わるようです。

「9月から十分に比較検討を始め、安い時期に購入しシーズンに備える」といった計画性のあるユーザー行動が推測できます。

「こたつ、石油ストーブ」

8月~9月に実店舗でこたつや石油ストーブを見ることはなかなかないのではないでしょうか。しかし、ネット上では探し始めているユーザが実在します。

実店舗において、シーズン外アイテムの商品設置場所を確保するのは、売り場面積の観点から難しいのが実際のところ。オンラインストアを展開している企業は、こうした実店舗の課題を捉えつつ、ネット上でユーザーを囲いにいくケースがあるようです。

「クリスマスツリー」

11月に入ると、次第にクリスマスモードに突入していきますよね。傾向としては、この時期からクリスマスツリーを検索するユーザーは、手作り志向の人が多いようです。

シーズンが近づくと、「手作り」から「メーカー」「ショップ名」と検索キーワードが変化していきます。

「手帳」

10月の買い替え時期に合わせて、購入を検討するユーザーが9月にかけて増加します。「シリーズ名」「2018」などのキーワードと一緒に検索されることが予想されます。

私も紙の手帳を使っていますが、やはり毎年同じシリーズを買っています。2016年、特定の手帳を買ったユーザーを把握できれば、この時期に合わせたレコメンド施策を採用することをお勧めします。

クリスマスツリー
9月からクリスマスツリーを検索するユーザーは、手作り志向の人が多いようです。DIY関連商材や雑貨関連を扱う事業者はニーズを捉えることができる時期ですね

まとめ

秋から冬に関連する商品の検索数は、9月からじわじわと上昇します。もちろんメインシーズンはまだ先ですが、9月からすでに冬支度をするユーザーがいるという事実は把握しておきましょう。

ネット上で早めに商品を検索するユーザーがいるという季節需要に対して、オンラインストアならではの対応ができるといいですね。

まだまだ暑い日が続いていますが季節は秋に突入します。あっという間に冬が来るのでしょう……。

舩水 達哉

Yahoo! JAPAN

舩水 達哉

2008年にヤフー入社。
主にアクセス解析ツールの普及やサービスのABテスト環境構築支援に従事。

最近では検索データを社内外で活用できる仕組み作りのため日々邁進中。よく利用するサービスは「ヤフオク!」と「Yahoo!ブックストア」。

最近の趣味は子どもと遊ぶこととお昼代を浮かすこと。

舩水 達哉

来日したGoogleゲイリーに何でも聞いてみた――プロジェクトOWL、検索アナリティクス、PWA etc. #inhouseseo

8 years 3ヶ月 ago

ISM Spin-off #2 の AMA セッションで繰り広げられた Q & A についてレポートする。プロジェクト OWL や検索アナリティクス、PWAなどさまざまなトピックについて、来日していた Google の ゲイリーが答えてくれた。

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