キヤノンITSが「セキュリティ対策診断サービス簡易診断」、世界標準「NIST基準」で評価

キヤノンマーケティングジャパングループでシステムインテグレーターのキヤノンITソリューションズ(キヤノンITS)は、「セキュリティ対策診断サービス簡易診断」の提供を始めると6月5日に発表した。サイバーセキュリティリスクに対応する最新フレームワークで世界標準の「NIST Cybersecurity Framework 2.0」に基づき、リスクを「識別・防御・検知・対応・復旧」の5つに「統治」を加えた6段階で体系的に診断・評価する。

ITインフラサービス「SOLTAGE」の新たなセキュリティラインアップとして提供し、専門組織「サイバーセキュリティラボ」の専任エンジニアがヒアリングから報告書の説明まで一貫して実施する。30以上のヒアリング項目からセキュリティ対策状況を可視化して課題を抽出。報告会を開催して、課題に対する優先順位をつけてわかりやすく解説するとともに、各リスクに対する最善のセキュリティ対策を提案する。

サーバーやネットワークへのサイバー攻撃が年々増加する中で、多くの企業はセキュリティリスクがどこにあるか、何から対策すべきかの判断に苦慮している。価格は25万円(税別、診断と報告会1回の金額)。初期費用は不要。各種診断ツールを活用したより高精度な診断メニューの追加も計画する。6月12日開催のオンラインフォーラム「共想共創フォーラム2025」で新サービスを含むクラウドセキュリティについて講演する。