飲み会は断ってOK? エレベーターのボタンは誰が押す? 令和の職場の“新常識”とは【SHIBUYA109 lab.調べ】

Z世代と上司世代、職場の“当たり前”が全然違う? 令和の仕事観ギャップが浮き彫りに。

SHIBUYA109エンタテイメントが運営する「SHIBUYA109 lab.」は、金沢大学の金間研究室と共同で、「Z世代と上司世代の仕事観ギャップ」に関する調査を実施した。20代の会社員457名と40代以上の会社員480名を対象に調べている。

若手は「得意・不得意に合わせた仕事をしたい」が多数派

仕事の進め方 その1

まず、仕事の進め方について聞くと、若手世代では「得意・不得意に合わせた仕事をしたい」が65.4%となった一方で、上司世代では「得意・不得意に合わせた仕事を頼んでいる」は45.0%となり、「得意・不得意に関わらず多様な仕事を任せている」の方が多かった。

また、「マニュアルが欲しいかどうか」では、若手では「マニュアルを見ながらやりたい」、上司では「自分でやり方を考えてほしい」が優勢だった。

仕事の進め方 その2

理想のフィードバック手段としては、若手世代では62.8%が「対面・口頭でフィードバックされたい」と回答。上司世代では76.1%が「対面でフィードバックしている」と答えており、テキストでのフィードバックは少数派のようだった。

また、ものごとがうまくいかないときは、若手では半数弱が「上司のアクション待ち」だったが、上司では64.2%が「自分から行動してほしい」と答えた。

競争心はない? 目立ちたくない? 集団の一部でいたいZ世代

成長意識

成長意識について、「失敗は必要だと思うか」を聞くと、若手では56.7%、上司では68.9%が「必要だと思う」と回答した。

また、若手では58.6%が「周りの人にできることを自分も身につけたい」と回答した一方で、上司では51.6%が「自分ならではの武器をもつべき」と答えており、ギャップが見られた。先輩や同僚に対する競争心については、若手では60.8%が「持っていない」と回答した。

コミュニケーション

若手世代に理想のフィードバックを聞くと、「こまめにしてほしい」が54.7%、「まとめてしてほしい」が45.3%となった。上司としては、「こまめにフィードバックしている」が66.7%で多数派だった。

また、「どうやって褒められたいか」という質問では、若手の62.2%が「個別に褒められたい」と回答した一方で、上司では「個別に褒める」「人前で褒める」が半々となった。

若手世代の働く価値観

若手世代の仕事に対する価値観を見ると「集団の一人として見られたく、目立ったり一人で注目されることは避けたい」が28.4%で最も多く、「出世よりもライフスタイル優先で成長にも興味がない」が26.9%、「必要最低限のコミュニケーションしか取りたくない」が24.1%と続いた。

上司世代の8割以上が「飲み会は自由参加」「誘いは断ってOK」

ビジネスマナー

最後に、ビジネスマナーについて聞くと、「上司や先輩が残っていても気にせず定時退社してよい」「エレベーターのボタンは近くにいる人がすればいい」「年賀状・暑中お見舞いは任意でOK」などが上司世代の多数派となっており、若手世代よりも賛同している傾向が見られた。

飲みニケーション

また、会社の飲み会に関しても、「先輩・上司からの誘いは断っても大丈夫」「自由参加でよい」と考えている上司が圧倒的に多く、若手を尊重する・時代の変化を考慮する傾向が見られた。

調査概要

WEB調査
  • 【調査期間】2025年4月
  • 【調査パネル】外部調査会社のアンケートパネルを使用(SHIBUYA109 lab.調べ GMOリサーチ プラットフォーム利用の調査)
  • 【調査対象】居住地:全国47都道府県 性別:男女
  • 【若手世代】年齢:20~29歳 対象:会社員、公務員、その他団体職員 回答者数:457名(男性216名/女性241名)
  • 【上司世代】年齢:40~65歳  対象:会社員、公務員、経営者・役員、その他団体職員 回答者数:480名(男性242名/女性238名)
SHIBUYA109 lab.による定性調査
  • 【調査概要】インタビュー、その他過去定性調査をもとに考察
  • 【対象者条件】若手世代(23~24歳) 女性4名 会社員、上司世代(35~45歳) 男性2名・女性3名 会社員(管理職)、合計9名
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