SEOの常識が変わる? AI Overviews登場後「自然検索流入が減少」が約6割【キーワードマーケティング調べ】
キーワードマーケティングが運営するメディア「キーマケLab(キーマケラボ)」は、AI Overviews※が従来の自然検索流入や検索広告に及ぼしていると思われる影響に関する調査を実施した。日本在住で自社のWeb広告の運用およびSEOに携わっているマーケティング担当者325名が回答している。
AI Overviewsの影響大? 61.9%が「自然検索流入が減少」

まず、2025年3月以降、AI Overviewsの影響で、自社のウェブサイトへの自然検索からの流入に変化があったかを聞くと、「減少した」は61.9%、「増加した」は15.1%となった。

AI Overviewsの影響により、自社でSEO施策に割いていたリソースを見直す動きがあったかを聞くと、「既にリソース配分を変更した」は33.2%、「見直しを始めている」は57.8%にのぼった。

「既にリソース配分を変更した」と回答した人に対し、具体的にどのような変更や取り組みを実施したかを聞くと、「FAQや構造化データ(FAQPage、HowToなど)の追加・最適化」が57.4%で最も多く、「自社独自のデータ・一次情報を活用したコンテンツ作成」が46.3%、「見出しやページ構成などの情報設計の見直し」が42.6%と続いた。
検索広告は「表示回数やクリック数が減少した」が多数派

直近で開始しているAI Overviews内への広告挿入について、どの程度関心があるかを聞くと、非常に高い関心がある・やや関心があるの合計は93.2%にのぼった。

また、自社で現在配信している検索広告について、AI Overviewsの影響を受けていると感じるかという質問では、72.0%が「影響を受けている」と回答した。

影響が受けていると回答した人に対し、具体的にどんな影響があったかを聞くと、「特定語句における広告の表示回数、クリック数の減少」が66.7%で最も多かった。
調査概要
- 【調査期間】2025年5月13日〜2025年5月14日
- 【調査対象】325名(日本在住で自社のWeb広告の運用およびSEOに携わっているマーケティング担当者)
- 【調査方法】インターネット調査
- 【調査機関】IDEATECH
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