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LINEヤフーのeコマース取扱高は4.2兆円で8.2%増、ショッピングは1.8兆円で6.6%増

3ヶ月 ago
LINEヤフーのeコマース取扱高は4.2兆円で8.2%増、ショッピングは1.8兆円で6.6%増
LINEヤフーの2026年3月期は、eコマース取扱高が前期比8.2%増の4兆2612億円となり、リユース事業やトラベル事業が成長をけん引した。ショッピング領域では「Yahoo!ショッピング」の課金モデル転換を進め、リユース領域ではAI活用を通じた機能強化を進めている。
furukawa2026年5月12日

LINEヤフーの2026年3月期連結業績におけるeコマース取扱高は、前期比8.2%増の4兆2612億円だった。リユース事業とトラベル事業が成長をけん引したほか、「Yahoo!ショッピング」ではふるさと納税需要の取り込みと大型販促が好調で取扱高が拡大した。

LINEヤフーのeコマース取扱高は4.2兆円で8.2%増、ショッピングは1.8兆円で6.6%増
eコマース取扱高は前期比8.2%増の4兆2612億円となった(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

このうち、国内物販系取扱高は同6.3%増の3兆3161億円だった。内訳を見ると、「Yahoo!ショッピング」「LINEギフト」「ZOZOTOWN」「LOHACO」などによるショッピング取扱高は同6.6%増の1兆8660億円。「Yahoo!オークション」「Yahoo!フリマ」「ZOZOUSED」などによるリユース事業の取扱高は同14.0%増の1兆1199億円。一方、アスクルBtoB事業の取扱高は同14.8%減の3301億円。トラベル・飲食分野の取扱高は同11.2%増の5643億円、「LINE SHOPPING」(台湾・タイ)や「ZOZOFIT」などによる海外EC取扱高は同22.5%増の3807億円だった。

2026年3月期の連結業績は、売上収益が前期比6.2%増の2兆363億6600万円、営業利益が同8.3%増の3413億2200万円、当期純利益が同39.9%増の2830億9000万円。コマース事業の売上収益は同1.1%増の8576億円だった。

コマース事業では、2025年10月にアスクルで発生したランサムウェア攻撃によるシステム障害の影響があったものの、BEENOSやLINE MAN CORPORATION PTE. LTD.の連結子会社化に加え、ZOZOグループやショッピング事業の成長が増収に寄与した。

「Yahoo!ショッピング」は「売上ロイヤリティモデル」へ転換

LINEヤフーは、ショッピング事業とリユース事業の双方で、課金モデルの見直しやプロダクト改善を進めながら、AI活用を強化している。

LINEヤフーのeコマース取扱高は4.2兆円で8.2%増、ショッピングは1.8兆円で6.6%増
「Yahoo!ショッピング」は「売上ロイヤリティモデル」へ転換(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

「Yahoo!ショッピング」では、2026年9月に料金プランを改定し、従来の広告モデルから売上ロイヤリティモデルへ転換する。新料金体系は、月額システム利用料1万円、売上ロイヤリティ2.5%、さらに「LINEショッピング」アプリ経由の手数料2〜4%で構成する。LINEヤフーは、プラン改定による収益性改善に加え、将来的にはAI経由手数料の導入も予定している。

リユース領域では、プロダクト改善を通じてAIマネタイズの強化を進めている。「Yahoo!オークション」では、良質な商品の拡充やLINE通知との連携を推進。「Yahoo!フリマ」では、エンタメ領域のマーケティング強化やWeb出品対応を進めている。

AI活用の具体例として、「Yahoo!オークション」でAIが商品説明文や取引メッセージを解析し、詐欺の可能性を検知する機能を導入。Yahoo!フリマでは、出品写真をもとにAIが相場価格を提案する機能などを展開している。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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furukawa

レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」導入サイトのレビュー、Q&Aの投稿数が1700万件を突破

3ヶ月 ago
レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」導入サイトのレビュー、Q&Aの投稿数が1700万件を突破
エージェンティックコマースへの注目が高まるなかで、購入者によるクチコミ、Q&AといったUGCを活用し、ユーザーの関心や利用シーンに応じて提案することの重要性が高まっている
fujita-h2026年5月12日

ZETAは、レビュー・口コミ・Q&Aエンジン「ZETA VOICE」導入サイトにおけるレビューおよびQ&Aの投稿数が、2026年4月時点で1700万件を突破したと発表した。

エージェンティックコマース時代にUGCの重要性が高まる

ZETA VOICE レビューとQ&A件数が1700万件を突破

生成AIやAIエージェントの拡大に伴い、ユーザーがAIとの対話を通じて商品を探索・比較し、購買する「エージェンティックコマース」への注目が高まっている。こうした環境下では、商品スペックや在庫情報だけでなく、購入者によるクチコミやQ&AといったUGC(User Generated Content)を活用し、ユーザーの関心や利用シーンに応じて提案することが重要となる。

「ZETA VOICE」におけるレビューおよびQ&Aの投稿数は、2026年2月に1600万件を突破して以降も着実に増加し、2026年4月時点で累計1700万件を突破した。

レビューやQ&Aの投稿数が拡大している背景には、ユーザーが購入前後の体験や疑問を共有する機会が増えていることに加え、ECサイト上での購買判断において「利用者の声」の重要性が高まっていることがあげられる。さらに、クチコミやQ&Aは商品詳細ページで参照される情報にとどまらず、生成AIによる商品提案や検索、レコメンドなどの精度や納得感を高めるデータとしての活用も広がっていることがあげられるとZETAは説明する。

「ZETA VOICE」とは

サイト内にレビューコンテンツを実装できるサービス。ユーザーのレビューを複数の評価軸で収集し、さまざまなUIで表示する仕組みを簡単に導入することができる。

ZETA VOICE 基本機能
「ZETA VOICE」の基本機能(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)

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藤田遥

ネッ担編集部

保険系SE→ECサイト運営を経て、編集未経験でインプレスに入社し、ネットショップ担当者フォーラム編集者に。趣味は音楽を聴く、ゲーム、ショッピング。ライブと買い物に行くとき以外は基本的にインドア派。カレーとコーラが好き。

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藤田遥

「チャンスがない」のではない! 「気づいて、拾いにいけるか」が成功の分かれ道【ネッ担まとめ】

3ヶ月 ago
「チャンスがない」のではない! 「気づいて、拾いにいけるか」が成功の分かれ道【ネッ担まとめ】fujita-h2026年5月12日新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

「あの人は運が良かった」。上手くいっている人を見ると、ついそう思ってしまうことがあります。ただ実際には、チャンスは突然空から降ってくるものではありません。「気づいて、拾いにいけるか」が大きな分かれ道です。今回の「ネッ担まとめ」では、天津木村さんの岩手移住の話を通じて、チャンスを拾い上げるための「覚悟」を考えます。

わざわざ岩手に移住した理由

「吟じます」でブレイクから18年…《天津木村(49歳)》の現在 「月収3桁万円→数万円」のどん底味わい、岩手移住で大復活 | 東洋経済ONLINE
https://toyokeizai.net/articles/-/942059

生放送のMCがどれだけすごい仕事か、それを僕に任せてくれた人の覚悟に対して、週末に岩手に行って東京に戻ってくる仕事でいいのか。岩手の人たちに愛してもらえるのか。同じ空気を吸って、同じものを食べて生活して、ようやく愛してもらえるんじゃないかって、言われました。

それまで僕は、チャンスが転がってくるのを待つタイプだったのですが、チャンスは身の回りにたくさん転がっていて、それに気づいて自分から拾い上げることができるかが勝負だと、教えられました。

そのときに、自分にとってのそれは、岩手に移住して、そこでスターになるためにがんばることだと気づいたんです。

「チャンスを待つ」のではなく「自ら拾いにいく」。この記事を読んで、感動してしまいました。天津木村さんの中でさまざまな葛藤があったのだろうな、と。

場所を変え、空気を変え、「岩手の皆さんに本当に受け入れてもらうには、どうすればいいか?」を考えた。その結果としての移住。表面的な活動ではなく、同じ空気を吸うところまで踏み込んだからこそ、岩手でも応援される存在になっていったんでしょうね。

そこをしっかり覚悟できた「人間性」も根本にある気がします。

ーー東京や大阪で活躍していた身としては、岩手移住に“都落ち”のような意識もあったのではないでしょうか。

そうですね。荷物をすべて車に乗せて、東京から盛岡に入るときには、少し泣いてしまいました(笑)。千鳥など活躍している同期や、東京でがんばっている後輩とか、いろいろなことが頭を巡りました。

でも、そのときに、そういう思いはそこですべて捨てようと思いました。誰に何を言われても関係ない。自分が選んだ道をがむしゃらに進むしかない。そんな切り替えができました。

環境を変えるって、怖いですよね。特に天津木村さんのように、東京そして全国で一度「成功の基準」を持ってしまった人ほど、そこから外れる決断は苦しい。

しかし、その過去の価値観を捨てられるかどうかで、次のステージに行けるかが決まるのかもしれません。

「誰にどう見られるか」ではなく、「自分はどう生きたいか」。

今回はビジネスの話でもECの話でもありませんが、生き方として大切な話としてピックアップしました。

要チェック記事

AIは速度を前払いし、失敗を後払いにする | note | Kosuke Kuzuoka
https://note.com/kkosukeee/n/n99258fe1da3c

そうなんですよね。AIは人間の根本的な「理解」を阻むツールにもなってしまっている。本来、経験を積み重ねないと「理解」はできないんですよね。

太秦映画村が生まれ変わった なぜ、R-18の“拷問部屋”までつくったのか | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2604/21/news017.html

「イマーシブ・フォート東京」も近しいコンセプトの施設だったんですけれどね。こちらの映画村はどうか。とりあえず私はめちゃくちゃ興味あります!

「聖地巡礼に来ました」 なぜ、セブン‐イレブン津田沼店に全国から日本酒好きが集まるのか | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2604/20/news040.html

いやいや、こんなラインアップが充実したコンビニがあったらビビるでしょ! 画一サービスを脱却して「元○○屋さん」のカラーを出す時代がきたのかも。

相手に響かない「AI資料作成」の罠。プレゼンのプロが教えるAIに代替できない3つの営業力 | AdverTimes.
https://www.advertimes.com/20260422/article541722/

「ああAIで作ったのね」になっていますよね(笑)。 大切なのは伝える相手に「響く」かどうか。ログインが必要な記事ですが、ぜひ読んでみてください。

値上げの波と、これからの「値段」の話 | note | 木村祥一郎 / 木村石鹸
https://note.com/yudemen/n/na9f09d89f328

昨年2月に、木村石鹸の木村社長の講演を聴く機会がありました。理論と感性が両立したお話で面白かったです。こういう人が市場をどう見ているか。

魔法の施策は存在しない。泥臭いPDCAでCVを2倍にした広告運用の振り返り|note pro公式 | ANAGRAMS
https://anagrams.jp/blog/ad-pdca-for-cv-growth/

大きな潮流の変わり目には一発逆転ホームランが生まれることもあるんですが、再現性はないですよね。我々のような一般人はやはり「地道なカイゼン」です。

今週の名言

30年続く伝説の個人サイト『とほほのWWW入門』管理人に見る、エンジニアの継続力の正体「どうすればやめられるのか知りたい」 | エンジニアtype
https://type.jp/et/feature/30854/

あるイベントで登壇したときに、来場者から「なぜこれほど長くサイトを続けられたのですか?」と質問されたことがあるんですよ。答えは単純で「好きだから」のひと言に尽きます。むしろどうやったらやめられるのか知りたいくらいで(笑)。

(中略)

どんなことでも嫌々やっていたら覚えが悪いし、長く続かないと思うんです。なので、現役時代はよく若手エンジニアに対して「自分を騙してでも、まずは一度好きになってみたら?」と伝えてきました

やはり長く続けられる人って、「努力を努力として認識していない」んですよね。

もちろん日々苦しいこともあると思うんですが、それ以上に「面白い」や「楽しい」が勝っている。だから、自然と続く。続くから、積み上がる。

AI時代に、知識そのものの価値は相対的に下がっていくかもしれません。でも「好きだから続ける」という熱量は、変わらない人間の強い武器なのでしょうね。

「新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ」は以下の専門家が連載しています。

ECMJ 石田氏石田氏

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノイン 酒匂氏酒匂氏

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequation 中林氏中林氏

Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

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[ 執筆 ] 石田 麻琴

株式会社ECマーケティング人財育成

石田 麻琴(いしだ・まこと)

株式会社ECマーケティング人財育成 代表取締役

早稲田大学卒業後、ネット通販企業に6年間従事。ECの責任者として、ヤフーショッピング月間ベストストア8回受賞。全国第1位を獲得。ネット通販を中心としたWebビジネス支援の株式会社ECマーケティング人財育成を設立。EC・Web企業を支援。
BPIA/Webビジネス研究会ナビゲータ、協同組合ワイズ総研理事。

ECマーケティング人財育成では、日々、インターネット通販を手掛けている事業者、およびその関連事業者に向けた情報を発信しています。ECサイト運営などに役立つ情報については、こちらをご参照ください。

月1回、EC企業における優秀なスタッフやチームを育成するための事例やノウハウを提供する、人財育成に関するセミナーを無料で実施しています。

fujita-h

【越境ECの国・地域別ファッションブランド取引数】人気の日本ブランドは「ユニクロ」「G-SHOCK」「SEIKO」など。ラグジュアリーブランドを中心に需要拡大

3ヶ月 ago
【越境ECの国・地域別ファッションブランド取引数】人気の日本ブランドは「ユニクロ」「G-SHOCK」「SEIKO」など。ラグジュアリーブランドを中心に需要拡大
越境ECサイト「FROM JAPAN」の海外購入代行サービスを通じた「楽天ラクマ」の越境取引では、ラグジュアリーブランドのリユース需要が高い傾向が見られている。国・地域別の人気ブランドや消費動向をまとめる。
ohshima2026年5月12日

フリマアプリ「楽天ラクマ」を運営する楽天グループと、海外在住のユーザー向けに越境ECサイト「FROM JAPAN」を運営するFROM JAPANはこのほど、「楽天ラクマ」における越境取引データから、国・地域別で取引数が多いファッションブランドのランキングを発表した。

データは、FROM JAPANが海外在住のユーザー向けに運営する越境ECサイト「FROM JAPAN」において、2025年の1年間に「楽天ラクマ」を通じて取引されたファッションブランド品の実績に基づき集計した。特に取引数が多い10の国・地域ごとにランキング形式でまとめている。

越境取引における国・地域別ファッションブランドランキング
越境取引における国・地域別ファッションブランドランキング

「FROM JAPAN」の海外購入代行サービスを通じた「楽天ラクマ」の越境取引では、リユース品の中でもラグジュアリーブランドの需要が高いことがわかった。特に欧米では若年層を中心に長財布やアナログ腕時計の需要が高い傾向が見られた。

また、日本のブランドは「SEIKO」をはじめ、「G-SHOCK」「ISSEY MIYAKE」「UNIQLO」などが多くの国でランクインしている。FROM JAPANは、日本発祥ブランドについて「品質への信頼や機能性、デザイン性、コストパフォーマンスの高さなどが理由でリユース市場での価値が高まっている」と解説している。

越境取引におけるファッションブランドの国・地域別の傾向
越境取引におけるファッションブランドの国・地域別の傾向

米国

調査において、米国は最も取引件数の多い国。取引数が多いファッションブランドは、1位は「LOUIS VUITTON」、2位が「GUCCI」、3位が「CHANEL」、4位が「COACH」、5位が「UNIQLO」だった。前年の調査では「CHRISTIAN DIOR」が4位だったが、今回は「COACH」が4位に浮上し、「UNIQLO」も新たに上位5ブランドに入った。

「LOUIS VUITTON」では、1998年に誕生した「ヴェルニ」ラインの長財布が最も多く取引された。

FROM JAPANによると、米国の利用者層は20代が最も多いという。「世界的にキャッシュレス決済の普及により財布を使う機会が減少する一方、米国ではラグジュアリーブランドの財布をあえて持つトレンドが見られる。この背景には、SNSなどでバッグの中身を披露するコンテンツの流行や、2000年頃に流行したブランドやアイテムを取り入れ、レトロなスタイルを最先端のファッションとして楽しむトレンドがある」(FROM JAPAN)

米国における越境ECファッションブランド取引数ランキング
米国における越境ECファッションブランド取引数ランキング

香港

香港では、取引数が最も多いファッションブランドは前年に続き「Supreme」だった。これに次いで、「HERMES」「CHANEL」「LOUIS VUITTON」「CHRISTIAN DIOR」の順に取引数が多い。「Supreme」ではメンズのTシャツ、キャップ、ビーニー(ニット帽の一種)などの帽子が人気だったという。

FROM JAPANによると、香港は40代男性の利用者が多く、他国と比較すると高年齢で成熟した市場という。「バッグやジュエリーはラグジュアリーブランドを中心にブランド価値を重視する人が多い」(FROM JAPAN)

香港における越境ECファッションブランド取引数ランキング
香港における越境ECファッションブランド取引数ランキング

英国

英国では、「HERMES」「COACH」に続いて日本の時計ブランド「G-SHOCK」の取引数が多い。取引数4位は「Nike」、5位は日本のブランド「ISSEY MIYAKE」がランクインした。「ISSEY MIYAKE」は、英国では3年連続で同調査の5位以内にランクインしており、日本のブランドへの人気が示された。「英国ではネクタイに次いで腕時計の需要が高く、ランクインした『G-SHOCK』のほかに『SEIKO』『OMEGA』なども支持されている」(FROM JAPAN)

英国における越境ECファッションブランド取引数ランキング
英国における越境ECファッションブランド取引数ランキング

オーストラリア

オーストラリアでは、1位は2年連続で「COACH」、2位は日本の時計ブランド「SEIKO」、3位が「LOUIS VUITTON」、4位が「Chrome Hearts」、5位が「CHRISTIAN DIOR」だった。「SEIKO」は前年調査では4位だったが、2位にランクアップしたという。「オーストラリアの利用者では男女比が半々で、20~30代が大半を占めている」(FROM JAPAN)

オーストラリアにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング
オーストラリアにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング

オランダ

「GUCCI」「LOUIS VUITTON」「CHANEL」に続いて、4位が日本の時計ブランド「SEIKO」となっている。5位は「CELINE」だった。 オランダの利用者層は20代女性が最も多いという。

オランダにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング
オランダにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング

カナダ

取引数1位、2位が日本ブランドだった。1位は時計ブランドの「SEIKO」、2位がファッションブランド「UNDERCOVER」となっている。3位は「LOUIS VUITTON」、4位は「DIESEL」、5位は「CHRISTIAN DIOR」だった。「SEIKO」は前年調査では2位だったが首位に浮上。「UNDERCOVER」は新たに5位以内にランクインし、日本のファッションブランドへの人気がうかがえるという。「利用者層では20〜30代の男性が多く、アナログ腕時計やメンズのTシャツ、アウター、スニーカーなどが人気。アナログ腕時計の需要も高まっている。高い品質とリユースならではの高いコストパフォーマンスによって、日本の歴史ある時計ブランド『SEIKO』が支持されている」(FROM JAPAN)

カナダにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング
カナダにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング

台湾

台湾では、1位・2位・5位が日本のブランドとなっている。1位はファッションのラグジュアリーブランド「GRACE CONTINENTAL」、2位は下着ブランド「Wacoal」、5位は「UNIQLO」。3位は「LOUIS VUITTON」、4位は「CHANEL」だった。

FROM JAPANによると、台湾では40~50代女性の利用者が最も多く、レディースファッションやインナーを中心に取引されたという。

台湾における越境ECファッションブランド取引数ランキング
台湾における越境ECファッションブランド取引数ランキング

フランス

「GUCCI」、フランス発祥の「Chloe」、「OMEGA」に続き、4位が日本の時計ブランド「SEIKO」となった。5位は「PRADA」。フランスではバッグやアパレルと並んで、腕時計の取引が多かったという。「20代の男性利用者が最も多く、若年層を中心にアナログな高級腕時計への関心が高まりつつある。日本のリユース市場は、流通量の少ない希少モデルを入手しやすい点が評価されている可能性がある」 (FROM JAPAN)

フランスにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング
フランスにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング

シンガポール

1位が日本の「SEIKO」、2位が「CHRISTIAN DIOR」、3位が日本の「G-SHOCK」、4位が「HERMES」、5位が日本の「ISSEY MIYAKE」だった。「SEIKO」は前年調査に続いて今回も1位だったという。「シンガポールは30代男性の利用者が多く、特に時計とメンズファッションの取引が多くを占めた。限定品やヴィンテージ品の需要が高く、希少性やコレクター向け要素が強い商品が多く取引されている」。(FROM JAPAN)

シンガポールにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング
シンガポールにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング

ドイツ

ドイツでは、「GUCCI」「LOUIS VUITTON」「COACH」に続き、、4位が日本のファッションブランド「TORNADO MART」だった。5位は「adidas」、日本のデニムブランド「EDWIN」、日本のファッションブランド「HYSTERIC GLAMOUR」が同率で並んだ。「ドイツでは、日本発祥ブランドの取引が増加。日本のファッションブランドが持つ品質の高さとこだわりやセンスが相まって、購入者に支持されている」。(FROM JAPAN)

ドイツにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング
ドイツにおける越境ECファッションブランド取引数ランキング

調査概要

  • 調査エリア:米国・英国・オーストラリア・オランダ・カナダ・シンガポール・台湾・ドイツ・フランス・香港の計10の国と地域
  • 調査対象者:「FROM JAPAN」から「楽天ラクマ」の商品を購入した海外ユーザー
  • 調査期間:2025年1月1日~12月31日
  • 調査実施機関:「楽天ラクマ」「FROM JAPAN」

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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ohshima

アイリスプラザ、マイナビの生活雑貨ECサイト「クラッソ」の事業を譲受

3ヶ月 ago
アイリスプラザ、マイナビの生活雑貨ECサイト「クラッソ」の事業を譲受
7月下旬以降に新体制での「kurasso」の運営開始を見込んでいる。運営にあたってはアイリスプラザとのシナジーを最大限に生かし、利便性と満足度の高いサービスの提供をめざす
ohshima2026年5月12日

アイリスオーヤマの公式通販サイト「アイリスプラザ」を運営するアイリスプラザはこのほど、マイナビが運営する生活雑貨のECサイト「kurasso(クラッソ)」事業を譲り受けると発表した。「アイリスプラザ」とのシナジーを生かし、さらなる付加価値の創出をめざす。4月2日付で事業譲渡契約を締結し、譲渡譲受日は6月下旬~7月上旬の予定している。

「kurasso」サイトトップ(画像は編集部がサイトから追加)
「kurasso」サイトトップ(画像は編集部がサイトから追加)

ECサイト「kurasso」は、マイナビが2018年に「暮らしの悩み解決」をコンセプトとした情報サイトとして運営を開始。読者からの要望を受けて生活雑貨を中心としたECサイトへと事業を拡大してきた。アイリスプラザは、ライフハックと商品提案を通じて生活者に寄り添う姿勢が自社の理念と親和性があり、付加価値を創出できると判断し、事業譲渡契約の締結を決めた。

新体制での「kurasso」の運営は7月下旬〜8月上旬。円滑な事業承継・運営体制の構築のために、移行前には一時的に新規注文の受付を停止する。受付停止期間中の既存の注文の発送、問い合わせ対応はマイナビが担う。

アイリスプラザは2001年からインターネット通販事業を開始。現在の会員は500万人以上となっている。アイリスオーヤマの商品を中心に、家電・食品・日用品・ペット用品など30カテゴリ、約10万点の商品を展開。2025年3月からはマーケットプレイス機能の本格運用、ふるさと納税納付受付サービスの開始など、生活者のニーズに合わせたサービスの拡充を進めている。

アイリスグループは、2026年12月期は売上高8640億円(前期比8.7%増)、アイリスオーヤマ単体の売上高は2727億円(同10.9%増)をめざしている。BtoC事業では「顧客接点の強化」を掲げ、食品・日用消耗品を中心に、商品のラインアップ拡充と輸出を戦略的に行っていく。

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[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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大嶋 喜子

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ビームス、シンガポールに単独店舗開店+EC開設予定。東南アジア市場を視野とするMDを試験導入

3ヶ月 ago
ビームス、シンガポールに単独店舗開店+EC開設予定。東南アジア市場を視野とするMDを試験導入
シンガポールでの単独店舗出店と、今後予定しているECサイトの開設により、今後の東南アジア市場での展開を視野に入れたテストマーケティングを行う
ohshima2026年5月11日

ビームスは5月1日、シンガポールの複合施設「New Bahru(ニューバル)」にて単独店舗「BEAMS SINGAPORE」を開設した。店舗の運営は期間限定としているが、終了時期は未定。また、シンガポール国内とタイを対象にしたECサイトの開設も予定している。

シンガポールの複合施設で5月1日に開店した「BEAMS SINGAPORE」の外観
シンガポールの複合施設で5月1日に開店した「BEAMS SINGAPORE」の外観

店舗を開店した複合施設「New Bahru」はシンガポールの中心部リバーバレー地区に立地している。

店舗「BEAMS SINGAPORE」では、カジュアルウエアや雑貨を扱う。常設展開するレーベルは、メンズカジュアルの「BEAMS」、ウィメンズの「Demi-Luxe BEAMS(デミルクス ビームス)」、雑貨の「bPr BEAMS(ビーピーアール ビームス)」。それぞれのレーベルで現地のニーズに合わせた商品をセレクトする。

たとえば、「BEAMS」では長く愛用できるアイテムを提案するコレクション「THE A(ジ エー)」を展開。「Demi-Luxe BEAMS」ではリゾート感のあるアイテムのボリュームを増やす。

メンズ側の入り口(左)、ウィメンズ側の入り口(右)
メンズ側の入り口(左)、ウィメンズ側の入り口(右)

常設展開するレーベルのほかにも、今後は、BEAMSで取り扱うさまざまなレーベル・ブランドの商品を期間限定で紹介する予定。

また、常夏の地域に適したマーチャンダイジングを試験的に導入する。日本国内の店舗では四季に基づいた春夏・秋冬の2シーズン制が定石だが、シンガポールの「BEAMS SINGAPORE」では春夏物の販売期間を長くするという。このマーチャンダイジングは、今後の東南アジア市場での展開を視野に入れている。

「BEAMS SINGAPORE」の店内イメージ
「BEAMS SINGAPORE」の店内イメージ

ビームスはこれまでにもシンガポール市場に進出してきた。2019年には、シンガポール発のセレクトショップ「Colony Clothing」や百貨店「Takashimaya S.C.」で期間限定店を出店。2021年からは「Colony Clothing」、2024年からは商業施設「LUMINE SINGAPORE」へ卸事業を展開してきた。

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[ 執筆 ] 大嶋 喜子

フリーライター

岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

新卒入社のEC運営会社にてレディースアパレル・宝飾バイヤーとして月商1億を突破。その後、同社内でクリエイティブ部門コピーライターに転身し、プランナー・ディレクターを経て独立。

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大嶋 喜子

創業30周年のジュピターショップチャンネル、「オズモール」内に特設サイト開設

3ヶ月 ago
創業30周年のジュピターショップチャンネル、「オズモール」内に特設サイト開設
創業30周年を機に、スターツ出版が運営する、レストランや美容サロンなどを予約できるWebメディア「OZmall」に特設ページを開設した。5月7日から特別コンテンツの掲載を開始している
ohshima2026年5月11日

ライブ放送のショッピング専門チャンネル「ショップチャンネル」を運営するテレビ通販大手のジュピターショップチャンネルは2026年11月に創業30周年を迎える。5月7日にスターツ出版の「OZmall(オズモール)」特設サイト内に「ショップチャンネル」のページを開設、30周年を記念する特別コンテンツの掲載を開始した。

ジュピターショップチャンネルは2026年1月1日から2027年3月31日までの期間、30周年を記念したさまざまな企画を展開。「OZmall」との企画はその一環となる。

「OZmall」特設サイト内での主なコンテンツは、①ジュピターショップチャンネルのキャストとバイヤーの対談 ②ジュピターショップチャンネル社員のお薦め商品紹介 ③月ごとのお薦め商品紹介 ④Web「OZmall」と雑誌「オズマガジン」の会員の読者代表として行楽地紹介などのSNS投稿を行うインフルエンサー組織「オズレポーターズ」による商品レビューの掲載。

ジュピターショップチャンネルのキャストとバイヤーの対談では、「ショップチャンネルのこれまでとこれから。 "台本なし"の生放送ならではのおもしろさや、"眠らないスタジオ"の秘密に迫る」をテーマとして対談を掲載する。掲載期間は2026年5月7日(木)10:00 ~5月21日(木)9:59まで。

ジュピターショップチャンネルのキャストとバイヤーの対談イメージ
ジュピターショップチャンネルのキャストとバイヤーの対談イメージ

ジュピターショップチャンネル社員によるお薦め商品の紹介は2026年5月12日から予定している。

「オズレポーターズ」による商品レビューの掲載は月に1回更新する。レポーターの人数は1400人という。「ショップチャンネル」のビューティー、ヘルスケア、グルメ、キッチン用品など、さまざまなジャンルの商品を体験し、レビューを掲載する。

「OZmall」との企画は、「ショップチャンネル」の30周年特設ページにも掲載している。ジュピターショップチャンネルは今後も「OZmall」との多様な企画を予定している。

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[ 執筆 ] 大嶋 喜子

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岐阜、富山、石川、福井、神奈川、LosAngels、山形を経て東京にたどり着き、現在は日本とアメリカの二拠点生活を営む生粋の“根無し草”。またの名を“ちいさなMADE IN JAPAN”。

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大嶋 喜子

ヤマダHDの2026年3月期EC売上は1152億円で13.1%増、デジタル会員数は3000万人を突破

3ヶ月 ago
ヤマダHDの2026年3月期EC売上は1152億円で13.1%増、デジタル会員数は3000万人を突破
ヤマダHDの2026年3月期EC売上高は前期比13.1%増の1152億円となった。リアル店舗とネットを融合したOMO戦略を推進し、デジタル会員基盤の拡大や自社ECの利便性向上を通じて、EC事業の収益性とLTVの最大化をめざす。
furukawa2026年5月11日

家電量販店「ヤマダ電機」などを展開するヤマダホールディングスの2026年3月期におけるEC売上高(テレビショッピングを含む)は、前期比13.1%増の1152億円だった。

ヤマダHDの2026年3月期EC売上は1152億円で13.1%増、デジタル会員数は3000万人を突破
EC売上高は1152億円に(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

ヤマダHDは2026年3月期から2030年3月期を最終年度とする中期経営計画で、デンキセグメントの重点戦略の1つとしてEC強化を掲げている。戦略の軸に据えるのは、リアル店舗とネットを融合した顧客体験価値の最大化だ。

単なる「ネット完結型」のECではなく、全国928店舗のヤマダデンキを活用した「リアル×ネット融合型」のEC戦略を推進。店舗とECを連携させることで、「くらしまるごと」をキーワードに顧客接点を広げ、LTVの最大化につなげる考えだ。

ヤマダHDの2026年3月期EC売上は1152億円で13.1%増、デジタル会員数は3000万人を突破
ECの取り組みについて(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

2026年3月期は、自社ECサイトの利便性向上やUI/UX改善を推進。商品ラインアップやSKUを拡充し、顧客満足度向上と自社EC売上構成比の拡大を図った。

店舗連携の強化にも取り組んだ。デジタルアプリ会員数は3100万人を突破しており、この会員基盤を活用したリアル店舗とECの相互送客を進めた。

今後は、自社ECサイト比率のさらなる向上に向け、UI・UX改善を継続し、顧客満足度を高める。また、家具など非家電分野のEC展開も強化。高粗利な非家電商材の販売拡大によって、収益性向上を図る。家具・インテリアについては、ECでの品ぞろえを強化する方針だ。

さらに、リアル店舗との融合による顧客体験向上やOMOの深化も進める。「くらしまるごと」の提案体制を強化し、単なる商品販売にとどまらない提案型サービスへ拡張していく。これらの取り組みを通じ、ヤマダHDはEC事業における収益性向上とLTV最大化をめざす。

2027年3月期のEC売上高は、前期比4.2%増の1200億円を計画している。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

会話型の「AI Sponsored Snaps」を提供

3ヶ月 ago

スナップが新しい広告商品として「AI Sponsored Snaps」を提供。チャット画面において、消費者がAIエージェントを通じてブランドと会話するのを促進する。

The Future of Ads Is Conversational: Introducing AI Sponsored Snaps
https://newsroom.snap.com/ai-sponsored-snaps

Kenji

Joshin(旧上新電機)の2026年3月期EC売上は790億円で14.2%増、EC化率は18.1%、自社EC比率は44%

3ヶ月 ago
Joshin(旧上新電機)の2026年3月期EC売上は790億円で14.2%増、EC化率は18.1%、自社EC比率は44%
ECは過去最高を記録、店頭販売も2020年度に次ぐ高い水準の売上高を確保した。品目別では エンターテインメント、携帯電話の売上高は過去最高を記録、家電の売上高は僅かな増加に留まったという。
furukawa2026年5月11日

家電量販店を展開するJoshin(旧上新電機)の2026年3月期におけるEC売上高は、前期比14.2%増の790億400万円だった。EC化率は前期から1.0ポイント上昇し18.1%。EC売上に占める自社ECサイト経由の比率は44%となった。

2026年3月期の連結業績は、売上高が前期比8.3%増の4360億5000万円、営業利益は同47.0%増の54億2200万円、経常利益は同46.5%増の51億1300万円、当期純利益は同3.7%減の32億8000万円だった。EC売上高は過去最高を更新。店頭販売も2020年度に次ぐ高水準となった。商品分野別では、エンターテインメントと携帯電話の売上高が過去最高を記録した一方、家電分野は微増にとどまったという。

Joshin(旧上新電機)の2026年3月期EC売上は790億円で14.2%増、EC化率は18.1%、自社EC比率は44%
全社売上、EC売上などの推移(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

2027年3月期の連結業績予想は、売上高が前期比0.3%増の4380億円、営業利益が同9.9%増の60億円、経常利益が同6.8%増の55億円、当期純利益が同5.9%増の35億円。EC売上高は同2.5%増の810億円を計画しており、EC化率は0.4ポイント上昇の18.5%を見込んでいる。

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[ 執筆 ] 鳥栖 剛

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鳥栖 剛

ECの現場で改善に使える事業PLはこう作る! 顧客行動で設計する「投資回収シミュレーション」型PL

3ヶ月 ago
ECの現場で改善に使える事業PLはこう作る! 顧客行動で設計する「投資回収シミュレーション」型PLfujita-h2026年5月11日EC事業で押さえておくべきPL構築のポイント

EC事業の数字は売上目標から逆算するのではなく、顧客行動の積み上げで決まります(連載2回目)。実際に、どのように数字を設計すればいいのか。EC事業の根幹となる「投資回収シミュレーション」の具体的な作り方について解説します。

4つのステップで構成される「投資回収シミュレーション」

事業PLの目的
事業PLの目的

まずおさらいとして、押さえておきたいのは、EC事業の数字は次の流れで構成されているということです。

リストを獲得 → 初回購入が発生(顧客化)→ その後リピート購入が継続 → それらがLTV(顧客生涯価値)として形成 → その結果として投資が回収される。

この一連の流れは、すべて顧客行動の連鎖です。つまり、事業の数字とは顧客1人の行動を分解して積み上げたものに他なりません。

では、その設計をどのように行うのか。「投資回収シミュレーション」では、大きく4つのステップで構成されます。

ステップ① 顧客1人あたりの獲得コストを定義

最初のステップは、顧客1人あたりの獲得コストを定義することです。ここで重要なのは、広告費と制作費を分けて計上しておくこと。広告メディア費、アフィリエイト、PR、キャンペーン費用など、顧客を獲得するために投下されたコストを広告費に。広告原稿やバナーなど、クリエイティブ資産となるものの制作費用は制作費として分けておきましょう。

そして投資回収の観点では、顧客1人を獲得するためのコストである広告費で回収度合いを捉えましょう。この視点に立たないと、施策ごとの投資効率を正しく判断することができません。

ステップ② 初回購入時点での損益を設計

その上で、初回購入時点での損益を設計します。顧客1人あたりの売り上げから、原価、販促費(同梱物、その後のフォロー施策)、物流費(梱包や物流資材も含む)、決済手数料、カスタマーサポートなどの対応コストを差し引き、初回時点でいくらの利益あるいは損失が発生しているかを明確にします。

この際に注意したいのが、多くの事業計画でよく見かける「原価率は23.5%」のような、それまでの実績集計から、対売上比率でコストを割り返して設計しているケース。実務において、それでは不十分です。必要なのは、顧客1人あたりで実際にいくらのコストが発生しているのかという実額の把握と、それをベースにした実態推移で変動できる試算構造です。

たとえば初回トライアル品とリピート本品での原価は大きく違いますし、リピート本品でもお得大容量サイズなど複数のSKUがあれば違ってきます。それらをF別に顧客比率で加重平均して、都度割り返しましょう。F別に構造を押さえておけば、その推移率が変動しても、精緻(せいち)に試算が可能です。このように顧客行動単位で見なければ、後の工程とのつながりが見えなくなります。

「投資回収シミュレーション」の費用項目について
「投資回収シミュレーション」の費用項目について

ステップ③ 継続行動を設計

そして、このシミュレーションの中核となるのが継続構造の設計で、LTVはここで決まります。具体的には「F別の平均単価」「F別の継続率」「平均購入間隔」という大きな変動要素がカギになります。F2への移行率、F3への移行率、F4への移行率といった継続率によって、どの段階で顧客がどれだけ残るのかが決まり、さらに次回購入までの平均日数、すなわち購買間隔によって年間の購入回数が決まります。この「継続率×購買間隔」によって、最終的なLTVが構造的に決まることになります。

ここで重要なのは、LTVを単なる結果指標としてではなく、「構造」として捉えることです。多くの現場ではLTVの数値そのものだけが議論されがちですが、本来見るべきなのはその内訳です。どのタイミングで離脱しているのか、購買間隔は適切か、単価はどうか。これらの要素を分解して初めてどこに課題があり、どこを改善すべきかが見えてきます。

なお実務上は、F4やF5を超えたあたりから継続率は大きく変動しなくなり、一定の水準に収束するケースが多く見られます。そのため、それ以降は平均継続率として扱い、シミュレーションを簡潔かつ現実に即した形で設計することが一般的です。

このようにF別の構造を押さえておくことで、継続率や購買間隔が変動した場合でも、全体のLTVや収益構造への影響を正確に把握することができます

「投資回収シミュレーション」のステージ別の定義・主な変数・特長について
「投資回収シミュレーション」のステージ別の定義・主な変数・特長について

ステップ④ 顧客1人あたりの累積損益を算出

最後に、ここまで設計した数字から、顧客1人あたりの累積損益を算出します。顧客獲得コストを起点に、初回、2回目、3回目と利益を積み上げていき、どのタイミングで投資が回収されるのかを可視化します。これによって、事業として成立しているのか、そしてどこまで投資を拡大できるのかが判断できるようになります。

EC事業のコストは顧客1人あたり・購買行動単位での実額で設計する

ここで改めて強調しておきたいのが、コストの考え方です。EC事業で見かける事業PLには、広告費率や販管費率といった「対売上比率」を元にコスト設計されているものが少なくありません。この方法では、顧客1人あたりに本当はどれだけコストがかかっているのかがぼんやりとしか見えません。その結果、売り上げは伸びているのに利益が残りにくい、下手をすれば広告を増やすほど赤字が拡大する、といった状況に陥りがちになります。

EC事業のコストは、売り上げに対する比率ではなく、顧客1人あたり、かつ購買行動単位での実額で設計する必要があります。顧客1人を獲得するのにいくらかかり、その顧客がその後どれだけ利益を生み出し、その都度どのくらい費用がかかるのか。この構造が成立して初めて、広告やプロモーションへの投資を正しく判断できるようになります。

この「投資回収シミュレーション」が構築できていると、事業の見え方が大きく変わります。CVRを改善すべきなのか、F2の引き上げが課題なのか、それとも購買間隔の短縮なのか。どこを改善すれば利益が伸びるのかが、構造的に見えるようになります。これは、売り上げやLTVといった結果の指標だけを見ていても決して得られない視点です。

EC事業は、売り上げを作るビジネスではありません。顧客行動を設計し、その結果として売り上げが生まれるビジネスです。そしてその設計を数字で表現したものが、「投資回収シミュレーション」です。この構造ができていれば、事業は再現性を持って伸ばすことができます。

▶こちらの記事も参考にしてください:投資回収シミュレーションの構築思想 ─ 行動から利益を立ち上げる~β版 どこまでもロジカルなダイレクトマーケティング(9)

◇◇◇

次回は、この考え方を実際のモデルに当てはめて見ていきます。業界で広く採用されている「初回半額定期モデル」「初回激安トライアルの2STEPモデル」「サブスクリプションモデル」といった代表的な事業パターンを取り上げ、それぞれがどのような収益構造になっているのかを個別に解説していきます。

その後に、月次単位での事業PLとして実務にいかに活用させていけるのかへとつなげていきます。

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 川部 篤史

D2Cエキスパート協会 認定プロフェッショナル

EC・通販事業アーキテクト として、投資判断・事業PL設計といった上流の経営設計から、商品企画・広告集客・CRMまで現場実務を統合し、一気通貫で全体最適化します。

これまで大塚製薬や千趣会でEC・通販運用・商品企画を推進、JIMOSでは通販支援事業部長・製品開発部長を歴任。近年はカラーコンタクトレンズや美容機器、フェムテック商材も担当。

豊富な実務経験と理論に基づき、事業の収益性を確保、持続的成長への一手を描きます。ビジネスブレークスルー大学院卒。

EC、ダイレクトビジネスにおける、製品企画・広告・CRM・事業立上・事業PL設計など、業務全般の知見を以下のnoteにて公開中
https://note.com/kawabe_atsushi/n/n879156f50c33

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ZOZOは2030年に調整後EBITA900億円をめざす計画。「ZOZOTOWNをさらに強くしながら、その外側に新たな収益柱を育てる」

3ヶ月 ago
ZOZOは2030年に調整後EBITA900億円をめざす計画。「ZOZOTOWNをさらに強くしながら、その外側に新たな収益柱を育てる」
「調整後EBITA」は営業利益+のれん償却額(PPAによる取得原価配分後の各種償却費を含む)+M&A関連費用(仲介費用、DD費用など)で算出する指標。
furukawa2026年5月11日

ZOZOはこのほど、2030年3月期までを対象とする4か年の中期経営計画を公表した。収益目標の軸として据えたのは「調整後EBITA」。営業利益にのれん償却額(PPAによる取得原価配分後の各種償却費を含む)とM&A関連費用(仲介費用、DD費用など)を加えて算出する指標で、2030年3月期には2026年3月期比23.8%増となる900億円をチャレンジ目標に掲げた。

ZOZOは2030年に調整後EBITA900億円をめざす計画。「ZOZOTOWNをさらに強くしながら、その外側に新たな収益柱を育てる」
2030年3月期には2026年3月期比23.8%増となる900億円をめざす(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

この成長シナリオを端的に表すのが、「ZOZOTOWNをさらに強くしながら、その外側に新たな収益柱を育てる」という方針。主力のZOZOTOWNを引き続き成長の中核に据えつつ、周辺領域や海外事業にも投資を広げ、利益の柱を複線化していく考えを示した。

3つの事業領域で“利益の柱”を増やす

中計では、国内外の事業をまたいでファッション領域を3つの事業ドメインに整理した。ZOZOTOWNを中心とする既存領域を伸ばしながら、周辺領域や海外にも成長機会を広げる設計だ。

  • MORE FASHION領域:既存成長の中核(ZOZOTOWNの強化)
  • NEAR FASHION領域:国内の新たな柱(ファッション周辺領域)
  • GLOBAL領域:海外での成長(LYST、ZOZOFITなど)

利益配分のイメージは、「MORE FASHION」領域が800億円、「NEAR FASHION」領域が50億円、「GLOBAL」領域が50億円。全体として、ZOZOTOWNの収益力を高めながら、その外側に新たな利益の柱を育てる構造をめざす。なお、2026年3月期実績では、「GLOBAL」領域は赤字、「NEAR FASHION」領域はほぼ収支均衡の状況という。

ZOZOは2030年に調整後EBITA900億円をめざす計画。「ZOZOTOWNをさらに強くしながら、その外側に新たな収益柱を育てる」
3つの事業領域で“利益の柱”を増やす(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

MORE FASHION

「MORE FASHION」は、既存成長の中核として「稼ぐ力」を磨き、その原資をもとに規律ある投資を進める領域と位置付ける。

重点施策の1つが、新規ユーザーとの接点拡大だ。オンラインだけでなく、これまで接点を持てていなかった層にリーチするため、リアル施策にも踏み込む。具体例として、ファッションと音楽を掛け合わせたイベント「ZOZOFES」や、実店舗派との接点づくりを狙うポップアップストア「ZOZOTOWN NAGOYA」をあげている。

品ぞろえの強化も進める。たとえばK-FASHIONの取り扱い拡大などを通じて、取扱ブランド数の増加を図る方針だ。

さらに、購買導線の変化を踏まえた「AIエージェント時代への対応」も重要テーマに据えた。検索行動が変わる可能性を前提に、独自データを生かしたファッション特化AIを磨き、ユーザーのニーズが生まれる段階から関与することで、「提案の場」になるチャンスをつかみにいく考えだ。

なお、「MORE FASHION」領域にはZOZOTOWN事業とLINEヤフーコマースが含まれる。この商品取扱高を毎年200億円超のペースで安定的に積み上げ、着実な成長を見込むとしている。

NEAR FASHION

「NEAR FASHION」は、国内における新たな収益柱として、「ZOZOTOWN」ユーザーが関心を持ちやすい“ファッション周辺領域”へ進出する戦略だ。

ZOZOは2030年に調整後EBITA900億円をめざす計画。「ZOZOTOWNをさらに強くしながら、その外側に新たな収益柱を育てる」
「NEAR FASHION」領域の考え方(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

対象領域としては、スキンケア・コスメ、ヘアサロン・理容室、フィットネス・ジム、エステ、脱毛、香水・フレグランス、ネイル、メンズ美容、ホワイトニングなどを挙げる。拡大手段については、協業、資本提携、自社立ち上げを状況に応じて使い分け、「AIネイティブ時代の爆速事業開発モデル」も模索するとしている。

ZOZOは2030年に調整後EBITA900億円をめざす計画。「ZOZOTOWNをさらに強くしながら、その外側に新たな収益柱を育てる」
「NEAR FASHION」に該当する領域の例(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

具体的な取り組みの1つが、香りの総合プラットフォーム「カラリア」を運営するHigh Linkの完全子会社化だ。ファッションとの親和性が高いフレグランス領域を足がかりに、周辺領域での事業展開を加速させる狙いがある。

ZOZOは、この領域での最大の強みを1300万人の「ZOZOTOWN」ユーザー基盤にあると見る。新規事業は立ち上げよりも集客が難しいなか、既存ユーザーを新領域へ送客できる点が差別化につながるという。一方で、「ZOZOTOWN」とのカニバリゼーションを避けるため、これまで取り扱ってこなかった商材やサービスを中心に広げていく方針だ。

GLOBAL

「GLOBAL」は、海外における新たな収益柱として、北米・欧州市場を中心に、テクノロジーを軸に中期的に育成していく領域と位置付ける。

ZOZOは2030年に調整後EBITA900億円をめざす計画。「ZOZOTOWNをさらに強くしながら、その外側に新たな収益柱を育てる」
「GLOBAL」領域の展開イメージ(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

この領域では、欧米中心のファッションショッピングプラットフォーム「LYST」の構造転換を重要テーマとしている。2027年3月期はそのための投資フェーズと位置付けており、将来的には「LYST」の成長に加え、「ZOZOFIT」や周辺サービスへの送客など新たな取り組みも積み上げながら、50億円規模の利益創出をめざす考え。なお現時点では、「ZOZOFIT」の寄与はまだ大きくない想定としている。

「LYST」については、主戦場がAIエージェント時代へ移るとの認識も示した。ZOZOは、自社が持つデータ知見やノウハウが「LYST」の成長にも生きるとみており、今後の強化を進める方針だ。

一方、「ZOZOFIT」は100万ダウンロードを突破した。2022年のZOZOSUIT販売や米国展開開始、ボディスキャン技術の提供を経て、2026年にはサブスクリプションモデルへの転換、食事ログ機能の拡張、初心者支援の強化、多国展開の加速によって成長をめざしている。

ZOZOは2030年に調整後EBITA900億円をめざす計画。「ZOZOTOWNをさらに強くしながら、その外側に新たな収益柱を育てる」
「ZOZOFIT」はサブスクモデルで展開(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

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この記事の筆者

[ 執筆 ] 鳥栖 剛

フリーライター
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