中堅建設会社がネット通販? ゼリーを開発? 5年で180万本を売った「ゼネコンがつくったしおゼリー」ヒット秘話 | ネットショップ担当者フォーラム

ネットショップ担当者フォーラム - 2025年4月18日(金) 07:30
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大阪に本社を置く中堅ゼネコンの三和建設がECサイトで販売する熱中症対策ゼリーが、5年間で180万本販売とヒットしている。建築会社とEC、ゼリー――と、いずれもすぐには関連性が見出せない。どんな経緯で商品を開発、ヒットに至ったのか。その秘話に迫る。

開発のきっかけは担当者同士の何気ない会話

近年、年々気温が上がり猛暑が続く夏季。「ゼネコンがつくったしおゼリー」は、三和建設と化粧品原料の研究・開発を手がける岩瀬コスファが「建設業から熱中症をなくしたい」という思いで共同開発した商品だ。

きっかけは、岩瀬コスファの工場建設を手がける現場。三和建設と岩瀬コスファの担当者同士が交わした、熱中症対策についての何気ない会話からヒット商品「ゼネコンがつくったしおゼリー」は生まれた。

ゼリーは熱中症予防を目的として手軽に塩分補給ができるが特長。2020年、当初は三和建設の自社現場向けに、熱中症対策アイテムとして岩瀬コスファと開発した。

「ゼネコンがつくったしおゼリー」のパッケージ
外部向け販売の要望が相次ぎ検討開始

「ゼネコンがつくったしおゼリー」は新聞などメディアに取り上げられ、同業他社から外部向け販売の要望の問い合わせが相次いだ。

建設業であればどの企業も熱中症対策に高い関心を持ち、可能な限りの予防策を講じたいと考えていることを確信した三和建設の広報・マーケティングの担当者は、「建設業から熱中症をなくす!」というゼリー開発責任者の思いも実現するため、社外への販売を社内提案した。

三和建設は1947年創業の中堅建設業。ゼリーを販売するノウハウは持ち合わせていない。建設業のプロではあるが、一般消費者の販路、口に入れるものの安全など食品表示法、薬機法についてはまったくの門外漢。創業以来、初めてのBtoC事業を手探りで進めていくことになる。

2021年4月からEC販売をスタート

一般消費者が「買ってみよう」と思うネーミングやパッケージを探るため、包装デザイン9種、ネーミング8種を提案し、社内協議を重ねた。そして2021年4月、事業内容に「菓子の販売」を加え、ゼリーのEC販売がスタートした。

包装デザイン9種、ネーミング8種を提案し、社内協議を重ねた

事業開始から5年、ゼリーの累計販売本数は180万本を超えた。一般消費者からも好評を博している。引き続きメディアにも取り上げられ、テレビ放送の際には注文が殺到し、社員が休日返上で発送作業に追われたこともあったという。

注文が殺到し、社員が休日返上で発送作業に追われたことも

2024年までは生産体制の都合で、夏場に一部の味が品切れとなるほどの人気ぶり。2025年からはGMP認定工場へと生産拠点を移し、より安心・安全な品質管理のもと、安定した供給と増産を可能にした。「ゼネコンがつくったしおゼリー」は2025年は4月21日から販売開始。昨年度の約1.9倍の150万本の生産を計画している。

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オリジナル記事:中堅建設会社がネット通販? ゼリーを開発? 5年で180万本を売った「ゼネコンがつくったしおゼリー」ヒット秘話
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