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ZETAがハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」の機能において特許査定通知を取得

2 years 5ヶ月 ago

ZETAは、ハッシュタグ活用エンジン「ZETA HASHTAG」の機能において特許査定通知を取得したと発表した。

取得した特許は、商品情報などから特徴的なキーワードを抽出しハッシュタグを生成、そのハッシュタグから商品情報に容易にアクセスできるWebページを生成する技術。詳細は特許が登録された際に発表するという。

2023年1月に「ZETA HASHTAG」に関して、ページ生成装置、Webページの生産方法およびプログラムについて特許を取得しているが、今回取得した特許はさらに範囲の広い内容となる。

ZETA ZETA HASHTAG 特許査定通知を取得
2023年1月に取得した特許について(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)

「ZETA HASHTAG」とは

主にECサイトなどWebサイトのなかの説明文やカスタマーレビューのようなテキスト情報をAIで解析し、関連するキーワードを抽出してLP(ランディングページ)を自動生成するソリューション。ECサイトでは、商品の見た目の形状、使い方などに関連するテキストタグを活用して商品検索ができる。

ZETA HASHTAG 特許取得
「ZETA HASHATAG」について(画像は「ZETA CX」サイトからキャプチャ)
藤田遥

顧客単価の計算方法、具体的な上げ方、下がる要因――なぜ重要なのか10のポイントを解説! | E-Commerce Magazine Powered by futureshop

2 years 5ヶ月 ago
売り上げを大きく左右する顧客単価。どうして重要なのか? どうしたら上げることができるのか? 具体的な顧客単価アップの方法や注意点を解説します

顧客単価は、売り上げに大きな影響を与える重要な数値です。売り上げは「顧客単価×個数」で計算でき、顧客単価の向上は「経営の安定」に大きく影響します。

本記事では「売上向上を目的に顧客単価を高めたい」と考えている経営者オーナーに向け、具体的な方法や注意点などを紹介します。

Contents
  1. 顧客単価とは?
  2. 顧客単価を上げる前にまず考えるべきこと
  3. 顧客単価を上げることが重要な2つの理由
    1. 購入者数を増やすより、リスクが低く確実性が高い
    2. 売り上げに大きなインパクトを与える
  4. 商品単価を上げる際の注意点
  5. 顧客単価の具体的な上げ方12選
    1. 商品の単価を上げる
    2. 提案型のセット商品を用意する
    3. キャッシュレス決済を導入する
    4. 高単価商品を用意する(アップセル)
    5. 商品ラインアップを増やす
    6. 関連商品で「ついで買い」を促す(クロスセル)
    7. 3つの価格帯を用意する(松竹梅の法則)
    8. 優良顧客用の商品を提供する
    9. アップグレードを促進する
    10. 初回購入時のフォローに注力する
    11. 送料無料ラインの設定
    12. バンドル販売
  6. 顧客単価を上げた際の成功例と失敗例
  7. 顧客単価の上げ方でよくある6つの質問
    1. 顧客単価の上げ方で注意すべきポイントは?
    2. 客単価以外で売り上げを高めるには?
    3. ECサイトに有効な顧客単価アップの実例は?
    4. 自社ECのポイント制度は単価アップに貢献しますか?
    5. 「futureshop」で構築したECサイトの利用客の顧客単価はどれくらいですか?
    6. 送料無料ラインと全品送料無料はどちらがおすすめですか?
  8. まとめ

顧客単価とは?

顧客単価とは、1人の顧客が一度に購入した金額を指す言葉です。売り上げを分析するうえで重要な数値になるので、ECサイトを運営するなら欠かせないものです。

訪問者数・購買数が少なくても、顧客単価が高額であれば売り上げは高まります。

顧客単価の計算方法

顧客単価の計算方法は、下記の通りです。

売上金額÷購入者数=顧客単価

具体的な例をあげます。売り上げが100万円で購入者数が500人だった場合、顧客単価は2000円です。顧客単価の指標はデータとして取得して改善するために、特定の期間を定めておきましょう。

前月・前年と比較した際に顧客単価が下がっていれば、どこが問題だったのか気づけます。顧客単価はECサイト運営において重要な指標です。

顧客単価が下がる主な要因

顧客単価が下がる主な要因は、いくつかあります。たとえば「ECサイトの動線設計の失敗」です。ECサイトを改善するつもりで動線設計を変更した後に顧客単価が下がった場合、顧客1人あたりの購入個数が減っている可能性があります。

また「市場の変化」も顧客単価が下がる要因の1つです。たとえば競合の参入により商品自体の単価を下げざるを得なくなることがあります。また顧客ニーズの低迷により商品の購買個数が減ることもあるといえます。

そのほかクーポン・割引券の発行による顧客単価の低下もありえます。販促手法を用いる場合、リピート率などを観察して、効果が出ているかをリサーチしましょう。

顧客単価を上げる前にまず考えるべきこと

ECサイトの運営において「顧客単価の向上」はいずれ取り組まなければいけません。しかし顧客単価を高める前に下記のポイントを達成しているかを観察しましょう。

  • ECサイトのUU数とCVRは安定しているか
  • 売れ筋の商品はあるか

この2点について、順番に紹介していきます。

ECサイトのUU数とCVRは安定しているか

ECサイトの顧客単価を上げる前に、「ECサイトの設計」ができているかを観察しましょう。

まずは「適切な顧客単価」を考える必要があります。ECを経由した十分な売り上げがなければ、適切な顧客単価を考えるためのデータがありません。まずは「UU数」と「CVR」を十分高めて、安定した売り上げを立てることが重要です。

UU数とは、ユニークユーザー数の略称で、ECサイトの訪問者数つまりアクセス数をいいます。またCVRとは、コンバージョンレートの略称で、コンバージョン率とも表現する購入率です。UU数は集客のためのマーケティング施策で増やします。一方でCVRはECサイトのデザイン・品質を高めることで増やせます。

売れ筋の商品はあるか

ECサイトの顧客単価を上げる前に、売れ筋の商品があるかが重要です。ECサイトを立ち上げたばかりの段階では、すべての商品が均等に売れるわけではありません。一般的にECサイト運営を成功させるためには「売れ筋の商品を作り、売り上げを安定させること」が重要です。

売れ筋商品が決まれば、それを軸に「バンドル商材を作る」「合わせ売りをする」など、顧客単価を上げる手段が増えます。まずはECサイトの売れ筋商品を決めていき、顧客単価の上げ方を考えましょう。

顧客単価を上げることが重要な2つの理由

顧客単価を上げるのが重要になる理由は、下記の通りです。

  • 購入者数を増やすより確実性が高い
  • 売り上げに大きなインパクトを与える

順番に紹介していきます。

1. 購入者数を増やすより、リスクが低く確実性が高い

顧客単価は、購入者数を増やすより効率的かつ確実性が高い手法です。

購入者数を増やす主な施策は以下です。

  • テレビやSNSなどで広告を出す
  • SEOで検索エンジンから流入する
  • インフルエンサーにPRを依頼する

これらの施策は費用、時間が発生します。また「集客できるかどうか」も確実ではありません。

一方で顧客単価を高めることは追加コストなしで実施できます。結果的に購入者が減ったとしても、売り上げを担保できる可能性がありますし、売り上げが減っても利益率が高まる可能性があります。

2. 売り上げに大きなインパクトを与える

顧客単価を上げると、売り上げに大きなインパクトを与えます。冒頭で記載した通り、売り上げの具体的な計算方法は下記の通りです。

購入者数×顧客単価=売上

購入者数が1000人で、顧客単価が1000円から100円上がれば10万円の売上アップになります。

商品単価を上げる際の注意点

顧客単価を高める選択肢の1つが「商品単価のアップ」です。これはリスクが高く、状況次第では顧客離れが起きるので注意が必要です。

そこで商品単価を上げる際の注意点を紹介します。今回紹介する注意点は下記の2点です。

  • 事前に3C分析で自社の優位性を明らかにする
  • CRM・MAなどで顧客ニーズを分析する

順番に紹介していきます。

事前に3C分析で自社の優位性を明らかにする

考えなしに商品単価を上げてしまうと、前述した通り顧客離れが起きてしまいます。顧客離れを防止するために必要な方法が3C分析です。

3C分析とは、顧客・市場(Customer)、競合(Competitor)、自社(Company)のそれぞれを分析するフレームワークです。顧客ニーズを調査したうえで競合や自社のビジネスモデルを見て「自社の優位性」を導き出していきます。

たとえば「商品のターゲット層が若年層で、顧客ニーズがコストパフォーマンスだった」とします。この場合、商品価格を上げると多くの顧客が離れてしまう可能性が高いです。

一方で「高所得層がターゲットで、コストより品質を重視する」とします。この場合は少しの単価向上であれば、顧客離れが起きにくいと考えられます。

このように事前に「ターゲット層と顧客ニーズ」を理解したうえで、商品単価の調整を行うかを決めましょう

CRM・MAなどで顧客ニーズを分析する

上記の「ターゲット層」「顧客ニーズ」を”なんとなく”で考えるのは危険です。必ず「実際のデータ」をベースとして論理的に分析しましょう。データを取得するためのツールにCRMやMAがあります。

CRM(Customer Relationship Management)とは、顧客関係管理・顧客管理ができるツールです。またMA(Marketing Automation)とは、マーケティング視点で顧客を分析できるツールです。

上記で算出したデータをもとに3C分析の質を上げていけば、論理的に値上げのタイミングや自社の優位性が見出せます。

顧客単価の具体的な上げ方12選

顧客単価の具体的な上げ方について、今回は下記の12選を紹介します。

  • 商品の単価を上げる
  • 提案型のセット商品を用意する
  • キャッシュレス決済を導入する
  • 高単価商品を用意する(アップセル)
  • 商品ラインアップを増やす
  • 関連商品でついで買いを促す(クロスセル)
  • 3つの価格帯を用意する(松竹梅の法則)
  • 優良顧客用の商品を提供する
  • アップグレードを促進する
  • 初回購入時のフォローに注力する
  • 送料無料ラインの設定
  • バンドル販売

それぞれ自社のECサイトに取り入れられそうなものから活用してみてください。

1. 商品の単価を上げる

商品の単価を上げるのが、最もシンプルな顧客単価を上げる方法です。商品価格が高いと「品質が高い」と認識されやすい特徴があげられます。

しかし、やみくもに商品単価を上げてしまうのは、前述した通り顧客離れが起きてしまうおそれがあります。つまり、リピーター率の低下になってしまうので、価格設定は慎重さが欠かせません

たとえば価格設定のタイミングで「原材料にこれまで以上にこだわりました」などのメッセージを発信し、付加価値を提供するのも1つの方法です。

2. 提案型のセット商品を用意する

顧客単価を上げるには、セット商品やまとめ買いのような提案型を取り入れる方法があります。たとえば下記のようなメッセージで提案することで顧客単価を高められます。

  • 5点セットで15%OFF
  • 5000円以上購入で送料無料

上記以外にも「初回購入者向け」のようなパーソナライズされた提案、また年末年始の特売などシーズナリティによるレコメンドも効果的です。

3. キャッシュレス決済を導入する

キャッシュレス決済の導入は、ユーザーにとってポイントを有効活用できるようになるのでおすすめです。ポイントを多く持っているユーザーは、「普段買わない金額だけど買ってみよう」などの傾向が考えられるので、顧客単価を上げられます。

特におすすめなのが、ポイントがたまりやすい「楽天ポイント」です。「楽天Pay」が使えるECサイトであれば、多くのユーザーがポイントを消費して商品を購入します。またリピート率にも影響します。

4. 高単価商品を用意する(アップセル)

アップセルとは、顧客に「より高額な商品」を提案する販促手法です。

既にある商品を検討している顧客に対して「商品AよりBの方が、便利な機能が搭載されている」「今なら特別価格で販売している」などで提案し顧客単価を高めます。

5. 商品ラインアップを増やす

商品のラインアップを増やすと、顧客ニーズに沿った商品を提供できるので顧客単価の向上につながります。購入点数を増やせるような小物を取り揃えるのも1つの手です。

しかし、商品のラインアップを増やしすぎると、仕入れコストや商品の選定に労力がかかってしまいます。コストを考えたうえで利益率を担保できるよう、バランスを見ながら商品個数を増やしましょう。

6. 関連商品で「ついで買い」を促す(クロスセル)

前述した提案型のような施策でクロスセルもおすすめです。クロスセルとは「購入商品に関連したもの」を提案する販促手法です。

たとえば「スーツジャケット」の関連商品はネクタイ・シャツなどです。また「革靴」はシューズケア商品となります。

7. 3つの価格帯を用意する(松竹梅の法則)

松竹梅の法則とは3つの価格帯を用意する方法で、顧客の「失敗したくない」心理を取り入れた販促手法です。3つの価格帯の商品がある場合、多くの人が「高すぎるのは嫌だ」「安すぎるのは不安」と考える傾向が強く、中間を選びがちです。

松竹梅の法則で売れる商品個数は、比率にすると「松2:竹5:梅3」といわれています。自社ECサイトにとって1番売りたい価格帯の商品を竹に設定しましょう。

8. 優良顧客用の商品を提供する

自社ECサイトを頻繁に利用している優良顧客に向けた商品のレコメンドは、顧客単価向上につながります。顧客にとって優越感を得られるためです。

たとえばメルマガ送信で「数量限定商品」や「会員限定商品」を案内する施策が代表的です。メルマガを受け取った顧客に、お得感・特別感を演出できるので、顧客単価の向上につながるのです。

9. アップグレードを促進する

特にサブスクリプション型の商品の場合、アップグレードを促すことで顧客単価向上につながります。プランが1つの場合、顧客ニーズを見定められません。より手厚いプランを求めている顧客がいる可能性もあります。

サブスク型の商品では、定期的に買い替える場合が考えられます。商品に対する満足度が高い場合は、より多くの金額を支払って、手厚い商品を受け取りたいと考えているかもしれません。

ただしアップグレードプランを設定する場合は、特にリリース後にデータを取得し「上位プランが受け入れられているか」を観察しましょう。

10. 初回購入時のフォローに注力する

初回購入時のフォローは極めて重要です。

ECサイト運営にあたって2回目の購入を「F2転換」といいます。一般的に「2回目の購入」を促すことで3回目以降の購入につながりやすいといわれています。また新規顧客に比べて、既存顧客の獲得は1/5のコストで済むといわれます(1:5の法則)。

初回購入客への「2回目の購入で〇%オフ」などのメッセージングによって、F2転換率を高められます。

11. 送料無料ラインの設定

送料無料ラインとは「〇円以上の購入で送料無料」というマーケティング手法です。顧客に”もう1点”の購入を促進できます。

しかし設定するラインを誤ってしまうと、ほとんど貢献してくれません。たとえば商品単価が5000円以上なのに「あと500円で送料無料」と表示が出ても、購買促進にはつながりにくいです。

必ず、自社の商品単価・顧客の購買単価のデータを観察したうえで適切なラインを設けましょう

12. バンドル販売

バンドル販売とは、特定の商品の組み合わせで割引を提案する販促手法です。顧客にお得感・利便性を感じてもらえます。

バンドル商品には定期的な買い替えが発生する消費財が向いています。たとえばアパレルなら、シャツ・靴下などです。

消耗品を売ることで、在庫管理の負担を減らしながら顧客単価を上げられるのが魅力です。

顧客単価を上げた際の成功例と失敗例

「futureshop」を利用している事業者を参考に、顧客単価を上げた際の成功例と失敗例を紹介します。

顧客単価を上げた際の成功例

「原材料費の高騰による値上げ」における成功例を紹介します。

ある事業者は、原材料の高騰に対応するため、もともと6000円の商品を7000円に値上げしたいと検討していました。事前にCRMを観察して顧客ニーズを調査した結果「品質が高ければ値上げにはそこまで抵抗がないだろう」と判断し、実施しました。

結果として購入者数・総売上は若干減少しました。しかし顧客単価が増えたため管理コスト削減・利益額増加を果たせました。最終的なゴールと言える利益の増加を重視し、顧客単価を上げるのが効果的です。

顧客単価を上げた際の失敗例

続いて失敗例を紹介します。送料無料のライン設定を安易に設定した結果、CVRが下がった失敗例があります。

ある企業はもともと「全品送料無料」を掲げていました。そんななか利益率を高めるために「送料無料ライン」を設定することになりました。

その際、事前にデータを見ることなく会社の目標をベースとして送料無料ラインを設定したのが、失敗の原因です。蓋を開けてみると、送料無料ラインに達するための商品が無かったため、購入者は増えませんでした。また送料が有料になったことで、顧客数が減少してしまいました。

このような事態を避けるためにも、施策を講じる前には必ず顧客と商品のデータを観察しましょう。

顧客単価の上げ方でよくある6つの質問

ここからは顧客単価の上げ方でよくある質問を紹介します。今回紹介するのは、下記の6つです。

  • 顧客単価の上げ方で注意すべきポイントは?
  • 客単価以外で売り上げを高めるには?
  • ECサイトに有効な顧客単価アップの実例は?
  • 自社ECのポイント制度は単価アップに貢献しますか?
  • 「futureshop」利用客の顧客単価はどれくらいですか?
  • 送料無料ラインと全品送料無料はどちらがおすすめですか?

順番に疑問点を回答していきながら紹介していきます。

質問① 顧客単価の上げ方で注意すべきポイントは?

顧客単価の上げ方で注意すべきポイントは「顧客の理解」と「分析・検証」です。まず顧客の理解は、前述した顧客単価の上げ方を実施するうえで不可欠な要素です。

何かしらの施策を実施する際、「顧客が納得してくれるのか」「メリットを感じてくれるのか」が決め手になります。顧客の理解なく顧客単価を上げようとしても、結果として顧客離れになるおそれがあります。

また、顧客の理解があっても満足してはいけません。施策が本当に成功したのかを分析しておけば、次回の施策における改善策の立案や実行ができます

質問② 客単価以外で売り上げを高めるには?

顧客単価の向上以外で売り上げを高める方法は「新規顧客の獲得」や「既存顧客のリピート率向上」があげられます。そもそも売り上げは前述の通り「購入者数×顧客単価」で計算するので、新規顧客の獲得は売り上げを伸ばす大きな要因になります。

自社のECサイトを宣伝するために、チラシの配布やSNSの活用を実施しましょう。しかし新規顧客の獲得は、労力やコストに影響するものです。労力やコストをかけた新規顧客がリピートしてもらえるような施策が必須です。

たとえば「次回購入時に使用可能」なクーポンを配布する方法や紹介制度の導入などを取り入れていきましょう。何より新規顧客が「また利用したい」と思ってもらえるような商品やサービスになっているかが重要です。

質問③ ECサイトに有効な顧客単価アップの実例は?

ECサイトに有効な顧客単価アップの実例は、前述したクロスセルです。関連した商品を顧客が購入すれば顧客単価向上につながります。

たとえばAmazonが良い例です。何かカートに入れた際に関連商品が表示されます。表示された関連商品が購入されれば、顧客単価が向上するのです。

他のECサイトでも「2点目以降は10%OFF」「5000円から送料無料」などのサービスを提供しているECサイトがあります。自社ECサイトならではのサービスを展開していきましょう。

質問④ 自社ECのポイント制度は単価アップに貢献しますか?

自社ECサイトのポイント制度導入は、顧客単価よりもCVR向上の施策になります。なぜなら大手ECサイトのAmazonや「楽天市場」ほど「ポイントを貯めよう」とは考えにくいからです。

つまり自社ECサイトのポイント制度の一環として「10ポイントで〇%割引」などの施策は、長期的に見ると不向きになります。CVRの向上を効果的に上げたいなら「誕生月ポイント」「初回購入ポイント」など、その場で活用できるポイントを顧客に向けて設定できると効果的です。

質問⑤ 「futureshop」で構築したECサイトの利用客の顧客単価はどれくらいですか?

2017年にGMOリサーチが約1000人を対象にとったアンケートによると、1回あたりの平均購入金額は男女ともに80%以上が「6000円未満」と回答しました。(参考:GMOリサーチ株式会社「『ネットショッピングに関する実態調査』を日本国内で実施」)

一方で「futureshop」で構築したECサイトの顧客単価平均は、全体的に1万円〜1万5000円と、相場よりも高額になっています。

「futureshop」で構築したECサイトが一般的な顧客単価よりも高くなっているのは「サイト回遊性」を考え抜いて設計しているからです。

サイトの回遊性のデザインは難しく、回遊性を高めようと意識し過ぎると、かえって顧客は困惑してしまいます。離脱率を上げてしまい顧客単価まで下げてしまう恐れがあります。

質問⑥ 送料無料ラインと全品送料無料はどちらがおすすめですか?

送料無料ラインの設定と全品送料無料であれば、CVRの観点でいうなら全品送料無料がおすすめです。

一方で以前までは運送業者とのやりとりで送料を安く設定できましたが、昨今は定額となっており交渉がやりにくくなっています。そのため全品送料無料はCVRの観点ではおすすめですが、利益率観点でいうと現実的ではないといえます。

まとめ

ここまで、顧客単価の上げ方について、まず考えるべき点や重要な理由、注意点や具体的な上げ方などを紹介しました。顧客単価を上げるには、顧客の理解からはじめていく必要があります。

今回紹介した施策も、顧客ニーズの調査や分析・検証があってのものです。これまでに実施していない方法があれば、今回紹介した方法をぜひ実践してみてください。

この記事はフューチャーショップのオウンドメディア『E-Commerce Magazine』の記事を、ネットショップ担当者フォーラム用に再編集したものです。

E-Commerce Magazine

郵便料金を改定、「葉書」は63円から85円、「封書」の84円(25g以下)と94円(50g以下)は110円に値上げへ

2 years 5ヶ月 ago

総務省は12月18日、封書や葉書を値上げする方針を公表した。

2024年秋頃に、第一種定形郵便物の「封書」について、25g以下の84円、50g以下の94円をそれぞれ110円に値上げし、サービス改善の一環としてこの重量区分を1区分に統合する。また、第二種郵便物の通常葉書は現状の63円から85円に引き上げる。

定形外、特殊取扱といった郵便物も約3割の値上げ率で価格を引き上げる方針。ただし、レターパックや速達など一部郵便物は低い値上げ率を想定しているという。

総務省は12月18日、封書や葉書を値上げする方針を公表した。 2024年秋頃に、第一種定形郵便物の「封書」について、25g以下の84円、50g以下の94円をそれぞれ110円に値上げし、サービス改善の一環としてこの重量区分を1区分に統合する。また、第二種郵便物の通常葉書は現状の63円から85円に引き上げる
郵便料金改定の全体像(画像は総務省が公表した資料からキャプチャ)

総務省が開いた情報通信行政・郵政行政審議会の分科会で、「郵便法施行規則の一部を改正する省令案及び民間事業者による信書の送達に関する法律施行規則の一部を改正する省令案」を提示。値上げの方針を示した。

値上げの理由は郵便事業の収支が赤字となったため。2022年度における郵便事業の営業損益は211億円の損失で、郵便事業民営化以後、初の赤字となった。郵便物数は2001年度をピークに年々減少しており、社会全体におけるデジタルの活用状況を勘案すると今後も郵便物数の減少が予想される。

日本郵便における郵便事業の営業損益については今後も、営業損益の改善は厳しい状況が見込まれている。郵便事業を安定して提供する観点から、早期の郵便料金値上げが必要だと判断した。

総務省は12月18日、封書や葉書を値上げする方針を公表した。 2024年秋頃に、第一種定形郵便物の「封書」について、25g以下の84円、50g以下の94円をそれぞれ110円に値上げし、サービス改善の一環としてこの重量区分を1区分に統合する。また、第二種郵便物の通常葉書は現状の63円から85円に引き上げる
郵便物数の実績と見込み(画像は総務省が公表した資料からキャプチャ)

情報通信行政・郵政行政審議会は12月19日~2024年1月22日まで、郵便料金の値上げなどに関するパブリックコメントを募集する。寄せられたパブリックコメント、同審議会の答申を踏まえ、省令を改正する予定。物価問題に関する関係閣僚会議にも付議するという。

松原 沙甫

【男性用育毛剤EC市場】ファーマフーズ、ソーシャルテック、美元、ビタブリッドなどの動向に学ぶトレンドの変化+課題解決策 | 通販新聞ダイジェスト

2 years 5ヶ月 ago
SEO媒体が主流だった男性用育毛剤ECの広告市場に変化が見られている。従来の訴求方法から舵を切っている各社の取り組みを解説する

男性用育毛剤市場は、転換期を迎えている。市場は、圧倒的な広告露出、割引施策でファーマフーズがすそ野を拡大した。だが、市場をけん引した同社の成長も陰りが見える。ウェブを主戦場とする企業の多くもLTV重視に舵をきる。

各社がECで訴求する主な男性向け育毛剤
各社がECで訴求する主な男性向け育毛剤

【ファーマフーズ】事例に見る広告トレンドの変化と課題

市場環境の変化は、いくつか要因がある。一つは、テレビ、ウェブなど全方位で展開するファーマフーズの存在だ。「初回定期半額(税込2750円)」という利益を度外視した強力なオファーがEC市場にも影響を与えた。昨年以降、EC化率98%を占め、同市場をけん引するソーシャルテックもこれに追随。育毛剤とサプリメントをセットにした「新ウルトラ定期便」(税込1万5800円)を初回定期1980円(税込み)で展開。新規獲得は、低価格オファーの競争に陥った。

初回定期半額としているファーマフーズの育毛剤「ニューモ」(画像は「ニューモ」のランディングページから編集部がキャプチャ)
初回定期半額としているファーマフーズの育毛剤「ニューモ」(画像は「ニューモ」のランディングページから編集部がキャプチャ)

広告トレンドの変化ショート系動画が主流に、課題は「差別化」「ロイヤリティ向上

広告のトレンドも変化した。かつてアフィリエイト広告は、記事広告やランキング等の比較サイトの検索上位表示により企業のランディングページに誘導する“SEO媒体”が主流だった。「商品理解も深く、高いLTVも望めた」(販売事業者)。

だが、19年以降は、グーグルによる検索アルゴリズムの改定が頻繁になる。広告審査も厳しくなり、検索上位をアフィリエイトサイトがコントロールできなくなった

一時は、ユーチューブの長尺動画の活用も進んだが、制作費がかさみ、投資回収が遅いことから多くのアフィリエイターは、広告審査の緩い「ショート系動画」の活用が主流になる。ただ、「衝動買いが増え、記事等を読み込んで買う層に比べLTVも低い」(同)ことがネックになった。

影響は、徐々に表れる。ファーマフーズは21年当時、急速なシェア拡大を「すでに天井を破っている状態」と表現していたが、279億円(育毛剤単体、22年7月期)をピークに育毛剤の売り上げは減収に転じている。定期顧客も21年の約56万人をピークに減少に転じ、前期は43万人。成長力は、オーラルケアやダイエットサプリ、まつ毛美容液など育成ブランドが補う

【ソーシャルテック】商品設計+販路開拓などに注力

ソーシャルテックも新規獲得は、獲得が容易な単品オファー(同980円)に集中した。広告トレンドが、バナーなど“ad媒体”にシフトするなか、「LTV確保」、「安売りの打開」という課題が浮上した。

各社、医薬部外品を扱うが有効成分の効果で差別化を図ることには限界がある。こうした中、権威づけやアンバサダーの起用などブランディング施策をはじめ、アフィリエイターの獲得をサポートする要素を提供できる商品の差別化、ロイヤリティの向上が重要になっている。

ソーシャルテックでは、昨年1月以降、独自成分(ジンゲルシックス、クロナルガンマ)の配合をベースにした成分啓発、ナノバブル発生の新容器の採用(今年11月のリニューアル)など、薬機法に対応した中で差別化を図ることができる商品設計を強化している。

今年に入りアウトバウンドの専任部署も設置。既存顧客を対象にニーズに合わせた3か月分のおまとめ便(従来は2か月)、セット定期、月2本の利用ユーザーのオファー、同梱物の見直しでLTVのテスト検証、投資効率の改善を図る。来年以降は、リテールやモール、海外展開など販路開拓も強化。24年3月期は、70億円前後の売り上げをめざす

【美元】ブランディングで存在感、大手2社に追随

多面的なブランディング施策の展開で存在感を増しているのが「RIDEN」を展開する美元だ。「ウェブのアフィリエイトは、ファーマフーズ、ソーシャルテック、美元の3社に絞られてきている印象」(広告代理店)。

Webを中心に展開する男性向け育毛剤の売上高
Webを中心に展開する男性向け育毛剤の売上高

ソーシャルテックは、ルー大柴をアンバサダーに起用(21年)してブランディングを行うが、中心層は30代後半から40代前半。美元は、著名ユーチューバーとのコラボレーションにより、「若干若めの世代にうまくリーチできている」(同)とみる。

【ビタブリッドジャパン】サプリなどクロスセル提案を強化

ビタブリッドジャパンは、21年に発売した育毛サプリ「ボリューモア」など商品ラインアップを拡充してクロスセル提案を強化する。ただ、「今年も社内で定めるKPIの達成は厳しい状況」(同社)。ダイレクトマーケティング事業の総売上高(23年2月期で約146億円、グループのダイレクトテックを含む)に占めるヘアケア関連の割合は8%程度にとどまる。

【北の達人】2021年末参入も売り上げは横ばい

21年末、5つの有効成分・育毛関連の効果表示13種すべてを網羅した「モウダス」で市場に参入した北の達人コーポレーションも総売上高に占めるヘアケア関連の売上構成比は「個別商品の売り上げは非開示だが5%未満で前年から変わらない」(同社)としており、大きく成長していない。

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IT導入補助金の事務局のHPに不正アクセス、IT導入支援などの事業者約3.8万人の個人情報が漏えいの恐れ

2 years 5ヶ月 ago

「サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金」(IT導入補助金2023後期事務局)のホームページ(HP)が不正アクセスを受け、個人情報を含むIT導入支援事業者情報とITツール情報が第三者に閲覧・取得されたことがわかった。流出した恐れのある個人情報数は3万8269人分。

不正アクセスの対象となったのは、2023年8月1日からスタートしたIT導入補助金2023後期事務局が運営するホームページ。独立行政法人中小企業基盤整備機構(中小機構)が補助金を交付し、TOPPANが実施している。

「サービス等生産性向上IT導入支援事業費補助金」(IT導入補助金2023後期事務局)のホームページ(HP)が不正アクセスを受け、個人情報を含むIT導入支援事業者情報とITツール情報が第三者に閲覧・取得されたことがわかった
IT導入補助金2023後期事務局のお知らせ(画像はHPから編集部がキャプチャ)

発生期間は2023年8月1日~2023年12月12日の1時35分。閲覧・取得された可能性のある項目は、IT導入支援事業者の一部個人情報を含む事業者の登録情報で、役員や担当者の氏名および担当者のメールアドレス。

また、ITツールの価格や一部個人情報を含む事業者の登録情報として、ITツール登録担当者の氏名とメールアドレス、実施者・販売者の氏名とメールアドレスも漏えいした可能性がある。

発生原因は、ホームページで使用されているプログラムの設計不備という。事務局は閲覧・取得情報を確認できておらず、外部からの指摘で判明した。

現時点で2次被害の報告は受けていない。すでに対象者には個別にメールで連絡しており、プログラムについては総点検および改修を実施、外部からデータの閲覧や取得ができないこを確認しているという。

実施機関であるをTOPPANを選定した中小機構は、「このような事態が発生したことは極めて遺憾。TOPPANに対して、厳重注意を行うとともに、今後、このような事態が生じないよう、改めて徹底を図っていく」とコメントしている。

松原 沙甫

課題解決は速攻で!「変化に振り回されることすら楽しい」と言うショップの成功事例【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

2 years 5ヶ月 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2023年12月11日~12月17日のニュース

1年で赤字から脱出し、売り上げを伸ばした事例記事です。写真撮影技術の向上、右脳と左脳に訴える写真の利用、課題解決を楽しむ姿勢が成功の鍵です。他社がためらうなか、素早い課題解決が強みになっています。

真似をしながら経験値をためていくのが急成長の秘訣

「ピンチもチャンス!」コツを掴みだしたらEC運営が楽しすぎて、1年で赤字脱出した話(株式会社サポート・中島さん×川村対談) | コマースデザイン
https://www.commerce-design.net/blog-staff/231211-support/

当初からの課題であった赤字が解消され、現在はECが全体売上の15%を占めるまでに成長しました。また、「ゲームのように問題をクリアしてまた新たな面に進むように、謎に向き合って解いていく感覚が楽しくて仕方がない」とおっしゃられるほど、ネットショップの運営を楽しまれています。

今回はECのコンサルティングを依頼して伸びた事例です。引用文にあるように課題解決が楽しくて仕方がないという、ちょっと変わった(?)担当者さんのようです。業務が忙しいので課題が多いとげんなりすることが多いですからね。

中でも商品ページの写真について、撮り方や選び方まで具体的に教えていただいたのは印象的でした。確か「右脳と左脳と両方に訴えるような写真にしましょう」とアドバイスいただいて、最初はわからなかったのが、やっているうちに「こういうことか」とすごく納得感があったんですよね。それ以降、ページ作成で迷わなくなりました。

いい商品ページになったら、ジワジワと売上が上がってきたんですよ。「こんなにちょっとした工夫で、2~3割も変わってくるのか」と思ったら、工夫することが楽しくなってきましたね。それでまずは、全てのページを改善していったんです。

ページ作りってなかなかわからないですよね。いろいろやってみても売れずに、本を読んでみてもイメージ通りにいかないことも多いです。ヒントとしては「右脳と左脳と両方に訴えるような写真にしましょう」のメッセージ。感情と理屈の両方に働きかけるということですね。「すごい! かっこいい! かわいい!」という部分と、「ここはこんな作り方で…」と書く部分を使い分けるイメージでしょう。右脳寄りの人と左脳寄りの人が作ってもうまくいくと思います。

あとは少しでも改善効果が出たら喜ぶこと。「なんか売れてきたな~」と思えたらどんどん手を打っていくといいと思います。考えすぎたり、「どうせダメだろう」と思って手が出ないのが一番良くないです。

腕のいいカメラマンに依頼するようにしたら、やっぱり売れるようになったんです。そこで、1年間写真の撮り方を観察して学ばせてもらい、自分でも毎日工夫したところ、どんな写真を撮ればお客様にいい印象をもたれるのか、ひいては売れるのか、わかるようになってきました。

プロのテクニックを学ぶというか、うまく真似ることで自分たちでもできるようになります。お手本を真似ることは悪いことではありませんので、結果を出す近道として積極的に「真似」をしていくといいでしょう。

外的要因などの変化に振り回されることすら楽しいんです(笑)。たとえば、楽天から「365日出荷するように」とリクエストがあったときには、どうしたら対応できるか必死で考えましたからね。ゲームで言えば、次の面に行ったら、ボスキャラが出てきたというところでしょうか。

なかなか特殊な性格というか前向きというか(笑)。EC事業は外的環境、競合、法律にも影響されます。とにかく自分たちでコントロールできることが少ないので、こういったことにストレスをためずに楽しむくらいが良いのかもしれません。

他社が「どうしたらいいか、やるかやらないか」とひるんでいるうちに、うちが解決できたらそれが強みになりますからね。課題解決は速攻でやらない手はないですよ。なにか課題が出てきたら、チャンスとばかりに飛びついて解決策を考えています。

これはまさに! 誰もやっていないことをいち早くやれば先行者利益があるのは間違いないです。改善の内容とスピードに自信があるからできること。反対に後から動くとリスクも少ない代わりにリターンも少ないです。

業務の効率化と改善できる体制が整えばどんどんチャレンジできます。売れる方法を考える前に、こういった土台をしっかり作っていきたいですね。

今週の要チェック記事

「Shopify Partner of the Year 2023 - Japan」受賞パートナーを発表 | Shopify Japan
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000120.000034630.html

Shopify構築日記 #170 Partner of the Year 2023 発表「送料詳細設定 App」 | 北山浩|Shopify構築日記書いている人
https://note.com/ec_zoe/n/nf2d9084d3bc0

2023年も「Shopify Partner of the Year 2023 - Japan」の発表がありました。北山さんの解説記事を読むと受賞も納得です。

ヤマト運輸、東京23区と千葉県の一部地域宛て宅急便などの大幅遅延+全国からの目黒区や渋谷区など宛ての荷受け停止は13日も続く | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11700

ヤマト運輸、目黒区・世田谷区・渋谷区・大田区へ配送する荷物の預かりを再開。「羽田クロノゲート」の機器故障が解消 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11707

ヤマト運輸さんでトラブル。12月は荷物が集中する時期なので、影響を受けたショップもあったのでは。

「Yahoo!ショッピング」で始まる日曜日の新たなポイント施策「LYPプレミアム会員なら日曜さらに+4%」とは(2024/1スタート) | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/11712

「毎週日曜日はこのキャンペーンが実施されていくのではないか」と予測する出店者も。こうなってくると「Yahoo!ショッピング」が売れてきそうです。

月商50万以上のショップが選ぶ!2023年カラーミーショップ人気アプリランキングTOP10 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/44499

定番のアプリが並んでいます。オープンしたばかりのショップはとりあえず入れてみるといいでしょう。

Amazonの「超音波洗浄機」一番人気は“詐欺”? 購入者の「非破壊検査」レビューで話題の商品、実際に分解してみた | ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2312/11/news161.html

詐欺というかなんというか…ひどい商品が売られているものです。こういったのがなくならないとEC自体の信頼度が下がる一方です。

勝手に妄想したペルソナ、本当に存在しますか?ターゲット設定に役立つ10のコツから思い込みを排除しよう | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/13696

自分たちに都合のいいユーザーを考えてしまうと、どんどんずれていきます。客観的に。

「解約料」のあるべき姿を議論 価格戦略とも密接…消費者庁が研究会 | AdverTimes.
https://www.advertimes.com/20231211/article442697/

議論が進んでいくと新たな規制となる可能性もあります。動きをチェックしておきましょう。

2024年問題を左右する信頼関係の構築 ネスレ日本のBtoB物流から学ぶ「現場理解」と「協業の視点」 | ECzine
https://eczine.jp/article/detail/13871

自社の枠を越えた連携で効率化に取り組んでいます。デジタル化もまだまだなので改善効果は高そうです。

今週の名言

新人の新人による新人のための研修ブログ | NRIネットコムBlog
https://tech.nri-net.com/entry/training_blog_for_newcomers_by_newcomers

仕事に限らず物事には期限や進捗が存在します。これらを守ることも大切ですが、新人のうちは大抵のことが予定通りに進みません(現在進行形)。それならいっそのこと、時間をかけてでも分かるまで逃げない、周りの目は気にせず分からないことは分からないといった方が長期的に有益だと感じました。

うまくいかない前提で考えるのって大事です。余裕が出ますし対応策もたくさん浮かびますので。うまくいくことだけを考えると、ちょっとしたことでつまずいて大きなロスになります。

筆者出版情報

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コード一行追加で2024/4のWebアクセシビリティ義務化に対応できるKivaのサービス「ユニウェブ」とは?

2 years 5ヶ月 ago

延長保証サービス「proteger(プロテジャー)」を提供するKivaは、すべてのウェブアクセシビリティ(※)規格に対応できるサービス「ユニウェブ」の提供を始めた。自社ECサイトをはじめ、運営するWebサイトのユーザビリティ向上、利用者の満足度向上に貢献する。

※……ウェブアクセシビリティ:高齢者、障害者など、心身の機能に制約のある人でも、年齢的・身体的条件にかかわらずWebで提供されている情報にアクセスし利用できること

誰にでも見やすいサイト作りが2024/4から努力義務に

2024年4月1日施行の改正障害者差別解消法により、障害のあるユーザーから申し出があった場合、事業者にも合理的配慮の提供が義務付けられる(従来は、行政機関には配慮が義務付けられていたが、事業者による配慮は努力義務だった)。

障害者差別解消法は、障害の有無による「不当な差別的取扱い」を禁止し、障害を理由とする差別の解消を推進することを目的とした法律。Kivaは、ウェブアクセシビリティを誰でも簡単に導入することができる「ユニウェブ」の開発を進めてきた。。

「ユニウェブ」はWebサイトのウェブアクセシビリティ対応・向上を支援する
「ユニウェブ」はWebサイトのウェブアクセシビリティ対応・向上を支援する

「ユニウェブ」はWebサイトにコードを追加することで、事業者は導入当日にウェブアクセシビリティに対応できるようになるサービス。

加齢による視力・聴力低下、視覚に障害、怪我をして一時的に手が使えなくなったといった状況のユーザーに対し、Webページのコントラスト変更といった対応を通じて、正しい情報を理解できる状態にする。

「ユニウェブ」の導入をすでに決定しているサイト
「ユニウェブ」の導入をすでに決定しているサイト

多くの企業が抱えるウェブアクセシビリティの課題とは?

インターネットの普及により、健常者と同様に高齢者や障害者にとってもWebサイトは重要な情報源になっている。しかし、情報を提供する側がウェブアクセシビリティに配慮した適切な対応をしていないと、高齢者や障害者がWebサイトなどから情報を取得できなかったり、Web上の手続きができないという問題が起きてしまう可能性がある。

厚労省によると、2016年時点で身体障害者手帳の所持者は428万人強。ウェブアクセシビリティ対応が進めば、そのユーザーがWebを介して情報を入手したり、デジタルサービスを利用できるようになる。しかし、総務省の調査ではウェブアクセシビリティに関するJIS規格を満たしている企業の割合は4.6%にとどまっている。

「ユニウェブ」の提供についてKivaの野尻航太社長は次のようにコメントを発表している。

「proteger」を通じて多くのEC事業者やエンドユーザーとコミュニケーションを取るなかで、視覚障害のある方やご高齢の方など、Webサイトから情報が取りにくいということがわかりました。障害を持つすべての人に平等なウェブサイトやサービスを提供したいと思い「ユニウェブ」を開発し、リリースしました。多くの人がWebで提供されている情報を正しく理解できる社会に向けて、プロダクト開発・運営にまい進します。

高野 真維

小売事業者のECサイトに広告配信して収益化、バリューコマースのリテールメディアネットワーク「Retail Linker」とは?

2 years 5ヶ月 ago

バリューコマースは12月14日から、EC・小売り事業者とメーカー・ブランドをつなぐリテールメディアネットワークサービス「Retail Linker(リテール・リンカー)」の提供を始めた。

小売り(リテーラー)が運営するECサイト内の広告掲載枠に、ブランド・メーカーの広告を配信するネットワークサービスで、小売り・EC事業者、ブランド・メーカー双方の収益最大化に寄与する。

ブランドやメーカーのECに広告配信

「Retail Linker」はブランド・メーカーが広告主となり、小売りが運営するECサイトを“メディア”と位置付け、広告掲載枠に広告配信を行うサービス。

「Retail Linker」の活用イメージ
「Retail Linker」の活用イメージ

「Retail Linker」では3つの広告メニューを提供する。

  • ディスプレイ広告
    メディアのコンテンツに応じて配信するディスプレイ広告は、ECサイトのトップページやカテゴリーページなどにバナー形式で表示する(バナー画像やクリック後の遷移先ページは広告主が作成)。
  • PR広告
    訴求したい商品に広告枠を設置し配信する。今後は、カテゴリー、購入履歴、一緒に購入される商品など、ECサイトがもつデータを活用した広告配信を行っていく予定。
  • 検索連動広告
    小売りのECサイト内で検索した際に、検索結果ページ(検索一覧ページ)の上部にキーワードに連動した広告を表示する。検索結果として表示される商品と見た目がなじむため、コンバージョンにつながりやすくなる。

広告主になるブランド・メーカーは、リテールメディア(リテールメディア:「リテール=小売り」と「メディア=媒体」を組み合わせた造語。ECのWeb広告や小売業のサイネージ広告などで提供される広告媒体)のネットワークから複数のECサイトへ、横断または選択して広告を配信できる。

広告配信の設定、配信、配信後の効果分析などは管理画面で操作。広告運用の経験や専門知識がない方でも操作しやすい設計としている。広告効果はさまざまな切り口から評価・分析ができる。

小売り・EC事業者は、自社のECサイトにブランド・メーカーの広告を配信することで、広告収益を得ることができる。広告を掲載したいページには「Retail Linker」の配信用タグを埋め込むと広告を配信することが可能。特別な開発費用はかからない。

「Retail Linker」の強み
「Retail Linker」の強み
高野 真維

LINEヤフーが「Yahoo!ショッピング」でポイント攻勢【12月のポイントキャンペーン&最近の施策まとめ】

2 years 5ヶ月 ago

年末商戦の12月、LINEヤフーがポイント攻勢をかけている。

12月は「Yahoo!ショッピング」での買い物で毎日7%の「PayPayポイント」を付与するキャンペーンを実施。19日までポイントアップキャンペーン「ヤフービッグボーナス」を実施しており、17~19日は事前購入など条件を満たすと最大24.5%の「PayPayポイント」を付与している。

LINEヤフーは11月29日、ヤフー特典とLINE特典が利用できる会員プログラム「LYPプレミアム」をスタート。「LYPプレミアム」会員でLINEアカウントと連携していると「Yahoo!ショッピング」での買い物で「PayPayポイント」を2%付与する会員特典を用意している(アカウント未連携の場合はヤフーショッピング商品券を付与)。

毎日7%の「PayPayポイント」付与の内訳は、「LYPプレミアム」会員の2%(LINEアカウントと連携済みの場合)に加え、「毎日もらえる 最大+4%」(LINEアカウントと連携済みであれば「PayPayポイント」、未連携はヤフーショッピング商品券)、ストアポイント1%、PayPayで支払うで0.5~1%。

「Yahoo!ショッピング」での買い物で毎日7%の「PayPayポイント」を付与するキャンペーン
毎日7%の「PayPayポイント」の内訳

「ヤフービッグボーナス」では、対象ストアでの購入で「PayPayポイント」付与を5%もしくは10%に設定。12月1~16日にボーナスストアで購入していれば「PayPayポイント」を2%付与するといった特典を用意し、消費者は最大24.5%の「PayPayポイント」を受け取ることができる。

12月17日にはアクセスが集中。負荷軽減のため簡易版のトップページを表示するといった措置もとっていた。

「Yahoo!ショッピング」での買い物で毎日7%の「PayPayポイント」を付与するキャンペーン
12月17日にはアクセスが集中した(編集部が「Yahoo!ショッピング」からキャプチャ)

「Yahoo!ショッピング」のポイント施策の変遷

「Yahoo!ショッピング」は2022年10月まで、「ソフトバンクスマホユーザーなら毎週日曜日は+10%」を毎週日曜日に実施。他の施策も合わせると消費者は20%以上の高額ポイント還元が見込めることから、出店者は日曜日に合わせた販促を展開していた。

その後の2023年2月、eコマース取扱高の成長について、従来の「ポイント・販促中心」から、「グループアセットを最大限活用することに注力し、成長と収益性のバランスを両立」へとシフトすると発表。ポイントを活用した販促を抑制した。

ショッピングモール事業へのポイント還元投資の抑制により、国内物販系取扱高は減少が続いたものの、2023年4-6月期(第1四半期)に「底打ち」(Zホールディングス(当時))と判断している。

巻き返しを図るため、誰でも日曜日の買い物で「PayPayポイント」4%を上乗せして付与する「買う!買う!サンデー +4%」をスタートし、原則毎月1回以上の不定期で実施している。また、毎月29日の「肉の日キャンペーン」を復活させるなど、ポイントキャンペーンを増やしてきた。

2024年1月からは有料会員が「Yahoo!ショッピング」で日曜日に買い物する際の「PayPayポイント」付与を強化。「LYPプレミアム会員なら日曜さらに+4%」という名称で、有料会員サービス「LYPプレミアム」ユーザーであれば、5000円以上の買い物で「PayPayポイント」4%を上乗せして付与する取り組みを始める。

瀧川 正実

企業が選ぶ2023年を表す漢字は「変」がトップ、「耐」「忍」「高」「乱」が続く

2 years 5ヶ月 ago

2023年の事業活動を象徴する漢字は「変」――。帝国データバンクがこのほど、2023年の事業活動を表す漢字についての調査結果を発表した。

アンケート調査は11月10~14日にインターネットで実施、有効回答企業数955社。内訳は大企業125社、中小企業830社。

帝国データバンクがこのほど、2023年の事業活動を表す漢字についての調査結果を発表

「変」を選んだ理由について企業からは、「生活や働き方改革、人手不足、物価上昇など、世の中が急激に変化している」(建設)、「変革の変。DXなどにより時代の変化のスピードが速い」(不動産)といった意見があがり、変化や変革の年と捉えたとしている。

2位は「耐」、3位は「忍」。「原材料価格などの高騰が継続することに対して耐え忍ぶ年だった」(機械製造)、「コロナは収束したものの、円安や国際情勢、人手不足など先行きが見えないのが率直な思い。何とか耐え忍んだ1年だった」(専門サービス)などの声が寄せられた。

4位は「高」。「物価、原材料、燃料費、人件費など全てにおいて高騰しており“高”を選んだ」(飲食料品・飼料製造)といった声があがった。

5位は戦乱や混乱、乱れを表す「乱」。「国際社会、政治、経済、社会などさまざまな面で秩序や規範が乱れた」(鉄鋼・非鉄・鉱業)という声があった

帝国データバンクがこのほど、2023年の事業活動を表す漢字についての調査結果を発表

 

松原 沙甫

「サブスクリプション大賞」受賞サイトに学ぶ「成長性」「新規性」「悩み解決」が評価されるサービスとは?

2 years 5ヶ月 ago
日本サブスクリプションビジネス大賞2023を受賞したサイトはどういった点が評価されたのか?【サブスク大賞2023】

一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会が発表した「日本サブスクリプションビジネス大賞2023」(最も躍進を遂げたサブスクリプションサービスを表彰するアワード)でグランプリを獲得したのは、猫の尿量、尿回数、体重自動計測などを行えるカメラ付きトイレを提供する「Toletta(トレッタ)」(運営はトレッタキャッツ)。スマホで飼い猫の健康管理ができ、獣医師と共同開発したAIが日々の体調をチェックするといったペット向けヘルスケア+テクノロジーといった点を評価した。

一般社団法人日本サブスクリプションビジネス振興会が行った「日本サブスクリプションビジネス大賞2023」 最も躍進を遂げたサブスクリプションサービスを表彰するアワード

「日本サブスクリプションビジネス大賞」は「お得」「悩み解決」「便利」「新規性」「成長性」「安全性」の6要素で審査し、受賞サービスを決定する。日本国内のサブスクサービスを振興するとともに、新たなサービス創出のきっかけ作りを目的として設立された。エントリー企業のなかから振興会や有識者が審査し、受賞サービスを決定した。

グランプリ

猫の見守りトイレ「Toletta(トレッタ)」
https://jp.tolettacat.com/

日本サブスクリプションビジネス大賞 グランプリ Toletta トレッタ
(画像は「Toletta」サイトから編集部がキャプチャ)

24時間365日、猫の尿量・尿回数、体重自動計測などが行えるIoT技術を搭載したカメラ付き猫用スマートトイレ。猫がトイレに入ると重量センサーが検知し、6つの健康指標を自動で計測。計測した指標はアプリで閲覧・管理できる。

また、獣医師と共同開発したAIを活用し、5000パターン以上のなかから猫の体調に合ったチェック結果と獣医師メッセージが毎日届く機能を搭載している。

日本サブスクリプションビジネス大賞 グランプリ トレッタの機能について
「Toletta」の機能について(画像は「Toletta」サイトから編集部がキャプチャ)
日本サブスクリプションビジネス大賞 グランプリ YAMAPのコンテンツ
「Toletta」のアプリでは猫の体調を確認できる(画像は「Toletta」サイトから編集部がキャプチャ)

猫が亡くなる原因の7割以上が尿に関連する病気と言われている。8割以上の飼い主がその原因に気付けなかった、早期発見できなかったという問題に着目してトイレを開発した。私たちは本気で“猫の寿命30年”をめざして取り組んでいる。猫と飼い主がもっと幸せになって元気に過ごしてほしい。(トレッタキャッツ)

グランプリ選出の理由について、美園直人氏(日本サブスクリプションビジネス振興会 会長)は次のようにコメントした。

家族の在り方・形が変わり、昨今はペットが大切な家族の一員になっている。ペット関連市場が年々大きくなるなか、その市場に対してペットのヘルスケアをテクノロジーを駆使して参入した。今後必要不可欠になるような、ユーザーが求めているサービスではないかという理由から選出した。(美園氏)

シルバー賞

海外向けおやつBOX「Sakuraco」
https://sakura.co/

日本サブスクリプションビジネス大賞 シルバー賞 Sakuraco
(画像は「Sakuraco」サイトから編集部がキャプチャ)

老舗メーカーのお菓子や和菓子、お茶、メーカーと共同開発したお菓子を海外ユーザー向けに発送するサブスクサービス。商品はオリジナルボックスに詰め合わせ、世界180か国の国と地域に配送している。

日本サブスクリプションビジネス大賞 シルバー賞 Sakuraco お菓子とお茶の詰め合わせ
和菓子やお茶など20種類をオリジナルボックスに詰めて配送している
(画像は「Sakuraco」サイトから編集部がキャプチャ)
日本サブスクリプションビジネス大賞 シルバー賞 Sakuracono料金体系
「Sakuraco」の料金体系(画像は「Sakuraco」サイトから編集部がキャプチャ)

私たちのお客さまは海外在住ユーザーで、基本的には取引先は日本の地方にある小さな菓子メーカー。サービス開始は2021年でコロナ禍に重なったが、困っている事業者を海外との販路に結びつけることで、自分たちは成長できたのではないか。お客さまは日本が好きな海外ユーザーなので、お菓子をきっかけに日本に足を運ぶ人も増えている。観光でも盛り上げられたら良いと思っている。(ICHIGO)

ブロンズ賞

未利用魚を利用した魚料理のサブスク「フィシュル」
https://fishlle.com/

日本サブスクリプションビジネス大賞 ブロンズ賞 フィシュル
(画像は「フィシュル」サイトから編集部がキャプチャ)

「調理が難しい」「規格に合わない」など、味には関係ない理由で行き場を失っている国内の魚「未利用魚」を利用し、味付けをした魚を配送するサブスクサービス。30種類以上のレパートリーを扱っている。

日本サブスクリプションビジネス大賞 ブロンズ賞 フィシュルのこだわりについて
「フィシュル」のこだわりについて(画像は「フィシュル」サイトから編集部がキャプチャ)
日本サブスクリプションビジネス大賞 ブロンズ賞 フィシュルのプランの種類
プランは3種類から選べる。家庭内の人数にあわせてパック数が異なる
(画像は「フィシュル」サイトから編集部がキャプチャ)

2021年からサービスをスタートし、2023年で3周年を迎える。これもユーザーの皆さま、漁師さん、パートナー企業の皆さんのおかげ。私たちは“食の三方よし”をめざしている。作り手、使い手、社会良しをブランドミッションに掲げ、今後も水産業を盛り上げていきたい。(ベンナーズ)

特別賞

モノの定額制レンタルサービス「アリススタイル」
https://www.alice.style/

日本サブスクリプションビジネス大賞 特別賞 アリススタイル
(画像は「アリススタイル」サイトから編集部がキャプチャ)

生活家電、美容家電、フィットネス機器、アウトドアグッズ、ベビー用品など、800種類以上の商品を月額3880円(税込)で使用できるサービス。商品は自由に交換できる。

音楽配信ストアへの楽曲登録代行サービス「narasu(ナラス)」
https://narasu.jp/

日本サブスクリプションビジネス大賞 特別賞 narasu
(画像は「narasu」サイトから編集部がキャプチャ)

「Spotify」「Apple Music」などの音楽配信ストアに、楽曲登録を代行するサービス。料金プランは、月額660円(税込)で無制限に配信できるサブスクプランと、都度課金制プラン(シングルは2860円、アルバムは5500円、いずれも税込)の2種類。

日本の伝統工芸品をレンタルできる「LIFT(リフト)」
https://life-and-craft.com/

日本サブスクリプションビジネス大賞 特別賞 LIFT
(画像は「LIFT」サイトから編集部がキャプチャ)

有田焼、輪島塗、江戸切子、九谷焼など日本の工芸品を月額数千円からレンタルできるサービス。食器はすべて新品。レンタルする期間に応じて料金が下がっていき、6か月目以降の料金は無料となる。

幼児食の冷凍食品サブスク「冷凍幼児食mogumo(モグモ)」
https://mogumo.jp/

日本サブスクリプションビジネス大賞 特別賞 mogumo
(画像は「mogumo」サイトから編集部がキャプチャ)

管理栄養士が監修した幼児食の冷凍食品のサブスク。利用費は初回1980円(税込)+送料、2回目以降は5352円(税込)+送料から。商品は電子レンジで調理でき、主菜、副菜、スープなど24種類以上から毎月カスタマイズできる。

チケットのサブスク「recri(レクリ)」
https://subscription.recri.jp/

日本サブスクリプションビジネス大賞 特別賞 recri
(画像は「recri」サイトから編集部がキャプチャ)

演劇、ミュージカル、展覧会などのチケットが届くサブスクサービス。ユーザーの趣味・嗜好に合うチケットをプロの目利きと、学習データを元に選出する。プランは「舞台プラン」と「展示会プラン」の2種類と、初回2回限定プランを用意している。

冷凍パンの定期便「Pan&(パンド)」
https://pand.jp/

日本サブスクリプションビジネス大賞 特別賞 Pan&
(画像は「Pan&」サイトから編集部がキャプチャ)

国産小麦100%を使用した焼きたてのパンを急速冷凍し配送するサービス。60種類以上のパンやスープから商品を選べる。

デザイナーブランドのアパレルレンタル「AnotherADdress(アナザーアドレス)」
https://www.anotheraddress.jp/

日本サブスクリプションビジネス大賞 特別賞 AnotherADdress
(画像は「AnotherADdress」サイトから編集部がキャプチャ)

「Masion Margiela」「MARNI」「Y’s」「beautiful people」といったデザイナーブランドのなかから選んでレンタルできる、百貨店業界初のファッションサブスクサービス。利用費は月額5500円(税込)から、気に入った商品は購入も可能。

アート作品のレンタルサービス「Casie(カシエ)」
https://casie.jp/

日本サブスクリプションビジネス大賞 特別賞 Casie
(画像は「Casie」サイトから編集部がキャプチャ)

月額2200円(税込)からアート作品をレンタルできるサービス。約1300人のアーティスト、1万4000点以上の作品から選ぶことができる。最短1か月で交換でき、気に入ったアート作品は購入できる。

テモナ賞

サブスク型のサカナ専門ミールキット「サカナDIY」
https://www.fuku-emon.com/f/fsakanadiy2

日本サブスクリプションビジネス大賞 テモナ賞 サカナDIY
(画像は「サカナDIY」サイトから編集部がキャプチャ)

全国の地魚を自宅で楽しめるサカナ専門ミールキットのサブスクサービス。鱗や内臓などの処理を行った魚を瞬間凍結。ユーザーは付属のレシピと動画を見ながら切る、煮る、焼くだけで地魚料理を作れるキットを配送している。

日本サブスクリプションビジネス大賞 テモナ賞 サカナDIYの利用価格について
定期便の利用価格は5400円(税込)(画像は「サカナDIY」サイトから編集部がキャプチャ)
日本サブスクリプションビジネス大賞 テモナ賞 レシピが同梱される
魚と一緒にレシピが届く(画像は「サカナDIY」サイトから編集部がキャプチャ)

受賞について、ふく衛門は「全国各地にその地域でしか食べられない地魚がある。そういった魚と消費者を結び付けられたら、と思いサービスを開始した」と話す。

「サカナDIY」の受賞理由は、「コロナ禍を機に魚をテーマにしたサブスクが増えているなか、『サカナDIY』は料理の体験を顧客に提供している点が魅力的。料理の腕が上がるとユーザーが離れてしまうかもしれないが、『魚を消費する文化に寄与していこう』という意気込みを感じて選定した」(テモナ)

サブスク振興会特別賞

法人向けPCサブスク「Cotoka for PC」
https://www.yrl.com/cotoka-for-pc/

日本サブスクリプションビジネス大賞 サブスク振興会特別賞 Cotoka for PC
(画像は「Cotoka for PC」サイトから編集部がキャプチャ)

企業のIT管理者が従業員にライセンス付与するだけで、PCの調達から配送、修理・交換、廃棄、リプレイスまでクラウドから直接提供するサービス。

日本サブスクリプションビジネス大賞 サブスク振興会特別賞 Cotoka for PCの特徴
サービスの特徴について(画像は「Cotoka for PC」サイトから編集部がキャプチャ)
日本サブスクリプションビジネス大賞 サブスク振興会特別賞 Cotoka for PCのプラン
3種類のプランを提供している(画像は「Cotoka for PC」サイトから編集部がキャプチャ)

受賞にについて横河レンタ・リースは次のようにコメントした。

DXや生成AIなどで企業の情報システム部門(情シス)の業務量がとても増えた。情シスで苦労している人達を支援したい気持ちを込めてサービスをリリースした。BtoCではサブスクが定着してきたが、BtoBではまだサブスクが黎明期を脱していないと感じている。サービスをベースに日本の情シスの皆さんを支援して、生産性の課題解決などに少しでも寄与できるようビジネスを展開していきたい。(横河レンタ・リース)

藤田遥

ビームス+パルが語る顧客満足度アップの秘訣+“EC時代の接客術”【ネッ担秋イベントオンデマンド配信中】

2 years 5ヶ月 ago
11月21+22日に開催した「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」の講演(一部を除く)と、9月のネッ担セミナーの一部講演をアーカイブ配信中! 講演の見どころをご紹介します

ビームス、パル、ハルメク、ヤッホーブルーイング、アダストリアなどが登壇した「ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋」(11月21日+22日に開催)。「もう一度見たい」「オンライン配信でじっくり見たい」といった要望を受け、一部講演を除いてのオンデマンド配信を実施しています!

オンデマンド配信するのは、「一部講演を除いたネッ担秋イベントの講演」「ネッ担9月イベントの一部公演」。期間は2024年1月12日(金)18時まで、Vimeo(アプリなしで視聴可能)で配信しています。

ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋 オンデマンド配信

見どころ② EC時代に求められる接客術とは?担当者が満足度アップの成功事例を公開

ネットショップ担当者フォーラム 2023 秋 オンデマンド配信 パル ビームス 接客 顧客満足 EC
パネリスト:津田 華氏(株式会社ビームス CE本部 戦略部 戦略2課教育チーム
チームリーダー)、隈元 楓氏(株式会社ビームス CE本部 デジタル部 オムニスタイル課 スタイルコンサルタントチーム プレイングマネージャー)、細貝 真梨子氏(株式会社パル DISCOAT CX担当)、石田 千尋氏(株式会社パル DISCOAT SNS ディレクター) モデレーター:髙野 一朗氏(モーターホーム株式会社
代表取締役/opportunity creator)

アパレル大手のビームス、「mystic」「3COINS」「OLIVE des OLIVE」などのブランドを展開するパル。ECの利用拡大とリアル店舗への人流回帰が顕著な昨今、両社はオンラインでもリアルと同等の接客をめざす取り組みを通じて顧客満足度アップにつなげています。

講演では“EC時代に求められる接客術”を解説、パネリストには両社の担当者が登壇。自社の成功事例を紹介しながら、顧客をリピート客につなげる施策などについてディスカッションしています。

ネッタヌネッタヌ

両社の店舗とECをまたぐ顧客コミュニケーションにそれぞれ焦点を当て、顧客を引きつける魅力や強みを掘り下げていきます。

注目ポイントは、ビームスが実践している「デジタル時代における『個客』体験」、パルが実践している「『おしゃれさよりも親しみやすさ』『顧客視点に立つ、顧客のためのCS実践』」といった取り組み。どのような視点でCS対応をするとファンマーケティング促進の効果が期待できるのか、自社に置き換えたイメージをしやすいはずです。

自社のEC運営のヒントを得たい方は、ぜひチェックしてください!

ネットショップ担当者フォーラム編集部

サブスクが向き合うロイヤルカスタマーとブランドの未来「近年のサブスクビジネスの変遷」 | 「リテンションマーケティング」について“本気で”語り合う

2 years 5ヶ月 ago
スマイルエックス大西理氏、βace(「Minimal – Bean to Bar Chocolate -」を展開)取締役の緒方恵氏、ハックルベリー社長の安藤祐輔氏、Sonotas(「スチームクリーム」を展開)の池田奈央氏と外川結女氏がECのサブスクリプションサービスの課題、現状、そして未来を語る座談会(連載第1回)

物販においては“定期購入”とほぼ同義で、商品の人気を高められれば安定した売り上げを担保できるサブスクリプションサービス。このサブスクで安定的に売り上げを伸ばすためには顧客と継続的な関係を築くことを目的とする「リテンションマーケティング」が重要になる。ただ、ECサイトでは入会や注文などが気軽にできる半面、ユーザーは解約しやすいため、サブスク実施企業は常に解約という課題と向き合わなければならない。サブスク実施企業、通販・ECの専門家がサブスクで成功するためのポイント、重要性などを語り合った。

「リテンションマーケティング」について“本気で”語り合う
  1. サブスクが向き合うロイヤルカスタマーとブランドの未来「近年のサブスクビジネスの変遷」

この記事は、「Minimal – Bean to Bar Chocolate -」を運営するβaceの緒方恵氏、「STEAMCREAM」のSonotasの外川結女氏と池田奈央氏、ハックルベリーの安藤祐輔氏、スマイルエックスの大西理氏が「リテンションマーケティング」について語り合う連載です。座談会は都内のある飲食店で実施、「リテンションマーケティング」について“本気”で語り合いました。

参加者

定期購入という契約行為はものすごく価値があるもの、サービスを研ぎ澄ますことが重要

トップラインを伸ばすためには、新規顧客を効率的に獲得し、多くの既存顧客に継続購入してもらうのが理想的。それを実現するには新規顧客を増やすための広告戦略、F1からF2転換、そして継続購入するためのCRM(顧客との関係性を良好にし、それを継続していくための施策)戦略への流れが重要になる。

カタログやテレビといったダイレクトマーケティングが通販の主流だった頃から、定期的に売り上げを獲得できる定期購入は理想のビジネスモデルとされていた。新日本製薬、やずや、化粧品や健康食品などの単品通販は、その最たる例と言える。

こうした企業は、定期的・継続的に買ってくれている“ロイヤルな”顧客と本気で向き合ってきた。総合通販、化粧品単品通販などで活躍した大西氏は、「継続的に買っていただけるということはとても重要なことなのです」と言う。

定期購入は提供側と消費側双方にメリットがあるもの。その人たちのためにサービスをきちんと設計していくということは、とても大切なところです。(大西氏)

サブスク サブスクリプションサービス リテンションマーケティング スマイルエックス 代表の大西理氏
スマイルエックス 代表の大西理氏

価値あるサービスを提供するために、どのようにサービスを磨き上げていけば良いのか。多くの企業が抱える課題を踏まえつつ、中盤以降から「Minimal」の“ロイヤル”な顧客作りのためのCRMへの取り組み、他社事例として「木村石鹸」のSNS活用、「クラダシ」のCRMやサービスについて触れていく。

競合増加でCPAが高騰、SNS活用が重要なカギ

近年、定期通販やサブスク事業者らが口をそろえるのがCPA(顧客獲得単価)の上昇で、多くの企業が課題にあげている。

D2Cブランド「STEAMCREAM(スチームクリーム)」を自社ECサイト、「楽天市場」「Amazon(FBA)」のほか、実店舗、百貨店の催事などで展開するSonotasの池田氏は「モールで購入するお客さまはそのモールでだけ買い物する傾向がある。自社サイトにどうやってお客さまに来てもらうかが課題の1つです」と言う。

ECモール店の顧客を自社ECサイトへ呼び込むことは、Sonotasだけでなく複数店舗出店するEC事業者にとって長きにわたる課題。自社ECサイトへの顧客誘導で重要視されるのが広告であるが、安藤氏は「CPAは上昇傾向。参入企業が増えてきており、1人の新規顧客を獲得するためのコストがとても高くなっています」と話す。

サブスク サブスクリプションサービス リテンションマーケティング Sonotas セールスプロモーションの池田奈央氏
Sonotas セールスプロモーションの池田奈央氏

「BASE」「STORES」「Shopify」などECサイトを簡単に構築・運用できるプラットフォームが増え、あわせてコロナ禍によって新規参入企業が増加。大手企業の本格的なEC進出などもあり、新規顧客の奪い合いが熾烈になっている。だからこそ、自社のECサイトで定期的に商品を購入してもらえるサブスクの価値やニーズが高まっている。

安藤氏はCPA高騰の状況を踏まえ、コストを抑えて新規顧客を獲得するための1つとしてSNS活用を重要視したいと提案する。

サブスク サブスクリプションサービス リテンションマーケティング ハックルベリー 代表取締役の安藤祐輔氏
ハックルベリー 代表取締役の安藤祐輔氏

「木村石鹸」に見る“愛されるブランド作り”のポイント

安藤氏が口火を切ったSNS活用で、注目したい事例として挙がったのが木村石鹸のTwitter広告だった。木村石鹸は大正13年創業の家庭用・業務用洗浄剤の老舗メーカーである。

広告の内容は「小さな町工場ですが、心から良いと思えるシャンプーができました。合う人と合わない人が分かれますが、この使い心地はきちんと伝えたくてTwitter広告をやってみます。」というもの。

この広告のポイントは、プロモーションツイートのスレッドにFAQがすべて入っていることだ。ユーザーはそのTwitter広告を見ると、前述のようなトーンのツイート内容に少しほっこりした気持ちになりつつも、FAQで情報を得られる。

さらにプロモーションツイートに対して「私、この広告を見て買いました」「元々ファンです」のような、ポジティブなツイートが数多く寄せられていた。

結果としてこのTwitter広告はユーザーのツイートのツリーによって、リアルな口コミも読めるLPとして完成した。商品の機能、良さを伝えるところに、実際のユーザーの思いや情緒をプラスして信頼度を高めている

この広告の戦略や考え方について、Minimalの緒方氏は次のように話す。

「Minimal」で言うとチョコレートは必需品ではなく、なくても生活に支障はないものです。だからこそ、日常をちょっと良くする・お客さまを幸せな気持ちにする、という情緒的価値もしっかり伝えていくブランドとして成長したいと考えています。

以前は最高をめざすか、最安をめざすかだけがブランドの生き残る道だったところに最愛というレイヤーができています。ブランドが愛されていれば、仮に機能が最高でなく値段も安くてなくても、しっかりと売れてブランドの利益になり、次の商品の開発費につながり、進化させられます。

その幸せの価値基準が揃っている人たちと仕事をし、価値基準が合うお客さまといかにつながり続けるか。このアプローチの活路の1つがD2C(メーカーと消費者との直取引)。木村石鹸さんの事例はまさに最愛思考のD2Cのコミュニケーション事例だと感じます。(緒方氏)

木村石鹸の事例は、インターネットを上手く使えば、ささやかなポジティブさを何倍にも増幅できる好例。簡単なことではないが、広告に大きなお金を投下できない小さな企業の戦い方の1つと言える。

CRMで“ロイヤル”な顧客作りを

CRMはサブスクの継続性を高めるための重要な施策。ECは、一瞬でもユーザーからそっぽを向かれるわけにはいかない“dead or alive”の状況を常に内包しているビジネスのため、サブスクでは、適切な「タイミング」「コミュニケーションチャネル」で、特典といった関係性を維持するための各種CRM施策などを実施する必要がある。

たとえば、「一時的なサブスクの休止」を意味する「スキップ」もサブスクの重要な機能の1つだ。これは顧客とブランドの定期的・継続的な関係を築くための施策と矛盾するようだが、そうではない。

従来型の定期購入、サブスクでは、「嫌いになったわけではない、ただ余ったから買いたくない」という状況下において、サービスを停止するまたは退会するという選択肢しか提供されていなかった。

しかし、最近は買い物体験の向上、サブスクにおける関係性の維持といった観点から「スキップ」が普及している。顧客に何かのストレスがあった、配送のタイミングが家にいられない時期だった、出張やプライベートの用事などの事情が起きた――など、定期的に商品はほしいものの、タイミングをずらしてほしいという消費者は少なくない。

消費行動の多様化、タイムパフォーマンスを重視する消費者の増加など、顧客の都合は十人十色。ただ、そのニーズに寄り添えれば、一時的にサブスクを休止しても復帰する確率は高まる。「スキップ」機能を活用することで、顧客理解を深めるためのアプローチとしても意味があると言えるのだ。

「Minimal」のECサイトではこうした「スキップ」をサブスクに活用。サブスク利用者との関係性維持に役立てている。

サブスク サブスクリプションサービス リテンションマーケティング Minimal βace スキップ
「Minimal」では受け取れない配送スケジュールや、アレルギーなどで食べられない商品の場合などで、スキップできるようにしている(画像は「Minimal」サイトからキャプチャ)
サブスク サブスクリプションサービス リテンションマーケティング Sonotas STEAMCREAM スキップ機能
「STEAMCREAM」もスキップ機能を実装している(画像は「STEAMCREAM」サイトからキャプチャ)

CRMやサービスの充実で「もっと便利になる、もっと面白くなる」

コロナ禍で消費行動や嗜好が大きく変化したことを踏まえ、「新しい購買行動や生活様式」に対応したCRM、つまり「もっと便利になる」「もっと面白くなる」という買い物の提案の重要度が今後、高まっていくだろう。

たとえば、EC事業者側が顧客のニーズに合う複数の販売方法を用意することが挙げられる。以前は、サブスクや定期購入の実施有無や期間などは事業者・ブランド側が決めていたが、今は顧客が求めるもの・サービスなどを取り入れることが重要だという考えが主流になりつつある。

消耗品を購入するロイヤルユーザーは、「定期購入したい」という潜在的な意識を持っていることが多い。そんなユーザーを抱えている企業こそ、「定期購入、サブスクに着手すべき」と座談会に参加した事業者・専門家は指摘。システムやオペレーションを構築・整備してアプローチすれば、ストック収入という安定的な売上獲得手段を得ることができるようになる

ここで、座談会で挙がった、多様な顧客の嗜好に向き合った事例を1つ紹介しよう。フードロス削減と社会貢献を同時に実現するため、さまざまな食品を格安で提供するショッピングサイト「Kuradashi(クラダシ)」だ。

「クラダシ」は都度購入商品の他、肉や魚が月1回届く「ロスグルメ定期便」、クラダシが地方創生事業として展開する社会貢献型インターンシップ「クラダシチャレンジ」の定期便「クラチャレ定期便」、ワインのサブスク「ロスワイン定期便」、20点以上詰め合わせの「ロスおたすけ定期便」などを展開。サイトを訪れたユーザーに、「安い上に自分の好みに合った定期購入製品があるかもしれない」と訴求するラインアップで構成している。

サブスク サブスクリプションサービス リテンションマーケティング クラダシ ロスグルメ定期便
「クラダシ」の「ロスグルメ定期便」(画像は「クラダシ」のサイトからキャプチャ)

「たとえカテゴリー1つひとつの登録数ボリュームは少なくても、サブスクでそれをカバーしている。食品カテゴリーの“ロイヤルカスタマーキラー”なECサイトになるかもしれない」と安藤氏は成長可能性について評価している。

「ECのサブスクはまだ相当な伸びしろがある」。座談会参加者は口をこうそろえ、「物品が定期的に届く」だけにとどまらない顧客体験、サービスの充実度などが重要だと指摘する。

◇◇◇

次回は、サブスクを手がける「Minimal – Bean to Bar Chocolate -」「STEAMCREAM」に苦労と成功のポイントを聞いていきます。

小林 義法

ダブルベリファイ、Xのブランドセーフティー検証を提供

2 years 5ヶ月 ago

ダブルベリファイは、X(旧ツイッター)のインフィード広告のブランドセーフティーと適合性を検証するソリューションの提供を、日本でも開始した。

DoubleVerify、X(旧Twitter)で国内初となるインフィード広告でのブランドセーフティ&スータビリティ(適合性)ソリューションの提供を開始
https://doubleverify.com/twitter-x-brand-safety-suitability-expansion-jp/

Xのブランドセーフティー検証は、アメリカではダブルベリファイとインテグラルアドサイエンスが1月から提供を開始していた。

3rd-Party Brand Safety Measurement Is Now Live
https://business.twitter.com/en/blog/third-party-brand-safety-measurement.html

noreply@blogger.com (Kenji)

日本郵便が包装資材10品目を値上げへ。佐川急便、ヤマト運輸はすでに価格改定を実施

2 years 5ヶ月 ago

大手配送キャリアが包装資材の値上げに踏み切っている。理由は原材料費やエネルギーコストなどの高騰。業務効率化やコスト削減などを進めているが、企業努力で原価高騰分を吸収できない状況にあるようだ。

日本郵便は2024年2月1日、ゆうパック包装資材10品目の料金を改定する。値上げ幅は50円~250円。たとえば、スキー板用カバーは現状の250円から500円に引き上げる。

日本郵便が値上げする包装資材

佐川急便は4月1日、包装資材などマテリアル販売商品の価格を値上げした。ビジネスエクスプレスバッグ1枚あたり2円など、43品目にわたって価格を引き上げた。

ヤマト運輸が包装資材の値上げを実施したのは2022年11月1日。たとえば、クロネコ茶袋(小)は従来30円だったが、価格改定後は40円となった。

瀧川 正実

2023年に行われたGoogleの検索品質評価ガイドラインの変更点

2 years 5ヶ月 ago

Googleの2023年の検索品質評価ガイドラインの更新は、ユーザーの意図とニーズに焦点を当てたもので、フォーラムやQ&Aページの品質評価、クエリの位置情報の重要性、マイナーな解釈の拡張、クエリの「Know Si … 続きを読む

投稿 2023年に行われたGoogleの検索品質評価ガイドラインの変更点SEO Japan|アイオイクスのSEO・CV改善・Webサイト集客情報ブログ に最初に表示されました。

「Yahoo!ショッピング」で始まる日曜日の新たなポイント施策「LYPプレミアム会員なら日曜さらに+4%」とは(2024/1スタート)

2 years 5ヶ月 ago

LINEヤフーは2024年1月から、有料会員が「Yahoo!ショッピング」で日曜日に買い物する際の「PayPayポイント」付与を強化する。

新たに始めるのは「LYPプレミアム会員なら日曜さらに+4%」。有料会員サービス「LYPプレミアム」ユーザーであれば、5000円以上の買い物で「PayPayポイント」4%を上乗せして付与する。付与上限は5000円相当。「Yahoo! JAPAN ID」とLINEアカウントの連携が完了していない「LYPプレミアム」会員も特典の対象とする。

スタートは1月14日で、21日、28日も実施する予定。2~3月については、出店者に向けて「決まり次第お知らせする」とアナウンスしている。

「LYPプレミアム会員なら日曜さらに+4%」。有料会員サービス「LYPプレミアム」ユーザーであれば、5000円以上の買い物で「PayPayポイント」4%を上乗せして付与する

「Yahoo!ショッピング」は2022年10月まで、「ソフトバンクスマホユーザーなら毎週日曜日は+10%」を毎週日曜日に実施。他の施策も合わせると消費者は20%以上の高額ポイント還元が見込めることから、出店者は日曜日に合わせた販促を展開していた。

その後スタートしたのが、誰でも日曜日の買い物で「PayPayポイント」4%を上乗せして付与する「買う!買う!サンデー +4%」。これまで原則毎月1回以上の不定期で実施している。

LINEヤフーが「LYPプレミアム会員なら日曜さらに+4%」を出店者へアナウンスしたことについて、ある出店者は「毎週日曜日は+10%キャンペーンの時のように、毎週日曜日の売り上げが期待できるようになる。毎週日曜日はこのキャンペーンが実施されていくのではないか」と予測している。

瀧川 正実

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