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アスクルのマーケ・業務改革・サービスにAIを活用する取り組みとは?【11/6+7開催 リアルECセミナー】

4ヶ月 3 週間 ago
著名EC・通販実施企業の担当者や有識者が、EC運営や事業成長のヒントにつながる知見・ノウハウをお届けするリアルイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 秋」を11月6日(木)+7日(金)に開催。すべてのセミナーを無料で聴講できます

11月6日(木)+7日(金)に、大型オフラインECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 秋」を東京「赤坂インターシティコンファレンス」でリアル開催。アスクル、三越伊勢丹、阪急交通社、ビームス、タカラトミーなど大手EC・通販実施企業が登壇。実践的事例や知見を学べるさまざまなセッションを全公演すべて無料で聴講できます!(事前登録制)。まだお申し込みをしていない方のために、編集部がおすすめ講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2025 秋

見どころ② アスクルにおけるAI活用戦略~業務改革・サービス開発・マーケティング事例のご紹介~

11月6日(木)13:25~14:10 C1-4 特別講演

「No Future, No AI」をスローガンに掲げているアスクルが、全社的に推進しているAI活用の取り組みについて解説します。業務改革からサービス開発、そして特にマーケティング領域での具体的なAI活用事例を紹介。AIがどのように業務やサービス、そしてお客さま体験の変革を実現しているのか、実例を交えながら学べるセッションです。

アスクル株式会社 テクノロジー本部 AIトランスフォーメーション室 スペシャリスト 村田 新司氏

アスクル株式会社 テクノロジー本部 AIトランスフォーメーション室 スペシャリスト 村田 新司氏

2002年SIerに新卒入社。エンジニア・プロジェクトマネージャとしてWebシステム開発に従事。2019年アスクル入社。エンジニアとして物流外販事業の立ち上げから運用までを担当する傍らで、BtoBサイトリニューアル、MD業務改革などの主要プロジェクトに参画。2025年5月より、IT/DXスペシャリストとして社内におけるAI利活用の推進、およびAIを活用したサービス企画・開発に邁進中。

ネッタヌネッタヌ

全社をあげて「AIトランスフォーメーション」を進めているアスクルさん。2025年春に専門チームを立ち上げ、社員がAIを活用できる環境を急速に整備しています。セッションでは、そんなアスクルさんがサービス、マーケティング、業務効率化などにAIをどのように活用しているか、実例を交えて解説します。

組織やチームでAI活用を検討・導入を推進している人、AI活用を「何から始めるか」「どこから始めるか」といった悩みを抱えている人にオススメです。

ネットショップ担当者フォーラム 2025 秋
◇◇◇

次回はまた別のオススメ講演をお伝えします!

ネットショップ担当者フォーラム編集部

カゴ落ちの3大理由は? カート落ち対策のカギは「消費者の期待を裏切らない」【2025年の米国調査】 | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

4ヶ月 3 週間 ago
カゴ落ち率を改善するためには、顧客の期待を裏切らないことが鍵といえそうです。米国のEC専門誌の調査結果から見えてくる、消費者がカゴ落ちするときの傾向と、事業者がとるべき対策を解説します

米国のEC専門誌『Digital Commerce 360』の「2025年版Eコマース・コンバージョンレポート」の調査結果から、消費者が商品をカートに入れたまま離脱するカゴ落ちの理由が明らかになりました。その内容から、カゴ落ちの改善ポイントが明確に見えてきています。調査結果を踏まえ、カゴ落ちの原因や改善方法を解説します。

消費者がカゴ落ちする理由

カート放棄は減少傾向

2025年、EC小売事業者がコンバージョン率を上げる方法を模索するなか、頻繁に話題にあがるのが「なぜカゴ落ちするのか」というテーマです。その答えは一概には言えませんが、データからいくつかの傾向が読み取れます。

『Digital Commerce 360』の調査データによると、チェックアウト時のカゴ落ちは頻繁に起きている現象ですが、データからはポジティブな傾向も見られます。

2025年版の調査では、「これまで一度もカート破棄をしたことがない」と回答した割合が前年より増加。2025年は8.4%で、2024年の5.3%から3ポイント以上上昇しています。ちなみに2022年にはわずか2.5%でした。

一方で、依然として91.6%の消費者はカートに商品を残したままECから離れています。これからその理由を見ていきます。

カゴ落ちの3大理由

『Digital Commerce 360』は調査で、EC利用者1023人に対し、「これまでオンラインカートに商品を入れたまま購入せずに離れたことがありますか? その場合、理由は何ですか?」という質問をしました。

予想よりも高い送料

「カート放棄」したと答えた消費者のなかで、特に多くあがったのは3つの理由でした。上位2つの理由のうち、1つは比較的対処がしやすいものです。それは「送料が思ったより高く、合計金額が予想を上回った」(30.1%)という理由です。

この問題を解決するには、消費者の期待値を図りながら送料を明確に設定し、送料を含めた購入金額が消費者の予想を満たす、もしくは消費者の期待を上回る状態にすることが重要です。自社ECのこうした透明性を確保することは、顧客からの信頼とロイヤルティを築くための基本でもあります。

無料配送の条件を満たしていなかった

3番目に多かった理由も、同様に送料に関するもので、「自分の注文が無料配送の条件を満たしていなかった」(26.6%)。この場合、小売事業者が「無料配送の条件」をもっとわかりやすく提示しておけば、消費者が失意してカゴ落ちするのを防げた可能性があります。

あとで買うためにカートに入れた

同率1位であがったのが、「あとで買うためにカートを保存しておきたかった」(30.1%)。これは、ある意味で小売事業者が受け入れざるを得ない消費者の購買行動かもしれません。
ただし、このようなケースでも、メールや通知などで「カートに残っている商品」を思い出させるフォローアップを行うことで、カートに入れたまま忘れてしまった消費者の購入につなげることが可能です。

カゴ落ちする理由(出典:2025年9月『Digital Commerce 360』 および Bizrate Insights 調査データ。チャート作成:『Digital Commerce 360』)
カゴ落ちする理由(出典:2025年9月『Digital Commerce 360』 および Bizrate Insights 調査データ。チャート作成:『Digital Commerce 360』)

カゴ落ちを減らす鍵は消費者の期待に応えること

カゴ落ちの割合は年々減少傾向にありますが、EC小売事業者は消費者の期待を正確に把握し、応えることは依然として課題であることが、例年に続いて2025年の調査でも示されました。

特に、2024年よりも回答率が上昇した項目には、期待値のコントロールの不十分さを示すものが多くありました。たとえば「ギフトカードが利用できなかった」(10.3%)という回答は前年比で3.4ポイント増加しています。

また、「配達予定日や保証された納期がなかった」(13.0%)という回答も増えています。さらに、「サイトの読み込みが遅かった」(9.3%)と答えた割合も上昇しました。

これら全てのケースで、小売事業者はより早い段階で明確な情報を提示し、顧客をがっかりさせててしまうような要素を減らすことで、信頼を得る余地があると言えます。カゴ落ちを減らすことにもつながるでしょう。

この記事は今西由加さんが翻訳。世界最大級のEC専門メディア『Digital Commerce 360』(旧『Internet RETAILER』)の記事をネットショップ担当者フォーラムが、天井秀和さん白川久美さん中島郁さんの協力を得て、日本向けに編集したものです。

Digital Commerce 360

NECフィールディングが法人向けBtoB-ECサイト「い~るでぃんぐ」をリニューアル。AI搭載+セキュリティ強化など

4ヶ月 3 週間 ago

NECグループでICTシステムに関する幅広いサポート業務を手がけるNECフィールディングは10月14日、法人向けBtoB-ECサイト「い~るでぃんぐ」をリニューアルオープンした。セキュリティ強化、AI機能の搭載などを実施している。

「い~るでぃんぐ」は、NEC製IT機器の消耗品や、他社のPC/OAサプライ、文具・生活用品、オフィスセキュリティ、防災用品、介護・ヘルスケア用品など取りそろえるBtoB-ECサイト。

「い~るでぃんぐ」の主なリニューアル内容は次の通り。リニューアルに伴い既存会員はパスワードの再設定が必要となる。

セキュリティの強化

二要素認証など高度なセキュリティ機能を強化、顧客が安心して利用できる環境を構築した。会員登録時のメールアドレスの重複チェック機能を搭載し、重複登録を受け付けないことで不正アクセスやなりすましを防止し、サービスの品質を向上させた。

利便性の向上

サイト内検索エンジンの精度を向上、スマートフォンにも対応した。AIレコメンド機能を新規搭載し、会員属性や購入履歴を基に顧客ニーズを予測した商品を提案する。

NECグループでICTシステムに関する幅広いサポート業務を手がけるNECフィールディングは10月14日、法人向けBtoB-ECサイト「い~るでぃんぐ」をリニューアルオープンした
AIレコメンド画面のサンプル

新機能の追加

レビュー投稿・閲覧機能を実装、多様な顧客の声を反映し、より納得感を持って商品を選べるようにしたという。お気に入りグループ機能やインボイス対応機能の追加により、用途に応じた商品管理、ビジネスの現場で求められる要望にも柔軟に対応できる。

今後は、商品数の拡大に合わせて、これまでの消耗品販売にとどまらず、ICTサービスを提供するECサイトへの進化をめざしていく。企業活動のDXが加速し、多様化・複雑化するお客さまのニーズや課題に対して、NECフィールディングはこれまで培ってきた技術力と現場対応力を生かし、「い~るでぃんぐ」を単なる商品提供の場にとどまらない、お客さまの業務効率化やビジネス変革に寄与するサービスプラットフォームへと成長させていく。(い~るでぃんぐ統括部長 山口隆志氏)

鳥栖 剛

老舗総合卸問屋がEC化率9割を達成!「ネッ担アワード2024」受賞者のエトワール海渡・桑原氏に聞くBtoB-EC成功の秘訣 | EC業界で活躍する人を顕彰!「ネットショップ担当者アワード」

4ヶ月 3 週間 ago
創業120年以上のエトワール海渡が数年でEC化率の大幅な向上に成功している。その旗振り役となった、「ネットショップ担当者アワード2024」獲得の桑原氏に、ビジネスモデル変革の軌跡を聞く

多くの企業がECを主軸にしたビジネスに切り替えようと模索している。ただ、当然のことながら簡単な道のりではなく、歴史の長い企業であればなおさら難しい。創業120年以上の老舗総合卸問屋のエトワール海渡は、その長い歴史から見ると短期間でビジネスモデルをBtoB-ECに大きく転換し、成果をあげている。その立役者に実績につながった取り組みを聞く。

11月6日(木)、第3回「ネットショップ担当者アワード」授賞式を開催します!

東京・赤坂インターシティAIRにて14時25分から開会。参加無料(事前登録制)です。ふるってご参加ください!

★第3回授賞式・受賞者の詳細はこちら:https://netshop.impress.co.jp/award/2025/ceremony

老舗商社がEC化率20%→90%に成功したワケ

エトワール海渡でデジタルマーケティングを担当している営業開発部の桑原惇副部長は2024年、「ネットショップ担当者アワード」の「フロンティア賞<BtoB部門>」を受賞した。この賞は、受賞者が自社のEC事業において、新しい取り組みに果敢に挑戦し、実績をあげている人物を表彰する賞だ。

同アワードの選考委員の1人であり、オルビスのCDOやRESORTで代表取締役を務める石川森生氏とともに、コロナ後、EC化率を従前の2割から9割に引き上げた桑原氏の大変革の取り組みについて掘り下げる。

株式会社エトワール海渡 営業開発部 副部長 桑原 惇 氏 2024年ネットショップ担当者アワード フロンティア賞<BtoB部門> 受賞
株式会社エトワール海渡 営業開発部 副部長 桑原 惇 氏
2024年ネットショップ担当者アワード フロンティア賞<BtoB部門> 受賞
ルームクリップ株式会社 KANADEMONOカンパニー管掌/ オルビス株式会社 CDO(Chief Digital Officer)/ トレンダーズ株式会社 社外取締役/ 株式会社RESORT代表取締役CEO 他  石川 森生 氏                       「ネットショップ担当者アワード」選考委員
ルームクリップ株式会社 KANADEMONOカンパニー管掌/ オルビス株式会社 CDO(Chief Digital Officer)/ トレンダーズ株式会社 社外取締役/ 株式会社RESORT代表取締役CEO 他  石川 森生 氏                      
「ネットショップ担当者アワード」選考委員

創業100年超の商社、エトワール海渡

エトワール海渡は、1902年創業の老舗総合卸商社であり、仕入れ専用のBtoB-ECサイト「ETONET」を運営している。食品関連の商品を中心に約2万点を取り扱い、国内外の小売業者に供給している。東京・日本橋にはショールームを構え、会員制で利用可能だ。

ECサイトやショールームを通じて季節ごとの商品提案や店舗運営のアドバイスを提供し、迅速な支払い対応や仕入れデータのフィードバック。さらに、物流や金融など幅広いサービスを展開しているも特長だ。

会員制のBtoB-ECサイト「ETONET」ではファッションを中心にさまざまな商品を取り扱う

「ETONET」では業者が効率的に仕入れを行える仕組みを整備。デジタルとリアル(ショールーム)を融合させて、顧客のさまざまなニーズに応えている。

時代の潮流がデジタルシフトを後押し

近年急速にEC化率を高めたエトワール海渡。創業当初は貴金属小物を扱う製造卸業として事業を開始したが、その後商品のラインアップを拡大し、ショールーム型の店舗で多様な商品を取り扱う総合卸商社へと変化してきた。

2019年頃からEC化率向上の取り組みを加速し、2021年にはEC化率が大きく向上した。EC化率は従前の20%から90%への急拡大に成功した。

ビジネスモデルを変革し、短期間でEC化率の大幅な向上に成功した

ECサイト自体は2006年に開設しており、早い段階からEC分野に着手していた。その後、2012年にサイトを「ETONET」にリニューアルして本格的に運用を開始。しかし、販路はリアルな店舗販売が中心だった。2019年から2020年にかけて、よりEC化率を高める必要性を感じてどう進めるべきか模索していたところ、コロナ禍が契機となり、その後の変革を後押しした。(桑原氏)

この時期、メーカーが顧客に直接商品を販売するDtoCのビジネスモデルが注目されるようになった。エトワール海渡も、この流れに対応するため従来の実店舗販売を見直した。2021年以降、東京・日本橋の店舗では在庫を持たず、商品の展示や顧客体験に重点を置いたショールーム形式へと移行している。

この変革の背景には、新たなチャネルを模索する中での苦悩や葛藤があった

コロナ禍により人々が外出できない状況が生じたことで、DtoCのような直接的な販売チャネルが求められるようになった。

ただし、コロナは一つのきっかけに過ぎない。EC化率を順調に高められた理由は、コロナによるものではなく、元々の市場動向や企業の適応能力が大きく影響している。(石川氏)

エトワール海渡が乗り越えた3つの課題

エトワール海渡のEC化率を向上させるための課題と、それを解決するための取り組みについて解説する。同社の取り組みは主に3つの課題に焦点を当てている。それが「二重在庫管理の問題」「EC仕入れの浸透」「情報の伝え方」である。

課題1: 二重在庫管理の問題

EC事業の開始後、エトワール海渡では東京・日本橋の売り場(ショールーム)と物理倉庫で在庫が分散管理されており、在庫の正確な把握が難しい状態にあった。このため、リアルタイムの在庫状況がわからず、小売業者への対応が遅れるケースが生じていたという。

この課題を解消するため2021年に日本橋のショールームを、在庫を持たない展示専用の施設として物理倉庫での一元管理に切り替えました。この結果、社員の管理業務が効率化され、小売業者も必要な在庫を正確に確認・確保できるようになりました。(桑原氏)

在庫管理の改善に取り組んだ
在庫管理の改善に取り組んだ

課題2: EC仕入れの浸透

小売業者の仕入れ業務を徹底的に分析し、ECサイトに反映させた。具体的には、在庫状況をECサイト上でリアルタイムに表示し、小売業者が在庫数を見ながら計画的に確保できる仕組みを整備した。

利用企業が「ETONET」上で在庫数を見ながら注文できる仕組みとした
利用企業が「ETONET」上で在庫数を見ながら注文できる仕組みとした

一時的に在庫を確保できる「出荷保留機能」や、定番品や季節商品をリスト管理できる「お気に入りリスト」機能も導入し、「ETONET」利用企業さまの効率的な仕入れを実現しました。リストを分けたり、ラベルを付けたりもできるようにしています。(桑原氏)

一般的なtoC向けのECサイトでは、ユーザー向けの利便性がここまで行き届いていないことがほとんどです。仕入れしやすいサイトを追求されていますね。(石川氏)

利用企業の効率的な仕入れを追求
利用企業の効率的な仕入れを追求

課題3: 情報の伝え方

リアルでの対面販売では伝えられていた商品の詳細情報を、ECサイトでも適切に伝えるため、ブログや商品説明コンテンツを強化した。

40人の専門バイヤーが商品の魅力を発信することで、顧客の商品への理解を深め、満足度アップを図っています。また、インスタライブの配信といったデジタルチャネルを活用し、商品の特長や使い方を直接的にわかりやすく伝える取り組みも行っています。(桑原氏)

さらに、サプライヤーの工場見学やインタビューを通じて商品への思いを伝え、仕入れ先と小売業者の信頼関係を構築している。

商品と顧客企業をマッチングさせる、単なる商品流通のプラットフォームになるのではなく、独自の付加価値を上乗せするのは非常に大事なこと。専門バイヤーの目利きと、実績・経験に基づいた提案があるからこそ「エトワール海渡さんで仕入れしようかな」という気持ちにさせているのだと感じます。(石川氏)

EC化率向上のための施策を支えた「挑戦を後押しする」企業カルチャー

エトワール海渡は今後もEC化率の向上をめざしつつ、これまで既存の会員である小売業者に対して仕入れ業務をより効率化する取組に注力してきた。今後はより多くの国内および海外の小売業者に向けて、仕入れ体験を提供する施策を進めていく予定としている。

前述の通り、ECサイト内で商品紹介や小売のヒントなどを紹介するブログページを新たに作成。これは、国内外の小売業者がエトワール海渡のサイトについて知ることができるよう提供しているものだ。

エトワール海渡のさまざまなLP

この施策は2024年から本格的に開始しており、2023年から2024年にかけて国内での新規申し込みは約2倍に。つまり新規顧客数を200%以上増加させた。

販売チャネルのデジタルシフト――ECサイトへの移行を進めたことで、オンラインを通じてエトワール海渡を知るきっかけが大幅に増加したと考えられます。(桑原氏)

「ETONET」の新規会員登録数が2倍以上になったまでの変遷
「ETONET」の新規会員登録数が2倍以上になったまでの変遷

BtoBに特化したECサイトはGoogle広告を活用するのが難しい。ただ、エトワール海渡は非会員向けに公開したLP(ランディングページ)へ広告を当てる戦略を採用。LPでは、取扱商品や店舗運営のコツなどを発信した。

広告の費用対効果については上層部への説明が不可欠。これまで経験のない新しい試みで社内で稟議を通す際にはシミュレーションを可能な限り実施し、理解を得る努力を行いました。エトワール海渡の企業カルチャーとして、若手の挑戦を寛容に受け入れる環境が整っており、一定の効果が見込めると判断されれば、前向きに取り組みを後押しする環境があります。(桑原氏)

老舗企業では一般的に過去の実績や取り組みを重視するため、新たな投資や未知のチャレンジには時間がかかるケースが多いです。エトワール海渡さんは優秀なチームによる提案と、最後まで挑戦させる会社の体制が相まって、前例のない取り組みを実現できたのですね。変化を恐れずに進化を続ける企業の好例と言えると思います。(石川氏)

ECとリアルの最適なバランスを追求

エトワール海渡が重視してきたことはEC化率そのものではなく、オンラインで仕入れを円滑に行える環境の整備。一般的に、ECサイトの改善においては、UIの調整や集客ルートの強化が優先される傾向がある。しかし、同社はまず顧客がECサイトを利用しない理由を徹底的に探り、その障壁を取り除くことを最優先とした。

具体的な施策として、小売業者の意見を収集するためのヒアリングを実施しました。コロナ禍の中ではオンラインミーティングや電話を活用し、顧客が感じている不便を詳細に調査したのです。また、ECサイトの行動データを分析し、顧客が離脱するポイントや使いにくさを感じる箇所を特定。これらを基にUIやUXを改善し、より利用しやすいサイトの構築に取り組みました。(桑原氏)

EC化率が2割から9割に向上したことは画期的な成果である一方、「店舗はもう不要」とは考えていない。リアルだからこそ提供可能なサービスや商品体験があるからだという。「特に、顧客の好みに応じた提案や適切な順番での商品紹介といった、ベテラン営業担当者の対面スキルを完全にデジタル化するのは難しいことです」(桑原氏)

一方で、遠方の顧客が日本橋の店舗に足を運ぶことが難しい状況では、エトワール海渡が提供する価値をWeb上で再現する仕組みが必要となる。デジタル担当者にとって、リアルでの体験をどこまでデジタルに落とし込めるかが重要な課題となっている。

エトワール海渡は、長い歴史に基づくビジネスの基盤を生かし、コロナ禍を契機にECとリアルの融合を進めた。「ECが優れているからすべてを置き換える」という考え方ではなく、両者を補完し合う形で進化を遂げている。

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11月6日(木)、第3回「ネットショップ担当者アワード」授賞式を開催します!
東京・赤坂インターシティAIRにて14時25分から開会。参加無料(事前登録制)です。ふるってご参加ください!

★第3回授賞式・受賞者の詳細はこちら:https://netshop.impress.co.jp/award/2025/ceremony

小林 義法

50~79歳女性の買い物意識調査。お金をかけたいものは「国内旅行」47%、「スキンケア」42%、「洋服」40%。ストレス発散、ご褒美などの心理的動機が増加

4ヶ月 3 週間 ago

ハルメクホールディングス傘下のハルメク・エイジマーケティングが、全国の女性50~79歳を対象に実施した「買い物に関する意識・実態調査」によると、お金をかけたいもの・ことのトップは「国内旅行」だった。買い物の際には、「頑張った自分へのご褒美」「ストレス発散」などの心理的動機、「タイパ」「一石二鳥のおトクな商品」など効率・合理性を重視する傾向が高まっている。

トップは「国内旅行」

半年先までにお金をかけたいもの・ことを聞いたところ、最も多かったのは「国内旅行」で47.3%だった。これに「化粧品(スキンケア)」が42.0%、「洋服」が40.3%、「自宅で食べる食料品・食材」が36.0%で続いた。

半年先までにお金をかけたいもの・こと(複数回答可)
半年先までにお金をかけたいもの・こと(複数回答可)

前回調査(2024年9月に実施)では1位が「自宅で食べる食料品・食材」だったが、今回の調査(2025年7月に実施)では14.1ポイント低下した。2位以下の項目では、前回調査と比べて「化粧品(スキンケア)」が5.2ポイント増、「洋服」が5.0ポイント増、「映画館での映画鑑賞」が5.7ポイント増えた。

半年先までにお金をかけたいもの・こと(複数回答可)の2025年7月調査と2024年9月調査の比較
半年先までにお金をかけたいもの・こと(複数回答可)の2025年7月調査と2024年9月調査の比較

利用時は心理的動機が増加。効率・合理性を重視する人も増加

買い物やサービス利用時の気持ちを聞いたところ、上位は「欲しいもの、好きな商品を見たい・買いたい」が93.3%、「セールや特売、値引きなどで賢い買い物をしたい」が89.1%だった。前回調査と比較してほぼ横ばいになっている。

「頑張った自分にご褒美をあげたい」は79.4%(前回調査比9.1%増)、「ストレス発散をしたい」は73.7%(同9.9%増)、「仕事・家事などに向かうために気持ちを切り替えたい」は68.4%(同10.7%増)だった。これらの心理的動機は、前回調査と比べて増加傾向にある。

買い物やサービス利用時の心理
買い物やサービス利用時の心理

商品を選ぶ時のきっかけは「周囲の薦め」「お試しサイズ」など

化粧品や洋服の商品選択時の理由を聞いたところ、「色つきの乳液を勧められて使ってみたのが最初で、使い心地が良く、他の商品にも興味が湧き買うようになった」「ミニサイズの化粧品で試してみたら使い心地が良かったので、通常サイズを購入した」「ショーツを購入したら履き心地が良かったので、ブラも購入した」などがあがった。

調査概要

  • 調査方法:Webアンケート
  • 調査対象:全国の女性50~79歳。「ハルメク」通販サイトのメルマガ購読者
  • 調査実施日・有効回答者数
    いずれも50代・60代・70代が均等になるようウェイトバック
    • 2025年7月17~22日:472人
    • 2024年9月5~11日:293人
  • 調査主体:ハルメク・エイジマーケティング ハルメク 生きかた上手研究所
大嶋 喜子

IRISデータラボ、LINEコミュニケーションECアプリ「Atouch」に、短時間で成果が出やすい「おまかせ設定」機能を追加

4ヶ月 3 週間 ago

企業のLINEアカウントの運用支援サービス「Atouch(アタッチ)」を提供するIRISデータラボは、「Atouch」に新機能「おまかせ設定」を実装した。

「おまかせ設定」は、ワンクリックであらかじめ決められた内容を自動設定できる機能。一般的に、LINEアカウントからのメッセージ配信は各項目の作成や文面設計に一定の時間とノウハウが必要となることが多い。「おまかせ設定」を活用すると、短時間で成果の出やすいLINEコミュニケーション設計を再現できるという。

設定テンプレートは、「Atouch」を通じて売り上げを伸ばしている店舗のデータや運用実績を基に最適化した。初期段階から効果的なコミュニケーション設計が見込めるという。設定後のカスタマイズにも対応する。

「おまかせ設定」は「Atouch」のプレミアムプラン以上の導入企業が対象。「リッチメニュー」「あいさつメッセージ」「カート落ちメッセージ」が「おまかせ設定」に対応する。

あらかじめ決められた内容に自動設定できる
あらかじめ決められた内容に自動設定できる

「Atouch」はLINE内で商品紹介から決済まで完結する、企業のLINEアカウントの運用支援サービス。

消費者が「LINE」のトーク画面で商品を選んでそのまま決済まで完了する機能を備えているため、顧客企業の売上機会の逸失を防止する。導入企業は800社を超えている。

大嶋 喜子

インターファクトリー、国際的セキュリティの最新基準「PCI DSS v4.0.1」準拠の認定更新

4ヶ月 3 週間 ago

クラウドコマースプラットフォーム「EBISUMART(エビスマート)」などを展開するインターファクトリーは10月14日、クレジットカード業界の国際的なセキュリティ基準であるPCIデータセキュリティ基準(PCI DSS)の「PCI DSS v4.0.1」に準拠した認定の更新を完了したと発表した。

「EBISUMART(エビスマート)」など各サービスにおいて、強固なクレジットカード情報の保護体制を確立することで、EC事業者とそのユーザーが安心してオンライン取引ができる環境を提供していく。

「PCI DSS」は、クレジットカード会員データの保護を目的に国際カードブランド5社(VISA、Mastercard、JCB、American Express、Discover)が設立したPCI SSC(Payment Card Industry Security Standards Council)が策定した、クレジットカード情報を安全に取り扱うためのセキュリティ基準。「v4.0.1」はサイバー攻撃の高度化に対応するため、要件が大幅に強化された。

インターファクトリーはECプラットフォーム提供会社として、EC事業者とユーザーの双方にとって安全な取引環境を提供することを最優先に2月、「PCI DSS v4.0.1」へ準拠。年次審査でも認定を更新し、インターファクトリーが提供するECプラットフォームを導入している事業者は、不正アクセスや情報漏えいのリスクを最小限に抑えた環境でECサイトを運営でぉり。

なお、インターファクトリーの「EBISUMART」は「PCI DSS v4.0.1」への準拠に加え、さまざまなサイバーリスクを想定し、多層的かつ全方位型のセキュリティ対策を実施している。

インターファクトリーではさまざまなセキュリティ対策を実施している

1. クレジットカード情報保護と改ざん対策

ECサイトのクレジットカード情報入力画面を、PCI DSS準拠の環境に配置できる。また、テンプレートファイルの改ざん検知などの対策で、サイトの安全性を高めている。

2. 脆弱(ぜいじゃく)性管理

「EBISUMART」など各サービスの標準環境で、定期的な脆弱(ぜいじゃく)性診断を実施し、最新のセキュリティ状態を維持している。

3. アプリケーション保護

Webアプリケーションに特化したセキュリティシステムであるWAF(Web Application Firewall)を無償で提供。外部からの不正な攻撃からサイトを保護する。高度化・巧妙化する新たな脅威に対しても、常に先手を打つ防御体制を構築し、安心して利用できる環境を維持・拡充している。

セキュリティは単なる技術的対応ではなく、サービスの土台として「当たり前のことを、当たり前にやりきる」ことから始まる。その積み重ねが、信頼を生み、ビジネスの可能性を広げていくと考えている。不正アクセスや情報漏えいのリスクが高まる今、セキュリティが担保されたシステムを選ぶことは、ビジネスの安定と信用の維持に直結する。変化の激しい時代だからこそ、安全性の確保は揺るぎない価値です。今後も、変化と創造、その先にある可能性を見据え、ただ「守る」だけでなく、安心・安全性を土台として事業者様の挑戦を後押しするパートナーであり続けたいと考えている。(インターファクトリー 取締役 クラウドコマースプラットフォーム事業責任者 兼井聡氏)

鳥栖 剛

【今日開催】ライブコマース、インフルエンサーマーケ、縦型ショート動画などTikTok活用のオンラインセミナー

4ヶ月 3 週間 ago

マイクロアドは10月15日、「TikTok Shop」の実績や実例、立ち上げから運用までのポイント、「TikTok Shop」広告運用、購買につなげるインフルエンサーマーケティング、コンテンツ企画術、“バズ”への対応、UGCクリエイティブなど「TikTok」をテーマにしたオンラインセミナーを実施する。

オンラインセミナー「Commerce2025 for TikTok 共感×発見のブランドマーケティング最先端」はこちら

セミナーでは、

  • 今夏、TikTok Shopが創造した「ディスカバリーEコマース」、今までの振り返りとこれからの展望
  • TikTok Shop広告成功の秘訣!売上アップに繋がる最新事例を大公開
  • TikTokで累計10,000件以上獲得した実績から見えたUGCクリエイティブでの勝ち筋
  • TikTok時代の「売れる導線」設計――成果を生むTikToker活用とKPI最適化の実践
  • 発見から購買につなげる!TikTok Shop運用―事例で見るコンテンツ企画術―
  • ゼロから始めるTikTok Shop運営法~先行事例に見る“立ち上げ成功”のポイント~
  • アカウント立ち上げ3日目でGMV100万円超え!!国内トップMCNが100社以上のセラーとご一緒して分かったTikTok Shop攻略法
  • 成果を出す企業の共通点とは?TikTok Shop運用のリアル
  • TikTok Shopが切り開くコンテンツマーケティング時代のトータルEC戦略
  • TikTok Shop成功のカギは“バズ対応力”―ECカート・基幹システム連携による持続的成長戦略―
  • TikTok Shop×バズに踊らされない堅実運営

といったセッションを用意。「『TikTok Shop』を始めてみたいが、どうすれば良いかわからない」「インフルエンサーを活用して売り上げを伸ばしたい」「ショート動画やSNSの活用法を知りたい」「TikTokでバズるコンテンツ作りのポイントとは」といった悩み・課題を解決できるという。

開催日時は10月15日(水)11:00~16:00。

イベント概要

  • 名称:Commerce2025 for TikTok 共感×発見のブランドマーケティング最先端
  • 日時:2025年10月15日(水)11:00~16:00予定
  • 形式:オンライン配信(Zoom配信)
  • 費用:無料(事前登録制)
  • 主催:株式会社マイクロアド、株式会社UNIVERSE PULSE、TikTok for Business Japan
  • 詳細はこちらごご覧ください
ネットショップ担当者フォーラム編集部

Amazon・セブン・サンドラッグの知見から得たオムニチャネル成功戦略とは【11/6+7開催】

4ヶ月 3 週間 ago
著名EC実施企業の担当者や有識者が、EC運営や事業成長のヒントにつながる知見・ノウハウをお届けするリアルイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 秋」を11月6日(木)+7日(金)に開催。すべてのセミナーを無料で聴講できます

11月6日(木)+7日(金)に、大型オフラインECイベント「ネットショップ担当者フォーラム 2025 秋」を東京「赤坂インターシティコンファレンス」でリアル開催。ビームス、アスクル、ミスミ、タカラトミー、三越伊勢丹など大手EC・通販実施企業が登壇、実践的事例や知見を学べるセッションを多数用意しています。全公演すべて無料で聴講できます!(事前登録制)。まだお申し込みをしていない方のために、編集部がおすすめ講演の見どころをご紹介します。

ネットショップ担当者フォーラム 2025 秋

見どころ① 成功する小売企業のオムニチャネル戦略とは~Amazon、セブン、サンドラッグの経験・知見から得た再現性の高い実践ノウハウを大公開~

11月6日(木)10:30~11:15 D1-1 オープニング基調講演

アマゾンジャパン出身で、サンドラッグでは執行役員 EC事業部 事業長を務めた田丸氏が、特にオムニチャネル領域において実践的なノウハウをお伝えします。田丸氏は、さまざまな小売企業でのEC事業におけるDX推進、オムニチャネル化成功につながる社内改革に取り組んできました。田丸氏の実績と実例に基づく、EC事業者にとって再現性の高いノウハウばかり。OMOに関心があるEC担当者は必聴です。

SRSホールディングス株式会社 SRSグループDX推進本部長 執行役員 田丸 知加氏

SRSホールディングス株式会社 SRSグループDX推進本部長 執行役員 田丸 知加氏

日本大手通信会社を経て、2003年アマゾンジャパンに入社。16年に渡り、小売部門にて全商品の商品登録から販売、販売後の販売促進、マーケティングや広告、運用まで、カテゴリー横断の多数サービス・業務改革・プロダクトの日本責任者に従事。その後セブンアンドアイホールディングスにて、デジタル戦略企画部長として、グループ横断のDX・EC推進、新規事業立案を行う。Walmartの子会社であった西友に参画し、OMO施策や楽天西友ネットスーパーの新規事業開発など幅広く従事。
2021年11月にサンドラッグへ執行役員としてECを中心とした変革をし、2022年3月には日本オムニチャネル協会フェローにも就任。2025年7月からSRSホールディングス 執行役員グループDX推進本部長就任。ビジネス、マーケティングからシステムまでの改革を得意とし、これまでの経験を元に講演活動なども行う。

ネッタヌネッタヌ

名だたる小売企業で活躍してきた田丸氏。DX推進、OMOといった、昨今のEC事業者にとって重要なトピックスのエキスパートです。このほか、MD、発注管理、マーケティング、販促活動など、多岐にわたるカテゴリーで実績を積まれてきました。

現在は「かつや」「和食さと」などを展開する外食小売チェーンのSRSホールディングスで手腕をふるっています。

セッションでは、数々の企業のデジタル戦略を推進してきたなかで田丸氏が積み上げてきた知見を余すところなく公開。聴講を通じて、小売業界のEC担当者は自社の成長のヒントを得られるはずです。ぜひご登録ください。

ネットショップ担当者フォーラム 2025 秋
◇◇◇

次回はまた別のオススメ講演をお伝えします!

ネットショップ担当者フォーラム編集部

決済の承認率を高めて機会損失を防ぐには? GMOペイメントゲートウェイの「PGマルチペイメントサービス」に不正検知の「Forter」を実装

4ヶ月 3 週間 ago

決済関連サービスのGMOペイメントゲートウェイは10月14日、オンライン総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」に、Forter, Inc.が提供する世界規模の取引データに基づく不正検知サービス「Forter(フォーター)」を実装すると発表した。

「PGマルチペイメントサービス」のクレジットカード決済フローに「Forter」の判定結果を組み込み、APIレベルで一体制御。「Forter」が日本のオンライン決済環境に適したルールで全取引を「OK」「NG」でリアルタイム判定し、「EMV 3-Dセキュア(3DS)」をかけるべき取引と免除すべき取引を自動で振り分ける。リアルタイム判定で処理遅延を防ぎ、リスクに応じた3DS自動適用によって不要な追加認証を抑制する。これにより、「離脱(カゴ落ち)低減」「カード決済承認率の向上」「不正抑止」を同時に実現できるとしている。

運用面では、目視審査やルールチューニングへの過度な依存を減らし、不要な3DS認証や誤検知を抑制。チャージバック情報の連携まで統合できるため、継続的な精度改善にもつながるという。セールや新商品投入といったピーク時でもスムーズな処理環境を維持し、承認率の向上やチャージバック率の低減、手動審査率の低減といったKPI改善に貢献するとしている。

「Forter」は世界30万社超の導入実績、年間50兆円規模の取引データに基づく機械学習を強みとする不正検知サービス。約6000のパラメータと18億超のアイデンティティを活用し、完全自動かつリアルタイムの判定で誤検知を抑えながら不正を検知するという。日本国内の導入企業では、平均10ポイントの承認率向上が確認されているという。

GMO-PGは2023年から、Forterへの顧客紹介を通じて導入支援を進めてきた。国内総生産(名目GDP)の約3.4%に相当する年間21兆円超の決済を扱う実装力と運用知見がForterに高く評価され、実装レベルへの連携に発展したという。

GMO-PGは「PGマルチペイメントサービス」のオプションとして「Forter」を利用できる環境を用意。事業者はJavaScriptタグの設置と最小限のマッピングで導入でき、チャージバック情報もシームレスに連携される。

決済関連サービスのGMOペイメントゲートウェイは10月14日、オンライン総合決済サービス「PGマルチペイメントサービス」に、Forter, Inc.が提供する世界規模の取引データに基づく不正検知サービス「Forter(フォーター)」を実装すると発表した。
不正検知サービスの導入メリット例

鳥栖 剛

青山商事、「楽天ポイントカード」をスタート。楽天ペイメントと連携

4ヶ月 3 週間 ago

紳士服などを展開する青山商事は10月14日、楽天ペイメントと共通ポイントサービス「楽天ポイントカード」で提携したと発表した。

2026年春頃から青山商事が展開するビジネスウェア事業の「洋服の青山」など726店舗で「楽天ポイントカード」を順次展開。利用者は実店舗で「楽天ポイントカード」を提示すると、200円(税抜)の支払いに対して1ポイントの「楽天ポイント」を貯め、支払時には貯まったポイントを1ポイント1円相当として利用できる。

利用者は、店舗での会計時に「楽天ポイントカード」に加えて、「洋服の青山」や「SUIT SQUARE」などのメンバーズカードを提示することで、「楽天ポイント」と両方のポイントを貯めることができる。

青山商事は2020年9月にキャッシュレス決済サービス「楽天ペイ」を導入、楽天グループとの連携を深めてきた。「楽天ポイントカード」を導入することで、幅広い顧客を持つ楽天グループとの連携をさらに深め、利用者へのサービスの向上をめざす。

鳥栖 剛

「安さ」には必ず理由がある!? 外部との契約と関係性を見直す視点【ネッ担まとめ】 | 新・ネットショップ担当者が知っておくべきニュースのまとめ

4ヶ月 3 週間 ago
ネットショップ担当者が読んでおくべき2025年9月27日~10月10日のニュース

「思った通りにいかなかった」「なんかズレていた」「トラブルばかりで……」。外注さんに関するこうした不満の裏側には、そもそもの契約形態や関係性のズレが潜んでいることが多くあります。今回の「ネッ担まとめ」では、「安く見えるものの本当のコスト」と「発注側が持つべき責任と覚悟」について考えます。

外注さんと同じ方向を向こう

「安さ」で選んだWeb制作で失敗…! 価格の裏に隠された「本当のコスト」の見抜き方 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2025/09/26/50077

「請負契約」では、予期せぬトラブルがあっても受注者は契約金額内で完成させねばならず、コスト超過のリスクは「受注者側」が負います。そのため見積もりにリスクヘッジの費用を乗せる必要があります。一方、「準委任契約」では、作業時間が増えれば追加費用を請求できるため、リスクは「発注者側」が負います。だからこそ、受注者は初期費用を安く提示できるのです。

「請負契約」と「準委任契約」。恥ずかしながら、システム開発会社のお客さまと会議するようになって、初めて意味を理解しました。EC事業者側は、なかなか触れない言葉ですよね。

この文章で触れているのも、契約形態というロジック。

初期費用が安いのは「準委任契約」だから。その背景を理解せずに「この会社は安いから」と判断すると、後で「想定外の追加費用」や「スケジュールのズレ」に苦しむことも。

「お金を払って、面倒な作業を代わりにやってもらう」という、一方的な外注の考え方は、発注側と受注側の間に壁を作り、コストの最小化にしか目が向かなくなります。これからは、共通の目標、相互の尊重、そしてオープンな対話が最優先される、パートナーという関係性が求められるのです。

(中略)

あなたはプロジェクトの傍観者ではなく、最終責任を負うプロジェクトオーナーなのです。あなたの役割は、明確なフィードバックと迅速な意思決定で、パートナーが動きやすい環境を整えることです。覚えておいてください。優秀なベンダーほどクライアントを選びます。

「頼んだのだから、あとはやっておいて」は、もはや通用しない時代。そして、外注さんにお願いしただけで成果が出る「ECの市場環境」でもすでにありません。

外注パートナーは「手足」を補ってくれるだけでなく、専門性を持つ「頭脳」でもある。だからこそ発注者側にも戦略的な関与が求められます。

優れた成果を出すには、決定が早く、目的が明確で、レスが早いクライアントであること。「パートナーをバックアップできる発注者」になる努力も、これからの外部連携には欠かせない視点ですよね。

「試してやろう」では、100%成果は出ません。

要チェック記事

マーケ人材不足に悩む企業は約6割!マーケにおける業務委託・フリーランス活用の実態とは?【LiKG調査】 | マナミナ
https://manamina.valuesccg.com/articles/4556

これまでの市場環境を鑑みれば人材不足は当然ですよね。「外部パートナーにいかにコミットしてもらうか」が戦略設計のカギになりそうです。

OpenAI DevDay 2025 発表まとめ | Zenn
https://zenn.dev/schroneko/articles/openai-devday-2025

この1年でAIの業務活用が「実験」から「実践」になってきたのを実感します。なんて韻を踏んでみました。「人力で書きました」って(笑)

ChatGPT内で“購入完結”が可能に!OpenAIとStripeが新コマース基盤を共同開発、Etsyが導入・Shopifyが参画予定 | コマースピック
https://www.commercepick.com/archives/74164

期待は高いですが、精度はどんなもんなんですかね。本来はAmazonが取りかかるべきサービスな気もしますが、今後の展開はいかに。

全国一律420円で荷物が送れるヤマト運輸の「こねこ便420」とは? 特長+ネコポスなどとの違い+今後の展望を担当者に聞いた | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/14612

配送商品にバリエーションが生まれるのはとにかく素晴らしい。配送商品から逆算してエントリー商品を企画するのもアリですよね。

部下のやる気を奪う上司は「失敗を責める」 委縮させないために、事前にやっておくべきことは? | ITmedia ビジネスオンライン
https://www.itmedia.co.jp/business/articles/2510/02/news026.html

「責める上司」は短期的に成果が出たとしても、少しずつ組織の健全性をむしばんでいく。これも長期コストの一種かもしれません。

エアークローゼット、男性向け月額制ファッションレンタルサービス「airCloset Men’s」の事前登録を開始 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/14871

やっぱり「服選びの負担」は性別問わず課題ですよね。実は私もLINEの事前登録に速攻で申し込んでしまいました。楽しみに待っています。

今週の名言

登録者40万人超!有隣堂YouTubeはなぜファンを増やし、利益まで生み出せるのか? | PRマガジン
https://blog.cd-j.net/featured-companies/yurindo/

企業YouTubeの場合は、
・期待通りのものを作る
・期待を裏切るものを作る
この2択しか見てもらえる動画にはならないと考えています。

(中略)

一番よくないのは、この2つの真ん中、つまりクオリティも低ければ当たり前のことしかしないということです。それでは、貴重な時間をわざわざ使ってみようとは思ってもらえません。

「期待を超えたとき」、あるいは「期待を裏切ったとき」に面白さにつながるというのが企業YouTube動画における大きなポイントだと思います。

どんなコンテンツでも「きちんとできている」では振り向かれない。昨日も今日も明日も、世界中で無限にコンテンツが生み出されています。

企業発信でも、もしかしたら企業発信だからこそ、「振り切る」くらいの企画・演出が求められるのかもしれません。特にYouTubeのようなメディアでは、情報量より「感情を動かす意外性」がないと、選ばれ続けるのは難しい。

顧客体験の設計において、「期待の超え方・裏切り方」の視点は、業種問わず応用できる考え方だと思いました。

ECマーケティング人財育成は「EC事業の内製化」を支援するコンサルティング会社です。ECMJコンサルタントが社内のECチームに伴走し、EC事業を進めながらEC運営ノウハウをインプットしていきます。詳しくはECMJのホームページをご覧ください。

UdemyでECマーケティング動画を配信中です。こちらもあわせてご覧下さい。

ユウキノインは寄り添い伴走しながら中小企業・ECサイトのSEOからコンテンツマーケティング、プレスリリースやクラウドファンディングなど集客・販促・広報をお手伝いする会社です。詳しくはユウキノインのホームページをご覧ください。

Designequationは何かに特化したサポートではなく、モール・ベンダー選定や広告・CSなど各企業に合わせたカスタマイズ型の運用サポートを行っています。

石田 麻琴

ワールドグループのライトオン、EC関与売上は33%減の14億円。「過度な値引き販売を抑制」

4ヶ月 3 週間 ago

ライトオンの2025年8月期のEC関与売上高は前期比33.0%減の14億円だった。EC化率は同0.4ポイント減の4.8%。

ECは過度な値引き販売を抑制、CVRなどの停滞が続き売上高は前期比で大きなマイナスになったものの、利益段階では大きく改善したという。

ライトオンの2025年8月期のEC関与売上高は前期比33.0%減の14億円だった。EC化率は同0.4ポイント減の4.8%
ECは売上減も利益は改善したという(画像はIR資料から編集部がキャプチャ)

ライトオンの2025年8月期の全社売上高は前期比27.5%減の281億3000万円、営業利益は4億5400万円の赤字(前期は50億円の赤字)、経常利益は7億5200万円の赤字(前期は51億6600万円の赤字)、当期純利益は4億4900万円の赤字(前期は121億4200万円の赤字)だった。

ライトオンは2025年8月期を初年度とする5か年の中期経営計画を推進。初年度は構造改革を最優先で実行した結果、対計画では全ての利益段階で計画を達成したという。重点施策として①不採算店舗の退店を早期に実施②退店に伴う人員配置の見直し、および本部・店舗組織のスリム化③全従業員の粗利・経費への意識と規律の徹底④業務プロセス効率化による固定費削減――などを実行した。

なお、2025年8月期は未達成事項としてECプラットフォーム強化をあげている。ECチャネル単独での利益改善はしたものの、トップライン対応はいまだ不足と説明。親会社となったワールドグループの指導・助言を得ながら売上拡大とECチームの生産性向上を進めているという。

2026年8月期のEC関連の取り組み

  • ワールドグループのインフラを活用した調達物流コストの効率化
  • OEM機能を通じた売れ筋商品の再設計や共同開発を進め、売り場の鮮度維持と粗利改善
  • Eコマース強化として店舗とオンラインを連動させた販売体制の構築
  • 生販/在庫を一体で管理できる基幹システムを導入し、在庫回転率を向上

ワールドは2024年10月、投資子会社であるW&DインベストメントデザインがライトオンにTOB(株式公開買い付け)を実施すると発表。第三者割当増資とTOBを組み合わせ、最終的にW&Dインベストメントデザインの子会社にするTOBが2025年1月に成立した。

TOBは業績が低迷するライトオンをワールドグループが再建支援する形で実施。ライトオンは、2023年2月に取引金融機関から単独での事業継続が困難な可能性があるとの指摘、他社とのアライアンス検討が必要であるとの見解が示され、経営体制の抜本的な改革が求められていた。

鳥栖 剛

ファッションEC「nugu」日本運営代行のCREATE、社名を「nugu Japan株式会社」へ変更。日韓間のブランドビジネスを加速

4ヶ月 3 週間 ago

韓国発のファッションEC「nugu」を運営するmedicarelabsは、「nugu」の日本展開を手がける事業者「株式会社CREATE」の社名を10月7日付で「nugu Japan株式会社」へ変更したと発表した。

日韓市場のクロスボーダーを強化

nugu Japanは事業拡大に伴い、東京都渋谷区恵比寿へオフィスを移転。新オフィスでの業務開始は10月14日としている。社名変更と移転は、日韓両市場をつなぐクロスボーダーブランド事業を強化するための施策という。

今後もオンラインとオフラインを融合したブランド展開支援、ポップアップ・リテール事業、マーケティング活動などを通じ、日韓両国のファッション市場における価値創出と文化交流の促進をめざすとしている。

社名変更およびオフィス移転は、「nugu」ブランドとしてのアイデンティティを明確にし、日韓をつなぐクロスボーダービジネスを本格化させるための重要な一歩。韓国ブランドが日本で、日本ブランドが韓国で、それぞれの文化や価値観を越えて愛されるよう、企業・ブランド・ユーザーの橋渡し役として責任を果たす。(nugu Japan CBO パク・ハミン氏)

日本でのこれまでの取り組み

nugu Japanは2023年以降、「渋谷PARCO」や「新宿ルミネエスト」など、主要商業施設での韓国ブランド展開を行ってきた。来館客からの反響などが、韓国ブランドの常設・長期化につながる実績として評価されているという。

「渋谷PARCO」で10月16日まで開催のポップアップ
「渋谷PARCO」で10月16日まで開催のポップアップ
「新宿ルミネエスト」でのポップアップ展開
「新宿ルミネエスト」でのポップアップ展開

韓国ブランドの日本展開だけでなく、日本ブランドが韓国に挑戦する動きも支援している。一例をあげると、「渋谷PARCO」でポップアップを実施したブランドの一部は、その後、韓国の現代(ヒュンダイ)百貨店が運営する百貨店の1つ「The Hyundai Seoul(ザ・ヒュンダイソウル)」での韓国展開へと連携している。

10月4日からは、東京・中目黒に設けた「nugu press room」を、メディア、インフルエンサー、バイヤーだけにとどまらず一般ユーザーへも公開。オンラインとオフラインの両面から、ブランド価値の最大化を図っている。

東京・中目黒で「nugu pressroom」を展開。一般公開している
東京・中目黒で「nugu pressroom」を展開。一般公開している

nugu Japanの会社概要

  • 会社名:nugu Japan株式会社(旧 株式会社CREATE)
  • 所在地:東京都渋谷区広尾1-13-7 恵比寿イーストビル6階(新オフィス)
  • 代表者:代表取締役 金 忠煥
  • 設立:2016年
  • 事業内容:ファッションブランドの日韓展開支援、クロスボーダーEC、マーケティング・リテール事業
大嶋 喜子

EC業務「MD・販売・クレーム対応」のよくある悩みをまとめて解決!【厳選5記事を解説】 | 『売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。』ダイジェスト

4ヶ月 3 週間 ago
『売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。』著者の坂本悟史が、ECにおける集客についてまとめてチェックできるコマースデザインの記事を紹介します

これまでの4回では、販売編の「集客」を紹介してきました。連載は販売編の接客施策へと進みますが、その前に今回は、連載では紹介しきれない「業務編」のテーマについて学べる記事を紹介します。ECは「販売(SF:ストアフロント)」だけではありません。前後にある「仕入れや製造(MD:マーチャンダイジング)」や「受注・出荷・CS(BY:バックヤード)」の業務があって初めて成り立ちます。

以下、コマースデザインのブログから、各業務のよくある悩みに対応する記事を厳選して紹介します。馴染みのあるテーマばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。

【MD】売上を上げずに問題解決! 利益率をアップする5つの方法

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。 売り上げを伸ばさずに問題解決! 利益率をアップする5つの方法

まずはMD(マーチャンダイジング)の領域から。「“売上目標”に追われ、運営が苦しい」時、“利益率”に着目する考え方を紹介します。

売り上げを増やすために「いかに集客するか」「いかに客単価を高めつつ転換率を上げるか」を、日々試行錯誤しているお店は多いかと思います。しかし、売り上げは水物。努力した分だけ報われるとは限らないため、追い求めすぎると疲弊してしまいます。

そこで重要になるのが、自分たちでコントロールしやすい「利益率」。利益率が上がれば「月商◯円売らないと採算があわない」といった売り上げのハードルに強く縛られずに、無理のない経営・運営ができる可能性があります。

具体的には、以下のような視点で、自分たちの商品を見直してみてください。

  • 目立たないけど実は高利益な「シンデレラ商品」はないか
  • 値上げしても影響のない商品はないか
  • 大手が重視していない商品はないか

など。いざ見直してみると、案外見落としていた利益の源泉が見つかるかもしれません。ぜひ、こちらの記事からチェックしてみてください。

【MD】値上げすべき? 迷っているうちに赤字かも。使える「利益管理」方法を紹介

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。 値上げすべき? 迷っているうちに赤字かも。使える「利益管理」方法を紹介

同じくMD領域から、もう1つ利益アップについて。気づかぬうちに赤字に陥るのを防ぐ「利益管理」の方法を紹介します。

商品の原価や送料、そしてモールの手数料は年々じわじわと上昇しています。そのまま過去と同じ価格で販売を続けていると、知らないうちに利益が減り、赤字になってしまうかもしれません。そこでおすすめしたいのが、商品ごとに「限界利益(売上から変動費を引いた利益)」を把握すること。

赤字のリスクを回避できるだけでなく、前述したような「シンデレラ商品」や「値上げしても影響のない商品」も見つけやすくなります。

  • でも限界利益の計算が大変……
  • 計算の方法がわからない……
  • そもそも限界利益って何?

という方も大丈夫です。こちらの記事で配布している「粗利益チェックシート」があれば、誰でも簡単に単品ごとの利益を試算できますよ。

【SF】売上が下がった!?嘆く前に知っておきたい5つの考え方

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。 売上が下がった!?嘆く前に知っておきたい5つの考え方

続いてはSF領域から。EC運営者なら誰もが経験する「売り上げダウン」に直面した際の考え方について紹介します。

急に売り上げが下がると、焦りからか思いつく施策を片っ端から試してしまいがちです。しかし、それでは根本的な解決にはならず、時間と労力を無駄にしてしまうかもしれません。

売り上げが下がる背景には、さまざまな原因が考えられます。たとえば、モールの規約変更などで今までの鉄板のやり方ができなくなってしまったり、安売りをやめたらお客さんが離れてしまったりするパターンもあります。

対策は状況によってまったく異なりますので、まずは落ち着いて原因を特定し、適切な打ち手を選べるようにしておきたいところです。

そこで以下の記事では、売り上げが下がるときによくある5つのパターンについて、考え方や対策を紹介します。売り上げが落ちて漠然と不安を感じている方は、参考にご一読ください。

【SF】多すぎるモールイベント。少ない手間で成果を出す方法

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。 多すぎるモールイベント。少ない手間で成果を出す方法

次に、モール出店者の方へ向けたお話。増え続けるセールイベントにおいて、より少ない手間で大きな成果を出す考え方を紹介します。

この10年ほどで、モールのセールイベントが急激に増えましたよね。「楽天市場」で言えば、かつては「スーパーSALE」と「お買い物マラソン」だけでしたが、今では「5と0の日」も定着し、「ワンダフルデー」「ご愛顧感謝デー」などのイベントも追加されました。

参加しないと売り逃す気がするけど、すべて対応するのは無理……」と悩んでいる方も多いかと思います。

そこで重要になるのが「イベントの重要度の見極めと効率化」。イベントの数が増えた現在では、次のような観点で上手に乗りこなすことが欠かせません。

  • 自店にとってどのイベントが重要か、優先順位をつける
  • 優先度に応じて「しっかり対策するイベント」「告知だけするイベント」を分ける
  • イベント対応業務をパターン化し、作業時間を圧縮する

具体的なノウハウは以下の記事でお伝えします。実際に対応コストを半分以下まで削減した事例を交えつつ解説していますので、イベント疲れから解放されたい方は、ぜひご一読ください。

【BY】事前告知、初動に火消しも!トラブル、クレーム対応まとめ

売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。 事前告知、初動に火消しも!トラブル、クレーム対応まとめ

最後に紹介するのはBY領域です。「トラブル・クレーム対応」について、役立つ記事をまとめて紹介します。

トラブルやクレームは店舗側の人的ミスだけでなく、気象条件や事故、あるいはお客さんの誤解など、こちらに非はないところからも発生します。どれだけ気をつけていてもゼロにはできないので、日々の備えが欠かせません。

そこで知っておいていただきたいのが、トラブルの対応パターンを知っておくこと。たとえば、

  • 配送遅延など防げないトラブルは、テンプレートで初動を早める
  • 人的ミスは発生原因を知り、仕組みで予防する
  • 「書いてあるのに伝わらない」誤解は、伝え方の工夫で防ぐ

など、トラブルの種類に応じた考え方があるんです。

以下の記事では、さまざまなトラブル事例をもとに、具体的な予防策から実際に起きてしまった際の対応方法までを網羅的に紹介しています。「転ばぬ先の杖」として、ぜひ一度目を通しておくことをおすすめします。

おわりに

今回は『売れる! EC事業の経営・運営』の「業務編」に関連するおすすめ記事を5つ、お届けしました。

本連載で業務編までは紹介できない分、紹介した記事でECの経営や運営に役立つ観点を身につけてもらえれば幸いです。

次回からは、「接客」についてお伝えしていきます。商品ページ作りのコツ、客単価や回遊性アップの方法などを解説します!

  • 7/XX公開
売れる! EC事業の経営・運営 ネットショップ担当者、チームのための成功法則。

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坂本悟史 /コマースデザイン 著
インプレス 刊
価格 2,400円+税

ECの仕事を「販売・業務・組織・戦略」の 4分類に整理。現代のEC販売はもちろんのこと、仕入れ・製造から受注・出荷までのEC業務、AIやリモートを活用したEC組織運営、商品開発やブランディング、会計や経営計画などのEC戦略までをカバー。経営者の学び直し、担当者の育成、組織の共通言語におすすめです。

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坂本 悟史

LINEヤフーの「Yahoo!ショッピング」、会員ランク制度「ヤフショランク」を開始。購入と同時にポイントを付与する「即時ポイント付与」も追加

4ヶ月 3 週間 ago

LINEヤフーは11月4日から、「Yahoo!ショッピング」で買い物状況と獲得ポイントに応じて特典が変わる会員ランク制度「ヤフショランク」を開始する。

「ヤフショランク」は、ユーザーの購買実績や獲得ポイント数に応じて「ブロンズ」「シルバー」「ゴールド」の3ランクに分類。使い続けるほどユーザーのメリットが増える仕組みという。ランクは毎月1日に集計し、2日から反映する。特典の適用は11月4日から。

新たに「即時ポイント付与」を開始する。ユーザーは、通常は後日付与されるポイントを商品購入と同時に獲得でき、次回の買い物から利用できる。

各ランクの詳細は次の通り。

ブロンズ

  • 対象は過去1年間に購入履歴のあるユーザー
  • ポイントは購入時に即時付与

シルバー

  • 対象は過去6か月間に3000ポイント以上獲得したユーザー
  • ポイントは購入時に即時付与
  • ランク限定キャンペーンで付与する、有効期限ありの「PayPayポイント」を4%に引き上げ
  • 買い物によって付与される予定の「PayPayポイント」やヤフーショッピング商品券を、注文時に直接使用できる(「今すぐ利用」)

ゴールド

  • 対象は過去6か月間に5000ポイント以上獲得したユーザー
  • ポイントは購入時に即時付与
  • >ランク限定キャンペーンで付与する、有効期限ありの「PayPayポイント」を5%に引き上げ
  • シルバーと同様に、「PayPayポイント」やヤフーショッピング商品券の即時利用ができる
各ランクの特典
各ランクの特典

11月11日からは、ランク限定のキャンペーン「ヤフショ感謝デー」を実施する。開催日は毎月11日、22日。「シルバー」ランクの会員に4%、「ゴールド」ランクの会員に5%の「PayPayポイント(期間限定)」を付与する。

毎月11日、22日に実施している「ゾロ目の日クーポン」は、10月22日に終了を予定している。

大嶋 喜子

継続率88%のサブスクを創出。「ネッ担アワード2024」MVPのカンロEC部門のチーフマネージャーに責任者に聞く、メーカーECの成功事例 | EC業界で活躍する人を顕彰!「ネットショップ担当者アワード」

4ヶ月 4 週間 ago
自社ECは前期比40~50%増の売上高を維持しているカンロの自社EC。メーカー直販ECの成功例として、2024年「ネットショップ担当者アワード」MVPのカンロ・武井氏に取り組みを聞く

2024年11月、EC業界で活躍する“人”にフォーカスし、個人の功績や取り組みを表彰する第2回「ネットショップ担当者アワード」で、MVPにあたる「ネットショップ担当者アワード」賞をカンロの武井優氏が受賞した。武井氏はチーフマネージャーとしてD2CのECに取り組み、2021~2023年度のEC売上の伸長率は前年度比40~50%増。2024年度も堅調だ。

「ネットショップ担当者アワード」で選考委員長を務める中島郁氏と、武井氏に受賞者のアフターインタビューを実施。メーカーECがD2Cに成功したポイントを掘り下げる。

カンロ株式会社 マーケティング本部 デジタルマーケティングチームリーダー 武井 優 氏(上)、ネクトラス株式会社 代表取締役 中島 郁 氏(「ネットショップ担当者アワード」選考委員長)
カンロ株式会社 マーケティング本部 デジタルマーケティングチームリーダー 武井 優 氏(上)、ネクトラス株式会社 代表取締役 中島 郁 氏(「ネットショップ担当者アワード」選考委員長)

11月6日(木)、第3回「ネットショップ担当者アワード」授賞式を開催します!

東京・赤坂インターシティAIRにて14時25分から開会。参加無料(事前登録制)です。ふるってご参加ください!

★第3回授賞式・受賞者の詳細はこちら:https://netshop.impress.co.jp/award/2025/ceremony

キャンディ市場No.1の老舗企業

ECの成長はグミがけん引

カンロは菓子、とりわけアメとグミを主力商品としている、創業113年目の老舗メーカーだ。商品は国内の一般流通向けに袋物やグミの小袋を展開。EC売上高は、直営店を展開している「ヒトツブカンロ」商品の構成比が高くなっている。同名の直営店を東京都で2店舗運営。オンラインではEC専売商品も展開している。

「ヒトツブカンロ」の一例
「ヒトツブカンロ」の一例

国内キャンディ市場では近年、グミの人気が顕著に高まっている。コンビニなどでもグミの棚が急速に拡大しており、キャンディ市場全体もグミを中心に大きく成長している。カンロでも特にグミが成長エンジンとなっており、過去最高の売り上げを更新している。

2024年12月期を最終年度とした中期経営計画では、グミを成長エンジンに売上高を更新した
2024年12月期を最終年度とした中期経営計画では、グミを成長エンジンに売上高を更新した

市場シェアで見ると、2025年1-6月期(中間期)では、キャンディ市場全体ではメーカーシェア11.8%、アメ(ハードキャンディ)では同19.5%、グミでは14.7%となっている。

2025年1-6月期のカンロの市場シェア
2025年1-6月期のカンロの市場シェア

2024年時点ではキャンディ市場におけるカンロのシェアはキャンディ全体では1位、グミは2位、アメは1位だ(キャンディ市場にはグミ、アメ、タブレット菓子などを含む)。

自社ECサイト「KanroPOCKeT」では、直営店の商品、EC専売商品も展開。ブランドサイトとしての役割も持っている。2025年1月には「KanroPOCKeT」内にコミュニティページも開設。ユーザーと双方向のコミュニケーションを深め、エンゲージメントアップを図っている。「『KanroPOCKeT』は単なるECサイトではなく、お客さまとつながる場としての位置付けています」(武井氏)

EC販路はコロナ後に急加速

カンロのEC売上は右肩上がりで堅調である。自社ECサイトは過去に運営していたことがあったが、コロナ前まではクローズしていた。だが、コロナ禍で「ヒトツブカンロ」の直営店の休業を余儀なくされ、ECの再開が決まった。

当初は提供する決済手段が銀行振り込みのみだったりと手探り状態でしたが、それでもECは好調で、売り上げの手ごたえは大きかったです。その後カートシステムに乗せ替えつつ、並行して見直したデジタルマーケティングのプロジェクトも順調に進みました。

当時私は広報だったのですが、その後、プロジェクトの責任者になりました。当初の予想通り「グミッツェル」の売り上げが目立って伸び、カートシステムの導入でさらに成長しました。(武井氏)

こうした環境整備に加え、後述の商品開発などが実を結び、カンロの自社ECは前期比40~50%増の売上高を維持している。

カンロのEC売上推移
カンロのEC売上推移

カンロさんは老舗企業ではありますが、時代に合わせてDX化を進め、デジタルマーケティングを推進し、結果として成長できた。数字を見ると、カンロはECの成功が全体の底上げにつながったと言えるでしょう。(中島氏)

「体験」を楽しませるEC専売商品

ここからは、カンロがECで成功した要因のひとつとして商品にフォーカスする。カンロでは、一般に流通させる卸売りでは物流や品耐久などの制限が多い商品を、EC専用として企画している。また、既存の商品では実現できないような「新たな挑戦をする場」としてもECを活用。アメやグミの良さを最大限に引き出せるシリーズもラインアップしている。

その商品第1弾として登場したのが「ホシフリラムネ」。体験価値を重視している、瓶にラムネを入れる商品だ。ラムネはビンに最初から閉じ込めず、小袋に入れて分けて提供。ラムネを入れる行為自体を、ビンのなかにラムネの「星」を降らせ、星空を閉じ込める――というストーリーを付加した「体験」にしている。ラムネの内容量は100グラムで、価格は税込2000円

初回生産分はSNSとテレビで取り上げられて約9日間で完売しました。ブランディングや顧客体験の向上に寄与しています。(武井氏)

「ホシフリラムネ」を始めとするEC専用商品の一例。右の「シークラゲグミ」は、クラゲをグミで再現したもの。見た目の可愛らしさから人気を博している
「ホシフリラムネ」を始めとするEC専用商品の一例。右の「シークラゲグミ」は、クラゲをグミで再現したもの。見た目の可愛らしさから人気を博している

中島氏は、「送料やハンドリングのコストなどを考えると、ECで専売する商品としては安いほう」だと指摘。自社ECサイトはメーカー直販だから利益は出せるものの、「『一人の顧客が1個だけ買う』という買い方をされるとセールスとしてはつらいのではないか」(中島氏)

これに対し、武井氏は「ラムネは通常、100円、200円で買うもの。「2000円のラムネ商品」というのはチャレンジングだった。これが好評な商品になったことで自信がついた。また、ほかの類似商品や定番商品も購入してくださったりと、顧客単価もアップしている」と説明している。

継続率は驚異の88%。「ご褒美」がテーマのサブスクサービス

「KanroPOCKeT」では、「ご褒美」をテーマにしたサブスクリプションサービス「グミッツェル for me」も展開している。内容は「グミッツェル」と月替わりの商品1品。1回あたりの価格は合計3000円(送料を含む)。顧客の視点で喜ばれるサービスを追求した。

サブスクならではの特長は、人気で手に入りにくい「グミッツェル」が、確実に毎月自宅に届くこと。そもそも、人気の「グミッツェル」を扱うことで商品の訴求力は強い。利用者が優越的に入手できる環境を作ることで「グミッツェル for me」の利用が広がり、成功したという。

テーマを「ご褒美」にすることで継続率が高まったサブスクリプションサービス
テーマを「ご褒美」にすることで継続率が高まったサブスクリプションサービス

「グミッツェル for me」の継続率は約88%となっています。ライトな層のお客さまはもちろん、コレクターのような熱心なファンにも支持いただいています。(武井氏)

約88%という継続率は脅威。単品通販のリピート商材としてメジャーな化粧品や健康食品よりも高い数値です。商品の力と、「グミッツェル」が確実に手に入る優越的に入手できる環境を作ったことが本当にうまくいった例だと感じます。(中島氏)

「グミッツェル for me」の利用者には、「グミッツェル」の季節商品といった限定品も先行して案内するなど、さまざまな付加価値を上乗せしている。

「グミッツェル for me」の前身となるサブスクリプションサービスは「ポケサブ」。「グミッツェル」を含むカンロの展開商品を届けるという内容だったが、利用者からは「グミッツェル」の購入がほとんどだったことから、それをメインに据えたサブスクリプションサービスにアップデートした。これが奏功し、継続率アップにつながった。

EC基盤を生かした事業基盤の変革

武井氏の部署が取り組んでいるのは「KanroPOCKeT」を顧客設定の中心に据えること。ECの基盤をカンロ全体に展開し、顧客とのつながりを強化する――つまり「顧客とのエンゲージメント強化」をめざしているのだ。カンロのファンを醸成するためさらなるCX(顧客体験)を推進している。

ECを基盤にして、会社が顧客との接点を継続的に持つ仕組みを導入しようとしている。これは大きな事業基盤の変革だ。

具体的には、事業構造の頂点にカンロコミュニティに属する顧客を配する。これは企業にとっての資産だ。会員化を促す役割を持つ「KanroPOCKeT」では、体験価値の提供を含め、顧客との距離感を縮める商品展開を行う。

EC基盤を生かして新たな事業基盤の構造を模索している
EC基盤を生かして新たな事業基盤の構造を模索している

カンロが提供する体験価値の定義について、武井氏は「大きな変化をもたらすものではない。普段の日常の中で少しだけ、前向きにさせたりリフレッシュさせたり、癒やしを与えてくれたりすること」だとしている。「『スイートな瞬間』『1粒ずつの体験』といった、カンロが掲げるコーポレートパーパスやビジョンそのものです」(武井氏)

デジタルマーケティングはマス向けの流通と違って、商品の販売にあたりターゲティングがしやすいが、一方で、メッセージが明確でないとリーチしにくいという側面がある。

カンロさんのECは聞けば聞くほどうまくいった事例だと感じます。(中島氏)

武井氏はECの運営について「売上規模はまだ課題がある」としつつ、顧客のファン化、コミュニティの拡大などファンと一体となって事業を伸ばしていくことで、さらなる成長を見込む

まだまだ「挑戦している段階」という認識です。これからも業界自体を盛り上げていきたいと思っています。また、部署でデジタルマーケティングを推進してきたことで、デジタルやITの知識を持つ幹部が増える、会社全体の変革が進むということを実感しました。(武井氏)

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小林 義法

味の嗜好に基づき広告配信

4ヶ月 4 週間 ago

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noreply@blogger.com (Kenji)

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