たった5分で弱点が分かる!「企業Webサイト活用度診断テスト」第3回:ユーザーを惹きつけるコンテンツ【全6回連載】

広告に多額の予算をつぎ込んだり、大規模な施策に打って出る前に、まず現状のWebサイトに何が足りていないのか、知ることからはじめてみましょう。
※この記事は読者によって投稿されたユーザー投稿のため、編集部の見解や意向と異なる場合があります。また、編集部はこの内容について正確性を保証できません。

企業Webサイト「活用度」診断テストとは?

この「企業Webサイト活用度診断テスト」は、Webサイトの抱える現状課題を知る手がかりになるよう作成しました。また、Webサイト構築を制作会社へ委託する際や、社内でアイディアをまとめる為にもお使いいただけます。
前回の第2回目では、「ユーザー視点のデザイン」を考えていきました。
第2回目の記事内容はこちらをご確認ください
http://web-tan.forum.impressrd.jp/u/2012/07/26/13283
第3回目の本日は、Webサイトの「ユーザーを惹きつけるコンテンツ」とは何かについて触れていきたいと思います。

診断方法

下記、チェック項目の内容が御社のWebサイトできちんと考えられ、実行されているかを確認してください。採点方法はいたってシンプル。各項目に振られた点数の合計値を計算します。
重要度の高いものが2点、それ以外は1点と配点しており、各回10点満点
、第6回まで全て受けていただくと、合計60点満点、全45項目の診断テストとなっています。
では早速、診断テストをはじめてみましょう。

C.コンテンツ

ユーザーのニーズと企業がユーザーに提供したいもの。これらが必ずしも一致しているとは限りません。このギャップを少しでも埋め、Webサイトをマーケティングツールとして最大限発揮させるためには、まずユーザーニーズを探り、それに合わせてコンテンツを展開していく必要があります。

C-1:分かりやすく、検索キーワードを意識したタイトルや見出しを使っている。(1点)
--- ただし、キーワードを盛り込むことだけに注力すると、ユーザーに意味が伝わりにくくなってしまったり、検索エンジンの評価が下がる危険性もありますので、あくまで良いコンテンツを作ることを心がけてください。

C-2:使用しているフォントやカラーには意図があり、目的により使い分けている。(1点)
---フォントやカラーの基準となるルールを作成し、そのルールに従って各ページや記事を作っていくことによって、ユーザーが違和感を感じること無くコンテンツを読み進めることができます。

C-3:各コンテンツに書かれている文章内容には矛盾がなく、一貫性がとれている。(2点)
---新しいページや記事を追加する場合には、これまで提供してきた他コンテンツとのバランスと内容の整合性を今一度確認し、公開するように心がけましょう。

C-4:信憑性のない情報の記載を避けている。(1点)
---企業の場合、信憑性にかける情報を掲載したことにより、企業の存在を揺るがしかねない、大きな火種となることも情報拡散スピードが速い現代ならではの注意点です。

C-5:必要以上の長文や専門用語の多用を避け、分かりやすい文章で書かれている。(1点)
---サイト目的やターゲット層にもよりますが、都度調べる必要があるような専門用語を多く使ったWebサイトは、無駄な手間を増やし、決してユーザー視点に立ったWebサイトとはいえません。また、ユーザーの「自分にとって必要な情報かどうか」という判断は想像以上に早く、長文で書かれたページはたとえ書かれた内容が優れていても、ユーザーを取り逃がす可能性があります。

C-6:最低限必要なコンテンツが用意されている。(会社概要/新着情報/商品・サービス情報/取引実績/問合せフォームなど)(2点)
---これらの情報は、企業の存在を示す必須項目です。会社の概要が掴めない、直近の活動状況がわからない、あるいは商品サービス情報が不十分ではユーザーの不安を煽ります。特に、商品だけの説明ではなく、それを購入することで、どのような利益がお客様にもたらされるのかを、具体的に説明するコンテンツ作りを心がけてください。また、折角ユーザーがWebサイトを訪れてもたとしても、「問合せ」方法がわかりにくければ、接点をもつことなく逃してしまいます。また、扱う金額が大きいために顧客のリスク回避思考がより強いと考えられるBtoB(企業間取引)ビジネスを営んでいる場合には、過去の取引実績も重要な購買意思決定要因になるため、ページを設けることが望ましいといえます。

C-7:Webサイトの内容充実を図るための補完的コンテンツが用意されている。(事例/利用者の声・評価/FAQ/プライバシーポリシーなど)(2点)
---お客様はなぜ自社から買う必要があるのでしょうか。様々な角度から考えてみてください。例えば、扱う商品自体は一見すると競合他社とあまり変わりないような場合、過去の事例や実際のユーザーからの声が最後にユーザーの背中を押してくれます。

◆関連記事:
3分間で向上させるページ閲覧数とユーザー滞在時間―WordCamp NYC 2012レポート



さて、今回の結果はいかがでしたでしょうか?


第6回まで待てない!今すぐ全45項目をチェックしたいという方は下記サイトでご覧いただけます。
無料【Webサイト活用度診断テスト】
また、ここでは掲載しきれない解説全文や関連記事の案内も、ご希望の方にはお送りしておりますので、お気軽にお申し込みください。

次回のテーマは、「D.検索エンジン対策」です。お楽しみに。

※なお、このWebサイト活用度診断テストは今後皆様のご意見をもとに、更にバージョンアップを図っていく予定です。ご意見・ご感想をお待ちしております。

■執筆者について
Lotus Web Studios マーケッター 安部友美
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米国ニューヨークに拠点を置き、数多くの日系企業の米国進出やローカライズにIT技術で貢献してきた10年以上の経歴を持つ老舗のWeb屋Lotus Web Studios。新米マーケッターが日々の業務で学んだ知識やWebの最先端をいくアメリカを始め海外での先進的な取り組み事例を交えながら、Webマーケティングに役立つ情報を発信していきます。Webを基軸とした海外事業展開をお考えの際には、海外ビジネス戦略のコンサルティングからシステム構築、メンテナンスまでワンストップでご提供できる私どもにお任せください。

Lotus Web Studios(SDT Solutions,Inc.)
350 Seventh Avenue. Suite1002 New York, NY 10001
Phone : 212-575-3067
Email : http://lotusws.com
Facebook: Lotus Web Studios

用語集
Webデザイン / Web戦略 / Web活用 / アクセシビリティ / ウェブ戦略 / コンテンツ / サイトリニューアル / サイト診断 / チェックリスト / チャート / ユーザビリティ / 企業Webサイト / 差別化 / 診断
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