平成世代の動画配信あるあるは「スマホで視聴時のWi-Fi忘れ」、団塊世代は「気付かず同じ作品を再生」【J:COM調べ】

平成・バブル・団塊全世代で、テレビは「リアルタイム視聴」、ネット動画も「視聴に専念」が多数派。

ジュピターテレコム(J:COM)は、「テレビ・動画視聴とスマホ利用に関する世代比較調査」の結果を発表した。平成世代(1989年~2001年生まれ)、バブル世代(1965年~1969年生まれ)、団塊世代(1947年~1949年生まれ)の3つの世代の男女1,000名から、テレビの視聴スタイル、動画の視聴スタイル、スマホの利用などについて回答を得ている。

平成・バブル・団塊で比較、「在宅ワーク中にテレビがついていることがある」のは平成世代の81%

全回答者(平成世代334名、バブル世代332名、団塊世代334名)に、テレビの視聴スタイルについて、「放送している時間(リアルタイム)に見る」「録画してみる」のどちらが多いかを聞くと、“リアルタイム視聴派”が平成世代65.6%、バブル世代59.6%、団塊世代71.3%で、全世代で優勢だった。

「専念してみること」「何かをしながら見ること」のどちらが多いかでは、平成世代・バブル世代は「何かをしながら見ることが多い」(平成世代75.4%、バブル世代67.5%)が多数派、団塊世代では「専念してみることが多い」(団塊世代53.3%)が多数派だった。食事やネット利用を同時に行っている人が多い。

1年前と比べたテレビ視聴時間の変化では、「増えた」と回答した人が平成世代29.9%、バブル世代18.4%、団塊世代21.0%と多く、番組ジャンルでは3世代とも「ニュース・ワイドショー・情報番組」が多かった。

そこで、動画配信サービスの利用者(平成世代226名、バブル世代153名、団塊世代104名)に「動画配信サービスを見るとき、専念してみる/何かをしながら見るのどちらが多いか」を聞くと、「専念してみることが多い」という“専念視聴派”(平成世代55.3%、バブル世代73.9%、団塊世代76.0%)がいずれの世代においても多数派となった。YouTubeに限っても専念視聴派が多数派だった(平成世代53.6%、バブル世代69.5%、団塊世代76.6%)

なお「いっしょにまったりとテレビを見るお家デートをしたいと思う芸能人」では、新垣結衣、綾瀬はるか、菅田将暉、相葉雅紀、タモリなどが上位だった(敬称略)。

動画配信あるある、トップは「いつのまにか配信終了」

動画配信サービス利用者(平成世代226名、バブル世代153名、団塊世代104名)に、「動画配信サービスを利用していて経験したこと」を聞くと、「見ようと思っていた作品が配信終了になっていた」(平成世代24.3%、バブル世代19.6%、団塊世代20.2%)が全世代で1位。その他「いいところなのにネット環境が不安定で止まる」「全然興味のない作品がレコメンド(おススメ)で表示される」などの声も多かった。

また、テレビ・動画配信サービス(YouTubeは除く)・YouTubeのなかで、「好きな番組・コンテンツが一番多いもの」を聞くと、平成世代では「テレビ」が39.5%、「YouTube」が38.9%、「動画配信サービス(YouTubeは除く)」が21.6%と、「テレビ」と「YouTube」が拮抗した。一方バブル世代では「テレビ」72.9%、「YouTube」14.5%、「動画配信サービス(YouTubeは除く)」12.7%、団塊世代では「テレビ」85.0%、「YouTube」9.0%、「動画配信サービス(YouTubeは除く)」6.0%とテレビが圧倒的に強く、大きな差が見られた。

調査概要

  • 【調査対象】テレビを見ることがありスマートフォンを使っている男女
  • 【調査方法】インターネット調査(実施機関:ネットエイジア)
  • 【調査期間】2021年3月3日~4日
  • 【有効回答数】1,000サンプル(平成世代334サンプル、バブル世代332サンプル、団塊世代334サンプル)
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