スマホの利用年数が長くなると、ウイルス対策ソフトを利用しなくなることが判明【ドコモ・モバ研調べ】
スマホの利用年数が長い人・SNSを利用している人ほど、画面ロックやOS最新化を実施していた。
2020/2/4 8:30 調査/リサーチ/統計
NTTドコモ モバイル社会研究所は、「セキュリティ・マナー」に関する調査結果を発表した。スマホの利用年数とセキュリティ対策の利用率、SNSの利用頻度とセキュリティ対策の利用率の相関を探った。
利用年数が長くなると、ウイルス対策ソフトを利用しなくなる
まず「何年前からスマホを利用しているか」(スマホの利用年数)を聞くとともに、「何らかのセキュリティ対策を行っているか」を聞いた。その結果、年齢にかかわらず、スマホの利用期間が長い人ほど、セキュリティ対策の利用率もあがっていた。「2年未満」の人に対し「7年以上前」から利用している人だと、対策を行っていない人はほぼ半減する。
具体的に行っている対策では、「画面ロック(パスワード、指紋認証)」が特に多く、それに続いて「最新OSへのアップデート」「提供元不明のアプリはダウンロードしない」が続いた。一方で「無料ウイルス対策アプリの利用」「有料ウイルス対策アプリの利用」もあがっているが、これらはスマホ利用年数が長くなると利用率が低下していることも明らかとなった。
SNSを利用している人ほど画面ロックやOS最新化を実施
次に「SNSの利用頻度」(スマホの利用年数)を聞くとともに、「何らかのセキュリティ対策を行っているか」を聞いた。具体的には「LINE」「Twitter」「Facebook」「Instagram」のいずれかのSNSについて、「毎日利用」「毎日ではないが利用」「利用なし」かの3タイプで集計した。
その結果こちらでも、年齢にかかわらず、SNSの利用頻度が高くなるほど、セキュリティ対策の利用率もあがっていた。特に「毎日利用」と「SNS利用なし」で差が大きかったのは、「画面ロック」「最新のOSにアップデートする」だった。
■調査概要
- 【調査対象】全国・15~79歳の男女
- 【調査方法】ウェブ調査
- 【調査時期】2019年1月
- 【有効回答数】6,926
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