“オンライン会議のマナー”が続々と誕生中! 「事前に接続準備」より意識されていたマナーは?【ドコモ・モバ研調べ】
NTTドコモのモバイル社会研究所は、「オンラインでの会議でのマナー」に関する調査結果を発表した。全国・15~79歳男女6,240人のうち、オンライン会議を実施している男女1,666人が回答している。
若年層ほどオンライン会議のマナー行動を意識している
まず「オンライン会議の際に意識しているマナー」について聞いてみると、「話をしていないときにはミュートにしている」42.7%、「遅れないように事前に接続の準備をしている」40.8%、「家族やプライベートなものが映らないように配慮」34.7%、「相手の顔を映すことを強要しない」28.9%、「相手と会話が被らないように心掛けている」28.7%などが上位となった。
オンラインにかかわらず会議全般に通じるもの、マナー以前に円滑に会議を進めるためのものなど、さまざまなルール意識が混在している段階であることがうかがえる。また、「話をしていないときにはミュートにする」という行為が“マナー”として強く浸透しているが、現実的には自身の生活音・環境音を聞かれないようにするのが主要な理由で、“マナー”と言われると、少し疑問が残る。
そこで「話をしていないときにはミュートにしている」という回答について、年代別で見ると、10~20代は5割を超える一方で、30代以上はやや数字が下がる。特に60代は35%、70代は8.2%となっており、(ミュート活用の是非は問わないが)老年層ほどミュートは活用していない。
一方、オンライン会議の際に意識しているマナーについて「特に何もしていない」と回答した人を年代別で見ると、10~50代は10%台だったが、60代は30%、70代は35.3%に達する。50代以下と60代以上では“オンライン会議のマナー”に大きな断絶があると感じさせる。また10代・30代に比べ20代は特に少なく、“オンライン会議のマナーにうるさい世代=20代”ということがうかがえる。
現在の20代は、コロナ禍により社会人になるとともに、テレビ会議などを多用することになった世代であり、やや独自のマナー観が形成されているのかもしれない。
調査概要
- 【調査対象】全国・15~79歳男女
- 【調査方法】Web
- 【調査時期】2021年2月
- 【有効回答数】6,240人のうちオンライン会議を実施している男女1,666人
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