NTTドコモ モバイル社会研究所は、オンライン学習でのツールに関する調査結果を発表した。「2021年一般向けモバイル動向調査」のデータを分析した内容だ。
オンライン学習の使用機器はスマホ、ツールはZoomが主流に
オンライン学習(学校や塾のオンライン授業、会社での研修、習い事など)を行っている1,155人に「オンライン学習を行うときの機器」を聞くと、「スマホ」80.3%が圧倒的に多く、「パソコン」32.0%、「タブレット」11.9%と、大画面にこだわっていない様子がうかがえる。
とくに「スマホ」は若年層が多く、10代では男性86.2%、女性90.0%にまで達している。一方「パソコン」は画面が大きく見やすいためか老年層が多く、70代男性ではスマホを上回った。
次に「利用するツールと頻度」を聞くと、「Zoom」63.5%の利用経験者が最多で、「YouTube」44.9%、「LINE」31.6%がそれに続いた。いわゆるEラーニング系ツールより、汎用的なサービスが利用されているようだ。また上位3サービスはかなり機能が異なっており、質疑応答が多いか、受講型か、動画が必須かといった部分で使い分けがされていると考えられる。
調査概要
- 【調査対象】全国・15~79歳男女
- 【調査方法】Web
- 【調査時期】2021年2月
- 【有効回答数】全体母数6,240人、そのうちオンライン学習を行っている1,155人