働き方改革で「有給休暇を取得できている」という人が増加、半数を超える【BIGLOBE調べ】

4月から施行された「働き方改革関連法」による影響が、確実に広がりつつあることが明らかに。

ビッグローブ(BIGLOBE)は、「働き方に関する意識調査2019」の結果を発表した。前回調査は2017年。いわゆる“働き方改革”を巡り、有給休暇を取得できているかどうか、環境は変化したか、休暇取得日に何をしているか、仕事のクオリティは向上したかなどを質問している。

国内では、「働き方改革を推進するための関係法律の整備に関する法律」(働き方改革関連法)が2018年6月に成立し、2019年4月から施行。労働時間の上限、有給休暇の取得、待遇差の禁止などがあらためて規定された。

「働き方改革で、有給休暇を取得できている」という人が過半数に

まず「有給休暇を取得(消化)できているか」を聞くと、「とてもそう思う」21.1%、「ややそう思う」32.7%、「あまりそう思わない」25%、「まったくそう思わない」17.3%で。「取得できている」と感じた人は53.8%で、前回の2017年調査(45.8%)より上昇しかろうじて半数を超えた。

 

「働き方改革により、あなたの会社では有給休暇を取得しやすくなったか」と聞くと、「とてもそう思う」16.4%、「ややそう思う」42.2%、「あまりそう思わない」27.5%、「まったくそう思わない」13.8%で、「取得しやすくなった」と感じている人は58.6%と、6割近くがで有給休暇を取得しやすくなったと回答している。

 

有給休暇を取りづらいケースもまだ存在、「職場の工夫」に余地

「勤めている会社で、有給休暇を取りやすくするために工夫していることはあるか」を聞くと、「計画的な取得の推進」36.1%が1位。以下「有給休暇を取りやすくするために工夫していることはない」35.8%、「取得奨励日の設定」20.2%の順となっている。

 

そこで「有給休暇を取得できていない」と回答した423人に、「有給休暇を取得できない(しづらい)理由」を聞いたところ、「自分が休むと同僚が多く働くことになるから」29.6%が最多。以下「職場に休める空気がないから」24.8%、「自分で仕事をコントロールできない業務だから」22%が続く。前回は「職場に休める空気がないから」33.6%がとくに多かったが、働き方改革により改善している様子が伺える。これに“職場の工夫”が加われば、さらなる改善が見込めるだろう。

 

有給休暇日にすることは、旅行・のんびり・睡眠

「あなたは有給休暇が取れることにより、仕事のクオリティが上がると思うか」を聞くと、「とてもそう思う」22.5%、「ややそう思う」47%、「あまりそう思わない」25.1%、「まったくそう思わない」5.4%と、69.5%が有給休暇と仕事クオリティの関係を感じていた。なお、「有給休暇取得日に何をしているか」という質問では、「国内旅行」50.1%、「時間に追われずのんびり過ごす」35.7%、「睡眠」20.3%が上位で、リフレッシュに使われている傾向が見てとれた。20代男性は「睡眠」「運動」がやや多い。

調査概要

  • 【調査対象】インターネットを利用する方のうち、スマホを所有する全国の20代~50代の男女
  • 【調査方法】インターネット調査
  • 【調査期間】2019年7月23日~25日
  • 【有効回答数】1,000人。年代ごとに250人ずつ(男女125人ずつ)を抽出
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