アジア6か国におけるEC利用、「日本商品の購入」は台湾・ベトナムで高人気【FJC調べ】
アジア地域で日本紹介メディア「FUN! JAPAN」を運営するFun Japan Communications(FJC)は、台湾・香港・マレーシア・タイ・インドネシア・ベトナムのアジア6か国におけるEC利用について調査を実施した。
「自国のECサイトで一度でも日本の商品を購入」6か国すべてで4割超え
「自国のECサイトでの、日本の商品の購入経験」を聞くと、「一度でも購入したことがある」は台湾がもっとも多く78.7%。以下、ベトナム68.8%、香港54.0%、インドネシア56.0%、マレーシア58.4%、タイ43.0%で、すべての国で4割を超えた。「5回以上」の回答は、台湾46.8%、ベトナム32.1%が他4国より高めで、特にこの2国での日本商品人気が伺える。
日本商品の購買意欲が高いのはベトナム。「買いたくない」はゼロ%
次に「自国のECサイトでの、日本の商品の購入意向」を聞くと、唯一ベトナムが「買いたくない」「それほど買いたくない」のいずれもゼロ%で、購買意欲の高さが見られた。「ぜひ買いたい」は59.4%で、アジア6か国でもっとも高かった。
「買いたくない」「それほど買いたくない」の合計が少ないのは、以下、マレーシア3.3%、インドネシア6.4%、台湾6.5%、香港8.4%、タイ9.0%の順で、購入経験と比較すると、台湾・香港がやや順位を落としている。「気に入った商品なら買いたい」「価格が安価であれば買いたい」といった数値が、香港・台湾・マレーシアは高めで、「商品を慎重に選んでいる傾向にあるのかもしれない」とFJCは考察している。
各国で異なる人気サイト、「Rakuten」「Lazada」「Shopee」が1位に
「日本の商品を購入する際、どのECサイトをよく利用しているか」という質問では、台湾・香港は「Rakuten」が1位。タイ・マレーシア・ベトナムは、東南アジア最大級のECサイト「Lazada」が1位だった。唯一インドネシアは、2015年よりサービスを開始した新興サイト「Shopee」が1位。「Shopee」は、ベトナム・台湾でも3位にランクインしている。
なおインドネシアで2番目に多い「Bukapalak」は、インドネシア発のユニコーン企業で、農家や個人経営の小規模企業の展開に注力しているという。
調査概要
- 【調査対象】台湾・香港・マレーシア・タイ・インドネシア・ベトナムのアジア6か国
- 【調査方法】各国「FUN! JAPAN」会員へのオンラインアンケート
- 【調査時期】2018年9月~2019年1月
- 【サンプル数】6,714
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