モバイルユーザー動向など、2008年調査レポートを集約「Mobile User Book 2009」IMJモバイルが公開
モバイルソリューションのIMJモバイルは3月2日、同社が2008年に行ったモバイルサイトのユーザー動向や意識調査を集約した調査レポート、「Mobile User Book 2009」を発表し、Webサイトで公開した。
Mobile User Book 2009は、IMJモバイルが2008年にインターネットリサーチで行った、モバイルサイトに関するさまざまなアンケート調査を集約したもの。「携帯サイトフィルタリングサービスに関する意識調査」「モバイルキャンペーンに関する意識調査」「企業のモバイルサイトへの取り組み実態及び意識調査」「モバイルECサイトの『商品ページ』に関するユーザビリティ調査」「iPhoneユーザーのiPhone利用動向とその評価」ほか、全10回にわたる調査の詳細を掲載している。
モバイルサイトを利用するユーザーの実態やユーザビリティ調査、企業のモバイルサイト事業への取り組みなど、これからモバイルに参入しようとする企業、すでにモバイルに参入している企業にとって、指針となるさまざまな情報が集約されている。
IMJモバイル Mobile User Book 2009
http://www.imjmobile.co.jp/news/report_20090302-205.html
以下、いくつか調査レポートの内容を紹介する。
モバイルキャンペーンに関する意識調査
手軽なアクセス手段がキャンペーンへの参加を促す
モバイルキャンペーンに関する意識調査では、モバイルに関連した広告コミュニケーションにおける消費者動向実態を把握するため、過去1年以内に広告経由で、モバイルサイトアクセス経験者もしくはモバイルキャンペーン参加経験者を対象に調査を実施。
調査結果から、過去1年間に広告経由でモバイルサイトにアクセスしたり、モバイルキャンペーンに参加したりした人の内51%はモバイルサイト内のバナー広告を通じてアクセスしていたことがわかった。また、女性は商品パッケージや紙媒体を通しての誘引効果が高い。モバイル広告以外の手段でモバイルキャンペーンへの参加を促すには、QRコードや空メールの活用が有効であり、手軽に参加できることが消費者の指示を得る結果となった。
「サイトアクセス、キャンペーン参加のきっかけ」n=1035(複数回答)
キャンペーン参加後のメルマガ閲覧率は約8割、リレーション構築に有効
この調査から、モバイルキャンペーンは、参加者の会員登録やメルマガ登録への心理的障壁が低いことがわかった。そして、一度登録すると約8割のユーザーが気に入ったサイトやメルマガであれば登録を継続すると回答しており、モバイルキャンペーンは、消費者とのリレーションを築く上で非常に有利な手段であることがうかがえる。
「サイトアクセス、キャンペーン参加のきっかけ」n=1013(単一回答)
※1年以内モバイルキャンペーン参加者
モバイルキャンペーンに関する意識調査 調査概要
- 対象者条件:週1回以上モバイルサイトを閲覧している。
広告経由で1年以内にモバイルサイトにアクセス、またはモバイルキャンペーンに参加したことがある。 - 調査方法:インターネットリサーチ
- 調査地域:全国
- 調査対象:15~59歳の男女
※調査会社が保有する調査パネル - 有効回答数:1035サンプル
- 調査日時:2008年8月8日~8月9日
- 割付条件:性年代別のモバイルサイト利用比率を、人口推計(平成20年7月版)を元に算出
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