動画とテキスト文字起こし、両方公開したら重複コンテンツになる?
グーグル検索SEO情報②
動画とテキスト文字起こし、両方公開したら重複コンテンツになる?
重複にはならない、むしろ良い (Martin Splitt on LinkedIn) 海外情報
動画SEOに関する質問とその回答を、グーグルのマーティン・スプリット氏がリンクトインに投稿した。
質問: 動画を作り、その内容をテキストとしてウェブサイトに掲載した場合、グーグルはそれを重複コンテンツとみなしますか?
回答: いいえ。重複コンテンツとはみなしません。
コンテンツを動画またはテキストのみでではなく両方で提供することは、非常に良いアイデアです。これにより、ユーザーは自分の好みの方法でコンテンツを楽しむことができます。
内容が同じだったとしても、動画とテキストの形式で提供しても重複コンテンツにはならない。むしろ、動画の文字起こしを提供は推奨でもある。文字情報を好むユーザーもいるからだ。また、テキストの方が検索エンジンは内容を理解しやすい。文字起こしページへの検索トラフィックも生まれる可能性がある。
注意点として、動画検索での掲載と動画リッチリザルトの表示を望むのであれば、文字起こしページは別途作成する必要がある。動画検索・動画リッチリザルトには、動画がメインコンテンツであることが明確な専用の視聴ページが必要だからだ。
- 動画SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
内部リンクを合計2本~5本、外部リンクを1本~3本程度追加することがSEOに有効……それ、どこ情報!?
それ、どこ情報? (John Mueller on LinkedIn) 海外情報
グーグルのジョン・ミューラー氏がリンクトインで次のように質問された:
SEO担当者の間では、次のように考えられています:
1000語のブログ記事に、内部リンクを合計2本~5本、外部リンクを1本~3本程度追加することが有効。
また、「リンクが多すぎるとサイトに悪影響があり、少なすぎるとあまり価値がない」とも考えています。
リンクの数は本当に重要なのか、教えていただけますか?
ミューラー氏は次のように答えた:
グーグルの誰もあなたのブログ記事のリンクや単語の数を数えていないし、たとえ数えていたとしても、あなたの読者のために書くことを私は勧める。あなたの読者のことを私は知らないが、コンテンツを読む前に単語数を数える人には誰ひとり私はまだ出会ったことがない。
説明は不要だろう。
1000語のブログ記事に、内部リンクを合計2本~5本、外部リンクを1本~3本程度追加することが有効
ソレどこ情報? とツッコミたくなる。公式以外のSEOの情報は(SEO以外でもだが)、誰が発信したのか、その人はどんな人なのか、信頼できる人なのか、いつの情報なのかを必ず確認しよう。
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AI検索時代に勝ち残るためのパブリッシャーの多角的戦略
大手パブリッシャーはAI Overview対策をどうする? (Nieman Journalism Lab) 海外情報
AI Overview(AIによる概要)の一般ユーザーへの展開が日本でも始まった。AIが生成した概要で求めていた情報が手に入り、ユーザーが検索結果をクリックしないため検索トラフィックを奪われるのではないかという懸念がある。
AI Overviewが一足早く一般公開されていた米国の大手ニュースパブリッシャーたちは次のような戦略をたてている。
読者との直接的な関係性の構築 ―― New York Public Radio(ニューヨーク・パブリック・ラジオ)などのパブリッシャーは、読者との「直接的で個別対応可能な関係」の構築を優先している。たとえば、モバイルアプリやニュースレターといった、自社で所有・運営するプラットフォームを重視する。
この戦略は、パブリッシャーが制御できないグーグルのような第三者プラットフォームへの依存を減らすことを目的としている。直接的な関係を育むことで、検索アルゴリズムやAI機能の変化にかかわらず、パブリッシャーは読者とのつながりを維持できる。
質の高い独自コンテンツの強化 ―― AI要約では提供できない価値が加わったコンテンツを作成することの重要性をパブリッシャーは認識している。
たとえばLocal News Now(ローカル・ニュース・ナウ)は、自分たちの出版物は「魅力的な文章、追加の文脈、興味深いビジュアル、読者のコメントなど」を通じて十分な価値を加え、人々が彼らのサイトをクリックする動機付けになると考えている。
Washington Post(ワシントン・ポストは)、「独自性があり、厳密に取材されたニュース、分析、視点、サービスジャーナリズム」を提供することで、読者が世界を理解するのを支援することを強調している。
この戦略は、「包括的で詳細なコンテンツは、AIが生成した簡素な概要以上のものを求める読者を引き付け続ける」という信念に基づいている。
検索表示の最適化 ―― 検索パフォーマンスを向上させる技術的な側面にも引き続き焦点を当てている。これには、記事のパッケージ化、フォーマット、ページ速度の改善などが含まれる。こうした最適化は、ユーザーエクスペリエンスと検索結果における視認性の両方を向上させることを目的としている。SEOへの投資を維持することで、AI Overviewと並行して検索結果における存在感を維持することを目指す。
報道の人的要素の強調 ―― Vermont Public(バーモント・パブリック)など一部のパブリッシャーは、「コンテンツの背後にいる人間」を強調している。この戦略は、「コミュニティに住み、コミュニティを気にかけている地元のジャーナリストがコンテンツを作っている」ことを強調することで、AI生成の要約との差別化を図ることを目的としている。
ジャーナリズムの人間的な側面を強調することで、パブリッシャーは読者との信頼とつながりを構築し、AIには再現できないものを提供することを目指している。
トラフィックソースの多様化 ―― 明確な戦略として述べられてはいないが、いくつかのパブリッシャーは、検索トラフィックに過度に依存しないことの重要性に言及している。これは、検索アルゴリズムやAI Overviewのような機能の変化に対する脆さを軽減するために、トラフィックソースを多様化する戦略を暗に示していると言える。
監視と適応 ―― ワシントン・ポストやバーモント・パブリックなど多くのパブリッシャーは、AI Overviewがトラフィックやパフォーマンスに及ぼす影響を注意深く監視している。AI Overviewがユーザーの行動やトラフィックパターンにどのように影響するかについてのデータが増えるにつれて、戦略を評価し調整する対策を講じやすくなる。
ニュースサイトではなくても応用できる戦略がある。できそうなものは試してみたい。
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筆者も知らなかった! Googleトレンドの高度な機能
Googleトレンド解説動画シリーズ第4話 (Google Search Central on YouTube) 海外情報
検索チーム所属のダニエル・ワイズバーグ氏がGoogleトレンドの活用方法を解説する動画シリーズの、エピソード4が公開された。
今回はエンジニアリング マネージャーのオムリ・ワイスマン氏が出演し、Googleトレンドの高度な機能を紹介している。次のような機能だ:
- 記号を使った限定検索
- 詳細な比較
- データの共有、埋め込み、エクスポート
筆者の知らない機能も出てきて、回を追うごとにレベルが上がってきた感がある。日本語字幕も利用できるので、英語の聞き取りが苦手でも内容は理解できる。視聴しよう。
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API値や一括データエクスポートフィールドも! Search Consoleドキュメントのアップデート
データ分析が便利に (Google Search Central on X) 海外情報
Search Console検索パフォーマンスのヘルプ記事の「検索での見え方」に関するセクションが改善された。具体的には、「検索での見え方(searchAppearance)」でサポートされているすべての値と意味を示すテーブルを追加した。
We improved our documentation on Search Appearances supported in Search Console -> https://t.co/9stvdPYjh5
— Google Search Central (@googlesearchc) August 22, 2024
We now have a table to show all the supported appearances with a short description, the API value, and the Bulk export field. We hope that helps you get more out of the… pic.twitter.com/q0RWZ29yZK
テーブルでは、次の情報を確認できる:
- UI名
- 説明
- Search Console APIの値
- 一括データエクスポート フィールド
Search Console APIや一括データエクスポートを利用している人には便利な表になりそうだ。
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AIOの影響を分析するのは難しそう
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動画だけのページを準備
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