UA計測停止、GA4に移行だけじゃダメなの? 過去データは保存しておくべき? 簡単な保存方法は?
読者から寄せられた仕事の悩みをウェブパンが代わって解決するパン! 今回は、Web担当者さんから寄せられた「ユニバーサル アナリティクス(UA)の過去データを簡単に保存したい」という悩みを解決するパン!
読者からのお悩みを解決するパン!
読者のお悩み
2023年7月にUAが終了すると聞きましたが、忙しくてまだ何も対応できていません。とりあえず、過去データを保存しておこうと思いますが、簡単な方法はあるでしょうか?(ペンネーム:匿名)
お便りありがとうパン! ウェブ解析/データ分析のプロフェッショナル・大谷恭平さんに相談してみるパン!
ウェブパン、いらっしゃい! 私がそのお悩みを解決しましょう!
UAの過去データ、保存しなきゃダメ?
2023年7月にUAが終了したけど、終了したらどうなるパン? GA4を導入するだけじゃダメなのパン?
2023年7月のUA計測終了後も、翌年2024年の6月末まではUAの過去レポート画面の閲覧はできます。しかし、2024年7月以降、UAの過去データが一切見られなくなってしまうんです。
UAデータはGA4に引き継げないため、GA4を導入するだけでは過去のUAデータはすべて失われてしまいます。だからUAデータの保存が必要になるんです。
UAデータを保存しないとどんなデメリットがある?
UAの過去データが見られないと、どうなるパン?
大きく分けて2つのデメリットがあります。1つは、過去に行ってきた施策の効果やトレンド、トラフィックなどが把握できず、新しい施策を打った際に効果予測・効果検証ができなくなってしまいます。
たとえば、定期的に顧客向けのキャンペーンを行っている企業が今年も同じキャンペーンを行おうと思っても、過去の結果データが無かったら効果予測ができませんよね。同様に、キャンペーン終了後の効果検証も過去の結果と比較できなくなってしまいます。つまり、将来的にPDCAをまわしづらくなるんです。
それは困るパン!
効果検証はデジタルマーケの基本パン!
もう1つは、UAにはあったけれどGA4には実装されなかったいくつかのデータが見られなくなってしまうことです。たとえば、「サイトの速度レポート」や、興味関心を示す「個別のインタレストカテゴリ」などがそれにあたります。
この2点を考えただけでも、「過去データはとりあえず保存しておいた方がいい」と言えます。データさえあれば後から振り返ることができますが、何もしないままUAが終わってしまったらどうしようもありませんからね。
これまで何年もUAで計測・レポーティングして頑張ってきたのに、活用できないのはもったいないパンね。UA閲覧終了前にデータだけは保存しておきたいパン!
UAデータを保存する方法はどんなものがある?
UAデータを保存するには、どんな方法があるパン?
Googleが推奨している主な方法は次の4つです。
- UAの管理画面から個々のレポートを手動でエクスポートする方法
- Reporting APIを利用したアプリケーションを自前で開発してエクスポートする方法
- BigQuery Exportを利用してエクスポートする方法
- Googleスプレッドシートのアドオンを用いてエクスポートする方法
ただし、これらの方法にはそれぞれ課題があります。
1の方法だと、シンプルに担当者の時間と手間がかかります。ページ、性別、年齢など数多くあるレポートを1つ1つ手動でダウンロードしていかなければならず、これまでの数年分のデータをすべて保存しようと思うと、1日がかりでも厳しいかもしれません。手動なので抜け漏れが発生する可能性もあります。
2は、API開発を行って自動でデータを取得する方法です。これは開発期間もかかりますし、開発予算を確保しなければなりません。
3の方法では、BigQuery Exportを利用するために有償版の「Google アナリティクス 360」を導入しなければならず、かなりのコストがかかります。トラフィックが数千万を超えるような大規模サイトであれば導入もありえますが、そこまでいかない中堅以下の企業にとっては現実的ではないと思います。
4の方法は無償でエクスポートができるものの、手動で欲しいデータのディメンションと指標を定義しなければならないため、手間や調査の時間がかかります。その上、スプレッドシートの行と列数に制限があるため、エクスポートできるデータにも限りがあります。
予算もないし、毎日の業務で忙しいデジタルマーケ担当者には、どれも厳しいパンね……。
もっと簡単に、安価にUAデータを保存する方法はない?
もっと簡単に、できるだけ安価にUAデータを保存したいパン。
そういうことなら、ぜひオススメしたいのが、Convpathが提供する無料のUAデータバックアップツール「UA Backup」です。
無料で簡単にUAデータを保存できる「UA Backup」
UA Backupって、どんなサービスなのパン?
UAのデータをワンクリックで取得できるWebサービスで、次のような特徴があります。
UA Backupの特徴①
手間がかからず、短時間でエクスポート完了
エクスポートをリクエストする方法は、たったの3ステップ。Webサービスなのでサーバーの用意やセットアップ作業も不要です。Convpath担当者に問い合わせる必要もありません。
- ステップ1:ユーザーが利用しているGoogleアカウントを連携します。
- ステップ2:ビュー登録画面でエクスポートしたいビューを選択し、登録ボタンを押します。
- ステップ3:「エクスポートの申し込みを受け付けました」と表示されれば、リクエスト作業は完了です。その後は、データ量にもよりますが、わずか数分から8時間程度で自動的にエクスポートが完了し、ユーザーにメールが届きます。混雑時には数営業日を要する可能性がありますが、その時はHP上にてお知らせいたします。
簡単に、短時間でUAデータが保存できるパンね。取得できるデータの種類も気になるパン。
年齢、性別、全てのページ、ランディングページ、参照元メディアなど、UAに存在する77レポート分のデータが取得可能なので、幅広いレポートの数値が保存できますよ。
UA Backupの特徴②
77レポート分がCSV形式でまるっと取得可能
UA Backupでは最大77レポート分の日次・月次データが、CSV形式でまるっと抽出できます。これらのCSVファイルはUAのレポート構造に沿ってフォルダ構造化されて、zip形式で圧縮されます。
データ取得の最小単位は日次で、ディメンション粒度はプライマリディメンションのみ。1つのディメンションに割り当てられた基数は1,000件です。ただし、個別に申込を行うと1万件までエクスポートが可能です。詳しくはHPにてご確認ください。
主要レポートがほとんど保存できるパンね! ちなみにお値段はいくらパン?
CSVエクスポートは無料で行えます!
UA Backupの特徴③
CSVエクスポートは無料
CSVでデータをエクスポートするだけなら無料です。
前述した通り、データが手元にないと後からではどうしようもありません。とりあえずは無料のエクスポート機能を使ってデータ取得だけでも行っておくことをオススメします。
無料で取得したUAデータを、後から活用できる形に加工するのは、担当者が頑張るしかないパンね?
忙しいデジタルマーケ担当者のために、便利なレポート機能もオプションで提供しています。
UA Backupの特徴③
可視化・ビジュアライズするレポート機能も
UA Backupでは、エクスポートしたデータを保存し、手軽に可視化・ビジュアライズするレポート機能も提供しています。この機能を使えば、ブラウザからいつでも見やすく加工されたデータを閲覧できるので、エクスポートしたデータをユーザー自身が保存・加工する必要はありません。
レポート機能は、エクスポートデータの保管も含めてわずか月額780円(税抜)と、使いやすい価格に設定しています。
使い慣れたUAに似てるメニュー画面パンね。GA4にはまだ慣れてないから、UAライクな画面は嬉しいパン。
GA4はUAと画面がガラっと変わってしまったので、慣れるまで時間がかかるかもしれませんね。レポート機能を試しに使っていただいたクライアントさんにも、UAを彷彿とさせるメニューが好評です。また、BIツール「Looker Studio」をベースにしているため、ドラッグするだけで期間が選択できるなど、UA以上に利便性が高いという評価をいただいています。当社HPよりサンプルレポートもご覧いただけますので、ぜひ見てみてください。
将来的にはUAのバックアップデータとGA4のデータを一気通貫で見られる機能なども開発する予定です。
とりあえず、無料のCSVエクスポートだけでも使ってみて!
お悩みを寄せてくれた読者さんにピッタリなサービスだパン。GA4移行の担当者は今とても忙しいから、UAデータのバックアップは後回しになりがちみたいだパン。
GA4の導入は最優先で始めたけれど、UAのバックアップ取得に着手できてない企業さんって結構いらっしゃるんですよね。
ただ、一説によると、ユニバーサルアナリティクスが終了する2024年の7月が近づくと、Googleのサーバーに負荷がかかるため、エクスポートがスムーズにいかなくなる可能性も指摘されているんです。
ですので、来年まで先延ばしにするのではなく、なるべく早くバックアップを取得されることをおすすめしています。
UAの過去データが見られなくなる前に、無料のCSVダウンロードだけでも使ってみてください!
お悩み解決できたかな?
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