ウェブ制作業者がクライアントのサイトのフッターにリンクを忍び込ませている ← 効果あるの?
グーグル検索SEO情報②
ウェブ制作業者がクライアントのサイトのフッターにリンクを忍び込ませている ← 効果あるの?
かなり古い手口で、グーグルは無効化している (John Mueller on Twitter) 海外情報
ウェブサイト制作業者が、クライアントのサイトのフッターに自社サイトへのリンクを設置する場合がある。これ自体は悪いことではない。
ところが堂々とやらずに「Copyright」や「All Rights Reserved」などの言葉にこっそりとリンクを忍ばせる業者がいる。リンク獲得が目的だ。ともすれば、リンクプログラムだとして手動対策の対象にもなりうる。
こうした行為をグーグルはどのように扱うのか質問されたジョン・ミューラーが、次のように回答している:
10年も20年も前によくあったやり口だ。今でもそんなことをやっている制作会社があるなら、クライアントに隠れてこそこそやっていることに対して憂慮するし、その能力について心配になる。
私たちがどのように扱うかに関してだが、明らかに不正なパターンだからかなり高い確率で無効化しているだろう。
いまのところ、リンクを設置されたサイトにとって何か不利益になるようなことは一般的にはないだろう ―― 私たちが自動的に無効化できる限りは。
This used to be more common 10-20 years ago. If an agency is still doing it now, I'd worry about what else they're trying to sneak past clients, and worry about their competence in general.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) June 24, 2021
As to what would happen here, very likely our systems would just ignore those links since it's such an obvious pattern. In the meantime, this generally isn't something we'd count against the site where the links were dropped, if we can just neutralize the links automatically.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) June 24, 2021
不正なリンクを見破る能力にグーグルが未熟だった時代(それこそ10年以上前)は、クライアントのサイトのフッターにリンクを忍び込ませてリンクを獲得するウェブ制作業者は珍しくなかった(実際に効果が出ていたケースもあった)。
質問者が遭遇したのは昔の残骸なのかそれとも今でも実行しているのか定かではないが、いずれにしても今となってはまったく効果がない古い手口だ。
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単にページ数を増やしてもグーグルの評価は上がらない
コンテンツの目的を明確にする (John Mueller on Twitter) 海外情報
たくさん記事を公開したほうがグーグルの評価が上がりますか?
こういった趣旨の質問をグーグルのジョン・ミューラー氏に尋ねた人がいた。
ミューラー氏は次のように答えた:
そんなことはない。コンテンツが多いほど、より多様なユーザーを集めやすくなることはあるだろう。しかしコンテンツを作ることを目的としてコンテンツを作るのは無意味だ。
ユーザーにサイトで達成してほしいことに意識を集中してコンテンツを作るべきだ。やみくもに数だけを増やしてはいけない。
No it doesn't. Sometimes having more content makes it easier to attract a diverser set of users, but just creating content for the sake of having content doesn't make sense. Focus on what you want to achieve, don't just throw things out.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) June 20, 2021
何のためにそのコンテンツを公開するのかの目的が明確でなければならないということだ。たとえば、
潜在顧客のニーズやペインを類型化し、それぞれがどのような形で検索されるかに応じてページを作成していく
といったスタンスでコンテンツを作り、その結果としてコンテンツ数が増えるのはすばらしいことだ。
しかし、
ページ数が多いほうが検索エンジンの評価が上がるから増産する
などというスタンスでコンテンツを増やしても、仮にアクセスが伸びたとしてもコンバージョンには寄与しないだろう。
「検索上位によくでてくるサイトがコンテンツを多く公開している」ことはあるかもしれないが、だからといって「コンテンツを数多く公開していけば検索上位に出る」とは限らないのだ。
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Search Consoleのフィルタで「正規表現に一致しない」を利用可能に
さらに柔軟に絞り込みできるように (グーグル 検索セントラル ブログ) 国内情報
先日、Search Consoleの検索パフォーマンスレポートのフィルタが正規表現をサポートした。ユーザーのリクエストに応じた機能追加だったが、さらにフィードバックを受けて改良された。指定した正規表現に一致しないものに絞り込めるようになったのだ。
フィルタのタイプに「正規表現」を指定すると、次のいずれかを選択できる。
- 正規表現に一致
- 正規表現に不一致
「正規表現に不一致」を選べば、入力した正規表現とは一致しないデータに絞り込める。正規表現の不一致指定により、データ抽出に対してさらに柔軟性が増すだろう。
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6月オフィスアワー: インデックスされない、AMPの評価、text-overflow:ellipsis は隠しテキストかなど
いつもよりはボリューム少な目? (グーグル検索オフィスアワー on YouTube) 国内情報
グーグルの金谷氏とあんな氏が6月のオフィスアワーを開催した。今回のトピックは次のとおりだ。
- Google サイトがインデックスされない(5:57)
- Google サイトがインデックスされない(9:38)
- ブログ記事がインデックスされなくなった(13:07)
- URL パラメータ設定をしてもクロールされる(15:19)
- Search Console で除外 URL が増えている(20:41)
- noindex タグ記述のエラーが解消されない(26:24)
- Search Console の結果がかなり不安定(29:41)
- AMP ページの評価(32:37)
- ガイドライン違反を対策しないのは何故(37:34)
- 姉妹店サイトは新規ドメイン?サブドメイン?(46:07)
- text-overflow:ellipsis は隠しテキストか(48:19)
いつもと比べると数は少なめだろうか。さほど込み入った質問もないように思える。それでも気になる質問があれば回答を確認してみよう。その場所から再生できるように再生時間にリンクを設定してある。
全体を通しで視聴できるように動画を埋め込んでおく。
金谷氏とあんな氏に聴きたい質問があればこちらのフォームから送っておこう。次回のオフィスアワーで回答をもらえるだろう。
2000万のウェブストーリーを分析して見えてきた傾向
先を見据えてウェブストーリーを公開してみては? (Web Creators) 海外情報
膨大な数の公開済みウェブストーリーから見えてきた5つの傾向をグーグルが共有した。
ウェブストーリーに適していてエンゲージメントが高いのは、ライフスタイル系コンテンツに次のような要素を加えたもの:
- ステキな画像
- 情報に富んだハウツー
- 関連性の高い商品をうまく組み合わせ
ビジュアルに訴求するトピックのなかでも、次のカテゴリのものが最もインプレッションがある:
- アートとエンターテイメント
- 食べ物・飲み物
ユーザーは、次のようなジャンルの新しい情報を熱心に求めている:
- 芸術・エンターテイメント
- 芸能(有名人)
- スポーツとゲーム
ウェブストーリーの適切なページ数というものはないが、だいたい11~15ページくらいまでならばタップして見ていく傾向にある。
Discoverにウェブストーリーが掲載された場合、平均して1.7個のウェブストーリーをユーザーは閲覧する(読者層によってかなり異なるが)。
これは、グーグルがクリエイター向けに、よりユーザーにとって魅力的なウェブストーリーを作るための情報として公開されたものだ。
米国・インド・ブラジルでは、ウェブストーリーがDiscoverに掲載される。
グーグルによれば、多くのウェブストーリーが日々公開され、ユーザーに興味を持って閲覧されているそうだ。具体的には、次のような数字を公表している:
- 2000万以上のウェブストーリーが公開されている
- 毎日10万の新しいウェブストーリーが作られている
- 2020年11月以来、6500のサイトが新たにウェブストーリーを発行
日本語設定のDiscoverでは、まだウェブストーリーは掲載されない。しかし、いつか掲載が始まるのを見越してウェブストーリーの作成に精通しておくのもいいだろう。
初めてウェブストーリーに挑戦するときに必要な5つのステップをこちらの記事でグーグルは解説している(英語のみだが)。参考にして試しに作ってみるというのはどうだろうか。
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