HTTP/2クロール開始の通知をグーグルが一斉送信
グーグル検索SEO情報②
HTTP/2クロール開始の通知をグーグルが一斉送信
Web担にも届いた (Gary 鯨理/경리 Illyes on Twitter) 海外情報
2020年11月からGooglebotがHTTP/2によるクロールを開始した。適切だと判断したサイトにはHTTP/2でもクロールするようになっている。
HTTP/2クロールの対象になっているサイトに通知メールを一斉送信したことをゲイリー・イリェーシュ氏がツイッターでアナウンスした。
just pressed the button to send a large batch of messages to sites which have been opted in to HTTP2 crawling. if something is not clear, follow the link in the message pic.twitter.com/0xiUQVc3Ct
— Gary 鯨理/경리 Illyes (@methode) January 13, 2021
Web担当者Forumにもこの通知が届いたそうだ。
グーグルはHTTP/2経由で <サイト名> のクロールを開始します
グーグルのシステムは <サイト名> がHTTP/2をサポートしていると判断したので、グーグルのほとんどのクロールはHTTP/2経由になります。この変化をサイトログで確認できることもあります。
グーグルとサイトの両方に対してHTTP/2はクロール効率を向上できるので、サポートしているサイトをクロールする際にはHTTP/2をグーグルは使用することにしています。
この変更はサイトのランキングには影響しません。またサイト側での対応は必要ありません。
HTTP/2は、現在普及しているHTTP/1.1よりも高速で、効率よく通信できる仕組みだ。SEOの観点から見ると、サーバーへの負荷を抑えつつ、サイト内のページのクロール効率向上が期待できる。
基本的には、(Web担サイトのように)大規模サイトがHTTP/2クロールの対象になる。とはいえ、筆者の個人ブログでもGooglebotによるHTTP/2クロールを確認している(今回の通知メールは届いていないが)。
通知にも書いてあるように何かしらの対応は不要だ。クロール効率が良くなったことを素直に歓迎していい。ただし、何らかの理由でHTTP/2経由でのクロールを望まない場合はオプトアウトできる。通知メール内のボタンからリンクしている技術ドキュメントで詳細を確認できる。
また、自分のサイトがHTTP/2でクロールされていないからといって心配する必要はない。現状のHTTP/1.1によるクロールでも、一切問題ないからだ。無理にHTTP/2でクロールさせようと意識する必要はまったくない。
極論すると、この情報は「Webサーバーの生ログでクローラーの動きを分析している人が抽出用の条件を変えなければいけないかもしれない」程度のものだと考えても問題ない。
- 技術がわかる人に伝えましょう
すべてのページにトップページからリンクすべきか?
現実的に無理でしょ (John on Twitter) 海外情報
グーグルのジョン・ミューラー氏がツイッターで次のように質問された。
すべてのページにトップページからリンクする必要はありますか? Googlebotが全ページを発見できるようにするためです。
ミューラー氏はこのように答えた。
トップページからすべてのページにリンクする必要はない。
No, you don't have to link to all pages from the homepage.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) January 11, 2021
トップページからリンクすることには確かに意味がある(理由は後述)。とはいえ、全ページへのリンクは、数ページしかないとても小規模のサイトはともかくとして、一般的なサイトでは現実的ではない。アマゾンが、すべてのページにトップページからリンクする状況を想像できるだろうか? すべてのページへトップページからリンクするのは、現実的には無理なことだ。
しかしながら、トップページからリンクしておくほうがいいページもある。たとえば次のようなページだ:
- 新規公開したページ
- 重要なページ
Googlebotは、クロールしたページにあるリンクを収集して、次にクロールする対象のURLを発見する。となると、トップページ(一般的にクロール頻度がサイト内で最も高い)からリンクしているページは、クロールが促進されやすくなる。
したがって特に「新規URLの発見」という観点でトップページからのリンクは重要だ(ひょっとしたら、質問者はこのことをどこかで知って全ページにリンクすべきだと早合点してしまったのかもしれない)。
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
GMBの営業時間を検索結果から簡単に更新する方法
緊急事態宣言の対応を忘れずに (Google Japan on ツイッター) 国内情報
飲食店などの営業時間が変わっている場合、手間なく簡単にGMB(グーグルマイビジネス)の設定を変えられるようになっている。
緊急事態宣言の対象地域の飲食店は営業時間を変更していることだろう。また飲食店に該当しなくても自主的に変更しているビジネスも少なくない。
そこで、最新の営業時間をグーグル検索からも顧客に伝えられるように、グーグルマイビジネスの情報を更新するようにグーグルが案内している。
店舗オーナーのみなさん、#緊急事態宣言 を受けて、営業時間を変更されていませんか?#Googleマップ から簡単に、マップや検索に表示される営業時間を変更することができるようになりました✨
— Google Japan (@googlejapan) January 15, 2021
詳しくはこちら ⇒ https://t.co/lDf9C0Q5qn pic.twitter.com/ozSCItZM97
通常ならばグーグルマイビジネスの管理画面から変更するものだが、検索結果からもビジネス情報を変更できるようになっている。これならば手軽で簡単だろう。
まず、グーグルマイビジネスの管理者アカウントでグーグルにログインした状態で、自分のビジネス名を検索する。すると、そのビジネスのプロフィールが検索結果のトップに出てくるはずだ。
[プロフィールを編集]>[営業時間]と進むと営業時間を変更できる。
- 営業時間を変更したすべてのGMB担当者 必見!
グーグル製のトラッキング用タグが正常かどうかを調べる便利なChrome拡張
GA・GTM・コンバージョントラッキングなどのタグをサポート (グーグル) 国内情報
グーグルが提供する計測用タグが正常に機能しているかどうかを手軽に検証できるTag Assist(タグ アシスタント)というChrome拡張をグーグルが提供しているのをご存じだろうか。
この拡張機能の便利な使い方をGoogleアナリティクスのTwitterアカウントが紹介していた。ページごとではなく、何ページにもわたってブラウザで操作をした一連のページ訪問でのタグの機能をまとめて詳細に確認できる「Recordings」という機能だ。
Google Tag Assistant is a free Chrome extension that helps you make sure your Google tags are working correctly.
— Google Analytics (@googleanalytics) January 15, 2021
You can make changes to your tags and instantly verify that they are firing as intended.
Learn more: https://t.co/mbRHuGN5if #measure pic.twitter.com/gyGe5dfUco
たとえば、次のタグをサポートしている。
- Google アナリティクス
- タグマネージャー
- グーグル広告のコンバージョントラッキング
タグを設置しても正常にトラッキングできていなければ意味がない。正しく設置できているかどうかを確認するのに利用したい。タグアシスタントはこちらからChromeに追加できる。
いまのところ拡張機能やレポートすべて英語のみだが、以前に小川卓氏が使い方を紹介しているので、興味をもった人は参考にしてほしい。
- すべてのアクセス解析担当者 必見!
- アクセス解析担当者に伝えましょう
検索広告向けランディングページ作成5つのコツ
検索広告マーケットの先駆者が解説 (株式会社キーワードマーケティング) 国内情報
最後は、SEO担当者ではなく広告担当者向けの記事を紹介する。
滝井秀典氏がランディングページ作成の秘訣を解説した。
次の5つのセクションで構成している。
- ランディングページの定義
- ランディングページへの2種類の経路
- ランディングページ作成の前に考えるべき3つのポイント
- 検索広告向けランディングページ作成5つのコツ
- 5つのコツを踏まえた理想的なランディングページのデザイン構成
あなたのサイトがグーグル検索広告を利用しているなら、広告運用担当者に読んでもらおう。
- すべての広告運用担当者 必見!
- 広告運用担当者に伝えましょう
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