【漫画】デジマはつらいよ

7話、8話、9話のまとめコラム:インテグリティとは?

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7話、8話、9話のまとめコラム:インテグリティとは?

こんにちは、『デジマはつらいよ』原案者の中澤です。

今回のテーマは、やや哲学的な内容となりますが、すべてのマーケターが資質として備えておくべき「インテグリティ」についてのお話です。 マーケターに必要とされる能力を「体幹」「筋肉」「テクニック」という風に分類した場合、「体幹」にあたるモノの1つが「インテグリティ」です。

「インテグリティ」(integrity)とは、「誠実」「真摯」「高潔」などの概念を意味する言葉です。組織のリーダーやマネジメントに求められるもっとも重要な資質、価値観を示す表現として、マネジメントの神様と言われる経営学者ピーター・ドラッカーが、その著書の中で強調したことで注目されました。現在のビジネスにおいて非常に重要な概念であると言われています。

また、世界的投資家であるウォーレン・バフェットも、人を雇うときに求める重要な資質の筆頭に「インテグリティ」を挙げており、インテグリティを伴わずに知性と活力を持つ人材は、むしろ危険だとも述べています。

では、なぜインテグリティが現在のビジネスにおいて、それほど重要なのでしょうか?

インテグリティが重視される背景

最近では「大戸屋」をはじめ、超過残業などでブラック企業と見なされると、消費者の多くが離反し、赤字に転落する企業も多発しています。また、食品偽装問題など、企業が起こすさまざまな不祥事においても、その不祥事そのもの以上に、その後の企業の対応の「誠実さ」や「真摯さ」が重視され、その対応によっては、大きなダメージを企業に与える状態が発生しています。

ブラック企業問題においては、「従業員に対するインテグリティ」、不祥事においては、「個人や社会に対するインテグリティ」が問われた、と言えるでしょう。 そしてこれら、インテグリティが重視されつつある背景には、世の中で「コンプライアンス」が重要視されるようになってきたということがあります。コンプライアンスとは法令遵守のことで、企業や人が法令や規則を正しく守っている状態です。

インテグリティが欠けた人物が増えると何が起こるのか?

インテグリティが欠けた人物が組織内に増えると、組織が腐敗して不祥事が起こりやすくなります。最大の問題は、インテグリティの欠如は「伝播」するということです。不誠実な活動が容認される組織では、それが組織としての「常識」となってしまい、結果、「顧客に対するインテグリティ」よりも、「目先の利益」を優先するような行動が発生していきます。

象徴的な例としては、「泉佐野市のふるさと納税問題」が挙げられるでしょう。「法律や制度上問題なければいいだろう、とにかく税金集めたモン勝ち!」というスタンスで、本来のふるさと納税の趣旨から大きく外れ、「Amazonギフト券の300億円還元キャンペーン」(2019年5月24日から5月31日に実施)などを、大々的に広告も使用して行い、ふるさと納税を荒稼ぎした問題です。

結果的に、「本来のふるさと納税の趣旨にそぐわない」という理由から、泉佐野市は制度改正後の対象自治体から外されることになりました。

ドラッカーはその著書『現代の経営』の中で、インテグリティの欠如した人物の具体例を挙げています。

  • 人の強みでなく弱みに注目する者
  • 冷笑家
  • 何が正しいかではなく、誰が正しいかに関心を寄せる
  • 部下の人格ではなく、頭脳を重視する
  • 有能な部下を歓迎するのではなく恐れる
  • 自分の仕事に高い基準を掲げない

マーケターは、企業の中でもっとも直接的に顧客と接する役割を担っており、企業自体のブランドやイメージを大きく左右する立場にあります。だからこそ、インテグリティをもっとも重視しなければならないのです。

次回に続く

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