ECサイトの購入手続きページはクロールさせる必要なし
Web担当者に役立つ最新情報
ECサイトの購入手続きページはクロールさせる必要なし
サイト全体の品質評価にも影響しない (Google Webmaster Central office-hours) 海外情報
購入意図があるクエリで思うように上位表示できていません。
「カートに入れる」ボタンを押したあとの購入プロセスのページが別ドメイン名になっていて、そちらへのGooglebotのアクセスをrobots.txtでブロックしているせいで評価が低くなっているのでしょうか?
英語版オフィスアワーで出たこの質問に、グーグルのジョン・ミューラー氏が次のように回答した。
カート内のページをクロールする意味はない。したがって、それらのページが別ドメイン名でもブロックしていても、まったく問題ない。
グーグルが評価の対象にしているのは、インデックスできるページだ。robots.txtでブロックされているページや、noindexが指定されているページは、インデックスできない。そのためサイト全体の評価に影響することはない。
質問者は、購入意図のクエリで上位表示できない理由を「購入手続きのページをグーグルがクロールしないこと」だと疑っていたようだ。だが、それは関係ないだろう。むしろECサイトでの購入手続きのページはクロールさせないのが普通だ。なぜなら、購入手続きはユーザーによって異なっているし、またその場限りのものでもあるから、インデックスさせる意味がない。
通販サイトであなたが何かを買い、その購入手続きのページが検索結果に出てきてしまったら、ユーザーは驚くだろうしあなたは困るだろう。
- すべてのECサイトWeb担当者 必見!
MFIに移行した日を正確に知る方法
メールによる通知とSCのメッセージはどちらが正確なのか? (John Mueller on Twitter) 海外情報
モバイルファーストインデックスへの移行が完了しているサイトには、移行したことが切り替え日とともにSearch Consoleにメッセージボックスとして出てくる。
ところが、
- このメッセージに書かれている切り替え日
- メールで移行通知を受け取った日
が一致しないことがある。たとえば、筆者のブログでは、
- Search Console上の切り替え日「2018年8月23日」
- メール通知が届いたのが「2018年9月19日」
と、ほぼ1か月の差がある。
どちらが正しいのだろうか? 正解はSearch Consoleのメッセージだ。メールによる通知はまとめて一斉配信されている。移行した直後ではないのだ。
移行が完了していれば切り替え日はたいして問題ではないはずだ。それでも気になってしまう人がいたとしたら、Search Consoleの通知が正確な日付を示していると覚えておいてほしい。
The messages are definitely after the switch, and for some of them we waited so that we could send out combined messages. For all of the sites I manually checked, the date in Search Console is spot on.
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) 2019年7月10日
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
サイトマップインデックスファイル内のサイトマップ個別データをカバレッジレポートで確認できない
リクエストしよう (John Mueller on Twitter) 海外情報
サイトマップインデックスファイルを利用すると、複数のサイトマップをリストにしてまとめて送信できる。
新しいバージョンのSearch Consoleでサイトマップインデックスファイルを送信した場合、カバレッジレポートでは、サイトマップインデックスファイルに含まれているサイトマップのレポートを個別に見ることはできない。5個のサイトマップがサイトマップインデックスファイルに含まれているとしたら、5個分のデータをまとめたレポートになってしまう。
これは仕様なのだそうだ。
カテゴリや公開日など分析する単位でサイトマップを分けているサイトもあるはずだ。そうしたサイトではインデックスサイトマップでまとめて送信すると分析できなくなる。
サイトマップインデックスファイルに含まれるサイトマップそれぞれのカバレッジレポートを要望するなら、グーグルにフィードバックしよう(Search Consoleからフィードバックを送れる)。
Hmm ... I suspect that's by design (UI space in the dropdown). What are you trying to do with that? Happy to file a feature request when I have some use-cases :). (You could add individual ones, but it takes a while to get data, so it's a bit hard to use...)
— 🍌 John 🍌 (@JohnMu) 2019年7月8日
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Search Consoleを使った構造化データの監視方法をグーグルが解説
構造化データ解説シリーズ第2弾 (グーグル ウェブマスター向け公式ブログ) 国内情報
構造化データの入門解説をグーグル ウェブマスター向け公式ブログが1か月ほど前に公開した。続編として、Search Consoleを利用した構造化データの監視を説明する記事を公開している。
構造化データをページに追加したあとは、
- エラーなくグーグルに正しく認識されているかどうか
- 構造化データによって表示されるリッチリザルトが検索結果でどんな効果をあげているか
といったことを確認するのが大切になってくる。解説記事を参考に、構造化データの最適化を進めてみよう。
- 構造化データのSEOがんばってる人用
AMPに対する10個の誤解をグーグルが払拭
どれも正しくない (Google Developers Japan) 国内情報
AMPに対するさまざまな誤解や都市伝説などを払拭する記事をAMP公式ブログが公開した。グーグル開発者向けブログが日本語に翻訳したので紹介する。
次のような10個の誤解を解いている。
- × AMP は Google のみによるプロジェクト
- × AMP は Google.com でしか動作しない
- × すべての AMP ページには、非 AMP 版のページが存在する
- × AMP のランディング ページは構築が大変
- × AMP は、パブリッシャーや静的なウェブサイト専用である
- × AMP はインタラクティブな操作をサポートしていない
- × AMP は e コマースのウェブサイトをサポートできない
- × AMP ページは最新コンテンツを提供できない
- × AMP はセキュリティが不十分。プライバシーが保護されない
- × AMP ページでは、非 AMP ページほどコンバージョンが起こらない
もしこうした理由でAMPを敬遠していたとしたら、こちらの記事を読んで誤解だったと発見してほしい。
- AMP嫌っている人用(ふつうの人は気にしなくていい)
海外SEO情報ブログの
掲載記事からピックアップ
robots.txtに関する記事を2本ピックアップ。
- Google主導のもと、Robots Exclusion Protocol (REP) がインターネット標準に
ほとんどのサイトには影響なし
- SEOがんばってる人用(ふつうの人は気にしなくていい)
- 技術がわかる人に伝えましょう
- robots.txtでのnoindexをGoogleが完全にサポート終了、2019年9月1日から
robots.txtの標準化が大きな影響を与えるケース
- robots.txtでnoindexディレクティブを設定しているすべてのWeb担当者 必見!
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