「デジタルとフィジカル」が融合。SONY WOW Studio.
音が飛び出してくるような体験ができる空間音響技術を使った「音楽回廊“Odyssey”」や、円形の台にマッピングされている、リアルタイムトラッキングによるパックを打つ「A(i)R Hockey」、音と光と振動(触覚提示技術)によって、ボールの中に入って浮遊した感覚になる「INTERACTIVE CUBE」」、コミュニケーションAI「aibo」など、身体的、触覚的な「デジタルとフィジカル(物理的な)」が融合したデジタルスクリーンでは補えないフィジカルとの融合は「良質なユーザー体験」に欠かせないものになってくると思いました。
「音楽回廊“Odyssey”」
波面合成技術で制御された576個のスピーカーがつくる没入感&音楽で空間トリップ!
「A(i)R Hockey」
実際のパックとバーチャルなパックが混在している。バーチャルのパックでも打った感覚がある!
「INTERACTIVE CUBE」
ボールの中に入り山を転がっていくような浮遊体験が楽しめる"Rolling rover"
「aibo」
買って帰ろうかと本気で思った。
「デジタルとサービス」Panasonic House @ SXSW 2018
スマートグラスでいろいろなメニューの調理手順のトレーニングができる業務用調理トレーニング「Kronosys」、マルコメ株式会社とコラボした、味噌の発酵度合がアプリでわかる「Ferment2.0」、光の三原色を照射して不思議な体験を可能にする照明ライト「RGB_Light」など、デジタルで新しい良質な体験や価値をつくることによって新サービス(事業拡大)をつくりあげました。SXSWではコラボプロジェクトによるさまざまなプロダクトやサービスも出展されていて、今後もデジタル(テクノロジー)を活用した、企業による新しいサービスなど事業は増えていくと予想されます。
ARスマートグラス「Kronosys」
教育時間や人手不足、味のばらつきもこれで解決!
発酵度合がアプリでわかる「Ferment 2.0」
発酵度合いなんて、確かに見た目ではわからない。頃合いを判断してくれるのは便利!
光の三原色を照射「RGB_Light」
ただただ美しい
「デジタルとコンテンツ」increasing CTR with 1×1 Content Marketing
セッションの概要
- 労力をかけて作ったコンテンツも日々多くの情報があふれているタイムライン上では平均してユーザーには1.7秒しか見てもらえない。特に企業色の強い広告のようなコンテンツは、ユーザーの興味をひかない。ユーザーに興味をもってもらうためには「Personalization」×「Authenticity」が重要。
- ユーザーの70パーセントは外出先、20パーセントは待ち時間、10パーセントはリラックスした家の中や寝る前のベッドなどでモバイル(スマートフォン)を利用し、ブランドと接点を持っている。
- 今後はON LINE(PC、スマホ画面の)だけでのコミュニケーションは薄れていき、OFF LINE(物理的なタッチポイント)でもデータを取得し、ユーザー行動をより理解することが必要。
ターゲットであるユーザーのON LINE×OFF LINEでの行動や心理を理解し、広告色の無いコミュニケーションプラン/コンテンツクリエーションが必要になる。Vogon*のようにパーソナライズするコンテンツが増えていき、データを分析して、そこからコンテンツをつくる専門的な人や部署もでてきそうです。
*動画内に複数のテキストや音声、画像などを登録しておくことで、適切なターゲットに適切な内容のメッセージを届けられるツール
まとめ
デジタルとフィジカル、サービスやコンテンツにしても、デジタルが「ユーザー体験」を良質なものにどんどん拡張していってるんだなーと思いました。
今後はデジタルだけで完結するものはなく、ON LINE、OFF LINEでのユーザー行動を理解した設計やコミュニケーションが求められ、「良質なユーザーエクスペリエンス」を考えることがデジタル担当者として必要だと感じました。
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