アプリトレンド・レポートとは?
アプリの最新動向をウォッチし、今の時代に求められている企業アプリのトレンドを探る連載「アプリトレンド・レポート」。
IMJでアプリの企画制作を担当しているディレクター陣とBACKYARD編集部員で構成された調査チームが、日々リリースされる膨大な事例を調査し、注目の事例をピックアップ。最新のトレンド動向とともにレポートします。
①若者のニッチなトレンドをいちはやくサービス化!【ZOWA】
👑ランキング1位👑
— ZOWA 音フェチ専用ASMRアプリ (@zowa_app) August 24, 2019
昨日の24時間・1位は、
Smash ASMRさん(@smash_asmr )の「優しい音圧を届ける耳かき10分間。
3dioの耳の周りをトントン。
ゾワゾワな感じじゃなくて、優しくて落ち着く感じ👍
公式マイリストにも入ったおすすめ動画だよ。#ZOWA
アプリ詳細はこちらhttps://t.co/YOYhZnKlJX pic.twitter.com/OV1PddV6YP
ここがポイント!
・ASMRtist(ASMR動画制作者)にとってはYouTubeよりも利益率が高い
・ASMRに特化しているので、YouTubeよりも使いやすい
三省堂「今年の新語 2019」にもランクインした”ASMR”。
一部の熱心な若い世代を中心に盛り上がりを見せています。そんなASMRに特化したアプリが『ZOWA』!
ASMRのプラットフォームとしてはまだまだYouTubeが主流ですが、ユーザーにとっては以下のメリットがあげられます。
〈ユーザーのメリット〉
1. 配信者となるには審査に合格することが必要なため、質の良いASMR動画である
2. スリープ状態でも音声を聴くことができる
3. #声なし #ロールプレイ などカテゴリ分けされ、詳細検索が可能
まさに、フェチによるフェチのための音声アプリ! 普段ASMR動画をよく見る筆者からしても、ターゲットのニーズがよく考慮されているなと感じたアプリでした!
また、ZOWAの他にも若者の潮流を素早く取り入れサービスを展開する他のアプリがありました!
②LINE感覚で読む、チャット型小説アプリ【CHAT NOVEL】
ここがポイント!
・若者にとって慣れたUIから新サービスが生まれている
・コミュニケーションが短文化している最近の傾向と合っている
ケータイ小説など、若者向けの小説配信サービスは昔からありましたが、今はLINEのようなチャット型のUIに形を変えることで再ブレイク! それが『CHAT NOVEL』です。
アプリ内で人気のあるチャット型小説がドラマ化したり、インフルエンサーが小説家としてチャット型小説を投稿するなどの動きもあり、若者の間では特にヒットしている模様です。
この度、Balloonという
— こんどうようぢ (@yohdiworld) July 23, 2019
チャット小説アプリで
小説家デビューしました。どうも。
こんどうようぢ先生です。(笑)
『人殺しの君へ』という3部作です!
作品の感想などコメントして頂けると
嬉しいです!目指せTwitterドラマ!
Balloon (ios/Android)https://t.co/xsT1H4rlA5https://t.co/7AERz1tYyv pic.twitter.com/LSLOzWqL6n
【情報解禁】
— ゆうたろうは凪ちゃん (@aaaaao_e) December 26, 2018
ソシャドラ『僕なら、泣かせたりしない。』に出演させて頂きます!
チャット小説アプリ「Balloon」の中の人気作の実写化ドラマです!
僕は久間田琳加ちゃん演じるまどかの部活の後輩でまどかに恋する那由多役を演じます!
2月から公開なのでお楽しみに🤤#ぼくなか pic.twitter.com/xSaPbVHEq3
チャット型のUIは操作性に優れているだけでなく、誰のセリフかが視覚的に把握できるため、登場人物の心情をより理解しやすいということも若者にヒットしている理由かもしれませんね!
ZOWAもCHAT NOVELも、極所的な流行を素早くキャッチしてニーズを具体化することで、ターゲットに刺さるコンテンツを開発している事例と言えますね。
③あなたもボードゲームクリエイターに!? 【アンシール - unsealr】
ここがポイント!
・だれでも気軽にボードゲームを作れる
・アプリ内で人気のゲームをリアルで商品化して発売
だれでも手軽にオリジナルのボードゲームを作ることが出来る、『アンシール- unsealr』。こちらも最近盛り上がりを見せているボードゲーム市場にすばやく目をつけアプリ化した事例です。
このアプリの特筆すべき点は、リアルのボードゲームをただ移植するのでなく、アプリ上でオリジナルのボードゲームのアイデアを検証し、新しいリアルのボードゲームを作ることもできること。
プロトタイプの状態のゲームを手軽に開発できる場かつ、リアルのボードゲームのプロモーションの場としても機能しており、これまでにないアプリの潮流になっています。
ボードゲームのデジタルとリアルをつなぐ新しい形として今後の動きを要チェックです!
ついに明日は #ゲームマーケット2019秋!アンシールはウ-06ブースにて #いまさら恋だったなんて言うなよ を発売します。気になる女の子とシチューエーション、きっかけを組み合わせて、誰より早く役を作りましょう🀄ぜひ遊びにいらしてくださいね! pic.twitter.com/fmc8vytvMY
— アンシール-unsealr【公式】 (@unsealrr) November 22, 2019
④ファストフードをよりファストに!並ばず買える【マクドナルド モバイルオーダー】
ここがポイント!
・ファーストフード大手のマクドナルドがいち早く導入したことによる、業界へのインパクト
・モバイルオーダーがもはや当たり前の機能になってきている
昨今、ファストフード業界のトレンドであるモバイルオーダーをついにマクドナルドが導入しました。
“家で注文して、店舗で並ばず受け取る“ といった活用はもちろん、店内に入って席でアプリからオーダーすれば席まで運んでもらうことも!
※一部店舗のみの機能です。(2020年3月現在)
以前スターバックス コーヒーもモバイルオーダーを採用したことで話題になりましたが、大手のマクドナルドも導入したことでこれからモバイルオーダーの導入が加速されていくのでしょうか。
今後の動きにも注目ですね!
マックのモバイルオーダー行ってきたけどメチャクチャ楽。
— 金銀花 (@OpjAijbVZjvlgA6) February 16, 2020
決済は登録したカードで、お店に着いて席指定して、待ってると席まで持ってきてくれる。#モバイルオーダー
次号ではどんなアプリがリリースされるのでしょうか……!?
アプリ調査チームでは引き続きウォッチを続けていきます!
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