衣袋教授の新・Googleアナリティクス入門講座

[速報]より深いユーザー分析が可能に! 新しくなったGoogleアナリティクスのポイントをチェック

アップデートで追加された操作とユーザーエクスプローラの強化点をいち早く解説

Googleアナリティクスの画面の基本構成について前回の記事で解説したばかりだが、その後画面上部のレイアウトに変更があったので、今回はその詳細をお伝えする。

一部のアカウントでは少し前から新しい画面が確認されていたが、7月25日現在多くのアカウントで変更が確認されたので、皆さんのアカウントでも新しい画面に切り替わっているだろう。

また、2016年4月にリリースされた「ユーザーエクスプローラ」レポートにもアップデートがあった。2016年5月に記事で紹介したときからいくつか機能が追加されているので、それも含めた最新版の変更点を解説する。

この記事で学べること:
  • Googleアナリティクスの画面の変更点をチェック
  • 新しく追加されたビューの表示方法を知る
  • ユーザーエクスプローラの変更点を把握する

画面上部のナビゲーション部分がリニューアル

新しい画面では、すべての画面の上部に表示されるナビゲーション部分に変化があった(図1赤枠部分)。

図1:新しいアナリティクス ホーム画面
図1:新しいアナリティクス ホーム画面

従来のホーム画面と比較すると、これまで1行で表示されていた部分が2行になったことがわかるだろう(図2赤枠部分)。

図2:従来のアナリティクス ホーム画面
図2:従来のアナリティクス ホーム画面

機能が新しく追加されたのは、「Googleアナリティクス360スイート」の各プロダクトへのリンク群をまとめたボタンだ。画面右上のボタン群の、右から3番目(図3赤枠部分)に追加されている。

図3:画面右上のボタン群
図3:画面右上のボタン群

他のボタンの機能はこれまでも存在したが、ひと通り説明しておこう。

  1. Googleアカウントの切り替えやログアウトを行う
  2. 「ユーザー設定」や「ヘルプ」を表示する
  3. Googleアナリティクス360スイートのプロダクトを表示する(今回追加)
  4. グーグルからの通知(アラート)を表示する

一番右のボタンは、ログインするGoogleアカウントの切り替えやログアウトを行うためのリンク群で、右から2つ目は「ユーザー設定」や「ヘルプ」などへのリンク群が含まれている。右から4番目のベルのアイコンは、グーグルからの通知(アラート)が表示される(アラートについては、別の記事で解説する)。

新しく追加されたボタン(図3赤枠部分)をクリックすると、図4のようにポップアップで各プロダクトへのリンクが表示される。Googleアナリティクス360スイートは、有料版のGoogleアナリティクスを中心にしたプロダクト群の総称だが、無料版のGoogleアナリティクスを利用している場合でも、「Googleタグマネージャ(無料版)」へのリンクは利用可能だ。

図4:Googleアナリティクス360スイートの各プロダクトへのリンク
図4:Googleアナリティクス360スイートの各プロダクトへのリンク群

プロパティとビューの新しい選択方法

ホーム画面から見たいビューを選択してレポート画面に移動するのだが、そこにも若干の変更がある。レポートの画面の左上部分に「ホーム」「レポート」「カスタム」「管理」(図5赤枠部分)がある。これまで「アナリティクス設定」だった項目が「管理」に変更されているので、注意してほしい。

その左上に、現在見ているレポートのプロパティ名とビュー名が表示されている(図5青枠部分)。ここから他のGoogleアナリティクス アカウントのビューに直接切り替えることができるようになった

図5:画面左上のメニュー
図5:画面左上のメニュー

左上のプロパティ名とビュー名が表示されている部分をクリックすると(図5青枠部分)、Googleアナリティクスのアカウント・プロパティ・ビューの3階層構造が表示される(図6赤枠部分)。現在選択しているビューにはチェックが付いていて、濃いグレーで選択されているアカウント・プロパティがわかるようになっている(図6青枠部分)。

図6:ビューの切り替え
図6:ビューの切り替え

他のアカウントやプロパティ配下のビューに切り替えたい場合は、左から順に該当のアカウント(図7赤枠部分)、プロパティ(図7青枠部分)、そしてビュー(図7緑枠部分)をクリックすれば、そのビューの画面に直接移動できる。

図7:アカウント→プロパティ→ビューの順で選択する
図7:アカウント→プロパティ→ビューの順で選択する

この操作は、「レポート」「カスタム」「管理」配下の画面を表示しているときならいつでも利用可能だ。

ユーザーエクスプローラが全体的に強化、見られる項目も追加

次はユーザーエクスプローラの強化について解説しよう。冒頭で触れた2016年5月の記事のなかで、筆者は以下の「3つの残念な点」を指摘した。

  • 各セッションの参照元の表示がない
  • 各セッションの滞在時間の表示がない
  • 個別明細の出力ができない(エクスポート機能がない)

今回の更新によって各セッションの参照元と滞在時間が表示されるようになり、上に挙げた3つのうち2つが解決された。それ以外にも強化された部分があるので、それらについて解説しよう。「ユーザーエクスプローラ」レポートをよく知らないという人は、ぜひ前回の記事とあわせて読んでほしい。

図8:[ユーザー]>[ユーザー エクスプローラ]レポート
図8:[ユーザー]>[ユーザー エクスプローラ]レポート

[ユーザー]>[ユーザー エクスプローラ]レポートは、現在「ベータ版」の表示がなくなっている(図8赤枠部分)。最初に表示されるクライアント ID一覧のレポートに変更はないが、クライアント ID(図8青枠部分)をクリックした先の詳細レポートが強化されている。

このレポートは各クライアント ID(閲覧ユーザーのこと)別の集計期間内のすべての行動履歴を見ることができるレポートだ。今回のアップデートで、次の機能強化が行われた。

ユーザーエクスプローラの変更点
  1. 各セッションの参照元がわかるようになった(図9赤枠部分)
  2. 各セッションの滞在時間がわかるようになった(図9青枠部分)
  3. 日別のセッション数と1セッションあたりのヒット数(ページビューなど)がひと目でわかるようになった(図9緑枠部分)
  4. どのデバイスからの訪問かがマークでわかるようになった(図9黒枠部分)
  5. 明細の表示と非表示を切り替えられるようになった(図9茶枠部分)
図9:個別のクライアントIDの閲覧明細
図9:個別のクライアントIDの閲覧明細

それぞれ、補足していこう。

①の参照元は、参照ドメインやURLが表示されるわけではなく、「Refferal」「Organic Search」など9分類のチャネルが表示される。

②のセッションの滞在時間は、秒単位まで細かく表示される。

③は、日別にセッション数の記述があり、目のアイコンの横の「1」は「このセッションはページビューが1である」ことを表している。アイコンはページビューのほかにもイベント、目標、eコマースの購入の4種類があり、1つのセッション内で複数のヒットがあった場合は同時に併記される。図9緑枠部分を例にすると、2016年7月11日に1セッション、7月1日に2セッションあり、各セッションともに1ヒットであるということが読み取れる。

④は、どのデバイスからの訪問だったかがパソコン、スマートフォン、タブレットの3種類のマークで表示されるようになった。これは、複数のブラウザやデバイスからの訪問をひもづける「User ID」機能を使っている場合に特に役立つ。

⑤は操作のしやすさの改善だ。すべての明細を細かいところまで見たい場合は「すべて展開」を、コンパクトに見たい場合は「すべて折りたたむ」をクリックすれば明細の表示/非表示を切り替えられるようになった(図9茶枠部分)。

今回は予定を変更してGoogleアナリティクスの最新の更新内容についてお伝えした。次回は「ディメンション」と「指標」について詳しく解説する。

◇◇◇

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