モバイル検索で評価されているのはPC向けページのコンテンツ?
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モバイル検索で評価されているのはPC向けページのコンテンツ?
モバイル向けコンテンツは無視らしい (SEO & Marketing Worm on Twitter)
モバイル向けページとPC向けページのコンテンツが異なっている場合、モバイル検索でも評価の対象はPC向けページのコンテンツ。モバイル向けは別コンテンツでも無視される。
グーグルのゲイリー・イリーズ氏が、豪シドニーで先日開催されたSMXカンファレンスでこのように発言したとのことだ。
別URLの構成では、モバイル向けページから対応するPC向けページへrel="canonical"が張られているので納得だ。canonicalタグは、「こちらに正規化するように」という意味なのだから。
だが動的な配信の構成でも、PC向けページとモバイル向けページのコンテンツに違いがあれば(モバイル検索でも)PC向けページが評価の対象になると解釈していいだろう。
しかし「ならば、PC向けサイトだけちゃんとやっておけばいいのか」などとは考えないように。
あくまでもグーグルが現時点ではそうしていると発言しただけだ。モバイル向けインデックスが別途構築される可能性もあるし、そもそも見るべきはグーグルのアルゴリズムではなく、ユーザーだ。
MozのドメインオーソリティとページオーソリティはPageRankの置き換えなのか?
Moz独自の指標、グーグルとは一切関係なし (John Mueller on Twitter)
Mozが提供するSEOツールを利用すると、Domain Authority(DA、ドメインオーソリティ)とPage Authority(PA、ページオーソリティ)という数字をレポートしてくれる。DAとPAは、それぞれドメイン名の強さとページの強さを数値化したものだ。
グーグルのPageRankに似ているが、今のグーグルはこのDomain AuthorityやPage Authorityをランキング要因として使っているのだろうか?
ツールのユーザーがグーグルのジョン・ミューラー氏に質問した。
MozのDomain AuthorityかPage Authority、あるいはその両方をグーグルの公式のランキング要因として認めていますか?
いいや。ほかのことには役立つかもしれないが、グーグルのランキング要因の一部ではない。
@Jumzler No. They might be useful for other things, but they're not a part of Google's ranking factors.
— John Mueller (@JohnMu) 2015, 5月 5
DAもPAも、Mozが独自に開発したアルゴリズムに基づいて算出している指標だ。
もしかしたら、同じような意味の指標をグーグルの内部では使っているかもしれない。しかし、Mozはグーグルとはまったく独立した企業であり、Mozの指標をグーグルがそのまま使っているはずがない。
ちょっと考えればすぐにわかる話なのだが、グーグルが使っていると思い込むユーザーが少なからずいるようだ。
とはいうものの、PAやDAをSEOの分析に活用しているSEO関係者を筆者は知っている。上手に使えば有益なツールになることも知っている。
だが彼らは、Moz独自の指標であることを理解したうえで利用しているのは間違いない。
アルゴリズムによるペナルティを知らせるツールをグーグルは提供するのか?
当分ないとのこと (Gary Illyes on Twitter)
グーグルのSearch Console(ウェブマスターツールから名称変更)には、「手動対策ビューア」といって手動の対策が与えられていることを確認できるツールがある。
手動対策ではなく、パンダアップデートやペンギンアップデートのような自動のアルゴリズムによって低評価を受けていることを確認できるツールの提供を望む声がある。グーグルのジョン・ミューラー氏は、そういった機能を提供できるかどうかを内部で話し合ったことがあるとも言っていた。
しかし当面の提供はなさそうだ。グーグルのゲイリー・イリーズ氏がコメントしている。
@glenngabe @ShahMenz @rustybrick it's not going to happen anytime soon.
— Gary Illyes (@methode) 2015, 5月 21
(そういったツールの提供は)当分はないだろう。
残念だけれども、絶対にないとも言っていないので、希望は残っている。
グローバルサイトの設定で使う言語コードと国コードを知りたい
ウィキペディアにも載っている (Gary Illyes on Twitter)
多言語・多地域を対象にしたグローバルサイトを運営するには、rel="alternate" hreflang="x" 属性を使用して、対象とする言語や国をグーグルに伝えることができる。
言語と国を指定する値としては、定められた言語コードと国コードを用いる。グーグルがサポートする各コードの一覧は、オンラインで確認できる。
言語コード
ISO 639-1コード一覧(参考日本語情報)繁体字・簡体字などの文字体系を指定するコード
ISO 15924コード一覧(参考日本語情報)
利用する場合、言語コードのあとに記載する
グローバルサイトを公開する際に対象とする国や言語のコードがわからなかったら参照するといい。
Bingもアプリのインデックスを開始
アプリも重要な時代がモバイルSEOにやってきた (Bing Webmaster Blog)
グーグルには、アプリのコンテンツをインデックスし、そのコンテンツを検索結果からアプリで直接開くことができる App Indexing という仕組みがある。実装している読者もいるはずだ。
Bingも、App Indexingに相当する機能を開始した。名称は「App Linking」だ。基本的な特徴はApp Indexingと同等だ。しかしApp Indexingとは異なり、iOSアプリのサポートもすべてのアプリ開発者に対して条件なしに公開している(グーグルのiOSアプリ向けのApp Indexingは提供が始まったばかりで、申請が必要)。もちろん、自社のWindows 10アプリのサポートは言うまでもない。
グーグルに続いてBingが、モバイルフレンドリーをランキング要因に組み込むことを前回紹介した。次にBingが続いたのは、アプリ内コンテンツのインデックスだった。
アプリが、モバイル検索では無視できない存在になってきたことを物語っている。
SEO Japanの
掲載記事からピックアップ
約1か月前に発生した順位変動の原因を突き止めた記事を今週はピックアップ。
- 5月初旬の順位変動は、Googleの”クオリティ・アップデート”によるものと、Googleが認める。
GW中の変動はこのせいだったのかも
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