スマホ対応はWebだけじゃない。メール配信システム「WEBCAS e-mail」がスマホ自動判別に対応
メール配信システムの最新版「WEBCAS e-mail Ver.6.0」を、エイジアが12月24日に発売した。
最新版では、「スマートフォンに特化したHTMLメールを配信したい」「スマートフォンユーザー限定でスマートフォンアプリの告知を行いたい」といったスマートフォン向け施策への要望を受け、ユーザーが利用しているデバイスを自動判別して、適切な内容を送信できる機能を搭載した。
「スマートフォン向け」「PC向け」「フィーチャーフォン向け」と、各端末に合わせて作成したコンテンツを、それぞれの内容を適切に表示できる端末へ適切に送信可能とのこと。
この機能を利用することで、メールを受け取った人が読みやすい形のメールを送ることができ、メールマーケティングの効果向上が期待できる。
たとえば、スマートフォン向けには画像・文字を大きめに表示したり、デコメに対応したフィーチャーフォンとスマートフォンにはデコメを送るといったことが可能だ。
なお、配信先のデバイス判別は、メールアドレスのドメイン名情報のほか、ユーザーがメール経由でWebサイトにアクセスした際に取得する端末情報(ユーザーエージェント)を参照することで実現している。
利用は、初期費用1万円より、月額1万円より。最低利用期間1か月から利用可能
参考リンク
「WEBCAS」メール配信ASP版サイト
「WEBCAS」シリーズサイト
Web担先生と初心者君のやさしいニュース解説
やっぱり、みんなスマホでメールマガジンとかを見てるんですか?
業種にもよるとは思うけどね。Web担当者Forumのようなビジネス向けサイトでは、メルマガ経由のアクセスのスマートフォン比率は、サイト自体へのアクセスと比べるとそんなに高くはない。でも、BtoCの事業ではだいぶ違うだろうね。
なるほどー。
2014年4月にディレクタスが発表した調査結果では、企業からのメールは「スマートフォンだけ」「パソコンだけ」で見る人よりも、スマートフォンとパソコンの両方で見る人のほうが圧倒的に多かったようだね。
へー。
でも、スマートフォンアプリのお知らせなどは、スマートフォン利用者にだけ送りたいよね。
確かに。
そういうことも含めて、メール配信のシステムも、スマートフォンユーザーとPCユーザーが混在している状況を前提に進化してきているということだね。
※「はじめてWEB」のオリジナル版は掲載を終了しました
Webだけじゃなく、メールもスマートフォンで見られることを想定しなきゃいけないんだよね。