Facebookページ母の日の投稿ネタ、スパム投稿アルゴリズム、リターゲティング機能など、Facebookの今月の重要ポイントを伝授

今回の内容

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全11ページ／1.88MB

1. 第2日曜日は「母の日」、日ごろの感謝を投稿で
2. 拡散目的で「いいね！」を要求したり、リンク先を偽って投稿するとペナルティが
3. カスタムオーディエンスのリターゲティング機能、全広告主に提供開始
4. 類似オーディエンス機能が強化、4つの新オプションが追加に
5. デスクトップニュースフィード広告画像の表示サイズがより大きく

ネタ1第2日曜日は「母の日」、日ごろの感謝を投稿で

5月の第2日曜日は、母の日ですね。お母さんへの日ごろの「感謝」というキーワードや、キーアイテムとして使える「カーネーション」を活用しファンとのエンゲージメント構築につなげてみてくださいね。

ネタ2拡散目的で「いいね！」を要求したり、リンク先を偽って投稿するとペナルティが

Facebookは4月10日、ニュースフィードアルゴリズムの改善を発表しました。今後、不適切にいいね！を求める内容等を投稿すると、ユーザーのニュースフィードに表示されにくくなります。現時点では、ペナルティの対象（該当する投稿もしくはページ自体）についての言及はありません。

今回の改善はあくまでスパム投稿に対する取り締まりが目的であり、常識的な投稿を行っている企業ページへのネガティブな影響はありません。むしろ、スパム投稿が減るため適切な投稿を行っていれば、改善前よりもユーザーに届きやすくなると想定されます。

問題のある投稿は、今後数か月をかけニュースフィードの表示が減少していく見込みです。

アルゴリズム改善の概要

“適切なコンテンツを適切なタイミングで適切なユーザーに届けるための改善”が主眼。以下の3種類に該当する投稿を行ったページの投稿が、ユーザーのニュースフィードに表示されにくくなるよう、ニュースフィードアルゴリズムが改善されます。

1. コンテンツ拡散を目的とした、いいね・コメント・シェアを求める投稿

拡散を目的として、不適切にアクション（いいね！、コメント、シェア）を求める投稿を行った場合、ペナルティの対象となります。Facebook独自の調査結果では、ユーザーのニュースフィードに表示される投稿のうち、これに該当する投稿は、同等数のアクション得ている投稿より、15％ほど関連性が低いことがわかっています。

例）「好きな動物は？」という質問に対し、回答としてアクション（いいね！コメント等）を求める。

2. 同じ写真や動画のリピート投稿

同じ写真や動画を繰り返し投稿した場合もペナルティ対象となります。このアルゴリズム改善テストの結果、投稿の非表示を10％削減したとのことです。

3. リンク先を偽って説明している投稿

「アルバムを見てね！」と説明しているのに、紹介している先が、説明にそぐわないショッピングサイトや宣伝ページだというような投稿などが対象です。Facebookの試験導入の結果では改善後、外部リンクのクリック率が5％向上しています。

ネタ3カスタムオーディエンスのリターゲティング機能、全広告主に提供開始

2013年10月に発表された、Facebookのカスタムオーディエンス機能によるリターゲティング広告が全広告主に提供開始されました。

カスタムオーディエンスの概要

リターゲティング用のタグを自社サイトの商品購入ページなどに設置しておきます。タグの入ったページを訪問したユーザーに対して、Facebook上でリターゲティング広告を表示できる機能です。

これまで一部の広告主にのみ提供されていましたが、今後は全広告主が利用できるようになります。

ユーザーの識別方法

Facebookにログイン状態^※のユーザーの登録情報（メールアドレスや電話番号）とパワーエディタで顧客情報をマッチングし識別します。クッキー情報の識別ではないため、ブラウザに依存することなく広告を表示できます。

カスタムオーディエンスの設定方法

オーディエンスの作成

パワーエディタを使ってオーディエンスを作成します。

「オーディエンス」項目の「オーディエンスを作成」ボタンを押し、「ウェブサイトのカスタムオーディエンス」を選択します。

「オーディエンス名」や「説明」等必要情報を入力し作成します。表示されたリマーケティングピクセル（タグ）を、計測したいWebページのHTMLソースに埋め込みます。

カスタムオーディエンスを使った広告の出稿

「オーディエンス」項目に、すでに設定したカスタムオーディエンスが表示されるので、該当項目の「広告を作成」リンクをクリックします。

広告出稿画面に切り替わるので、目的にあわせた広告メニューを設定します。

ネタ4類似オーディエンス機能が強化、4つの新オプションが追加に

Facebookは、カスタムオーディエンスの提供開始とあわせて、類似したユーザー向けに広告を表示する機能、類似オーディエンス（Lookalike Audience）機能を強化しました。新しく4つのオプションが追加されます。

類似オーディエンス機能の概要

カスタムオーディエンスで設定した顧客に類似したオーディエンスを対象に広告を表示できる機能です。ソーシャル・グラフ（Facebook上の友だち関係）やプロフィール情報を元に識別しています。

• ウェブサイト訪問者の類似オーディエンス
• モバイルアプリ利用者の類似オーディエンス
• コンバージョンユーザーの類似オーディエンス
• ページファンの類似オーディエンス

パワーエディタの「オーディエンスを作成」項目より「類似オーディエンス」を選択。すでに作成したカスタムオーディエンスを指定します。

Facebookの広告主企業への影響

複数の分類別に、自社顧客に類似したユーザーに広告出稿できるため、ターゲットを広げ、かつ効果的に広告を出稿できるようになります。

ネタ5デスクトップニュースフィード広告画像の表示サイズがより大きく

Facebookは4月9日、デスクトップニュースフィードに表示されるPage Post Ad（ページ投稿広告）、Page Like Ad、クーポン広告の、画像が今までよりも大きくなります。

画像サイズ変更の概要

デスクトップニュースフィードに表示されるページ投稿リンク広告、ページ「いいね！」広告、およびクーポン広告の画像サイズが今までより大きく表示されます。

ただし、あくまで表示上の変更ですので、素材推奨の画像サイズ・縦横比の変更はなく、従来の準備および運用フローなどへの影響はありません。

• Page Post Ad（400×209 → 470×246）

  
  【推奨設定】
  • テキスト： 90文字以内
  • 画像アスペクト比： 2.7:1
  • 画像サイズ： 1200px×450px

• Page Like Ad（400×150 → 470×174）

  
  【推奨設定】
  • テキスト： 90文字以内
  • 画像アスペクト比： 2.7:1
  • 画像サイズ： 1200px×450px

• クーポン広告（400×150 → 470×174）

  
  【推奨設定】
  • リンクタイトル： 25文字以内
  • テキスト： 90文字以内
  • 画像アスペクト比： 1.91:1
  • 画像サイズ： 1200px×627px

「そのまま会議に出せる！ Facebookネタ」連載20回目でしたが、いかがでしたでしょうか？　本コラムでは、今後もFacebookを中心とした最新かつ重要な情報を発信していきますので、今後ともどうぞよろしくお願いします。