ソーシャルからも顧客の声を集めるVOCチームを作った楽天Edy「大きいのは社員の意識が変わったこと」
楽天EdyのVOCチームを支えるMarketing Cloud
楽天Edyでは、ソーシャルメディア上での自社に関する顧客の声を集めるために、Radian6(ラディアン・シックス)を利用している。
これは、統合型ソーシャルマーケティングプラットフォーム「Salesforce Marketing Cloud」が提供する「ソーシャルリスニング」「ソーシャルコンテンツ」「ソーシャル広告」のうち、顧客の声を聞くためのソーシャルリスニングの機能だ。
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電話やメールを通じたユーザー対応に加え、ソーシャルメディアへ投稿される顧客の声に応えるための組織「VOCチーム」を社内につくり、効果的にその声を経営に活かしている企業がある。楽天Edy株式会社(以下、楽天Edy)だ。
ソーシャルメディアも含めて顧客の声を把握して対応する組織を、楽天Edyがいかにして立ち上げ、どのような課題に直面し、ユーザーの声に対応しているか。担当者のインタビューを交えて解説するホワイトペーパーをご紹介する。
楽天Edyはこれまで、顧客の声に関して次のような課題をもっていた。
縦(マネジメント)へのレポートはできていたが、ユーザー接点のある者同士の情報の共有はできていなかった。
ソーシャルに有益な情報があることを認識していたが、他のメディアも含め、「楽天Edy」というキーワードでソーシャルの声を網羅的に把握することは難しかった。
こうした課題を解決するために楽天Edyが作ったVOCチームは、社内の部署を横断する、通常とは別のバーチャルなチームで、次のようなメンバーなどで構成されている。
- ソーシャルメディア担当
- マーケティング担当
- コンタクトセンター
- システム部
VOCチームは、ソーシャルメディアを含めて顧客の声を収集・整理することで、
- ブランドの評判
- Q&Aサイトへの(サービスに関する)質問
- サービスへの評価
といった声に、一元対応し、お客様と長いスパンの関係を構築していくチームだ。
同社ではユーザーの声に関してそれまではコンタクトセンターの月次ミーティングでしか検討されていなかったのだが、VOCチームができたことにより、ユーザーからの声を、社内の各部署でデイリーにシェアできる環境が整った。
このホワイトペーパーでは、楽天EdyでVOCチームが作られた背景と、どのようにして顧客の声を集め・整理して対応しているかが解説されているのだが、担当者のインタビューを通じて現場の状況を解説している第3章「VOCの取り組みと効果」と第4章「VOCチームのリアルな声」が、Web担の読者には最も興味深いだろう。
そのセクションでは、次のようなことが解説されたうえで、各部署のメンバーにVOCチームによるソーシャルメディア情報などの一元管理の効果について聞いている。
- ソーシャルリスニングへの取り組み
- 潜在的なユーザーの声を多くキャッチ
- [事例]SNSでの問題解消がユーザーのエンゲージメントを向上させる
- [事例]スピード対応がネガティブな情報拡散をポジティブなものへ
- [事例]コンタクトセンターで気付けなかった情報を検知
- 一番大切なのはスピード。それから真摯な対応
- 大きいのは社員の「意識の変化」
- ますます大きくなる、ソーシャルリスニングの重要性
本ホワイトペーパーでは、こうした楽天EdyでのVOCチームの構築とその成果について、解説とインタビューを交えながらわかりやすく解説している。
もしあなたがソーシャルメディアを活用して顧客の声を把握したいと思っているが、どうすればそれを実現できるのかわからない場合、このホワイトペーパーがあなたのヒントになるはずだ。
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