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これだけは押さえておきたい、サイトマップ利用5つの基本ポイント

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これだけは押さえておきたい、サイトマップ利用5つの基本ポイント
★★★☆☆ 基本だけど大切 (SEO Copywriting)

サイトマップの利用において必ず押さえておきたい5つのポイントを解説した記事。要点を簡潔にまとめる。

  • カテゴリごとにサイトマップを分ける

    大規模なサイトでは、カテゴリやセクションごとにサイトマップを分割すると、管理しやすくなるし、インデックス状況を把握しやすくなる。

    URLの追加や削除、変更があっても該当するサイトマップだけを更新すれば済む。

  • robots.txtにサイトマップの場所を記述する

    グーグルはサイトマップ・オートディスカバリー(Sitemap Autodiscovery)という仕組みをサポートしている。サイトマップ・オートディスカバリーではrobots.txtでサイトマップの場所を指定できる。

    たとえば次のように記述する。

    Sitemap: http://www.example.com/sitemap.xml
    筆者注: ウェブマスターツールでもサイトマップを送信できるので必須ではないが、併用しても問題ない。
  • 存在しないページを記載しない

    404や410などエラーを返すアクセスできないページのURLをサイトマップには記載してはいけない。検索エンジンにクロールしてほしいURLだけを記載する。

    検索エンジンは無用なページにクロールを試みてしまうし、ウェブマスターツールにクロールエラーがレポートされる原因にもなる。

    サイトマップを自動生成するツールを使うと、サイト内でリンク切れしているURLまでサイトマップに含めてしまうことがあるので、注意が必要だ。

  • 301リダイレクトのリダイレクト元ページを記載しない

    301リダイレクトしているURLがサイト内にある場合は、サイトマップにはリダイレクト先のページのURLを記載する。リダイレクト元のURLは記載しない。

    一言で言えば、サイトマップにはインデックスさせるURLだけを書くようにする。

  • ウェブマスターツールで検索エンジンにサイトマップを送信する。

    グーグルもBingもウェブマスターツールからサイトマップを送信できる。サイトマップを送信するとウェブマスターツールでインデックスの状況を知ることができる。

グーグル「リンク獲得を目的としたゲスト寄稿はダメよ」
★★★☆☆ やりすぎたらペナルティ対象になるのは当然 (HIS Web Marketing)

英語圏では、「Guest Post(ゲストポスト)」と呼ぶやり方が、効果的なリンク獲得の手段としてポピュラーだ。

ゲストポストは、日本なら言わば「寄稿」に相当する。ほかの人が運用するサイトに記事を提供し、たとえば署名欄に自分のサイトへのリンクを貼っておき被リンクにするのだ。

グーグルのジョン・ミューラー氏がゲストポストに対して警鐘を鳴らしたことを、この記事では伝えている。

リンク獲得のみを目的としたゲストポストにはnofollowを付けるべきで、nofollowが付いていない場合には手動で対応することがあるかもしれない。

リンク獲得に有効な手段であったゲストポストがペナルティの対象になると知って、英語圏のSEO業界では比較的大きな話題になった。

しかし冷静に考えれば驚くには値しないだろう。ゲストポストは他のサイトにコンテンツを提供することでより多くの人に記事を読んでもらい、より多くの人に自分を知ってもらうことが本来の目的だ。副次的なメリットとしてリンクをもらえるのだ。

ゲストポストが一律ダメだと言っているわけではないが、リンクを目的にしたゲストポストは、品質ガイドライン違反だとグーグルが判断するのも不思議なことではない。

記事ではマット・カッツ氏による次のような発言も紹介している。

ちゃんと価値のあるコンテンツを寄稿するのなら、それはすばらしいゲストポストだ。

しかし、同じコンテンツをあちこちに寄稿したり、質の低い類のコンテンツばかりを提供したりしているのならば、それは問題だ。

ゲストポストは、やり方によって良い結果になる場合もあるが、すべてを解決する万能薬だと思ってもらいたくない。

どんな施策であれ、ランキングを上げることを狙い、行き過ぎてしまえば手動対応の対象になるということだ。

301リダイレクトで引き継がれる要素・引き継がれない要素
★★★★☆ 内的要因と外的要因で違う (WebmasterWorld)

301リダイレクトによって転送元ページから転送先ページに引き継がれる情報と引き継がれない評価要素について、WebmasterWorldフォーラムでディスカッションが行われた。

手短にまとめると次のようになる。

  • 内的要因: 引き継がれない
  • 外的要因: 引き継がれる

内的要因は、たとえば、titleタグやそのページにあるキーワードなど元のページ上に存在した評価項目だ。リダイレクトによって、元のページの中身を検索エンジンは見ることができなくなるから、評価は引き継がれない。転送先ページのtitleタグやコンテンツを評価することになる。

同様に、内部リンクとして元ページに設置されているリンク情報も引き継がれない(内部リンクがあることを検索エンジンは認識できない)。

外的要因は、被リンクやアンカーテキストだ。リダイレクトされるとしても転送先ページにリンクが向くことになる。したがって被リンクの評価は転送先ページに引き継がれる。

なお細かなことを言うと、301リダイレクトによってPageRankは10~15%ほど失われるとグーグルのマット・カッツ氏は発言したことがある(だからといって普段のサイト運営において気にする必要はまったくない)。

SEO好きな人のためのトピックであるが、ちょっとしたうんちくとしてピックアップしてみた。

Bloggerブログに対するリンクの否認の使い方
★★★☆☆ サブドメインは別、トップレベルドメインは同じ (Google Webmaster Central Help Forum)

「Blogger」は、グーグルが運営するブログサービスだ。Bloggerから張られたリンクを否認するときのURLの書き方について、グーグルのジョン・ミューラー氏が公式ヘルプフォーラムでアドバイスした。

x.blogspot.com と y.blogspot.com という2つのブログをグーグルは別のサイトとしてみているから、それぞれを別々に申請しなければならない。ccTLDと.comについては、rel="canonical"で正規化しているので、blogspot.comだけを対象にすればいい。

Bloggerは、ブログごとに固有のサブドメインが与えられる。ドメインからすべてのリンクを非承認したいときに使う「domain:」は、サブドメインごとに記述するように指示している。

否認ファイルには、次のように記述することになるだろう。

domain: x.blogspot.com
domain: y.blogspot.com

またBloggerは、ユーザーがアクセスした国に属するTLD(トップレベルドメイン)に転送される。たとえばx.blogspot.comに日本からアクセスすると、x.blogspot.jpに転送される。英国からアクセスすると、x.blogspot.co.ukに転送される。

トップレベルドメインの違いに関しては、ブロガー側でrel="canonical"を指定して.comに正規化しているので、国別ドメインごとに記述する必要はないということだ。

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