衣袋宏美のデータハックス

メディアサイトの解析レポート作り方マニュアル [アクセス解析tips]

メディアサイトの定期アクセス解析レポートで、取り上げるべき指標を解説

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前回に続いて、アクセス解析から出てくる数字を、定期的にどのようなレポートにして見ていったらよいかをサイトタイプ別に解説していく。

前回はECサイトを取り上げたが、今回はメディア(広告/コンテンツ)サイトのケースだ。まずはどのような指標を見ていくべきかという指標の選択方法についてお話しした上で、前回と同様に、

  • マネジメント層向けレポート
  • 現場向けレポート

の2つのパターンで考えてみたい。

ページビュー数を分解してみる

メディアサイトとは、ニュースや専門記事などのコンテンツで構成されるサイトのことで、主に広告枠を販売することで売上を立てている。広告によって成り立っているサイトの目的は、言うまでもなく広告売上を増やすこと。広告売上を増やすには、サイトの広告価値を上げる、すなわちできるだけ多くのユーザーに来訪してもらうことが基本となる。

もちろん、すべてのページが広告掲載可能とは限らないし、ページビュー数が増えれば増えただけ広告売上が青天井で伸びるわけでもないが、まずはサイト全体のページビュー数を多くするというのが、メディアサイトの最重要課題だ。そこで、ページビュー数を以下のような要素に分解してみよう。

ページビュー数の分解
図1 ページビュー数の分解

図1はページビュー数を訪問回数(セッション数)と1訪問あたりのページビュー数に分解し、さらに訪問回数をユニーク訪問者数と1人あたりの訪問頻度に分解したものである。これを式で表すと以下のようになる。

ページビュー数 = 訪問回数× 1訪問あたりのページビュー数

訪問回数ユニーク訪問者数× 1人あたりの訪問頻度

他のサイトタイプとは異なり、唯一メディアサイトだけが、

  • ページビュー数
  • 訪問回数
  • ユニーク訪問者数

という3大指標すべてが重要な指標となる。これらの数値の関係から1訪問あたりのページビュー数や1人あたりの訪問頻度という、訪問者の特性が最も重要な指標としてピックアップされることになるのだ。

訪問回数を分解してみる

訪問回数はさまざまな軸に分解できると思うが、ここでは流入分析の観点から、

  • メルマガからの流入
  • パートナーサイトからの流入
  • 無理やり集客しなくても来る人たち(自然流入)

という3つに分けてみよう。サイトによってはメルマガは実施していないかもしれないし、他のパートナーサイトと提携するようなこともないかもしれないが、実際のケースとしてはよくあるパターンだ。

訪問回数の分解
図2 訪問回数の分解

さらに、メルマガのどの記事のタイトルリンクから来ているのか、リンク別の訪問回数を算出してみよう。パートナーサイトからの訪問に関しても同様だ。また、自然に集客できている部分(自然流入)に関しては、参照元別に流入数をカウントしてみよう。参照元なしの割合や、具体的な参照元ドメイン名、自然検索からの流入であれば、流入キーワードといった項目に落として見ていくことが有効だ。

訪問回数のさらなる分解
図3 訪問回数のさらなる分解

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