通販市場調査 09年度は4.3兆円 ネットがけん引
通信販売事業者が加盟する日本通信販売協会(JADMA、事務局東京)は8月23日、09年度の通販市場が推計で前年度比4.1%増の4兆3100億円になったと発表した。市場の拡大はネット通販の伸びが影響したと分析。JADMA調査による通販市場の推移は11年連続の増加となっている。
通販市場の推計値は、会員企業505社による売上高調査に加え、各種調査から有力非会員企業153社の売上高を合計して算出した。会員企業の合計売上高は2兆9500億円で同1.7%増だった。全体の推計値における会員企業の売上高占有率は68.4%で、前年度より1.6ポイント低下した。
通販市場が堅調に推移している要因としてJADMAは、「ネット通販の伸びが影響している
」(事務局)と説明。ネット通販事業者の売上高を中心に、大手モールによる流通総額やモバイル通販の推移から、ネットが増加要因と分析している。
伸び率は鈍化しており、推計値の伸び率は前年度比2.6ポイント減、会員による合計売上高の伸び率も同3.4ポイント減だった。これについては「客単価の減少が起因しているのではないか
」(同)と見ている。JADMAによる会員企業の月次売上高調査からも、客単価の減少傾向が表れているという。
・売上高調査(統計)
→ http://www.jadma.org/data/index.html
・日本通信販売協会(JADMA)
→ http://www.jadma.org/
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