ヤフーは4月9日、中国最大級のオンライン決済サービス「支付宝(アリペイ)」と連携し、今年6月から「Yahoo!ショッピング」の商品をアリペイ決済で購入できるようにすると発表した。現地の仲介代行購入事業者を通じて、アリペイ決済の利用を可能にする。中国で最も利用されている決済を利用できるようにして、中国人消費者が「ヤフーショッピング」から購入するのを促進する考え。
IPアドレスなどをもとに自動的に中国からの購入かどうかを判断。中国からの購入の場合、決済画面で、仲介代行購入事業者の画面に遷移し、中国語の画面で、クレジットカード決済やアリペイ決済を選ばせる。購入確定後、代行購入事業者が、元の日本のサイトで、同商品を注文する仕組み。
このため、日本の「ヤフーショッピング」出店者は特に何をしなくても、中国からの注文を受けることが可能になる。仲介事業者は手数料を上乗せして中国の消費者に販売することで利益を得る。
「アリペイ」が「Yahoo!ショッピング」の商品購入においても使えるようになるため、ヤフーでは「日本製品に対する需要が高い中国からの購入者が大幅に増加するのでは
」(広報)と期待している。
中国向けの越境通販では、中国消費者による急なキャンセルなど、問題も多い。購入代行サービスにおけるこうした対応について聞いてみたところ、「問題が発生しないような手段は考えている
」(同)としているが、具体的な対応策は非公表としている。
・Yahoo!ショッピングとアリペイが連携(ヤフー プレスルーム)
→ http://pr.yahoo.co.jp/release/2014/04/09a/
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