アスクルは4月14日、酒類販売事業者を買収し100%子会社にすると発表した。運営するBtoCサイトでアルコール飲料の取扱商品を拡充、個人向けECの売り上げ拡大につなげるのが目的。BtoCサイトではすでに、アルコール飲料を販売しているが、顧客から取扱商品の拡充を求める声が寄せられていたという。買収額は公表していない。
買収するのは昌利(本社茨城県、笹島利昌社長)で、酒類販売事業と宝くじの販売事業を手掛けている。13年8月期における酒類販売事業の売上高は6億3300万円。全売上高の46.9%を占めている。
昌利の酒類販売事業以外の事業を吸収分割によって別会社へ承継させた後の7月1日付で、発行済み株式の全てを取得する。7月2日付で昌利を消滅会社として吸収合併を行う予定。
運営するBtoCサイト「ロハコ」でアルコール飲料の取扱商品数や種類を拡充し、個人向けECの売り上げ拡大につなげる。
アスクルは4月8日、「ロハコ」における今期(14年5月期)売上高が前期比約5倍の100億円を超えると発表した。今後さらにBtoC事業の拡大を図っていく。
・昌利株式会社の株式の取得(子会社化)及び同社の吸収合併(簡易合併)に関するお知らせ(アスクルIRニュース)(PDF)
→ http://pdf.irpocket.com/C2678/YWWN/h8Ob/nmaW.pdf
・アスクルのBtoCサイト「ロハコ」
→ http://lohaco.jp/?sc_e=j_as_cl_ft_n
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