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  • タグクラウドをサイドバーに置いているとSEOスパム扱いされる?
    (Google Webmaster Help Channel on YouTube)
    Tag Clouds

    「タグクラウド」とは、サイトでコンテンツ分類のために使われている「タグ」を一覧表示する仕組みで、ブログのサイドバーに設置するタイプのパーツもある。使われる回数が多いタグが大きく表示され、あまり多く使われていないタグは小さく表示される。タグクラウド内の各タグは、そのタグが付けられた記事が集められたページへのリンクになっている。

    タグクラウドは、SEOに役立つのだろうか、それとも妨げになるのだろうか、あるいはなにも影響しないのだろうか。グーグルのマット・カッツ氏がビデオで回答した。

    ひと言でいえば「使わない方がいい」ようだ。

    たとえば500個もタグがあったらやりすぎだ。ゴチャ混ぜでキーワードスタッフィング(キーワードの詰め込み)になる。

    タグはリンクになっている。Flashを使ったりしてタグを入れ替えるのはユーザーにはおもしろいけど、僕たちはリンクとして必ずしも抽出するとは限らなくて、PageRankが流れないかもしれない。また数が多ければそういったリンクを信頼しないし、ランキングに悪く影響するかもしれない。

    タグの数が少なければランキングにマイナスに影響することはないだろう。でも数が多いと個別記事のページよりもタグページにPageRankが流れてしまうかもしれない。

    僕のブログは、タグクラウドは使わずにカテゴリを使っている。以前はタグが流行ったけど、今は使われなくなっている。タグだと時には大量のリンクができてしまうから、意図したページにPageRankを流すことができなくなる。

    個人的にはタグクラウド使わないのがいいと判断している。害があるというわけではなく、キーワードスタッフィングのように見える場合があるからだ。「使っちゃいけない」とは言わないけど、使うならどのくらいまで大きくするのか、どんな技術を利用するのか、どんなタグを使うのかを、よく考えたほうがいい。

  • 404エラーも1000ページ集まるとペナルティになる?
    (WebmasterWorld)

    存在しないページへのリンクを1000本ほど、誤ってトップページに掲載してしまったところ、順位が下がってしまったウェブ担当者がいたのだ。404エラーのページがGoogleウェブマスターツールで1000個報告されていて気づいたらしい。

    フォーラム管理者のtedsterによれば、必ずしもペナルティではないものの、大量の404エラーが原因の可能性はあると推測している。あるメンバーは、同じように1000ページ近くの404エラーを発生させて検索トラフィックを失ったことがあるとコメントしている。こちらは修正後30日ほどで元に戻ったそうだ。

    何か大掛かりな変更をサイトに実行したときは、404エラーを引き起こしていないか必ずチェックしておきたい。

  • ユーザーをセグメント化して視線の動きを調べるツール
    (ClickTale Blog)

    ユーザーの視線やマウスの動き、また視線が集まる場所やとどまる時間の長さを色で表した図を「ヒートマップ」という。有名なヒートマップツールに「ClickTale(クリックテール)」がある。

    ヒートマップ

    ClickTaleは機能を拡張し、ユーザーをセグメント化してヒートマップを作成できるようになった。

    • 新規ユーザーとリピーター
    • コンバージョンにしたユーザーとしなかったユーザー
    • 検索エンジン経由で来たユーザーとPPCやメールから来たユーザー

    のように、ユーザーを分けてヒートマップを作成できる。

    ClickTaleには無料版があるが、体験版の位置づけで、400PV(ページビュー)まで、最初の2ページまでしか分析できないので実務では使えない。1か月に2万PVまでだったら$99/月、8万PVまでだったら$299/月で利用できる。最初の3か月は課金されない。今は円高で3か月後に急に円安が進むとは思えないので、訪問者の動きを本格的に分析する必要があるなら使ってみるのもいいだろう。

    ちなみに、日本語対応のヒートマップツールで同様にセグメント化ができるものとして、つい先日リリースされた「DuraSite-Click!(デュラサイトクリック)」がある。こちらも有料ツールで、初期費用が9万8,000円、月額利用料は100URLまでで19万8,000円から。ClickTaleと比べると高いが、課金はURL数ベースであり、PV数には関係ないため、こちらのほうが安くなるサイトもあるかもしれない。

  • ビデオサイトマップのTIPS
    (Maile Ohye(maileohye) on Twitter)

    グーグル社員のマイリー・オーイェさんが、ビデオサイトマップについてツイートしている。

    ビデオサイトマップを作るときは、ビデオのファイルは別のサーバーに置かれていてもいいけれど、ビデオを再生するページのURLは自分のサイトになければいけません。

    たとえばYouTubeにビデオをアップしていたとしても、再生するページが自分のサイトにあれば、ビデオサイトマップにそのページのURLを含めることができる。ビデオサイトマップに載せるビデオは必ずしも自分のサーバーに置く必要はないのだ。

    グーグルは動画コンテンツのインデックスに力を入れているようなので、ビデオを数多く公開しているならば、ビデオサイトマップを送信しておこう。WordPressで構築したサイトで動画コンテンツを配信していればGoogle XML Sitemap for Videosというプラグインをインストールすると、自動でビデオサイトマップを作成してくれる。

  • site:コマンドの結果の並び順には規則があるのか
    (WebmasterWorld)

    もう1つWebmasterWorldのスレッドを紹介する。グーグルでsite:コマンドで検索したときの結果ページに表示されるページの並び順には意味があるのだろうか。たとえばPageRankが高い順に並ぶとかページが強い順に並ぶとかだ。

    スレッドでは、PageRankの高い順だと分析するメンバーがいるが、フォーラム管理者のtedsterは「決まったパターンはない」とコメントしている。

    筆者も、少なくともPageRank順ではないと考える。筆者のブログのドメイン名をsite:検索すると、1位はドメイン名のトップページ、2位はブログのトップページで、3位以降はこのコーナーの更新をアナウンスするだけのエントリがずらずらと並ぶ。「お知らせ」が目的なので特に有益なコンテンツが書いてあるわけではないし、外部リンクなどほとんど集まらないページだ。つまり、並び順に何らかの参考になる点はないということだ。

    ただし、site:コマンドにも役に立つ状況がある。それは、site:検索をした際に、サイトのトップページが1位に出てこない場合だ。こうした状態になっていると、ペナルティを受けているなど正常な状態ではないと判断できるようだ。

SEO JapanSEO Japanの掲載記事からピックアップ

今週はSEO業界の人間を13個のタイプに分類したおもしろおかしな記事と、普及が始まりつつあるHTML5に関するエントリをピックアップ。

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