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インターネットのトップブログを分析:成功例に学ぶ

オンラインでは毎日、大勢の読者たちから注目を集めるべく、熾烈な戦い繰り広げられている。その結果、ブログ界は絶え間なく変貌し、さまざまなブロガーが日替わりのコンテンツ・キングとして表舞台に立つというわけだ。僕は最近、この変化の激しい状況を左右している力を見極めようと試みてきた。繰り返し登場するテーマを探し、有益な相関関係を見出だせたらと望んでいたんだ。

2008年8月に僕は、インターネットにおけるトップクラスのブログを一覧表にまとめた。この表には、競争に必要な力量を備えたブログが揃っている。ただし、従来からあるトップブログのリストとは異なり、一般的に認められているような重要度の順番でブログを並べてはいない。その代わりに、公開されているブログのランキングをいくつか組み合わせたんだ。順位付けの基準になっているのは、外部リンクの量(Technorati)、コミュニティにおける登録件数(Bloglines)、トレンドを発信し追随する能力(BlogPulse)、国外の市場において成功する能力(Wikio)といったものだ。それから、個々のブログについて、SEOmozの「Trifecta Tool」を使用し、インターネットにおける総合的なパフォーマンスも考慮して採点した。その結果として、リストに載っているのは、あらゆる側面から見てインターネット上で成功するのに必要な力を持っていることが明らかなブログばかりだ。

Top Blogs Spreadsheet
スプレッドシートファイルを丸ごとダウンロードする

僕が期待しているのは、この表に載っているブログすべてが持つ共通点を分析することにより、より優れたネチズンとしてインターネットに参加する方法を学べるのではないか、ということだ。同時に、僕の研究結果を知ってもらい、みんなのユニークな見方と経験から学ぶことによって、さらなる知見を得たいと思う。すでに僕は以下で並べたような共通した特性や傾向を見つけたが、みんなのコメントからさらに学べることを期待しているよ。

大企業が支配しているわけではないが……

Ownership of Top 100 Blogs

僕が今回の一覧表で選んだ100の実力派ブログのうち、66%は個人が所有するものだった。このことから、ブログ運営に重要なのはやはり予算ではなく能力なんだという確信が得られた。

Top 50 Blogs vs Top 50 Domains

ただし、以前に調査したトップ50のウェブサイトと比べると、トップ50ブログのほうが、オーナー企業の多様性が少なくなっていることがわかる。個人の運営する人気ブログが相当数あるものの、全体として、人気ブログには強い寡占傾向が見られる。

効果のあるブランド構築

Blog title Conventions

トップブログの76%は、2単語以内のタイトルを使用している(英単語換算、定冠詞の「the」は数えない)。この結果は、マーケティングに関してはシンプルなタイトルがいちばんだ、という考え方を裏付けている。

Top Level Domain of Blogs

トップブログの86%は、以前からよく使われている「.com」をTLDとして使っている。注目に値する例外もあるにはあるのだが、この結果を見る限り、慣行に従うことは大切なようだ。

※Web担編注 トップ100以外のデータが示されていないので、結論として提示するには弱いことに注意。

市場は飽和状態を超えたと思うって? 考え直してみよう。

Primary Subject of Blogs

成功へと至る道は、すでに多くが確立されているようだ。しかし、もう少し細かくみてみよう。

Technology Niche of Blogs

どのテーマも、多数のサブテーマに細かく分類できる。そのいずれも成功につながる可能性があるのも確かだ。

書き手だけでなく、対象読者についても調べてみた

Number of Blog Authors

全部自分ひとりで書くなんて無理? 専門家にとっても難しいんだ。トップブログの80%は、複数の主要執筆者が記事を書いている。

Gender Focus

僕はこの結果について、需要ではなく供給を表すものだと解釈している。女性向けのブログは、すでに飽和状態にある男性向け市場よりも、はるかに容易に読者を獲得できる可能性が高いだろう。

Blog Country of Orgin

トップブログの95%は米国に拠点を置いている。しかし、米国外の潜在的な読者の数は、現在の米国の読者をはるかに凌いでいる。なぜ米国に偏っているんだろう?

◇◇◇

僕の願いは、他の人たちが僕の研究結果から何かを学んでくれること。僕がこの業界について学んだことをひとことでまとめるなら、オンラインには1人の人間では利用しきれないほどのチャンスが常にある、ということだ。リソースを出し合って協力することにより、僕らはブログ界で展開されている戦いに勝ち、その勝利に伴う恩恵を分かち合えると思う。

各グラフはAppleの「iWorks Numbers」で作成した

あなたが経験豊富なブロガーなら、遠慮なく意見や専門知識をコメント欄に書き込んでほしい。今回の記事は、継続している研究の中間発表のようなものだ。いつものように、僕の記事をさらに有益なものにするヒントがあれば、気軽にメールや個人的なメッセージを送ってほしい。そういうやり方が好みじゃなければ、TwitterLinkedin経由で連絡をくれてもいい。ありがとう。

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