昨今のSEO対策では、コンテンツSEOを行っていないというサイトはほとんどないくらいコンテンツSEOは普及し、Webマーケティングの主要な施策として必要な存在となりました。そんなコンテンツSEOについての説明や対策時のポイントをわかりやすく解説しています。またメリットやデメリット、効果や事例も紹介しています。コンテンツSEOをやりたい!成果がでていない…という方は、ぜひご覧ください。

コンテンツSEOとは

まずは簡単にコンテンツSEOの説明をしますと、コンテンツSEOとは、記事コンテンツでターゲットとしたキーワードで検索結果の上位表示を目指すSEO対策手法のことです。

コンテンツタイプとコンテンツSEOで対策するページ

似たような言葉で「コンテンツマーケティング」というものがありますが、コンテンツSEOはコンテンツマーケティングの一部で、オーガニック検索ユーザーをターゲットとしたWebマーケティング手法です。

Webマーケティングから見たコンテンツSEOの立ち位置

コンテンツSEOの必要性

ここでは、なぜコンテンツSEOが必要なのかについて説明します。

以下は、検索ワード「看護師 求人」と「看護師 仕事」のGoogleの検索結果上位10位までのコンテンツのタイプです。

順位看護師 求人看護師 仕事
01求人一覧ページ記事コンテンツ
02求人一覧ページ記事コンテンツ
03求人一覧ページ記事コンテンツ
04求人一覧ページ記事コンテンツ
05求人一覧ページ記事コンテンツ
06求人一覧ページ記事コンテンツ
07求人一覧ページ記事コンテンツ
08求人一覧ページ記事コンテンツ
09求人一覧ページ記事コンテンツ
10求人一覧ページ記事コンテンツ

一見似たような意味合いの検索ワードに思えますが、それぞれの検索結果を構成するページタイプに着目すると「看護師 求人」は「求人一覧」ページで検索結果ページが構成されていますが「看護師 仕事」のほうは「記事コンテンツ」で構成されているのがわかるかと思います。

このようにキーワードによってはSEO対策を行うにあたり、記事コンテンツのほうが有利な状況や、記事コンテンツでないと上位表示が難しい状況が多々あるため、記事コンテンツによるSEO対策(コンテンツSEO)が必要になってきます。

対策のポイント

では、どのような検索ワードの場合に、コンテンツSEOで対策しなければならないのでしょうか?
ここでは、コンテンツSEOを行う際の重要なポイントを3つ説明します。

ポイント1.対策キーワードの選定

まずは、Googleが提唱している「マイクロモーメント」という概念を理解しておく必要があります。

Googleによると、「マイクロモーメント」(検索行動に出る瞬間)は、「知りたい」「行きたい」「したい」「買いたい」の4つに分類されます。
一般的には、モーメントが「知りたい」や「したい」の時は、ハウツー系やお悩み解決系などの記事ページが上位表示される傾向であるため、「知りたい」「したい」のモーメントで使われる検索ワードのSEO対策を行う場合は、コンテンツSEOで対応します。(最終的には検索結果のページタイプの構成を見て判断します。)

▼マイクロモーメントのシーンと検索キーワード例

マイクロモーメントシーン検索キーワード例
知りたい(know)情報を調べる瞬間Go to トラベルとは
行きたい(Go)場所や目的地を調べる瞬間Go to トラベル 沖縄
したい(Do)やり方・方法を調べる瞬間Go to トラベル 利用方法
買いたい(Buy)商品やサービスを調べる瞬間Go to トラベル クーポン

※キーワードを選定するポイント

コンテンツSEOの実施目的が流入増である場合は、「知りたい」に該当するキーワードを優先的に調査するとよいでしょう。多くの場合は、「したい」よりも「知りたい」のキーワードのほうが検索数が多い傾向であるため、効率良く流入を増やすことができると思います。
目的がコンバージョンの獲得である場合は、「したい」に該当するキーワードから選定します。一般的に「知りたい」のキーワードは直帰率が高く、コンバージョンにつながりにくい傾向であるため、「したい」のキーワードのほうがコンバージョンの期待値は高くなります。

ポイント2.コンテンツの質と情報量

コンテンツSEOに限らず、コンテンツはSEO対策において最も重要な要素です。 対策キーワードにもよりますが、基本的には上位表示されているページよりも、質と情報量で勝るものを用意する必要があります。
制作上で最低限気を付けるポイントは、Googleのスターターガイドなどに書かれている以下の点に注意をしながらコンテンツを作り上げていきます。

  • ユーザーが求めている情報を把握して、最適な回答を提供する
  • オリジナルでユニークなコンテンツを提供する
  • テーマに応じた適切な量のコンテンツを提供する
  • ユーザビリティに優れたものを提供する

ポイント3.E-A-T

E-A-Tとは、Expertise(専門性)、Authoritativeness(権威性)、Trustworthiness(信頼性)のアルファベットの頭文字で作られた略語です。
ここ数年のSEOにおいて、「E-A-T」を意識したコンテンツ作りは重要であり、サイトのテーマと関連性の低いキーワードでSEO対策を実施しても、期待した結果が得られないケースが多くなってきました。
したがって、サイトのテーマと関連するコンテンツで対策を行う必要があります。

コンテンツSEOの事例と効果

SEO事例ページでコンテンツSEOの事例を紹介していますが、その中から私が担当したと、得られる効果についてご紹介します。

既存記事のリライト事例

記事本数10本
対策キーワード数16個
10位以内のキーワード数14個
流入ユーザー数321,487人

リライトした記事は10本で、対策したキーワードは16個をターゲットとしました。(キーワードの選定は、サイトのテーマに関連するもので費用対効果の観点から、検索数が月間1000以上のものを選定しています。)
対策キーワードは、6ヶ月後に10位以内に表示されているものは14個で、上位表示比率は「87.5%」です。
またリリース後6ヶ月間で獲得したユーザー数は、321,487人で、1記事あたりでは「32,148人」のユーザーの集客を獲得しました。

新規記事の作成事例

記事本数10本
対策キーワード数15個
10位以内のキーワード数12個
流入ユーザー数134,550人

作成した記事は10本で、対策したキーワードは15個をターゲットとしました。(キーワードの選定は、同様に検索数が月間1000以上のものを選定しています。)
対策キーワードは、6ヶ月後に10位以内に表示されているものは12個で、上位表示比率は「80%」です。
またリリース後6ヶ月間で獲得したユーザー数は、134,550人で、1記事あたりでは「13,455人」のユーザーの集客を獲得しました。

効果が出るまでの期間

こちらのコラムで紹介した内容になりますが、コンテンツSEOの効果はどのタイミングで出るのか?
新規で記事作成をした場合と、既存記事を作り直した場合の事例をご紹介します。
※こちらは、ひとつの目安として参考にしていただければと思います。

新規記事の場合

効果は最初のコアアルゴリズムのアップデート後に出てきて、その後1年ぐらいは流入数が増加していくものが多い傾向です。

※ 赤字はコアアルゴリズムのアップデートがあった月、黄色は期間中の流入が最大だった月
コンテンツSEOの効果の月次推移(新規作成記事)

既存記事の作り直しの場合

新規コンテンツと比較すると、効果は早くに現れ、流入が最大化するのは2回目のアップデート後になるものが多い傾向です。

※ 赤字はコアアルゴリズムのアップデートがあった月、黄色は期間中の流入が最大だった月
コンテンツSEOの効果の月次推移(リライトした記事)

メリットとデメリット

前述のように成功した場合には大きな効果が期待できるコンテンツSEOですが、最後にそのメリットとデメリットを説明します。
一般的に言われているコンテンツSEOのメリットとデメリットは、以下のようなものがあります。

コンテンツSEOのメリット

  • 内製の場合は低コストで実施できる
  • 上位表示できた場合は、持続的な流入が期待できる
  • SNSなどでコンテンツの拡散からの流入も期待できる
  • テーマやブランディングの構築につながる

コンテンツSEOのデメリット

  • 内製の場合、人的リソースと制作体制の構築が大変
  • 即効性がない
  • 定期的にメンテナンスが必要
  • コンバージョンにつながりにくい

1つメリットを加えますと、コンテンツSEOの特徴とも言えますが、記事コンテンツであるため、1ページ当たりの流入キーワード数が多くなる傾向で、関連する細かな検索ワードからの流入獲得が行えます。
例えば、以下は、当サイトのSEO関連コンテンツですが、コラム記事のほうが主要コンテンツと比べて流入キーワード数が多いのがわかるかと思います。


▼ページ別の流入キーワード数(7日間)

ページタイプページ名流入キーワード数
サービス紹介SEOコンサルティング128
事例一覧SEO対策の事例・成功実績一覧107
コラム記事8つの実例で解説! SEO対策の効果と効果が出るまでの期間296

メリットについては、オーガニック検索やSNSでの拡散から流入を獲得しながら、サイトのSEO対策を行う上で重要となる「テーマ性の強化」や、サービスのブランディングの向上に活用できるのがコンテンツSEOならではの大きなメリットではないかと思います。

一方、デメリットは、「コンバージョン」に関しては、前述のようにキーワードの選定で大きく変わってくると考えます。よく聞くのは、メンテナンスも含めた「社内の制作体制の構築が大変」というところです。

コンテンツ専任の人員がいる会社はほとんどなく、運用などの他業務と兼務で始めたが、次第にアウトソースになり、成果も伴わないといったパターンが多いようです。

コンテンツSEOは通常のSEO対策と同じく効果が出るまでに時間を要しますので、時間という機会損失をしないためにも、コンサルティングや製作パートナーの会社は実績重視で選定されることをおすすめします。

コンテンツSEOサービスについて

アユダンテは2006年からSEOの内部施策コンサルティングを提供している会社です。 コンテンツSEOは2014年頃から本格的にサービス化し、次の4つの強みを特徴としたサービスをご提供しています。

1.検索ニーズを知り尽くしたSEOコンサルタントによる検索ニーズ調査
5年、10年の経験をもつコンサルタントが徹底的に検索ニーズキーワードを調べます。サイトのジャンルに強いコンサルタントをアサインすることも可能です。

2.数より質、1 記事あたりの貢献効果を高める
昨今の記事で重要なのは数ではなく「質」です。それは文字数ではありませんし、コンテンツタイプも重要です(画像、動画、アンケートなど)。最善のコンテンツ設計を行い、記事は必ず定期的にリライトを行って1記事の貢献効果を最大限に高めます。

3.プラスα の施策(分析 ソーシャル 広告)
日本初の Google アナリティクス認定 リセラーです。 SEOコンサルタントも分析経験が豊富で、コンテンツ施策においてもMCFなどを使い効果分析します。またソーシャルクライアントの自社開発、記事拡散に欠かせないFacebook広告では書籍も出版しております。コンテンツ作成だけではない施策提供が強みです。

4.自社メディア運営実績
自社で電気自動車関連メディアを運営しております。専門ライター5名、 Googleニュースにも登録され、現在あらゆるワードで上位を獲得し、多数の流入獲得ができています。


新規にコンテンツSEOをご検討の方、既にコンテンツSEOを実施しているが成果が伴わないという方は、ぜひ一度ご相談ください。

この記事を書いた人
岩井 謙治
岩井 謙治
SEOコンサルタント

制作経験を生かした資料作成、テンプレート設計の美しさはSEOチーム随一。手堅く、きめ細かいコンサルティングにリピーターのお客様も多数。得意分野はポータルサイト、顧客ニーズを把握して確実に成果を狙っていく。