Aggregator

ユナイテッドアローズらが始める試着写真シェアアプリ「fitom」とは

6 years 9ヶ月 ago

ユナイテッドアローズとシグマクシス、博報堂DYメディアパートナーズは共同で、消費者がアパレルを試着した際の写真をシェアするアプリ「fitom(フィットム)」を提供する。アパレル企業は、試着写真をECなどの販売促進に活用できる。

3社は3月1日付で合弁会社のfitomを設立した。fitomは5月上旬にアプリの提供を開始し、2024年までに1000万ダウンロードをめざす。

「fitom」のユーザーは、ネット通販などで気になる商品を見つけた際、その商品の試着画像を「fitom」でリクエスト。別のユーザーが実店舗で当該商品を試着し、写真を「fitom」に投稿するとポイントを獲得できる。

試着写真をリクエストをしたユーザーが、写真を見てその商品をネット通販で購入した場合、ブランドがfitomに手数料を支払う。商品のタグを店頭でスキャンすると、該当商品のリクエスト件数に応じたポイントが表示される仕組み。

ユナイテッドアローズとシグマクシス、博報堂DYメディアパートナーズは共同で、消費者がアパレルを試着した際の写真をシェアするアプリ「fitom(フィットム)」を提供
「fitom(フィットム)」の仕組み

アパレルブランドは「fitom」に参加することで、消費者が投稿した試着写真をネット通販の販売促進に利用できる。また、試着写真のリクエスト 件数や、写真の投稿数などを分析することで、商品の人気度などを把握し、商品戦略や売場作りに生かすことが可能だ。

3社は2018年9月から11月にかけて「fitom」のテストマーケティングを実施した。その結果、アプリをダウンロードしたユーザーのうち、週1回以上の頻度でコンテンツを閲覧またはアップロードしたユーザーの比率は、試験期間の中盤以降60%を超えたという。アプリに対するニーズが見込めることから、正式リリースを決めた。

フィットムは資本金1億円。出資比率はシグマクシスが39%、ユナイテッドアローズが34%、博報堂DYメディアパートナーズが27%。

渡部 和章
渡部 和章

今までの常識はこれからの非常識? 音楽はダウンロードからストリーミングへ、シニアも現金からクレカへ【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

6 years 9ヶ月 ago
ネッ担まとめ

世代、デバイス、ネットの変化によって明らかに時代の流れも変わってきましたね。今までの価値観で動いていては先はなさそうです。

いろんな価値観が変わってきています

天然vs合成ダイヤ ジュエリー業界に地殻変動 │ WWD JAPAN
https://www.wwdjapan.com/797529

ストリーミングが初めてダウンロードを上回る、日本レコード協会の調査 │ ケータイ Watch
https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1171722.html

シニアのネットショッピング拡大、キャッシュレス化が進む~Senior+/exサマリーレポート・オプションレポート発刊~ │ ビデオリサーチ
https://www.videor.co.jp/press/2019/190226.htm

まとめると、

  • ジュエリー業界紙の調査によると、20~60代の女性1万人の44%が「合成ダイヤモンドを購入してもいい」と回答
  • 日本レコード協会によると、2018年、ストリーミングの年間売上が初めてダウンロードを上回った
  • ビデオリサーチの調査によると、50代後半の3人に1人、60代前半の5人に1人がスマホからECを利用している

ここ最近、業界を問わずサステイナビリティー(持続可能性)やエシカル(倫理的)といった言葉がキーワードになりつつある。「技術力向上とデビアスの市場参入、そして、“エシカル”な時代背景が重なり、合成ダイヤモンドに注目が集まっている。合成ダイヤモンドが販促において訴求しているのは“エシカル”や“サステイナビリティー”だ」と深澤理事。

天然vs合成ダイヤ ジュエリー業界に地殻変動 │ WWD JAPAN

時代の流れと共に価値観が変化し、通信技術やデバイスの進化で消費行動が変化します。明らかに流れが変わってきているタイミングに生きています。急に切り替わるのではなくジワジワ切り替わっていきますが、頭の切り替えはお早めに。

関連記事
  • "平成の〇〇離れ"、1位は「"タバコ"離れ」2位「新聞」3位「ギャンブル」3分の2の人が、本当は「"車離れ"したくなかった」と回答。"平成の〇〇離れ"を、「時代の変化に合っている」など、ポジティブに捉える意見も多数 │ 株式会社エアトリ
    https://www.atpress.ne.jp/news/177235
  • 音楽ストリーミング配信市場、邦楽大物アーティスト解禁で2018年に急伸【GfK Japan調べ】 │ Web担当者Forum
    https://webtan.impress.co.jp/n/2019/02/28/31991
  • 日本にとっての音楽ストリーミングとは?アマゾンジャパン音楽責任者が語る │ Yahoo!ニュース(ジェイ・コウガミ)
    https://news.yahoo.co.jp/byline/jaykogami/20190223-00115853/

ずっとお付き合いしたいなら相手に喜んでもらうことを

成長する企業は"カスタマーサクセス"が機能している――Sansan×SATORIが語る「契約後のお客さま体験を最大化する取り組み」 | Web担当者Forum
https://webtan.impress.co.jp/e/2019/02/28/31763

「サブスクリプションでは、少しずつの積み重ねが重要だ」: 読者収益を急成長させるテレグラフ | DIGIDAY[日本版]
https://digiday.jp/publishers/business-marginal-gains-telegraph-pairs-user-registration-paid-subscriptions/

ジョーやシェリーを気にしちゃダメ!「サブスク」を理解するために遅々として進まない洋書を読んでみよう │ ECzine
https://eczine.jp/article/detail/6416

まとめると、

  • 「カスタマーサクセス」とは、顧客が成果を上げ続けることを自社のビジネスの成功とし、継続的なWin-Winの関係を目指すこと
  • 「カスタマーサクセス」はSaaS(Software as a Service)型やサブスクリプション型のビジネスモデルとの親和性が高い
  • 「カスタマーサクセス」を推進するにはトップの強力な意思と、その背景にある「既存顧客からの売上の重要性」を理解する必要がある

所有から利用になると継続率が重要になってきて、そのためには満足してもらわないといけないので、受け身なカスタマーサポートではなくて能動的なカスタマーサクセスが重要になる。ということです。

ジョーやシェリーを気にしちゃダメ!「サブスク」を理解するために遅々として進まない洋書を読んでみよう │ ECzine

カスタマーサクセスを導入すればサブスクリプションモデルが上手くいくということではなく、ユーザーが所有しなくなったので継続的に満足してもらわないといけないということ。数字だけを見て「解約率が~」とか「継続率が~」と言っていると絶対に失敗します。

気になることがあればアンケートに回答しましょう

公取、AmazonやAppleなどプラットフォーマーの実態を一斉調査 楽天・ヤフーも │ ITmedia NEWS
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/28/news051.html

公取委がECモールと出店者の取引実態を調査するアンケート調査を開始(3/26まで) | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6267

世耕経産大臣もECモールの取引実態に言及、「公取委には迅速な調査と必要な対応を」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/6262

まとめると、

  • 公正取引委員会は、大手プラットフォーマーの取引先に対し、独占禁止法の優越的地位の乱用にあたる違反行為がないかなどの調査を開始した
  • 調査の項目はモールへの出店・出品の審査、アカウントの停止または削除、販売価格および販売条件、利用料、オンラインモール運営事業者との取引全般についてなど
  • 回答締め切りは3月26日

世耕弘成経済産業大臣は2月26日の閣議後記者会見で、「Amazon.co.jp」が5月に導入を予定している全商品ポイント還元1%の仕組みについて見解を求めた記者の質問に対し、「仮にエレクトロニックコマース市場における優越的な地位を濫用した一方的な契約変更によって、出品者の過度の負担を強いるようなことがあるのであれば、これは、中小企業の公正な競争条件をゆがめる大きな問題だというふうに考えています」と言及した。

世耕経産大臣もECモールの取引実態に言及、「公取委には迅速な調査と必要な対応を」 | ネットショップ担当者フォーラム

無茶を言われるなら退店すればいい……とはいかないのが現状ですよね。特に依存度が高い場合は従わざるを得ないので、こういった調査には積極的に参加していきたいものです。黙っているのは認めたと同じですから。

関連記事

EC全般

Amazonの「動的」価格設定、競合小売にプレッシャー:「負け戦」からの脱却なるか? | DIGIDAY[日本版]
https://digiday.jp/brands/amazon-retailers-experimenting-dynamic-pricing/

ビックカメラが電子棚札を本格導入、宮嶋社長「業務負担の軽減に期待」 │ BCN+R
https://www.bcnretail.com/market/detail/20190222_107798.html

スポーツでは常識になりつつある「ダイナミック・プライシング」。小売にもその波が押し寄せてきそうです。

福岡市実証実験 宅配ボックス利用体験レポート │ スマートポスト
https://www.nasta.co.jp/smapo/survey/

これも置き配のひとつ。使い始めたらやめられないようですね。

広告作成のための薬機法ポータル │ Yahoo!プロモーション広告 公式 ラーニングポータル
https://promotionalads.yahoo.co.jp/online/pmd_Act.html

リンクをたどっていくと具体的な事例も載っています。人のことを言う前に自分たちがルールを守りましょう。

【インタビュー】「転売は必要悪」"ボイドン"はなぜプレ値で買って定価で売るのか? │ FASHスマートポストONSNAP.COM
https://www.fashionsnap.com/article/boysdontresale-interview/

面白そうな取り組みですが、続くかどうかは……。

Shopify日本上陸から1年で成長した理由「1周年記念戦略発表会」潜入レポート │ ECのミカタ
https://ecnomikata.com/ecnews/21797/

海外のECの良いところも反映されていくのが強み。アプリの追加でカスタマイズできるのも良いですよね。

今週の名言

「地域に根付くんだったら応援するけど、4年に1度の五輪だけを目指すんだったら支援しない」と断言された。チームを一緒につくりあげてくれた最初のスポンサーさんは何があっても裏切れないし、頑張る背中をずっと見ていてほしいです。

──カーリングチーム一般社団法人「ロコ・ソラーレ」代表理事 本橋麻里氏

本橋麻里のカーリング人生変えた衝撃の出会い | ブックス・レビュー | 東洋経済オンライン
https://toyokeizai.net/articles/-/266155

応援と継続。お金を使うのはこの2つの理由が何事にも当てはまるようになってきました。

森野 誠之
森野 誠之

【2018年の広告情報】インターネット広告費は1.7兆円&通販・ECの広告動向などまとめ

6 years 9ヶ月 ago

電通が2月28日に公表した「2018年(平成30年)日本の広告費」によると、2018年1~12月における「インターネット広告費」は、前年比16.5%増の1兆7589億円だった。地上波テレビの1兆7848億円(同1.8%減)に迫っている。

2018年の総広告費は6兆5300億円で同2.2%増。新聞は同7.1%減の4784億円、雑誌は同9.0%減の1841億円、ラジオは同0.9%減の1278億円、テレビの衛星メディアは同1.9%減の1275億円、DM(ダイレクト・メール)は同0.6%減の3678億円だった。

電通が発表した2018年(平成30年)日本の広告費
2018年 媒体別広告費

新聞広告は、シニア向け通販系医薬品などを含む「薬品・医療用品」「飲料・嗜好品」の広告が増加したという。ラジオ広告では、通販を含む「流通・小売業」が前年比14.9%増だった。

一方、CS放送のペイテレビチャネルにおける通販広告は、減少が顕著だったという。背景として、レスポンスの低下に伴う投下量の見直しや、デジタルシフトの進展などが考えられるとしている。

DMでは、インターネット広告だけでは取り込めない顧客に対し、紙のDMでアプローチする動きが顕著だったほか、ECサイトで「かご落ち」したユーザーにDMを送付するなど、紙とWebの連携企画が進んだという。

インターネット広告費には含まれないものの、Eコマースメディアにおける広告市場が2018年に急速に成長し、今後もその動向が注目されるとしている。

渡部 和章
渡部 和章

リッチリザルト

6 years 9ヶ月 ago
リッチリザルト (rich results) とは、通常の青色リンクとは違い、カルーセル、画像、視覚的な追加機能などグラフィック要素を含む検索結果のこと。2017年12月19日、Google はリッチスニペット (rich snippets...

ECサイトでサイズ・色違いの商品がある場合、商品ページでの注意点はありますか?

6 years 9ヶ月 ago
ECサイトでサイズ・色違いの商品がある場合、商品ページでの注意点はありますか? 今回は、「ECサイトでサイズ・色違いの商品がある場合、商品ページでの注意点はありますか?」という質問に対して回答します。 サイズ・色・内容量が異なるだけの同じ...

なぜLINE動画広告が注目されているのか?特徴とメリットを徹底解説

6 years 9ヶ月 ago

なぜLINE動画広告が注目されているのか?特徴とメリットを徹底解説

動画広告を配信できるメディアには、動画配信サイトやSNSなどさまざまなものがあります。その中でも注目を集めているのが「LINE動画広告」です。この記事では、LINEにおける動画広告の特徴や、マーケティングに活用するメリットを紹介していきます。

LINE動画広告の特徴

LINE動画広告の特徴としてまず挙げられるのは、LINE自体の「ユーザー数が多い」ということです。LINEは日本国内だけでも7,900万人も登録している巨大なサービスです。(※LINE調べ)日本においては、登録者の8割以上が毎日LINEを利用しているほど、アクティブユーザーが多いという特徴もあります。また、コミュニケーションアプリからだけでなく、関連アプリでも広告配信ができるという強みがあるのも、LINEで動画広告を出す理由と言えるでしょう。LINE NEWSやLINEタイムライン、LINEマンガ、LINE BLOGなど、豊富な配信先があるのが魅力です。

LINE動画広告のメリット

LINEの動画広告には、具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、LINEの広告動画が持つメリットを3つの視点から詳しく解説していきます。

ターゲティングと配信先が選択できる

前述のように、LINEにはさまざまな関連アプリがあります。それにより、年齢や性別などでターゲティングできるメリットがあります。たとえば、若年層にアプローチしたい場合は、その世代がより多く利用する「LINEマンガ」に動画広告を掲載すれば、高い訴求効果を得られやすいでしょう。また、エンターテインメントへの感度が高い人にアプローチをしたい場合は、有名人も多く利用している「LINE BLOG」に動画を掲載するのが最適です。このように、配信先を選択することで、より確実にマーケティングへとつながる広告配信が可能となります。

新規ユーザーを獲得しやすい

LINEは、そのユーザー数が多いことからもわかるように、ほかのSNSは利用せずにLINEのみを利用しているユーザーが多いという特徴があります。LINEのみを使っている人の割合は全体のおよそ17%に上り、Twitterだけ(約6%)やFacebookだけ(約6%)、およびこれら複数のSNSを利用しているユーザーと比較しても、LINEのみというユーザーが1番多いのです。(※LINE調べ)そのため、LINEにも動画広告を掲載することで、新規ユーザーを獲得しやすくなる可能性は高くなるといえるでしょう。すでにほかのSNSに動画広告を出している場合で、マーケティング効果に伸びを感じられない場合は、LINEに動画広告を打つことで打開策を見出せる可能性もあります。

LINE@と連携できる

LINEに動画広告を打つメリットは、顧客を新しく獲得することだけではなく、獲得した顧客を育成できる点にもあります。たとえば、クーポンの発行ができたり、個別にLINEを使ってトークできたりする「LINE@」と提携することも可能なのです。そのほかにも、LINE@ではメッセージをユーザーに一斉配信したり、ユーザーのタイムライン上に宣伝などを投稿したりできる機能もあります。このため、動画広告で得た顧客とコミュニケーションをより密に取ることができるようになり、一人ひとりのユーザーに対して効果の高いマーケティング戦略を取ることが可能になるのです。

LINE動画広告の配信先

LINE動画広告の配信先には、さまざまな場所があります。ここでは、とりわけ動画広告を掲載するにあたり訴求効果の高い配信先を4つ厳選し、それぞれの長所や特徴について説明していきます。

タイムライン

タイムラインはコミュニケーションアプリとしての「LINE」の中にあり、SNSの役割を果たしているものです。タイムラインを訪れるユーザーは、基本的に「いいね」や「共有」、「クリック」といった行為に慣れているため、動画広告を掲載したときには広告への高い反応が期待できるでしょう。タイムラインを見るユーザーが行う上記のようなエンゲージメントは、実に半数以上もあるとLINEによって発表されています。

LINE NEWS

タイムラインと同じように「LINE」内にあるLINE NEWSは、ホットなニュースや占い、天気予報といった、ユーザーに関心が高い情報を配信しているサービスです。有料記事もあるものの、多くは基本的に無料となっています。LINE NEWSの月間アクティブユーザーは、実に6,000万人以上と言われています。さらに、動画広告を打つ場合には、200媒体以上もあるアカウントメディアの記事一覧ページにおいて配信することが可能なので、動画広告の効果は必然的に高いものになるでしょう。LINE NEWSは、カテゴリが細かく分かれているのも特徴で、ユーザーの関心と動画広告の方向性が一致したときには、より良い訴求効果を期待できるでしょう。

LINEマンガ

LINEマンガはスマートフォン向けマンガアプリのことで、200以上もの作品が毎日無料で読めるのが魅力です。このアプリの特徴は、20代の利用が全体の35%と多くを占めている点です。そのため、若年層向けの広告の配信先としては特におすすめの掲載先といえるでしょう。LINEマンガは、スマートフォン向けマンガアプリのダウンロード数や月間アクティブユーザー数、利用時間などで1位に輝いた実績を持っています。習慣として毎日利用するユーザーも多いため、動画広告の掲載先としては優れた選択肢といえます。

LINE BLOG

LINE BLOGは、著名なアーティストや芸能人が多く利用しているのが特徴のブログサービスです。とりわけ、女性の利用者が多くなっているため、女性向けの動画広告を考えている場合には最適な掲載先といえます。LINE BLOGはLINE公式アカウントと連携されており、ブログが更新されるとLINEでメッセージが配信されるメリットがあります。また、タイムラインのフィードに自動投稿されるのも、押さえておきたいLINE BLOGの特性です。

配信先の特徴を踏まえてLINE動画広告を配信しよう

動画で広告効果を上げたいのなら、LINEの特性をよく理解するほか、すでにLINE動画広告の実績が豊富なプロに依頼するのがおすすめです。プロに相談すれば、ポイントをしっかりと押さえた訴求力の高いマーケティング動画を制作できることでしょう。LINEの動画広告で最適なマーケティングを行い、新規ユーザーの獲得および既存の顧客の育成を積極的に行っていきましょう。

crevoAdmin

ロコンドが千趣会子会社「モバコレ」を買収、M&Aを仕掛ける理由

6 years 9ヶ月 ago

靴とファッションの通販サイト「LOCONDO.jp」を運営するロコンドは3月1日、千趣会の子会社で女性ファッション通販を手掛けるモバコレを完全子会社化すると発表した。3月29日にモバコレの全株式を取得する。取得価額は4億8800万円。

モバコレが強みとする20~34歳の顧客を取り込み、相互にクロスセルを行う。モバコレが抱える10万人以上のアクティブユーザーに対し、ロコンドが展開する2000以上のブランドを同時購入できる環境を構築するという。

さらに、ロコンドの「自宅で試着」や「即日、翌日お届け」といったサービスを展開することで、モバコレの売上促進を図る。

モバコレのITや物流のインフラを、ロコンドのインフラと統合することで、モバコレの収益性改善も見込む。モバコレの2017年12月期の売上高は25億4900万円、当期純利益は3900万円。

ロコンドは35~49歳の女性ユーザーに強みを持つ。モバコレを買収することでロコンドグループのアクティブユーザー数は20%増えるという。「LOCONDO.jp」と「モバコレ」を合算すると、靴以外の商品の売上比率は、現在の26%から約40%に上昇する。

ロコンドの田中裕輔社長は次のようにコメントしている。

モバコレ社員の皆さん、ようこそ、ロコンドグループへ。ロコンドは2010年の創業以来、幾度もの倒産危機に遭いながらも、チーム一丸となってその危機を乗り越えて来た会社です。そしていま「3年間で取扱高を3倍、営業利益を10倍にする」というチャレンジをしている中、今回の契約締結に至りました。4月から皆さんはロコンドグループの一員になります。最初は色々と戸惑うかもしれませんが、ロコンド社員全員で、新たな仲間、新たな同志が加わる事を歓迎します。皆で一丸となって大きなチャレンジに向かっていきましょう。

ロコンドは2018年3月、業務提携や資本提携、M&Aなどさまざまな選択肢を視野に入れ、ファッションEC業界における「圧倒的な2位グループ」(田中社長)を作る構想を発表。グループ取扱高300億円をめざしている。

M&Aを積極的に実施しており、2018年4月にラオックスと共同でギフト大手のシャディを買収。2018年10月には、婦人靴の企画や販売を手掛ける三鈴商事を子会社化した。

ロコンドの2018年3-11月期(2019年2月期第3四半期)の売上高は48億2700万円、営業損失は6億4600万円だった。

渡部 和章
渡部 和章

「Shopify」総流通総額が10兆円を突破。「Shopify Japan」1周年で何が変わった? 選ばれる理由は?

6 years 9ヶ月 ago

2月27日、Shopify Inc.の日本法人Shopify Japanが本格的に事業を開始して1年になるのを記念し、事業戦略発表とユーザー企業とのトークセッションが行われた。

グローバルでの流通総額は10兆円を突破

Shopifyのパートナーシップ兼事業開発部長のマーク・ワング氏によると、2018年末時点でのグローバルにおける利益はおよそ110億円。総流通総額は10兆円を突破した。スタッフは4,000人。175か国で82万店舗が稼働している。国別の比率は下図のとおり。

Shopifyの国別収益比率と店舗数比率
Shopifyの国別収益比率と店舗数比率(2018年12月31日時点/Shopify Japanの講演資料より編集部で作成)

JETROの調査によると日本は世界で3番目に大きなマーケットだが、日本の小売業でオンライン販売をしているのは2割程度、越境ECで販売しているのはその1割程度とわずか。しかし、将来的には日本のEC市場規模はアメリカと同じくらいになると思っている。Shopifyのプロダクトをより良くしていくことによって、越境ECだけでなく、オンライン販売のサポートをしていきたい。(Shopify パートナーシップ 兼 事業開発部長 マーク・ワング氏)

大陸別の店舗数成長率では、南アメリカが69%と目立つ。

南アメリカ	69アジア	48アフリカ	45ヨーロッパ	44北アメリカ	31オセアニア	27
大陸別の店舗数成長率(2018年12月31日時点/Shopify Japanの講演資料より編集部で作成)

全体的に伸び率が高いジャンルはアパレル。今後は日本、フランス、ドイツへの投資を進めるという。

Shopifyのパートナーシップ兼事業開発部長のマーク・ワング氏
Shopify パートナーシップ 兼 事業開発部長 マーク・ワング氏

改善ポイントは決済と日本語化

Shopify Japanとしての主なトピックは以下の通り。

  1. 2018年にサービスインした「Shopifyペイメント」をはじめ、決済手段を拡充した。今後は後払いに対応予定
  2. Instagramショッピングに対応。「ストーリーズ」でも販売可能にしたことで、FacebookやFacebook Messengerでも販売可能に
  3. ARに対応。サイズがわかりやすくなり、家具や雑貨の返品減に貢献
  4. 管理画面からマーケティング施策を管理できる「マーケティングキャンペーン」を追加。マシンラーニングにより効果的なマーケティング施策の提案もおこなう
  5. 販売エリアを設定してポップアップ通知を送るアプリ「frenzy(フレンティ )」をリリース
  6. これまで英語中心だったが、2019年末に管理画面とヘルプセンターの日本語化を完了
  7. エンタープライズ向けのコース「Shopify Plus(ショピファイプラス)」を開始(現在は1社のみ)
Shopifyで対応可能な決済手段
Shopifyで対応可能な決済手段

ユーザー企業がShopifyを選択した理由

トークセッションではShopifyパートナーシップ兼事業開発部長 徳満泰彰氏がモデレーターを務め、Shopifyを使って女性向けのアパレルECサイトを運営する2社が登壇した。

Shopifyパートナーシップ兼事業開発部長の徳満泰彰氏、「RiLi」代表取締役 渡邉麻翔氏、「COHINA」の清水葵氏、田中絢子氏
左から、Shopifyパートナーシップ兼事業開発部長の徳満泰彰氏、「RiLi」代表取締役 渡邉麻翔氏、「COHINA」の清水葵氏、田中絢子氏

RiLi」はサイトリニューアルのタイミングでShopifyに乗り換えた。

さまざまなASPをトライアルで使用した中で、最先端の仕組みを導入していると聞いて導入を決めた。 Instagramに注力しており、ノベルティ施策やコーディネートのセット販売をしたときに、アプリを追加すれば簡単に実施できるところが良い。(「RiLi」代表取締役 渡邉麻翔氏)

COHINA」は設立1年。身長155cm以下の女性向けのファッションアイテムを販売している。

世界中の小柄女性にピッタリサイズの服を着る感動を届けたい」がコンセプト。最初からグローバルに強いプラットフォームで始めたいと思い、Shopifyを選択した。スモールスタートだったが現在は月に数千万の売上をあげられるようになった。いまだに固定のエンジニアやデザイナーはいないが、サードパーティーアプリが充実していることで、やりたいことがやれている。

Instagramのライブ配信を毎日行っており海外からの反応が多い。向こうの方から私たちを見つけてくれている。2019年内に海外発送の体制を整えたい。(「COHINA」の清水葵氏)

内山 美枝子
内山 美枝子

ヤフー小澤氏が語る「Yahoo!ショッピング&PayPayの2019年戦略」と「2018年の振り返り」 | 大手ECモールの業績&取り組み&戦略まとめ

6 years 9ヶ月 ago

「Yahoo!ショッピング」は、間違いなく(楽天市場、amazon.co.jp、Yahoo!ショッピングの)3つのモールでもっとも成長している。今年もヤフーはがんばります。

ヤフーが3月1日に開いた「戦略共有会」(「ベストストアアワード2018」の中で実施)で、登壇した“おざーん”こと小澤隆生常務執行役員(コマースカンパニー長 ショッピング統括本部長)は、「ベストストアアワード2018」受賞店にこう宣言した。小澤常務が語った2019年の方針、2018年の振り返りをまとめた。

2019年の方針

ヤフーは今後の成長に向けて「伸び代をしっかりのばす」「PayPay」で新客を増やす」「良いお店が売れる仕組み」の3点をあげた
ヤフーは今後の成長に向けて「伸び代をしっかりのばす」「PayPay」で新客を増やす」「良いお店が売れる仕組み」の3点をあげた

「PayPay」でネットと店舗を連動

彗星(すいせい)の如く登場した「PayPay」はわずか4か月でユーザーは400万人を超えた。第2弾キャンペーンをやっているが、(登録者数は)一千万単位はいくだろう。

「PayPay」はわずか4か月でユーザーは400万人を超えた

小澤常務は「PayPay」についてこう評価。今後、「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」などと連携する予定を踏まえ、「『PayPay』がたまったユーザーは『Yahoo!ショッピング』に流れ込んでくる」(小澤常務)と説明する。

「Yahoo!ショッピング」は「PayPay」からの新規ユーザーという新たな新規獲得チャネルができた

ソフトバンクとヤフーの共同出資会社PayPayは、2018年12月に実施した「100億円あげちゃうキャンペーン」に続き、「第2弾 100億円キャンペーン」を2月12日にスタート(期間は5月31日まで)。

第2弾は1回のユーザーへ還元する上限額を1000円、1人あたりの上限額を合計5万円までとし、付与額が100億円に達した時点で終了する。

「多くのお客さまに毎日使っていただくのが目的」(ヤフー)とした第2弾のスタートで、「PayPay」を使うユーザーがさらに増えると予測。小澤常務は、そのユーザーの多くが「Yahoo!ショッピング」で買い物すると見込んでいる。

リアル消費によるPayPayをECへ
3月1日現在、「Yahoo!ショッピング」での「PayPay」対応時期は明らかにされていない

ただ、当初は2019年2月から「Yahoo!ショッピング」「ヤフオク!」での決済に「PayPay」は対応するとしていたが、1月末に延期を発表。対応時期について小澤常務は言及しなかったものの、こう出店者に呼び掛けた。

ユーザーは「Yahoo!ショッピング」でたまった(ポイントの)「PayPay」を実店舗でも使うようになるネットと店舗が連動できるようになるのだ。期待して下さい。

良いお店が売れる仕組みを強化

「Yahoo!ショッピング」は良いお店が売れる仕組みを強化するという

良いお店、良い物流を持っているお店で買ってもらった方がユーザーは満足する。だが、ヤフーはAmazonのように自社で物流もっていない。なので、良いお店が売れる仕組みを強化する

今後の方針をこう説明した小澤常務は、「良いお店」の評価を示す例として、出荷の速さや出荷遅延率などの指標について言及。店舗平均と上位500ストアの数値を公表した。

Yahoo!ショッピングの店舗平均と上位500ストアの数値
店舗平均と上位500ストアの各種数値

今まではどっちかと言うと公平にやってきたが、良いお店で買った方がユーザーは満足する。昨年、ビックマーチャント(ヤフー内の社内用語で、セール時にヤフーが良いお店を選定してイベント企画を行うというもの)という仕組みも始めた。たとえば、良いお店はセール時に検索結果で上位に出るなど、良いお店が売れる仕組みを強化する。(小澤常務)

伸びしろを伸ばす

「ヤフーで買い物することが当たり前になってきたというユーザーが増えている」。eコマース革命後の「Yahoo!ショッピング」についてこう評価した小澤常務は、そのけん引役としてソフトバンクとの連携をあげた。

「Yahoo!ショッピング」の取扱高
「Yahoo!ショッピング」の注文者数

ソフトバンクユーザーを「Yahoo!ショッピング」に呼び込む施策を実施しており、「ソフトバンク スマホユーザーならポイント10倍」はその代表例。3000店以上のソフトバンクショップ店頭で、ポイント付与特典などを含めた「Yahoo!ショッピング」利用の促進接客なども行っている。

こうした施策などにより、ソフトバンクユーザー経由の取扱高と注文数は2017年比で1.7倍に増加。「ソフトバンクを使う若い女性などが、『Yahoo!ショッピング』に来ている」(小澤常務)と言う。

ただ、ソフトバンクユーザーの中で「Yahoo!ショッピング」を利用したことがある経験者は45%にとどまっている。利用したことがない55%のユーザーの開拓には大きな伸びしろがあると指摘。ソフトバンクユーザーへの手厚いプロモーションを2019年も継続する

ソフトバンクユーザーの中で「Yahoo!ショッピング」を利用したことがある経験者は45%にとどまっている

2000万IDを超す月額462円の会員サービス「Yahoo!プレミアム」。「Yahoo!ショッピング」の取扱高の多くを「Yahoo!プレミアム」会員経由が占めている。ただ、「Yahoo!プレミアム」会員の「Yahoo!ショッピング」利用率は49%にとどまっており、2019年も「Yahoo!プレミアム」会員向けのポイント5倍施策を継続する方針。

2019年も「Yahoo!プレミアム」会員向けのポイント5倍施策を継続する
2019年も「Yahoo!プレミアム」会員向けのポイント5倍施策を継続する

2018年の振り返り

取扱高、訪問回数、CVR、注文回数、1億円超え店舗などの2017年比較3>

小澤常務は「Yahoo!ショッピング」の成長を示す各種データを公表した。取扱高、注文回数など、画像で各データの伸び率を確認してほしい。

ヤフーのeコマース取扱高
2017年(1~12月)と2018年(1~12月の取扱高)

ヤフーは2019年3月期からeコマース取扱高の定義を変更。従来の「eコマース国内流通総額」は「eコマース取扱高」に変更し、物販に加え「Yahoo!トラベル」やデジタルコンテンツなどを含む数値になる。物販は「ヤフオク!」「ショッピング事業」「アスクルBtoB」「その他」に分けている。

ヤフーのeコマース取扱高の定義
2019年3月期からのeコマース取扱高の定義(各種数値は2018年度の実績数値)
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における「Yahoo!ショッピング」の取扱高
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における「Yahoo!ショッピング」の取扱高
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における「Yahoo!ショッピング」のユーザーあたりの訪問回数
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における「Yahoo!ショッピング」のユーザーあたりの訪問回数
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における「Yahoo!ショッピング」の購入コンバージョンレート
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における「Yahoo!ショッピング」の購入コンバージョンレート
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における「Yahoo!ショッピング」の注文回数
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における注文回数
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)におけるクーポン経由の取扱高(平均)
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)におけるクーポン経由の取扱高(平均)
2017年(1~12月)と2018年(1~12月の取扱高)における「ベストストアアワード2018」受賞店の取扱高
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における「ベストストアアワード2018」受賞店の取扱高
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における月商1億円突破の店舗数
2017年(1~12月)と2018年(1~12月)における月商1億円突破の店舗数

PC版の「Yahoo! JAPAN」トップページ右下に「Yahoo!ショッピング」のコーナー設けた。1日のPVは1.6億PVに達するという。なお、「Yahoo!ショッピング」トップページのPCは1800万PV。小澤氏は「(トップページは)全部ショッピングにすればいいじゃないか、と提案したが、もちろんダメだった」と報告した。

「Yahoo!ショッピング」は「Yahoo! JAPAN」トップページとの連携も始めた
「Yahoo! JAPAN」トップページとの連携も始めた

UI、UXについて

小澤氏は「Yahoo!ショッピング」について、(楽天市場など)3つの売り場で最悪のサービス、最悪のシステムだと思っている。お客さまにも出店者さまにも申し訳ない」と陳謝。ユーザーインタフェース(UI)、ユーザーエクスペリエンス(UX)を改善し、使いやすい仕組み作りを進めていると説明した。

たとえば、「Yahoo!ショッピング」のトップページと検索結果ページでは、スクロールしても商品が表示され続ける設計へと変更。商品掲載数は従来比で10倍となり、「結構、効果がある」と小澤常務は言う。

「Yahoo!ショッピング」のトップページと検索結果ページでは、スクロールしても商品が表示され続ける設計へと変更
「Yahoo!ショッピング」のトップページと検索結果ページでは、スクロールしても商品が表示され続ける設計へと変更
UX向上の取り組み
UX向上の取り組み例
UX向上の取り組み例
UX向上の取り組み例

今後のシステム改善などのリリース予定についても説明した。

今後のリリース予定について
今後のリリース予定について
瀧川 正実
瀧川 正実

評価とQ&Aの構造化データを同じページにマークアップ可能か?

6 years 9ヶ月 ago

レビュー・評価の構造化データ (Review/AggregateRating) と Q&A の構造化データ (QAPage) を同じページに同時に追加することはできるのか? 結論を言えば、追加できる。

投稿 評価とQ&Aの構造化データを同じページにマークアップ可能か?海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

Kenichi Suzuki

内部リンクにトラッキングパラメータを付けるのはSEO面でリスクあり【海外&国内SEO情報ウォッチ】

6 years 9ヶ月 ago

Web担当者Forum の連載コーナー「海外&国内SEO情報ウォッチ」を更新。SEO を考慮するのであれば、内部リンクにはトラッキング用のパラメータを付けないほうがいい場合もある――サイト内のユーザー行動を分析したい場合でも。その理由をグーグルが解説している。

投稿 内部リンクにトラッキングパラメータを付けるのはSEO面でリスクあり【海外&国内SEO情報ウォッチ】海外SEO情報ブログ に最初に表示されました。

Kenichi Suzuki

新しい Search Console で重大な課題に取り組みましょう ~ 今後のロードマップのご紹介

6 years 9ヶ月 ago

Google では昨年、さまざまな新機能を備えた新しい Search Console正式版としてリリース(英語)しました。新しい Search Console では、サイト所有者の皆様がより重大な課題に取り組めるようにすることを目標とし、ユーザーの利便性を第一に新機能の開発に力を注ぎました。その結果、従来の Search Console の古い機能を一部廃止することができ、新しい Search Console にさらに機能を追加して改善する余地ができました。

2019 年 3 月末までに予定している Search Console の変更点は以下のとおりです。

新しいインデックス カバレッジ レポートのクロールエラー

皆様からのフィードバックで多かったのが、Search Console のクロールエラーの一覧でどのエラーを優先的に解決すべきかわかりづらいというご意見でした(存在しない URL のクロールは通常の動作ですが、解決する必要のない 404 エラーが大量に報告されることがありました)。どの問題を重要視すべきかを再検討し、サイトのインデックス登録に使用するパターンを変更したことで、重要度の高い問題を特定しやすくなりました。この変更が、より迅速な問題解決と再クロール リクエストにつながるものと確信しています。これに伴い、パソコン、スマートフォン、サイト全体のエラーを示す従来のクロールエラー レポートを廃止します。エラーの認識や報告の方法は今後も改善してまいりますので、ご要望などございましたらツールからフィードバックをお送りください。

クロールエラー レポートの廃止に伴い、同じ内部システムをベースとするクロールエラー API も廃止することにしています。現在のところ、代替となる API を提供する予定はありません。この変更については、API をご利用の皆様に改めてお知らせいたします。

インデックス カバレッジのサイトマップ データ

新しい Search Console への移行に伴い、サイトマップ レポートを一新します。新しいサイトマップ レポートは従来のサイトマップ レポートのほとんどの機能を継承し、さらに画像や動画などの情報を充実させることを予定しています。また、サイトマップ ファイルで送信した URL については、インデックス カバレッジ レポート内でサイトマップ ファイルを使用してどの URL をトラッキングするかを選択できるようにしました。これにより、注視しておきたい URL を簡単にトラッキングできるようになります。

Fetch as Google は、URL 検査ツールに置き換わります

新しい URL 検査ツールを使用すると、皆様のウェブサイト上の URL をさまざまな観点から検査できます。現在のインデックスの確認だけでなく、最近変更した URL のライブチェックも可能です。このツールを使用することで、URL に関する詳しい情報(HTTP ヘッダー、ページリソース、JavaScript コンソールログ、ページのスクリーンショットなど)も確認できます。ページの再クロールをツールから直接リクエストできるため、Google 検索への追加や更新がスムーズに行えるようになりました。

ユーザー管理機能を [設定] に統合

ユーザー管理インターフェースを改善し、これまで複数の場所に分かれていたユーザー管理機能を新しい Search Console の [設定] に統合しました。これに伴い、古い Search Console のユーザー管理機能は廃止となります。

構造化データ ダッシュボードにカテゴリ別のレポートを追加

サイトへのリッチリザルトの実装を容易にするため、新しい Search Console にいくつかのレポート(求人、レシピ、イベント、Q&A)を昨年追加しました。新しいレポートには、このような機能を今後も追加していく予定です。ページ上の構造化データの解析中に見つかった構文エラーについても、重大な問題を見過ごすことがないよう集計してレポートに表示することにしました。

リッチリザルト機能でサポートされていないその他の構造化データタイプは、今後は Search Console のレポートには表示されません。これにより、重要性の低い問題に気をとられることなく、Google 検索への表示に影響する可能性のある問題に集中できるようになります。

廃止された古い機能

新しい Search Console では、不可欠と思われる機能に絞り込んだ結果、いくつかの機能を廃止することになりました。廃止された機能は以下のとおりです。

HTML の候補 - 重複したタイトルや短すぎるタイトルを見つけることができるのは便利ですが、Google のアルゴリズムもここ数年で進化し、より効果的なタイトルを生成できるようになってきています。また、ウェブサイトをクロールしてタイトルと説明を抽出できる便利なツールも登場しています。

プロパティ セット - 一部で高く評価されてきた機能ですが、利用者が少ないことから廃止することになりました。ただし、ウェブサイトをもっと包括的に把握したいというニーズがあることがわかりましたので、Search Console アカウントをドメイン全体にわたって(スキーマタイプやサブドメインに関係なく)管理するための機能を追加する予定です。今しばらくお待ちください(本機能につきましては、英語記事となりますが公開しました)。

Android アプリ - 関連する機能のほとんどは、ここ数年で Firebase コンソールに移管されました。

ブロックされたリソース - この機能を追加したのは、モバイル フレンドリーでないためにブロックされた CSS や JavaScript のファイルを特定し、ブロックを簡単に解除できるようにするためでした。この問題は数年前に比べるとかなり減少し、このツールの利用者数も大幅に減っています。また、ブロックされたリソースは URL 検査ツールで直接特定できるようになっています。

フィードバックをお待ちしています!

これらの変更は皆様の作業フローに影響する可能性があるため、可能な限り早い時期にお知らせすることにしました。ご不明な点、ご要望などございましたら、新しい Search Console から直接フィードバックをお送りください。詳細なフィードバックをご提供いただける場合はヘルプ フォーラムをご利用ください。スクリーンショットなども含めることができます。新しくなった Search Console が長きにわたって皆様のお役に立ち、サイトに影響する問題に集中して Google 検索をさらに有効に活用できるようになるものと確信しております。

皆様にとって幸多き一年となりますよう。

人気記事トップ10

人気記事ランキングをもっと見る