14 years 1ヶ月 ago
久々にブライアン・ソリスのハードな記事を。この春、日本のネット界隈でキュレーションという言葉が少し流行っていた気がします。最近余り聞かないのはさておき、今後のソーシャル時代において一時のバズワードで終わらない重要なキーワードであることは間違いないでしょう。今回はブライアン・ソリスがその名も「キュレーション国家」と題した書籍を出版した著者とのインタビューの中で感じたソーシャルメディア、そしてキュレーション時代についてまとめた記事をご紹介。相変わらずの論文調ですが、ソーシャルメディア・ネットの未来について考えたい人には我慢して読む価値アリの内容です。 — SEO Japan 数年前、私は幸運にもキュレーション・ネイションの著者、スティーブ・ローゼンバウム氏と一緒に仕事をする機会を得た。当時から、ローゼンバウム氏は、オンラインキュレーションの未来を確信していた。同氏の最大の功績は、リアルタイムの動画キュレーションネットワークのMagnify.netを展開したことだ。当時、同氏はテクノロジー業界の有名なカンファレンスでは欠かせない存在であり、ソーシャル、動画、そして、キュレートされたコンテンツに関するビジョンを発表していた。ローゼンバウム氏が新しい書籍の執筆を終えようとしていたとき、前書きの著者として私に白羽の矢が立ったのだ。当時、私はエンゲージ!の新しいバージョンの執筆の詰めに入っていたため、締め切りに間に合わなかった。しかし、それでも前書きを認め、ローゼンバウム氏の新作の正式な発売を祝いたくなった。 今回は、その前書きを皆さんにも読んでもらいたいと思う… キュレーションエコノミーと情報コマースの3つのC 複雑で重要な話題を簡単に理解することが出来るように、噛み砕いて説明してもらえると嬉しくなる。キュレーションも例外ではない。ソーシャルメディアには、ここ数年間、2つの異なるタイプのユーザーが存在した。コンテンツを作る人、そして、コンテンツを賞味する人だ。過去を振り返ると、クリエイターは、デジラティと呼ばれるデジタルエリートであり、コンテンツ作成に専念する人達はごく僅かであった。しかし、現在、ワールドワイドウェブが広がり、ソーシャルなコンテンツを楽しむ人達がデジラティを大幅に上回っている。 フォレスターリサーチ社は、テクノグラフィックスのリサーチを介して、インターネットユーザーがソーシャルテクノロジーを受け入れ、利用する経緯を追跡した。2010年、フォレスター社は、ソーシャルメディアのユーザーのほぼ70%が単純にコンテンツを消化していた点を発見した。コンテンツを投稿することはなく、オンラインで見つけた情報を自分の手元に置くだけの人達だ。私が後に行ったリサーチでは、共有する価値がある場合、共有する手段として、eメールが最も多く利用されていた点が判明した。 オリジナルのコンテンツを相次いで作成するのは、大変な作業である。コンテンツプラットフォームのおかげで、配信作業は楽になったが、この手のツールを使うには、時間と理解が求められ、そして、オーディエンスを増やす取り組みには大量のエネルギーが費やされる。身を削っても、見返りがあるとは限らない。時間をかけて特別なコンテンツを何度も何度も作っていても、寡黙なオーディエンスにしか届かないようでは、やりがいが感じられないはずだ。デジラティの集団に加わるために、または、コンテンツクリエイターの集団に加わるためには、手に負えないほどの大きな投資が必要である。 ソーシャルグラフを作る際に、私達は本質的に共有する自分達の考え、体験、そして、情報に対して、知り合いと言う名の元々存在するオーディエンスを手に入れている。現在、共有は、日常的なコミュニケーションとしての役割を持ち、そして、様々な経緯でソーシャルな貨幣となっている。ソーシャルネットワークはオンラインで共有する情報を基に活動している。私達の経験がネットワークのライフラインとなり、ソーシャルオブジェクトをストリームに導入する取り組みを簡素化することが、最も重要視されるようになった。ソーシャルオブジェクトは、交流の口火を切り、ソーシャルストリームに息吹を与える。そして、ネットワークが大きくなると、このようなオブジェクトをまとめ、共有し、そして、接触するのが容易になる。 手短なコンテンツクリエイターの台頭 ツイッターとフェイスブックの人気が高まるにつれ、新しい分野の配信ツールと、これに付随するネットワークが誕生した。現在、ポスタラスやタンブラ等のマイクロブログおよびタンブルログが浸透しつつある。タンブラだけでも600万人を超えるユーザーを、そして、15億もの月間ページビューを抱えている。しかも、伸びしろはまだまだ残されている。ワードプレスやブロガー等の従来のプラットフォームとは異なり、マイクロブログは、共有経験のプロセスを簡素化している。しかし、ツイッターやその他の形式のマイクロメディアとは異なり、マイクロブログは記憶力を持ち、そして、広範な背景を含めることも可能である。ブログのように、マイクロブログは、ブランドとしての“自分”、そして、自分が代表する全てに対するレポジトリの役目を持つ。このような新しいツールは、デジラティが住む家の土台を作り、新たなタイプのコンテンツクリエイターのために新しい部屋と階を加えているのだ。 個人的には、ブログは専門知識と意見を詳細に表現し、実証するために今後も生き残ると思う。マイクロブログは、ブログに欠かせない感情および時間を費やすことなく、より頻繁に意見を共有するタイプの人達に力を与えるだろう。マクロブログおよびマイクロブログのブロガーにとって、マイクロメディアは作成するコンテンツと接触を願うオーディエンスとの架け橋になる。加えて、マイクロメディアは、ソーシャルオブジェクトをリアルタイムで交流に結び付ける力も持ち合わせている。 インタレストグラフは未来のソーシャルニッチワーキング ソーシャルメディアが、公開されたストリームの中で、世間の注目が当たる場所に私達を引き出すようになると、オンラインでさらに自分に関する情報を分かち合うように促され、そして、その見返りを得るようになる。興味深いコンテンツを分かち合うと、ツイート、リツイート、コメント、いいね、お気に入り、共有と言う形でリアクションが寄せられ、時にはマクロブログおよびマイクロブログの投稿につながることもある。しかし、面白いコンテンツを常に共有する取り組みの最大の見返りは、新たなつながり、友達、ファン、そして、フォロワーに対するリクエストである。 ソーシャルネットワーク、そして、ソーシャルオブジェクトの共有の後に行われるやりとりは、新しいジャンルの情報コマースの土台を作る。このような交流は、事実上、私達がコミュニケーションを取る仕組みを変える。また、情報を見つけ、共有する仕組みも変える。そして、ソーシャルメディアの重要性とその機会がここに存在する。 その理由を説明していこう。 ソーシャルネットワークでは、ソーシャルグラフを作るために私達はつながりを持つ。しかし、共有をしていくと、関係の仕組みを変えていくことになる。かつては単純に知り合いのデジタル版でしかなかったものが、興味を分かち合う人々も含む、つながりを持つグループに姿を変えつつあるのだ。 興味深いコンテンツを共有すると、基本的には自分の一部を分かち合っていることになり、関心事の表現としての役割を果たす。その結果として獲得するこの新しいつながりは、ソーシャルグラフの特徴を変える。現在、ソーシャルグラフは、“ニッチワーク”と私が呼ぶ、知り合いの友達や家族に加えて、様々な話題やテーマを代表するより大きなネットワーク内のネットワークの集まりへと形を変える傾向が見られるのだ。 ソーシャルグラフは、オンラインで維持する個人のつながりによって決まるが、ニッチワークは、焦点が絞られたインタレストグラフを作る。そして、このインタレストグラフは、繰り返し述べられる共通のテーマによって生まれた個人の結びつきのネットワークを象徴しているのだ。 ソーシャルグラフがインタレストグラフへと進化すると、背景と注目を一体化する、さらに効率がよく、さらにつながりの多い一連のネットワークが生まれる。インタレストグラフは、個人を、その焦点が絞られたテーマに最も沿う人々と情報に結びつける。その結果、ソーシャルメディアは、情報コマースおよびソーシャルコンテンツの3つのC「クリエーション、キュレーション、コンサンプション」の支えを形成してくため、興味深い転換に直面するだろう。ブログがソーシャルメディアの階層の上の階級に属している一方、マイクロブログがエリート以外の人達にもコンテンツを作成する力を与えている。さらに、マイクロブログとマイクロメディアの間の区分により、コンテンツ共有の完全に新しい階級が生まれている。このような新しいサービスは、相互につながるニッチワークのインタレストグラフを通して、関連する情報を配信する力を一段と民主化している。コンテンツの作成とは言えないかもしれながい、キュレーションが情報コマースにおいて持つ役割は重要である。 気づいてさえいないのかもしれない。しかし、誰もが既に荷造りを終えており、キュレーション国家で生活する準備は整っているはずだ。 キュレーション国家へようこそ 皆さんはコンテンツのコンシューマーだろうか、それともクリエイターだろうか?両方だと答える人もいるだろう。しかし、現実には、どちから一方に属していることが多い。クリエイターほどではないものの、コンテンツを消化するだけではないソーシャルキュレイターは、情報コマースにおけるピラミッドに新しく、重要な役割を与えている。 キュレイターは、従来、博物館やその他の収集品を管理する職業を指す。ソーシャルメディアでは、キュレイターはインタレストグラフを管理する。関連するコンテンツをウェブで見つけ、まとめ、そして、共有することで、キュレイターは、ニッチワークの完全性および活気、そして、ニッチワークを決定づける関係に貢献する。情報は貨幣となり、興味深い何かを魅力的で、味わうことも、そして、共有することも可能なソーシャルオブジェクトとして再梱包する力は芸術である。その結果、関連するコンテンツを制限し、絞り込み、改善することで、そして、オブジェクトが交流および学習をどの程度促すかで、キュレイターのソーシャル資本は決定する。 キュレイターの役割に応じるツール、ネットワーク、そして、サービスは既に人気を集めつつあり、その幾つかは他者を大きくリードしている。Storify(ストリファイ)、Curated.by(キュレイティド.by)、Scoop.it(スクープ.it)、Pearltrees(パールトリーズ)、そして、Paper.li(ペイパー.li)は、情報の再梱包および普及を可能にするだけでなく、魅力的で、興味をそそる形式でこの取り組みを行える強みを持っているため、キュレイター達から支持されている。ソーシャルネットワークのように、このようなサービスは人々を結びつけるものの、ソーシャルグラフを作る代わりに、キュレーションネットワークがインタレストグラフを作るのだ。オリジナルのコンテンツを作るのではなく、キュレイターは、関連するコンテンツを見つけ、関連するネットワークで、見解を加えて共有する。インタレストグラフのストリームは、背景およびストーリーが豊かであり、つながっている人が魅了された話題を基に学び、交流することが出来る。 また、キュレーションの作業は、ツイッターやフェイスブック等の従来型のソーシャルネットワークにもおよび、そして、好きなネットワークのステータスアップデートを通しても行われる。キュレートされたコンテンツは、ソーシャルオブジェクトとしての役割を持つ。そして、このソーシャルオブジェクトは会話とリアクションを促しつつ、- その場で – 新たな命に息吹を吹き込み、オリジナルのコンテンツの接触範囲を拡大する。 キュレイターは、ニューメディアの進化、素材の情報が広まる範囲、そして、その結果として一体化するソーシャルニッチワークにおいて、重要な役割を担っている。キュレイターは自分達にとって重要なトピックに対して、交流、協力、そして、学習を推奨する。そのため、キュレイターに力を与えるサービスは、クリエーションとコンサンプションの間の穴を埋めていくだろう。フォレスター社は、ソーシャルコンテンツの消費者の割合は、その多くがキュレーション – 注目したコンテンツを他の人達と共有する – を通じてソーシャルネットワーキングに進むため、70%から大きく減少すると予測している。この作業が容易になると、消極的なコンテンツコンシューマーが多産なキュレイターに、そして、いつの日か本格的なクリエイターに変えていくだろう。 クリエーションとキュレーションが情報コマースのやりとりを高め、ニューメディアを、ソーシャルメディアと従来のメディア、そして、関連する情報を基につながりを持つ人々の間に橋を架ける主流のメディアへと動かしていく。そのため、見つけたコンテンツ、そして、同様に共有したコンテンツが、共有された経験を通して背景およびテーマが深く関連したインフォメーションエコノミーを形成するのだ。 キュレーション国家へようこそ。国家の人口は増え続けている。 この記事は、Brian Solisに掲載された「The Curation Economy and The 3C’s of Information Commerce」を翻訳した内容です。 ブライアン・ソリスの文章だけはいつも気合いを入れないと読めないのですが、読み終われば話自体はシンプルですし十分納得できるものだと感じましたね。ソーシャルグラフがインタレストグラフに進化し、キュレーションの重要度はかつてない程増していくと。しかし文中に出てきたソーシャル”ニッチ”ワーキングという表現は座布団一枚あげたくなりました。何かの機会にサクッと使ってみたいキーワードかもです。 — SEO Japan
14 years 1ヶ月 ago
GoogleのQ&Aサイトといえば、過去に見事に失敗したGoogle Answersが思い浮かびますが(唯一のYahoo!の勝利例ともいわれましたが)、実はGoogleがなんと世界68ヶ国以上で展開しているソーシャルQ&Aサイトがあることを知っている人はいるでしょうか?私もこの記事を読むまで全く知らなかったのですが、その名もConfucius(孔子)という大胆なネーミング。今回はそのプロジェクトの技術や機能がGoogle+に利用される可能性もあるということで、その実態に迫ってみたいと思います。 — SEO Japan ここ最近、私はグーグルのConfuciusと言うコードネームがつけられたソーシャルQ & Aサイトのリサーチを行っている。このサイトは複数の言語が用いられ、68ヶ国以上に展開されているものの、米国ではほとんど知られていない。私の調査結果からは、グーグルプラス、グーグルプラスに投稿されたコンテンツがグーグルのウェブ検索で格付けされる仕組み、そして、昨年、ノースカロライナで行われたワールドワイドウェブカンファレンスで最優秀論文賞にノミネートされた論文で詳細が綴られていた、グーグルプラスの考えられる広告モデルに関するヒントを見出すことが出来る。 私は「グーグルがグーグルおよびその他のソーシャルネットワークでユーザーが作成したウェブコンテンツを格付けする仕組み」を投稿した1週間前にConfuciusの調査を始めた。私はこのエントリでウェブの検索結果でユーザーが作ったコンテンツのランキングシグナルが、それぞれの話題におけるユーザーの他人からの信頼の度合い、そして、ネットワークでの交流における貢献の質から算出されると説明した。この2つを合わせたスコアは、ユーザーが作成するコンテンツに対するウェブの検索結果のランキングシグナルとして用いられる可能性がある。この特許は、米国の特許商標局ではなく、世界知的所有権機関のウェブサイトで公開されており、下のプロフィールページを見れば分かるように、グーグル中国のリサーチ部門のトップ、Edward Y. Chang氏を含むグーグル中国のスタッフが著者の欄に名前を連ねている: 上のイメージは情報および知識管理に関する第18回ACMカンファレンス(ACM CIKM)で「Confucius、そして、その賢い弟子達」と言うタイトルのプレゼンでEdward Y. Chang氏が使っていたスライドである。この円と下の円は、グーグルプラスを使ったことがある人には見覚えがあるのではないだろうか。 また、Confuciusのメカニズムの仕組みの一部、そして、ユーザーがグーグルのウェブ検索で質問を投げかけると、Confuciusで質問を尋ねるように促される仕組みを説明する論文も存在する。この論文「Confuciusとその賢い弟子達: ソーシャルと検索を統合」(PDF)は、グーグルのリサーチ部門のXiance Si氏、Edward Y. Chang氏、Zoltan Gyongyi氏、そして、清華大学のMaosong Sun氏によって作成された。 先程も申し上げたように、Confuciusは、現時点で少なくとも68ヶ国で提供されており、アフリカ(英語とフランス語)の40ヶ国、中国、ロシア、タイ、インドネシア、そして、多数のアラビア語圏の国々で利用することが出来る。 以下にアフリカの英語版のスクリーンショットを掲載する: このサイトは、様々な方法でポイントを獲得してレベルを上げることが可能であり、例えば各種のアクティビティに対してバッジが用意されている。このサイトは皆さんがウェブでご覧になったことがある大半のクエッション & アンサーサイト(Q & A)とそれほど変わりはないが、サイトの裏側の一部のマジックは、見えないところで、そして、グーグルとインタラクトする方法に隠されている。検索エンジンからグーグルにこのサイトで質問を投げかけるように促されるQ & Aサイトは、Confuciusを除いて他にどれほどあるのだろうか? Confuciusとその賢い弟子達」の論文に掲載されていた下のイメージには、Confuciusのシステムのユニークな側面が幾つか描かれている: この論文には、Confuciusの前提に関する情報、そして、システムをまとめる上での主要な難題が提供されている: ユーザーはインセンティブ抜きでは答えを提供しない。 インセンティブが存在する場合、システムを濫用またはスパムする人物が現れ、サービスの質を下げ、博識なユーザーが参加しなくなる。 質問が投げかけられると、その領域の専門家にすぐに送られ、なるべく早く答えが提供されるようにするべきである。 質問への答えが既に提供されている場合、余分な作業と不要な遅れを避けるために、容易に見つけられるようにするべきである。 このシステムを他のシステムとは若干異なる存在に変えるメカニズムの一部を以下に挙げていく: 1. 検索結果への統合: 誰かがグーグルでクエリを入力する際に、検索がwh-クエリ(when、where、why等)の場合、もしくは検索エンジンが十分な関連する結果を返すことが出来ない場合(例えば、不十分な検索コンテンツが存在し、クエリの用語の間で重複が見られ、上位に格付けされる可能性のあるページが下位に格付けされてしまうケース)、ConfuciusのQ & Aセッションが検索結果で推奨され、検索エンジンのユーザーにこのQ & Aサイトで質問を投げかけることを勧める。 2.質問のラベリング: 誰かが質問を入力すると、カテゴリーのラベルが質問者に提案される。このラベルは、ラベルに関連するトピックを登録させ、そして、質問を当該のトピックに詳しい人達に送ることが出来るようになるため、質問をまとめる際に役に立つ。論文の著者は、「潜在的ディリクレ配分の並列実装(PLDA)」を採用して、ラベルの提案を行っていると述べている。 3. 質問を勧める: 早いレスポンスを提供し、何度も同じ質問へ解答する状況を避けるため、このシステムの質問推奨機能が同様の質問を探して、答えを提供する。PLDAが過去に尋ねられた質問を探し出す上でも役に立つようだ。 4. 答えの質を評価する: 先週、ユーザーが作成したコンテンツのランク付けに関するエントリで取り上げた特許は、答えとレスポンスと同様に質問やオリジナルの投稿が、質に関して評価される仕組みを詳しく説明している。答えの質は、質問にどれだけ関連しているか、当該の質問や同様の質問への他の答えと比べて、どれだけオリジナリティがあるか、レスポンスが網羅する範囲がどれだけ広いか(関連する用語の幅広い組み合わせを使っているかどうか)等によって左右される。この評価は、システム内の上位の貢献者だけでなく、スパムを投稿しているメンバーを見つけて、スパムを抑制する効果もある。 5. ユーザーのランキング: [...]
14 years 1ヶ月 ago
ターゲットキーワードの順位を上げることがSEOの全てじゃないことは分かっている順位至上主義じゃない人も、じゃあどこまでがSEOの範囲?と聞かれると人によって意見がまちまちだったりします。それはともかく、実際にSEOで順位が上がりトラフィックが激増したとしてもすぐに売上アップで大成功となるわけでもないのがこの世の常。今回はドイツのオンライン評判管理会社のスタッフがSEOに関する悩ましい問題を4点あげてくれましたので紹介します。 — SEO Japan ゲスト投稿: ジェシカ。 SEO業者は、検索エンジンのランキングを上げることが出来るかもしれないが、トラフィックを増やせばオンラインビジネスを成功に導くことが出来るわけではない。SEOは魔法でもなければ、幻でもない。あるフレーズでのNo.1が、たとえそれが競争の激しいフレーズであったとしても、莫大な収益をもたらすとは限らないのだ。 企業が全力を尽くして、リンクを構築し、コンテンツを作成し、そして、サイトを“適切”なキーワードで埋め、大きな収益を夢見る姿を数えきれないほど私は見てきた。どれだけSEO戦略が優れていても、グーグルからの被リンクでさえ治すことが出来ない疾患が存在する。 ユーザーの意図に沿わない ランキングは高いものの、収益が一向に増えないなら、理由があるはずである。多くのウェブサイトが直面する問題の一つが、所謂「ユーザーの意図」との相違である。例えば、自分が望む10個のキーワードですべてトップ10入りしているが、そのキーワードが適切ではないなら、苦労するだろう。 例えば、ホームメンテナンス、そして、シニア向けの何でも屋サービスを提供する企業がある。この企業は「シニア向けホームサービス」に関連するキーワードで上位にランクインしたがっていた。何か問題があるだろうか?まず、この検索クエリは、シニア向けの医療サービスや訪問介護サービスに関連している。この企業は、適切な手法を用いることでこのようなフレーズで高いランクを得ることが出来るかもしれないが、決して良い考えとは言えない。サイトがユーザーの意図とマッチしないなら、数字を高めることが出来るのは、直帰率くらいだろう。 ユーザビリティが乏しい ユーザビリティもあらゆるサイトが直面する可能性のある大きな問題の一つと言えるだろう。顧客候補にウェブサイトのナビゲートが困難だと思われてしまうと、そのサイトを理解しようと試みるのではなく、もっと楽に移動可能な別のサイトを探すだろう。ユーザビリティテストを実施していないために、SEOの取り組みが無駄に終わるのは、このためだ。ビジターがサイトに来てくれたものの、ナンバー2のサイトの方が遥かに分かりやすく、そして、使いやすいと思われてしまうなら、すべての時間とリソースを使ってナンバー1を獲得する価値があるとは思えない。そして、サイトに「検索バー」と「サイトマップ」を用意していればそれでユーザビリティが良いと言い切ることは出来ない。 劣悪なユーザーエクスペリエンスを生じさせる様々な要因がある。しかし、自分が探しているものを見つけることが出来ない問題、または、元の場所に戻れない問題の二つはとても困る。ここで大いに活躍するのが、SEOおよびユーザビリティにおけるパン屑と内部リンクのコンビである。 伝統と親しみやすさに訴えるのも一つの手である。ウェブユーザーは、ホームページへリンクバックするヘッダーのリンク、About UsやContctページ等の標準的な要素を含む、特定のアイテムに慣れている。ユーザー達はこの類のアイテムを探している可能性があり、サイトに用意されていない場合、ユーザー達は苛立ち、やがて、サイトを去るだろう。 ユーザビリティテストは、数千ドルかかることがある。また、お望みなら数万ドルを投じることも可能だ。しかし、当然ながらコストを抑えることは出来る。小規模なフォーカスグループに特定のアイテムを探してもらい、目標を達成する難易度に関するコメントをもらうのは、安価であるにも関わらず、多くの情報を得ることが出来る。ユーザビリティのフィードバックを手っ取り早く得るには、顧客に頼もう。顧客によるフィードバックおよび観察は、ユーザビリティの問題を修正する上で必要な見識を得る最良の方法である。誰だって自分の作品には愛着があり、客観的に見ることは出来ないため、自分のサイトをきちんと評価したいなら、他人の目を通してチェックするしかないのだ。 オンラインでの評判の管理を怠る 「悪評などというものは存在しない」と言う諺がある。これは自分もしくは自分の事業に関する報道は内容を問わず注目を上げる効果があり、話題に上がる機会が増えると言う考えを反映している。すべてが誤っているわけではないが、インターネットによって状況が大きく変わった。悪評は永遠に残るのだ。 信用と信頼性はオンラインの買い物客にとって主要な懸念になりつつある。買い物客は評判の良い企業のみにクレジットカードの番号を明かしたいはずだ。そのため、買い物客は実際に商品を購入する前に、他の人達の意見を知りたくなるだろう。この時点で、SEOのその他の要素は意味がなくなる。どれだけリンクを持っていても、あるいは、どれだけサイトのアーキテクチャが賢明でも、オンラインの評判が悪ければ、競合者から製品を購入するだろう。 オンラインの評判は、報道、レビュー、インタビュー等で構成されている可能性があるが、実際には自分の名前が含まれているならそれはすべて評判の構築につながり、ウェブのあらゆる場所に存在する。オンラインのイメージに気を配っていないなら、または、積極的に管理していないなら、マイナスなイメージが形成されている可能性がある。オンラインでの悪評は、確実に事業に悪い影響を与えるはずだ。 オンラインの評判の管理(ORM)は、大規模な取り組みになり得るが、まずは現状を把握することからすべてが始まる。大半のインターネットのユーザーは、トップ10の検索エンジンの結果しか閲覧しないため、会社の名前、主要な製品、そして、重要なスタッフの上位10位の結果を精査して、細かく分類していこう。 目にするであろう結果は、ない、良い、悪くない、最悪の4つのカテゴリーのうちの1つに当てはまるだろう。“ない”はグーグルで検索しても、関連性のない言及ばかりが目立つケースである。“良い”は好ましいレビュー、好意的な報道、前向きな報道、または、その他の推奨する言及を指す。“悪くない”は中立な立場を取ることが多い。例えば、ソーシャルメディアのプロフィールが自分のイメージアップにあまり役立っていないものの、自分のことを嫌っている人達から暴言が寄せられるよりは好まれる。そして、当然ながら自分のことを嫌う人々からの暴言もオンラインには存在する。頭に血が上った顧客にフラストレーションを発散させる場所を提供することに焦点を絞っているサイトは非常に多い。このような罵倒は、地域の動物のシェルターに寄付したことを発表するプレスリリースと同様に難なく上位にランクインするはずだ。 現在、企業の名前で何が上位にランクインしているのかを確かめ、修正するため、もしくはポジティブな結果を維持するため、全力で取り組む必要がある。グーグルアラートまたはヤフー!アラートに登録して、ブランドの言及の最新情報を常に把握しよう。オンラインの評判が“ない”なら、ソーシャルメディアのプロフィール、そして、ディレクトリのリスティングは、自分のビジネスに関する新しいウェブページを作成する上で多いに役立つはずだ。そして、この新しいウェブページにはネットワークを構築する効果もある。評判で苦戦しているなら、非難を一掃するにはそれなりと時間と労力を費やす必要があり、困難な状況にも我慢し、プロの協力を求めなければならないかもしれない。 顧客が経験した嫌なこと 「どれだけSEOまたはORMを行っても、劣悪な製品、高額、質の悪いカスマーサービスを直すことは出来ない」。これは私が作った格言である。内部の問題を抱えているなら、検索エンジンのランキング、そして、自社の名称に対して表示される結果はほとんど意味がない。と言うよりも、検索結果に表示されないと言うことは、オンラインの評判が全く存在しないと言うことであり、これも良い傾向とは言えず、つまり問題を2つ抱えていることになる。 ランキングに値する事業を策定する取り組みよりも、ランキングを上げる取り組みに多くの資金を投資する企業には驚かされる。狙うキーワードのすべてで1位に格付けされるのは不可能ではない。しかし、製品を購入した顧客が全員怒るようなら、あるいはがっかりするようなら、悪評が高まり、再び訪問してくれる人は減っていくだろう。業界を問わず、あらゆる企業がリピーターおよびカスタマー・ロイヤルティに依存している。そのため、リンクベイトのバイラルな動画を作成することを悩む前に、新しい顧客を助け、顧客のニーズを満たすストラクチャーを配置している点を確認する方が先決である。 オンラインの評判を管理する取り組みには、フィードバック、そして、自分の企業に関する言及に関する見識を得る目的もある。自分のブランドに関するすべての会話を監視することが可能なツールやプラットフォームが数多く存在する。この取り組みを無視するのは、あるいは、機会への投資に失敗するのは、残念としか言いようがない。自分の弱点を見て見ぬふりをすることも可能だが、それでは、自ら赤字化を望むようなものだ。上位へのランクインがもたらすトラフィックの大半を活用することが出来る自信を持てるまでは、資金をランクアップする取り組みに投じて、無駄に使う過ちを犯さないように気をつけよう。 近代の事業は、検索エンジンおよび検索結果で上位にランクインすることで発生する力を無視することは不可能である。そのため、SEO業者はウェブサイトのマーケティングの戦略策定に加わるべきである。お膳立てをすることが出来ていないなら、その努力は水の泡と化す可能性がある。資金およびランキングを最大限に活用するには、使いやすいサイトに適切なキーワードを配置する取り組みが最も効果がある。そして、この取り組みに、強力なビジネスモデルが後押しするオンラインの素晴らしい評判を組み合わせれば、事実上、敵はいなくなるはずだ。 ゲストライターのジェシカは、ドイツベースのオンライン評判管理プラットフォームのReputation Observer(レピュテーション・オブザーバー)で頻繁に寄稿している。ジェシカはマーケティングおよびSEOの分野で数年間活躍した経験を持ち、ORM、リンク構築、そして、ブログを専門としている。皆さんも、ゲスト投稿に興味があるなら、ここから応募してもらいたい。 この記事は、Quick Online Tipsに掲載された「4 Issues That Can Counteract SEO」を翻訳した内容です。 筆者の会社が会社だけにオンライン評判管理の視点になっていますし、オンライン評判管理もそれだけにこだわってしまっていてはSEOの順位上げと同じで本末転倒になりかねませんが、現在~今後のソーシャル全盛時代においては重要な観点ですよね。 — SEO Japan
14 years 1ヶ月 ago
シリコンバレースタートアップの起業失敗話はよく聞きますし、SEO Japanでも失敗に学ぶアドバイス的な記事を何度も配信してきましたが、それ以外の場所の失敗話というと、意外と少なかったりします。失敗の経験がプラスに評価され失敗話が武勇伝にも成りうるシリコンバレーと他の地の差からもしれませんが、なんと今回はインドで大学卒業後にスタートアップを起業した筆者の失敗談を。失敗がプラス評価にはまだまだつながりにくい日本のスタートアップにも参考になることがある? — SEO Japan インドで学位を得る99%以上のエンジニアとは違って、私は、卒業後に辿る道は就職ではないと決めた。ソフトウェア会社が私にいわゆる“プログラミング”を容赦なくすることを期待して年間6000ドルを支払うって?何の冗談だというのだ。 それはお金(明らかに屈辱的)についてというよりも、彼らがインドのソフトウェア会社であなたにさせる“プログラミング”についてだ。もちろん、他より秀でたものもあるが、それらの多くがクズ同然だ。私はもっと大きく優れていてやりがいのあることがしたかった。2010年中旬に卒業した後、私はスタートアップを企てた。製品は、コンタクトマネージメントを簡略化するウェブアプリケーションの類である。 2011年2月、わずか半年を過ぎた頃、そのスタートアップは崩壊し燃え尽きた。さらに悪いことに、私は、その時の状況下では決して軌道に乗ることがないと分かっていたウェブアプリを絶えず育てることに疲れ切っていた。私はたくさんの過ちを犯した―スタートアップを成功させるには、失敗があまりにも多すぎた。しかし、失敗は唐突ではなかった。それは2,3ヶ月間私の中で徐々に育っていると感じだった。 では、ここにその失敗リストを挙げよう: 1. 早いうちにウェブプログラミングを学んでいない 学生時代を通して、私はC++を楽しんでいた。私はそれを本当に楽しんでいたので、どんなウェブプログラミングもあえて学ぶことをしなかった。C/C++プロジェクトにしか関心がなかったのだ(なぜなら、Linuxのスレッドとカーネルをいじることが楽しかったから)。ウェブのスタートアップをする時になって、私はPHP/Javaスクリプト/CSSに追いつくのにかなり長い時間を費やさなければならなかった。そのことが私の足を引っ張り、製品の最初のリリースをバグの出るものにした。私は、学ぶことと製品を作ることを同時にしなければならなかったのだ。それは、スタートアップを立ち上げる場合には全くもって理想的ではない。 2. 共同創設者を見つけていない/チームを築いていない 単独創設者のスタートアップが投資の価値があるかどうか、さらにはそういうスタートアップが存在すべきかどうかという論争がある。私は、Gabriel Weinbergが考える優れた創設者が持っていなければならない資質のリストに賛成である。私はそのリストに粘り強さを追加しなければならない―いくつかのスタートアップが失敗するのは創設者にそれが欠けていることが理由だ。私がその1つの例だ。 時々、私は2,3人の人達から助けてもらった。彼らが立ち寄って孤独な地の底から私を連れ出してくれたことは素晴らしかった。彼らの製品に対するフィードバックは素晴らしかったし、もし私に正規の共同創設者がいたらかなり違っていただろうとよくひそかに考えていた。スタートアップのためのプログラミングを独りですることは、世界一インターネットコネクションが遅いパンジャーブ地方のZirakpurの街からそれをしているのであれば、とても孤独で怖くなることがある。もしあなたが、共同創設者を見つけるべきかどうか困っているなら、この問題に関してインターネット上に投げられた素晴らしい議論がたくさんあるので、これが過ちだったのか私の言い訳なのかあなたに判断してもらいたい。 3. 資金調達を求めていない インドのスタートアップ生態系についての私の理解から見ると、これがインドのスタートアップの1番の問題だ。彼らは、資金調達がどんなに重要か気付いていないし、投資家にアプローチすることを考えることすらしない。インドでは早期投資家が大きく不足しているが、それは恐らく投資するスタートアップが大きく不足していることが理由だろう。 私は、ブートストラップ・スタートアップにすることにとても自信があったため、資金調達が私の頭によぎることはただの一度もなかった。シリコンバレーのスタートアップの資金調達について読んだ時にもだ。資金調達はあまりにも重要で、時にはスタートアップが次のレベルに達するためには必要不可欠なものである。もちろん、優れたブーツストラップ・スタートアップもたくさん存在するが、税制支援が得られるほうがどんなに良いかは知る由もない。 4. 自分の時間を大事にしていない/注意散漫 私は、自分の製品を作っている時、自分の時間がいかに大切であるかに気が付かなかった。私は、プログラミングを学び、プログラミングをして自分の製品を作り、成功したスタートアップやインタビュー、TechCrunch、Hacker News、Proggit、 Swombatなどありとあらゆるものを読むことに時間を費やした。そして、一日の終わりには、大したことが達成されておらず、読み込み時間がわずかに早くなったとか、インターフェースがわずかに綺麗になったとかそんなものだった。私は、スタートアップのイベントに参加したり、自分のスタートアップと何の関係もない起業家達とネットワーキングをしたりして自分の時間を無駄にすることが多かった。全ての人がネットワーキングについて話していたし、私は自分がおいてきぼりになるのがとても怖かった。こんなことをしている間に私は自分の製品を作っているべきだったが、私がこれに気が付いたのはずっと後のことだった。 5. モバイルに手を出さない コンタクトマネージメントについて言えること、それは、携帯電話とかなり密接な関係があるということだ。私は、最初のウェブアプリをローンチした時にすぐにiPhoneアプリを作り始めるべきだった。それによって私の製品の信頼性とユーザー基盤は強化されたことだろう。しかし、ここでも、それはその時の私にとって注目すべき重要なことではなかったため、私はウェブアプリを開発し続けたのだった。 6. アイディアに疑いを持つ オンラインコンタクトマネージメントとビジネスカードは何ら新しいことではない。私の製品は、たくさんの工夫があるコンタクトマネージメントだった。人々がその製品について耳にした時には、共感を呼んだ。しかし、その後、スタートアップ創設者にとって最悪の事態が起きたのだった。 私は、このアイディア自体に疑いを持ち始めた。そして、全てはその時から悪化した。私は、コンタクトマネージメントに統合する別の製品アイディアを思いついた。私は新しい線上で新しい製品を作り始めたが、二つの中途半端なアプリケーションの間に苦悩し、結局は修羅場となった。 7. 機能リスト 私は、自分の製品がスイス・アーミー・ナイフのオンライン版になることで頭がいっぱいだった。誰にでもそして全ての人に便利な機能を搭載したかった。しかし、この態度が、製品のセカンド及びベータ版のローンチを遅らせるのに大きな一端を担った。実際には、私はベータ版をローンチする前に中止したため、まだそれは私のハードドライブの中に横たわっている。 8. 優れたスタートアップからの仕事を受け入れない これはおかしく思えるかもしれないが、私のネットワーク内にいる人達が私のスタートアップが芳しくないことに気付き始めた時、私は2つの本当に素晴らしいウェブスタートアップから従業員一号にならないかと採用の申し出を受けた。これらの会社は、資金援助もされていて、成長も早く、内心では自分が何か大きなものの一部になれるだろうと分かっていた。しかし、バカな者が考えるように、私は丁重に彼らの誘いを断り、遅かれ早かれ失敗すると分かっていた自分の製品のプログラミングを続けるためにノートパソコンでの作業に戻った。それから数週間後、それは失敗したのだった。 個人的に私はウェブスタートアップの従業員一号になることは(特にあなたがプログラマーなら)、それを創設することの次に最高のことだと思っていたが、私はそれに満足しなかったのだ。私は自分自身のスタートアップを彼らと同じように成功させたかった。私は全身全霊を自分の製品に注ぎ込み、最後は燃え尽きてしまった。 9. 第二の愛情/選択肢を持っている 私は、自分のスタートアップを愛し大切にしたのと同じ位、コンピューターサイエンス(具体的には数理言語学)の調査に同じだけの愛情を持っていた。スタートアップを作る間、私はよく研究ジャーナルを読んだり、テキストから学んだり、本の中にある問題に対するソリューションをプログラミングしたり、数理言語学のトピックが書かれたものなら何でも読むことに時間を費やした。内心では大学院にも行きたかったので、私はHacker Newsのような単なる気晴らしとしてこれを扱うことができなかったのだ。大学院に入って良い成績を収めたかったら、私は一生懸命勉強しなければならなかった。この第二の選択肢が、私から粘り強さをほんの少し奪ったのだと思う。 10. システムのせいにする 私はインドを愛すると同じ位、それを批判することが好きだ。自分の状況―小さな町に縛られて、毎月70ドル以下で生計を立て、悪い食べ物を食べ汚い水を飲み、酷い条件下に暮らし、ダイアルアップに匹敵するようなスピードのインターネット環境―を考えた時には冷笑した。一応は3.1Mbpsという通信になけなしの金を払っているのだが、パッチをBitbucket上のMercurialの格納場所にアップロードするのに5分もかかる位どうしようもなく遅いのだ。 私はひそかに考えていた。先に述べた人達によって経営されるスタートアップがシリコンバレーにある最高のスタートアップ―豪華なオフィスと元Facebook/元Googleのプログラマーのチームを持ち資金提供されたもの―にどう対抗するのか?そんなの不可能だ!システムが悪いのだ!と。 インドがスタートアップに不利な環境であることについての私の文句もいくらかはもっともなことかもしれないが、それでもこれは言い訳にすぎないと私は考える。起業家精神が簡単だとは誰も言っていなかった。 – 今振り返ってみると、これらの過ちはあまりにも基本的なものだった。ほとんどのアメリカのスタートアップがこれらの過ちは犯さないであろうことは分かっている。しかし、残念なことに、インドにある多くのスタートアップがこれらと全く同じ過ちを犯しているのだ。これらの過ちが私の次のスタートアップの試みにも付きまとうかどうか確かではない。(まだ少し先の話しになるが。私は今、コンピューターサイエンスの修士号を取るために南カリフォルニア大学を目指している。)そう、私は2つ目の愛に目覚めたのだ。 この記事は、The Next Webに掲載された「Lessons From [...]
14 years 1ヶ月 ago
2011/10/20のAdobeのリリースから。
http://www.omniture.com/press/889
SiteCatalystによるサイトの正確なアクセスデータをウェブメディア側がデータを公開するという枠組みのように思われる。
NielsenのMarket Intelligenceのようなものだろうか。これは世界2-3カ国で行っている全数視聴率みたいな仕組みで、同じアクセス解析ツールを利用し、これに参加しているウェブサイトのデータを持ち寄って公開するというもの。
noreply@blogger.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))
14 years 1ヶ月 ago
noreply@blogger.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))
14 years 1ヶ月 ago
noreply@blogger.com (衣袋 宏美(いぶくろ ひろみ))
14 years 1ヶ月 ago
総合情報サイト「All About」を運営する株式会社オールアバウトとサンプルモール「サンプル百貨店」を運営する株式会社ルーク19は、資本・業務提携することに基…
14 years 1ヶ月 ago
ヤフー株式会社は、平成24年3月期第2四半期決算を発表した。
<平成24年3月期第2四半期の連結業績>
(平成23年4月1日~平成23年9月30日)
…
14 years 1ヶ月 ago
グリー株式会社は、2011年10月20日付けで株式会社マインドパレットと資本業務提携したことを発表した。マインドパレットは、「Snapeee」など人気の高いスマ…
14 years 1ヶ月 ago
株式会社オールアバウトは、平成23年8月12日に公表した平成24年3月期の業績予想の修正を発表した。
<平成24年3月期第2四半期(累計)連結業績予想数値…
14 years 1ヶ月 ago
14 years 1ヶ月 ago
実際にウェブサイトを作っていくときに役立つ7つのテクニック、第2回のテーマは「関連性」です。関連性の強い情報の見せ方について、実例や犯しやすいミスを交えて解説していきます。
14 years 1ヶ月 ago
実際にウェブサイトを作っていくときに役立つ7つのテクニック、第2回のテーマは「関連性」です。関連性の強い情報の見せ方について、実例や犯しやすいミスを交えて解説していきます。
14 years 1ヶ月 ago
サイバー・コミュニケーションズが、リスティング広告のレポートを自動生成するツールを販売。秋らしい名前。
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れぽくり
http://repocri.net/------------------------------
noreply@blogger.com (Kenji)
14 years 1ヶ月 ago
Google検索が2011-10-18に検索サービスの本格SSL移行を発表した件について。
Making search more secure (公式Googleブログ:英語)
Making search more secure: Accessing search query data in Google Analytics (Google Analytics Blog)
検索をより安心してご利用いただくために:Google アナリティクスでの検索キーワードについて (アナリティクス日本語版公式ブログ)
GoogleのSSL検索には2種類あり、リファラの扱いが異なるようです。
図:2種類のSSL版Google検索:
少し前までは、https://www.google.comにアクセスするとhttps://encrypted.google.comにリダイレクトされるようになっていましたが、今回の発表で、新しい仕様によるSSL対応の機能がhttp://www.google.comのアドレスで利用可能になりました。GmailやGoogle...
14 years 1ヶ月 ago
キャリアデベロップメントの話に続いては、じゃあネットマーケティングで成功するのはどんなスキルが必要なのよ、というお話を次世代の若手起業家が熱く冷静に語る! — SEO Japan 成功を収めるマーケティングミックスは、複雑且つ常に変化するバラエティに富んだ戦略で構成されている。そして、ウェブ上のテクノロジーが継続的に改善されるため、新しいマーケティングのスキルも強力なマーケティングミックスにとって欠かせない存在となっている。 それでは本当に役に立つ4つの台頭するスキルを見ていこう。 コンバージョン率の最適化 コストを2倍に増やすことなく、収益を2倍に増やすことが可能なら、マーケッター達から“どうやって?”と尋ねられるだろう。コンバージョン率の最適化を行うと、売り上げ経路を最適化し、より多くの人々を顧客にすることが出来る。その結果、広告予算を増やしたり、より良いオーディエンスを見つけなければいけないと言う心配の種が減る。 その代わりに、自分のビジネスに関わる人達に対して、一人でも多く、ポジティブな経験をして、コンバートしてもらえるように労力を注ぐことになる。また、コンバージョン率の最適化は一人でも実行することが可能である。自分以外のリソースに頼ることなく、利益を挙げることが出来るようになれば、リクルーター達が絶賛するであろうマーケティングアセットになれるだろう。単一のコール・トゥ・アクションを最適化することで、劇的な成果を挙げた企業のケーススタディは至る所で掲載されている。 ソーシャルメディアの管理とコミュニティの管理 ソーシャルメディアは、初めて登場した際、マーケッターの間で大いにもてはやされ、そして、手厳しい批判をものともせず、進化し、現在のマーケテシング業界の欠かせない構成要素の一つになった。ソーシャルメディアにおいては、カスタマーサービス、新しい配信、さらには広告、コンテンツ戦略、そして、積極的に耳を傾ける行為が重要視されている。 顧客は懸念を抱えており、その懸念が何かを知りたいはずだ。また、懸念の声に前向きに反応し、自分達のビジネスについて改めて説明しておきたい。また、自分達の意見を喜んで聞いてくれる支持者や耳を傾けてくるファンがいるはずであり、興味深い話をすることが出来るなら、そして、それが十分にワクワクするような話であったら、彼らは、一人の友達、あるいは1万人の友達に伝えるだろう。 シェイプウェイズは、ソーシャルメディアおよびコミュニティの管理を適切に実行する企業の模範である。ブログ、フォーラム、さらには、生のウェブ放送を介して、そして、人気の高いイベントに参加することで、シェイプウェイズは、共同制作者、デザイナー、そして、エンジニアで構成されるオーディエンスとコミュニケーションを取り、つながりを持つ方法を心得ている。 SEO グーグルがリードする数十億ドル規模の検索業界は、SEO(検索エンジンの最適化)と言う非常に複雑な業界を生み出した。- 企業がターゲットに選んだキーワードの検索結果に掲載される広告を介してビジビリティを高め、サービスプロバイダーが戦略的な入札を介してトラフィックと売り上げを高める支援を行う – 有料検索以外にも、オーガニック検索が存在する。グーグルは事実上オーガニック検索からは収益を得ていないが、SEOを管理するために企業はマーケティングの予算のかなりの額をつぎ込んでいる。 検索エンジンの最適化は、キーワードのリサーチ、リンク構築、コンテンツ戦略、そして、関連性の組み合わせである。事実上、関連性を持ち、役に立つ存在になることが要求される。実用性は優れた事業戦略の重要な領域の一つだが、パンダアップデートが行われた後、SEOにおいてさらに重要度が増してきた。 マーケッターがターゲットに選んだキーワードで上位にランクインすることで、どれだけ多くの一貫したトラフィックを得ることが出来るか寄せられるか、そして、グーグルに対するユーザーの信頼が深い故、ユーザーのコンバージョン率がいかに高いかを理解すると、SEOの魅力は増す。かつては、グーグルで上位にランクインさせることが成功に導く公式のようであった。この公式を実際に達成するのは非常に困難であり、また、SEOは企業のマーケティング戦略にとって最も重要な要素ではないが、マーケッターにとっては活用するべき貴重な経路であり、効果的に機会を活用することが出来れば、非常に役に立つ。 分析 優れたマーケティングには適切な分析が欠かせない。分析をしなくてもうまくいっているように見えるマーケティング戦略も中にはあるかもしれないが、単に運が良かっただけであり、運が長続きするとは限らない。分析を行うと、自分達の取り組み、そして、収益に与える影響を数学的に評価することが出来る。 こうすることで、どのような取り組みがビジネスの役に立っているのか、もしくはマイナスの影響を与えているのかを把握することが可能になり、役に立たない取り組みを削り、うまいくいっている取り組みに力を入れられるようになる。脂肪の量を減らし、肉を増やしていくと、1ヵ月ごとに成果が表れてくるだろう。無駄がなくなり、収益性が高まる可能性が高い。グーグルアナリティクス等の優れた無料のツール、そして、より洗練された、クレイジーエッグ等のツールが開発されており、誤った行動を把握し、同じ過ちを犯さないように気をつけ、そして、うまくいっている行動を把握し、さらに攻勢をかけることが出来るようになる。 ライター紹介 ダニー・ウォンは20歳のベントレー大学の学部生にして、シリアルエントレプレナーである。ブランクレベル・グループ、男性用のシャツをカスタマイズするスタートアップ、ブランクレーベル、そして、スレッド・トラディションの共同設立者である。 この記事は、The Next Webに掲載された「How to Grow Modern Marketing Skills that Work」を翻訳した内容です。 先程のキャリアデベロップメントの話の続編じゃないかと思う位、じゃあネットで成功するのに必要な知識は何よ?に答えたような記事でした。コンバージョン、ソーシャル、SEO、分析、、、どれもウェブビジネスを運営する上ではそのレベルはともかく必須の知識ですよね。ウェブが巨大産業化すると共に特定の分野には詳しいけどそれ以外の知識は皆無という人も増えていますが。。。少なくとも企業のウェブ担当になりたいのであれば浅くて広く包括的な知識は持っていた方が良いでしょうし、ウェブサービスを立ち上げて成功したいと思っている人にとっては、それなりにディープなレベルで一部または全てをマスターしているにこしたことはないでしょうか。などと、偉そうにいう私もどれも完璧じゃないんですけどね。しかもこの記事の筆者、20歳の大学生にして複数のネットサービスを経営するシリアルアントレプレナーらしいですし 汗 こうして時代は引き継がれていくのでしょうか。 — SEO Japan
14 years 1ヶ月 ago
朝からそんな話聞きたくないよ、、、と思う方が大半かもしれませんが、タイトルは釣りとしてキャリアデベロップメントに少しは参考になるかもしれない記事をモーニングコーヒーと共にどうぞ。 — SEO Japan もしもあなたがキャリアに行き詰っていたり、過去三年間前に進んでいなかったとしたら、あなたはそれを経済のせいにすることも、これから紹介する4つの理由を検討することもできる。これらの理由を振り返ってみる時には、自分に正直になることだ。 1. あなたは、怠け者である。 2. あなたは、自信が欠けている。 3. あなたは、ソーシャルネットワーキングを導入することに手間取っている。 4. あなたは、仕事に恵まれている(と思っている)。 1. ブログやソーシャルネットワークをすることを嫌がる(怠け者) 私はこれを怠惰と呼ぶ。気に障っただろうか?私は、人々の感情を損ねるためではなく、愛のムチを与えるためにここにいる。もしもあなたが、キャリアアップするためにはブログとソーシャルネットワーキングが重要であることを本当は理解しているが、“単に時間がない”のであれば、あなたには自分の時間の使い方を見直すことを勧める。しかし、もしあなたが、限りある最大の義務感を持ってほんの8時間働いているのであれば、自分の職業的な信頼性を築き、可もなく不可もない状態に陥ったキャリアから抜け出すためにブログを書いたりソーシャルネットワーキングをする時間は十二分にある。毎晩これらの取り組みに1時間ほど専念するのだ。朝型人間なら少し早起きをすればいい。あなたのキャリアに重要なことなのだ。いいからやるのだ。言い訳無用! 2. パーソナルブランドの構築に対する自信が欠けている パーソナルブランドは、あなたのキャリアの重要な財産である。優れたパーソナルブランドは、新しいチャンスを作ったり、あなたを昇進させたり、次の仕事を見つけるのに役立ったりする。しかし、もしあなたが自分のパーソナルブランドに対する取り組みに自信がなければ、あなたは自分自身にひどくハンディキャップを付けていることになる。この難問を打ち破るための私からのアドバイスは、自分がなりたい人になることだ。誰かがあなたをブランディングする特別なラベルをあなたに塗るのを待っていてはダメだ。調査をし、あなたのスペシャリティを示すコンテンツを作り、それを共有するのだ。いいからやるのだ。言い訳無用! 3. ソーシャルネットワーキングとパーソナルブランディングを採用していなかった もしあなたが40歳以上なら、デジタル移民だ。私は50を超えているため、自分自身の年齢層に対処していることになる。実際のところ、パーソナルブランドを築くためにソーシャルネットワーキングが重要であることを受け入れるのに手間取っているデジタル移民がいる。私達はオンラインネットワークと共に育ったわけではない。私達の中には、まだ切り替えをしていない者もいる。率直に言うことを許して欲しいが、あなたが健全なデジタル・フットプリントを持っていないなら、あなたは自分のキャリアに障害をもたらしているのだ。あなたがデジタルの世界で表に出なければ、自分のキャリア選択肢を厳しく制限していることになる。才能を持つ人やベンダーを見つけるためにオンラインに出かける雇用者やクライアントのことを考えてみることだ。あなたのデジタル不在は愚かなことだ。いいからやるのだ。言い訳無用! 4. 良い仕事は安定したものだと考えている 少なくとも月に1,2回、私は失業した人と話をする。多くの場合、彼らはそうなることが分からなかった。彼らの言う安定した職業は、オンラインでソーシャルネットワーキングやパーソナルブランディングを築くことに時間を使う理由を与えなかった。彼らは突然解雇され、自分達のネットワークが時代遅れで弱いことに気が付く。そこで、彼らは慌ててネットワークを作りなおす。時として、あなたがすでに確立したネットワークが頼りになることがある。しかし、オンラインに飛び付き、自分がすでに確立したネットワークに再度繋がり、新しい仕事を手にした後に消えれば、その場しのぎと受け取られる危険がある。そこであなたが伝えているメッセージは、“私は新しい仕事を手にするためにあなたが必要なだけであって、それ以上の理由であなたとネットワーキングしたり、あなたのキャリアに役立つつもりもない”なのだ。それは利己的だと受け取られる。あなたは本当にそんな印象を与えたいのだろうか?常にネットワーキングをすること。いいからやるのだ。言い訳無用! 私達は、職業的な意味合いでオンラインで繋がることによって他の人を助けたり自分のキャリアに役立てる機会と義務が私達1人1人にある時代を生きている。 このブログ記事は、批判ではなく愛のムチだ。実際、私は、キャリアがにっちもさっちもいかなくなった人と定期的に会ってこれらの説明をしている。もしあなたがこれら4つの特徴に当てはまる人を知っていたら、その人のためにこの記事を転送して激励して欲しい。 もしあなたのキャリアがにっちもさっちもいかなくなっているなら、自分自身に正直になってこれらの理由を分析することだ。 この記事は、「BernieBorges.comに掲載された「4 Reasons Why Your Career May be Stuck in Nuetral」を翻訳した内容です。 タイトルに原題に無かった「ネット業界で」を加えたのは私の一存ですが、まぁ、ここに書いてあることはほぼ真実と思ってもらって良いのではないでしょうか。全てがそうとはいいませんが、ソーシャル全盛の時代、ネット業界の最先端で大活躍して生きたい人にはここに書いてあることは当然の話かもしれません。オールドなネット世代には嫌な話かもしれませんし、まだまだネットに夢見ている若者や学生にはキラキラ輝く話かもしれません。あなた次第でどうにでもなる、ネットはそんなステキな世界です。だからこそ私もオールド世代ながら老体にムチ打ってブログ書いているわけですし・・・(遠い目、なのに気持ち悪いけど少しキラキラ)。 — SEO Japan
14 years 1ヶ月 ago
14 years 1ヶ月 ago
株式会社電通は20日、株式会社電通テックの子会社として、シンガポールに新たな営業拠点「プロモテック」を設立し、2012年1月から営業を開始することを発表した。
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