ネットショップ担当者フォーラム

カートに商品入れない新しい買い物体験、「Apple Pay」実装のフューチャーショップが実現

9 years ago

ECプラットフォーム「FutureShop2」のフューチャーショップは米アップルが提供する電子決済サービス「Apple Pay」を実装、「FutureShop2」の利用店舗で「Apple Pay」を利用できるようにする。

9月20日から一部店舗にて運用を開始。2017年10月23日から「FutureShop2」契約中の全店舗からの申込受付を始める。

日本ではGMOペイメントゲートウェイ、ソフトバンク・ペイメント・サービス、ソニーペイメントサービスといった一部の決済代行会社が「Apple Pay」に対応してきた。ECプラットフォームとして「Apple Pay」を実装するのは初めて。

「Apple Pay」とは?

アプリケーションやSafari経由のWebサイト上での買い物時に、あらかじめiOS端末内に登録しておいたクレジットカード情報や配送先情報を活用して決済する支払い方法。

たとえば、「Apple Pay」を実装したショッピングアプリでは、あらかじめ「Apple Pay」に登録したカード情報や住所などを活用してネット通販をすることが可能。個人情報などを入力することなく、「Touch ID」による指紋認証で買い物を完了することができる(iPhoneやiPadの場合)。

「Apple Pay」に必要な情報を登録していない場合、初めて利用する時に、iPhoneやiPad上で送付先、連絡先といった必要情報を入力すれば、それ以降の利用時は情報入力の手間を省くことができる。

「Apple Pay」はiPhone 7、iPhone 7 Plus、Apple Watch Series 2などの端末で、交通機関やアプリケーション、Webサイトでの買い物といったシーンで利用可能。

「FutureShop2」導入店舗では?

「FutureShop2」は「Apple Pay」に対応したインターフェースを実装。導入店舗は商品ページに「Apple Pay」ボタンを設置すると、「Touch ID」(指紋認証)のみで決済が完了できるようになる(商品ページにボタンを設置した場合)。

カートに商品入れない新しい買い物体験、「Apple Pay」実装のフューチャーショップが実現
「Apple Pay」実装の「FutureShop2」で、商品ページから「Apple Pay」で商品購入する場合のイメージ

ショッピングカート画面に遷移する必要がない設計になっているため、従来の「商品をカートに入れる」「個人情報入力」といった入力作業などを大幅に削減。コンバージョン率の向上が見込めるとしている。

複数商品を購入する場合は、ショッピングカートに商品を投入するフローが必要となる。カート画面内にも「Apple Pay」ボタンを設置し、「Touch ID」で決済が完了するフローを採用している。

カートに商品入れない新しい買い物体験、「Apple Pay」実装のフューチャーショップが実現
ショッピングカート内から「Apple Pay」で商品購入する場合のイメージ(複数商品を購入する場合)

フューチャーショップでは、「Apple Pay」を用いた買い物について次のように説明している。

これまでのECサイトにおける決済フローは、「いかに買ってもらうか」「いかに顧客リスト化(メールアドレスを取得)できるか」を考えた“売り手側視点”の要素が多く実装されているものでした。「Apple Pay」は、“顧客の体験”を中心に考えられたユーザーインターフェースがもたらされており、今までとは全く違う便利で新しいショッピング体験を提供できると考え、「FutureShop2」での「Apple Pay」対応を行うこととなりました。

なお、「FutureShop2」で実装した「Apple Pay」は、SafariでECサイトを閲覧した際に利用できるようになっている。

「Apple Pay」に登録したカード情報は?

「Apple Pay」は、EC企業側にクレジットカード情報を通知しない仕組みを採用。アップルもカード情報を保有しないため、ECサイトなどから漏えいするといったリスクはない。

ユーザーの端末にはカード情報から生成した各デバイス固有のアカウント番号を発行し、トークンを用いた暗号化状態でデバイス内のセキュアエレメント(セキュリティチップ)でカード情報を保管。カード番号とは異なる識別番号でひも付けるため、安全性を担保しているという。

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

トランスコスモスが「ライブ動画+EC」プラットフォーム事業、俳優・山田孝之氏と共同で

9 years ago

トランスコスモスは9月1日、社会に影響力を持つインフルエンサーのプレミアムコンテンツをライブ動画で販売するECプラットフォーム「me&stars」を運営するミーアンドスターズ株式会社を設立した。

ミーアンドスターズは俳優の山田孝之氏との共同設立で、山田氏は取締役CIOに就任。2017年冬頃にサービス提供を開始する。

「me&stars」は、影響力を持つインフルエンサーがそのファンに対し、世の中に流通していないプレミアムなモノや体験をライブ動画を通じて販売するプラットフォーム。

山田氏のユニークな発想や芸能経験をもとに、より付加価値の高いプレミアムプロダクトや動画コンテンツの提供をめざすという。

トランスコスモスが俳優の山田孝之氏と共同で立ち上げた「me&stars」のティザーサイト

「me&stars」のティザーサイト

「me&stars」の企画第1弾は今年冬頃を予定しており、多彩なスター、インフルエンサーとのタイアップによって、さまざまなプレミアムコンテンツを提供するとしている。また、スターとファンとのリアルな体験も用意するという。

ライブコマースは中国最大手のEC企業である「タオバオ」が2016年5月に開始した新しい販売手法。動画のライブ配信と買い物が連動し、出演者と消費者がコミュニケーションを取りながら買い物を楽しめる点が特徴という。

タオバオが始めた「淘宝直播」のサービスリリース直後、インフルエンサーの女性が生放送で自身の新作ブランドを発表し、2時間で41万人が生放送を視聴。2時間の生放送で2000万元(約3億円)を売り上げたケースもある。

張大奕の運営するECサイトなど

2時間の生放送で約3億円を売った女性インフルエンサーが運営するECサイトなど

ミーアンドスターズの会社概要

  • 本社:東京都渋谷区渋谷3丁目25番18号
  • 役員:代表取締役社長兼CEO佐藤俊介、取締役CIO 山田孝之
  • 設立:2017年9月1日
  • 事業内容:プレミアムECコンテンツプラットフォーム事業など

瀧川 正実

ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

瀧川 正実

3,000万円の商品も!? 「5歳が値段を決める美術館」が話題に【ネッ担まとめ】 | ネットショップ担当者が 知っておくべきニュースのまとめ

9 years ago

「美術館なのに値段があるの?」と思う人もいるかもしれませんが、Webサイトを見ればその理由がすぐにわかります。楽しさしか伝わってこないこのサイトには、ネットショップの原点があります。

作品も値段も売り方も自由。楽しいショップの原点はここ

5歳児が値段を決める美術館 | Blue Puddle
https://five.blue-puddle.com/

折り紙で億越え!?「5歳児が値段を決める美術館」仕掛け人に質問してみた!! | CuRAZY
https://curazy.com/archives/188151

まとめると、

  • 5歳児が値段を決める美術館は、佐藤ねじさんが行っている個人プロジェクト「息子シリーズ」のひとつ
  • 値段を付けているのは作者である息子さん本人。気に入ってる作品は値段が高いらしい。逆に50円とかの作品は「すぐ作れるやつだから安い」
  • 実際にSOLD OUTの作品もちらほら。息子さんは「お礼のお手紙を書かなきゃ!、忙しくなるぞー」と、興奮してる様子

サボン(※最高額商品)が売れたらどうしよう・・というのは、ちょっと僕もドキドキしてます。 今回、稼ぐことを目的には全くおいてないので、 購入された方と、連絡をとって、購入した意図などを伺って、対応を考えようと思います。

自分が作りたいものを作って、ネット上で誰かに買ってもらう。本来ネットショップって、こうした夢がありましたよね。今では、売り方や集め方など、そこから離れた方向に目が行きがちです。ショップの運営に疲れた人は自分がやりたかったことに原点回帰してみてはどうでしょうか? ちなみにサボンの金額は3千万5千円ですw

熟読必須! ノウハウの宝庫

仕入れ型ネットショップの未来はどうなる?楽天EXPO2017講演レポート | ECバカ一代
https://www.commerce-design.net/blog/archives/2223

まとめると、

  • 一度やれば以後の売上に効果が出続けるような仕事を優先する。売上を追うのではなくお客さんを追う
  • 商品に依存せず、お客さんのことをちゃんと考え、先回りした商売は、本質的に「楽しい」はず
  • 「一旦売上を作ってから考える」のではなく、自店舗が何者か、お客さんがどんな人なのかを考えながら進むのが大切

見つけなきゃいけないのはまず「答え」ではなくて、「解くべき問い」なんです。その上で答えを探す。それが見つかって、一旦軸が通れば、判断スピードが上がって、むしろコンセプト無しで戦術を考えるのが怖くなります。

売り方を探すのではなく、売るために必要なことを考える。無限とも思える戦術を探すよりも、得意技ができてしまえばそれで押せるので、自分たちの良さが何かを考えましょう。講演参加者の声を交えて書かれた記事なのでとても分かりやすいです。

これはわかりやすい! ECアプリのポジショニングマップ

【ECアプリのポジショニングマップ】ユーザー数1位は楽天、2位はAmazon | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4646

まとめると、

  • ショッピングアプリのアクティブユーザーの属性データに基づいた、データドリブンなポジショニングマップを作成
  • フリマアプリのメルカリは女性・若年層で突出したポジションを築いている
  • 男性・若年層では、ユーザー数の多い目立ったアプリは出現していない
「ショッピング」カテゴリのアプリのポジショニングマップ(2017年7月/「ショッピング」上位アプリ)

女性をターゲットにしたショッピングサイトは数多く見られますが、一口に女性といっても若年層かミドルエイジ層か、世帯年収が高めの層か低めの層かなど、いくつかの軸でターゲットを明確化し、競合他社と横並びで比較してみて、自社のポジショニングがどのあたりにあるのか、データに基づいた客観的な判断が必要です。

横軸に男女比率、縦軸に年齢、アイコンの大きさでユーザー数を表現したポジショニングマップです。ユーザー数は無理でも縦横軸はわかりますので、自分がいる業界のマップも作ろうと思えば作れます。記事内にあるアプリのポジショニングと特徴を見て、自社でできることを考えましょう。

EC全般

デジタル技術で店内モニターや鏡に「レビュー」「着こなし」など表示、ジーユーの新店 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4659

まさに店員いらずの仕組みです。人手不足解決も近いです。

DMCA悪用はなぜ問題なのか ? ウォンテッドリー社の悪評隠蔽事例 | web>SEO
http://webweb.jp/blog/seo/wantedly-dmca/

気になる検索結果は消せばいい。そんなことが通用するわけがないですよね。

2017年メールマーケティング運用体制データまとめ -みんなどうやってるの? | BENCHMARK
https://blog.benchmarkemail.com/jp/workflow_of_email_marketing/

きっちりスケジュールを立ててやっているのは半分程度。チェックリストまで作成しているのは2割強。

ECの消費者とのやり取りに「ショートメッセージ」が台頭、理由は「情報の届きやすさ」 | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4665

みんなが使うと届かないものになるかも。今がチャンス。

巨大サイトSUUMOのデータ分析ってどうやってるの?リクルート住まいカンパニーのおふたりに聞いてきた | ECzine
http://eczine.jp/article/detail/4912

データ量が大きいのは言い訳にならない時代です。分析の現場にいる人には読んでほしい記事。

Amazonの「Alexa」とMicrosoftの「Cortana」が統合 年内に会話可能に | ITmedia NEWS
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1708/30/news120.html

オンキヨー、Google Assistant搭載AI対応スマートスピーカを欧米で発売へ | CNET Japan
https://japan.cnet.com/article/35106574/

スマートスピーカーは勢力争いが激しいです。AmazonとGoogleの2強の動きに注目。

【2016年度】通販・EC市場は6.9兆円市場で6.6%増(JADMA調べ) | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4666

「直近10年の平均成長率は6.6%」。みなさんのショップの伸び率は?

今週の名言

成功までの過渡期にいるだけなのに、しびれを切らして、失敗だと言い放っているだけだと考えています。

EC部長が担当者に読んでもらいたいこと~はじめに | ネットショップ担当者フォーラム
https://netshop.impress.co.jp/node/4617

実店舗とネットの境目がどんどんなくなっているまさに過渡期。ここで試行錯誤した量が最終的な結果に表れるはず。

森野 誠之

運営堂

運営堂代表。Web制作の営業など数社を経て2006年に独立後、名古屋を中心に地方のWeb運用を支援する業務に取り組む。現在はGoogleアナリティクスなどのアクセス解析を活用したサイト・広告改善支援を中心にWeb制作会社と提携し、分析から制作まで一貫してのサービスも開始。豊富な社会・業務経験と、独立系コンサルタントのポジションを活かしてWeb制作や広告にこだわらず、柔軟で客観的な改善提案を行っている。理系思考&辛口の姿勢とは裏腹に皿洗いを趣味にする二児のパパ。

森野 誠之

売上を伸ばしたいなら、まずCVR(転換率)を上げよう! | “本気の”CVRアップ実践講座

9 years ago

どうすれば売上は伸びるのでしょうか。購入数を増やす、客単価を上げる、購入回数を増やす、それぞれにさまざまな手法がありますが、この連載では「CVR」に着目します。第1回は、なぜCVRを重視するのか解説します。 キャラクターデザイン◎材井千鶴 イラスト◎宮川綾子

「集客」「転換率」「客単価」どれに集中すれば良い?

突然ですが、こちらの計算式はご存じですか?

売上 = 集客 × 転換率 × 客単価

商売の基本となる、売上の方程式です。

この方程式で考えると、「集客」「転換率」「客単価」のどれかが伸びれば売上が伸びることがわかりますよね。

ECサイトの運営支援を行うなかで、よくあるご依頼が「とにかく売上を伸ばしたい!」ということ。

よくお話を伺ってみると、いろんな施策に手を付けるものの成果が出ず、最終的には社内が疲弊してしまうケースが少なくありません。リソースは限られていますから、売上を伸ばすという結果を出すためには、選択と集中が必要になります。

では、この「集客」「転換率」「客単価」のうち、どれにリソースや時間を集中させれば売上が伸びるのか。答えは「転換率」です。

念のために説明すると、「転換率」とは「ECサイトへの集客数に対して、商品が購入される確率」を表します。100人が来店し、1人が商品を購入した場合は、「転換率1%」になります。

この「転換率」という言葉は、通販サイトでは一般的に「CVR(コンバージョンレート)」と呼ばれているので、今後はCVRという言葉に統一します。

「集客」と「客単価」を上げるのはとても大変

「集客10,000人 × CVR2% × 客単価5,000円」で、月商100万円のある店舗が、「月商を2倍の200万円にしたい」と考えた場合で考えます。

「集客」を上げるとすると、10,000人の来店者数を20,000人にする必要があります。主な手段は広告出稿やセールです。当然費用がかかりますし、購入意欲のないライトなユーザーも集客してしまう可能性があり、CVRが下がる恐れがあります。

「客単価」を上げるとすると、5,000円の購入価格を10,000円にする必要があり、商品の単価を上げたり、まとめ買いを促したりする必要がありますが、実際は難しいでしょう。

ある通販店舗の売り上げを見てみよう! 売上の方程式は「集客10,000人 × CVR2% × 客単価5,000円

その点、CVRを上げるなら2%を4%に、100人の来訪で2人だった購入者を4人にすればOKなのです。

こう見てみると、CVRの改善が売上アップの近道に見えてきませんか? CVRを上げるのは簡単ではありませんが、CVRを上げる鉄則はすでに存在し、実績が出ているのも事実です。

今回から数回にわたり、“CVRを上げるために本気で考える講座”を行います。学生時代、数学の方程式を解くために必死で考えたように、ECサイトの売上を伸ばすために、CVRアップの方法を本気で考えましょう。

今回は今後のアジェンダとして、そのヒントをいくつかご紹介します。

買い手であるユーザーのことを本気で知りましょう

ユーザーを本気で知る?

よくあるのが、ECサイトを運営する担当者が考えるユーザー像と、実際のユーザーの年齢や性別、置かれている環境などの属性が違うケース。

ユーザーから届く意見などから、ぼんやりとしたユーザー像を描いている方も多いと思います。ですが、掘り下げていくとかなりのギャップがあるケースが本当に多いでのす。

実際の買い手とは異なる、担当者が考えるユーザー像に対して施策を打ち続ける。……当然、結果は出ませんよね。

CVRを上げるための最初のステップは、買い手であるユーザーのことを本気で知ることです。

ユーザーの需要に合致する商品を本気で提案しましょう

ユーザーの需要に合致する商品を本気で提案?

買い手であるユーザー像が見えてきたら、「今運営しているECサイトで特に買ってもらいたいと思っている商品は、そのユーザーに響く商品になっているだろうか?」ということを考えます。

商品のコピーや商品画像、ランディングページで表現されている内容や商品情報、文字サイズ、競合と比較した時の価格……それぞれがユーザーの需要と合致しているでしょうか?

買っていただくためには、ユーザーに「欲しい」という感情を持ってもらい、ECサイトを通して、その背中を押す必要があります。

CVRを上げるために、ユーザーに欲しいと思ってもらえる環境や情報を提供する必要があります。

本気でお買い物環境を整えてストレスなく購入できるようにしましょう

お買い物環境を整える?

ユーザーが「欲しい」という気持ちになれば、あとは購入するのみ! ……なのですが、最後に大きなハードルがあります。それは、会員登録やユーザーの情報を入力する「エントリーフォーム」。

買い物カゴに商品を入れ、決済ボタンを押したものの、購入完了までのステップで「項目が多くて面倒くさい」「どこに何を入れたら良いかわからない」「きちんと情報を入れたはずなのに、エラーが出て次に進まない」といった理由で多くのユーザーが離脱してしまいます。その率はなんと50%以上!

せっかく買いたいと思っていただいたのに、エントリーフォームが最適化されていないことで、半数以上が買い物の途中でサイトを離脱してしまっているのです。

買い手であるユーザー像を前提としたときに、ストレスなく購入できるフローになっているのかどうか、本気で考える必要があります。

次回購入時は、指名買いをしてもらえるよう、本気でユーザーの満足度を上げましょう

指名買いをしてもらう? TEAS3R?

店舗の特性にもよりますが、売上構成として望ましいのは半分以上がリピーターのユーザーで構成されていること。そのためには、初回購入客を次回の購入につなげる必要があります。

そこで活躍するのがエフカフェ流リピートメソッド「TEAS3R」。

Try(試す)→Expect(期待する)→Amaze(驚く)→Satisfied(満足する)→Review(レビューする)→Remind(思い出す)→Repeat(リピートする)

という流れを作るために、どのタイミングでどんな施策を行えばユーザーの満足度が上がり、次回の指名買いへとつながるのか。ユーザーをファンに育成していく方法を本気で考えます。

◇◇◇

ということで、今回はここまで。CVRを上げるといっても、小手先のことを言ってもなかなか結果にはつながりません。

「ユーザーのお買い物に関するすべての体験を最適化すること」。それが、今、バズワードにもなっている「CX=カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)」であり、CXの最適化はCVRのアップにもつながっていきます。

さぁ、まだ始まったばかり。「売上をアップさせたい」。そんなあなたに、CVRに徹底集中する「CVRを上げるために本気で考える講座」、スタートです。ぜひ次回からもご覧ください。

fcafe eCommerce Navigator

株式会社エフカフェ

EC運用支援サービスのパイオニアとして、日本および中国でeコマースサイトの運営代行、コンサルティングサービスを13年以上展開。
メーカーや大手小売りを中心に、サイト運用に必要なサービス、売上向上に向けたトータルな施策提案をワンストップで提供しています。

現在はペルソナ設計、ユーザーテスト、売上/アクセス分析など定量・定性データ分析部門を強化。そこから導き出される、サイトの課題とターゲットの明確化により、中長期にわたる顧客育成と売上向上を目指すサービスを提供。

「お買い物」を「科学」することで、再現性を持った「売る」技術を蓄積しており、現在日本、中国においてパートナー様にサービスを提供しています。
この「売る」という力、ノウハウは今後ASEANを始め、世界中にサービス提供していきたいと考えています。

株式会社エフカフェ

ドモホルンリンクルの再春館製薬所、コールセンターの受託事業を本格スタート

9 years ago

化粧品通販大手の再春館製薬所は9月1日、コールセンターの受託業務を開始すると発表した。法人向けの受託事業を行うのは初めて。

通販で累計900万人以上の顧客を獲得してきた経験とノウハウを、他社の電話対応業務を請け負うといったコールセンターの受託事業に生かす。

受託事業のコンタクトセンターの人員体制は、コミュニケーター22人とスーパーバイザー4人。クライアントのビジネススタイルに応じて、サービスをカスタマイズして提供するという。

コールセンターの場所は福岡県・博多天神。人材確保などでメリットがあることから、福岡をサービス拠点に選んだ。2年後をめどにコミュニケーター100人体制をめざす。

コールセンターの受託事業は、グループ会社のヒューマンリレーションが担う。ヒューマンリレーションは2016年10月に設立され、これまで再春館製薬所のコールセンターで働くコミュニケーターの育成などを行ってきた。

再春館製薬所のコールセンター受託事業は、グループ会社のヒューマンリレーションが担う

ヒューマンリレーションのオフィスの様子

再春館製薬所は1982年にダイレクトテレマーケティングシステムを導入。コールセンターでは注文を受けるだけでなく、コミュニケーターが顧客の気持ちを汲んで親身にアドバイスを行うなど、電話対応における独自のノウハウを培ってきたという。

本社のコールセンターは500回線を有し、1日約7000件の顧客対応を行っている。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

コミュニケーション領域に特化したAI研究所を設立、トランスコスモス

9 years ago

コールセンター大手のトランスコスモスは9月1日、企業と消費者のコミュニケーション領域において、人工知能(AI)や機械学習の活用方法を研究する独自の研究所を設立した。

大学や外部の研究機関などと連携し、AIの研究に携わる人材の育成に取り組むほか、音声認識や自然言語処理などの技術を活用し、デジタルコミュニケーション分野で新たなサービスの提供をめざす。

研究所の名称は「Communication Science Lab(コミュニケーションサイエンスラボ)」。トランスコスモス・上席常務執行役員の緒方賢太郎氏が所長に就任。ニューヨーク大学の関根聡研究准教授が技術顧問を務めている。

AIや機械学習に関わるトランスコスモス社員を中心に約10人で研究を開始。今後、研究内容のテーマにあわせて人員を拡充する。

研究所の具体的な活動内容は次の5つ。

  1. デジタル化やオムニチャネル化が進む消費者と企業の間のコミュニケーションの実態調査と課題整理
  2. 音声やテキストを中心とした非構造データの認識技術の現場実装に伴う課題解決やアノテーション手法の開発
  3. 機械学習や自然言語処理によるVOC(顧客の声)の話題分類や文脈解析に関するアルゴリズム開発
  4. AI・ロボティクスなどの先端技術によるコミュニケーションの自動化の実証実験とコーパス・ルールベースの整備
  5. 以上の活動を推進するために必要な、人材育成や啓発活動

AIや情報処理技術の急速な進化に伴い、スマホや音声デバイスを使った新たなコミュニケーション手段が登場し、コールセンターや店頭などでの労働生産性の向上が期待されている。

「デジタル時代の消費者と企業のコミュニケーションのあるべき姿」に関するAI研究を国内で主導するため、独自に研究所を設立した。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ストッキングの福助が中国でEC開始、アリババグループの「Tmall」に出店

9 years ago

靴下やストッキングなどの製造販売を手がける福助は9月1日、アリババグループが運営する中国大手BtoCのECサイト「Tmall(天猫)」に出店した。基幹ブランドの「満足」「Daily満足」などを販売する。

新たに開設したサイト名は「天猫Tmall 福助官方旗艦店」。中国法人の福助(上海)商貿有限公司が店舗運営を行う。

これまで中国では、主にリアル店舗向けの卸事業を行ってきたが、アパレルECの利用者が急速に増えていることを受け、ECへの参入を決めた。

「天猫Tmall 福助官方旗艦店」ではストッキングやタイツ、レディスソックス、レギンスなど43品目を販売する。一部商品は10月に販売を開始する予定。

福助(上海)商貿有限公司は2011年2月の設立。中国で繊維製品などの卸売や輸出入を手がけている。

福助が中国内でEC、アリババグループのTmall(天猫)に「天猫Tmall 福助官方旗艦店」を開設

福助が開設した「天猫Tmall 福助官方旗艦店」

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

アパレルECで試着サービスを1円で提供、マガシークが開始

9 years ago

アパレル通販サイト「MAGASEEK」を運営するマガシークは9月1日、試着後の商品を1円で返品できる新たなサービスを数量限定で開始した。商品と一緒に同サービスを1円で購入すると、商品到着後9日以内であれば試着後に返品できる。

手軽に試着できるようにすることで、ECサイトにおけるファッションアイテムの購入ハードルを下げる。

サービス名は「おためし(試着)サービス」。サービスが適用されるのは返品対象商品のみ。セール品や水着、下着、ピアスなどの一部商品は返品不可。

返品する際は、商品に同梱された着払い伝票を使い、箱や付属品、ビニール袋なども一緒に返送する。

「おためし(試着)サービス」を1円で購入した顧客が商品を返品しなかった場合でも、マガシークは1円を返金しない。

マガシークが始めた「おためし(試着)サービス」

「おためし(試着)サービス」のスキーム

マガシークによると、ECサイトの利用者から「素材やサイズを確かめてから買えたらいいのに」「自分に本当に似合うか不安で買うのに躊躇してしまう」といった意見が寄せられていたという。

こうした顧客の悩みを解消するため、「おためし(試着)サービス」を数量限定で商品化した。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

ECユーザーの冬支度は9月から? 夏の終わり~秋口に増える買い物系検索ワードまとめ | ヤフーの検索ニーズから学ぶ「トレンド研究所」

9 years ago

ネット通販では、季節に対応したキーワードをしっかりと押さえつつ、仕入れや商品開発といったMDを進めていくことも重要な担当者の業務の1つ。8月後半から9月にかけて、検索では秋や冬物商材、運動会などのイベント、スタッドレスタイヤやクリスマスツリーといったキーワードの検索が増えていきます。9月に把握しておきたい検索キーワードのトレンドなどを解説していきます。

残暑から検索数が上昇するEC用定番キーワード6選

毎年8月から検索数が増える定番のファッション、グルメのキーワードを紹介しましょう。気候の変化による定番キーワードの上昇、旬を迎える「梨」や「ブドウ」といった果物の検索数が増えていきます。

「ジャケット」

「ライダーズジャケット」「レザージャケット」「デニムジャケット」などの定番モノは2017年も強いでしょう。レディースに負けないくらいメンズアイテムも検索され始めています。

定番色「カーキ」「グレー」「ベージュ」「ネイビー」といったスタイリングの組み合わせを意識した探され方も多いのが特徴です。

「コート」

ジャケットよりも少し時期が遅れて、検索数が上昇するアイテムです。種類も豊富なコート類では「モッズコート」「ダッフルコート」「トレンチコート」など種類別のキーワードで検索される傾向があります。

ジャケットと比べて「ブランド」「ママ」「メンズ」などの「組み合わせ検索」が強いのも特徴。

「ブーツ」

8月中旬からショートブーツの検索数が、一気に上昇します。ショートブーツと同じ時期に上昇するキーワードが「サイドゴアブーツ」「ショートブーツ」「ムートンブーツ」など。

ブーツで注目したいのが「レインブーツ」です。「レインコート」などと一緒に検索される傾向があり、台風が多い初秋に備える方が多いと考えられます。

「梨」

「20世紀」「かおり」「新甘泉」「荒尾」「あきづき」など、ブランド名付きでの検索が目立ちます。お目当ての果物を直接購入できるのも、オンラインストアの強みですね。

「ブドウ」

「シャインマスカット」「ピオーネ」は毎年数多く検索されるキーワード。贈答用だけでなく、家庭で消費するユーザーが増えているためか、「食べ方」「カロリー」についての「組み合わせ検索」も多いのが特徴です。

「ポポー」

9月~10月が旬のトロピカルフルーツが2017年のトレンド商材。地元のお店ではなかなか扱っていない珍しい果物を購入しようと、ネット検索する消費者が増えているようです。

ブドウ
「食べ方」「カロリー」といった個人消費のためのキーワード対策が重要です

秋口のイベント「七五三」「運動会」

秋口は子供が主役のイベントが数多く開かれるのが特徴ですよね。イベント関連のキーワードは必ずチェックしていきましょう。

「七五三」

夏から秋に差し掛かると、「七五三」関連商品の検索数が増加します。

特に3歳児の初めての七五三に対する需要は高そう。「着物」「髪飾り」「スーツ」などのフォーマル衣装に加え、撮影やお祝い関連グッズなども合わせて検索される傾向があります。

「運動会」

運動会シーズンに合わせて子供用スニーカーの定番「瞬足」「お弁当」などのキーワードが上昇します。

いつの時代も「子供に1番になってほしい」「おいしいお弁当を食べてもらいたい」といった親心は変わらないものですね。

お弁当
お弁当関連を扱う事業者は、「運動会 + お弁当 + ●●●」といった複合語対策を忘れずに

秋口から検索数が上昇する冬のキーワード

「スタッドレスタイヤ」

スタッドレスタイヤの買い時は、降雪シーズン前の11月頃と言われています。しかし、実はそれ以前の9月からユーザーの検索行動は始まっているのです。

9月から急に検索数が増える傾向にあり、シーズンが近づくにつれて検索対象は「性能比較」から「価格」に関心が移り変わるようです。

「9月から十分に比較検討を始め、安い時期に購入しシーズンに備える」といった計画性のあるユーザー行動が推測できます。

「こたつ、石油ストーブ」

8月~9月に実店舗でこたつや石油ストーブを見ることはなかなかないのではないでしょうか。しかし、ネット上では探し始めているユーザが実在します。

実店舗において、シーズン外アイテムの商品設置場所を確保するのは、売り場面積の観点から難しいのが実際のところ。オンラインストアを展開している企業は、こうした実店舗の課題を捉えつつ、ネット上でユーザーを囲いにいくケースがあるようです。

「クリスマスツリー」

11月に入ると、次第にクリスマスモードに突入していきますよね。傾向としては、この時期からクリスマスツリーを検索するユーザーは、手作り志向の人が多いようです。

シーズンが近づくと、「手作り」から「メーカー」「ショップ名」と検索キーワードが変化していきます。

「手帳」

10月の買い替え時期に合わせて、購入を検討するユーザーが9月にかけて増加します。「シリーズ名」「2018」などのキーワードと一緒に検索されることが予想されます。

私も紙の手帳を使っていますが、やはり毎年同じシリーズを買っています。2016年、特定の手帳を買ったユーザーを把握できれば、この時期に合わせたレコメンド施策を採用することをお勧めします。

クリスマスツリー
9月からクリスマスツリーを検索するユーザーは、手作り志向の人が多いようです。DIY関連商材や雑貨関連を扱う事業者はニーズを捉えることができる時期ですね

まとめ

秋から冬に関連する商品の検索数は、9月からじわじわと上昇します。もちろんメインシーズンはまだ先ですが、9月からすでに冬支度をするユーザーがいるという事実は把握しておきましょう。

ネット上で早めに商品を検索するユーザーがいるという季節需要に対して、オンラインストアならではの対応ができるといいですね。

まだまだ暑い日が続いていますが季節は秋に突入します。あっという間に冬が来るのでしょう……。

舩水 達哉

Yahoo! JAPAN

舩水 達哉

2008年にヤフー入社。
主にアクセス解析ツールの普及やサービスのABテスト環境構築支援に従事。

最近では検索データを社内外で活用できる仕組み作りのため日々邁進中。よく利用するサービスは「ヤフオク!」と「Yahoo!ブックストア」。

最近の趣味は子どもと遊ぶこととお昼代を浮かすこと。

舩水 達哉

EC売上1000億円突破のヨドバシカメラなど通販売上ランキング2017【ジャンル別】 | 通販新聞ダイジェスト

9 years ago

通販新聞社は7月、「第68回通販・通教売上高ランキング調査」を実施し、売上上位300社の売上高ランキングを発表した(こちらの記事を参照)。同時に健康食品、化粧品、食品、衣料品といった通販の主力商材別の売上高調査も行った。今回は市場規模が大きく、また強豪がひしめき、今後が注視される「総合通販」「家電」「家具」「BtoB通販」を展開する上位の通販実施企業の直近の売上高を抜粋したランキング表を掲載しつつ、それぞれの通販市場の動向と各プレイヤーの状況について見ていく。

【総合通販】ショップチャンネル、ベルーナなど増収に

EC売上1000億円突破のヨドバシカメラなど通販売上ランキング2017【ジャンル別】 総合通販ランキング

カタログやテレビを主要媒体とした総合通販では上位10社のうち、5社が減収になるなど苦戦が目立つ一方、増収を維持する企業も見られた。

1位のジュピターショップチャンネルは当期に創業20周年を迎えたこと受け、様々な商品開発や番組の企画、新たな販促策などこれまでにないチャレンジを実施。新種のバラの命名権やスーパーカー、別荘などこれまで販売実績のないユニークな商品を紹介、販売する「夢を買えたら」と題した記念企画を実施したり、24時間に渡って英家電メーカー「ダイソン」の商品を販売する特番なども行った。こうした商品や番組の企画に合わせ、本格的な実施は初めてとなる新聞広告やインフォマーシャルを出稿。商品の売上拡大と特番の視聴促進につなげ、新規顧客を増やし、また、既存顧客の購入回数を押し上げ、近年なかった2桁成長を達成した。

2位のニッセンホールディングスは昨年11月にセブン&アイ・ホールディングスの完全子会社となったことで、決算期末日を12月20日から2月末に変更、前期は14か月決算となっている。そのため増減率は算出しないが、前期は大型家具事業からの撤退とインテリア関連売り上げの減少、カタログ多頻度発行施策の戦略修正、スペシャルカタログの統廃合等の影響で減収となった。

3位のベルーナは主力の総合通販事業でネット販売が伸びたほか、専門通販事業も好調に推移。前期の連結売上高は当初見込みを上回った。総合通販事業では、CVR(受注転換率)上昇に向けて実施した、通販サイトや集客の効率改善、ネット専用商品投入といった施策が功を奏した。

4位のディノス・セシールはディノス事業ではテレビ通販が主力の午前枠を軸に売れ筋の美容運動器具や家電などで売れ行きを伸ばし、前年実績を上回ったが、衣料品や家具インテリアなどが伸び悩み、カタログ通販が振るわなかった。セシール事業は化粧品や健康食品の売れ行きは順調だったが、衣料品や家具インテリアなどが苦戦した。両事業ともに前年実績を下回ったことで売上高全体でも減収となった。

5位の千趣会の通販事業は、衣料品を中心に相対的な商品力が低下したことや、カタログ配布者のレスポンス減分をネットで補い切れず、また、スマホ受注は伸長したものの、パソコン受注の減少分を補填できなかったことなどが響いた。ジャンル別では、インテリアが前年比微増と健闘。規模は小さいながら食品は2桁増となったものの、主力の衣料品が個人消費鈍化の影響もあって2桁減と振るわなかった。

主力事業であるベルメゾンのカタログ発行部数は、ファッション系のカタログ冊子を増やしたことで約1000万部増となったが、総ページ数は減らした。期初計画では媒体量を増やして売り上げ回復を狙う予定だったが、春号の結果を受けてコスト削減に舵を切り、利益確保を優先した。

6位のQVCジャパンは前々期から本格化させた海外のQVCグループ各社での売れ筋を積極的に投入する試みなどが奏功。展開する商品カテゴリーを増やしたほか、特に靴やバッグ、アパレル、化粧品などで一定の売り上げを上げた商品が複数、出てきたことで売り上げを押し上げた。

7位のスクロールはスクロール本体では前期、家具・雑貨通販「生活雑貨」を子会社であるスクロールR&Dに移行したほか、シニア向け個人通販事業「ブリアージュ」を終了した。これにより、個人向け通販は本体では扱わず、化粧品や健康食品、ブランド品などのネット販売を子会社で手がける形となった。前期のアパレル事業は市場低迷を受け減収だった。

9位の高島屋は主力事業であるカタログの収益改善を目的に昨年11月の冬号以降、総合カタログの発刊を年9回から4回に縮小したことから減収となった。ただ、総合カタログの2週間後に抜粋版を発刊したり、さらに2週間後にお得意様特別号を展開し、クリアランス商品も提案したことなどで、カタログ事業の売上高は前年比約11%減と踏ん張った。EC売上高は同12%増で伸び率が多少鈍化したものの2桁成長を維持した。

【家電】ヨドバシが1千億円超に

EC売上1000億円突破のヨドバシカメラなど通販売上ランキング2017【ジャンル別】 家電ジャンルランキング

主に家電を販売する小売企業(メーカー直販やパソコン専門は除く)を売上高順に10位まで抜粋した。

1位のジャパネットホールディングスは、過去最高の売上高を計上するなど好調だった。今回調査からグループ内の中心企業であるジャパネットたかたではなく、グループ全体の売上高としているため、単純比較できないものの、前回(1559億1400万円=ジャパネットたかた単独売上高)よりも大幅な増収となっている。

前年に創業者で前社長の髙田明氏がテレビ通販番組への出演から引退するなどでテレビ通販の売り上げへの影響が懸念されたが、枠を増やすなど積極的な攻勢でテレビ通販も順調だったほか、新聞広告や折り込みチラシ、DM、カタログなどの紙媒体の通販も好調に伸びた。また、昨年7月には通販サイトを刷新し、売れ筋に絞った商品展開とし、拡販強化や効率化を進めネット販売も堅調に推移したようだ。商品面でも引き続き掃除機やエアコンなどの売れ筋に加え、冷蔵庫や調理家電など白物家電全般の売れ行きが順調だった。

2位ヨドバシカメラは、1000億円の大台を突破した。全社売上高に占める割合も15%を超えており、同社の通販サイト「ヨドバシドットコム」は「旗艦店舗」となっている。家電以外にも、書籍や日用品、食品などさまざまな商材を取り扱う総合サイトとなっている。サービス面でも、購入額によらず送料無料、追加料金なしでも注文当日の配達、さらには同じく追加料金なしで最短2時間30分以内に届ける「ヨドバシエクストリーム」(東京23区などで実施)など、サービス面の充実は他社の追随を許さない。自社配送を実施しており、都内ではヨドバシドットコムの配送車やバイクを目にする機会が増加している。

今年7月には大阪市の「ヨドバシ梅田」の店外に、ネットで注文した商品を店舗で受け取れるサービスの専用ショップを試験的に開設。主要駅近隣や商業施設など、顧客の利便性の高い立地への開設を進める予定としている。

3位上新電機(売上高は本紙推定)は、楽天市場やヤフー!ショッピングなどでの大賞の常連企業。ネット販売に関しては、前期も堅調に推移したとみられる。

4位キタムラは「宅配売上」と「店受取売上」を合算した売上高がやや減った。昨年4月に発生した熊本地震によりデジタルカメラのパーツ工場が被災し、製品が供給不足となったことが響いた。

5位ビックカメラは、子会社であるソフマップ、コジマと合算した売上高については、グループ合計で前期比約4.5%増の690億円だった。昨年9月から、ビックカメラの倉庫からコジマ通販サイトの商品を出荷する体制となり、在庫数が大幅に増えたことから、コジマの売り上げが大きく伸びている。

6位MOAは、各社の仮想モールへの積極的な出店が功を奏し、売り上げが伸びている。

【家具】ニトリが独走、200億円突破

EC売上1000億円突破のヨドバシカメラなど通販売上ランキング2017【ジャンル別】 家具ジャンルのランキング

家具商品をメーンに通販を実施している企業では、ニトリが前期比33.1%増の226億円で前年に引き続き首位を獲得した。当期は16年7月に実店舗での通販商品受け取りサービスを開始したほか、小型店などを中心にデジタルカタログを設置して在庫の無い商品の購入について通販サイトへの誘導を実施。物流面でも通販専用倉庫に自動倉庫システム(ロボット倉庫)を導入した。そのほか、SNSによる集客にも着手しており、季節やトレンドを反映したコーディネートシリーズ商品の情報を発信することで新たな客層の獲得を図っていった。

2位となったのはタンスのゲン。当期は顧客対応強化のため営業時間を拡大したほか、9月に神奈川県厚木市に物流拠点を開設。また、11月には中国での商品開発・仕入れ強化や現地でのネット販売参入のために上海に子会社を設立した。全社売上高が100億円を突破するなど好調だった。

3位のベガコーポレーションは「楽天市場」に食器棚やダイニングセットを中心に取り扱う店舗を新規出店し、国産家具やダイニングテーブルなどの販売を伸ばした。サービス面ではソファの引き取りサービスを開始し、新規購入だけでなく買い替え需要への対応も強化。物流では受注増に伴う商品保管スペース拡充のため、神戸市内に新物流拠点を開設した。

4位には山善がランクイン。家庭用品通販サイトの「くらしのeショップ」が11期連続の増収を達成。今後、コンシューマ向けネット取引は年商200億円規模へ拡大することも計画している。5位のジェネレーションパスは仮想モール店舗を中心にネット販売を行う「ECマーケティング事業」において仕入れ先の拡大で取扱商品数が増加し、売り上げが伸長。一方で中国向け越境ECについては4月に税制変更があったことで、取り扱い可能な商品が変更。加えて円高の影響も受けて、当初の計画よりも下回った。

【BtoB通販】MonotaROの成長続く

EC売上1000億円突破のヨドバシカメラなど通販売上ランキング2017【ジャンル別】 BtoB通販のランキング

安定的な成長を続ける法人向け通販市場。中でも突出して高い成長率を見せる4位のMonotaROは工場をメインに電動工具などの間接資材を展開し、取扱商材を広げつつ、顧客事業所の開拓を進めている。FAXやDM、リスティング広告などでの徹底的なプロモーションに加え、近年ではテレビやラジオでのCMも積極化し、前期末の累計顧客事業所数は200万口座を突破するなど順調に推移している。今年4月には茨城・笠間市に大型物流センターを新設し在庫商品数を増やし翌日配送対応商品の拡充などを強化しており、さらなる売り上げ規模拡大を見込んでいる。

激戦のオフィス用品は1位のアスクルが2月に発生した物流拠点の火災の影響で期初計画には未達となったものの、火災前までに実施した積極的な品ぞろえ拡充や販促策などが奏功し、増収を維持。

3位の大塚商会も工具や介護用品などの品ぞろえ拡充などが寄与し増収に。

5位のカウネットも付加価値を付けたプライベートブランドの「カウコレプレミアム」の拡充を引き続き進めたことなどで増収となっている。アスクルの復調の行方も気になるが、近くアマゾンジャパンが専用ページ「アマゾン・ビジネス」を立ち上げ、法人向け通販ビジネスに本格参戦する予定でこれが市場にどのような変化をもたらすか注目されそうだ。

通販新聞

「楽天スーパーセール」で手軽にできる売上アップ施策とは? | いつも.のECコンサルタントが明かす、売り上げアップにつながるEC最新情報

9 years ago

今回は「楽天スーパーセール」の直前対策について紹介しましょう。「楽天スーパーセール」の広告枠や割引サーチといった申請などの締め切りも一通り終わり、「もうできることはない……」と思っていませんか?

イベントの直前期でも、売上アップのためにできることはたくさんあるんです。

店舗内イベントの実施

ページを用意していなくても、すぐに実施できるのがクーポン発行による店舗内イベントの開催です。

初めてきた訪問してきたお客さまに、まずは購入してもらえるよう“今買う理由”を訴求していきましょう。

効果が出やすいクーポン企画を洗い出したので、店舗企画の参考にしてみてください。

スタートダッシュクーポン

セール開始から0:00までのアクセスが最も伸びる時間帯に、割引率が高めのクーポンを発行し、初速をつけるのに最適な施策です。獲得枚数・利用枚数ともに期待できます。

ミッドナイトクーポン

穴場と呼ばれる深夜の時間帯限定で施策を打っている店舗は少ないです。売上・アクセスともに中だるみしやすい3~4日目にオススメの企画です。

ゲリラクーポン

告知をせずに、短時間限定で高割引率のクーポンを出す施策。セール全体の進捗が悪いとき、カンフル剤として力を発揮します。

3つの限定感

また、クーポンには「3つの限定感」を記載することで、“今買う理由”を訴求できます。

限定モノを作り限定感をアピールすることも“今買う理由”につながるので、下記のキーワードを状況に応じて使い分けましょう。

  • いまだけ → 終了期間を必ず告知しましょう
  • これだけ → ○枚限定と使える枚数を明記しましょう
  • あなただけ → メルマガ会員限定などのシークレットクーポンを出すときに訴求しましょう

独自イベントは、イベントがないときにも効果的です。“今買う理由”を打ち出して、売上げアップをめざしましょう!

株式会社いつも.

Eコマースビジネス支援に特化し、成功に必要なコンサルティング、集客、構築・制作、販売、CRM、物流、カスタマー対応までを一社完結で提供。

現在、国内最大規模となる7700社以上の企業(2016年6月時点)とサポート実績があります。約4年前から米国Eコマースの成功事例や情報を研究する専門部署(EC未来研究所)を設け、情報収集と発信を実施。そこから日本流のスマートフォン、ソーシャル、O2O、フルフィルメント、CRMなどのコンサルティングも提供している。

株式会社いつも.

アマゾン、ファッション専用の新物流センター「アマゾン藤井寺FC」を今秋に開業

9 years ago

アマゾンジャパンは8月31日、ファッション専門の物流センターを大阪府内に開業すると発表した。2017年10月の稼働を予定している。国内の物流センターは15か所目。

物流センターの名称は「アマゾン藤井寺フルフィルメントセンター」。住所は大阪府藤井寺市。延床面積は約1万9700坪で、5階建ての建物の4階と5階を使用する。

ファッションの物流体制を拡充することで、Amazonマーケットプレイスに出品するEC事業者のオペレーションを支援するとともに、顧客への迅速な配送をめざす。

ファッション専門の物流センター「アマゾン藤井寺フルフィルメントセンター」

ファッション専門の物流センター「アマゾン藤井寺フルフィルメントセンター」

アマゾンは近年、ファッションジャンルを強化してきた。2016年10月には「東京ファッション・ウィーク」の冠スポンサーとして契約。ジャスパー・チャン社長は当時、「ファッションはアマゾンジャパンの急成長分野の1つ」と説明した。

Amazonマーケットプレイスに出店するアパレルメーカーも増えており、2017年7月にはアパレル製品の製造と販売を手がけるアーバンリサーチが出店している。

また、米国ではAmazonのオリジナルファッションブランドを展開し、売り上げを伸ばしている。

アマゾンジャパン合同会社のジェフ・ハヤシダ社長は、「アマゾン藤井寺フルフィルメントセンター」の開業について次のようにコメントしている。

西日本エリア初のファッション専用フルフィルメントセンターを藤井寺に開業することができ大変嬉しく思います。国内15か所目となる物流拠点を開業することで、お客様により快適なオンラインショッピング体験を提供したいと考えています。今後も、雇用など含め地域社会に根ざしたFCづくりを展開してまいります。

渡部 和章

ライトプロ株式会社 代表取締役

渡部 和章(わたなべ・かずあき)

新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

渡部 和章

EC関連アプリのポジショニングマップ/カインズ+大都の資本提携【今週の人気記事】 | 週間人気記事ランキング

9 years ago

ショッピングアプリのアクティブユーザーの属性データに基づいたポジショニングマップが注目を集めました。メルカリ、[.st]、ジーユーなどが若い女性を中心に伸びています。

  1. 【ECアプリのポジショニングマップ】ユーザー数1位は楽天、2位はAmazon

    tweet31はてなブックマークに追加

    アクティブユーザーの属性から描く、EC関連アプリの勢力図(連載第16回)

    2017/8/30
  2. カインズと大都が資本提携。「新しい価値を創造」「ECと実店舗の連携が競争のカギに」

    tweet16はてなブックマークに追加

    カインズと大都は2016年9月に業務提携契約を締結、共同での商品仕入れ・販売・売場連動などを進めてきた

    2017/8/29
  3. 「ZOZOTOWN」はなぜ伸びている? スタートトゥデイ副社長に聞く好調の理由

    tweet20はてなブックマークに追加

    4月1日に新設した副社長職を兼務する栁澤孝旨CFOに衣料品ECの事業環境や好業績の要因などをインタビュー

    2017/8/28
  4. スタートトゥデイとヤマト運輸が連携、購入時に宅配ロッカーを選択可能に

    商品の受取場所としてオープン型宅配ロッカー「PUDO」を選択できるようにした

    2017/8/25
  5. モールで売れるのに自社サイトでは売れない……そのたった1つの理由とは?【ネッ担まとめ】

    ネットショップ担当者が読んでおくべき2017年8月21日〜27日のニュース

    2017/8/29
  6. 楽天市場で広告に頼らず売り上げを安定的に伸ばす方法

    楽天市場で売り上げには「売れているから露出が増え、露出が増えるから売れる」という好循環を作ることが重要

    2017/8/25
  7. EC部長が担当者に読んでもらいたいこと~はじめに

    「EC部長が担当者に読んでもらいたいこと」は、2~3年目のEC担当者を対象にした新連載です。第1回では、連載の目的や使い方、前提となる考え方を説明します。

    2017/8/30
  8. 楽天、JリーグのECサイトをリニューアルし運営を全面支援

    「楽天スーパーポイント」を貯めたり利用したりできるようにした

    2017/8/25
  9. BtoB ECを始める5つの理由。企業間取引をEC化するメリットとは?

    BtoBのECって、どんな理由があって始めるの?(連載第4回)

    2017/8/29
  10. ロコンドが当日深夜や翌朝の配送を実現。送料無料は廃止しポイント還元でサービス維持

    当日深夜配送などはソフトバンクグループと連携。14時までの注文の配達時間指定を、当日21〜24時や翌朝6~9時にも拡充

    2017/8/29

    ※期間内のPV数によるランキングです。一部のまとめ記事や殿堂入り記事はランキング集計から除外されています。

    uchiya-m

    ネット通販18サイトでカード情報漏えい約1万件、カートシステムに不正アクセス

    9 years ago

    ジェネシス・イーシーは8月29日、ECサイト構築システム「Genesis-EC」を導入している18社のECサイトから、最大9458件の顧客のクレジットカード情報が流出した可能性があると発表した。カードの不正利用の被害も発生しているという。

    カード情報流出の対象となるECサイトは、以下18社。各社は情報流出が発生したことをECサイトで顧客に告知している。

    • もぐもぐ共和国(株式会社アレルギーヘルスケア)
    • 造花ドットコム(有限会社アイリス)
    • シティ・ガス(株式会社シティネット)
    • MotoJam(有限会社エイメント)
    • 幸せの銘酒市川(有限会社市川商店)
    • フォグ(有限会社フォグリネンワーク)
    • テンテンの森(株式会社マルト)
    • ウッドデッキ・DIYのリーベ(株式会社リーベ)
    • オンラインワッシーズ(株式会社鷲谷商店)
    • CAFF工房(株式会社セイコー珈琲)
    • 箔座(箔座株式会社)
    • Bigsnet(株式会社ノア・コーポレーション)
    • 健康惣菜 知久屋 本店(株式会社知久)
    • 全農食品 ふるさと倶楽部(全国農協食品株式会社)
    • ファンタジーワールド(株式会社ファンタジーワールド)
    • 自然食品・有機米 かねこや(株式会社金児商店)
    • 佐野屋酒店(株式会社クラビシュ)
    • ふたきや(株式会社ふたきや)

    カード情報が漏えいしたのは、2017年3月23日~5月18日に上記のECサイトでクレジットカード決済を利用した消費者の一部。流出した情報はクレジットカード番号、有効期限、セキュリティコード。カード情報が漏えいした一部の顧客において、不正利用の被害が発生しているという。

    対象の顧客に対し、情報漏えいが発生したことを8月29日にメールで通知した。

    ジェネシス・イーシーによると、「Genesis-EC」を導入しているショッピングサイトは、5月18日にクレジットカード決済を停止。システムの脆弱性や管理体制の不備について、実施可能な対策を行った後、順次改修を進めているとしている。

    ジェネシス・イーシーは8月29日、ECサイト構築システム「Genesis-EC」を導入している18社のECサイトから、最大9458件の顧客のクレジットカード情報が流出したと発表

    ジェネシス・イーシーはHPでお詫びと経緯をお知らせしている(画像は編集部がキャプチャ)

    過去の不適切なカード情報管理も判明

    今回の情報漏えいでサーバを調査した際、過去にクレジットカード情報が不適切に保管されていたことも判明した。流出した可能性のあるカード情報は最大4581件という。

    2009年3月以前に以下のECサイトでクレジットカード決済を利用した一部の消費者は、カード番号、有効期限、セキュリティコード、カード名義人名、電話番号が流出した可能性があるという。現時点で不正被害は確認されていないとしている。

    対象サイトは次の通り。

    • もぐもぐ共和国(株式会社アレルギーヘルスケア)
    • 幸せの銘酒市川(有限会社市川商店)
    • フォグ(有限会社フォグリネンワーク)
    • テンテンの森(株式会社マルト)
    • ウッドデッキ・DIYのリーベ(株式会社リーベ)
    • e-たおるや.com(株式会社アンドー)
    • 本間アニマルメディカルサプライ本店(ワールドワイドペットコミュニティーケーションズ有限会社)
    • ICI石井スポーツ(株式会社ICI石井スポーツ)
    • ファンタジーワールド(株式会社ファンタジーワールド)
    • 自然食品・有機米 かねこや(株式会社金児商店)
    • ナチュメディカ(西本貿易株式会社)
    • チャックボックス

    ECのセキュリティ対策について

    経済産業省主導の「クレジット取引セキュリティ対策協議会」(事務局は日本クレジット協会)は、2017年3月8日に公表した「クレジットカード取引におけるセキュリティ対策の強化に向けた実行計画-2017-」において、EC事業者に対して2018年3月までにカード情報の非保持化、もしくは「PCI DSS準拠」を求めていく方針を掲げた。

    カード情報の漏えいの頻度が高い非対面(EC)加盟店については原則として非保持化(保持する場合はPCI DSS準拠)を推進。EC加盟店におけるカード情報の非保持化を推進するため、PCI DSS準拠済みのPSP(決済代行会社)が提供するカード情報の非通過型(「リダイレクト(リンク)型」または「JavaScriptを使用した非通過型」)の決済システムの導入を促進するとしている。

    また、独立行政法人情報処理推進機構では不正アクセス対策についての資料をまとめており、「安全なウェブサイトの作り方」などを閲覧することができる。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    1日4.5億円を中国で売り上げたキリン堂、中国向け越境EC「ワンドウ」に出店

    9 years ago

    薬局やドラッグストアを展開するキリン堂は8月28日、中国向け越境ECプラットフォーム「豌豆公主(ワンドウ)」に出店した。越境ECの販売チャネルを増やし、中国事業の拡大を目指す。

    「ワンドウ」を運営するインアゴーラによると、キリン堂は中国で第二類医薬品や第三類医薬品などを販売するという。

    キリン堂は2014年3月、アリババグループが運営する越境ECモール「天猫国際」に日本のドラッグストアとして初めて出店した。化粧品や育児用品などを販売している。

    2015年の11月11日(独身の日)には、「天猫国際」で1日に約4億5000万円を売り上げるなど、日本企業トップクラスの実績を持つ。

    「ワンドウ」は日本製品に特化した中国ユーザー向けのショッピングアプリ。出店時の初期費用や、固定費は無料。決済や配送、翻訳、顧客対応などは、アプリを運営している中国企業のインアゴーラが代行する。出店企業は商品情報を日本語で登録し、商品を国内倉庫に送るだけで、越境ECを開始することが可能だ。

    インアゴーラは中国大手ECプラットフォーム「淘宝」「小紅書(RED)」「考拉(Kaola)」など、他社のチャネルと連携している。インアゴーラによると、複数プラットフォームを通じて中国展開できることが、キリン堂から評価されたという。

    「ワンドウ」を活用する国内企業は増えており、今年6月以降はカゴメ、味の素、白鳩、味の素などが出店した。

    永谷園は中国向け越境ECアプリ「豌豆公主(ワンドウ)」で下着の商品販売を開始

    永谷園は「ワンドウ」の販売スキームを活用する

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    アマゾン化が進むマーケットを示す4つのデータ+Amazon時代を生き抜く5つのポイント | 海外のEC事情・戦略・マーケティング情報ウォッチ

    9 years ago

    Amazon(アマゾン)と価格で勝負できない小売事業者は、魅力的なブランドマーケティングと顧客サービスで自社のECサイトを差別化する必要があります。

    アマゾンの成長を示す4つのデータ

    書店から巨大な小売事業へ、過去に前例のない進化を遂げようとするアマゾンは先日、137億ドルでWhole Foods(ホールフーズ)を買収すると発表しました。

    質の高い生鮮食品や食品雑貨を取り扱うことで、商品群を拡大するための買収に見えるかもしれません。また、今後の成長のためには実店舗が必要であるとアマゾンが認めたと見える可能性もあります。しかし、今回の買収はそれだけでは終わらないのです。

    テクノロジー関連のアナリストであるベン・トンプソン氏は、今回の買収について、アマゾンがビジネスの基礎を統合するために行った対策の1つであり、それは「初期段階」であると表現しました。「初期段階」には2つの意味があります。ビジネス向け対策ではサーバーや流通拠点など。消費者向けでは衣料品、娯楽、食料品などです。

    アマゾンが他社のビジネスと異なるのは、ビジネス向けと消費者向けのサービスを消費者自身が効率的に、新たに組み合わせることができるようにしている点です。

    アマゾンのエコシステムだけを利用して会社を立ち上げ、業務を大幅に合理化することができます。実際、アマゾンのサービスを効率的に利用するためのサポート会社ができるほど、新しいマーケットを生み出しました。

    この継続的な成長はアマゾンとその利用者、8000万人を超えていると推察されるプライム会員にとっては素晴らしいことですよね。しかし、アマゾンと関わりを持たない事業者にとっては悪い状況になっています。特に、EC事業者は、コストを抑えつつ、アマゾンと競争できる新しい方法を模索しなければなりません。

    CIRP社が予測する米国Amazonの2017年6月時点のプライム会員数は、8000万人を超えている
    CIRP社が予測する米国Amazonの2017年6月時点のプライム会員数は、8000万人を超えている(編注:画像は編集部が追加)

    アマゾンのような、小売事業を圧倒的に支配していく企業は前例がありません。その例を見ていきましょう。2016年、EC業界全体の成長の半分以上をアマゾンが占めました。

    2016年EC市場の成長率のシェアで、アマゾンは半分以上(53%)を占める
    2016年EC市場の成長率のシェアで、アマゾンは半分以上(53%)を占める(編注:画像は編集部が追加)
    黒:その他 オレンジ:アマゾン
    出典:Slice Intelligence

    オンラインの商品検索では、グーグルさえも上回り、消費者が最初に検索するチャネルになりました。

    消費者がネットで商品を検索する場合に利用するサービスについて
    消費者がネットで商品を検索する場合に利用するサービスについて(編注:画像は編集部が追加)
    黒:その他 オレンジ:アマゾン
    出典:Slice Intelligence

    また、2016年末におけるAmazonの市場価値は約3兆5,600億ドルで、実店舗を持つ小売事業社上位8社の合計を上回っています。

    Amazonとその他主要マーケットの時価総額
    Amazonとその他主要マーケットの時価総額(編注:2016年末時点、画像は編集部が「VISUAL CAPITALIST」から追加)

    顧客サービスと品質に強みを持つブランドは、差別化するためのマーケティングに投資し、現在の顧客のロイヤリティを高めるための極端な対策を行う必要があります。

    小規模なEC事業者には、アマゾンと価格競争するためのリソースや、安価で効率的な配送オプションを消費者に提供できるだけの余力はありません。アマゾンは事実上、すべてのモノをコモディティ化し続けています。

    顧客サービスと品質に強みを持つブランドは、差別化するためのマーケティングにさらに投資し、現在の顧客のロイヤリティを高めるための対策を強化する必要があります。

    以上を踏まえて、EC企業がアマゾン時代を生き抜くための5つのヒントをお伝えします。

    アマゾン時代を生き抜く5つのヒント

    1. 店舗など物理的な場所の活用

    小売事業者の約半数は、実店舗の存在がアマゾンといったオンライン小売事業者との競争で優位になると考えています。その考えは正しいのです。

    実店舗では、優れたカスタマー・サービスを提供することで、消費者にブランドの世界観に浸ってもらい、ロイヤリティを獲得する機会を設けることができます。実店舗で顧客満足度を高めるとともに、実店舗などを活用して充実した配送オプションを提供しましょう。

    2. カスタマーエクスペリエンスに寄与する技術への投資

    アマゾンの最大の資産は、買い物体験を可能な限りスムーズ、かつ便利にするために使用している技術力です。利便性の高い買い物体験を提供し、消費者の期待値を高めてきました。

    小規模なEC事業者は、顧客や潜在顧客とよりパーソナルな関係を築くためのツールに投資する必要があります。

    3. 消費者のオススメコメントとレビューを取り入れる

    アマゾンは、販売している商品ページに購入者のレビューを表示し、消費者が自信を持ってオンラインで購入できるようにしています。

    消費者は、商品を販売するブランドよりも、利用者の経験を信頼します。つまり、透明性の高い商品の評価、消費者からのフィードバックを表示しているEC事業者から購入する可能性が高くなるのです。

    4. ソーシャルメディアを利用してブランドのパーソナリティを確立

    Instagram(インスタグラム)、Facebook(フェイスブック)、Twitter(ツイッター)は、ブランドに対するユニークな声と、ブランドの個性を育んでくれる素晴らしいツールです。すでに多くのフォロワーを持つインフルエンサーとつながることも可能です。

    アマゾンはソーシャルメディアを利用し、消費者が共鳴するブランドを作り出すことに失敗しています。しかし、圧倒的なパワーを持つアマゾンにはその必要はありません。一方、小規模事業者は必ずソーシャルメディアを利用する必要があります。

    5.配送コストを管理

    多くのビジネスリーダーは、配送コスト削減をする際、次のようなことを試します。

    • 配送事業者との契約交渉
    • 運用改善

    実際、両方のコスト削減対策を同時に行う必要があります。

    運用の改善に関しては、梱包時のデッドスペースを取り除き、フルフィルメントに使える場所を増やしましょう。同時に配送料、サービス、割引については、常に配送事業者と交渉の席を持つ必要があります。まずは、配送事業者との契約書を熟読しましょう。

    ◇◇◇

    小規模な小売事業者は、アマゾンとの競争で厳しい戦いに直面しています。しかし、上記のヒントを参考に、大企業ができないような方法でビジネスを差別化することに重点を置けば、今後も生き残り、成長できるでしょう。

    Internet RETAILER

    世界最大級のネット通販業界の専門誌「Internet Retailer」は、雑誌のほか、Web媒体、メールマガジンなどを運営。Vertical Web Media社が運営を手がけている。

    Eコマースの戦略に関し、デイリーニュース、解説記事、研究記事、電子商取引におけるグローバルリーダーをランク付けする分析レポートなどを発行している。

    Internet RETAILER

    ユニクロのネット通販、ミニストップでの商品受け取りスタート

    9 years ago

    ユニクロは8月29日、「ユニクロオンラインストア」の商品をコンビニで受け取ることができる「コンビニ受取りサービス」の対象店舗に、全国のミニストップを追加した。

    すでに「コンビニ受取りサービス」で提携しているセブン-イレブン、ファミリーマート、ローソンと合わせ、全国のコンビニの約8割にあたる約4万5000店舗でユニクロの商品を受け取ることができるようにした。

    ユニクロは、消費者のライフスタイルが多様化していることなどを受け、コンビニ受取りを拡充している。セブン-イレブンは2016年2月、ファミリーマートとローソンは2017年3月に開始した。

    対象店舗は8月29日時点でセブン-イレブンが約1万9000店、ファミリーマートは約1万2000店、ローソンは約1万2000店、ミニストップは約2200店。

    ユニクロは商品のコンビニ受取で、新たにミニストップを追加

    全国4.5万店舗のコンビニで商品を受け取ることができる(画像は編集部がキャプチャ)

    2017年3月には、ユニクロオンラインストアの商品をユニクロの店頭で受け取ることができる「ユニクロ店舗受取りサービス」も開始している。

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章

    スクロールが「ナチュラム」などのミネルヴァHDを子会社化へ――専門領域のECを強化

    9 years ago

    スクロールは8月30日、フィッシング・アウトドア用品EC企業のナチュラム・イーコマースなどを傘下に持つミネルヴァ・ホールディングスの株式を取得し、子会社化する方針を発表した。

    ミネルヴァHDの筆頭株主で、約8割の株式を保有するフランスのスポーツ用品・アウトドア用品大手オキシレングループと、子会社化に向けた協議について基本合意書を締結。スクロールは独占交渉権を持って、ミネルヴァHDの子会社に向けた交渉のテーブルに着く。

    ミネルヴァHDは、「ナチュラム」を運営するナチュラム・イーコマース、物流代行などのイーシー・ユニオン、BPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)などの成都インハナを傘下に保有する持ち株会社。

    スクロールはミネルヴァHDを子会社化することで、通販事業のポートフォリオの拡充、ソリューション事業のインフラ・体制強化のほか、ミネルヴァ社へのノウハウ・インフラの共有による同社のさらなる事業拡大が見込めるなど、シナジー効果が得られるとしている。

    ミネルヴァHDの2016年12月期の連結売上高は67億9000万円(前期比10.6%増)、営業損失は1億4400万円(前期は6400万円の赤字)、経常損失は1億4300万円(同4500万円の赤字)、当期純損失は1億5700万円(同8300万円の赤字)。

    ナチュラム・イーコマースが運営するフィッシング・アウトドア用品のECサイト「ナチュラム」

    「ナチュラム」はフィッシング・アウトドアの大手ECサイト

    専門領域の強化を進めるスクロール

    スクロールは2017年1月、化粧品や化粧品雑貨の製造・販売会社ナチュラピュリファイ研究所(化粧品ブランド「24h Cosme」などを展開)を子会社化。直近では、化粧品ブランド「草花木果」の通販で知られるキナリの株式を資生堂から取得し子会社化している。

    また、2017年2月末までにアパレルECサイト「スクロールショップ」とシニア向けアパレルECサイト「ブリアージュ」を閉鎖。一方、化粧品や健康食品事業の強化を図っており、事業の選択と集中を進めている。

    「ナチュラム」はフィッシング・アウトドア用品の大手ECサイト。スクロールはアウトドア用品といった新たな専門領域に進出する方針。

    ソリューション領域でもEC決済代行を手がけるキャッチボールを子会社化するなど、通販・EC支援のソリューション強化を進めている。

    ミネルヴァHD傘下のイーシー・ユニオンは物流代行業務といったEC支援を手がける事業会社。関西に物流拠点を保有している。スクロールグループは関西地域における物流拠点の設置検討を進めており、ソリューション領域でのシナジーも見込んでいると考えられる。

    スクロールグループでは関西地域での物流拠点を検討していた

    スクロールグループは関西地域での物流拠点を検討している
    (スクロールの2017年1Q資料から編集部がキャプチャ)

    EC業界の成長をけん引したECの雄「ナチュラム」

    EC黎明期の1996年に、釣り具の実店舗を運営していた「ナチュラム」(ミネルヴァ・ホールディングスの前身)でECを始めたのがミネルヴァHD会長兼社長の中島成浩氏。

    圧倒的な品ぞろえを武器にシェアを獲得していくロングテール戦略を取り入れてEC事業を拡大。店舗を閉鎖し、EC一本で事業拡大を進めた。先進的な取り組みを進める「ナチュラム」は“ECの雄”とも呼ばれた。

    ジャスダックに株式を上場したのが2007年。その後、経営環境はガラリと変わった。消費低迷、新規参入企業の増加などで価格競争の波が押し寄せ、ミネルヴァHDもその波に飲まれていった。

    そんな中、オキシレングループと資本・業務提携を締結。2014年にはオキシレングループがTOB(株式公開買い付け)を実施。オキシレングループはミネルヴァHDの株式約8割を握る筆頭株主となり、ミネルヴァHDは2014年に上場を廃止した。

    株式非公開化で経営の自由度を高めたミネルヴァHDは、オキシレンが取り扱うブランドの日本販売などを推進。ロングテールからの脱却、小売りからメーカー兼小売りへとビジネスモデルを変えていった。

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    【EC事業者限定】アリババも使うAI物流ロボットが稼働するEC用倉庫の見学会を9月開催

    9 years ago

    プロロジスは9月、人口知能(AI)を使った物流ロボットが稼働する物流倉庫の内覧会を実施する。EC事業者を対象としており、ネッ担読者限定で10社枠を用意している。

    内覧会は、プロロジスの倉庫を活用し通販のフルフィルメント支援を手がけるアッカ・インターナショナルの物流現場。

    プロロジスとアッカは7月、物流分野における次世代技術の活用に関する基本合意を締結。プロロジスの賃貸用物流施設「プロロジスパーク千葉ニュータウン」において、ロボットを活用した物流業務がスタートした。

    最初のクライアントはドイツの靴メーカーBirkenstock(ビルケンシュトック)ジャパン社。

    アッカが導入したのは、中国EC大手のアリババグループも採用しているギークプラス社の物流ロボット。日本で初めて採用したという。

    アッカ・インターナショナルは人口知能(AI)を使った物流ロボットを倉庫に導入

    アッカが導入したギークプラス社の物流ロボット

    アッカ社によると、入荷後の商品保管作業やピッキング作業などの効率は人力と比べて6倍以上に向上するとしている。人力では1時間あたり最大50点ほどだったピッキング数は、ロドットの導入により300点以上に増える見通し。

    AI物流ロボットは物流会社のプロロジスが運営する賃貸用物流施設「プロロジスパーク千葉ニュータウン」で稼働

    AI物流ロボットが稼働する現場

    内覧会概要

    • 開催日:9月6日、7日、8日の3日間。時間帯は10時~、もしくは13時~
    • 対象:EC事業者
    • 場所:プロロジスパーク千葉ニュータウン(千葉県印西市泉野1-2)
    • 申込方法:メールでの連絡([email protected] *社名・部署名・氏名・役職・連絡先・メールアドレス・希望日時・参加人数・来場方法を記入)。もしくは、PDF(PDFがダウンロードされます)をダウンロードしFAXから申し込む

    瀧川 正実

    ネットショップ担当者フォーラム編集部 編集長

    通販・ECに関する業界新聞の編集記者、EC支援会社で新規事業の立ち上げなどに携わり、現在に至る。EC業界に関わること約13年。日々勉強中。

    瀧川 正実

    ECの消費者とのやり取りに「ショートメッセージ」が台頭、理由は「情報の届きやすさ」

    9 years ago

    ECや通販における顧客とのコミュニケーション手段として「ショートメッセージ」に注目が集まっている――。

    ECサイト構築支援などを手がけるエルテックスが8月29日に公表した「通信販売事業関与者の実態調査2017」によると、通販・EC事業者は顧客とのコミュニケーション手段として、EメールやWebサイトに次いで「ショートメッセージ」を多く利用していた。

    同調査では、「支払いの督促」「セール・キャンペーン情報」「休業(年末年始)」「手数料変更」「サイトの更新」「メンテナンス(一時閉店)」の情報を顧客に伝える際の手段について、通販事業関係者に聞いた。

    すべての項目で最も多く利用されているツールは「Eメール」。2番目は「サイト」。「ショートメッセージ」は、「支払いの督促」を除く5項目で3番目に多い。

    「ショートメッセージ」の利用率は、電話やダイレクトメール、カタログ、ソーシャル・ネットワーキング・サービスなどを上回っている。

    エルテックスが発表した「通信販売事業関与者の実態調査2017」
    利用の多いコミュニケーションツールについて

    「ショートメッセージ」を利用する理由は、「電話番号はメールアドレスに比べ変更が少ないから顧客に届けやすい」をあげた回答者が約67%。スマホと携帯電話の両方に送信できることや、開封率が高いことも、「ショートメッセージ」を利用する理由の上位に上がった。

    「今後使いたいコミュニケーションツール」に関する質問では、「Eメール」や「サイト」の利用意向が減少した一方、「ショートメッセージ」と「SNS」の数値は上昇。「ショートメッセージ」に対する期待値の高さが示された。

    エルテックスが発表した「通信販売事業関与者の実態調査2017」
    今後利用したいコミュニケーションツールについて

    エルテックスが「通信販売事業関与者の実態調査」を公表するのは今回で9回目。同調査では通信販売事業に携わる担当者の「悩み事・困り事」「通販事業へ対する課題」などを定点調査している。

    第9回では、「顧客とのコミュニケーション方法~ショートメッセージやSNSの活用」「ECサイトのスマートフォン対応」についても集計・分析した。

    調査概要

    • 調査エリア:全国
    • 調査対象者:楽天リサーチ保有の調査パネル(ビジネスパネル)。年商規模3000万円~100億円までの通販事業に携わる以下の職種の会社役員、社員、派遣社員、個人事業主
      • マーケティング・広告・宣伝
      • 業務(受注、決済、配送、その他の業務)
      • 情報システム
    • 調査方法:ネット方式による、アンケート調査
    • 調査期間:2017年6月24日~27日
    • 回収サンプル数:300
    • 調査主体:株式会社エルテックス
    • 調査実施機関:楽天リサーチ株式会社

    渡部 和章

    ライトプロ株式会社 代表取締役

    渡部 和章(わたなべ・かずあき)

    新聞社で約7年半、記者を務めた後、2015年に編集プロダクションのライトプロを設立して代表に就任。編集者兼ライターとしても活動中。

    趣味は料理と漫画を読むこと。東京都在住。1983年生まれ。

    渡部 和章
    確認済み
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