5 years 4ヶ月 ago
この記事は、Google ブログ記事 「New Enterprise IT Controls for Data Studio」を元に構成しております。
組織全体でデータポータルが活用される中、IT 管理者はデータポータルの使用方法を管理する方法を問われてきました。無料の 3 つのエンタープライズ機能により、IT 管理者は組織内でのデータポータルの使用を新たな方法で把握して管理できるようになりました。
Cloud Identity の統合による組織管理
データポータルを
Google Cloud Identity と統合することで、組織全体での管理が可能になりました。この統合により Cloud Identity 管理者は、データポータルを使用できるユーザーとその使用方法を管理できます。G Suite と Cloud Identity を利用されている場合は、データポータルとの統合はすでに完了しているため、データポータルの新規管理機能をすぐにご利用いただけます。Active Directory などの他の ID プロバイダを使用している場合は、
Google Cloud Identity とユーザーを同期すると、ユーザーの作成、一時停止、削除を 1 か所で行えるようになります。
エンタープライズの監査ログ
この度、監査ログがデータポータルに実装されました。IT 管理者は監査ログを使用して、ドライブやカレンダーなどのアプリと同様に、組織全体のデータポータルの使用状況を確認できるようになります。たとえば管理者は、データポータルのレポートを作成しているユーザーと、そのレポートを共有しているユーザーを把握できます。また、最もエンゲージメントが高いレポートを特定して、そのレポートを組織全体で活用できます。カスタム アラートにより、データソースの外部共有などの危険性のあるアクティビティを監視して、監査ログを BigQuery にエクスポートし、データポータルで詳細を確認することができます。
詳細
組織の共有ポリシー
データポータルの新しい共有ポリシーで、データの持ち出しのリスクを軽減できます。ユーザーが組織外でレポートを共有できないように制限を設定したり、公開リンクの共有を無効にしてユーザーが社内のデータを公開しないように設定したりすることが可能です。
共有ポリシーを使用すると、共有権限をビジネスニーズに合わせて柔軟に定義できます。特定のユーザーには外部とのレポート共有を許可し、他のユーザーは組織内でのみ共有できるように設定することが可能です。
詳細 
監査ログと共有管理のために特別な変更を行う必要はありません。。組織の共有ポリシーは、G Suite と Cloud Identity Free を含む Cloud Identity のすべてのエディションに含まれます。データポータルがあらゆる規模のビジネスに効果的なソリューションとなるよう、データポータル チームは日々努力しています。これからもこの基礎の上にサービスを構築してまいります。チームの活動を通じて、重要なビジネスデータを安全に保ちつつ、組織のユーザーの皆様に重要なインサイトを提供できれば幸いです。
投稿者: Graham Kaplan(データポータル、プロダクト マネージャー)
noreply@blogger.com (GMP Japan)
5 years 4ヶ月 ago
Google アナリティクスでは、アプリとウェブサイトの両方でユーザーがとった行動を測定できます。Google の機械学習モデルを適用すれば、データを分析してユーザーの今後の行動を予測することも可能です。今回、アプリ + ウェブ プロパティに 2 種類の新しい
予測指標が導入されます。1 つ目は「購入の可能性」です。これは、アプリまたはサイトを訪問したユーザーが、今後 7 日以内に商品購入に至る可能性を予測する指標です。2 つ目は「離脱の可能性」で、これは最近アクティビティのあったユーザーが、アプリまたはサイトを今後 7 日以内に利用しなくなる可能性を予測する指標です。Google 広告を使って、購入を行う可能性が高いユーザーにアプローチしたり、アプリやサイトへの再訪問をユーザーに促したりするなど、ビジネスの成長につながるさまざまな活用方法が考えられます。
Google 広告で予測オーディエンスにアプローチする
Google アナリティクスのオーディエンス作成ツールで、新しい
予測オーディエンスが提案されるようになります。たとえば、「購入の可能性」指標を使用すれば、「今後 7 日以内に購入に至る可能性が高いユーザー」をまとめたオーディエンスを利用できます。また、「離脱の可能性」指標を使用すれば、「サイトまたはアプリを今後 7 日間利用しない可能性が高いユーザー」を含めたオーディエンスを使うことができます。

オーディエンス作成ツールでは、提案された予測オーディエンスの中から選択していただけます。
これまでは、購入の可能性が高いユーザーにアプローチする場合、買い物かごに商品を追加したものの購入には至らなかったユーザーをオーディエンスを含める方法が一般的でした。しかし、この方法では、商品を選択しなかったものの今後購入に至る可能性が高いユーザーにはアプローチできません。予測オーディエンスなら、アプリやサイトでの購入につながりやすい顧客行動が自動的に識別されるため、コンバージョンにつながる可能性が高いユーザーを効率良く見つけられます。
たとえばホームセンターの経営者が、今月のオンラインでの売り上げを伸ばそうとしているとします。アナリティクスの新機能により、今後 7 日以内にアプリまたはサイトで商品購入に至る可能性の高いユーザーを含むオーディエンスが提案されます。選択したら、あとは Google 広告でメッセージをカスタマイズして広告を配信するだけです。
あるいは、オンライン サイト運営者が、1 日の平均ユーザー数を維持する方法を検討しているとします。その場合は、サイトまたはアプリを今後 7 日間利用しない可能性が高いユーザーのオーディエンスを作成し、そのユーザーをターゲットに Google 広告キャンペーンを作成します。人気のある記事に誘導してアクセスを促すと良いでしょう。
予測指標で顧客のアクティビティを分析する
予測指標の用途はオーディエンスの作成だけではありません。
分析モジュールによるデータ分析にも活用することができます。たとえば分析手法「
ユーザーのライフタイム」を使えば、「購入の可能性」が高いユーザーの獲得に貢献したマーケティング キャンペーンを割り出すことが可能です。該当キャンペーンの予算配分を増やせば、マーケティングの効率アップが期待できるでしょう。

各マーケティング キャンペーンで獲得したユーザーの「購入の可能性」を確認できます。
まだアプリ + ウェブ プロパティを作成されていない場合は、
こちらから作成していただけます。アプリ + ウェブ プロパティは、従来のアナリティクス プロパティと併用することをおすすめしています。
投稿者: Steve Ganem(Google アナリティクス担当シニア プロダクト マネージャー)
noreply@blogger.com (GMP Japan)
5 years 4ヶ月 ago
この記事は、Google ブログ記事 「Do more with Data Studio Community Visualizations」を元に構成しております。データポータルの
コミュニティ ビジュアリゼーション(現在ベータ版)を使えば、カスタムの JavaScript コンポーネントを自分のダッシュボードに組み込むことができます。グラフの選択肢を増やしたり、レポートのスタイルをカスタマイズしたり、高度な分析、例えば
ブラウザ内での機械学習をさせるようなカスタム コンポーネントを作成することさえできます。
どのようにコミュニティ ビジュアリゼーションでは、他のユーザーがデータやダッシュボードをどのように活用しているかを確認することができます。

コミュニティ ビジュアリゼーションを使ったレポート
公開されたパートナー ビジュアリゼーション ギャラリー

データポータルのビジュアリゼーション ギャラリー
クリックして追加できるパートナー ビジュアリゼーション
これらのパートナーによるビジュアリゼーションをレポートに追加するには、コミュニティ ビジュアリゼーションのプルダウンで [もっと見る] をクリックします。表示されるページでは、ファネル分析やガントチャートなど、パートナーが作成したグラフを参照してインストールできます。
サービス内の新しいパートナー向けビジュアリゼーション ギャラリー
コミュニティ ビジュアリゼーションは、レポートでのカスタムグラフの利用やスタイル設定、計算の組み込みなど、さまざまなものをデータポータルのダッシュボードに追加できます。
コミュニティ ビジュアリゼーションを使った統計分析
Anvil Analytics + Insights は、有料のメディア キャンペーンの最適化を含むすべての分野においてデータドリブンな意思決定を導入しています。同社はコミュニティ ビジュアリゼーションを使用して、独自の
カイ二乗統計計算ツールを作成しました。
Anvil の一部のユーザーが、Google 広告とアナリティクスのチャネルでコンバージョン率に違いがあることに気づき、コンバージョン率の差に統計的有意性があるのかを知りたいと考えていました。
コミュニティ ビジュアリゼーションを使用する以前は、Anvil Insights のチームは Google アナリティクスから別のツールにデータを手動でエクスポートしてから、統計分析を行っていました。Anvil が分析を実施するエリアによって、結果がレポートとは別の場所に保存されたり、まったく保存されないこともありました。異なる仮説をテストしたり、別の種類のテストを実施したりするたびに、時間がかかる同じプロセスを繰り返す必要がありました。
このような仮説のテストを迅速化し、テストと結果をデータポータルのレポートに統合するために、Anvil はデータポータルのコミュニティ ビジュアリゼーションを使って、1 週間足らずでカイ二乗計算ツールを作成しました。
Anvil のこの計算ツールを使うと、通常のデータポータルのグラフと同じようにデータが取り込まれます。計算ツールの処理が完了すると、統計的有意性が表示されて、データ内の関連性について注釈が示されるか、データには特に確認すべき点がないというコメントが表示されます。新しい仮説のテストは、データポータルで他のグラフを操作する時と同じように、対象コンポーネントのデータに切り替えるだけで行うことができます。[
ライブ視聴する]

Anvil Analytics + Insights がコミュニティ ビジュアリゼーションを使って作成したカイ二乗計算ツール
「このツールによって、キャンペーンやテストしたい仮説の統計的有意性を評価する時間を大幅に短縮できました」と Anvil のアナリティクスおよびディシジョン サイエンス担当ディレクターを務める Brett Lohmeyer 氏は述べています。「最も良かった点は、我が社のチームがクライアント様に対し、統計的有意性を使って価値をお伝えする手軽な方法を手に入れられたことです。」
実際に試す
サービス内で利用できる新しいパートナー ビジュアリゼーション ギャラリーを確認して、パートナーが作成したコミュニティ ビジュアリゼーションをご自身のレポートに追加してみてください。独自のコミュニティ ビジュアリゼーションを作成するには、
デベロッパー向けドキュメントをご覧ください。
投稿者: Yulan Lin(デベロッパー アドボケイト、データポータル)
noreply@blogger.com (GMP Japan)
5 years 4ヶ月 ago
この記事は、Google ブログ記事 「“Up and to the right” with Data Studio」を元に構成しております。
グローバル企業から小規模ビジネス、政府機関、教育機関に至るまでさまざまな組織のユーザが、データドリブンな意思決定を支援するツールとしてデータポータルを選択しています。昨年は、広告掲載結果のモニタリング、ブランド パフォーマンスの追跡、学習の進捗状況の可視化、機械学習モデルの構築に、データポータルが活用されました。

2019 年には、80 を超える新機能と 50 を超える新規データコネクタをリリースしました。2019 年を有意義な年にしてくださったユーザーとデベロッパーの皆様に、心から感謝いたします。去年に行われた主なリリースは次のとおりです。
視覚解析
昨年は視覚解析に注力することで、より高速なデータ探索とインサイトの発掘を可能にしました。グラフ インタラクション コントロールを使ってグラフがフィルタとして動作するようにしたほか、グラフ間インタラクションとドリルダウンも可能にしました。こういった新機能に加えオプションの指標の更新により、データを探索し操作するためにユーザーがまさに必要とするツールを実現しました。

メモリ内 BI Engine による高速パフォーマンス
データの操作と分析に適したツールを実現することは非常に重要とはいえ、レポート パフォーマンスが遅くて、サイズの大きいデータセットの分析と視覚化においてユーザーにストレスを与えるようなら元も子もありません。Google Cloud BigQuery チームの協力により、データポータルで 1 秒を切る高速パフォーマンスを実現する BI Engine をリリースしました。BI Engine は、BigQuery データに組み込まれたメモリ内分析サービスで、データポータルに驚くほど高速で結果を返します。ユーザーはもう、ページの読み込みを待つ必要はありません。

PDF のスケジュール設定エクスポート
データポータル チームは、ユーザーの皆様のニーズに答えることを常に最優先事項としています。最もよくいただいたご要望は、PDF の作成とレポートのスケジュール設定されたメール配信の 2 点でした。今では、その両方が可能となっています。先週以降、メール配信のスケジュールをカスタマイズ設定できるようになりましたのでご活用ください。詳細

条件付き書式
このたび、一連のルールに基づいて書式設定を適用できる、条件付き書式をリリースしました。これにより、データを使った説得力のあるレポートがより簡単に作成できるようになりました。さらに、条件付き書式の進化は進み、複合条件をサポートするための AND 条件と OR 条件も追加されました。詳細

データポータル チームは、2020 年も、ユーザーの皆様のより適切な意思決定を支援する優れたサービスを提供できるよう取り組んでまいります。データポータルの最新情報を入手するには、[設定] > [マーケティング設定] で最新情報のメール通知に登録するか、ヘルプセンターの最新情報を毎週ご確認ください。
投稿者: Nick Mihailovski(データポータル、プロダクト マネージャー)
noreply@blogger.com (GMP Japan)
5 years 4ヶ月 ago
この記事は、Google ブログ記事 「Manage tags easily and safely with the new Community Template Gallery」を元に構成しております。
多くの企業では、自社のウェブサイトに重要な各種機能を導入するにあたって認定パートナーの力を借りており、認定パートナーのサポートを受けて、オンラインコンバージョンを正確に測定したり、掲載する商品レビューを決めたりしています。これらの作業を行う際には、 パートナーが作成したタグのコードを自社のサイトに直接設置することが必要です。タグが想定どおりに機能する状態で使用することは、自社の顧客やブランドを保護するための前提として欠かせません。
この点を踏まえて Google が新しく導入したのが、Google タグ マネージャーでご利用いただける
コミュニティテンプレート ギャラリー です。コミュニティ テンプレート ギャラリーは、パートナーがタグ テンプレートを公開できるオープン プラットフォームであり、テンプレートをカスタマイズすることで、ユーザーの皆様は自社のウェブサイトにタグを簡単に設置することができます。
また、コミュニティ テンプレートギャラリーは、タグの実装と管理をスムーズにするだけでなく、タグの機能についての透明性を高めることで、タグを設置するプロセス全体を簡単かつ安全なものにすることができます。
コードを減らしてタグの管理を効率化
従来は、タグ マネージャーに統合されていないパートナーのタグを実装する場合、タグの設置には多くの手間がかかっていました。自社のビジネスニーズに合わせてタグを適切にカスタマイズしてウェブサイトに設置するうえで、パートナーと相談しなければならない場合もありました。しかも、単に手間がかかるだけでなく、開発者の負担が大きくなり、エラーが起きやすくなるというデメリットもありました。
コミュニティテンプレート ギャラリーは、タグの実装に伴うミスの可能性を減らします。パートナーがギャラリーで公開した タグ テンプレート は、直感的に操作できる 管理画面上で必要な情報をフォームに入力するだけで利用できます。HTML や JavaScript のコードをカスタマイズする必要はありません。

タグテンプレートをワークスペースに追加した後、フォームに情報を入力すればタグをカスタマイズすることができます。
また、コミュニティテンプレート ギャラリーでは、タグ テンプレートを最新の状態に維持するのも簡単です。パートナーがタグテンプレートを更新すると、最新のバージョンがすぐに利用できるようになります。もしそのタグテンプレートがすでに実装済みであれば、 新しいバージョンの通知を受け取って、タグを修正する前に確認することができます。
透明性の向上
パートナーのタグをウェブサイトに設置する際は、そのタグの機能を把握し、想定外の挙動が起きないことが十分に確認されている必要があります。そこで、コミュニティ テンプレートギャラリーには、タグの挙動を確認するための権限システムが搭載されています。
ギャラリーでタグを入手してサイトに設置したり、タグを更新したりする前に、本番環境でのタグの挙動を確認および承認することができます。これにより、サイトに設置するタグを細かく管理し、タグの透明性を高めることができます。

ウェブサイトに実装したタグの挙動を確認および承認できます。
コミュニティテンプレートギャラリーは、タグマネージャーとタグマネージャー 360 でご利用いただくことができ、すぐに使えるタグ テンプレートがすでにいくつも公開されています。タグの作成を担当する開発者様には、さっそく
テンプレートを作成して公開していただければ幸いです。
投稿者: Delson Ting (Google タグ マネージャー担当プロダクト マネージャー)
noreply@blogger.com (GMP Japan)
5 years 5ヶ月 ago
この記事は、Google 公式ブログ記事「Deliver consistent site experiences with Google Optimize」を元に構成しております。
公開日: 2019 年 11 月 21 日
著者名: Praveen Krishnan
消費者は、商品の情報収集から購入までのプロセスをスムーズに進められるウェブサイトを求めていますが、実際に商品を購入するまでの過程は一直線ではなく、複数のサイトやアプリを一日に何度も利用するのが普通です。
そのため、企業にとってはウェブサイトエクスペリエンスの調整が難しくなっており、特にウェブサイトでテストやパーソナライズを実施している場合はさらに困難になります。では、一人のユーザーが同じウェブサイトに複数回アクセスした場合に表示されるページのバージョンを揃えるにはどうすればよいのでしょうか?
Google オプティマイズ を活用すれば、ユーザーが自社のウェブサイトを前に訪問したことがあるかどうかを判断し、一貫性のあるウェブサイトエクスペリエンスを提供することができます。以下ではその仕組みについて説明します。
たとえば、宿泊業を営むサイト運営者様が年末年始に向けて 20% 割引の特典をマーケティングキャンペーンで宣伝する場合、キャンペーン経由でサイトにアクセスしてきたユーザーには、予約が成立するまでの過程全体で割引特典を提示する必要があります。
これは実際に予約にいたるまでに繰り返しサイトを訪問しているユーザーについても例外ではありません。
このようなマーケティングキャンペーンを実施する方法として、Google 広告で有料メディアを利用することが挙げられます。この場合、割引特典を紹介するカスタムのウェブページをオプティマイズで作成し、
Google 広告のターゲティング ルール を設定すると、Google 広告キャンペーンからサイトに初めてアクセスしてきた人にこのウェブページを表示できるようになります。
広告をクリックしてサイトにアクセスし、いったん離脱した後に戻って宿泊予約をする人は多いと考えられます。Google オプティマイズを活用すれば、訪問者がサイト内の他のページにどれだけアクセスしようと、また 24 時間のうちに何回サイトを再訪問しようと、同じウェブページが毎回自動で表示されるようになります。
また、他にはキャンペーンでメールを活用するという方法もあります。この場合は、割引特典を紹介するカスタムのウェブページを作成したら、「holiday-sale」という名前の
utm_campaign のパラメータ をメール内の URL に追加します。そして、オプティマイズで「holiday-sale」に
UTM パラメータのルール を設定すると、そのパラメータを元に、メールを受信してウェブサイトにアクセスしてきたユーザーに適切なエクスペリエンスを毎回表示できるようになります。
さらに UTM パラメータのルールは、メールだけでなく、ディスプレイ&ビデオ 360 や検索広告 360 で管理している広告キャンペーンや、UTM パラメータに対応している他のキャンペーンでも使用できます。

UTM パラメータのルールを作成して、目的のテストあるいはパーソナライズを特定のマーケティングキャンペーンで集中的に行えるようにしましょう。
オプティマイズ 360 で UTM パラメータのルールを実際にご利用になっているお客様の例として、カナダロイヤル銀行が挙げられます。
カナダロイヤル銀行では、Google マーケティングプラットフォームパートナーの Bounteous との協力により、オプティマイズ 360 を活用してウェブサイト全体でパーソナライズを行っています。このパーソナライズでは、マーケティング キャンペーンでユーザーに合わせて適切なコンテンツを表示できるようにすることを主な目標としていました。そのためUTM パラメータのルール導入に大きな期待が寄せられていました。
「当行のウェブサイトでのカスタマー ジャーニーは、直線的なものになることがほとんどありません。そのため、ウェブサイトで頻繁にクリックしたり移動したりするお客様の動きに合わせてテストを実施する必要があります。UTM パラメータのルールを使ったことでこれに柔軟に対応できるようになり、キャンペーンの運用方法を改善できました。」
- カナダロイヤル銀行デジタル アナリティクス担当シニア マネージャー、Arnab Tagore 氏
Google 広告のルールと UTM パラメータのルールは、どちらもオプティマイズとオプティマイズ 360 でご利用いただけます。 お客様のアカウント にログインしてご確認いただくことをおすすめします。今後もお客様のご要望にお応えし、お客様のウェブサイトで高い成果を挙げられるような新機能を発表してまいります。
noreply@blogger.com (Analytics team)
6 years 3ヶ月 ago
この記事は、Google 公式ブログ記事「A new way to unify app and website measurement in Google Analytics」を元に構成しております。今日のユーザーにとって、ビジネスと接触するタイミングやその形態は、自分で好きなように選ぶのが当たり前になっています。たとえば、ある商品を購入する際に、まず情報収集のためにブランドのウェブサイトを訪問し、後日そのブランドのアプリを通して購入に至る、といったことも珍しくありません。顧客のニーズを予測し、優れたエクスペリエンスを提供するためには、こういったクロス プラットフォーム型のカスタマー ジャーニーを分析し、インサイトを得ることが不可欠です。しかしそれは決して容易なことではありません。
現在、ユーザー エンゲージメントの測定において一般的なのは、アプリでは Firebase 向け Google アナリティクスを、ウェブサイトでは Google アナリティクスを利用する方法です。いずれもそれぞれに強力なインサイトを得られるサービスですが、アプリとウェブサイトをまたいで総合的にユーザー エンゲージメントを把握するためには、手間のかかる手作業が必要となります。
こういった状況を改善するため、Google アナリティクスでは初めてアプリとウェブサイトを統合的に測定する機能をご用意しました。
アプリとウェブを統合的に分析
まず、アプリとウェブのデータを統合し、レポートや分析を一元化できる新しいプロパティ タイプ「アプリ + ウェブ」が導入されます。
アナリティクスでアプリとウェブサイトをまとめて測定
この新しいプロパティでは、アプリとウェブの間で共通の指標とディメンションの組み合わせが使用されるため、プラットフォームをまたいだ分析が可能になります。これにより、次のようなさまざまな疑問に答えることができます。アプリとウェブ、両方のプラットフォーム共有で、新規ユーザーを最も多く獲得できたマーケティング チャネルは?全プラットフォーム合計で、現在のユニーク ユーザーの総数は?アプリとウェブサイトを合わせて、過去 1 週間に発生したコンバージョンの件数は?また、その期間でコンバージョン発生に最も貢献したプラットフォームは?
アプリとウェブサイトのデータを共通の指標で分析
さらに踏み込んで、プラットフォームをまたいだマーケティング キャンペーンの有効性を評価することも可能です。たとえば、最初はアプリと接触し、最終的にウェブサイトを訪問して商品を購入したユーザーの数を調べることができます。
柔軟なイベント測定アプリとウェブサイトの利用状況を理解するためには、クリック、ページビュー、アプリの起動など、多種多様なユーザー インタラクションを測定する必要があります。今回のアップデートでは、各プラットフォームで発生するこういったアクションを一貫した尺度で手軽に測定できるようにしました。新しいプロパティ タイプには、柔軟性の高いイベントベースのモデルが採用されており、自在に定義できるカスタム イベントを通して、ユーザーとコンテンツのさまざまな接触を測定することができます。
このイベントベースのモデルにはもうひとつメリットがあり、従来は手作業で行う必要のあったサイト上のイベントタグ設定の一部を、追加のコーディング作業なしで自動化できるようになっています。測定機能が強化されたため、ページビューだけでなく、スクロール、ダウンロード、動画の視聴といった一般的なウェブイベントの測定を、プロパティの管理設定からスイッチひとつで行うことができます。
各種イベントの測定をスイッチひとつで有効化できる [測定機能の強化] 画面
クロス プラットフォーム分析アプリとウェブを行き来するユーザーたちの多様なインタラクションを測定し、データを読み解いて自社のビジネスに特有のインサイトを得るためには、柔軟なツールが必要です。新しい [分析] モジュールなら、事前定義されたレポートに縛られない自由な方法でデータを検証することができます。
たとえば次のような分析が可能です。
-
データ探索: さまざまな変数(ビジネスの測定に使用しているセグメント、ディメンション、指標)をキャンバスにドラッグ&ドロップすると瞬時にデータがビジュアル化され、臨機応変な分析が可能です。
ドラッグ&ドロップで手軽にデータをビジュアル化できる「データ探索」
ユーザーがアプリやウェブサイトで重要なイベントを辿る様子を確認できる「目標到達プロセス」
-
経路の分析: 目標到達プロセスの各ステップの間でユーザーが取った行動を調べ、コンバージョンの成否の原因を分析できます。
コンバージョンに至る経路の途中のユーザー行動をビジュアル化できる「経路の分析」
分析によって得られたインサイトをもとにオーディエンスを作成すれば、それぞれの顧客により的確なマーケティングを展開できます。
プラットフォームをまたいだ測定を始めましょう新しいイベントモデルと新しい分析機能を備えた「アプリ + ウェブ」の最初のバージョンは、今後数週間以内に、アナリティクスおよびアナリティクス 360 のすべてのアカウントでご利用いただけるようになります。Google タグ マネージャーまたは Google アナリティクスのグローバル サイトタグをご利用の場合、ウェブサイトのタグの再設定は必要ありません。アプリのデータを組み込むためには、アプリに Firebase SDK を導入しておく必要があります。Google アナリティクスでの導入手順については
こちら、すでに Firebase をご利用の場合にアップグレードする方法については
こちらをご覧ください。
アプリとウェブサイトの両方を運用されていて、それらの利用状況をより総合的に把握したいとお考えの方は、ぜひベータ版をご利用になり、フィードバックをお聞かせください。Google アナリティクスは引き続き、プラットフォームをまたいでカスタマー ジャーニーを理解し、優れたエクスペリエンスを提供するうえで最良のソリューションとなることを目指してまいります。ベータ版のご利用を通して皆様のお力添えをいただければ幸いです。
noreply@blogger.com (Analytics team)
6 years 8ヶ月 ago
この記事は、弊社公式ブログ記事「The Analytics 360 Solution Guide: How today’s top brands gain a deeper understanding of the customer journey」を元に構成しております。
デジタル技術とモバイル デバイスの浸透により、今日の消費活動の主導権はユーザーに移っています。カスタマー ジャーニーのあり方も、従来のように認知から購入へと順を追って進む直線的なものから、
ひとつひとつ異なる予測困難な行動プロセスへと変化しつつあります。マーケターにとって、購入に至るまでの各ステップでどのようなエンゲージメントが発生しているか把握することは重要な課題であり、同時にカスタマー エクスペリエンスを改善してマーケティングの成果を高めるチャンスでもあります。
新しい
アナリティクス 360 ソリューション ガイドでは、顧客を中心に据えた戦略作り、チーム間コラボレーションの強化に役立つテクノロジーの導入、広告と解析データの統合といった取り組みについて、先進的なマーケターの事例を通してご紹介しています。
顧客を中心に据えた戦略
調査を通して共通の傾向として明らかになったのが、先進的なマーケターは顧客を中心に据えた戦略作りを行っているということです。たとえばインタラクティブ エンターテインメント企業 Electronic Arts Inc. では、チーム構成が顧客を軸としたものになっており、マーケティング、解析、パブリッシングを担当する各チームが、カスタマー インサイトを認識の基盤として共有しています。
チーム間のコラボレーションを支えるテクノロジーの活用
チーム間で効果的な共同作業ができるよう、相互連携可能なテクノロジーを社内共通で導入していることも、先進的なマーケターに見られる特徴です。米国のプロ野球リーグ運営機構 Major League Baseball は、統一的なプラットフォームの導入によって、レポートの取得や共有にかかっていた時間を大幅に削減することに成功しています。
広告と解析データの統合
広告とアナリティクスのデータを一つのプラットフォームに統合することによって、ひとりひとりの顧客との関係をより強固で意味深いものとすることができ、マーケティングにさまざまな可能性をもたらします。
オンライン旅行会社 BookIt は、統合的なテクノロジー スタックの活用により、訪問者を旅行の目的地ごとにセグメント化し、それぞれに対して専用の広告クリエイティブでアプローチすることができました。
アナリティクス 360 ソリューション ガイドでは、上記をはじめとするさまざまな企業の事例を通して、アナリティクス 360 を使った広告データと解析データの統合についてご紹介しています。ぜひダウンロードしてご覧ください。
投稿トピック:
·
Google マーケティング プラットフォーム·
プライバシー·
利用規約
noreply@blogger.com (Analytics team)
6 years 8ヶ月 ago
この記事は、弊社公式ブログ記事「A deeper connection between Google Analytics 360 and Salesforce Sales Cloud」を元に構成しております。
先日
お知らせしたように、アナリティクス 360 のオーディエンスを Salesforce Marketing Cloud と共有する機能がリリースされました。この記事では、今回のアナリティクス 360 と Salesforce Sales Cloud の統合において、さらに強化された点についていくつかご案内いたします。今回の統合によって、Sales Cloud のセールス パイプライン データをアナリティクス 360 に直接インポートできるようになり、オフラインとオンラインのデータをより容易に関連付けることができるようになります。
それに加えて、カスタマー エクスペリエンスに関するより包括的な理解が得られるように、統合でさらに多くの Sales Cloud インサイトをアナリティクス 360 へ移行できるようにいたします。
利用できる顧客シグナルが増加
リードのステータスやコンバージョン データに加えて、地域や業種などの有用な顧客データを Sales Cloud からアナリティクス 360 に取り込むことができるようになります。アナリティクス 360 に取り込んだデータは、オーディエンスやカスタム ディメンション、カスタム指標の作成に使用できます。
たとえば企業向けの保険会社で、ウェブサイト上のリードフォームを通して、顧客から自社の業種を教えてもらうことができたとします。従来ならこの情報をアナリティクス 360 で利用するのは困難でしたが、今回の統合により、Sales Cloud に保存されている顧客の業種フィールドの情報をアナリティクス 360 側で取得し、その情報を使ってカスタム ディメンションを作成できるようになります。そしてアナリティクス 360 内で、作成したカスタム ディメンションと集客関連の指標を組み合わせたレポートを作成することもできます。その結果、たとえば業種に応じたマーケティング キャンペーンのパフォーマンスを調べることも可能になります(小売業や製造業よりもサービス業の顧客と相性が良い、など)。
詳細な商品データ
商品やサービスの購入がオフライン(たとえば電話)で行われるビジネスの場合、取引内容を Sales Cloud で記録していることも多いでしょう。アナリティクス 360 と Sales Cloud を統合することで、こういった取引情報を手軽にアナリティクス 360 に共有し、顧客の購入履歴を反映してマーケティング キャンペーンをより的確にカスタマイズできるようになります。
たとえば、購入を検討している顧客はまずサイトからフォームを送信し、次にセールスチームと電話で話したうえで購入が完了する流れになっているとしましょう。Sales Cloud のオポチュニティ データをアナリティクス 360 で利用できるようになれば、このようにオフラインで行われる取引の情報も含めて、顧客の購入履歴をオーディエンスの作成時に利用できます。たとえば、過去 3 か月以内に特定の商品を(電話で)購入したすべての顧客をオーディエンスにまとめるといったことも可能です。さらに、作成したオーディエンスを Google 広告やディスプレイ&ビデオ 360 と共有すれば、購入歴のあるユーザーと共通点があり、顧客となることが期待できるユーザーに最適化したマーケティング キャンペーンを作成することができます。
アナリティクス 360 でカスタム オーディエンスを作成して Google 広告やディスプレイ&ビデオ 360 と共有する
手軽な初期設定
アナリティクス 360 と Sales Cloud の連携(統合)は、マーケティングにさまざまな可能性をもたらします。
統合に必要な設定は 3 ステップで完了します。まず、Sales Cloud アカウントの初期設定を行います。次に、ウェブサイトのリードフォームに少し手を加えて、アナリティクス 360 のプロパティ ID と
クライアント ID が Sales Cloud に伝わるようにします。最後に、アナリティクス 360 の管理セクションで、Sales Cloud からアナリティクス 360 へのデータ共有を有効化します。
アナリティクス 360 と Sales Cloud の統合についてさらに詳しくは、
こちらの新機能紹介をご参照ください。
noreply@blogger.com (Analytics team)
6 years 8ヶ月 ago
この記事は、弊社公式ブログ記事「Reach customers via additional marketing channels with Analytics 360 + Salesforce Marketing Cloud」を元に構成しております。
2 年前に
お知らせしたように、Google ではアナリティクス 360 のオーディエンスを Salesforce Marketing Cloud で活用できるようにする計画を進めてきました。これにより、メールや SMS といったマーケティング チャネルで、よりタイムリーかつ的確なメッセージ発信が可能になりました。
アナリティクス 360 のオーディエンスを Marketing Cloud で活用
アナリティクス 360 には、サイト エンゲージメントに関するディメンションや指標が 250 種類以上も用意されており、オーディエンスを的確に作成して、精度の高いマーケティング メッセージをユーザーに届けることができます。作成したオーディエンスを Google マーケティング プラットフォーム内で共有すれば、検索広告やディスプレイ広告のパーソナライズ、サイト エクスペリエンスのカスタマイズなどに活用することも可能です。今回の統合で Marketing Cloud とオーディエンスを共有できるようになれば、アナリティクス 360 で得られたインサイトを Marketing Cloud キャンペーンのカスタマイズに活かすことができます。アナリティクス 360 のオーディエンスのリーチを、メールや SMS、プッシュ通知といったチャネルにまで拡大できるのです。
たとえば、価値の高いユーザーがひさしぶりにサイトを訪れた場合、今後はそのユーザーがサイトを離れた後すぐにメールで接触して再エンゲージメントを図ることができます。まず、アナリティクス 360 で該当ユーザーを含むオーディエンスを作成し、Marketing Cloud と共有しましょう。あとは Marketing Cloud のメール キャンペーンで、ユーザーをサイトに呼び戻して購入を促すプロモーションを行うだけです。
アナリティクス 360 でオーディエンスを作成して Marketing Cloud と共有する
チャネルをまたいだ完全なキャンペーン レポートを参照可能に
今回の統合によるメリットは、オーディエンスの共有だけではありません。キャンペーンのレポートで、さらに踏み込んだ情報が得られるようになります。
アナリティクス 360 と Marketing Cloud を統合することで、たとえばアナリティクス 360 で得られたサイト エンゲージメント関連データを、Marketing Cloud のレポートに取り込むことができるようになります。Marketing Cloud キャンペーンに関係するキャンペーン指標(コンバージョン率など)やサイト エンゲージメント指標(サイト滞在時間など)を確認するために、両プラットフォームを行ったり来たりする必要はもうありません。キャンペーンのパフォーマンスに関するあらゆるデータを、Marketing Cloud 内だけで確認できます。
アナリティクス 360 と Marketing Cloud の統合について詳しくは、
こちらの新機能紹介でご確認いただくか、アナリティクス 360 の担当セールスチームにお問い合わせください。
noreply@blogger.com (Analytics team)
6 years 8ヶ月 ago
この記事は、弊社公式ブログ記事「Dynamic audiences in Google Analytics for Firebase」を元に構成しております。
マーケティング予算を適切に配分できるようにするには、自社のウェブ とアプリ の両方でユーザー行動を把握する必要があります。お客様との最初の接点となるのはウェブサイトであることが一般的ですが、多くのビジネスで、お客様はより多くの時間をアプリで費やします。そのため、マーケティングにおいてどのようなアクションを取るべきかを判断するうえで、アプリの内部や外部における解析データからオーディエンスに関するインサイトを得ることが重要になります。
Google のアプリ解析ソリューションである Firebase 向け Google アナリティクスにおいて、従来からオーディエンスの分類に使用できたのは、イベント、デバイスタイプ、その他のディメンションでした。しかし、これらの基準は動的なものではなく、変化し続けるユーザー行動を捉えるためには十分とは言えませんでした。
そのため、このたびオーディエンス作成ツールにアップデートを施し、アプリの重要なオーディエンスをより手軽かつ正確に識別できるよう、機能を強化しました。
1.
動的なオーディエンス判定:デフォルトで動的にオーディエンス判定が行われるようになりました。ユーザーが条件を満たせばその場で自動的にオーディエンスに追加され、逆に条件を満たさなくなれば自動的にオーディエンスから除外されます。作成したオーディエンスには、それ以上手間をかけなくても自動的に適切なユーザーが集まっていき、何度も再判定を行う必要はありません。
2.
オーディエンス除外:除外条件を使った精密なオーディエンス定義が可能になりました。たとえば、ショッピング カートに商品を追加した全ユーザーから商品の購入まで進んだユーザーを除外したオーディエンスを定義することができます。
3.
有効期間: オーディエンスに有効期間を設定できるようになりました。たとえば「過去 30 日間にコンバージョンに至ったユーザー」のように期間を定めることで、オーディエンスを最新の状態に保ち、そうしたオーディエンスに的確なメッセージを届け続けることができます。
こうした新しいツールによって、オーディエンスがさらにパワフルかつ柔軟でアクションにつなげやすい機能になり、アプリのユーザーやアクティビティに関して、これまで以上に精度の高いインサイトが得られるようになります。Firebase 向け Google アナリティクスのオーディエンス作成ツールは、2019 年を通して改良を加え、さらに的確にオーディエンスを作成していただけるよう機能を充実させていきます。
オーディエンスを的確に把握し、アクションにつなげる
対象ユーザーに対する理解を深めることができたら、それぞれ異なるユーザーのニーズに対応できるよう、エクスペリエンスのパーソナライズを行いましょう。たとえば、Firebase のプッシュ通知や Remote Config の活用、Google 広告のカスタマイズ機能の活用などが考えられます。
e コマースのアプリを例に考えてみましょう。上述した高度なオーディエンス機能を活用して、「アプリを初めて利用した際に商品をカートに追加したものの、購入には至らなかったユーザー」を集めたオーディエンスを作成してみます。有効期間は 30 日に設定して、過去 30 日間にこの条件を満たしたユーザーだけが抽出されるようにします。
初回利用時にカートを放棄したユーザーを集める動的オーディエンスの作成例
作成できれば、対象のユーザーにターゲットを絞ったアプローチができるようになります。専用にカスタマイズしたアプリ内プロモーション、メールによる通知、パーソナライズド広告などを活用し、購入を完了してもらえるよう働きかけましょう。アプリに戻って商品を購入してもらえた場合や、そのまま 30 日の有効期間を過ぎた場合は、そのユーザーは先ほどの条件を満たさなくなり、自動的にオーディエンスから消去されます。そのため、不要なマーケティングを繰り返してユーザーに不快な思いをさせてしまうことがなくなります。
動的オーディエンス機能により、従来よりも高い精度でユーザーを理解できるようになります。オーディエンスを的確に定義してカスタマー ジャーニーに対する理解を深め、マーケティング活動の投資効果を高めていきましょう。ユーザーに常に満足していただくことで、アプリを発展させ続けることができるのです。
投稿トピック:
·
Google マーケティング プラットフォーム·
アナリティクス
noreply@blogger.com (Analytics team)
6 years 9ヶ月 ago
この記事は、弊社公式ブログ記事「New Google Marketing Platform connectors available in Data Studio」を元に構成しております。
マーケティング担当者がすべての自社データを 1 つの画面で参照できるようになると、リソースを投入する場面や投入方法について、よりスマートな判断を行うことが可能になります。データはサイロ化しがちで、それらを 1 か所に統合することは容易ではありませんが、実現できればマーケティングの投資効果が大きく伸びていきます。
データポータルでは、マーケティング担当者の皆様に、日々増え続ける多種多様な
コネクタの一覧にアクセスして、500 を超えるデータソースを活用していただけます。また、データセットを一元化して、シンプルなレポート作成やデータ視覚化の機能を 1 つの画面でご利用いただけます。先日も、2 つの機能を追加しました。昨秋初頭にリリースした、ディスプレイ&ビデオ 360 と検索広告 360 用のコネクタです。この 2 つのコネクタを使用すると、データポータルのダッシュボードやレポートに含まれる Google マーケティング プラットフォームの広告データにアクセスできます。データは個別に参照するだけでなく、Google アナリティクス、Google スプレッドシート、Google 広告などの自社のデータソースから取得したマーケティング データと結合でき、有力なインサイトを導き出せます。インサイトは簡単に他のメンバーと共有でき、行動に移すことができます。
Google マーケティング プラットフォームのデータがデータポータルで利用できるようになると、必要に応じてレポートをカスタマイズできます。たとえば、カスタムのブランドを追加したり、チームが他の用途ですでに使用しているチャートやグラフなどの視覚データをご自身のグラフとして再利用できる他、データポータルのレポートは、外部のツールと簡単に共有できます。ディスプレイ&ビデオ 360 や検索広告 360 のデータをデータポータルで利用できるようになったため、共有権限を自由に設定できる Google ドライブを使用して、Google マーケティング プラットフォームの動的な広告レポートをどんな相手とも共有できます。
ディスプレイ&ビデオ 360、検索広告 360、Google 広告での広告の掲載結果を比較するレポートを作成する場合、すぐに使える Google 広告掲載結果テンプレートを活用して、自社のデータで主要な指標を確認したり、コネクタを使ってデータをインポートして、カスタム レポートを作成できます。ここでエクスプローラ機能を使って、さまざまなデータ視覚化を試したり、好みに合わせてデータを整理したりすることも可能です。さらに、データを統合して、3 つ(またはそれ以上)のデータセットすべてにまたがる分析を行うこともできます。たとえば、Google アナリティクスのデータを追加すると、広告キャンペーンの掲載結果と合わせて、自社のサイト上での顧客の行動に見られる総合的な傾向を確認でき、メディアチームや代理店と情報を共有して、入手したインサイトに基づいてキャンペーンを最適化するためのアクションを起こせます。
Google 広告掲載結果ダッシュボードのテンプレートデータポータルの強力なデータ視覚化機能とレポート機能により、マーケティング担当者は、広告キャンペーンから得たインサイトを活用し、いくつもの異なるデータセット間でサイロ化したデータを統合することができます。Google マーケティング プラットフォームのデータをデータポータルで利用することで、顧客とのタッチポイントの全体像をより正確に把握し、マーケティング上の意思決定をより的確かつスピーディーに行えるよう、活用してください。
投稿トピック:
·
Google マーケティング プラットフォーム
noreply@blogger.com (Analytics team)
7 years ago
この記事は、弊社公式ブログ記事「New ways to manage and measure your experiments in Google Optimize」を元に構成しております。
顧客との接触がオンラインで行われるケースが増え続ける今日、パフォーマンスに優れたウェブサイトはビジネスにとって必要不可欠です。サイトのパフォーマンスを改善するにはテストを行うのが効果的ですが、テストを管理する手間も無視できません。複数のテストを同時進行させて管理やスケジュール調整を行い、最終的に得られたさまざまなデータを分析するとなればなおさらです。このため Google オプティマイズでは、テストの管理や結果の測定を容易にする 3 つの新機能を実装しました。
1.メール通知新しい
メール通知は、テストに関する重要な情報をリアルタイムで確認できる機能です。テストの開始や終了、テストの結果優勢と判定されたパターンなどを随時お知らせします。
今後は新しいテストを作成する際に、メール通知を受け取るかどうかその場で指定することが可能です。また、コンテナの設定や個々のテストの設定で、いつでもメール通知のオン / オフを切り替えることができます。
2. Google アナリティクスの新ディメンションによるレポート機能の向上サイトのテストがビジネスにどのような影響を及ぼすか理解しやすいよう、「パターンを含むテスト ID」という
Google アナリティクスの新しいディメンションをご用意しました。オプティマイズのテスト ID と、ユーザーにどのパターンが表示されたかをまとめて扱うことができるため、Google アナリティクスでオプティマイズのテストの詳しい分析がさらに容易になっています。
Google アナリティクスで、テストのデータを単一のディメンションで扱えるようになったため、1 クリックで
セグメントを作成することが可能です。アナリティクスのレポートにセグメントを追加することにより、たとえばユーザーあたりの収益という観点で、パターン A とパターン B のどちらが優れていたか調べることができます。さらに、オプティマイズ 360 をご利用の場合は、セグメントからオーディエンスを作成して、リマーケティング キャンペーンやサイトでのカスタム エクスペリエンス提供に活用することが可能です。
3.テストのスケジュール設定キャンペーンや祝日などのイベントにタイミングを合わせてテストを開始したい場合に、[開始] ボタンを押すためだけにスケジュール調整をする必要はもうありません。
スケジュール設定機能を使えば、テスト開始のタイミングをあらかじめ予約しておくことができます。テスト開始と同時にメールで通知することも可能です。
今回のアップデートで、オプティマイズがお客様にとってさらに便利になれば幸いです。
積極的なテスティングで成長を促進する企業文化の醸成に向けてご活用ください。オプティマイズは
無料でご利用いただけるサービスです。まだご利用でない方はぜひお試しください。
投稿トピック:
アナリティクス オプティマイズ
noreply@blogger.com (Analytics team)
7 years ago
noreply@blogger.com (Analytics team)
7 years ago
この記事は、弊社公式ブログ記事「Personalization features now available in Google Optimize」を元に構成しております。
ユーザーは、魅力的で関連性の高いコンテンツが適切なタイミングで配信されることを求めています。そこで Google オプティマイズでは、お客様がユーザーに対してさらに便利にカスタマイズされたサービスを提供できるよう、変更を行いました。今回の変更により、オプティマイズで短期間のウェブテストを実施できることに加えて、
ウェブサイトをカスタマイズして、ユーザーがサイトにアクセスするたびに適切なメッセージを配信できるようになりました。
テスト結果を活用する
オプティマイズではこれまでも、ユーザーに最も効果があるサイト バージョンを確認するテストをご利用いただけましたが、今回の変更により、ベスト バージョンのサイトをわずか数クリックですぐに公開できるようになりました。
たとえば、サイトで A/B テストを実施して、オプティマイズでベスト バージョンが判別されたとします。そこで [リーダーを採用する] クリックするだけで、オプティマイズでサイトのベスト バージョンが新規のカスタム パターンとして再作成され、任意のユーザー セグメントに公開できます。また、
オプティマイズ 360 をご使用の場合には、リーチする Google アナリティクス ユーザーリストを指定することも可能です。
テストが終了したら、ベスト バージョンをサイトに表示できます。
カスタマイズを最初から導入する
最初にテストを実施することなく、カスタマイズされたサイトを作成することもできます。たとえば、サンフランシスコのユーザーを全て配送無料にするなど、特別なサービスを提供することが可能です。
オプティマイズでは、カスタム パターンをゼロから導入することも簡単になりました。まずは、[エクスペリエンスを作成] をクリックし、エクスペリエンスのタイプとして [カスタマイズ] を選択します。オプティマイズ ビジュアル エディタを使うと、サイトに無料配送サービスを追加できます。次に、[サンフランシスコにいるユーザー] を選択して、カスタム パターンを公開します。必要な操作はこれだけです。

オプティマイズ ビジュアル エディタを使うと、サイトに変更を加えて指定したユーザー セグメントに公開することができます。

ヨーロッパの大手ボディケア ブランドの Rituals Cosmetics は、新しいカスタマイズ機能を初期のテスト段階から利用しており、現在では、一度に 50 種類以上のカスタマイズされた商品プロモーションをサイトで配信することができます。
「オプティマイズのカスタマイズ機能を利用することで、カスタマイズしたサイトをすばやく大規模に構築することが可能になりました。また、オプティマイズの分析機能により、これらのサイトがビジネスに与える影響を簡単に測定することもできます。」
- Martijn van der Zee (Rituals Cosmetics、デジタル ディレクター)
これらの
新しいカスタマイズ機能は、オプティマイズのユーザーならどなたでもご利用いただけます。カスタマイズ機能は今後さらに追加される予定です。
投稿トピック:
·
オプティマイズ
noreply@blogger.com (Analytics team)
7 years ago
この記事は、弊社公式ブログ記事「Data Studio is now generally available」を元に構成しております。
Google が無料で提供しているデータ視覚化、レポートツールの
データポータルのベータテスト期間が終了し、一般公開しました。今回の移行は、お客様がデータからインサイトを得て共有し、ビジネスの成果を高められるようにサポートする、Google の継続的な取り組みを示すものです。
データポータルは、Google Cloud と密に連携した Google マーケティング プラットフォーム製品のひとつで、Google アナリティクス、Google 広告、ディスプレイ&ビデオ 360、検索広告 360、YouTube アナリティクス、Google スプレッドシート、Google BigQuery のほか、Google 内外の
500 種類ものソースのデータに簡単にアクセスして可視化し、インタラクティブなデータ分析を行えるツールです。データポータルを使うと、組織内の誰もが簡単に
インサイトを共有できます。さらに、共有に留まらず、相手が世界中のどこにいても
シームレスにリアルタイムで共同作業をすることもできます。
2016 年にベータ版の提供を開始して以降、Google はデータポータルの安定性を改善し、多くの重要な機能を追加してきました。データポータルを使って自社のデータを質の高いストーリーに生まれ変わらせ、ビジネスの鍵となるインサイトを抽出した例は数多くあります。
AirAsia Group は、チーム間でのクロスプラットフォームのレポート作成や共同作業にデータポータルを活用しています。「データポータルは、AirAsia の組織全体でデータを円滑にやり取りするのに役立っています」と、AirAsia でチーフ データ オフィサーを務める Nikunj Shanti 氏は言います。「データの民主化は弊社内部で今後の効率化を図るうえで重要な要素です。データポータルと BigQuery のデータソースの統合によって、スタッフ全員が単一のビューを利用できます。過去 12 か月間の急速な進化により、既存のサービスから移行して、単一のプラットフォームでデータ ダッシュボードや手軽な可視化レポートを利用できるようになりました。」
一般公開に関する今回の発表は、ベータ版ユーザーからのフィードバックに基づく
さまざまなサービス更新に続くものです。最近では、エクスプローラ、データ統合機能、レポート ギャラリーを使って可視化データのテスト、組み合わせ、共有方法を充実させた
さまざまな新機能を発表しました。

エクスプローラを使ってデータをテストするGoogle は継続してコミュニティのサポートに努め、お客様のさまざまなデータソースにアクセスできる
コミュニティ コネクタや、カスタム レポートを作成してソリューションを簡単に共有できる
カスタム レポート テンプレートなどの機能を開発してきました。こうした機能によってエコシステムは成長を遂げ、データポータルはより多くのユーザーにとってさらに役立つツールになりました。
デジタルでの分析・レポート作成ツールを提供する Supermetrics は、コミュニティ コネクタを利用してレポート作成に関するクライアントのニーズに応え、大きな成功を収めました。Supermetrics の創業者兼 CEO の Mikael Thuneberg 氏はこう語ります。「データポータルのコミュニティ コネクタを作成することで、世界中のお客様に、あらゆるマーケティング チャネルでレポート作成を行うための優れたソリューションを提供することができました。大手企業を含む世界各国の数千の企業が、短期間のうちにクロスプラットフォームのマーケティング レポート作成用にデータポータルを選択した事実が、それを証明しています。」
データポータルの使命は、さまざまな方がデータからインサイトを得て共有できるようにすることです。それはたとえば、効果の高い広告チャネルの情報を抽出するマーケターから、パフォーマンス指標をトラッキングするビジネス アナリストといった方々にまでご活用いただけます。これからも、Google コミュニティのメンバーであるユーザーとコラボレーターの皆様とともに、この使命の実現に向けた取り組みを続けてまいります。Google はプラットフォームの安定性と高度な機能に力を注ぐことで、お客様にとって最も重要な、ビジネスの成長に専念していただける環境を今後も提供できるように尽力いたします。
投稿トピック:
データポータル
noreply@blogger.com (Analytics team)
7 years 1ヶ月 ago
この記事は、弊社公式ブログ記事「Data Studio's new features help you tell more compelling stories」を元に構成しております。
絶えず変化していく今日のマルチチャネル マーケティングにおいては、さまざまなデータをすばやく集約して視覚化し、新たなインサイトを発掘していかなければなりません。
データポータルを使用すれば、生のデータから情報豊富で解釈や共有も容易なレポートを作成し、ビジネスの推進力となるインサイトを手に入れることができます。今回リリースする 3 つの新機能は、データを説得力のあるストーリーに変え、意思決定の質を向上させるうえで、マーケターの強い味方となってくれるはずです。
以下、それぞれについて簡単に紹介します。
エクスプローラ: ワンクリックで手軽にデータ分析
コーディング不要の便利なツールで、データからのインサイト抽出をさらにスピードアップします。大量のデータからインサイトを発掘するのは時間のかかる作業ですが、エクスプローラを使用すればあっという間です。また、データポータルは BigQuery とワンクリックで連携できるため、必要なインサイトをさらに手軽に抽出することができます。アナリストの作業がスピーディーになるのはもちろん、技術面に詳しくないユーザーにとってもクエリを使った分析がぐっと身近なものになります。

データ統合: データをひとつにまとめて視覚化
大規模な企業で、社内のさまざまなアカウントから集めた情報を分析、視覚化することになったとしましょう。たとえば Google 広告や、
Google マーケティング プラットフォームの他のサービス、あるいは他のメディア プロバイダなど多様なソースのデータを最小限の労力でひとつのチャートにまとめるにはどうすればいいでしょうか?「データの統合」を使用すれば、複数のデータソースから情報を集約して視覚化するまでの作業を、データポータルの中で完結させることができます。近日中には、フィールドを追加して統合データから新たな計算を作成する機能も実装予定です。インタラクティブで説得力に富み、しかも手軽に作成できるチャートで、データに秘められたストーリーを余すところなく伝えられます。

Google マーケティング プラットフォーム レポート ギャラリー: 完成度の高いレポートがかつてないほど手軽に
新しい Google マーケティング プラットフォーム レポート ギャラリーに収録されたレポート テンプレートを利用すれば、Google マーケティング プラットフォームの各サービスから得られるさまざまなデータをもとに、豊富な情報をわかりやすく整理したレポートをすばやく作成することができます。テンプレートを選んで用途に応じてカスタマイズすれば、ものの何分かでレポートができあがります。データ収集の非効率的な部分を解消し、行動につながるインサイトをすばやく抽出してチームと共有できるようにすることを目指した新機能です。

いずれの新機能によって、すぐにでも、データから説得力あふれる視覚的なインサイトを取り出すことが可能になります。初めての方もぜひレポート作成に挑戦してみてください。デジタル マーケティング戦略をわかりやすく描き出すことが、次の一歩へとつながります。
投稿トピック:
·
Google マーケティング プラットフォーム ·
データポータル
noreply@blogger.com (Analytics team)
7 years 4ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事「Better understand and reach your customers with new Cross Device capabilities in Google Analytics」を元に構成しております。本日は、Google アナリティクスの新しいクロスデバイス機能についてご紹介します。新機能でカスタマー ジャーニーを分析すれば、ユーザーの複数デバイスによるお客様のサイトへのアクセス状況を把握することができます。その結果、マーケティングの成果を全体的に理解し、ユーザーにより的確なメッセージを届けられるキャンペーンを展開できるようになります。
断片的な情報をつなげて全体像を把握する新しいクロスデバイス機能の一つである、クロスデバイス レポートでは、同じユーザーが複数のデバイスからウェブサイトにアクセスした場合に、別々のユーザーからのセッションとして(たとえば PC からのアクセス 1 件、モバイルからのアクセス 1 件という形で)ではなく、同一ユーザーによる複数のセッションとして認識されます。個々のデバイスの接点を、カスタマー エクスペリエンスを構成する要素の一つと捉えることで、プロダクトやマーケティングに関するより的確で情報に基づいた意思決定をすることができます。
たとえば、旅行会社のマーケティング担当者がクロスデバイスレポートの一つである「集客デバイス」レポートでアクセス状況を調べたところ、顧客の多くが最初は情報収集のためにモバイル端末でサイトにアクセスし、その後 PC からアクセスして旅行を予約していることがわかったとします。この場合、旅行のプランを考え始めた段階のユーザーにリーチできるよう、モバイル広告キャンペーンに力を入れると高い効果が見込める可能性があることが分かります。
クロスデバイス レポートは「集客デバイス」だけではありません。「デバイスの重複」「デバイス経路」「チャネル」なども近日中にご利用いただけるようになります。 なお、クロスデバイス レポートでは匿名化された集計済みデータのみが表示され、データ収集対象は広告のパーソナライズを有効にしているユーザーに限定されます。従来どおり、ユーザーはいつでも
オプトアウトすることができます。
適切なユーザーにリーチする上述の機能に加え、ユーザーが各種デバイスで行ったアクションをもとに、より緻密で的確なオーディエンスを構成できるようになります。結果として、ユーザー により関連性が高く有益なエクスペリエンスを提供することができます。
たとえば靴を販売する小売店で、お得意様限定の特別プロモーションを行うことにしたとします。「お得意様」とは、デバイスは問わず、過去 12 か月間にサイトで購入した靴の総額が 5 万円を超えている購入者とします。スマートフォンで 3 万円、PC で 3 万円の購入者と、1 つのデバイスで 6 万円の購入者とでは、変わりはなく、いずれも「お得意様」に該当します。
新しくなったアナリティクスでは、この 2 種類の顧客層による購入総額が等しいことを正しく認識できるため、従来以上に精度の高いオーディエンス リストを作成し、リーチの絞り込みに活用することができます。また、顧客のセグメントやオーディエンスの作成の際に使用できる指標は購入額だけではありません。たとえばリマーケティング キャンペーンを作成して、複数デバイスから合計してどのくらいのアクセスがあったかを指標として用いることもできます。
ぜひお試しください
新しいクロスデバイス機能を使用するには、アナリティクスにログインして [管理] から
[Google シグナルの有効化] を選択します。現時点では該当する設定が表示されない場合もあります。今後数週間で、すべてのアナリティクス アカウントでご利用いただけるようになる予定です。機能を使用するためにウェブサイトのタグの変更や、デベロッパーのサポートを受ける必要はありません。
今回ご紹介した新機能は、ベータ版でご提供いたします。複数のデバイスで行われているカスタマー ジャーニーを把握することで、ユーザーにとってさらに関連性が高く、有益なエクスペリエンスが実現できるようになります。ぜひご活用ください。
投稿者: Jesse Savage - Google アナリティクス プロダクト マネジメント担当ディレクター
noreply@blogger.com (Analytics team)
7 years 5ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事「Introducing Google Marketing Platform」を元に構成しております。DoubleClick が創業したのが 1996 年。その頃と比べ、オンラインの世界は大きく変わりました。今では当たり前と思われていること、たとえばチャットで絵文字を送ったり、YouTube のおもしろい動画をシェアしたり、スマートフォンで自撮りしたりするようになったのもここ何年かのことです。
テクノロジーの変化は、デジタル マーケティングの変化に直結します。以前と比べてチャネルやフォーマット、データの種類が大幅に増加し、消費者も、自分にどのような広告が表示されるのかやどのように自分のデータが利用されるかを意識しており、自身でコントロールできる範囲をさらに広げたいと感じています。
こうした状況に対応するため、プライバシーに最大限の配慮をしつつ、同時にマーケティングにおいて最適な成果を簡単に上げることができるツールが求められています。
これが今回、
Google マーケティング プラットフォームを公開する背景です。
※日本語のロゴは変更予定ですGoogle マーケティング プラットフォームは、DoubleClick Digital Marketing と Google アナリティクス 360 スイートを統合したもので、デジタル メディアのプランニング、買い付け、計測、からカスタマー エクスペリエンスの最適化までを 一元的に扱うことができ、これまで以上に的確かつ効果的なマーケティングを行うことができるプラットフォームです。同時に、ユーザーのプライバシーに配慮し、ユーザー自身がデータをコントロールできる機能性が提供されています。
※日本語のロゴは変更予定です
Google がさまざまな世界的な企業を対象に実施した最新の
調査によると、マーケティング担当者が最も重視しているのは「顧客をより深く理解すること」であるということです。こうした調査結果を踏まえ、Google マーケティング プラットフォームでは、ユーザー ファーストの考え方が徹底され、コラボレーションやインサイトの共有を簡単に行うことができます。
米国のアディダス社では、複数のデジタルチームに各々のインサイトを別のチームに共有するよう促し、チーム間のコラボレーションの促進を図ったことで、顧客であるユーザーについて会社全体でより深い理解が得られるようになりました。デジタル エクスペリエンス部門の責任者を務めるクリス マーフィー氏は、次のように述べています。「複数のチームが 1 つの環境で業務を行うことで、顧客に関するインサイトを共有でき、どこに掲載されたどのクリエイティブのパフォーマンスがどうだったかを、ほぼリアルタイムで把握し、適切な修正を加えることができるようになりました。」

広告 + 分析でさらに大きな成果をGoogle マーケティング プラットフォームは、従来の Google アナリティクス 360 スイートと DoubleClick の広告主向け製品群を統合したものです。広告技術とアナリティクスの分析技術を組み合わせると、マーケティングの成果を高めることができます。たとえば BookIt では、アナリティクス 360 を使用してどのようなユーザー(旅行者)が BookIt に関心を示しているかとなどの分析を行い、その結果を活用し、ディスプレイ&ビデオ 360 でより適切なキャンペーンを作成し、
収益 20% 増を達成しています。
Google マーケティング プラットフォームによって、Google が提供する広告サービスとアナリティクス サービスを効果的に連携させることができるようになります。たとえば、新たに追加された「インテグレーションセンター」を使用すると、サービス同士をどう連携させると効果的かを把握することができ、そのための設定も簡単に行うことができます。

Google マーケティング プラットフォームでは、アドエクスチェンジ、測定ソリューション、その他のテクノロジー プロバイダなど、100 以上のソリューションを統合することができます。つまり、どのメディアをどういった方法で買い付けし、その効果をどのように計測するかを柔軟に選択することができます。
検索広告 360 とディスプレイ&ビデオ 360Google マーケティング プラットフォームの公開に伴い、一部の Google 広告ソリューションが変更されます。
DoubleClick Search は、新たに「検索広告 360」として生まれ変わります。Google や他の検索エンジンで実施する検索キャンペーンのプランニング、買い付け、計測は、今後は検索広告 360 で行うことになります。
「ディスプレイ&ビデオ 360」は、Google のディスプレイ広告サービス、DoubleClick Bid Manager、DoubleClick Campaign Manager、DoubleClick Studio、DoubleClick Audience Centerを統合したものです。ディスプレイ&ビデオ 360 を使用すると、広告キャンペーンを 1 か所で包括的に運用し、複数のチームのコラボレーションを促進して作業を効率化することができます。
なお、DoubleClick Campaign Manager とその他の DoubleClick 製品は、すぐに廃止されるわけではありませんのでご安心ください。今後、ディスプレイ&ビデオ 360 の機能の拡充に伴い、そちらへ段階的に移行していただきます。
今後の取り組みGoogle では、今回のご案内を皮切りに、このプラットフォームを皆様にとってさらに使いやすいものにしていきます。皆様のマーケティング目標の達成をサポートできるソリューションを構築しながら、同時にユーザーの高い期待に応えて、ユーザーのプライバシーの保護、表示される広告の透明性の確保、およびユーザーによる管理の強化に取り組んでいきます。
今後、Google Marketing Live にて、Google マーケティング プラットフォームおよびディスプレイ&ビデオ 360 に関するさらに詳しい情報をお届けします。米国太平洋標準時間 7 月 10 日午前 9 時(日本時間 7 月 11 日午前 1 時より)基調講演をライブ配信いたしますので、ぜひ
こちらから事前登録してください。
noreply@blogger.com (Analytics team)
7 years 5ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事「Deliver more relevant experiences with Optimize and AdWords」を元に構成しております。マーケターが集客に使用できるさまざまなチャネルの中でも、検索は最も重要なツールのひとつと言えるでしょう。ですが、単に検索広告を最適化するだけでは十分ではありません。カスタマー ジャーニー全体に注意を払い、サイトに到達したユーザーのエンゲージメントを維持することが重要です。
先日発表されたオプティマイズと AdWords の連携機能は、この点でマーケターの仕事をサポートすることを目的としたものであり、パーソナライズされたランディング ページを手軽に作成およびテストすることができます。
Spotify の事例: オプティマイズと AdWords を組み合わせてコンバージョン増加に成功
世界有数のオーディオ ストリーミング サービスを提供する Spotify も、オプティマイズと AdWords の連携を活かして、検索キャンペーンによるコンバージョンの増進に成功した企業のひとつです。Spotify は、ドイツで最も利用されているストリーミング コンテンツが、実は音楽ではなくオーディオブックであることに気付きました。このため国内のユーザーに対しては、オーディオブックの豊富な品揃え、そしてプレミアム会員になればさらに快適なエクスペリエンスでコンテンツを利用できる点をアピールすることが重要と考えられました。
Spotify は AdWords とオプティマイズ 360(オプティマイズの企業向けバージョン)の連携機能を使用し、Google で「オーディオブック」を検索して検索広告をクリックしたドイツのユーザーに対するテストを行いました。該当ユーザーの半分を通常のページに、もう半分をオーディオブックに特化した専用のランディング ページに誘導するというものです。その結果、専用ランディング ページでは通常のページと比べプレミアム会員の新規登録数が 24% 増加しました。
「従来、こういったテストの実施はそれなりの時間を要するプロセスでした。今はオプティマイズ 360 のおかげで、20 種類以上のテストを同時進行させることも可能です。重要なのはテストを頻繁に実施することです。個々のテストで成果が出ないことがあっても、実施を続けていれば問題ありません。」そう話すのは、Spotify でコンバージョン最適化責任者を務める Joost de Schepper 氏です。
<<
Spotify の事例について詳しくは動画をご覧ください>>
やってみましょう的確なランディング ページの作成とテスティングを手軽に実現する連携機能によって Spotify は大きな成果を上げましたが、本日お知らせする 3 件のアップデートにより、あらゆるマーケターが同様のメリットをさらに享受しやすくなります。
1. オプティマイズを AdWords リニューアル版とリンク
オプティマイズと AdWords のリンク設定はわずか数ステップで完了できます。
こちらの手順に沿ってお試しください。
まだ AdWords リニューアル版をご利用でない方は、ぜひこの機会に
移行をご検討ください。さらに豊富な行動につながりやすいインサイトから分析することができ、新機能にもすばやくアクセスできます。
2. 複数の AdWords アカウントを同時にリンク
クライアント センター(MCC)アカウントを使って多数の AdWords アカウントを管理している場合、個々の子アカウントをオプティマイズとリンクしていくのは時間のかかる作業でした。
今回のアップデートにより、MCC アカウントを直接オプティマイズとリンクできるようになりました。これによって管理下の AdWords アカウントがまとめて追加されるため、個々のキャンペーンや広告グループなどのデータを即座に接続できます。この機能を利用するには、まず
AdWords リニューアル版に切り替えたうえで、MCC アカウントのリンク設定を行います。
詳細3. キーワードの扱いがさらに柔軟に
複数のキーワードをひとつのテストで扱えるようになりました。別々のキャンペーンや広告グループに分散しているキーワードも同時に使用できます。たとえば、広告グループ「デザート」にある「チョコレート チップ クッキー」というキーワードを検索したユーザーと、広告グループ「飲み物」にある「アイスコーヒー」というキーワードを検索したユーザーに対して、同じランディング ページのテストを実施できます。
オプティマイズと AdWords の連携を利用すれば、A/B テストによる成果促進もスピーディーかつシンプルです。
無料で利用できるオプティマイズ アカウントを取得し、さっそく始めてみましょう。
ご利用を心よりお待ちしております。
投稿者: Rotimi Iziduh - Google オプティマイズ担当プロダクト マネージャー
noreply@blogger.com (Analytics team)
News, Tips and Tricks from the Google Analytics Team.Unknownnoreply@blogger.comBlogger394125
Google Analytics 日本版 公式ブログ フィード を購読