Google Analytics 日本版 公式ブログ

データをサイロから解放し、マーケティング戦略で活用する 3 つの方法

8 years 1ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Three Ways to Get Data Out of Silos and Into Your Marketing Strategy」を元に構成しております。
情報を整理する方法はいくつもあります。会社が大きくなるほど、目的のデータを見つけるプロセスが複雑になり、ましてや、その情報を意思決定に役立てるとなると困難を極めます。

おそらくどの会社でも、社内に「埋もれているデータ」があるのではないでしょうか。Google と共同で実施した Econsultancy の最新の調査によると、上級管理者の 86% が「データや分析情報を意思決定でさらに利用するには、組織の垣根を取り払う必要がある」と感じています*1

チームが互いに連携しなければ、あるいはマーケティング、顧客、広告のデータを 1 つにまとめる統合データ戦略がなければ、情報やアイデアを自由に共有することができません。ここでは、データのサイロ化を解消してチーム間の連携を深め、データ中心の文化へ移行するための 3 つの方法をご紹介します。

1. 誰もがデータにアクセスできるようにする


データの管理に苦労しているのは、あなただけではありません。マーケティング責任者の 61% が「昨年、必要なデータへのアクセスやデータ統合に苦労した」と答えています*2

データの利用環境を改善するには、まず、データ戦略の一環としてデータの所有者をを特定し、各情報源の主要担当者を明確にする必要があります。次に、データと関連テクノロジーを連携させる方法を決定し、データのセキュリティやプライバシーに関する基準とプロセスを定めます。データを社内で共有するためのガイドラインも必要です。

データや分析情報への自由なアクセスを可能にすることで、あらゆる職務の従業員が直感的な判断から脱却できるので、生産性の向上と成果改善につながります。同じ Econsultancy 調査で、「データへの自由なアクセスは業績向上につながる」という設問に強く同意した好業績企業のマーケティング責任者は、その他の企業のマーケティング責任者の 1.6 倍でした*3
Google と MIT スローン経営学大学院によるオンデマンド ウェブセミナーでは、マーケティング データと分析戦略に関する最新の調査や運用のヒントを紹介しています。ぜひご覧ください。

2. 直感ではなく、分析データを重視する


マーケティング責任者やビジネス部門の意思決定者がデータを利用できるようになったら、チーム内でデータファーストの考え方を徹底させましょう。データの効果的な利用は、時代を先取りするマーケティング担当者にとって大きな差別化要因となります。

データや分析情報の効果的な利用法を文書化し、すべての従業員に提示する一方、会社全体の方向性を決定する上層部の支持を得ることも大切です。今回の調査で、好業績組織のおよそ 3 分の 2 が「自社の経営陣は、直観よりもデータに基づく分析を重視している」と回答しました

データ中心の文化へ移行するには、経営幹部からの賛同や社内の支持者の協力が欠かせません。経営幹部や支持者の協力があってはじめて、チーム間の垣根を取り払い、分析データを共有し合う環境を作ることができます。さらに、キャンペーン計画やマーケティング戦略の中心にデータを据えることで、互いに目標を共有し、それを達成しようというチームの意欲が高まります。


3. データの利用方法を従業員にトレーニングする


データにアクセスできても、従業員がその利用方法を知らなければ、データの価値を引き出すことができません。事実、マーケターの 75% が、「分析データに基づく意思決定を推進するにあたっての最大の障壁は、データと分析に関する教育やトレーニングが不十分であること」だと感じています*5

従業員に適切なトレーニングを実施すれば、苦手意識を持たず、データを積極的に利用してくれるようになります。ランチセミナーや社内トレーニングを実施するほか、従業員が自分のペースで学習できる自習用モジュールを公開するのもよいでしょう。

最後に、組織内の異なるチームのメンバーがそれぞれ「データ支持者」とデータ ストーリーテーラーになり、各部門のビジネス目標や最大のビジネス機会に基づいて焦点分野を明らかにすることをおすすめします。

Econsultancy の調査レポート「The customer experience is written in data」をダウンロードし、データ中心のマーケティング戦略で成功を納めているブランドの事例をご確認ください。

*1, 3, 4, 5 Google/Econsultancy「The Customer Experience Is Written in Data」、米国、n=677(収益 2 億 5,000 万ドル以上の企業(主に北米)でマーケティングと測定に携わっている経営幹部)、n=199(マーケティング成果が 2016 年の重要ビジネス目標を大幅に上回った主要マーケター)、n=478(その他のマーケター)、2017 年 5 月2 Google サーベイ、米国、「2016–2017 Marketing Analytics Challenges and Goals」、調査対象: 203 名(データ分析またはデータ主導プロジェクトを手掛けているマーケティング担当役員)、2016 年 12 月

*2 Google サーベイ、米国、「2016–2017 Marketing Analytics Challenges and Goals」、調査対象: 203 名(データ分析またはデータ主導プロジェクトを手掛けているマーケティング担当役員)、2016 年 12 月



投稿者: Casey Carey - Google プラットフォームおよびパブリッシャー マーケティング担当ディレクター
noreply@blogger.com (Bruna)

データスタジオのコミュニティ コネクタで、あらゆるデータに容易に接続

8 years 1ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Access all of your data with Data Studio Community Connectors」を元に構成しております。
先頃、データスタジオ コミュニティ コネクタのデベロッパー プログラムが開始されて以来、すでに 250 を超える新しいソースからデータを容易に取り込み、レポートを作成できるようになりました。

現在、多くのパートナー様が、高度なレポート機能と分析機能を備えた無料ツール「データスタジオとコミュニティ コネクタ」を利用し、最小限の開発投資でユーザーにサービスを提供されています。

いずれも、アイデアあふれる興味深いサービスです。たとえば、データスタジオ認定パートナーである ClickInsight は、コミュニティ コネクタのデータを利用し、トロントの天気予報、ニューヨーク タイムズの人気記事、ベイエリア高速鉄道の運行状況を確認できるインタラクティブなレポートを作成しました。これらのデータスタジオ レポートは、ブログ記事「Are You Ready to Get Creative with Data Studio Connectors?(データスタジオのコネクタを使ってアイデアを形にしましょう)」に埋め込まれており、誰でも試すことができます。

コミュニティ コネクタ


データスタジオでさまざまなデータを直接利用できるようにするため、Google はパートナーと連携して機能の向上に努めています。AdStageAnalytics CanvasCallRaildata.worldFunnelPowerMyAnalyticsSupermetrics など多数のパートナーの協力により、250 種類のデータに容易に接続できるようになりました。現在、接続可能なデータには、Facebook Ads、MailChimp、LinkedIn、Instagram、Pinterest、Reddit、Amazon などがあります。詳しくはコミュニティ コネクタ ギャラリーでご確認ください。

データスタジオ コミュニティ コネクタ ギャラリー


独自のコミュニティ コネクタを容易に作成


コミュニティ コネクタを独自に開発し、それらをデータスタジオのレポートやダッシュボードで使用できます。その際、データの取得元として使用できるソースは次のとおりです。
Google Apps Script を使用して、独自のコネクタを簡単に作成できるようになりました。Google Apps Script には、コネクタを手早く作成してデプロイするためのサービスとリソースが多数用意されています。

コミュニティ コネクタの開発について詳しくは、コミュニティ コネクタの使用方法およびコミュニティ コネクタ デベロッパー プログラムに関するトピックをご覧ください。

コミュニティ コネクタの共有と公開

コミュニティ コネクタを使用して作成したレポートは、他のユーザーとの共有が可能です。たとえば、作成したコネクタを会社の同僚と直接共有できます。また、コミュニティ コネクタ ギャラリーコネクタを公開すれば、すべてのデータスタジオ ユーザーがそのコネクタを自由に使用できるようになります。


お客様の事例をお聞かせください


コミュニティ コネクタを使って魅力的なレポートを作成したら、多くのユーザーに知ってもらいましょう。コネクタの独創的な使用方法や活用のアイデアをこちらに投稿していただくか、メール(community-connector-feedback@google.com)でぜひお知らせください。
データスタジオであらゆるデータをより手軽に利用していただけるよう、Google ではコミュニティ コネクタの機能を引き続き改善してまいります。コミュニティ コネクタ ギャラリーにも新しいコネクタが随時追加されますので、定期的にご確認ください。


投稿者: Pete Frisella(データスタジオチーム代表)
noreply@blogger.com (Bruna)

Google データスタジオ: データアクセスの迅速性と多様性が向上

8 years 1ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Google Data Studio: quicker and broader access to data」を元に構成しております。
これまで 6 か月にわたり、Google データスタジオのさまざまな新機能をお知らせしてきました。Google データスタジオの無料提供、世界各国でのリリース、PostgreSQL と MySQL のサポート、多数の新しいレポート レイアウトなど、その数は 25 件を上回り、いずれもご好評をいただいています。
そして今回は、より迅速なデータアクセスを可能にする新機能が追加されました。

「コミュニティ コネクタ」デベロッパー プログラム

Google が目指しているのは、データスタジオですべてのデータを容易に利用できるようにすることです。その一環として、新たに、あらゆるソースのデータを視覚化できるデータスタジオ「コミュニティ コネクタ」デベロッパー プログラムを発表いたします。

コミュニティ コネクタは、Google Apps Script を使って簡単に作成できます(Google の UX チームは、ビットコインの価格を監視するコネクタなども開発しています)。作成したコネクタは他のユーザーとの共有が可能です。共有を許可されたユーザーは、そのコネクタを使って自分のデータにアクセスできます。

すでに 10 社を超えるパートナーにより、200 以上のソースへのコネクタが作成されています。今後、さらに多くのデベロッパー様やデータ プロバイダ様がデータスタジオ コミュニティに参加してくださるのを楽しみにしています。コミュニティ コネクタ ギャラリーで、Google のパートナーが開発したコネクタをご確認ください。

データスタジオ コミュニティ コネクタ ギャラリー


レポートの埋め込み機能


「データスタジオのレポートを仕事に取り入れたい」、「データスタジオのレポートをウェブサイトで公開したい」という要望が多くのお客様から寄せられていました。このたび、簡単な iframe 埋め込み機能を使用して、データスタジオのレポートをウェブサイトやアプリに埋め込めるようになりました。お客様のサイトにレポートを表示するには、[レポート] > [ファイル] > [レポートを埋め込む] を選択し、HTML コードを iframe に挿入します。埋め込んだレポートは完全にインタラクティブです。公開する、非公開にする、ログインしていないユーザーのアクセスを許可するなど、データの表示先を細かく指定できます。この新しい機能を使用すると、データに裏付けられた説得力のある提案を公開ウェブサイトやブログで共有したり、お客様が独自のビジネス アプリケーションをお持ちの場合、そちらに重要な分析データを追加費用なしで共有したりできます。


データ管理オプション

通常、大規模な組織や代理店は多数のアカウントを使用しており、何千もの AdWords アカウントや何百もの YouTube チャンネルを管理している場合もあります。新しいデータ管理オプションは、1 つのレポートをすべてのアカウントで繰り返し使用できるようにする機能です。これにより、レポートのデータ表示に要する時間が大幅に短縮されます。データ管理オプションを使用して、レポートを「テンプレート化」することも可能です。データ管理オプションを追加したレポートを 1 つ作成するだけで、配布先のユーザーは各自のデータをそのレポートに表示できます。現在、データ管理オプションに対応しているコネクタは、AdWords(アカウントおよびクライアント センター)、YouTube アナリティクス、 Search Console、DoubleClick Campaign Manager、Google アナリティクスです。今後、サポート対象のコネクタをさらに増やしていく予定です。

AdWords、Search Console、YouTube、DoubleClick
のデータ管理オプションが追加されたデータスタジオのレポート

その他の新機能


上記以外にも、いくつかの機能が追加されています。まず、グラフデータを Google スプレッドシートへ直接エクスポートできるようになりました。また、新しい Google Cloud Storage コネクタが追加され、Google Cloud Storage のデータをデータスタジオで簡単に利用できるようになりました。さらに、MySQL コネクタ向け SSL サポートと、表に合計を表示する機能が追加されました。また、データスタジオをロシア語でご利用いただけるようになりました。

これらの新機能により、Google データスタジオでのデータ操作がこれまで以上に容易になっています。レポートの作成などでぜひご活用ください。詳細については、次をご覧ください。




今後も最新情報をお届けしてまいります。

投稿者: Nick Mihailovski(データスタジオ チーム代表)
noreply@blogger.com (Bruna)

すべてのお客様に役立つ新機能

8 years 1ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Better tools for teams of all sizes」を元に構成しております。
これまで、ビジネスのあらゆる規模のお客様から、「分析サービスの管理や、利用ユーザーの管理をさらにシンプルにできるようにしてほしい」というご要望が寄せられてきました。そうしたご要望に応じて、今回、アナリティクス、タグマネージャ、オプティマイズに新しい機能を導入し、サーベイとデータスタジオの操作性を改善いたします。新しい機能によって、アカウントの管理、ビジネスの概要の確認、サービス間の移動をより簡単に行うことができるようになります。

効率的なアカウント管理

アナリティクス、タグマネージャ、オプティマイズなど、複数のサービスにまたがって、ユーザーのアクセス権や権限を一元的に管理できます。

まず、お客様のビジネスを表す組織を作成します。次に、その組織を、お客様のビジネスに属するすべてのアカウントに関連付けます。作成した複数の組織間でアカウントを移動することも可能です。

組織の管理者は、以下のすべての作業を 1 か所で行うことができます。
  • 組織へのアクセスを許可する新規ユーザーのタイプについて、ルールを作成する
  • 既存ユーザーを詳しく確認し、アクセスを許可するサービスと機能を決定する
  • 組織を離れたユーザーや、ツールへのアクセスが不要になったユーザーを削除する
  • 組織のユーザーが Google アナリティクスのデータを最後に利用した日時を表示する
  • ユーザーが組織の管理者が誰であるかを確認し、サポートを求めて連絡できるようにする

新しいホームページ

組織を設定すると、新しいホームページでビジネスの概要を確認することもできるようになります。新しいホームページでは、複数のサービスにまたがってアカウントや設定を管理したり、頻繁に利用するサービスや機能へすばやく移動し、これらに関するデータを確認して役立てたりすることができます。たとえば、特定のアナリティクス プロパティで訪問者が大幅に増加しているとわかった場合、すぐにアナリティクスへ移動して、それらの訪問者の流入元を調べることができます。


シンプルな操作

どのサービスでも同じユーザー エクスペリエンスが得られるようになります。基本的な操作や項目名が共通しているため、サービス間の切り替えが容易で、必要なデータを手早く確認できます。アカウントを組織ごとに表示したり、アクセスできるすべてのデータを 1 か所で確認したりすることも可能です。検索機能も新しくなり、すべてのアカウントを対象に一括で検索することができます。


ご利用方法

こちらからログインして、新しい機能をぜひビジネスにお役立てください。詳細についてはヘルプセンターをご覧ください。


ここでご紹介した新機能は、今後数週間にわたって順次導入してまいります。まだご利用いただけない場合は、しばらくしてから再度ご確認ください。

注: アナリティクス 360 など、大規模ビジネス向けの Google サービスをお使いの場合は、Google アナリティクス 360 スイートにこれらの新機能がすでに含まれています。


投稿者: John Oberbeck( Google アナリティクス プロダクト マネージャー)
noreply@blogger.com (Bruna)

Sigma Sport、Google オプティマイズ 360 の導入により収益が 28% アップ

8 years 2ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Sigma Sport spins up 28% higher revenue with Google Optimize 360」を元に構成しております。
ロードサイクルやトライアスロンの選手であれば、Sigma Sport を知らない人はいないでしょう。次の大会目指している本格的な選手はもちろん、サイクリングを気軽に楽しんでいる人たちを対象に、自転車、ウェア、栄養補助食品、擦れ防止クリームなどをグローバルに販売している会社です。

先頃、Sigma Sport は、「ライフタイム バリューが大きい顧客を増やす」という重要な目標へ向けて取り組みを開始しました。「当社の成功は、価値の高い顧客をいかに増やすかにかかっています」と同社のデジタル責任者 Nik Hill 氏は言います。「こうした顧客をより多く呼び込めるように、ウェブサイトを改善する必要がありました。」

この目標を達成するため、Sigma Sport は、デジタル変革を専門とする代理店 Merkle | Periscopix に支援を依頼しました。そしてもう 1 つ、同社の目的達成に欠かせないのが、Google アナリティクス 360 スイートに含まれる Google オプティマイズ 360 でした。

Merkle | Periscopix はオプティマイズ 360 を使用し、Sigma Sport のホームページ カルーセルを主要 3 ブランド(Castelli、Specialized、Assos)の画像に変更してテストを実施しました。このテストのターゲットは、すでにアナリティクスで作成されているユーザーリストです。

これで、それぞれのユーザーにお気に入りブランドの画像を表示できるようになりました。Merkle | Periscopix でアソシエイト アナリティクス リーダーを務める Shahina Meru 氏は次のように話します。「ユーザーの好みに合わせてウェブページを表示するため、オプティマイズ 360 に含まれるアナリティクスのオーディエンス ターゲティングを使用しました。アナリティクスで作成したのは 3 種類のユーザーリストです。それぞれ、主要 3 ブランドの商品を購入したことがあるユーザー、またはこれらのブランドに興味を示しているユーザーが登録されています。たとえば、過去に Specialized の自転車を閲覧または購入したユーザーがサイトを訪れたときは、カルーセルに Specialized の商品が表示されます。」

ユーザーの購入(閲覧)履歴に合わせて異なる画像を表示する新しいホームページをテストしたところ、すぐに良好な反応が得られました。この新しいホームページによって収益が 28% 増加し、商品販売のコンバージョン率が 32% 向上したのです。カスタマー ジャーニー全体でさまざまな指標が改善され、従来のホームページのコンバージョン率を 90% 以上上回りました。

ホームページのカスタマイズは、自転車の購入を検討しているユーザーにとっても、Sigma Sport にとっても、満足のいく結果をもたらしました。現在、Merkle | Periscopix は、アナリティクスとオプティマイズ 360 を活用してサイトをさらにカスタマイズし、ユーザー 体験を改善する方法を検討しています。


>>この事例の全文を読む<<


投稿者: Tiffany Siu - Google オプティマイズ 360 担当プロダクト マーケティング マネージャー
noreply@blogger.com (Bruna)

Google アナリティクス、キャッシュ経由で表示される AMP ページへの対応を強化

8 years 2ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Google Analytics is enhancing support for AMP on cache」を元に構成しております。
より速いモバイルページを望むユーザーの声を受け、多くのデベロッパーが Accelerated Mobile Pages(AMP)をはじめとするウェブの高速化に積極的に取り組んでいます。その結果、ニュースからレシピe コマースまで、あらゆる種類のモバイルサイトで何十億もの AMP ページが公開されるようになりました。さらに、毎週多数の AMP コンテンツが新たに公開されています。こうした状況のなか、AMP を導入しているお客様を支援するため、Google アナリティクスも機能を強化し続けています。

先月、Google は、AMP 対応ベンダーとして初めて AMP Client ID API を導入したことをお知らせいたします。これは、Google 経由で表示される AMP ページも正確に測定するための新しいサービスです。今年 5 月、Google は、お客様のドメインの AMP ページと非 AMP ページにまたがってユーザー行動を分析する新機能を発表しました。Google の AMP Client ID API を使用すると、Google 検索など、Google 経由で表示される AMP ページについても同じメリットが得られるようになります。

仕組み

Google のプラットフォーム経由で表示されるウェブページと、お客様のドメインで表示されるウェブページを互いに連携させるための機能です。この連携は新しく導入された Google API によって実現されます。たとえば、ユーザーがお客様のサイトの AMP ページを Google キャッシュ経由で表示し、その後、お客様のサイトの非 AMP ページを閲覧した場合、Google アナリティクスでは、AMP ページと非 AMP ページにまたがる一連のユーザー行動を関連付けてデータが分析されます。

AMP ページと非 AMP ページを関連付けるには、コードを変更して、この機能を有効にする必要があります。AMP ウェブサイトと非 AMP ウェブサイトの両方でコードを少し変更し、この API の使用に関する新しい Google アナリティクス利用規約に同意してください。

ご利用の開始時期

この機能は今すぐご利用いただけます。コードについての説明と新しい利用規約をこちらでご確認のうえ、この機能を有効にしてください。

この変更が及ぼすその他の影響

この機能を有効にすると、一部の指標値に変化が生じます。ユーザーとセッションの指標がより正確に測定されるようになり、結果として指標値が減少します。これは、それまで別々にカウントされていたユーザーが同一ユーザーと認識されるためです。関連するその他の指標(サイト滞在時間や直帰率など)も精度が向上します。ユーザーがより正確にカウントされるようになることから、新規ユーザー数が一時的に増加する可能性があります。この現象は、過去に AMP ページを閲覧したすべてのユーザーが再びお客様のサイトを訪れるまで続きます(この期間がどのくらい続くかは、ユーザーがお客様のサイトやアプリを利用する頻度によって異なります)。この機能の影響について詳しくは、ヘルプセンターの記事をご覧ください。

Google AMP Client ID API を今すぐ有効にして、AMP ページでのユーザー行動をより正確に分析しましょう。

ぜひ、この新機能をご活用ください。

投稿者: Google アナリティクス チーム
noreply@blogger.com (Bruna)

新機能: Google アナリティクスのデータを BigQuery にストリーミング送信

8 years 2ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「New: Streaming Google Analytics Data for BigQuery」を元に構成しております。
Google アナリティクスのデータを BigQuery にストリーミングできるようになりました。

Google アナリティクスの BigQuery エクスポート機能を使用し、データを 10 分間隔で Google Cloud へ送信できるようになりましたので、お知らせいたします。

現在 Google アナリティクス 360 をお使いのお客様は、アナリティクスのデータを 1 時間に最大 6 回 BigQuery へ送信し、ほぼリアルタイムで分析して広告戦略に役立てることができます。現在は 1 日に 3 回なので、エクスポートの頻度が 48 倍に増えることになります。

データをストリーミング送信するメリット

商品やサービスを販売している多くのお客様は、データにすばやくアクセスしてコンバージョンの可能性が高いユーザーを特定し、適切なタイミングで働きかけています。

たとえば、ユーザーが(商品をカートに追加するなど)興味を示したもののコンバージョンに至らなかった場合、その直後に割引を提示すると効果的であることがわかっています。最適なタイミングで割引をアピールすると、多くのユーザーが再びサイトを訪れ、コンバージョンを達成する可能性が高まります。そのためには、最新のデータを利用して該当する ユーザーをすばやく見つけ、ユーザーの関心を引き付ける広告を絶好のタイミングで配信しなければなりません。

頻繁なデータ更新は、問題のすみやかな特定と解決にも役立ちます。また、文化的トレンドをいち早くキャッチして、情報を発信することもできます。BigQuery は、こうしたデータ運用の重要な部分を担います。CRM システム、コールセンター、実店舗など、現在 Google アナリティクスでは利用できないデータを取り込むことで、顧客、問題点、新たなトレンドを深く理解することができます。

さらに、継続的に更新される最新データと、BigQuery の高度なプログラマティック ツールや統計ツールを組み合わせると、予測型ユーザーモデルを使用してユーザーの行動を詳細に把握し、最適な場所とタイミングでユーザーにアプローチしてコンバージョンにつなげることができます。最終的には、販売機会が増え、費用対効果が向上します。

変更点

Google アナリティクスのデータを BigQuery にストリーミングする機能を有効にすると、選択した BigQuery プロジェクトに 10 分間隔でデータが送信されるようになります。

この機能を有効にしない場合は、これまでと同様、およそ 8 時間ごとにデータが BigQuery へ送信されます。

オプトインが必要な理由

この新しいデータ送信では Cloud のストリーミング サービスを利用するため、わずかですが追加費用(GB あたり 5 セント)がかかります。追加コストが発生することをわかったうえでご利用いただくために、オプトイン形式を取っています。この機能を有効にしない場合は現在と変わらず、追加費用もかかりません。

対象となるデータ

Google アナリティクスへ直接取り込まれるほとんどのデータが対象となります。ただし、AdWords や DoubleClick など他のソース(連携先ソース)から取り込まれるデータには、不正行為の検出などの追加要件が適用されます。そのため、これらのデータはこの新機能の対象外となり、10 分ごとには BigQuery へ送信されません。

サポートされているデータの詳細については、ヘルプセンターの記事をご覧ください。

開始方法

Google アナリティクスのデータがより頻繁に BigQuery へ送信されるようにするには、[プロパティの設定] セクションで、Google アナリティクスと BigQuery をリンクするページへ移動し、次のように設定します。


この新しい機能の詳細、およびこの機能を有効にする詳しい手順については、ヘルプセンターをご覧ください。


投稿者: Breen Baker(Google アナリティクス担当チーム)
noreply@blogger.com (Bruna)

Google アナリティクスに質問しよう

8 years 2ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Ask a question, get an answer in Google Analytics」を元に構成しております。
ビジネスの主要な指標について、簡単な英語で質問して答えが得られたらどうでしょうか。たとえば「モバイルでのオーガニック検索における先週の新規ユーザー数は?」といった英語での質問に対して、すぐに答えが得られたらどうでしょう。

このたびの Google アナリティクスのアップデートでは、そうした機能が現実のものとなります。すぐにデータがほしい場合でも、Google アナリティクスに尋ねるだけで答えが得られるのです。


この機能は、Android や Google 検索などの Google サービスで提供されている自然言語処理技術を使ったものです。このたび提供が開始され、今後数週間ですべての Google アナリティクス ユーザーに英語でご利用いただけるようになります。


質問機能はアナリティクス インテリジェンスの一機能です。アナリティクス インテリジェンスとは、ユーザーが分析データを理解して具体的な対策が取れるようにサポートすることを目的として Google アナリティクスで使われている一連の機械学習機能です。アナリティクス インテリジェンスには、自動インサイト(ウェブサイトとモバイルアプリの両方でご利用可能になりました)、スマートリストスマートゴールセッションの品質といった既存の機械学習機能も含まれます。

アナリティクス インテリジェンスのメリット

Google がウェブ アナリストに伺った話では、彼らの業務時間の半分は、所属組織の人々から寄せられる分析に関する基本的な質問に答えることに費やされています。実際に Forrester が発表した最近のレポートによれば、マーケターの 57% は、組織内のさまざまな部門の関係者にデータやインサイトへのアクセス権を付与することは難しいと答えています。そこで、アナリティクス インテリジェンスで質問ができれば、誰もがアナリティクスで直接答えを得られるようになります。チームメンバーは必要な情報を早く入手できるようになり、アナリストは分析や考察を深めることに貴重な時間を使えるようになります。

ぜひ、こちらの短い動画で機能の概要をご確認ください。

「アナリティクス インテリジェンスを使えば、Google アナリティクスに詳しくないユーザーでも、ビジネス アカウント内のデータを活用できるようになります。こうした方法でデータの民主化が進むことは、Google アナリティクスに関わっている誰にとっても良いことずくめです。」
Joe Whitehead 氏、Merkle | Periscopix 分析コンサルタント

アナリティクス インテリジェンスは質問に答えるだけでなく、自動インサイトを通じて新しい最適化案も提示します。この機能は、ウェブ管理画面だけでなく、モバイルアプリでもご利用可能になりました。自動インサイトは場合に応じて、収益やセッション継続時間などの指標の急上昇や低下を知らせ、詳しい調査が必要と見込まれる問題を警告します。また、主要な指標の改善につながる具体的な最適化案も示します。たとえば、ページの読み込み時間を短くすることで直帰率が改善する可能性や、AdWords キャンペーンに新しいキーワードを追加してコンバージョン率が向上する可能性などを示します。

Google アナリティクスのウェブ管理画面でアナリティクス インテリジェンスに質問をして自動インサイトを取得するには、[インテリジェンス] ボタンをクリックしてサイドパネルを開きます。Google アナリティクス モバイルアプリ(Android 版iOS 版)では、ほとんどの画面の右上にあるインテリジェンス アイコンをタップします。現時点で対応可能な質問の種類については、こちらの記事をご覧ください。


機械学習にご協力ください

Google のインテリジェンス システムは、ユーザーが関心を寄せている具体的な質問やインサイトを学ぶにつれて徐々に賢くなります。そのために、ぜひ機械学習へのご協力をお願いいたします。質問をした場合やインサイトを確認した場合は、カードの下部にフィードバックを残していただければ幸いです。

お寄せいただいたフィードバックを参考に、アナリティクス インテリジェンスがさらに便利なものになるよう取り組んでまいります。

Google アナリティクスでは、より多くのインサイトをより多くのユーザーに、より速くお届けすることを目指しています。それが誰にとってもメリットとなるからです。利便性に優れたサイトを構築できるようになるため、ユーザーの満足度が向上し、ビジネスの拡大につながるのです。

ぜひ、今後ともアナリティクスをご活用ください。


投稿者: Annissa Alusi、Ajay Nainani、Google アナリティクス チーム



noreply@blogger.com (Bruna)

データスタジオの新しいデータ管理オプション

8 years 2ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「New Data Studio Data Control」を元に構成しております。
このたび、データスタジオの新しいデータ管理オプションで Google アナリティクス データを飛躍的に簡単に表示できるようになりました。データ管理オプションを使って作成したレポートでは、他に何も作成しなくても、閲覧者が自分に関連する独自データを見ることができます。

こちらの動画で、この機能の具体的な動作をご確認ください

データ管理オプションが追加された次のテンプレートを使って、ぜひご自身のデータでお試しください。

サマリー レポート


e コマース テンプレート


この機能が役立つケース:

Google アナリティクスの数多くのビューへのアクセス権をお持ちの代理店や大規模組織の方で、個々のビューごとにデータスタジオ レポートを作成することを希望されないケース。たとえば、一連のグラフやデータを毎日チェックされている場合には、そうしたグラフやデータを含むレポートをデータスタジオで作成してデータ管理オプションを追加すれば、アクセス権を持つあらゆるビューを簡単に切り替えて、ビジネスの状況を包括的に確認できるようになります。

さまざまなブランドや地域、事業部門を対象とした多くのウェブサイトをお持ちの大規模組織の方で、組織全体でレポートと KPI の統合を希望されるケース。データスタジオでテンプレート レポートを作成し、データ管理オプションを追加したうえで、そのレポートを組織全体で共有します。これにより、作り上げたレポートで、個々のユーザーが自分に関連するデータを確認できるようになります。

データ管理オプションは、すべてのユーザーにご利用いただけます。

データ管理オプションの使用方法について詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。

ご自慢のレポートができましたら、ぜひギャラリーにお送りください。優れた事例として掲載させていただきます。


投稿者: Nick Mihailovski - データスタジオ担当プロダクト マネージャー



noreply@blogger.com (Bruna)

Google データスタジオ: 新機能のまとめ

8 years 2ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Google Data Studio: New Feature Roundup」を元に構成しております。
Google では、レポートの作成者と閲覧者の双方にとってデータスタジオが使いやすいものとなるよう、常に新機能の開発に取り組んでおります。このブログ投稿では、最近リリースされた機能の一部を改めてまとめてご紹介します。

フィルタ オプション: 検索

フィルタを使うと、指定したセグメントでデータを分割して効果的に分析できますが、フィルタ項目の長い長いリストの中から何百、何千というフィルタの値を選択するのは大変な作業でした。そこで、このたびフィルタのコンポーネントに検索機能を追加して、目的の項目の選択や選択解除が簡単にできるようにしました。


フィルタ オプション: 1 項目の選択

レポートのフィルタ条件として 1 項目だけを指定したい場合もあります。条件として複数の値を指定すると、データがかえってわかりにくくなったり、意味をなさなくなったりすることがあるためです。そこで、フィルタの条件として 1 項目だけを指定できる機能を追加しました。


複合グラフ

新しい複合グラフでは、時間と無関係なディメンションを X 軸に指定して折れ線グラフを作成できるようになりました。新しいコンポーネントでは、1 つのディメンションに対して指標を 5 つまで、2 つのディメンションに対して指標を 1 つだけ指定することができます。複合グラフの詳細については、こちらをご覧ください。




表形式データ内のリンク

データスタジオ レポートの表がクリック可能なリンクとして表示できるようになり、レポートの閲覧者にレポート外の関連コンテンツを表示できるようになりました。この機能を利用するには、URL の列を含むデータソースを使用してください。データスタジオがこの列を自動的に検出し、URL フィールド タイプに割り当てます(自動検出されなかった場合でも、そのフィールド タイプとして「URL」を手動で指定できます)。詳しくはこちらをご覧ください。



新機能に関するご要望やご意見をお聞かせください

データスタジオ チームでは、今後も新機能の導入やサービスの強化に取り組んでまいります。リクエストしたい機能がございましたら、他のユーザーから寄せられたリクエストをご確認のうえ、同じ意見のリクエストがあれば同意の 1 票を投じてください。そうでない場合は、新しいリクエストをお送りください。詳しくはこちらをご覧ください。


投稿者: Alon Gotesman - Google データスタジオ担当プロダクト マネージャー
noreply@blogger.com (Bruna)

オプティマイズが新たに 37 の言語で利用可能に

8 years 2ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Now Optimize users can innovate in 37 new languages」を元に構成しております。
Google オプティマイズが、世界中でさらに簡単に使用できるようになりました。

アメリカ英語に加えて新たに 37 の言語がサポートされ、タイのチームでもクロアチアのパートナーでも、さまざまな地域でご利用いただけるようになります。サポート言語の一覧については、こちらでご確認ください。

Google では常に、サービスを世界中でより多くの地域に展開することを目指しています。今回は、オフィスをまたぐだけでなく、世界中でコラボレーションやイノベーションを進めることができるようになるため、特に大きな進歩と言えます。

データが豊富にそろう現代、社内の誰もが成長志向の文化の構築に参加することが重要です。これは、ユーザーが望むものは何か、ユーザーの利便性を高めるにはどうすればよいかを把握するため、日々テストと分析を繰り返すことを最善と捉える文化を指します。オプティマイズを使えば、些細な UI の変更であっても、それが成果にどのように影響するか、テストして検証することができるようになります。

こうした取り組みは、往々にして小規模な「チーム X」によって行われます。たとえば、アナリスト、デザイナー、エンジニアなどが協力し、テストや最適化に集中して取り組むといった例が挙げられます。加えてオプティマイズを活用すれば、何日もかかっていたような変更をわずか数分で行うことができるようになり、成長を目指す意識を組織全体で共有し、社員同士がお互いに刺激しあえるようになります。

新たに 37 の言語がサポートされるようになったオプティマイズを利用すれば、さらに多くのチームが、最適化や革新をもたらし、新たな文化の担い手としての役割を果たすことができるようになります。

新たに加わった 37 言語のいずれかを Google アカウント設定ですでに指定しているユーザーは、次回オプティマイズにログインすると、その言語でご利用いただけます(Google アカウント設定とは異なる言語をオプティマイズで使用する場合は、オプティマイズのユーザー設定でいつでも言語を変更できます)。現在ご利用の言語でよろしければ、特別なご対応は不要です。

グローバル言語設定について詳しくは、オプティマイズ ヘルプセンターをご覧ください。今後ともよろしくお願いいたします。


投稿者: Rotimi Iziduh - Google オプティマイズ担当プロダクト マネージャー
noreply@blogger.com (Bruna)

セゾン自動車火災保険 - BigQuery にデータを集約し、チャネル コンバージョンの質的分析をマーケティング施策へ

8 years 4ヶ月 ago


お客様に納得して選んでいただける、オンリーワンの保険会社であることを目指すセゾン自動車火災保険株式会社では、お客様目線を重視する最新のテクノロジーを駆使したマーケティング活動に取り組んでいます。

そのために、より精度の高い分析が重要と考え、2016 年 3 月より、Google アナリティクス 360 を導入し、セールスパートナーの電通デジタルと共に、統合マーケティング プラットフォームの構築と活用に取り組んでいます。

データを蓄積していくことの重要性にいち早く着目し、導入後すぐ、Google アナリティクス 360 に DoubleClick Campaign Manager、DoubleClick Bid Manager、DoubleClick Search を連携。また BigQuery エクスポート機能も活用し、Google アナリティクス 360 に蓄積されているデータを BigQuery に蓄積し始めました。

セゾン自動車火災保険株式会社が、どのように Google アナリティクス 360 をマーケティングに生かし、さらに、マーケティング部門が主体となって全社的なデータの民主化に取り組まれているかご紹介します。



BigQuery の活用によってチャネル コンバージョンの質的分析を実施

「おとなの自動車保険」は、ダイレクト自動車保険として(40 代・50 代)新規契約者数 2 年連続で国内 1 位、加入者数 65 万人を突破し、躍進を遂げるセゾン自動車火災保険株式会社の主力商品です。従来の対面型モデルと比較すると、ダイレクト型自動車保険の加入割合は、まだ約 7% 程度。それは、保険は相談しながら決めたいという意識が依然として高い中、ダイレクト型自動車保険に対する、お客様の不安感が理由のひとつとして挙げられます。

「おとなの自動車保険」の魅力は、低価格かつ高品質であることですが、その商品性をそのまま伝えても、お客様の態度変容を促すことは難しく、もともとダイレクト型保険に興味がない人々の関心を引くことが難しいという課題がありました。そのため、態度変容を促すためには、どのようなコンテンツやクリエイティブが良いのか、また的確なチャネルや媒体の選定が必要とされていたのです。

Google アナリティクスでは、何がきっかけで ウェブサイトを訪れたかのデータを把握することができます。コンバージョンしたユーザーが、広告メディアも含め、どのチャネルから訪れたのかを分析することは、コンバージョン数を最大化するために重要です。

しかしながら、コンバージョンしたユーザーが、長い検討期間を経て、さまざまな自動車保険の中から、「おとなの自動車保険」を選んだユーザーなのか、契約更新直前に慌てて探して契約をしたユーザーなのか、といったコンバージョンの質的な分析をすることができていませんでした。

「おとなの自動車保険」に関心があるお客様は、ウェブサイトでお見積をされますが、その際に入力いただいた個人情報を除く見積もり情報は、Google アナリティクス 360 と BigQuery を連携することにより、自動的に BigQuery へエクスポートされます。

BigQuery にエクスポートされるコンバージョン データは、どの広告メディアやチャネルからのコンバージョンであるのかという情報に加えて、入力いただいた見積もり情報も合わせて確認することができます。こうして、広告メディアも含め、各チャネルからのコンバージョン数と、サイト上でお見積作成時に入力いただいた見積もり情報を、BigQuery 上で掛け合わせて分析することで、コンバージョンの質的分析が可能になりました。

こうした分析によって、お見積いただいたお客様に対してメールをお送りする際、一人ひとりのお客様に合わせたメッセージで、メールをお送りすることができるようになりました。

また、はじめのウェブサイト訪問から、コンバージョンに至るまでの検討期間などの指標をを参考に、ご契約いただいたお客様が、商品性をしっかり理解し選んでいただいたお客様であるかどうかを知ることができるようになったため、分析結果は、獲得していきたいお客様に訴求できる広告メディアの選定や、メディア投資を検討する際の参考にしています。




BigQuery に CRM データから IoT データまで、すべてを一元管理


「おとなの自動車保険」は、2017 年 7 月 1 日以降に補償開始となるお客様より、「つながるボタン」「つながるアプリ」 ALSOK を連携した新しい安心のしくみを提供します。万が一の事故の際、「つながるボタン」を押すと、すぐに事故受付担当者への相談や、事故現場に ALSOK 隊員のかけつけの要請ができます。また「つながるアプリ」からは契約者の契約情報や事故現場の位置情報が連携され、必要なサポートをスムーズに受けることができます。

セゾン自動車火災保険株式会社では現在、Google アナリティクス 360 のオンライン行動データに加えて、「つながるボタン」や「つながるアプリ」から収集されるアプリや走行データ、コールセンターへのお問い合わせデータ、ご契約者様の CRM データなどすべてのデータ統合を進めています。これらのデータ統合をマーケティング分析に生かしていく体制を整えていくことで、「車」を起点とするお客様の生活像を可視化することが可能になります。

”自社で保有するあらゆるデータを BigQuery に集約していくことによって、より高度な顧客分析を進め、商品開発、お客様目線のマーケティング施策を実施し、将来的には BigQuery から Google アナリティクス 360 を介した広告配信の自動化までつなげていきたいと考えています。” 
セゾン自動車火災保険株式会社 マーケティング部 白石真那斗様





マーケティング部門が主体となって、Google アナリティクス 360 のデータを全社活用


Google アナリティクス 360 の使い方は、これまで各部門の社員一人ひとりが独学で学んでいました。しかし、今では、全社的な分析力向上と、マーケティング部門だけに偏らない、スピーディーなデータ分析体制を整えデータ活用が重要と考え、マーケティング部門が主体となって、全社的なトレーニングを実践、社内データの民主化が進んでいます。

具体的には、マーケティング部門の若手社員か「GA アンバサダー」となり、各部門に呼びかけをおこない、定期的な Google アナリティクス の勉強会を実施。 内容は「基礎編」「応用編」とわけ、各個人のレベルに合わせた内容を展開しています。勉強会終了後には、参加者にアンケートを実施して、希望に適した内容へと改善を続けています。

これは役職、年齢に捉われず、全社的にデジタルへの抵抗感の払拭をおこなう取組ともいえます。

Google アナリティクス 360 の契約は、一社の契約で子会社、グループ会社まで利用が可能です。セゾン自動車火災保険株式会社は今年、契約更新時に、契約主体を、親会社である、SOMPO ホールディングス株式会社へ移行され、グループ全体でその活用とデータの民主化を推進しています。



GA 勉強会講師(左)システムサービス部 大宮小百合様(中央)マーケティング部 赤羽様(右)マーケティング部 白石真那斗様



投稿者 : 大川英恵 - Google アナリティクス 360 スイート パートナー マネージャー
noreply@blogger.com (Hanae Okawa)

MercadoLibre、アナリティクス 360 のオーディエンス データを活用し、RPM を 60% 向上

8 years 5ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「MercadoLibre uses unique audience insights from Analytics 360 to raise ad RPMs by 60% 」を元に構成しております。
洗濯機から溶接マスク、漫画、ベビーカーまで、MercadoLibre ではあらゆるものが販売されています。MercadoLibre はラテンアメリカ最大規模の e コマースサイトで、登録ユーザー数は 1 億 3,000 万人、毎秒平均 4.6 件の買い物が行われています。明確な購入意向を持ったユーザーが非常に多く集まっているため、広告の掲載先としても人気があります。

MercadoLibre では、広告主のプログラマティック直接取引キャンペーンの成果を高めるため、 Google アナリティクス 360 スイートの一部である Google アナリティクス 360 を使用して、自社のファースト パーティ データを基に目的別のオーディエンス セグメントを作成しました。

MercadoLibre の広告ビジネス ユニットのディレクター Valeria Vinitski 氏は、次のように話します。「広告主様に成果を上げていただくため、MercadoLibre 最大のメディア資産である、データを活用しました。当社では、1 億 5,000 万人以上のユーザーのデータから、購入も含めたお客様の行動傾向を把握しています。DoubleClick for Publishers と Google アナリティクス 360 をともに活用することで、さまざまな広告主様のキャンペーンにマッチする、精度の高いオーディエンス セグメントを作成しています。」

MercadoLibre はまず、携帯電話、カメラ、自動車といった人気の商品ラインでオーディエンス セグメントを作成し、アナリティクス 360 に組み込んで広告主に提供しました。結果、DoubleClick Bid Manager を使用する広告主がそのデータを活用し、インプレッション単価(CPM)を変えずに、自社にとって重要なセグメントで獲得したいインプレッションのボリュームを決めることができるようになりました。

広告主は、こういったプログラマティック取引を活用することで、購入の可能性が高い、正確に定義されたオーディエンスをターゲットにして、つまりリーチと精度が保証された環境で広告を行うことができるようになります。広告はセグメントごとにカスタマイズできるため、実効性をさらに高めることができます。

結果はウィンウィンでした。新しいキャンペーンでは、通常のキャンペーンよりも 60% 高い RPM(インプレッション 1,000 件あたりの収益)が実現しました。新しいプレミアム オーディエンス戦略を活用することで、MercadoLibre のプログラマティックな収益のうち 35% をプログラマティック取引が占めるようになりました。

MercadoLibre の広告主にとってもよい結果が出ています。ブラジル最大の小売業者のひとつ Magazine Luiza は最近、マルチ パブリッシャー型のキャンペーンを実施しましたが、結果、全コンバージョンの 23% が MercadoLibre からのもので、全収益の 25% 以上が MercadoLibre に掲載したプログラマティック取引広告から得られたものであることがわかりました。キャンペーンを通じて Magazine Luiza は非常に多くの新しいお客様を獲得し、しかもそのうちの 40% は Magazine Luiza に初めてアクセスするユーザーでした。

「広告の使い勝手や成果を高めるには、販売チャネルが何であっても、自社のビジネスやリソース、データ、複数の広告フォーマットを惜しみなく活用する必要があります」と Vinitski 氏は話します。「プログラマティック取引によって、リソースを効率よく活用し、時間を節約することができ、それまでは活用できなかった重要なブランドのマーケティング予算を生かすことができるようになります。」
ユーザー数 1 億 5,000 万人には達していないかもしれませんが(今のところ)、どのような規模のサイトに対しても、アナリティクス 360 は収益増加の役に立ちます。詳しくは、MercadoLibre のケーススタディの全文をご覧ください。



Google アナリティクス 360 スイート チーム
noreply@blogger.com (Bruna)

一休.com - Google アナリティクス 360 データを活用し AdWords を自動最適化、広告 ROAS を 17 % 改善

8 years 5ヶ月 ago

概要


旅行、レストラン予約などの「コト消費」をオンラインで行うユーザーは年々増加しており、そのニーズや行動は多様化しています。株式会社一休は、「こころに贅沢をさせよう」をモットーに、高級ホテル・旅館宿泊予約サイト「一休.com」、厳選レストラン予約サービス「一休.com レストラン」を中心とした「上質なサービス」の提供を続けてきました。昨年度も新たにハイクラスな別荘やヴィラの予約サイト「一休.com バケーションレンタル」をスタートするなど、そのサービス内容を充実しています。



本記事では、株式会社一休が Google アナリティクス 360 と AdWords の活用を一歩進め、Google アナリティクス 360 と AdWords を連携することで ROI を改善、同時にマーケティングの意思決定を迅速化した取り組みをご紹介します。



導入の背景と課題


サービス開始よりオンラインのサービスに特化してきた一休では、デジタル マーケティングにおいて、これまでも多くの先進的な取り組みを実施してきました。

広告においても自社で運用し、事業の成長を押し上げていく中で、次のステップとして「実際に投下した広告費が、どの程度売上げにつながっているのか」をより精緻に把握し、マーケティング費用対効果を可視化することが課題としてあがってきました。

しかし、その時点では、広告の費用対効果を検証する上で、AdWords で計測されているコンバージョン データと、社内で KPI としているアトリビューションを含めた「予約数」のトランザクション データに乖離があり、KPI に対する AdWords の貢献を正確に評価できていませんでした。

一方、Google アナリティクス 360 の導入により、アナリティクス 360 の目標(コンバージョン)と社内のトランザクション データは、97% と高いマッチ率を実現していました。精度の高いデータにより、日次で経営層にアナリティクス 360 のデータを報告し、データに基づいたマーケティングの意思決定を行う、というサイクルが確立できていました。(参照:一休.com - Google アナリティクス 360 と BigQuery を中心としたオンライン マーケティング プラットフォームの構築とその成果

現在は、Google アナリティクスのデータを、流入チャネル別の取扱高、訪問者数などの経営指標や部門指標として活用しています」 (デジタル マーケティング部 田中和沙 様)

そこで、この精度の高い Google アナリティクスのデータを AdWords でも活用することにより、正確な広告費用対効果を評価する試みが始まりました。
写真右より、株式会社一休 デジタルマーケティング部 部長 石之 雅章 様、同 田中 和沙 様、同 渡部 大輔 様
                  

すべての流入チャネルを Google アナリティクスで評価


通常、AdWords を含め、個々の広告ネットワークでは、広告側の視点でその広告ネットワークで配信された広告のみを経路として評価したコンバージョンを計測します。そこに他の広告ネットワークや自然検索は含まれません。Google アナリティクスを使用するメリットは、サイト側の視点に立ち、すべての流入チャネルのアトリビューションを考慮した、包括的なコンバージョンの評価ができるようになることです。

Google アナリティクスによって、AdWords と AdWords 以外も含むすべての広告ネットワーク、また、広告ネットワークだけでなくその他のマーケティング施策や自然流入も含めたすべてのチャネルのコンバージョン経路が可視化されます。その違いについてはヘルプ記事「アナリティクスと AdWords のコンバージョン指標の違い」もご参照ください。
 図 1:AdWords, Google アナリティクスのコンバージョンの違い
  株式会社一休では、これまでの分析から、AdWords だけの評価では社内指標との一致が難しいことが判明していたため、下記を目的として、広告の効果測定と最適化する取り組みが始まりました。
  • AdWords の費用対効果を社内のマーケティング評価指標と同等の数値で測ること
  • 広告の費用対効果をより高めること
取り組み内容 - Google アナリティクスの収益データによる AdWords の自動入札
Google アナリティクスと AdWords を利用している広告主は、それらを連携することで、Google アナリティクスで計測したコンバージョンを元にした AdWords の自動入札が簡単に可能になります。

今回の取り組みでは、AdWords の入札戦略のひとつである目標広告費用対効果 ( ROAS ) による自動入札を採用し、Google アナリティクスの e コマース計測機能で取得している「収益」をコンバージョン値として設定しました。 ROAS を自動入札の戦略として選ぶことで、広告にかかった費用に加え、ひとつひとつのコンバージョンの価値も機械学習の指標として扱い、より正しいコンバージョン評価に基づいた上限クリック単価の自動調整が行われます。

さらに Google アナリティクスで計測した「収益」をコンバージョン値としてインポートし機械学習することで、AdWords に加えすべての流入チャネルのアトリビューションを考慮した、精緻な入札単価の最適化が実現します。

株式会社一休ではすでに Google アナリティクスと AdWords のアカウント連携が実施されていたため、設定はわずか 2 つのステップで完了しました。

1.  AdWords に Google アナリティクスで計測している収益データをインポートする
2.  AdWords 管理画面上のコンバージョン トラッキング設定ページにて、      Google アナリティクスの収益データをコンバージョン値として設定する

詳しい設定方法については、以下のヘルプ記事をご参照ください。



その後の取り組みと ROAS の改善
Google アナリティクスののデータに基づいた自動入札の開始後、十分な学習時間が経過した約 2 週間後から、顕著な投資対効果の改善が見られるようになりました。

また、今回の取り組みにより、社内で意思決定の基準となる KPI と AdWords の広告評価が同等の値で評価できるようになったため、正確な数値に基づいた迅速な意思決定が可能になりました。

その後さらに、株式会社一休では、Google アナリティクスのデータを活用した AdWords 自動入札を一歩進め、広告の貢献度に応じて入札単価の最適化するデータドリブン アトリビューションを実施しました。また、マーケティング投資の利益に対する貢献が可視化できるようになったことから、動的検索広告を活用した広告配信強化も行うなど、新たな施策を積極的に実施できるようになりました。

こうした施策の結果、取り組み全体を通して、マーケティング投資に対する利益率が 17 % アップという結果を得ることができました。(下図参照)。

図 2:今回の取り組み前後での利益(ROAS)変化
 
導入前: 1 月23 日 - 2 月 12 日, 2017年
導入前: 2 月27 日 - 3 月 19 日, 2017年

データドリブン アトリビューション、動的検索広告を含めた取り組みについては、 Think with Google で公開されるています。ぜひこちらもご覧ください。


Posted by
Google アナリティクス 360 スイート アカウント マネージャー 小澤真由子,
Google アナリティクス 360 スイート メジャメント ソリューション コンサルタント 中島弘樹



noreply@blogger.com (Mayuko Ozawa)

企業が抱えるアトリビューションの課題を解決

8 years 6ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「 Solving the enterprise attribution challenge 」を元に構成しております。
先日発表した新しい無料サービス、Google アトリビューションは、さまざまな端末やチャネルにわたってマーケティングの成果を包括的に測定できるサービスです。Google では企業規模の大小を問わず、すべての企業がアトリビューションの課題を解決し、マーケティングの成果を的確に把握できるように支援することを目指しています。そこでこのたび、規模の大きな広告主様のニーズにお応えするため、企業向けアトリビューション サービスの新バージョンである Google アトリビューション 360 も導入いたします。

Google アトリビューション 360


無料版のサービスと同様にアトリビューション 360 も設定が簡単で、さまざまなチャネルや端末にわたって包括的に測定を実施し、迅速に対策を取ることができます。また、どちらのサービスでもデータドリブン アトリビューションをご利用いただけます。この機能は、購入経路の各段階に対して貢献度をどの程度割り当てるかを、機械学習に基づいて判断する機能です。これに加えてアトリビューション 360 では高度なカスタマイズが可能で、DoubleClick Campaign Manager で運用している広告の成果も測定できます。つまり、広告主様が重視される独自のビジネス目標に即した形で、マーケティングの成果を把握することが可能になります。アトリビューション 360 の新バージョンは現在ベータ版で提供中ですが、今年後半にはさらに多くの皆様を対象に提供を開始する予定です。
アトリビューション 360 は、企業が抱えるアトリビューションの課題解決を次のような方法でサポートします。


容易な設定


アトリビューション 360 には、Google アナリティクスや DoubleClick Campaign ManagerDoubleClick Bid ManagerDoubleClick Search とシームレスに統合する機能が備わっており、マーケティングのあらゆるイベントデータをアトリビューション 360 に集約できます。タグの再設定は不要で、システム間でデータの欠落が生じることもありません。統合するサービスのアカウントをリンクするだけで、通常 48 時間以内にレポートが表示されるようになります。






「アトリビューション 360 を導入したおかげで、初めてデータが表示されるまでの期間が 3 か月からほんの数週間にまで短縮されました。すでにサイトに Google アナリティクス タグを導入し、確認を終えていた弊社では、Google アナリティクス データをずっと簡単に利用できるようになり、日々のマーケティング業務が大幅に効率化されました。」
- Eric Bernhard 氏、Dixons、マーケティング イノベーション マネージャー


多様なデータ


アトリビューション 360 には、外部データソースのインポートと管理に関する課題を合理化する、さまざまな機能が用意されています。強化されたプレビュー機能、管理画面内のデータ品質レポート、設定変更時のデータ再処理機能により、データの完全性と正確性を確保できます。


テレビの測定


アトリビューション 360 に備わっているテレビ アトリビューション機能を使うと、デジタルデータと放映データを組み合わせて、クロスチャネルでマーケティングの成果を把握できます。ここで朗報です。このたびテレビ アトリビューションがアトリビューション 360 に追加費用不要で組み込まれ、アトリビューション 360 の管理画面で直接ご利用いただけるようになりました。


対策が簡単



取得したインサイトは、対策に活かして初めて価値を発揮します。アトリビューション 360 には、対策の導入を容易にする次の 2 つの機能が用意されています。

  • サービスに組み込まれたデジタル オプティマイザでは、マーケティング費用の推移を予測して、より効果的、効率的にメディアを活用するためのさまざまな最適化手法を確認できます。
  • プログラマティック コネクタを使うと、分析結果が入札プラットフォームに直接送信されるため、最も正確なアトリビューション データを使ったメディア購入が可能になります。

次に、アトリビューション 360 を使って検索広告の成果を改善した Confused.com の事例をご紹介します。


Confused.com、Google アトリビューション 360 で有料検索経由のコンバージョン数 28% 増を実現



2001 年創業の Confused.com は、イギリスで最初の保険比較サイトです。e コマース専門の同社は、自動車保険や関連サービスにかかる費用を節約できるように人々をサポートしています。
Confused.com のユーザー獲得戦略にとって、有料検索は不可欠な要素です。CEO を務める Martin Coriat 氏は、データドリブン インサイトに基づいて有料検索の成果を改善する取り組みをチーム一丸となって実施しました。
Confused.com のマーケティング メッセージに対するユーザーの実際の反応を詳しく分析、把握するため、同社はアトリビューション 360 を導入しました。データドリブン アトリビューションのインサイトのおかげで、個々のキーワードがカスタマー ジャーニーで果たす役割と Confused.com のビジネスにもたらす価値が明らかになりました。そして懸念されていたように、目標到達プロセスの下流で使われるキーワードの一部に費用をかけすぎていたことが実証されました。
また、アトリビューション 360 のおかげで、目標到達プロセスの上流で効果が見込まれる未使用のキーワードがあることもわかりました。同社はこうしたインサイトに基づいてすぐに広告予算の見直しを行い、見積もり依頼にかかるコンバージョン単価について 28% の費用削減を果たしました。




「アトリビューション 360 の緻密なデータ分析とインサイトのおかげで、見積もり依頼の数を増やしながら、全体的なコンバージョン単価を下げることができました。今では削減できた費用を有料検索に再投資して、競合他社と十分に張り合えるようになりました。」
- Sophia Glennon 氏、Confused.com、PPC 担当マネージャー

Confused.com の事例の全文はこちらでご覧いただけます。


Google アトリビューションとアトリビューション 360 については、今後も機能改善とご利用者の範囲拡大を続け、最新情報を随時お知らせしてまいります。どうぞご期待ください。


投稿者: Stefan Schnabl - Google アトリビューション 360 担当プロダクト マネージャー
noreply@blogger.com (Bruna)

機械学習が後押しする広告と解析におけるイノベーション

8 years 6ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Powering ads and analytics innovations with machine learning」を元に構成しております。
Inside AdWords ブログに掲載された記事の再掲です。

サンフランシスコで開催された Google Marketing Next では、広告、分析、DoubleClick における最新のイノベーションが発表されました。

今回のメインテーマは機械学習です。マーケティング担当者が無数のシグナルをリアルタイムで分析し、有用性の高い広告を適切なタイミングでユーザーに表示するうえで欠かせない技術です。また、複数のデバイスやチャネルにまたがり、オンラインとオフラインの世界を行き来する今日の購入経路の測定にも役立ちます。

現代のマーケティング担当者にとって成長かつ重要トレンドである機械学習は、これからのビジネスにおける成功を左右する要因になっていくでしょう。



Google アトリビューションでラストクリック型から脱却



今回発表した Google アトリビューションは、マーケティング担当者を長年悩ませてきた「自社のマーケティングは本当に効果があるのか」という疑問を解消してくれる新サービスです。デバイスやチャネルをまたいだマーケティングの効果を 1 か所で、しかも追加費用なしで測定できるようにしたのは Google アトリビューションが初めてです。

今日の購入経路は複雑化しており、ディスプレイから動画、検索、ソーシャル、さらにはサイトやアプリまで、ビジネスと 1 人のユーザーがつながる機会は多数あります。その一方、こうした瞬間はいずれも複数のデバイスで発生するため、測定がますます難しくなっています。

マーケティング担当者は長年、アトリビューションで成果を上げようと取り組んでいますが、既存のソリューションでは困難です。大半のアトリビューション ツールには次のような問題があるからです。
  • 設定が難しい
  • ユーザーが複数のデバイスを使用している場合、それらをまたいで購入経路を測定できない
  • 広告ツールと連携していないため、対処が難しい

その結果、多くのマーケティング担当者がラストクリック型のアトリビューションから抜け出せず、大半の接点の効果を活かせていません。Google アトリビューションなら、各マーケティング活動がどのように連携しているかを把握し、その効果をさらに高めるうえで必要なインサイトを得ることが可能です。


次にその仕組みについて説明します。



AdWords、Google アナリティクス、DoubleClick Search と統合されているため、各マーケティング チャネルのデータを 1 つにまとめるのは簡単です。そのため、成果の詳細な把握が可能になります。

Google アトリビューションでは、データドリブン アトリビューションへの切り替えも容易です。データドリブン アトリビューションでは、機械学習を利用して、最初のブランド体験となる初期段階における情報収集から購入前のラストクリックまで、購入経路における各ステップに割り当てる貢献度を決定します。アカウントのユニーク コンバージョンのパターンを分析し、コンバージョンを達成したユーザーと達成していないユーザーの購入経路を比較するため、ビジネスの成果を正確に反映した分析結果が得られます。

そして最後に、Google アトリビューション では広告をすばやく最適化できます。AdWords や DoubleClick Search などの広告ツールと統合されているためです。これにより、レポートの作成や入札単価の変更、複数のチャネルへの予算の割り当てを迅速に行えるようになります。



「今日のマルチスクリーン環境では、チャネルをまたいだ測定やアトリビューションを導入しないと、顧客の購入経路を包括的に把握し、正しいデータを基に意思決定を行うことができません。」
- Karl Villanueva 氏、有料検索 / ディスプレイ広告担当責任者



Google アトリビューション は現在ベータ版としての提供となっており、今後数か月間にさらに多くの広告主様にご利用いただけるようになる予定です。



モバイルでローカル情報を充実させて来店を促進


モバイルの台頭により、デジタル世界と現実世界の境界線は曖昧になっています。ほとんどの購入は今なお店舗で行われていますが、事前にスマートフォンを使って Google.com や Googleマップなどで情報収集するユーザーが増えています。


ユーザーを店舗に誘導するため、マーケティング担当者は Promoted Places (英語)やローカル在庫広告などの機能を活用し、付近の店舗のお得な情報や在庫情報を表示しています。また、住所表示オプションにより、YouTube 動画広告を視聴したユーザーが店舗の所在地を簡単に確認できるようになりました。

Google は 2014 年、マーケティング担当者がオンラインで始まり店舗で終わるユーザーの購入経路について理解を深める際に役立つ来店数測定機能を導入しました。それから 3 年弱の間に、AdWords で測定された来店数は、世界中で 50 億件を超えています。

高度な機械学習とマッピング テクノロジー(英語)を組み合わせた Google 独自のソリューションなら、来店数を大規模かつ正確に測定し、その分析情報に基づいてローカル広告の利便性を高めることが可能です。最近では深層学習モデルにアップグレードしたことで、より膨大なデータセットでの機械学習が可能になり、正確な測定が難しい状況でもさらに多くの来店数を一層確実に測定できるようになっています。多層型の商業施設や、東京やブラジルのサンパウロのような店舗拠点が多数集中する高密度都市における来店にも対応します。

来店数測定機能は現在、検索、ショッピング、ディスプレイの各キャンペーンでご利用いただけます。YouTube TrueView キャンペーンでも間もなく利用可能になる予定で、動画広告が来店数に及ぼす効果を測定できるようになります。

とはいえ、来店数を測定しただけでは十分と言えません。オンライン広告がビジネスの収益に与える影響、すなわち店舗での売り上げに結び付いているかについても把握する必要があります。今後数か月以内に、デバイス単位およびキャンペーン単位で店舗での売り上げを測定できる機能を投入する予定です。この機能を利用すると、検索広告とショッピング広告による来店数に加え、店舗での収益を測定できます。

POS でポイント プログラムのメール情報を収集している場合は、店舗の取引データを AdWords に直接送信できます。データ送信はご自身で行っても、サードパーティのデータ パートナー経由でも構いません。なお、大規模なポイント プログラムを展開していない場合でも、Google のパートナー事業者を利用すれば、店舗での売り上げを測定できます。こうした事業者は、米国であればクレジット カード取引とデビットカード取引の約 70% に対応しています。お客様側では、時間のかかる設定作業やコストのかかる統合作業は発生せず、顧客情報を提供していただく必要もありません。この機能を利用すると、店舗での売り上げに関するレポートが AdWords で自動的に作成されます。

どちらのソリューションも、安全とプライバシーに配慮した形で取引と Google 広告を関連付けます。顧客データの保護のため、レポートの作成には店舗での売り上げに関する匿名化された集計済みデータのみが使われます。


Virgin Holidays は、店舗での売り上げも考慮したところ、オンライン KPI のみに着目した場合と比べて、検索キャンペーンによって収益が倍増していることに気付きました。また、検索広告をクリックしたユーザーが店舗での購入に至れば、収益はオンライン コンバージョン単体の場合の 3 倍になります。同社のパフォーマンス マーケティングおよびテクノロジー マネージャー James Libor 氏は、次のように話します。「店舗での売り上げを測定することで、モバイルをはじめ、デジタル マーケティングへの投資が店舗での成果に与える影響をより正確に把握できます。その結果に基づき、検索広告への予算を増やし、購入経路における重要な接点により適切に対処できるようになりました。」


機械学習により、一層強力なユーザー層分析に基づく検索広告の掲載が実現


検索を行うユーザーは多くの場合、購入意向があります。Google が、購買意向の強いユーザー層を検索広告に追加したのはこうした事情からです。扱っている商品やサービスを購入する意志があるユーザーにアプローチする際に役立ちます。たとえば自動車販売店であれば、過去に「燃費の良い SUV」や「広々とした SUV」と検索したユーザーを対象にリーチを拡大できます。購買意向の強いユーザー層の場合は、機械学習を利用し、ユーザーの購入意向をさらに詳しく把握します。何百万ものウェブサイトにわたって膨大な検索語句とアクティビティを分析するため、購入へと近づいているユーザーの特定や、ユーザーにとって関連性が高く、興味深い広告の表示に有効です。

これはマーケティング担当者にとって重要な瞬間です。モバイル、データ、機械学習を組み合わせることで、ビジネス チャンスがさらに広がります。皆さんが成功を収められるよう、私たちもお手伝いいたします。


このたびの Google Marketing Next での基調講演はこちらの動画をご覧ください。


投稿者: Sridhar Ramaswamy - 広告およびコマース担当上級副社長
noreply@blogger.com (Bruna)

Google アナリティクス、AMP のサポートを強化

8 years 6ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Google Analytics is Enhancing Support for AMP」を元に構成しております。

デベロッパーの皆様の間では、この 1 年で Accelerated Mobile Pages(AMP)テクノロジーの導入が進み、ニュース、レシピ、e コマースに至るまで、あらゆる種類のサイトでページの読み込みを速くする対策が取られています。これまでに数十億もの AMP ページが公開されており、Google アナリティクスでは AMP を導入されたお客様をサポートする取り組みを続けております

しかし、これまでは AMP ページとそれ以外のページでサイトの訪問者が別々に識別されるため、顧客の行動経路の全貌を把握することが難しいとのご指摘をいただいておりました。そこでこのたび、サイトの AMP ページとそれ以外のページの両方を通してユーザーがどのように行動したかを、より正確に把握できる仕組みを導入いたします。


新たな仕組み


この変更によって、お客様のドメインの AMP ページと AMP 以外のページで、ユーザーを一貫して特定できるようになります。両方のページで訪問者識別子を統一することで、ユーザー分析の精度が改善します。なお、この変更は Google などの AMP キャッシュから配信される AMP ページには適用されません。


導入時期


この変更は Google アナリティクスのすべてのアカウントに、今後数週間で導入される予定です。


この変更が及ぼす他の影響


今後はサイトを訪れたユーザーが AMP ページとそれ以外のページで一貫して識別されるため、ユーザー数やセッション数、それらに関する指標のデータも、これまでとは変わってくる可能性があります。以前まで別々の ID で識別されていたユーザーが同じユーザーとして識別されるようになるため、ユーザー数とセッション数は次第に減っていきます。ただし、この変更の導入直後はユーザーの 識別子がリセットされるため、[新規ユーザー] の指標が一時的に上昇すると見込まれます。

また、AMP とそれ以外のページのページビューが別々のセッションとして扱われなくなるため、サイト滞在時間、セッションあたりのページビュー数、直帰率などの指標は上昇します。こうした現象は、過去に AMP ページを閲覧したすべてのユーザーの 識別子が統合型のものに変わるまで続きます(ユーザーがお客様のサイトやアプリを利用する頻度によって、この期間の長さは変わります)。


今回の変更に伴って必要となるご対応


お客様側で必要なご対応はございません。変更は自動的に導入されます。


自社ドメインと他社ドメインの両方で自社ページを閲覧したユーザーの識別子統合について


AMP ページは、そのコンテンツの直接のホスト元ドメインで閲覧されずに、AMP キャッシュやプラットフォーム環境で閲覧される場合もあります。しかし、Google ではまずサイト運営者様のドメインでの問題解決に専念いたします。それがお客様に価値をお届けできる早道だと考えているためです。

Google では、AMP ページでもそれ以外のページでも、ユーザーの行動経路の分析に必要な質の高いデータをお届けできるよう取り組んでおり、今回の変更はお客様のドメインで配信される AMP ページの分析を容易にするものです。この改善がお役に立てば幸いです。ぜひ今後とも Google アナリティクスをご活用ください。


投稿者: Google アナリティクス チーム
noreply@blogger.com (Bruna)

Google オプティマイズと Google サーベイ 360 がAdWords と連携

8 years 6ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Google Optimize and Surveys 360 Join Forces with AdWords」を元に構成しております。

顧客についての理解とサービス向上に役立つ 2 つの新しい手法


マーケターの皆様に朗報です。Google Marketing Next でも発表されたとおり、Google オプティマイズ Google サーベイ 360 (日本地域でのサービス提供時期は未定。Google サーベイ 無料版のみご利用いただけます。) がまもなく AdWords と正式に連携します。サーベイ 360 との連携はアメリカとカナダですでに提供開始されており、オプティマイズとの連携も今後何週間かのうちにご利用可能となる予定です。

オプティマイズは A/B テストとパーソナライゼーション向けのツールで、ウェブページにどのような変更を加えればユーザーと自社のビジネスにとって有益か、手軽に調べることができます。サーベイ 360 は企業向けの市場調査ツールで、ウェブサイトやスマートフォンを介して、ユーザーから信頼性の高いインサイトをすばやく収集することができます。

今回の連携の目的は、広告主様による見込み顧客の理解を容易にし、より優れたサービスを提供していただけるようにすることです。以下、解説します。


ランディング ページを改善して成果を向上


広告主は、当然ながら広告についての検討に多くの時間を費やしています。どうすればクリックしてもらえるのでしょうか?「配送無料」と「10% オフ」ではどちらの文言が売上向上につながるでしょうか?AdWords は、複数のアプローチの効果を比較しやすいよう、手軽にキャンペーンを作成できるようになっています。しかし、広告はマーケティングの一要素でしかありません。

今回発表されたオプティマイズと AdWords の連携により、さらに一歩進んだ取り組みが容易になります。それは、広告のリンク先となるランディング ページの改善とパーソナライズです。この連携により、ランディング ページのカスタム版を手軽に作成し、広告に関連付けられたキーワード、広告グループ、キャンペーンに応じてテスト運用できるようになります。しかも、リンク先 URL や、複雑なクエリ パラメータに頭を悩ませる必要はありません。

その効果も折り紙付きです。ユーザー 体験のパーソナライズに投資した組織の 90% が、収益性向上に有意な効果があったと回答しています*1

あるホテルが「ファミリー向けホテル」というキーワードに関連付けられたランディング ページの改善を考えているとしましょう。オプティマイズを利用すれば、ランディング ページのバリエーションを作成し、テスト運用することができます。たとえば、一般的なホテルの外観の写真の代わりに、ホテルのプールで遊ぶ家族連れの写真をメインビジュアルにしたランディング ページを作成してみます。新しいページで予約が増えれば大成功。同じ要領で、成果向上につながりそうな見出しや画像を試してみるのも簡単です。

AdWords アカウント、キャンペーン、広告グループ、キーワードのどんな組み合わせでもターゲット可能

AdWords との連携はオプティマイズとオプティマイズ 360 の両方に対応しており、今後数週間のうちにご利用可能になる予定です。まだオプティマイズをお試しいただいていない場合、こちらから無料で始められます。


顧客に直接問いかける



インサイトの獲得にもスピードが求められる時代です。このトレンドは、Google アナリティクス 360 スイートにサーベイ 360 が追加された理由のひとつでもあります。サーベイ 360 では、ウェブを閲覧中やスマートフォンを利用中の 1,500 万人の実在ユーザーに対して直接質問を投げかけることができます。調査の結果は数日間、あるいは短ければ数時間のうちに確認できます。

実際のユーザーのフィードバックをすばやく得られるこのサービスに、AdWords にすでに蓄積されている豊富なデータを組み合わせればどうなるでしょうか?ユーザーの行動とその背景を理解するうえで大きな助けとなることは間違いありません。

本日の発表は、まさにそれを可能にするものです。AdWords で公開したリマーケティング リストを、サーベイ 360 のターゲティングに利用することで、リスト内のユーザーを対象とする調査を行い、効果のあった手法とそうでない手法を確認できます。

ユーザーがカートに商品を追加したまま立ち去ってしまった理由は?新しい無料配送サービスに後押しされてコンバージョンに至ったユーザーの数は?いずれもユーザーに直接訊いてみるのが一番です。

AdWords で作成されたリマーケティング ユーザーを簡単に調査対象に設定できます。

調査結果が得られたら、マーケティング メッセージに即座に反映しましょう。たとえば「ファミリー向け」という言葉に惹かれて宿泊したユーザーが多いことがわかったら、その情報を活かした新たな広告グループを作成するといいでしょう。そのフレーズを含むランディング ページを作成して、オプティマイズでテストするという手もあります。


このサービスを早期導入したオンライン ショッピング サイト Jet からは、次のような報告をいただいています。

Jet.com では、トラフィックの促進に Google 商品リスト広告(PLA)を活用して効果を上げていましたが、コンバージョンを主眼とする最適化が必要でした。サーベイ 360 のおかげで、リマーケティング リストを通して顧客に直接アクセスし、購入判断に最も強く影響する要素を調べることができました。結果は一目瞭然。顧客が最も重視するのは、無料の迅速な配送と、当社が提供している無料返品サービスでした。このインサイトをもとに PLA や Jet.com で発信するメッセージを調整し、すばやくパフォーマンスを改善することができました。」
‒ Ben Babcock 氏(Jet.com UX リサーチ担当ディレクター)


ご利用開始は簡単。サーベイ 360 のアカウントに、AdWords アカウントと同じログイン ユーザーとしてログインするだけです。調査のターゲットをリマーケティング リストに設定すれば、AdWords のリマーケティング リストが自動的にサーベイ 360 に取得され、使用できるようになります。詳細。(日本地域でのサービス提供時期は未定。)


連携が生み出すメリット


オプティマイズおよびサーベイ 360 との連携により、AdWords の投資効果をさらに高めることができます。顧客にとって何が効果的なのかを調べ、より的確にニーズに応えるための手軽でシンプルな方法としてご活用いただければ幸いです。


*1 Econsultancy / Google「Marketing and Measurement Survey」(2017 年 3 月)

投稿者 : Michael Cumberbatch(サーベイ 360 プロダクト マネージャー)、Rotimi Iziduh(オプティマイズ プロダクト マネージャー)
noreply@blogger.com (Bruna)

デジタルアナリティクスをビジネス成果につなげるために備えるべき視座

8 years 6ヶ月 ago
テクノロジーの進化により活用できるデータは多様化し、分析手段や活用の範囲も大きく変化しています。その一方で、デジタルアナリティクスの取り組みでは、テクノロジーやプラットフォームの導入部分に注力されるものの、分析結果に基づいた意思決定から、ビジネス上の成果を達成するまでには至っていないケースも少なくありません。

このようなデジタル時代の課題に企業はいかに対応すべきかについて、Google の委託によりアクセンチュア株式会社ではビジネス環境の分析、そして Google アナリティクスをご活用されているユーザー企業の取材などに基づき、企業が備えるべき 6 つの視座をまとめたレポートを作成しました。

ユーザー企業各社への取材では、デジタルアナリティクスのポイントとして「徹底してデータを重視する文化」「A / B テストの実施と評価の迅速な繰り返し」「組織や地域を超えてのデータの会社資産としての管理」「新しい顧客との関係作りやビジネスモデルへの挑戦」などが明らかになりました。

本レポートではこれらの分析や取材を踏まえ、「データ指向」「顧客や社会トレンドへの理解」「状況に即した意思決定」「多産他死や意思決定を高速に行うアジリティ」「顧客とのタッチポイントの最適化」「新規開拓への積極的な取り組み」という 6 つの視座が提示されています。

アナリティクスから成果を産み出すための参考として、本レポートをご覧ください。


投稿者: Google アナリティクス 360 スイート 統括部長 今井紀夫




noreply@blogger.com (Bruna)

Firebase Analytics の新機能と わかりやすい新名称

8 years 6ヶ月 ago
この記事は、Google アナリティクス ソリューション 英文ブログ記事 「Firebase Analytics Gets New Features and a Familiar New Name」を元に構成しております。

2016 年の I/O において、Firebase の機能を拡張して Google のアプリ デベロッパー向け統合プラットフォームとすることを発表してから、早 1 年が経ちました。Google アナリティクス チームとの共同開発により、アプリの分析とレポートに関する機能を刷新した Firebase のご提供の始まりでした。

2017 年の I/O では、アプリ分析を次のレベルに引き上げる新しい機能とさまざまな統合が紹介され。しかしその前に少し、お伝えしておきたいことがあります。昨日(米国時間 5 月 17 日)をもって Firebase Analytics の名称を廃止し、すべてのアプリ分析レポートの名称を Google アナリティクス ブランドに統一いたします。

この最新世代のアプリ分析機能は、今後もこれまでどおり Firebase コンソールと Google アナリティクスの両方でご利用いただけます。Google ではアプリ分析の名称を Google アナリティクス ブランドに統一することで、どちらのソリューションでも同様のアプリデータを利用できることがユーザーに明確に伝わるものと考えております。今後 Firebase とその関連ドキュメントにおいて、アプリ分析機能は「Firebase 向け Google アナリティクス」と呼ばれるようになります。この名称変更の詳細については、本投稿を最後までお読みください。


注: 以下の新機能は、Google の最新世代のアプリ分析に適用されます。
これらの新機能をご希望の場合は Firebase SDK をご利用ください。


では、新機能について見ていきましょう。


AdMob との統合


アプリ分析と AdMob が完全に統合され、AdMob で収集した収益やインプレッション、クリックのデータと Firebase SDK で収集した他のイベントデータを結び付けられるようになりました。こうしたデータはすべて、Google アナリティクスの最新のアプリレポートと Firebase コンソールのどちらでもご確認いただけます。

この統合により、アプリ会社では分析データに広告収益を含められるようになり、アナリティクス レポートで個々のアプリのパフォーマンスを把握できるようになります。統合によって AdMob データとアナリティクス データがイベント単位で結び付き、まったく新しい指標が登場し、既存の指標を掘り下げて分析できるようになりました。たとえば、次のような疑問に対する答えを分析で明らかにできます。
  • 広告収益と購入収益の両方を考慮した、セグメントの本当のライフタイム バリューは?
  • リワード広告はユーザー エンゲージメントやライフタイム バリューにどのように影響しているのか?
  • ユーザーに特に多く(または少なく)広告を表示しているスクリーンはどれか?

この統合によって、お客様のビジネスで重要な意味を持つ指標に関する包括的なデータを、すべて 1 か所で確認できるようになりました。


カスタム パラメータ レポート


「ユーザーが最初の購入に至るまでにゲームを利用した平均時間は?」このように、個々のビジネスにとって重要な意味を持つ特定のデータポイントについて分析できるレポート機能を求めるご要望が数多く寄せられていました。

そこで、カスタム パラメータ レポートでこうした分析を可能にしました。最大 50 個のカスタム イベント パラメータを登録し、そのデータをアナリティクス レポートで確認できるようになりました。

  • 数値パラメータを登録すると、そのパラメータの平均と合計がグラフで表示されます。
  • テキスト パラメータを登録すると、特によく使われるテキスト値について詳しいデータが表示されます。
アナリティクスのその他のレポートと同様に、カスタム パラメータ レポートにオーディエンス フィルタやユーザー プロパティ フィルタを適用し、お客様のユーザーベースのさまざまなセグメントにおける傾向を把握することもできます。

いずれかのイベントでカスタム パラメータ レポートを使うには、そのイベントの詳細レポートで対象のカスタム パラメータを見つけ、表示される手順に従って必要項目を設定してください。


DoubleClick やサードパーティとの統合 - ベータ版でのご提供


DoubleClick Campaign Manager や DoubleClick Bid Manager との新たな統合も実現しました。Firebase で測定したインストール(初回起動)とインストール後のイベントを、コンバージョンとして簡単に DoubleClick にインポートできるようになりました。

これによりアプリ マーケターは、ディスプレイ マーケティングや動画マーケティングがアプリでのユーザー行動に及ぼしている影響を明確に把握できるようになります。また、広告主は DoubleClick での購入、ターゲティング、最適化においてアプリ分析をシームレスに統合できるため、プログラマティックを含むあらゆる種類の広告について、充実したデータに基づくより的確な意思決定ができるようになります。

お客様の中には AdWords や DoubleClick 以外の広告掲載プラットフォームをご利用の方もおられるため、アナリティクス システムと他のサードパーティ ネットワークとの統合も継続的に進めてまいります(現時点で 50 個のネットワークを統合し、今後も増やしていく予定です)。Google は、お客様が利用されている全ネットワークのアプリデータを Google アナリティクスに集約し、収集したすべてのデータを使ってご自身で広告掲載を最適化できるようにすることを目指しています。詳細


どなたでもリアルタイム分析が可能に


Google アナリティクスはリアルタイム レポートのパイオニアであり、Google は発生した時点でデータにアクセスする重要性を認識しております。そこで、最新のアプリレポートにリアルタイム機能を導入しました。3 月にお知らせしましたように、StreamView と DebugView が一般公開され、どなたでもご利用いただけるようになりました。これらの機能を使用すると、お客様のアプリの実際の利用状況とパフォーマンスをリアルタイムでご確認いただけます。

StreamView ではアプリレポートに送られてくるイベントが視覚化され、世界中の人々がお客様のアプリをどのように使っているのかについて、都市レベルまで掘り下げて確認できます。さらに Snapshot を使用すると、ランダムに選んだ個々のユーザーに的を絞ってイベントの流れを確認できます。また DebugView のリアルタイム レポートを使えば、目的のイベントをご希望の方法で測定できているかを簡単に確認し、アプリ開発の作業を効率化できます。開発デバイス 1 台ごとのイベント、パラメータ、ユーザー プロパティを表示される DebugView は、アプリ開発者にとって極めて便利なツールです。無効なパラメータを含むイベントがあれば、それも強調表示されます。


サービスの名称を変更


冒頭でも触れましたが、今後は Firebase Analytics の名称を変更し、これが Google 推奨のアプリ分析ソリューションであり、Google アナリティクス ファミリーの一員であることが明確に伝わるようにいたします。

最新のレポートに導入した新しいアプリ分析手法では、ユーザーのアプリに対する関わり方が把握しやすくなると考えています。この手法は、Google アナリティクスの従来のアプリ分析レポートとはコンセプトも機能も異なります。

Google アナリティクスの従来のアプリ分析レポートも、引き続きご利用いただけますのでご安心ください。今後のアプリ更新の機会には、ぜひ Firebase SDK の導入をご検討ください。この SDK を導入することで、アプリ分析の最新機能をご利用いただけます。

デベロッパー、マーケター、そしてグローバル企業のみならずスタートアップ企業ももちろん、誰にとっても優れたデータが重要であることは言うまでもありません。分析とデータがあらゆる中長期のアプリ戦略の出発点であることをふまえ、Google は常にアプリのためのレポート機能の開発と提供を続けています。お客様のアプリでの成功のために、これらの新機能をお役立ていただければ幸いです。


投稿者:Google アナリティクス チーム
noreply@blogger.com (Bruna)
確認済み
1 時間 38 分 ago
News, Tips and Tricks from the Google Analytics Team.Unknownnoreply@blogger.comBlogger394125
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