Google Analytics 日本版 公式ブログ

AdWords のトラフィックと費用データに関するお知らせ

16 years 5ヶ月 ago
2009 年 6 月 24 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス

6 月 19 日に、下記の条件に合致するアカウントで AdWords のトラフィックの表示方法について重要な変更を行いましたのでお知らせいたします。2009 年 3 月、AdWords の費用データ適用のセキュリティとデータ管理機能の向上を目的とした変更を行いました。この変更により影響を受けるアカウント(自動タグ設定が有効で AdWords と Analytics がリンクされていない、もしくはリンク済みのアカウントで費用データを適用していないアカウント)の管理者様には 3 月上旬にメールにてアカウントのリンクと費用データの適用をお願いいたしました。

お気づきの方もいらっしゃるかと存じますが、この 3 月の変更後、費用データが適用されていない場合、自動タグ設定が有効でも AdWords 経由のトラフィックが 「ノーリファラー」 として記録されるようになっていました。

今回の変更はこの問題を解決するためのもので、現在は自動タグ設定が有効であれば費用データが適用されていなくても、AdWords からのトラフィックは参照元が「google」 、メディアが「cpc」として記録されております。そのため 、2009 年 6 月 19 日以降ノーリファラーからのトラフィックが減少して、有料のトラフィック(google からの cpc )が増加しているように見える場合もございますのでご注意いただければと思います。

なお、今回の変更によりが、自然検索のトラフィックや AdWords 以外の有料のトラフィックに与える影響はございませんので、ご安心いただければと思います。
noreply@blogger.com (Google Analytics Team)

Analytics のコンバージョンを AdWords へインポートできるようになりました

16 years 5ヶ月 ago
2009年 6 月 22 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス

6 月 18 日に Google Analytics の目標コンバージョンとトランザクションのデータを AdWords にインポートできる機能を公開させていただきました。

この機能は Google Analytics と AdWords をリンクしているアカウントであれば、Google Analytics のコンバージョンやトランザクションのデータを AdWords のコンバージョンとしてインポートできるものです。

インポートされたコンバージョンとトランザクションのデータは AdWords 管理画面のコンバージョン行に通常のコンバージョンとして表示されるので、 AdWords のコンバージョントラッキングと同じく、広告の最適化の指標としてご利用いただけます。

この機能によって、広告主様はコンバージョンの目標 URL を Analytics の目標設定画面から直接編集できるようになります。 AdWords のコンバージョン トラッキングの場合、コンバージョン確認ページ を変更するためには、まずコンバージョン トラッキング用のコードを削除して、次に新しいコンバージョン確認ページにコードをインストールする必要がありましたが、Analytics のインポートデータを使用すれば、Analytics の管理画面から URL を変更するだけで、コンバージョン確認ページを変更することができます。

設定方法などの詳細につきましては、AdWords 日本版 公式ブログをご覧ください。Analytics でコンバージョンの目標を設定する方法につきましては、こちらの記事 (基本編応用編) をご覧ください。
noreply@blogger.com (Google Analytics Team)

事例紹介 - キーワード分析で消費者のニーズを掴む、「ディノス」の Google Analytics 活用法

16 years 5ヶ月 ago
2009 年 6 月 10 日
Posted by Analytics チーム

家具、生活雑貨からファッション、健康グッズまで、家にいながら好きな商品が手に入る通信販売。その大手で、カタログ・テレビを中心にインターネットでも幅広く通信販売を手がける株式会社ディノスでは、自社サイト内のユーザーの行動を 分析することで、いま新たなニーズを掴もうとしています。

ディノス オンラインショップのホームページ



















生ログ解析から Google Analytics の導入へ

ディノス インターネット本部 インターネット部 チーフの井筒秀樹氏は 8 年前からインターネット部に所属し、 2001 年から自社サイトの改善を進めるため、アクセス解析をスタートしました。

「当初は生ログを集計し、社内レポートを作成して情報を共有していましたが、トラフィックが増えたことにより、かなりの労力が必要になってきました。そろそろ有料のアクセス解析ツールの導入を検討しようと思っていたころに、ちょうど Google Analytics のリリースがあったんです」

数あるアクセス解析ツールの中から井筒氏が Google Analytics を選んだ理由は、高度な集計が無料でできるという点でした。

「そもそもアクセス解析を導入したからといって、直接売り上げが発生するわけではありません。実際、それをどう活かすか、説得材料がないと導入が難しいという土壌がありましたね。その点、 Google Analytics は無料なので、社内の抵抗も少なく、導入のハードルが低いことが魅力でした」


アクセス解析に現われたユーザー行動を分析し、サイト内容の改善につなげる

ディノスでとくに活用しているのが、 Google Analytics を使った広告効果の改善の部分です。アクセス解析のデータを集計し、出稿するキーワードを精査して、広告の費用対効果の改善に努めているといいます。
以前は自社のサイト内検索で入力されたキーワードを分析し、それをもとに広告出稿を行っていました。しかし、それではロングテールのキーワードを購入するまで至りませんでした。

「リスティング広告は、多くのキーワードを買ってCPCを下げる施策が必要なため、実際にユーザーが検索エンジンで入力する細かなキーワードを拾う必要があるんです。 Google Analytics のキーワード分析のレポートを見て、正直、お客さまがこんなバリエーションで検索しているのかと驚きましたね。そして、弊社サイトに訪れたユーザーが検索したキーワードを、自動的に広告出稿するシステムをつくりました。

さらに、キーワード分析を重点的に見ることにより、面白い発見もありました。たとえば、『テレビ台』というキーワードに対して、人間の頭だと『通販』『販売』という関連語しか思い浮かびませんよね。でも、実際にキーワードを見ると『幅○センチ』と検索している人が意外に多く、頭では思いつかない発見がありました」

さらに、アクセス解析から、サイト内検索の離脱率が高いことを発見。それを解消するため、ユーザーの検索結果に、関連キーワードを出す仕組みを新たにつくり出しました。

「たとえば『ブーツホルダー』で検索したとき、『ブーツスタンド』『シューズキーパー』といった近い言葉を出すことにより、離脱率を下げるとともに、希望の商品にたどり着きやすい工夫をこらしています。また、カテゴリ内で検索が多いキーワードを、新たなカテゴリとして追加したり、ユーザーの欲求を汲み取るのにキーワード分析が非常に役立っています」


キーワード分析で変わる商品ラインナップ

井筒氏が所属するインターネット部では、カテゴリごとに分類したキーワード分析レポートを作成し、マーチャンダイザーに渡して商品のラインナップづくりにも活用しています。

「レポートを見ると、アクセスが多いのにコンバージョンにつながっていないキーワードが分かるんですね。たとえば、『お弁当箱』もそうでした。そこでマーチャンダイザーに相談して仕入れを増やしてもらったところ、コンバージョンレートがぐんと上がりました。他部署との連携が図れた良い例ですね」

キーワード分析の結果は、インターネットの商品ラインナップだけでなく、カタログの誌面にも徐々に影響を及ぼし始めたといいます。

「ガーデニング商品の担当者が、ネットを意識したカタログづくりを始めたんですね。他社で扱っていない商品を揃えるのはもちろんのこと、 SEO を考慮した商品名や説明文をつくるようになったんですね。するとその甲斐あってか、ガーデニング商品に関してはインターネットの受注比率が特に上昇しました」

またディノスのサイトでは、基本的にカタログの商品を掲載するスタンスでしたが、検索からの流入が多い商品を“ウェブ限定”として紹介する試みも始まっています。さらに、ウェブでその商品の評価が高ければ、次はカタログで紹介。“ウェブからカタログへ”という従来とは異なる新しい流れも生まれてきています。

「 Google Analytics の導入によって、従来の CPA だけでなく、直帰率や滞在時間もキーワードの精査に使用できるようになりました。キーワード解析で、消費者のニーズがリアルタイムで分かるだけでなく、ユーザーが何を求めているかという仮説思考によるマーケティングができるようになりました」















井筒秀樹様
インターネット部 チーフ
インターネット本部
株式会社ディノス
noreply@blogger.com (Google Analytics Team)

Google Analytics セミナーのご報告

16 years 5ヶ月 ago
2009 年 5 月 27 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス

5 月 21 日にアクセス解析イニシアチブ LLC 様、㈱ インプレスジャパン様共催の「Google Analytics 生の事例でアクセス解析を徹底解説するセミナー」にスピーカーとして参加させていただきました。

このセミナーはアクセス解析イニシアチブ LLC が3 月に行った、WWF ジャ パン様がご利用の Google Analytics アカウントのデータを使用した、アクセス解析のワークショップをフィードバックする形でおこなわれました。

まず㈱ クロス・フュージョンの衣袋宏美氏から「アクセス解析の取り組み方」をテーマにデータ分析作業の視点と手順についての解説。次にアユダンテ ㈱の大内範行氏、WWF ジャパンの三間淳吉氏よりワークショップで行われた分析過程、改善案と今後の取り組みについての解説。最後に大内氏と私から、ウェブサイトの目的別の設定チェックリストの紹介やワークショップを通じて見直しを行ったWWF様の Google Analytics アカウントの各種設定とその結果についての詳細な解説をおこないました。

[ クリックすると画像が大きくなります ]









セミナーの各セッションの概要は下記の通りです。

*第 1 部 - 40 分
「アクセス解析の取り組み方」アユダンテ株式会社 大内 範行氏
衣袋宏美氏(ネットレイティングス株式会社フェロー、株式会社クロス・フュージョン代表取締役)

アクセス解析は、一体どこから取り組めばいいのか? 基本的な取り組みと全体像を解説。


*第 2 部 – 60 分
「WWFジャパン 事例徹底解説 資料請求型サイトの取り組み」
大内範行氏(アユダンテ株式会社 エグゼクティブプロデューサー)
三間淳吉氏(WWFジャパン広報担当)

アクセス解析イニシアチブのワークショップで取り組んだ分析過程と改善案を解説。企業の資料請求サイトと同じ構造のサイトにおけるアクセス解析事例として参考になる分析手法の紹介。


*第 3 部
「Google Analyticsでの設定事例 徹底解説」
大内範行氏(アユダンテ株式会社 エグゼクティブプロデューサー)
小杉国太郎(グーグル株式会社 オンラインオペレーション スペシャリスト)

Google Analyticsをどのように設定すれば、詳細で正確なデータを取得できるか、そのための手順や考え方と、WWF ジャパンを事例にした各種設定について解説。


この度のセミナーでは昼の部、夜の部で計 100 名の皆様に、ご参加いただき誠にありがとうございました。次回の開催をどうぞご期待ください。
noreply@blogger.com (Google Analytics Team)

事例紹介 - アクセス解析でビジネスチャンスを創造、スポーツ自転車買取の「サイクルハンター」

16 years 6ヶ月 ago
2009 年 5 月 11 日
Posted by Google Analytics チーム

日本国内におけるスポーツ自転車のリユース市場で、オンライン展開を積極的に進め、自転車の買取・販売業者のパイオニアとして拡大を続ける「サイクルハンター」。同社の関東エリア統括マネージャーの鹿島英男氏と、東京支店店長の渡辺正幸氏のお二人に、インターネット広告の利用方法や、新しいビジネスチャンスを生み出すための Google Analytics を活用したアクセス解析方法についてお話を伺いました。

サイクルハンターのホームページ



















「仕入れれば売れる」、ボトルネックは買取を増やすためのオンライン施策

サイクルハンターが Google Analytics を導入した経緯は、2006 年の自社サイトリニューアルがきっかけ。折りしも中古スポーツ自転車の需要は拡大。「仕入れれば売れる」という追い風の中、買取査定の申込みを増やすことが急務となり、サイトへの集客やコンテンツの改善、より詳細かつ正確なアクセス解析の必要に迫られたのです。

関東エリアを統括するマネージャーの鹿島氏は、次のように話します。

「実店舗だけでは、その周囲のお客様しかカバーできません。当初は、遠方のお客様とのコミュニケーションをとるためインターネットを利用し始めたのですが、徐々にサイトからのお問い合わせをしてくるお客様が増えてきました。そこで、サイトリニューアルをきっかけに本格的なアクセス解析に取り組みはじめました」

同社ではサイトリニューアルと同時に AdWords もスタートさせました。

「以前は新聞や雑誌に広告を出稿していましたが、今は費用対効果の観点からインターネット広告がほとんど。本社は関西ですが、オンライン展開に注力するようになってから、実店舗のない北海道や沖縄といった方のお客様も増えています」(鹿島氏)

当時、有料のアクセス解析は価格面からなかなか手が出せず、無料かつ高機能な Google Analytics を見てすぐに導入を決めたそうです。サイトリニューアル後は、毎月の問い合わせ件数が約 30 件から約 250 件と、9 倍近く急増。PV も 3 ~ 4 倍に跳ね上がり、オンライン展開の第一歩として結果をだしました。


ユーザーのニーズを察知し、新しいビジネスチャンスへ

サイクルハンターが Google Analytics の機能の中で最も活用しているのは「参照元」、つまりユーザーが直前に閲覧していたサイト情報です。さらに、ユーザーの直帰率や平均 PV 、平均滞在時間などのデータを活用し、広告効率の改善も日々行っています。

「キーワードの効果測定にも注意しています。弊社はもともと完成車の買取がメインだったのですが、Google Analytics の解析で“パーツ買取”のキーワードでサイトにくる人の滞在時間が長いことに気付きました。

そこで、パーツ買取の需要があるのではと推測して、パーツ買取専用の申込みフォームをつくって顧客を取り込みました。Google Analytics のアクセス解析は、ビジネス上で新しいアイデアやヒントを与えてくれますね」(鹿島氏)

また、自社サイトのトップページにキャンペーン用のバナーを貼る際も、クリエイティブの違いによってユーザーの反応がどう変わるか、Googleの「ウェブサイトオプティマイザー」を活用しています。

「実際に、キャンペーンのバナー位置を変えて比較したところ、無料査定の申込み数も落ちず、バナーもクリックされるというデータがすぐに出てきました。自分の感覚にとらわれず、数字で判断できるというのがすごく良かったですね。その他、地域ごとのアクセス数を見て出店計画の参考にもしています」(鹿島氏)


アクセス解析を活かし、企業の信頼性とブランド力を高める

同社がインターネット広告やマーケティングで気をつけている点は 2 つある、と鹿島氏は話します。

「弊社の事業は、スポーツ自転車かつ買取というニッチな市場です。今後も、ターゲットとなるユーザーにいかにきっちり広告を届け、自転車の買取を増やしていくか。また、どうやってこれから市場を広げていくか。この 2 点にフォーカスしたマーケティングをしていくことが大切だと思っています」

目的が違うなら、効果を測定する際の指標も異なります。例えば、“自転車買取”というキーワードでくるユーザーに対しては、コンバージョンがとれているか? 仮にとれていないとすればどこで離脱したのか? 原因の分析が重要になってきます。そして、市場の拡大という面では、固有ユーザーのリピート率や新規ユーザー率、滞在時間や直帰率を重視していると鹿島氏は語ります。

「今後の課題は、競合他社との差別化ですね。安定的な仕入先を確保するため、最近では大手自転車メーカーさんとやりとりをさせていただくようになりました。法人向けに事業を拡大していく際、会社の信頼度やブランド力が問われるわけなのですが、その時に力になったのがサイトでの販売実績ですね。今までに 4 千~ 5 千台販売し、お客様からも高い評価をいただいています」

実店舗中心の販売からオンラインにシフトすることで、店舗の運営にかかる固定費用を削減に成功。インターネットの即時性を活かした商品の平均回転率は約 5 日、買取査定の申込み件数も激増し、今では申込みの約 9 割がサイトからという数字が出ています。

「細かな部品も分解して点検し、“完全整備の自転車”を売る。これがどの会社にも負けない弊社のポリシーです」(渡辺氏)

お客様の満足度を高めることに、頑として手を抜かない姿勢を保ち続けるサイクルハンター。その企業力を支える裏側には、インターネット広告や Google Analytics のアクセス解析があったのです。















「Google Analytics のアクセス解析は、新しいアイデアやヒントを与えてくれ、ビジネスにつながっています」

鹿島英男様
関東エリア統括マネージャー
株式会社サイクルハンター















「自社サイトにどこからやってくるのかなどは、よく確認しています。口コミの元を探すと、新しい発見があります」

渡辺正幸様
東京支店店長
株式会社サイクルハンター
noreply@blogger.com (Google Analytics Team)

Google Analytics セミナー開催のお知らせ

16 years 6ヶ月 ago
2009 年 4 月 24 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス

5 月 21 日にGoogle Analytics のセミナーをアクセス解析イニシアチブ LLC様と㈱インプレスジャパン様の共催で開催いたします。アクセス解析イニシアチブ LLC は2009 年 4 月に設立されたアクセス解析業界の交流と活用法などを広めることを目的にした協議会です。今回のセミナーは WWF ジャパン様が導入なさっている Google Analytics のレポートデータをご提供いただき、より具体的なデータの活用事例、設定事例としてご紹介させていただきます。

お申込み方法などの詳細につきましては、こちらのページをご参照ください。
noreply@blogger.com (Google Analytics Team)

AdWords アカウントとのリンクに関するよくあるご質問 :複数ドメインを解析している場合

16 years 7ヶ月 ago
2009年 4月16日
Posted by 江 建 クライアントサービス

複数ドメインのウェブサイトを解析している Analytics アカウントを AdWords アカウントと連携させると、プロファイルに間違ったキャンペーンの AdWords の統計データが表示される場合があります。

ユーザーの皆様から、その理由や対策についてご質問をお寄せ頂くことがあります。本投稿では、複数ドメインを解析している場合のリンク設定のヒントについてご説明したいと思います。

Analytics では、一つのアカウントの中に50個までプロファイルを作成できますので、別ドメインのサイトを解析したい場合、新たにプロファイルを作成すれば、一つのアカウントで複数ドメインの解析を行うことができ、アクセスデータを管理できます。一方、 AdWords アカウントも、一つのアカウントの中に最大 25 個までキャンペーンを作成できますので、別ドメインのキャンペーンを新たに展開したい場合、新たにキャンペーンを追加します。

つまり、複数ドメインを管理していたとしても、 AdWords と Analytics ともに一つのアカウントを開設するのが通常の管理方法です。

AdWords の管理画面でAnalytics のレポートへアクセスしたり、Analytics のレポートでAdWords からのトラフィックを他媒体からのトラフィックと比較したりしたい場合、両製品を独立で利用するのではなく、アカウントを1対1でリンクさせて、ウェブマーケティングの統合型プラットフォームとして利用します。

たとえば、www.aaa.com, www.bbb.com, www.ccc.comを運用している場合、下図のようになります。





















リンク条件について、簡単に触れると、両アカウントをリンクさせ有効な情報を取得するためには、下記が必須です。

・AdWords アカウントとAnalytics アカウントのログインメールアドレスが同じ
・Analytics のログインメールアドレスは管理者ユーザー
自動タグ設定費用データがいずれも有効

ところで、この事例のように、複数ドメインをそれぞれのアカウントで管理している場合、www.aaa.comの AdWords データが間違った Analytics プロファイル「aaa.comの解析レポート」に表示されてしまいます。

これは、Analytics の仕様上、リンクをさせた場合、AdWords アカウントで設定しているキャンペーンの全データが、各プロファイルに適用されるためです。Analytics では、各プロファイルをキャンペーン単位で関連づけることができません。たとえば、www.aaa.com のプロファイルには、aaa.comのキャンペーンデータを紐付け、www.bbb.comのプロファイルには、bbb.comのキャンペーンデータを紐付けることができません。

これにより、各プロファイルのデータに異常が起きるわけではありませんので、各プロファイルのコンテンツレポートのAdWords に関するデータのうち、該当のキャンペーンに関するデータだけを見て、他のドメインのキャンペーンデータについて無視して頂ければ、運用上とくに問題はございません。

これを避けるために、解析するドメインごとにAnalyticsアカウントを開設したり、集客するドメインごとにAdWords アカウントを開設したりすると、管理が大変になるのでお奨め致しません。

もし、気にされる方は、下記の手順でキャンペーンのリンク先ドメインで一致フィルタを利用してください(下記は、aaa.com のプロファイルにフィルタを適用する場合)。

1. Analytics の管理画面にアクセスします。
2. [フィルタ マネージャ] をクリックします。
3. [フィルタを追加] をクリックします。
4. 下記の設定でフィルタを作成します。
フィルタの種類: カスタム フィルタ > 一致フィルタ
フィルタ フィールド: キャンペーンのターゲット URL
フィルタ パターン: aaa\.com
大文字と小文字の区別: いいえ
6. [使用できるプロファイル] リストより、プロファイル「aaa.comの解析レポート」を選択し、[追加] をクリックします。
7. [完了] をクリックします。

フィルタパターンは正規表現で記述するため、URL 内のドットは、バックスラッシュ (\) でエスケープ処理をしています。

以上、複数ドメインのキャンペーンを実行し、Analytics アカウントでこれらのキャンペーンをトラッキングしている場合のリンク方法について、お分かりいただけましたでしょうか?


関連記事
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Google Analytics と AdWords の連携について
AdWords アカウントとのリンク解除が簡単になりました
noreply@blogger.com (Google Analytics Team)

Google Analytics セミナーのご報告

16 years 8ヶ月 ago
2009 年 3 月 23 日
Posted by 小杉 国太郎 クライアントサービス


3 月 10 日 に ㈱ インプレスジャパン主催の「第 2 回 実践Google Analytics 実力アップセミナー」にスピーカーとして参加させていただきました。セミナーは 3 部構成で、まずアユダンテ ㈱ の大内 範行氏から、ご自身のコンサルティングの経験に基づくサイトタイプ別の分析手法の紹介。次に私から Analytics ユーザーの皆様からいただいたお問い合わせを切り口にした、レポートの使用方法や指標の定義などの解説。最後のセッションでは、㈱ 地球の歩き方 T & E の嶋田 美保氏を交えて、ビジネスにおけるアクセス解析データの活用などをテーマにしたパネルディスカッションを行いました。

[ クリックすると画像が大きくなります ]








セミナーの各セッションの概要は下記の通りです。

*第 1 部 - 60 分
「Google Analytics 基礎から最新機能を使った実践まで」
アユダンテ株式会社 大内 範行氏

アクセス解析の主要な指標の基準値についての考え方、Analytics ならでは機能を使用したユーザー行動のサイトタイプ別分析手法、アドバンスセグメントの活用法についての解説。


*第 2 部 -- 60 分
「Google Analyticsの日頃の疑問に答える ~ サポートFAQから」
グーグル株式会社  小杉 国太郎

サポートセンターに寄せられる問い合わせをベースに、直帰、離脱、閲覧時間、などの主要な指標の定義や、データ収集の仕組み、レポートの正しい使用方法、コンバージョン トラッキングのトラブルシュートの考え方などの解説。


*第 3 部 -- 60 分
「パネルディスカッション」
株式会社 地球の歩き方T & E  嶋田 美保氏
アユダンテ株式会社 大内 範行氏
グーグル株式会社 小杉 国太郎

「地球の歩き方」ウェブサイトの運営責任者である嶋田氏をパネラーに迎えて、ウェブ ビジネスにおけるアクセス解析の活用をテーマにしたパネルディスカッション。


この度のセミナーでは 90 名の皆様に、ご参加いただき誠にありがとうございました。次回の開催をどうぞご期待ください。
noreply@blogger.com (Google Analytics Team)

iPhone ユーザーへの人気度は ?

16 years 8ヶ月 ago
2009年 3 月 18 日
Posted by 中島弘樹 プロダクト スペシャリスト

先日より、アドバンス セグメントのデフォルトのセグメントに [iPhone からのセッション] という項目が加わっていることにお気付きでしょうか。アドバンス セグメントは Google Analytics の強力な機能の 1 つで、これを活用することによって、 Google Analytics のデータを自在に切り分けて見ることができます。新しい [iPhone からのセッション] セグメントを使うことにより、iPhone で訪れたユーザーだけを簡単に抽出することが可能です。

[クリックすると画像が大きくなります]











iPhone セグメントを使うのは難しくありません。今見ているレポートの右上にある [アドバンス セグメント] のドロップダウンメニューをクリックして開き、デフォルトのセグメントの中から [iPhone からのセッション] にチェックを入れてください。iPhone からのサイト訪問者の比率が小さい場合には、[全セッション] のチェックは外した方が iPhone ユーザの動向が見やすいかもしれません。










iPhone セグメントでは、他のアドバンス セグメントと同様に、すべての Google Analytics のレポートを見ることができます。AdWords のパフォーマンスも調べられます。AdWords をご利用になっている場合、iPhone を対象としたデバイス プラットフォーム ターゲットを用いたキャンペーンの分析をより詳細に行うことが可能です。ただし、iPhone だけでなく Android のような他のハイエンド携帯デバイスを含めたセグメントを見たい場合には、そのためのカスタム セグメントを作る必要があります。
















iPhone と Android を対象としたセグメントを作成するには、アドバンス セグメントのドロップダウンメニューで [アドバンス セグメントの新規作成] をクリックして、2 つの条件を含むカスタム セグメントを作ります。ディメンジョンからシステムの下にある OS を点線の枠にドラッグし、値フィールドに iPhone と入力します。次に [「or」ステートメントの追加] をクリックし、同様に Android を追加します。最後に「iPhone & Android」のようなセグメント名を付けて、[セグメントの作成] ボタンをクリックすると、カスタム セグメントとして保存されます。

こうして得られた情報を元に、今までなかった視点であなたのサイトを分析してみましょう。iPhone での訪問が多いのに直帰率が高いような場合には、iPhone ユーザーのブラウズに適したテンプレートを用意する必要があるかも知れません。Google Analytics の強力なレポート機能を活用して、一歩踏み込んだ分析をしてみましょう。
noreply@blogger.com (Google Analytics Team)
確認済み
44 分 11 秒 ago
News, Tips and Tricks from the Google Analytics Team.Unknownnoreply@blogger.comBlogger394125
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