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Google アナリティクスがビジネスに実用的なインサイトを提供する 4 つの方法

2ヶ月 ago

Google アナリティクスの新しいツールは、キャンペーンのパフォーマンスをより適切に計測し、進化するプライバシーと規制の状況に適応するのに役立ちます。

著者 Steve Ganem 氏の画像
Steve Ganem
Director, Product Management, Google Analytics

マーケティング担当者が施策の効果を把握し、より多くの情報に基づいた意思決定を行うためには、計測は不可欠な要素です。 5 年前、Google は現在のデジタル環境に適応し、ユーザーのプライバシーを尊重しながら成長を可能にするソリューションとして、Google アナリティクス 4 を導入しました。 より優れたビジネス上の意思決定を支援するため、今回新たに以下の機能と注力領域への投資を強化いたします。 これらには、AI によるインサイト生成、全ファネルとクロスチャネル計測の改善、新しい予算設定およびプランニング ツール、プライバシーを優先した統合機能が含まれます。

本題に入る前に、これらのすべての新製品リリースは Google アナリティクス 4 でのみご利用いただけます。前述の通り、ユニバーサル アナリティクスは 2024 年 7 月 1 日に終了します。これ以降は、標準プロパティと 360 プロパティの現在および過去のデータを表示やダウンロードすることはできなくなります。まだ GA4 にアップグレードしていない場合は、直ちにアップグレードを完了してください。ユニバーサル アナリティクスのデータを引き続きご利用いただくには、今すぐデータをダウンロードしてください。

Google アナリティクス 4 がもたらす、より迅速なインサイトの獲得

Google アナリティクス 4 は、Google AI を使用し、関連するインサイトを明らかにし、消費者の今後の行動予測から購入までの流れを分析し不明点を解明します。行動分析・コンバージョン モデリングとデータドリブン アトリビューションを組み合わせることで、キャンペーン パフォーマンスをより包括的に把握できます。これは、法的規制やプライバシーの状況が変化した場合でも、引き続き機能します。

今後数か月で、生成されたインサイト機能を導入する予定です。この機能は、データの変動要因を簡潔な言葉で説明しレポートを提供します。例えば、「購入」イベントが特定の日付に急増したとしましょう。Google の AI エンジンは、無数のディメンションと指標の組み合わせを処理し、このような急増がなぜ起こっているのかを積極的に解明し、説明してくれます。生成されたインサイトは、まるで同僚が重要なポイントをまとめてくれているかのように、自然で理解しやすい文章で提供されます。

生成された分析情報のUIスクリーンショット
Google AI を使用して生成された分析情報により関連情報が得られます

ファネルとチャネル全体を通じてパフォーマンスを深く把握する

昨今のチャネル、デバイス、フォーマットの急増により、これまで以上に多くのタッチポイントが存在しています。Google アナリティクス 4 は、ファネル全体のカスタマー ジャーニーとチャネル別キャンペーン パフォーマンスを理解するのに役立ちます。今年後半には、Google アナリティクス 4 はリンクされたキャンペーン マネージャー 360 アカウントから集約された広告インプレッションを広告ワークスペースに取り込み、ファネル全体のキャンペーンのパフォーマンスについて、より詳しいインサイトが得られるようになります。

さらに、費用データのインポート機能を改善することで、Google 以外のキャンペーン データをアナリティクスで簡単に表示できるようになります。 アナリティクス プロパティから直接 Pinterest、Reddit、Snap 広告アカウントを接続すると、Google 以外のキャンペーンデータがクロスチャネル パフォーマンス レポートに自動的に表示されるようになります。これらのデータは、アナリティクス トラフィックソース ディメンションにマッピングされ、「広告費用」、「広告クリック数」、「広告インプレッション数」などの指標が利用可能になります。

予算設定およびプランニング ツールの導入

Google アナリティクス 4 は、クロスチャネル キャンペーンのパフォーマンスに関する貴重なインサイトをお客様に提供する予定です。これらはビジネスでより実践的に活用できるようになります。今後数か月以内に Google アナリティクス 4 でベータ版としてクロスチャネル予算設定をリリースし、進行中のメディアをより簡単に最適化し支出を配分できるようにします。このアップデートには、収益などの目標設定に対して、チャネルごとのメディアの進捗状況と予測パフォーマンスを追跡できる「予測レポート」が含まれます。今後もこの機能を拡張していく予定ですので、今後の発表にご期待ください。

耐久性と継続性のある基盤構築

今日の進化する状況において、プライバシーを優先する未来を切り乗り切るために、耐久性のある計測戦略が重要です。今年後半に、サードパーティ Cookie がなくても引き続き視聴者にリーチし、効果的に計測できるよう、一部の Chrome プライバシー サンドボックス API のサポートの展開を開始する予定です。

また、法的規制やプライバシーの変更に対しての耐久性を維持するためにも、Google アナリティクス 4 の拡張コンバージョンは、クロスチャネル コンバージョン アトリビューションのより包括的な全体像を把握するのに役立ちます。ハッシュ化され同意されたファーストパーティ データを既存のコンバージョン タグと組み合わせることで、プライバシーに配慮した方法で他の Google データと照合され、キャンペーンの実際のパフォーマンスをより明確で包括的に把握できるようになります。次に、これらの拡張コンバージョンを簡単に Google 広告に直接送信することでワークフローを効率化し、Google AI を活用して広告のパフォーマンスを向上させます。

さらに、同意モードを使用することで、これまで以上に簡単に Google アナリティクス 4 に同意設定 を共有できます。これにより、AI を活用した行動モデリングを活用して、ユーザーのジャーニー全体 を包括的に把握することができます。Google アナリティクス 4 は、将来を見据えた耐久性を備えるように構築されています。計測環境が絶えず変化し続ける中でも、ユーザーの購入までの全過程に関する疑問に対し役立つツールを提供するために、引き続き投資していきます。

Google アナリティクスがより示唆に富む測定を実現するために進化します

1 year 7ヶ月 ago

Google アナリティクスの新しいツールは、キャンペーンのパフォーマンスをより適切に測定し、進化するプライバシーと規制に最適に役立ちます。

著者 Kamal Janardhan 氏の画像
Kamal Janardhan
Senior Director of Product Management, Measurement
Google Analytics のヘッダー画像

Google アナリティクス 4 は、現在、そして今後のニーズを見据えて準備を進めています。 Google は 2 年前、Google アナリティクス 4 が重要なメイン ソリューションになると発表して以降、AI によるインサイトと Google 広告との整合性を高め、お客様にとって、Google アナリティクスをよりスムーズで価値のある機能にすべく取り組んでおります。

Google 広告とアナリティクスのコンバージョン統合について

Google は、Google アナリティクスの測定をさらに包括的かつ効果的にアップデートした内容を公開いたします。

メール登録、購入やその他の関連イベントなど、顧客のアクションはビジネス成果を左右します。こうした顧客の行動をプラットフォーム間でより簡単に比較できるようにするため、Google 広告とアナリティクスでコンバージョンの定義に一貫性を持たせ、Google 広告のパフォーマンスを包括的に把握できるようにしました。これに伴い、Google アナリティクスでは、従来のコンバージョンを置き換える「キーイベント」を導入します。

サイトやアプリ オーナー様にとって、継続的にユーザーの行動を把握することは、ユーザー エクスペリエンスを向上させるために不可欠です。 今回のアップデートにより導入される「キーイベント」は、これらのサイトやアプリ上の重要な行動分析を正確に測定することが可能になりました。 またコンバージョンは Google 広告のレポートと Google アナリティクス レポートで同様に表示されるようになります。この一貫性をもった測定により、マーケティング担当者が長年悩まされてきた Google 広告とアナリティクス間でのコンバージョン レポートの差異を解消することで、お客様のご要望にお応えすることができました。

既存のレポートや分析で用いられていた「コンバージョン」は、今回のアップデートにより「キーイベント」へと置き換わります。これにより、 アナリティクス内で自社のビジネスにとって重要な顧客行動を定義し、何が機能していて何が機能していないかを把握することができるようになります。 この情報は、ウェブサイトやアプリ全体の商品やサービス、ユーザー体験を改善するために役立てることができます。

Google アナリティクスのユーザー獲得レポートのキーイベントUI
Google アナリティクスのユーザー獲得レポートのキーイベント

Google アナリティクスに Google 広告アカウントをリンクしている場合、今回のアップデートにより 広告ワークスペース内のキャンペーン パフォーマンス レポートで統合されたコンバージョンを確認できるようになります。 これにより、コンバージョン データを活用してキャンペーンの継続的な最適化をし、効果を向上させることができます。また、広告主様は、Google 広告だけでなく、他のチャネルも含めた包括的なコンバージョン レポーティングを利用できるようになります。

今後、広告主様向けの新機能として、追加のコンバージョン レポートやツールなどが広告セクションでリリースされる予定です。このアップデートは、Google アナリティクスの広告セクションにおける最近の変更と併せて、パフォーマンスの向上に必要なタイミングでお役立ていただけます。

プライバシーに配慮した包括的ソリューション

2024 年は広告業界にとって転換期となります。今後、プライバシーを優先する未来に備えるためには、効果測定と確固たる戦略が不可欠です。Google アナリティクス 4 は、このような未来に適応できるように構築されており、インサイトやレポートを提供することで、キャンペーン パフォーマンスの全体像を把握できるように支援します。

前述のとおり、今後数週間以内に、Google アナリティクス 4 で Chrome プライバシー サンドボックスの保護対象である Protected Audience API のサポートを開始します。これにより、サードパーティ Cookie がなくても、引き続きオーディエンスにリーチすることが可能になります。

分析の精度をサポートする機能向上に加え、直近では Google アナリティクス 4 での拡張コンバージョンについてもリリースしました。ハッシュ化され、同意を得たファーストパーティのユーザー提供データを、既存のコンバージョンタグに追加し、パフォーマンスをより正確に把握できるようになります。また、Google アナリティクス 4 から Google 広告に拡張コンバージョンを送信できるようになり、導入がこれまで以上に簡単になりました。

同意モードの実装により、Google アナリティクス 4 への同意設定をより簡素化した上で、AI による行動モデリングを活用して、ユーザージャーニー全体を包括的に把握できるようにしました。

長年にわたり、Google アナリティクス 4 を革新的かつ、効果的なツールにするために取り組んでまいりました。広告主様がユーザーのプライバシーを尊重しつつ、コストとパフォーマンス全体を把握できるようにすることが Google の目標です。継続的な投資により、Google アナリティクス 4 は引き続き、これまで以上に使いやすく進化していきます。

アナリティクス 360 の次のステップ

2 years 1ヶ月 ago

 アナリティクス 360 の次のステップ

計測環境とキャンペーンのパフォーマンスを維持するために、2024 年 3 月までにユニバーサル アナリティクス 360 プロパティを Google アナリティクス 4 にアップグレードしてください。


Steve Ganem

Director, Product Management, Google アナリティクス


この記事は、Google ブログ記事 「What’s next for Analytics 360」を元に構成しております。

Google アナリティクス 4 は、ウェブサイトやアプリ全体での消費者の行動を理解するのに役立ちます。進化するテクノロジーと規制の状況に適応しながら、その活動を計測します。 Google AI を使用することで、関連する洞察をもたらし、将来の購買行動を予測し、消費者プロセスにおける未知の問題を解決します。 Google アナリティクス 4 の導入以来、私たちはあらゆるビジネスのニーズを満たすソリューションの構築に投資を続けてきました。本日は、新しいアナリティクス 360 プロパティで測定目標を確実に達成できるよう、リクエストの多かった新しいツールを紹介します。

大企業や代理店には、さまざまなレポート ニーズを持つ複数のチームがあります。私たちは、各チームが必要な洞察をより迅速に取得できるようにしたいと考えています。今後数週間のうちに、カスタマイズされたレポート群を組織内のさまざまな役割やチームに応じて割り当てる機能が提供される予定です。たとえば、広告レポート エクスペリエンスを作成して、キャンペーン マネージャーがデフォルトの Google アナリティクス 4 エクスペリエンスの代わりにこのレポートを表示できます。

チームがより効率的に作業できるもう 1 つの方法は、サブプロパティとロールアップ プロパティを使用してアカウントを構造化することです。これは、データ ガバナンス、アクセス制御、レポートの目標を達成するのに役立ちます。サブプロパティとロールアップ プロパティをディスプレイ&ビデオ 360、キャンペーン マネージャー 360、検索広告 360 にリンクする機能が間もなく追加され、メディア購入の目標達成がさらに促進されます。

今年後半には、クラウド データ ウェアハウスである BigQuery へのより完全で高速なエクスポート タイプを導入する予定です。これにより、Google アナリティクス 4 のデータを毎日確実かつ一貫して受信できるようになります。あなたがマーケティング担当者で、特定の基準を満たす新しい価値の高い顧客のオーディエンスを作成することに関心があるとします。 BigQuery では、Google アナリティクス 4 の自社データを使用して、ビジネス ニーズに合わせてカスタマイズされた予測ライフタイム モデルを作成できます。 BigQuery の毎日の通常エクスポートより早い高頻度エクスポートにより、これらの顧客を特定するのに役立つ新しい分析情報が得られます。来年初めには、サービス品質保証 (SLA) も開始し、インサイトを毎日同じ時間にエクスポートできるようになり、分析ワークフローを標準化できるようになります。

今すぐユニバーサル アナリティクス プロパティを Google アナリティクス 4 に切り替えましょう

これらすべての新機能は、Google アナリティクス 4 を使用している場合にのみ利用できます。

そのため、まだ移行していない場合は、2024 年 3 月までに Google アナリティクス 4 への移行

を完了することをお勧めします。これにより、3 か月の猶予期間をもって、データと設定を検証

し、必要に応じて履歴データをエクスポートすることが可能です。 2024 年 7 月 1 日の週以降、

ユニバーサル アナリティクスのプロパティまたは API (読み取り専用アクセスであっても) に

アクセスできなくなり、すべてのデータが削除されます。


標準版の Google アナリティクスのサンセットの完了は数週間かけて行われましたが、予定されているユニバーサル アナリティクスの完全なシャットダウンは 1 週間以内に行われます。3 月までに、Google 広告とGoogleマーケティング プラットフォームのリンクをコピーし、ユニバーサル アナリティクス 360 のコンバージョンとオーディエンスを Google アナリティクス 4 の対応するものと入れ替えて、広告入札に適用してください。

以前ご案内したように、テクノロジーと法的規制に関わるエコシステムが絶えず変化しているため、Google アナリティクス 4 への移行が必要になることがあります。これらの技術的および規制上の要求を満たすために、Google は開発リソースを Google アナリティクス 4 の構築に重点的に移しています。そのため、残念ながらユニバーサル アナリティクス 360 のすべての機能が期待どおりに動作し続けることを保証することはできなくなっています。 3 月初旬より、ユニバーサル アナリティクス 360 サービスの特定の広告機能は、欧州経済領域 (EEA) 内の影響を受けるトラフィックに対してサポートされなくなります。たとえば、EEA 内のトラフィックについては、ユニバーサル アナリティクス 360 から Google 広告および Google マーケティング プラットフォームにコンバージョンとオーディエンスをエクスポートできません。

切り替えを迅速に行えるように、API を使用してプログラムで Google アナリティクス 4 プロパティをアナリティクス 360 にアップグレードする新しい方法を導入します。数千のプロパティを移行する場合は、API を使用して Google アナリティクス 4 プロパティを作成および構成することができ、さらにアナリティクス 360 にアップグレードすることもできるようになります。

ビジネス ニーズを満たす継続的な計測を行うには、2024 年 3 月までにユニバーサル アナリティクス 360 プロパティを Google アナリティクス 4 に切り替えることが重要です。切り替えを支援するために、Google アナリティクス 4 のセットアップ全体と、ニーズに合わせてカスタマイズする方法について説明するステップバイステップ ガイドをご用意していますのでご参照ください。


Google Marketing Liveで発表されたGoogle アナリティクス 4 の新機能

2 years 5ヶ月 ago


7 月になる前に Google アナリティクス 4 にアップグレードして、AI を活用した分析情報でマーケティングの ROI を向上させましょう。


この記事は、Google ブログ記事 「Upgrade to Google Analytics 4 before July 1」を元に構成しております。

Image of a desk with a computer screen, the Google Analytics logo, and a calendar indicating July 1.

Google アナリティクス 4 の新機能





Google は先日の Google Marketing Live で、キャンペーンの ROI 向上に役立つ AI を活用した分析情報など、Google アナリティクス 4 の新しいサービス イノベーションを紹介しました。



こうした AI を活用したソリューションの一つが、部分的な貢献度をデータドリブン アトリビューションに基づいて Google アナリティクス 4 から Google 広告にインポートできる機能です。たとえば、ユーザーが購入前に 2 つの検索広告、YouTube 広告、ニュースレターをクリックした場合、最終タッチポイントに関係なく、広告の貢献度の一部が Google 広告にインポートされます。つまり、個々の広告の本当の価値に基づいて入札できるため、従来のラストクリック アトリビューションよりもパフォーマンスが向上します。





Google 広告で直接 Google アナリティクス 4 のオーディエンスの作成が可能に





今月から、予測オーディエンスを含む Googleアナリティクス 4 のオーディエンスを Google 広告で直接作成できるようになります。つまり、キャンペーン管理に使用しているツールでオーディエンスを作成できるため、オーディエンス作成を効率よく行うことができます。






Google 広告における Google アナリティクス 4 オーディエンス作成ツール





Google アナリティクス 4 の予測オーディエンスを使うと、パフォーマンスが向上します。例えば、オンライン小売を手がけるドイツの baur は最近、Google 広告キャンペーンで予測オーディエンスを使用しました。購入に至る可能性が高いユーザーで構成されたオーディエンスを使うことで、コンバージョン率を 87% 上昇させました。また同社は、こうしたユーザーの 70% には Google 広告で予測オーディエンスを使用することでリーチが可能になると試算しました。





「Google アナリティクス 4 の予測オーディエンスを使用することで、より多くの高パフォーマンスの消費者にリーチできました。これにより、注文 1 件あたりのコストを35% 引き下げながら、売り上げを 56% 伸ばすことに成功しました。」



Armin Philipp,

baur, カスタマーおよびセールス責任者






これらの新機能を活用するには、Google アナリティクス 4 アカウントを Google 広告にリンクして、入札で使用するためにアナリティクスのコンバージョンを共有し、アナリティクスのオーディエンスを直接 Google 広告で作成しましょう。





プライバシー保護の技術への対応





広告業界は、進化するプライバシーとテクノロジーの状況の下で、測定に対する考え方を見直す必要に迫られています。行動モデリングやコンバージョン モデリングなどの AI を活用したソリューションを使えば、ユーザーのプライバシーを犠牲にすることなく、パフォーマンスを正確に把握することができます。Google は、今後、数か月のうちにウェブ向けプライバシー サンドボックスの API を導入する予定です。Android についても現在同様の統合を検討中です。ウェブ向けについては Protected Audience API

(旧称: FLEDGE)を使用してディスプレイリマーケティングとカスタム オーディエンスのユースケースに対応させ、測定用には Attribution Reporting API との統合を予定しています。





SKAdNetwork との統合への投資





iOS アプリ キャンペーンの測定精度向上と最適化を可能にするため、Google アナリティクス 4 ではすでに、SKAdNetwork との統合によるチャネルをまたいだインストールのレポートとアトリビューションが簡単に行えるようになっています。Google 認定の App Attribution Partner を使ってアプリの SKAdNetwork コンバージョン値スキーマを設定していないお客様には、Google アナリティクス 4 でスキーマを設定するための新しいツール(今後数週間以内にリリース予定)をおすすめします。スキーマを設定すると、ビジネスにとって最も重要なアプリ内イベントに価値を割り当てることができるため、より適切に iOS のアプリ インストール キャンペーンの入札を最適化できるようになります。入札の最適化機能は現在ベータ版でご利用いただけます。




これらのサービスのアップデートは、お客様に Google アナリティクスを最大限にご活用いただくことを目的としています。ユーザーのプライバシーを尊重しながら、適切な方法とタイミングで分析情報を役立てていただけます。もちろん、これらの新機能は Google アナリティクス 4 でのみご利用いただけます。まだ移行を完了していないお客様は、ぜひ今すぐ移行しましょう。ユニバーサル アナリティクスはまもなくサポート終了となります。サポート終了のプロセスは 7 月 1 日に始まります。


企業は Google アナリティクス 4 とどう向き合うべきか - ウェブ と アプリを統合してその価値を可視化した日本航空様の事例

2 years 6ヶ月 ago

 「顧客との接点を大切にしたい」すべての経営者、マーケターはそう思っていることでしょう。アプリの活用はこの課題に対して大きな可能性を秘めています。 Google が 2023 年に行った調査からは「アプリを利用し始めることで、サービスの利用時間が純増する」「アプリ利用が購入を後押しする」「アプリを通じてサービスの利用が習慣化する」といったことが明らかになっています。また「アプリは Web に取って代わるものではなく、総利用時間が積み重なって増加していく、両立し得るもの」といったことも判明しています。ウェブとアプリを統合した活用、そのための包括的なデータ収集はアプリを運用する企業にとって重要な課題と言えます。

ウェブとアプリを統合したデータの収集は、新しい Google アナリティクスである Google アナリティクス 4 で強化された特徴の一つです。このたび、日本航空様にて 新しい Google アナリティクスを導入、ウェブとアプリの価値を可視化した事例をご紹介します。




航空会社のアプリは、航空券の検索、購入といった出発前の航空券購入だけに用いられるものではなく、搭乗券としての機能や空港内、機内のガイドの役割も果たしています。そのため、期待されている役割は大きいもののこれまではウェブとの比較が難しく、日本航空様でもどのようにその価値を可視化し、最大限活用するかは大きな課題でした。


そこで日本航空様では、GMP パートナーである 株式会社イー・エージェンシー の支援を受け、いち早くGoogle アナリティクス 4 を導入しました。日本航空株式会社 Web販売部 1to1マーケティンググループの小川 拓也様はGoogle アナリティクス 4 導入による変化を以下のように話しています。




「GA4 導入後の最も大きな変化はアプリのデータをウェブサイトと同一プラットフォームで計測できるようになったことです。JAL のアプリは native(アプリそのもので設計された画面・機能) と in-app ブラウザ(アプリ内にブラウザを設置、そのブラウザ上にウェブページを表示)で構成されており、これまでnative部分の計測は Firebaseなどのアプリ用アナリティクスツールを使用していたものの、Google アナリティクスで全体像を把握しようとする際は、アプリ を参照元として、つまり外部サイトのような位置づけで処理していました。それでもある程度分析は可能でしたが、アプリユーザーの精緻な行動を把握する上では見誤ることも多い状態でした。

今回、新しい Google アナリティクスで、アプリとウェブサイトを同じものとして計測できるようになり、アプリを使ってユーザーがどんな行動をしているのか、どの程度の売上があるのかがウェブサイトと比較することが容易になりました。これによりアプリに対する投資をどうすべきかの議論を、社内の他部門も巻き込んでより進めやすくなると思っています。これまでも「アプリは大事だ」ということをなんとなく一般論では語ってはいましたが、定量化、ウェブサイトとの比較をやりきれなかった中で、新しい Google アナリティクスの導入活用は非常に大きな一歩です。」







Google アナリティクス 4 での管理画面。ウェブとアプリ(アプリに関しては iOS と Android  それぞれの数字)を同一画面、同じ指標で比較できるようになった。


Google アナリティクス 4を活用する際に留意すべきポイントに関しても、小川様に以下のようにご紹介いただきました。



「イベント」単位に統一された計測への対応


「これまでの Google アナリティクスでは「ページビュー」のように独立して扱っていた指標も、Google アナリティクス 4では、ほぼすべて「イベント」単位で取り扱っています。詳細な分析に際して適宜フィルタをかける等の処理が必要となるため、より使用者が Google アナリティクスが取得しているデータの中身の詳細を理解している必要があるように思います。」


新たな分析体制づくり


「様々な新たな仕様、あるいは現状開発途上のため、以前のような使い方ができないこともある Google アナリティクス 4ですが、Looker studio や GCP (Google Cloud Platform) を活用することで幅が広がります。社内でデータを利活用するメンバーのレベルに合わせて、どのツールでどのようにデータに接してもらうかを設計することでよりデータが身近に感じられると考えています。場合によっては体制の見直しなどが必要な場合もありますが、企業側として新しい Google アナリティクスを最大限活用する環境をどのように作るか、社内の人材育成やパートナーのさらなる活用等を改めて深く考える機会と考えています。変化の絶え間ないデジタル活用において、確かな計測は全ての根幹になると考えています。ウェブサイト、アプリがどのような顧客接点になっているのか。Google アナリティクス 4に期待するところは非常に大きく、今後の機能の追加、アップデートを注視していきたいです。」



早期にGoogle アナリティクス 4を導入した日本航空様では、既に多くの知見を得て、それらをビジネスに活用しています。Google アナリティクス 4の導入がまだの方は、ぜひお早めに移行して、ユニバーサル アナリティクスで新しいデータの処理が停止される前に、必要なデータを十分に蓄積するようにしてください。手順については、ヘルプセンターをご確認ください。


既にお伝えの通り、スタンダード版のすべてのユニバーサル アナリティクス プロパティでは 2023 年 7 月 1 日をもって、また ユニバーサル アナリティクス 360 プロパティでは 2024 年 7 月 1 日をもって、新しいデータの処理が停止されます。それ以降は、この日よりも前にユニバーサル アナリティクスで処理されたデータに少なくとも 6 か月間アクセスできます。今後の予定については、詳細をご確認ください。

Google アナリティクスでインサイトを ROI の向上に活かす

3 years ago
この記事は、Google ブログ記事 「Turn insights into ROI with Google Analyticsを元に構成しております。


3 年前、Google は Google アナリティクス 4 を発表しました。ファースト パーティ の モデル化されたデータを用いることで、お客さまが ウェブ と アプリ を横断して消費者行動の全体像を把握することができるよう再設計された製品です。 プライバシーとテクノロジーの状況が変化し続けるなか、マーケターは拠り所とするインサイトを継続的に獲得するために測定に対するアプローチを見直す必要に迫られており、そうした背景を踏まえて Google アナリティクス 4 が公開されました。本日は、改良された機械学習機能、アクションにつながるレポート機能、そして新しい連携機能をそなえる Google アナリティクス 4 に切り替えるために役立つ新しいリソースをご紹介します。


便利なソリューションで Google アナリティクス 4 への切り替えを実施



Google は今年のはじめに、2023 年 7 月 1 日にユニバーサル アナリティクス プロパティを終了することをお伝えしましたが、特に複雑なアナリティクス 360 設定の大規模なお客様にとって、Google アナリティクス 4 のセットアップには時間とリソースが必要になることも認識しています。それらの大規模なお客様に、より時間をかけてスムーズに Google アナリティクス 4 に移行していただくため、ユニバーサル アナリティクス 360 プロパティの終了日を 2023 年 10 月 1 日から 2024 年 7 月 1 日に延期いたします。Google は、変化するエコシステムに適応するソリューションをお届けできるよう、Google アナリティクス 4 に集中的に努力と投資を集中させています。そのため 2023 年を通じて、ユニバーサル アナリティクス 360 へのサポートを徐々に縮小し、2024 年からは Google アナリティクス 4 に完全に注力していきます。その結果、新しい終了日に向けて、ユニバーサル アナリティクス 360 のパフォーマンスが低下していくことが予想されます。


Google は皆様の移行をサポートするため、Google アナリティクス 4 の開始を支援する新しいリソースとツールを提供しています。設定ガイドでは、Google アナリティクス 4 をご自身のペースでセットアップし、ニーズに応じてカスタマイズするために役立つ情報を公開しています。より自動化を活用したい場合は、ユニバーサル アナリティクス プロパティの管理セクションで設定アシスタントを使用することができます。Google アナリティクス 4 プロパティが作成され、接続されたら、設定アシスタントがいくつかの設定手順を自動化し、進捗のトラッキングを手助けします。たとえば、設定アシスタントが、Google アナリティクス 4 にインポートする目標の選択を促し、必要な Google 広告のリンクとオーディエンスをコピーし、現在のプロパティへのアクセス権を持つユーザーを追加してくれます。



設定アシスタント ツール

新しい Google アナリティクス 4 プロパティのデータ収集とプロパティ設定を

構成するツールが表示されている、設定アシスタントのスクリーンショット



Google アナリティクス 4 の最適なセットアップは、上述の手順に従い、各社のニーズにあわせてカスタマイズされたプロパティを作成することから始まります。移行が早ければ早いほど、Google アナリティクス 4 に多くのデータとインサイトが蓄積されます。たとえば、オーストラリア最大の金融サービス企業である SunCorp 社は、Google アナリティクス 4 のセットアップを優先して行い、過去からのインサイトを蓄積した基盤を構築しました。


「2023 年にユニバーサル アナリティクスでデータが収集されなくなっても、弊社は Google アナリティクス 4 に 2 年以上のインサイトとレポートデータを蓄積しています。我々のようなビジネスには、意思決定に使用する確実なデータ基盤をそなえることが非常に重要だと考えています。」

 Suncorp グループ チーフ マーケティング オフィサー、Mim Haysom 氏



2023 年上半期には、Google アナリティクス 4 のプロパティをまだセットアップしていない標準ユニバーサル アナリティクス プロパティ向けに、設定アシスタントで新しい Google アナリティクス 4 プロパティが作成されるようになり、移行がさらに簡単になります。この新しい Google アナリティクス 4 プロパティは、対応するユニバーサル アナリティクス プロパティに接続され、プライバシーや収集の設定が同期されます。目標と Google 広告のリンクなどの基本的な機能も、同等のものが有効化されます。切り替えをご自身で行いたい場合、設定アシスタントによる移行をオプトアウトすることも可能です。


新しい機械学習ソリューションで正確なインサイトを得る



行動モデリングでは、Cookie やその他の識別子が利用できない場合に、顧客の動向を理解する上でのギャップを埋めるために機械学習を利用します。まもなく行動モデリングはリアルタイムのレポート生成でも利用できるようになり、個々の顧客行動の集合体としてのカスタマー ジャーニー全般を包括的に確認できるようになります。行動モデリングは、たとえばネスレのようなマーケターが、より多くの顧客の行動から正確なインサイトを得るために活用されます。

「Google アナリティクス 4 プロパティで同意モードの行動モデリングを利用することで、欧州と英国のウェブサイトで明示的な同意バナーを実装した後、アナリティクスのレポートで測定可能なトラフィックが 23% 向上しました。」
ネスレ社プライバシー&コンシューマー データ マネージャー、Jaime Rodera 氏


新しくアクションにつながるレポートと連携機能で ROI を向上



すべてのマーケティング タッチポイントにわたってキャンペーンのより正確な状況を把握できるようにするため、まもなく Google アナリティクス 4 プロパティで、異なるチャネルのパフォーマンスの確認に役立つカスタム チャネル グループを導入します。たとえば有料検索ブランドと、ノンブランドのキャンペーンのパフォーマンスを比較することができるようになります。これらのカスタム チャネル グループは、レポートで過去に遡って確認することができ、広告やワークスペース全体の状況をチェックできます。

インサイトは、それによって生み出される行動と同じ価値を持ちます。Google 広告、ディスプレイ&ビデオ 360、検索広告 360 に加えて、まもなく Floodlight 経由でキャンペーン マネージャー 360 との連携も開始します。その結果、ディスプレイ&ビデオ 360 の自動化された入札戦略で Google アナリティクス 4 プロパティのコンバージョンに入札できるようになります。

Google アナリティクス 4 を皆様のクロスプラットフォームの分析ソリューションにするには今が最適です。Google アナリティクス 4 を開始して設定ガイドに沿ってセットアップを行い、刷新された Google アナリティクス 4 の認定資格を存分にご活用いただければ幸いです。



Russell Ketchum
Director, Product Management, Google Analytics



Google アナリティクス 4 で データをビジネスにとって価値のあるものに変えましょう

3 years 2ヶ月 ago

Google は常に、お客様が持つ疑問に対して正確な答えを出すためのソリューションを構築することを優先しています。しかしながらプライバシー重視の環境では、こうした疑問への答えも、新しく革新的なものにする必要があります。それが、Google が次のような未来を見据えて革新に取り組んでいる理由です。
 1出典: McKinsey

Google アナリティクス 4 プロパティの利点

Google アナリティクス 4 は測定ツールの将来を見据えて設計された新しいプロパティであり、次の特長があります。

  • ウェブサイトとアプリの両方のデータを収集することで、カスタマー ジャーニーをより詳細に把握
  • セッション ベースのデータではなくイベントを使用
  • Cookie を使用しない測定、行動モデリング、コンバージョン モデリングなどのプライバシー管理機能を搭載
  • 予測機能により、複雑なモデルを使用することなくガイダンスを提供
  • メディア プラットフォームとの直接統合によりアクションを推進

Google アナリティクス 4 をはじめる

まだ Google アナリティクス 4 をご利用になったことがない方は、次の 3 通りの方法で Google アナリティクス 4 を導入できます。

Google アナリティクス 4 の セットアップを完了する

Google アナリティクス 4 をすでにご利用されている方でも、機能を最大限に活用するための推奨セットアップが終わっていない場合があるかもしれません。Google アナリティクス 4 は、現在だけでなく将来的な測定ニーズにも対応できる十分な機能を備えています。これまでのユニバーサルアナリティクスで以下の機能を利用していた方は、Google アナリティクス 4 でも忘れずに設定しましょう。

  1. Google 広告にリンクする お客様のマーケティング活動とユーザーとの接点(広告のクリックなど)から、お客様がサイトやアプリで設定した目標(購入やコンテンツの利用など)をユーザーが達成するまで、ユーザー行動の全体像を把握できます。
  2. Google シグナルを有効にする
    Google シグナルを有効にすると、既存の Google アナリティクス機能が更新され、広告のカスタマイズを有効のままにしている Google ユーザーの集計データが含まれるようになります。これは、リマーケティングの強化とレポート内容の拡充に役立ちます。

  3. Google 広告でコンバージョンを検証して入札する
    Google アナリティクス 4 のオーディエンスとコンバージョン イベントデータ(アプリとウェブ)を使用して Google 広告の入札単価を最適化できます。

  4. オーディエンスを移行する
    ユニバーサル アナリティクス プロパティのオーディエンスを Google アナリティクス 4 プロパティに移行すると、Google アナリティクス 4 のデータに基づいて同じユーザー グループを識別し、リンクされた Google 広告アカウントにそれらのオーディエンスをエクスポートして、同じユースケースに対応することができます。

  5. ユーザー IDの設定を行うUser-ID 機能を使用すると、自社で生成したユーザー ID を個々のユーザーに関連付けることができるため、さまざまなセッション、デバイス、プラットフォームをまたいで各ユーザーの行動を把握できます。アナリティクスでは、ユーザー ID によって個々のユーザーを判別するため、ユーザー数をより正確にカウントし、ユーザーとお客様のビジネス関係を包括的に捉えることができます。

  6. Measurement Protocolの設定を行うMeasurement Protocol を使用すると、キオスクや POS システムなどのインターネット接続デバイスからアナリティクスにデータを送信して、ウェブサイトやアプリのデータを補完することができます。

(再掲) 今後の予定スタンダード版のすべてのユニバーサル アナリティクス プロパティでは 2023 年 7 月 1 日をもって、また ユニバーサル アナリティクス 360 プロパティでは 2023 年 10 月 1 日をもって、新しいデータの処理が停止されます。それ以降は、この日よりも前にユニバーサル アナリティクスで処理されたデータに少なくとも 6 か月間アクセスできます。今後の予定については、詳細をご確認ください。 ぜひお早めに Google アナリティクス 4 に移行して、ユニバーサル アナリティクスで新しいデータの処理が停止される前に、必要なデータを十分に蓄積するようにしてください。手順については、ヘルプセンターをご確認ください。

Google アナリティクス 4 でこれからに備えましょう

3 years 7ヶ月 ago

この記事は、Google 公式ブログ記事 「Prepare for the future with Google Analytics 4」を元に構成しております。

 


広告パフォーマンスの測定を取り巻く現状において、企業は複数のプラットフォームを経由する複雑な購入経路を把握すると同時に、ユーザーのプライバシーを優先するという、新たな課題に対処していく必要に迫られています。

Google は 2 年半前にGoogle アナリティクス 4 を導入し、進化を続ける測定の業界標準を打ち立て、企業の成果向上をサポートしてきました。多種多様なデータを測定する柔軟性を備えた Google アナリティクス 4 は、未来を見据えて設計された強力な分析能力を発揮します。サイトとアプリを行き来するユーザー ジャーニーを包括的に把握できるほか、Google の機械学習テクノロジーを使って新たなインサイトを浮き彫りにしたり、予測したりすることができます。そして何より、Google アナリティクス 4 は変わり続けるエコシステムに後れを取らずについていけるように構築されています。

最新の測定ソリューションがなければ、ビジネスを左右する可能性がある重要なインサイトを放置することになります。それこそが、クロス プラットフォームの分析ソリューションとして Google アナリティクス 4 を今すぐ導入すべき理由です。Google は、アナリティクスの前世代バージョンであるユニバーサル アナリティクスについては、来年からサポート終了プロセスを開始します。スタンダード版のユニバーサル アナリティクス プロパティでは、2023 年 7 月 1 日をもって、新たなデータの処理がすべて停止されます。ユニバーサル アナリティクス 360 プロパティについては、アナリティクス 360 が正式に最近導入されたことを踏まえて 3 か月延長し、2023 年 10 月 1 日に新たなデータの処理を終了します。


ユニバーサル アナリティクスから次の世代へユニバーサル アナリティクスは、デスクトップのウェブの世界で、個々のセッションを Cookie ベースの簡単に観測することができるデータを使ってオンラインを測定する時代にあわせて作成されたものでした。こうした測定手法は急速に過去のものとなりつつあります。一方の Google アナリティクス 4 は、さまざまなプラットフォームを対象として、Cookie だけに依存せず、イベントベースのデータモデルを使用して、ユーザー中心の測定を行います。

また、ユニバーサル アナリティクスではさまざまなプライバシー コントロールを提供していますが、プライバシーへの配慮を中核に据えた Google アナリティクス 4 では、アナリティクスのお客様とそのユーザーの両方に、より優れた体験を提供することになります。変化し続けるニーズとユーザーの期待に応えられるように企業をサポートする Google アナリティクス 4 には、データの収集と利用に関して、さらに包括的で細やかなコントロール機能が備わっています。特に重要な点として、Google アナリティクス 4 は IP アドレスを保存しません。データのプライバシーを取り巻く今日の世界的な状況では、プライバシー保護とユーザーデータ管理に対してユーザーの期待する水準が上がっているため、特にこうしたソリューションとコントロールが必要になります。

Google アナリティクス 4 で測定を開始しましょうGoogle アナリティクス 4 は、お客様の重要な目標を踏まえて作られています。たとえば、販売やアプリ インストールの促進、見込み顧客の獲得、オンラインとオフラインでの顧客とのエンゲージメントの強化といった目標です。

ここで、皆様のビジネスに Google アナリティクス 4 をお役立ていただく用途をいくつかご紹介します。

あらゆるタッチポイントで顧客を理解

イベントベースの測定モデルを使って、ユーザーとの関わりの全貌(プラットフォームごとに断片化されたり、独立セッションに分割されたりしていない全貌)を把握できます。
たとえば、英国を拠点とするフィットネス ウェアと関連用品のブランド Gymshark では、Google アナリティクス 4 を使って同社のウェブとアプリをまたがった行動を測定したことで、目標である購入への到達プロセスにおけるユーザーの経路をより明確に把握できるようになりました。その結果、ユーザーの離脱率を 9% 低減し、商品ページのクリック率を 5% 伸ばし、加えて ユーザー ジャーニー分析に要する時間を 30% 減らすことができました。

「Google アナリティクス 4 は、当社の新しい e コマースアプリの現状を把握して改善するうえで、最適なソリューションでした。」

- Gymshark プロダクト インサイト責任者 Maxwell Petitjean 氏


データドリブン アトリビューションで投資収益率を改善
データドリブン アトリビューションを使うことで、カスタマー ジャーニー全体におけるマーケティング効果を漏れなく分析できます。アナリティクス データを使ってラストクリック以外にも貢献度を割り当て、マーケティングの取り組みが全体としてコンバージョンにどのように影響しているかを把握できます。そうして得られたインサイトを Google 広告や Google マーケティング プラットフォームのメディアツールにエクスポートすれば、キャンペーンの最適化にも役立ちます。

コンプライアンスへのニーズを踏まえながら、エンゲージメントとコンバージョンを測定

新たな国別のプライバシー コントロール機能を使って、ユーザー単位のデータ(Cookie やメタデータなど)の収集を管理、最小限に抑えることができます。主要な測定機能はこれまでどおり活用できます。

収集したデータの価値を拡大

機械学習によって、ユーザー行動とコンバージョンに関する高度な予測が生成され、購入や離脱の見込みが高いユーザーの新しいオーディエンスが作成されるほか、重要なインサイトが自動的に表示されてマーケティングの改善に活かすことができます。

インサイトを簡単に活用


他の Google サービス(Google 広告など)との広範な連携によってウェブとアプリを結び付けたデータを利用できるため、アナリティクスのインサイトを使ってキャンペーンを簡単に最適化できます。
マクドナルド香港では、「7 日以内に購入見込み」の予測オーディエンスを Google 広告にエクスポートして、モバイル経由の注文増という目標を達成しました。具体的には、アプリ経由の注文が 6 倍、投資収益率が 2.3 倍、収益が 5.6 倍に伸び、コンバージョン単価は 63% 低減しました。

「Google アナリティクス 4 のおかげで強力な測定基盤を築くことができました。機械学習によって自社データから割り出された貴重なインサイトをマーケティングで活用できるようになり、優れた成果を引き出して将来的な時代の変化にも対応できるようになりました。」

- マクドナルド香港 マーケティングおよびデジタル カスタマー エクスペリエンス最高責任者 Tina Chao 氏

さらにこの度、検索広告 360ディスプレイ&ビデオ 360 との連携機能が、すべてのお客様にご利用いただけるようになりました。これにより、Google マーケティング プラットフォームの購入ツールにおいて、スタンダード版でも 360 版でも Google アナリティクス 4 プロパティのアナリティクス データ(コンバージョンやオーディエンス)を利用して、キャンペーンのパフォーマンスを高めることができるようになります。

大企業の測定ニーズに対応

アナリティクス 360 の新しいサブプロパティと統合プロパティを使って Google アナリティクス 4 プロパティの構成をカスタマイズし、データ ガバナンスのニーズに対応することが可能になりました。これにより、さまざまな部署や広告代理店などのパートナーが、貴社のポリシーを確実に遵守しながら、それぞれが必要とするデータにアクセスすることができます。
また、アナリティクス 360 は増加する需要に応えるために各種上限も引き上げ、カスタム ディメンションは 125 個、オーディエンスは 400 個、プロパティあたりのコンバージョンは 50 種類までご利用可能となりました。さらに、ほとんどのコア機能(データの収集、処理、レポート、アトリビューションなど)がサービスレベル契約(SLA)の対象であるため、安心してご利用いただけます。

「商品ポートフォリオが多岐にわたる規模の大きな当社でも、新しいアナリティクス 360 のおかげでインサイトを最大限に活用してデータに基づく意思決定を行い、データ ガバナンスに関する複雑なニーズに簡単かつ柔軟に応えることができています。」

- Constellation Brands マーケティング テクノロジー イノベーション責任者 Rashi Kacker 氏

今後の予定
スタンダード版のすべてのユニバーサル アナリティクス プロパティでは 2023 年 7 月 1 日をもって、また ユニバーサル アナリティクス 360 プロパティでは 2023 年 10 月 1 日をもって、新しいデータの処理が停止されます。それ以降は、この日よりも前にユニバーサル アナリティクスで処理されたデータに少なくとも 6 か月間アクセスできます。今後の予定については、詳細をご確認ください。
ぜひお早めに Google アナリティクス 4 に移行して、ユニバーサル アナリティクスで新しいデータの処理が停止される前に、必要なデータを十分に蓄積するようにしてください。手順については、ヘルプセンターをご確認ください。
noreply@blogger.com (GMP JP ダミーブログ)

Google 広告配信データと自社データを活用して、YouTube 広告とアプリキャンペーンの PDCA サイクルを回す KONAMI『実況パワフルプロ野球』の事例

3 years 8ヶ月 ago

 株式会社コナミデジタルエンタテインメント(以下、KONAMI)が配信している『実況パワフルプロ野球』(以下、『パワプロアプリ』)は、コンソール(家庭用ゲーム機)用ソフトの選手育成モード「サクセス」を搭載した初のモバイルゲームとして、2014年12月にリリースされました。リリースから 7 年が経過し、累計ダウンロード数は 4,600 万を超える人気タイトルとなっています。

 毎年 8 月には年に一度の "大感謝祭" 「パワプロ(826)の日」が開催され、ゲームアプリ内で大規模イベントやプレゼントキャンペーンなどが実施されています。

この開催に合わせて、優良ユーザーの獲得を目的として定常的に配信している「アプリ広告キャンペーン」に加え、「TrueView インストリーム」や「バンパー広告」、「YouTube マストヘッド」などの認知型広告プロダクトを積極的にご活用いただいています。


 今回は Google の提供する分析ソリューション ADH(Ads Data Hub)を活用して、「パワプロの日」のプロモーション効果を可視化し PDCA サイクルをより精度高く回し始めた事例を紹介しましょう。




©Konami Digital Entertainment



1. 認知広告プロダクトによる広告リーチの拡大と目標広告費用対効果の達成を確認


調査の結果、「アプリ広告キャンペーン」(AC)に加えて、YouTube の認知プロダクトである「TrueView インストリーム」や「バンパー広告」(YT)、「マストヘッド」(MH)などを活用することにより、「アプリ広告キャンペーン」単体ではリーチできていないユーザーへも広告リーチが拡大していることが確認できました。新たなユーザーのインストールを促したい KONAMI にとって、大規模プロモーション時に認知プロダクトを活用することは、より幅広いユーザー獲得につながる可能性が高く、またボリュームも大きいため重要であると認識しています。


また、KONAMI が自社で保有するインストールやアプリ内アイテムの購入データを活用し、これまで分からなかった認知プロダクトを含むプロダクトごとの広告費用対効果についても Ads Data Hub による分析により、KONAMI が目標としている目標広告費用対効果を達成していることが確認できました。これにより今後の大規模プロモーション時に、認知プロダクトを含めたプランニングを行うことの妥当性を認識することが出来ました。


リーチグラフ

(注) * AC: アプリ広告キャンペーン , YT: TrueView インストリーム広告 , バンパー広告, MH: YouTube マストヘッド広告 



2. プロダクト重複によるインストール効果向上を確認


次に「アプリ広告キャンペーン」に加えて認知プロダクトを利用したことにより、広告リーチの拡大に加えて、プロダクト間でのユーザーへの重複接触の規模も上記のリーチグラフより確認できました。今回の分析により「アプリ広告キャンペーン」単体で広告接触したユーザーと比較して、認知プロダクトでも重複接触をしたユーザーの方が、インストール効率が +30% 向上することが確認できました。


3. 広告接触回数ごとのパフォーマンス分析結果から次のプランニングへ


今回、広告の接触回数ごとやアフィニティ カテゴリ別のインストール率についても検証しました。広告の接触回数については平均 57 回程度を境にインストール率が減少していくことが分析結果から判明しました。次回のプランニングはこの知見を元に進める予定で、 KONAMI では今後も大型プロモーション時に Ads Data Hub による分析を実施し、プランニング精度を高めていく計画です。




(注) * 広告接触回数 17~19 回のインストール者(率)は

データプライバシー ポリシーにより、欠損している点について予めご留意ください



KONAMI のプロモーション企画本部 デジタルマーケティング部 主任 の高井 駿一氏は次のように話します。


「これまでも何度か認知向け広告の出稿を行っていますが、認知広告はどれだけ新規インストールとユーザー復帰に貢献しているか明確に分からない点が、以前からの課題でした。


今回の「パワプロの日」のプロモーションでも認知広告(TrueView インストリーム、バンパー広告、YouTube マストヘッド)を行いましたが、Ads Data Hub で分析を行うことで、どれくらい広告を見たユーザーがインストールに繋がったかを可視化することができ、これまでやってきた手法が間違っていなかったと、自信が持てました。


今回の調査により一番効率の良いユーザーとの接触回数が判明したので、次回はこの知見を活かして、どのプロダクトの組み合わせと割合が新規インストールおよび復帰に最も適しているのかのテストを行い、さらなるプランニング精度の向上と効率化を進めていきたいと思います。」

noreply@blogger.com (Test)

日本の新たな Google アナリティクス セールス パートナー のご紹介

3 years 10ヶ月 ago

 Google アナリティクス セールス パートナーは、Google アナリティクスの専門知識を有したと認定されたパートナーの中でも Google アナリティクス 360 の再販ができるパートナーです。

このたび、新しく Google アナリティクス セールス パートナーが決まりましたのでお知らせいたします。

新しいセールス パートナーは、株式会社サイバーエージェント です。(ニュースリリース


株式会社サイバーエージェントは「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げ、新しい未来のテレビ「ABEMA」の運営や国内トップシェアを誇るインターネット広告事業を展開しています。広告効果を最大化する運用力およびクリエイティブ力を強みに、AI を活用したアドテクノロジーなど総合的なソリューションを提供します。


Google アナリティクス 認定パートナーは、お客様のビジネス向上や課題解決を Google アナリティクス とアクセス解析を通じて実現できる企業を認定するプログラムです。技術とビジネスの両面で、高い実績を持つ企業を、Google による厳格な資格基準に基づいて認定します。

Googleは、Google アナリティクス の新機能や解決すべき課題に加え、お客様のご要望について、パートナー各社と密にコミュニケーションを取っています。ユーザーの皆様の課題解決や目標達成を実現できるコンサルティング、導入アドバイス、教育トレーニングなどのサービスを Google アナリティクス 認定パートナーを通じて提供させていただきます。


Google アナリティクス 認定パートナー プログラムへご興味をお持ちの企業様はこちらの応募要項をご覧ください。
noreply@blogger.com (K)

新しいアナリティクス 360 のご紹介

3 years 10ヶ月 ago

 この記事は、Google ブログ記事 「Introducing the new Analytics 360」を元に構成しております。


新しいアナリティクス 360 のご紹介


2021 年 10 月、Google は新しい Google アナリティクスがリリース予定であることを発表しました。プライバシーに配慮したソリューションと機械学習技術を中心に据えた新しい Google アナリティクスは、測定環境の進化に伴う課題への対応と、長期的なマーケティングの費用対効果の向上にご活用いただけます。Google アナリティクス 4 プロパティから構成された新しいアナリティクス 360 は、大規模な広告主様や代理店様の測定ニーズにお応えできるよう、柔軟なカスタマイズや拡張が可能となっており、企業向けのサポートも充実しています。本日はこうした機能を詳しくご紹介していきます。

組織のニーズにフィットする柔軟なツール

大規模な企業では、複数のチームがそれぞれの職務や担当商品、市場によって異なるインサイトを必要としている場合があります。たとえば、米国、カナダ、メキシコの各チームが 4 つの商品ラインに関するデータを確認して、それぞれの市場で売り上げが伸びている商品を把握する必要があるとします。新しいアナリティクス 360 では、各国のチームごとに 4 つの商品ラインのサブプロパティを作成して、個別に設定をカスタマイズできます(各国でのキャンペーン展開に使用している Google 広告アカウントや Google マーケティング プラットフォーム アカウントをそれぞれの国のチームとリンクするなど)。

また、各国の分析チームが担当市場のすべての商品ラインの集計データを確認し、地域で売り上げが伸びている商品を把握する必要があるとします。このような場合も、4 つすべての商品ラインの統合プロパティを米国、カナダ、メキシコの各チーム用に作成することで簡単に対応できます。これにより、自社の商品に関心を持っているユーザーを詳細に分析し、そのインサイトを他の地域のチームと共有できます。統合プロパティとサブプロパティはアナリティクス 360 でのみ使用可能で、今後数か月のうちにリリースされる予定です。

この新しいアナリティクス 360 では、独自のユーザー役割を作成して、特定のユーザー グループがアクセスできる機能をコントロールすることもできます。たとえば、代理店パートナー用の役割を作成して、自社のウェブサイトでコンバージョンを伸ばしているキャンペーンを把握できるようにしつつ、収益や自然検索トラフィックに関するデータにはアクセスできないよう設定することができます。また、顧客の獲得など特定のトピックに関するレポート コレクションにカスタムのユーザー役割を割り当てることもできます。これにより、チームやパートナーはポリシーを遵守しながら必要なデータにアクセスできます。カスタムのユーザー役割やレポート コレクションへのユーザーの割り当ては、今後数か月のうちにアナリティクス 360 のすべてのアカウントでご利用いただけるようになる予定です。

企業の成長に合わせて拡張可能なソリューション

新しいアナリティクス 360 は、ビジネスの成長やニーズの高まりに応じて拡張できます。使用できるカスタム ディメンションは最大 125 件、オーディエンスは 400 件、コンバージョンの種類は 50 件まで上限が引き上げられました。独自の分析を行いたい場合は、アナリティクス 360 から 1 日あたり何十億ものイベントを BigQuery にエクスポートできます。アナリティクス 360 のデータ探索モジュールで非サンプリング データに直接アクセスして、より詳細な分析を行うことも可能です。

上限の引き上げに加えて、アナリティクス 360 の管理画面や API で 1 日の連続的なデータを確認できるようになります。通常、データは収集後 1 時間以内に表示され、ブラック フライデーなどのビジネスにおいて重要な時期にほぼリアルタイムですばやく意思決定を行えるようになります。

企業向けの機能とサポート

アナリティクス 360 のご利用には、データの収集、レポート作成、処理、アトリビューションといった多くのサービス機能に対して法的なサービス契約(SLA)が適用されます。また、BigQuery の日次エクスポートについても初めて SLA が導入されます。これにより、独自の分析も安心して行っていただけるようになります。

複数のチームでアナリティクス 360 を使用している場合は、アカウント設定の変更を細かくチェックしたいというご要望もあるでしょう。新しいアナリティクス 360 では、変更履歴の機能が向上し、新しい Google 広告アカウントがアナリティクス 360 のプロパティとリンクされたときや、新しいコンバージョンの種類が作成されたときなど、設定の編集履歴を確認できるようになります。また今後、より高度な監査機能を追加し、データにアクセスできるユーザーやプロパティの変更を詳しく確認できるようにする予定です。

新しいアナリティクス 360 は、現在オープンベータ版として既存のアナリティクス 360 契約をお持ちのすべてのお客様にご利用いただけます。お使いの Google アナリティクス 4 プロパティをアナリティクス 360 ベータ版にアップグレードするには、こちらの手順を行ってください


noreply@blogger.com (Unknown)

新しい Google アナリティクスを活用してマーケティング目標の達成を

3 years 10ヶ月 ago

 この記事は、Google ブログ記事 Meet your marketing objectives with the new Google Analytics」を元に構成しております。

新しい Google アナリティクスを活用してマーケティング目標の達成を


Google は 1 年前、測定環境の進化に伴う課題への対応と、長期的なマーケティングの ROI 向上に役立つ、新しい Google アナリティクスをリリースしました。Google アナリティクス 4 プロパティでは、プライバシーに配慮したソリューションによるカスタマー ジャーニーの測定が可能で、機械学習技術を使用して成果を予測、インサイトの抽出が自動化されます。さらに、こうしたインサイトを Google の広告プラットフォームで活用し、マーケティング活動を強化することも簡単にできます。

そのリリース以降も、ユーザーのプライバシーを侵害することなくマーケティング目標を達成していただけるよう、広告レポートの改善ユーザーの同意に関する選択のサポートなど、さまざまな機能をリリースしてきました。

そしてこのたび、マーケティング チャネル全体でのパフォーマンス最適化に必要なインサイトを取得できる、Search Console との統合やよりスマートなアトリビューションといった機能が新たに追加されます。また、データの欠落を補正し、測定を長期的に有効なものにする新たなモデリング機能もリリースされます。

新しい Google アナリティクスは、このように機能がますます充実したものとなっております。ウェブ及びアプリのメインの分析ソリューションとしてぜひご活用ください。

検索インサイトへ簡単にアクセス

Search Console では、オーガニック検索におけるウェブサイトのパフォーマンスについて、検索結果での掲載順位、クリックにつながったクエリ、ポストクリック データ(エンゲージメント セッションやコンバージョンなど)といった詳しい情報を確認できます。この Search Console との新たな統合により、他のマーケティング チャネル(検索広告、メール、ソーシャルメディアなど)と比べて、オーガニック検索が集客やサイトでのエンゲージメントにどの程度影響しているかを把握できます。

データドリブン アトリビューションで成果を向上

今年初めにお知らせしたとおり、「コンバージョン経路」と「モデル比較」の 2 つのアトリビューション レポートをベースとした、データボリュームの最小要件のないデータドリブン アトリビューションが Google アナリティクス 4 プロパティに導入されます。

Google のデータドリブン アトリビューション モデルでは、マーケティング活動が全体としてコンバージョンにどのように影響しているかを詳しく把握できるので、1 つのチャネルを過大または過小に評価する事態を防ぐことができます。最後の接点に 100% の貢献度が割り当てられるラストクリック アトリビューション モデルとは異なり、データドリブン アトリビューションでは、コンバージョンを促進した度合いに応じて各マーケティング接点に貢献度が配分されます。

データドリブン アトリビューションによるチャネル グループ別のコンバージョン

データドリブン アトリビューションによって、どこにどれだけ投資すべきかをスマートに判断し、より少ない費用でより多くのコンバージョンを獲得できるようになるため、マーケティングの投資対効果が向上します。また、機械学習技術を利用して、コンバージョンの測定が難しい場合でも結果を出せるので、持続性にも優れています。美容関連商品の e コマース プラットフォームを運営する Notino では、Google アナリティクス 4 のデータドリブン アトリビューションが同社の測定戦略において不可欠となっています。

データドリブン アトリビューション モデルには、ラストクリック モデルと比べて多くのメリットがあることがわかったので、23 の市場で標準モデルとして採用しています。Google アナリティクス 4 で次世代のアトリビューション レポートを使用できるとのことでとても期待しています。 Matěj Slavík 氏(Notino パフォーマンス マーケティング担当責任者)

データドリブン アトリビューションは、今後 アトリビューション レポートでご利用いただけるようになる予定です。続けてすぐにプロパティ レベルでもご利用可能になり、コンバージョン レポートデータ探索ツールにアトリビューションを適用した収益とコンバージョンが表示されるようになります。

Google の機械学習技術で測定データの欠落を補正

新しい Google アナリティクスでは、Google の高度なモデリング技術により、Cookie などの識別子を使用できない場合のカスタマー行動データの欠落を補正できます。この技術では、過去の膨大なデータを分析し、主要なデータポイント間の相関関係や傾向を導き出して、カスタマー ジャーニーの予測に活用します。

Google アナリティクス 4 には、他にもいくつかのモデリング機能が導入されています。その 1 つは、アトリビューション レポート、コンバージョン レポート、データ探索ツールに導入されるコンバージョン モデリングです。このモデリングは、コンバージョンの発生元の特定に使用されるほか、検索広告、メール、有料ソーシャルなどの Google や他のチャネルにコンバージョンを適切に割り当てるためにも使用されます。

もう 1 つは行動モデリングで、まもなくレポートで使用できるようになる予定です。行動モデリングでは、厳密なテストを経た検証済みの機械学習技術を使用して、1 日のアクティブ ユーザー数やユーザーあたりの平均収益などの行動データの欠落を補正します。これにより、異なるデバイスやプラットフォーム間で一貫性のある測定が可能になり、「前回のキャンペーンで獲得した新規ユーザー数は?」、「目標到達プロセスの中でユーザーの離脱率が最も高いポイントは?」といった問いに答えられるようになります。

マーケティング目標を達成したお客様の事例

多くのお客様が実際に、新しい Google アナリティクスを使用して、見込み顧客の開拓、新規ユーザーの獲得、オンラインとオフラインの販売促進といった主要なマーケティング目標を達成し、成果を上げておられます。Walmart Chile が所有する食料品スーパーの Líder では、予測指標とオーディエンスを使用してアプリ内購入を促進しています。予測される購入行動に基づきアナリティクスで生成された「7 日以内に購入しそうなユーザー」という新しいオーディエンスを対象にマーケティングを行うことで、コンバージョン率が他のオーディエンスの 0.3% と比べて 5.4% まで上昇し、一方でアプリ キャンペーン全体のコンバージョン単価は 85% も低下しました。

新しいアナリティクスが当社のビジネスにもたらした価値を目の当たりにしたので、他の新機能も Google アナリティクス 4 プロパティで使用できるようになったらすぐに取り入れるつもりです。 Esteban Bascur Heredia 氏(Walmart Chile マーケティング テクノロジー担当マネージャー)

また、世界的な美容ブランドの L’Oreal では、新しい Google アナリティクスを使用して、将来に向けた測定基盤の見直しを図り、組織全体のビジネス インサイトの発掘プロセスを効率化しました。

Google アナリティクス 4 のおかげで、高度なデータの使用や分析を誰もが行えるようになり、インサイトにたどりつきやすくなりました。この移行によって、メディアの分析とサイト内の行動分析を 1 つのインフラストラクチャに統合、意思決定を効率化できました。 Selim Decoufled 氏(L'Oréal CDMO グローバル分析担当マネージャー)


今こそビジネスの未来に必要な測定基盤を築くベストなタイミングです。Google アナリティクス 4 プロパティを最大限に活用して、ユニバーサル アナリティクスに代わる測定ソリューションの基軸としてぜひお役立てください。


noreply@blogger.com (Unknown)

日本における、新しい Google アナリティクス 4 プロパティ導入プロジェクトを助けるパートナー紹介

4 years 4ヶ月 ago

昨年登場した Google アナリティクス の新しい計測方法である、Google アナリティクス 4 プロパティはますます機能を拡充させ、様々な企業で導入、活用が進んでいます。従来のユニバーサル アナリティクスでの計測と異なる点が多いため、多くの企業では、従来のプロパティと Google アナリティクス 4 プロパティを併用しながら、アナリティクス管理画面や新機能に慣れ親しんでいっています。

今日は、そういった企業を支える Google アナリティクス認定パートナーをご紹介します。Google マーケティング プラットフォームの製品群のひとつである Google アナリティクスを熟知したと認定されたパートナーはこちらのギャラリーからご確認になれます。Products に Analytics を選択、Location に Japan を入力すると、日本地域で Google アナリティクスの認定を受けたパートナーが一覧で表示されます。

新しい Google アナリティクス 4 の導入について相談がしたい、また従来の Google アナリティクスについてサポートが必要な場合などには、ぜひお問い合わせください。

2021 年 上半期 Google アナリティクス 4 プロパティの導入実績が多いパートナーのご紹介


Google 日本チームでは、Google アナリティクス 4 プロパティ導入を推進しており、その中でもパートナーのサポートは不可欠です。その中でも 2021 年上半期に特に導入にご尽力いただいたパートナーをご紹介します。

株式会社イー・エージェンシー

"おもてなしを科学する" APAC 最大級の実績を持つ Google マーケティング プラットフォーム公式認定セールスパートナー。多数の導入実績で次世代型広告の実現を支援。

NRI ネットコム株式会社

野村総合研究所グループとしてアプリケーション開発、Web システム開発を手掛けるシステム会社。Google アナリティクスの最適な計測設計・設定およびシステム連携や活用をサポート。

アユダンテ株式会社

認定パートナーとして 10 年以上、数多くの Google アナリティクス導入を支援。自社でアプリビジネスも展開する技術力をベースに Google Cloud Platform、Firebase も豊富な導入実績あり。


以上の 3 パートナーの他、Google アナリティクス 360 のセールスパートナーは日本地域で全 8 社あり、すべてのパートナーが Google アナリティクス 4 プロパティの最新機能について熟知しており、導入に迷われている企業をサポートしてくれます。

ぜひ、従来のユニバーサルアナリティクス同様、新しい計測基盤 Google アナリティクス 4 プロパティの活用をご検討ください。



Google アナリティクス 4 プロパティ導入推進チーム
noreply@blogger.com (Unknown)

「Google アナリティクス」を軸にオフラインデータを統合し、広告最適化に成功した保険市場の事例

4 years 7ヶ月 ago
国内最大級の保険選びサイト「保険市場」を運営する株式会社アドバンスクリエイトは、保険に関するあらゆる情報とサービスを提供する企業として、Webサイト「保険市場」や各種SNS等を通じた保険の検討サポート、来店型相談窓口(コンサルティングプラザ)「保険市場」や訪問相談など、一気通貫でのサポートを展開しています。コロナ禍において来店が困難な時期にもオンラインでの相談窓口を充実させるなど、環境にあわせ顧客の体験価値を高め、サービスの進化を追求しています。


オムニチャネルデータの一元化・可視化



ユーザーとの接点が多様化する現在、オムニチャネルでのビジネスの展開においては、データの利活用が重要なテーマでした。特にデジタルを中心にユーザーを取り巻く環境が刻々と変化するこの時代において、自社データの整理、そしてマーケティングへの効果的な活用は、課題であると同時に大きな可能性でもありました。

株式会社アドバンスクリエイトは、この課題に対して、Google マーケティング プラットフォーム のパートナーでもある e-Agency と共に、まずはアポイント獲得など自社のオフラインにおけるデータを含むCRMデータと 保険市場の Google アナリティクス(GA) データの統合から着手。Google Cloud Storage、BigQuery を活用しながら、Google アナリティクス にCRMデータをインポートすることで、ウェブでの資料請求から、アポイント獲得、コンサルティングプラザでの成約に至る流れを俯瞰的かつ詳細に把握することに成功しました。





データの利活用 - 広告運用の効率化に成功、相談アポイント獲得160% 増を達成




さらにデータ利活用の次のステップとして、Cyber Agent と共に上記統合データを活用した広告運用の最適化に取り組みました。

保険市場のWeb マーケティングでは従来、プロモーションの入札目標を資料請求としておりましたが、この手法だけでは保険相談アポイント獲得に直接的にアプローチができず、またどのWebプロモーションが実際のアポイント獲得に繋がっているかを明確化できていませんでした。

データ統合を経て、さらにGoogle 広告とリンクすることで、入札の目標としてアポイント獲得を設定できるようになり、2020 年秋からのテストマーケティングにおいて、一部の保険カテゴリでは最終的なアポイント獲得数が従来比 160% と大幅に伸長いたしました。現在は対象カテゴリを拡大して活用しており、成果も順調に進展しております。

また、ユーザーのステータスを把握することで、さらに入札目標以外の面でも細かな最適化が可能になりました。例えば新規CV獲得において活用している Google 広告の スマート ディスプレイ キャンペーンに対して、GA上でオフラインデータから作成した既存ユーザーリストをインポート、これらを除外対象として設定することで、純新規にフォーカスすることが可能になりました。

さらにこのデータ統合からは様々なインサイトが見えてくることもわかり始めています。例えば、「一度の架電では予約まで辿りつかなかったユーザーがもう一度サイトを訪れたタイミングを捉える」ことなどが可能になり、これまで以上にユーザーのニーズに即した対応ができるようになると期待されております。


Google Cloud を活用したさらなるDXの推進




上記取り組みに加え、株式会社アドバンスクリエイトは現在 Google アナリティクス 4の導入によるアプリデータも含めた統合管理や、Google Cloud の活用による機械学習を軸とした予測に基づくマーケティング活動、またそれらを広告最適化だけのスコープではなく Marketing Automation もあわせた範囲でオペレーション全体の全自動化に取り組んでおります。

この数年で情報入手ツールやお客様の保険の契約形態が多様化してきていて、これまでのように「資料請求」という単一のゴールだけでは効果が推し量れなくなっていると感じていました。そんな中、昨年起こったCOVID-19が、これまで以上に保険の需要を高めました。我々としてもこうした保険の需要の高まりに対して、単なる「資料請求」ではなく「保険相談」に重み付けするべきだと考えたのです。COVID-19は同時に、世の中の「オンライン化」を当たり前にし、保険相談の形態も「オンライン」が一般的になりつつありました。これが後押しとなり、ストレートに「保険相談」をKPIとした広告運用を行うべく、この取り組みを一気に推進したのです。
現在は、「保険相談」「保険会社見積」も含めた最適化で配信を行っております。
「保険相談したい」ユーザー、「自分で見積を取りたい」ユーザーは属性や行動履歴に違いがある可能性があるためです。
次の段階では、Google の各種プロダクトをさらに活用する事により、各ユーザーの行動パターンを予測し、ユーザーに最適なコンテンツを提示、Directional UXにて最適な出口に誘導するなどを実現したいと考えています。


OMO営業本部部長 兼 デジタルコミュニケーション開発部長 兼 市場調査部長 鳥居俊文氏





投稿者:広告営業本部  営業戦略本部 高柳岳士、今穂乃夏、マーケティングテクノロジー本部

外部コントリビューター
サイバーエージェント株式会社 國見英世、下田満
株式会社イー・エージェンシー 田中亨、千田哲也、浜中悠樹、江島篤
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Google 広告の配信データを活用して、獲得件数を 50 % 増加に成功した dマガジン様の事例

4 years 11ヶ月 ago

自動ターゲティングによる広告 PDCA に課題

本日は、Google が提供しているソリューションを利用したアフィニティ分析に先駆けて取り組まれた NTTドコモ様と Google マーケティング プラットフォーム (以下、GMP)セールス パートナーの電通デジタル様の事例をご紹介します。


dマガジン(図1)は 2014 年より NTTドコモが提供している電子雑誌の定額読み放題サービスです。





図1 dマガジン


dマガジンではアプリの利用客が多いため、マーケティングとして Google 広告のアプリキャンペーンをよく活用しています。しかし、アプリキャンペーンの場合はターゲティングを選択せず、機械学習によりターゲティングが自動的に選択される為、同一キャンペーン、広告グループ内で複数ジャンルの書影クリエイティブを配信する場合、書影ジャンルとターゲットのミスマッチが起こる可能性が想定されます。これを改善するためには書影ジャンルごとのターゲティング精度の向上が広告の運用上、必須となってきます。



ADH (Ads Data Hub) を活用して獲得効率改善や獲得件数増加に成功


上記の課題を解決するため、dマガジンは電通デジタルが提供する ソリューション 「Affinity Visualizer」 を活用しました。


アプリキャンペーンを行い、配信データを 「Affinity Visualizer」に蓄積し、得られた知見を活用しながら下記の 3 つの施策を行った結果、獲得効率 10 % 改善、獲得件数 50 % 増加に成功しました。

1. アフィニティの発掘 

新規獲得のためのアプリキャンペーンから取得した匿名化されたデータを電通デジタルが開発した Affinity Visualizer (図2)に繋げ、キャンペーン毎にどの興味関心軸が広告効果に対して貢献度が高いかを可視化し、次に狙うべきユーザーのセグメンテーションを見つけることができました。



図 2 Affinity Visualizer(電通デジタル開発)


2. 親和性の高いクリエイティブ開発

書影ジャンルごとにユーザーの興味関心を明確にすることで、ユーザーの興味関心に合致するクリエイティブ訴求の設計を行いました。



3. アプリ内イベント別の最適化配信

 インストール、アプリログインとより深い地点のアプリイベントの最適化を行いました。


dマガジン ご担当者様より

“これまで取り組めていなかった新規ターゲットの発掘ならびにGACでの課題であった、オーディエンスとコンテンツのマッチング施策に踏み込む施策として機能しました。今後はこの取り込みを踏まえ、さらにオーディエンスとコンテンツの配信精度を高めつつ、クリエーティブのバリエーション出しにも取り組んでいきます。”


佐々木 啓悦(NTTドコモ コンテンツビジネス部 書籍ビジネス担当主査 Project General Manager)



電通デジタル ご担当者より


“事前にセグメントを分けて配信しなくても、後から自由に分析できる点で使い勝手の良いソリューションになっています。今回のような自動拡張系のターゲティングメニューの深堀分析と打ち手への接続のほかに、30代女性などのデモグラターゲティングで認知系広告を実施されているクライアントが、PDCA をしやすい適切な粒度にターゲットを分割するために利用されるケースもあります。


従来も属性分析ソリューションはありましたが、今回は Google の持つ属性で分析ができ、分析結果をそのまま Google 広告での配信に繋げられる点が他にはない特色と考えています。”


三谷 壮平(電通デジタル ソリューション戦略部 部長)


投稿者: 姜 哲浩 (広告営業本部 データソリューションチーム)米谷 仁美 (gTech 技術コンサルタント チーム)

noreply@blogger.com (GMP Japan)

新しい Google アナリティクスのご紹介

5 years 1ヶ月 ago
この記事は、Google ブログ記事 「Introducing the new Google Analyticsを元に構成しております。

規模の大小を問わず数多くの企業が、顧客の好みを把握し良質なエクスペリエンスを提供するために Google アナリティクスを利用しています。商取引のオンライン化が進み、企業がマーケティングの投資収益率を高める必要に迫られる中、デジタル アナリティクス ツールから得られるインサイトの重要度が増しています。


しかし、生活者の行動が大きく変わり、プライバシー重視の流れによって長年の業界基準が変化しているいま、現在のような分析手法では状況に対応できません。Forrester Consulting が実施したアンケート調査では、マーケティング担当者は、分析の活用方法を改善することが最優先事項であり、既存のソリューションでは、包括的な顧客情報を取得してそこからインサイトを抽出するのが難しいと回答しています。


マーケティングの投資収益率(ROI)の長期的な改善をサポートするために、Google では、よりインテリジェントな次世代の Google アナリティクスを開発しています。この新しいアナリティクスは、昨年ベータ版として導入されたアプリ + ウェブ プロパティを基盤にしています。機械学習を軸に、有用なインサイトが自動的に提示されるため、複数のアプリやプラットフォームにまたがって顧客のことを包括的に理解できます。新しいアナリティクスはプライバシー重視の設計となっており、Cookie や ID に関する制限事項などの業界の変化によってデータに不足が生じた場合でも有効活用できます。新しい Google アナリティクスなら、将来に備えるために不可欠なインサイトを得ることができます。


よりスマートなインサイトでマーケティング関連の意思決定を改善し、ROI を高める


新しい Google アナリティクスでは、Google の機械学習モデルを利用し、ユーザーのニーズの高まりを受けて製品の需要が高まっている時など、データに重要な傾向が現れたときに自動的に通知を受け取ることができます。さらに、顧客が取り得る行動の予測も可能です。たとえば、離脱の可能性を算出することで、マーケティング予算に余裕がないときに、顧客維持により効率よく資金を投じることができます。今後も引き続き、特定の顧客グループから獲得できる収益の推定値など、新しい予測指標を追加していきます。こうした機能を利用してオーディエンスを作成することで、より有望度の高い顧客に働きかけたり、分析を実行して、なぜ特定の顧客の予想支出額が他の顧客より多いのかを突き止めたりすることができます。これにより、成果向上につながる対策を実行できます。


Google_Analytics_predictive_metrics.png
分析機能の離脱予測


Google のマーケティング サービス間の新たな連携により、取得したデータを活かしてマーケティングの ROI を高めることが容易になっています。たとえば、Google 広告との連携が強化されたことで、オーディエンスを作成し、どこで顧客がビジネスと接点を持ったかにかかわらず、関連性の高い便利なエクスペリエンスを提供できるようになりました。


新しいアナリティクスは、広告主様から長い間いただいていたご要望にも対応しています。アプリとウェブをまたいで測定できるため、アプリ内とウェブ上での YouTube エンゲージ ビュー経由のコンバージョン データをレポートに表示できます。YouTube の動画ビュー経由と、Google とそれ以外の有料チャネル経由、オーガニック チャネル( Google 検索、ソーシャル、メールなど)経由のコンバージョンのデータを並べて表示すれば、あらゆるマーケティング活動の効果を総体的に把握することができます。

Google_Analytics_YouTube_EVC_report (2).png
YouTube のエンゲージ ビューのコンバージョン データを表示したレポート

ベータ版にご参加いただいた広告主様は、こうした機能をすでに有効活用しています。Vistaprint は、パンデミック初期にビジネスの急激な変化に対応し、新製品のマスクに対する顧客の反応を迅速に分析し、把握することができました。カナダの Domino’s Pizza のバイス プレジデントを務める Jeff Kacmarek 氏は、「新しい Google アナリティクスを Google 広告にリンクしたことで、あらゆるタイプの接点で、顧客にとって最も重要なアクションを軸に最適化を行えるようになりました」と話しています。


顧客との接点をより包括的に把握


新しいアナリティクスでは、デバイス別やプラットフォーム別の分断されたデータではなく、顧客中心のデータを測定できます。マーケティング担当者が指定したユーザー ID や、広告のパーソナライズを有効にしているユーザーから取得した Google 独自のシグナルなど、複数の ID 空間を使用して顧客との接点をより包括的に把握できます。たとえば、ウェブ上の広告から広告主様の商品やサービスのことを知り、その後アプリをインストールしてアプリ内で購入に至った顧客がいるかどうかを把握できます。


また、ユーザー獲得からコンバージョン、顧客維持までのライフサイクル全体にわたって、顧客情報をより詳しく確認できます。ユーザーのニーズが目まぐるしく変化し、新規顧客を獲得して維持するためにはリアルタイムで意思決定を下す必要がある昨今のような状況では、こうした機能が不可欠です。お客様からのフィードバックを基に、Google では、レポートをシンプルにして再構成し、関心のあるカスタマー ジャーニーの段階に応じてマーケティング インサイトを簡単に確認できるようにしました。たとえば、ユーザー獲得レポートで新規顧客を呼び込んでいるチャネルを確認してから、エンゲージメントや維持率のレポートで、顧客の行動や、コンバージョン後も関心が持続しているかどうかを把握することができます。

ユーザーのライフサイクルを基準とした新しいレポート構成



長期的な戦略を重視


今こそスマート分析などのデジタル マーケティングの基盤作りに投資し、 まだ見ぬ将来に備えましょう。そうした投資は、生活者の要求の高まりや規制の追加、ユーザーのプライバシーに関する技術標準の変化への対応にも役立ちます。新たなデータ コントロール手法により、アナリティクスのデータを収集、保持、利用する方法を適切に管理できます。また、よりきめ細かく広告をパーソナライズでき、どのようなケースでデータを活かして広告を最適化するか、どのようなケースでデータ利用を測定に制限するかを指定できます。そしてもちろん、アクティビティ データを Google アナリティクスと共有できるようにするかどうかは、今後もユーザーが選択できます


変化し続けるテクノロジー業界を念頭に、新しいアナリティクスは、Cookie や ID を利用できるかどうかにかかわらず、将来のニーズに適応できる設計になっています。柔軟な測定手法に加え、今後はデータの不足を補うモデリング機能が導入される予定です。つまり、パンデミックからの回復期にも、見通しのつきにくいその後の世界でも、Google アナリティクスを活用して効果的にマーケティングの成果を測定し、顧客のニーズに応えることができます。


Google アナリティクスの未来


新しい Google アナリティクスは、すべての新規プロパティでデフォルトのエクスペリエンスとなります。今後もさらに改良を進めていく予定ですので、ご期待ください。既存のアナリティクスには多くのマーケティング担当者様が必要としている機能が残っているため、設定を完全に置き換えるのではなく、既存のプロパティに加えてGoogle アナリティクス 4 プロパティ(旧アプリ + ウェブ プロパティ)を新規作成することをおすすめします。これにより、現行の設定を保持したままデータ収集を開始し、今後リリースされるアナリティクスの新機能を活用できます。Google では現在、大企業のマーケティング担当者様向けに、SLA や、BigQuery などのツールとの高度な連携機能を含む、アナリティクス 360 のベータ版を準備中です。今後も追加情報をお伝えしていきます。


投稿者 : Vidhya Srinivasan(Vice President, Measurement, Analytics, and Buying Platforms, Google)
noreply@blogger.com (GMP Japan)

同意に関するユーザーの選択を尊重しながらコンバージョンを測定する

5 years 1ヶ月 ago
この記事は、Google ブログ記事 「Measure conversions while respecting user consent choicesを元に構成しております。
世界中で多くの人々がオンライン ショッピングをするようになった今、多くの広告主様がオンラインでの売り上げを促進するために、自社のデジタル キャンペーンの効果を測定する必要に迫られています。さらに、ヨーロッパのデータ保護機関から企業への要請もあります。これは、企業の広告掲載やアクセス解析に関する活動について、自社のウェブサイトや広告でユーザーの同意を得るよう要請するもので、これにより、広告主様が自社サイトのコンバージョンの状況を把握するプロセスにも影響が出ています。

先月公開した記事でお知らせしたとおり、このたび Google の広告システムが欧州インタラクティブ広告協会(IAB Europe)の透明性と同意に関するフレームワーク(TCF)v2.0 に統合されました。ユーザーの同意取得のために TCF v2.0 を利用すると、Google の広告システムが透明性と同意に関する文字列を読み取り、これを尊重するので、広告主様は適用される規制を遵守することになります。


一方で、TCF v2.0 を使用されない広告主様のために、Google は、各自のユーザー同意取得ツールで Google タグを柔軟に利用するための新しいソリューション「同意モード」を導入いたします。同意モードには、グローバル サイトタグGoogle タグ マネージャーを利用している広告主様向けに、広告掲載やアクセス解析を目的とする Cookie を管理するための 2 つの新しいタグ設定が搭載されています。この 2 つの設定を活用することで、同意に関してユーザーが決定を下す前後の Google タグの動作をカスタマイズできます。これにより、広告主様は広告掲載やアクセス解析の Cookie に対するユーザーの同意に関する選択を尊重しながら、コンバージョンを効率的に測定できるようになります。



Google の広告プラットフォームで同意モードを利用する


広告主様にとって、コンバージョンの発生源となったキャンペーンに貢献度を割り当てることは優先度の高い課題です。これによってキャンペーンの入札単価を最適化し、成果の大きいキャンペーンに予算を割り当てることができます。同意モードを利用すると、コンバージョン データを詳しく把握できると同時に、コンバージョンの測定に使用している Google タグによって、広告掲載の Cookie に対するユーザーの同意の判断を確実に尊重できるようになります。


同意モードを導入すると、「ad_storage」という新しいタグ設定が利用できるようになります。このタグ設定は、広告掲載を目的とする Cookie の動作(コンバージョンの測定など)をコントロールします。ユーザーが広告の Cookie に同意しない場合、Google タグが広告掲載のために Cookie を使用することはありません。


たとえば、広告主様のウェブサイトを訪問したユーザーが、Cookie への同意に関するバナーで、広告の Cookie の使用に対する同意の選択を行ったとします。同意モードを実装していれば、広告掲載の Cookie をサイトで使用することについて、そのユーザーから許可を得られたかどうかを Google タグで判断できます。ユーザーの同意がある場合は、コンバージョンの測定と記録が通常どおり継続して行われます。ユーザーの同意がない場合は、該当する Google タグが設定を調整し、広告の Cookie を使用せず、通常よりも集計されたレベルでコンバージョンを測定します。




同意モードでは、同意に関するユーザーの選択に応じて Google タグの動作を修正できます。

同意モードを活用すれば、広告の Cookie に対するユーザーの同意に関する選択を尊重しながら、Google 広告、キャンペーン マネージャー、ディスプレイ&ビデオ 360、検索広告 360 で運用しているキャンペーンでコンバージョンの記録を継続できます。また、キャンペーンのレポートでコンバージョンの測定を継続できるので、コンバージョンの貢献度を適切なキャンペーンに割り当て、キャンペーンの入札単価を効率よく最適化し続けることができます。



同意モードを Google アナリティクスで使用する


同意モードは Google アナリティクスでも使用できます。この場合、広告の Cookie に対するユーザーの同意をアナリティクスで把握し、これを尊重することになります。たとえば、同意がないユーザーに対して「ad_storage」のタグ設定が無効になると、アナリティクスで広告の Cookie の読み取りや書き込みが行われず、Google シグナルを使用している追加機能(リマーケティングなど)が無効になります。


同意モードでは「ad_storage」のタグ設定だけでなく、「analytics_storage」という新しいタグ設定を利用できます。このタグ設定はアクセス解析を目的とする Cookie の使用をコントロールします。たとえば、アクセス解析と広告掲載の両方について、ウェブサイトのユーザーから Cookie の同意を得ようとしているとします。この場合、同意モードを利用することで、ユーザーの同意の選択に応じて、それぞれの種類の Cookie に関する Google タグの動作を修正できます。また、アナリティクスでは、「ad_storage」と「analytics_storage」それぞれの設定に対するユーザーの同意に応じて、データの収集方法が調整されます。たとえば、ユーザーが広告掲載の Cookie に対しては同意しない(そのため広告掲載を目的とする設定は無効化される)ものの、アクセス解析の Cookie に対しては同意する場合、「analytics_storage」の設定は有効になるため、サイト内でのユーザーの操作やコンバージョンはアナリティクスで測定されます。


ご利用方法


同意モードは、ヨーロッパで広告を掲載し、グローバル サイトタグやタグ マネージャーをすでに使用している広告主様に限り、ベータ版でご利用いただけます。機能の詳細については、ヘルプセンターの記事をご覧ください。


同意モードのご利用を希望される場合は、担当のアカウント チームまでお問い合わせください。同意モードをご利用いただくには、グローバル サイトタグやタグ マネージャーのコンテナの前に数行のコードを追加する必要があります。この手順をサポートできるよう、Google では複数の同意管理プラットフォームと緊密に連携しています。以下のプラットフォームは同意モードとの統合が完了しており、すぐにご利用いただけます。



(同意モードとの統合が完了している同意管理プラットフォーム)

ユーザーのプライバシーを保護するために規制が変更され、デジタル広告エコシステムにさまざまな影響が生じています。Google は、広告主様がこのような環境の変化に対応できるよう、サポートを提供してまいります。広告主様に実践していただける取り組みについて詳しくは、Google が作成したプライバシー ガイドブックをダウンロードしてご参照ください。また、広告掲載やアクセス解析の Cookie に対するユーザーの同意に関する選択を複数のプラットフォームで管理し、これを尊重できるように、今後も新しい機能が追加される予定です。ぜひご注目ください。


投稿者 : Scott Herman(Google タグ マネージャー担当プロダクト マネージャー)
noreply@blogger.com (GMP Japan)

サーバーサイドのタグ設定でパフォーマンスとセキュリティの向上を実現

5 years 2ヶ月 ago
この記事は、Google ブログ記事 「Improve performance and security with Server-Side Taggingを元に構成しております。
企業は多くの場合、デジタル キャンペーンの効果を測定してカスタマー ジャーニーの状況を把握するために、テクノロジーを提供するさまざまなパートナー企業のサービスを利用しています。そのための一般的な手順として、パートナー企業が作成した JavaScript コード(サードパーティ タグともいいます)を自社のウェブサイトに直接追加する必要があります。しかし、サイトで読み込まれるタグが多くなりすぎてしまうと、ユーザー エクスペリエンスが損なわれ、コンバージョン率が低下する恐れがあります。しかも、サイト上で直接実行されるサードパーティ タグは、そのサイトに入力された情報に幅広くアクセスできる場合があり、企業にとってはサードパーティ タグがアクセスできる情報のコントロールが重要になります。

こうした課題の解決にお役立ていただけるよう、このたび Google は Google タグ マネージャータグ マネージャー 360 にサーバーサイドのタグ設定機能を導入いたします。この機能を使えば、サードパーティ タグの多くをお客様のサイトから外し、お客様の Google Cloud アカウントでホストされる新しいサーバー コンテナに移すことができます。すると、ユーザーがお客様のサイト内のページを操作した際に、サードパーティ タグがサイトではなくサーバー コンテナで直接読み込まれるようになります。これにより、ページの読み込み時間が短くなり、ユーザーのデータに対するセキュリティが向上し、データのコントロールが強化されます。



ユーザーに提供するサイトのエクスペリエンスを高速化


サードパーティ タグをサイトから移行すると、ユーザーがサイトを訪問した際に読み込みが必要なタグが減り、ページの読み込み時間が短くなります。最近実施された調査では、モバイルサイトのページの読み込み時間が短縮されたことにより、商品購入までのプロセスの各段階におけるコンバージョン率が調査対象のすべてのブランドで向上しました。たとえば、小売業のサイトの場合、モバイルサイトの読み込み時間が平均 0.1 秒減少するごとに、平均注文額が約 10% ずつ上昇しました。


ある e コマースの小売業者が、マーケティング キャンペーンを実施し、ユーザー行動を測定するために、テクノロジーを提供するさまざまなパートナー企業のサービスを利用していたとしましょう。この企業が新しいパートナー企業のサービスを利用して、メール マーケティングのキャンペーンなどを実施するには、これまでは自社のサイトにサードパーティ タグを追加して、成果を測定できるようにする必要がありました。今後はその代わりに、タグ マネージャーで自社のサーバー コンテナに新しいタグを設定しておけば、ユーザーがサイトにアクセスした際に、ページが読み込まれた後で、新しいタグがサーバー コンテナで起動するようになります。このようにすることで、ユーザー エクスペリエンスに影響を与えることなくキャンペーンの成果を測定できるようになります。



ユーザーのデータを保護


お客様のビジネスとオンラインでやり取りしているユーザーからは、さまざまな情報が提供されます。その情報については、安全性を維持し、承認済みのパートナーだけがアクセスできるようにする必要があります。


サイトに直接実装されたサードパーティ タグは、ユーザーがお客様のサイトに入力した他の情報にアクセスして操作することができます。サーバーサイドのタグ設定機能を使って、サードパーティ タグを Google Cloud プロジェクトのセキュリティで保護されたサーバー コンテナに設置すれば、サーバー コンテナ内のタグがアクセスできるのはサーバーに送信された情報のみとなり、サイトに入力された情報にはアクセスできなくなります。さらに、このタグはサーバー コンテナ内に設置されているため、タグが収集した情報やその送信先を把握することが可能です。


サードパーティ タグの挙動をコントロール


現在、タグ マネージャーでは、サンドボックス化された JavaScriptコミュニティ テンプレート ギャラリー からすぐに使えるタグのテンプレート、あらゆるサードパーティ タグを対象とする権限モデルを使って、サードパーティ タグの挙動をコントロールできるようになっていますが、これらの機能はすべてサーバーサイドのタグ設定でも引き続きご利用いただけます。


サーバー コンテナに追加したそれぞれのタグは、どの Cookie にアクセスするか、どこにデータを送信するかなど、挙動を宣言する必要があります。また、タグに許可する挙動を自動的にコントロールできるように、ポリシーを設定することも可能です。これにより、コンテナに追加した新しいタグに必ず同じ権限が付与されるようになり、以降はタグの挙動を定期的にチェックする必要がなくなります。



サーバーサイドのタグ設定をぜひご利用ください

サーバーサイドのタグ設定機能は、タグ マネージャーとタグ マネージャー 360 の全アカウントでご利用いただけます。タグ マネージャーのアカウントにログインし、新しいサーバー コンテナを作成して、新規または既存の Cloud アカウントと接続してください。サーバーサイドのタグ設定機能の設定手順については、こちらのガイドをご覧ください。タグ マネージャーのアカウントをお持ちでない場合は、無料で作成していただけます。


投稿者 : Ben Fisher(Google タグ マネージャー担当プロダクト マネージャー)

noreply@blogger.com (GMP Japan)

Google アナリティクスでのデータの使用を管理

5 years 2ヶ月 ago
この記事は、Google ブログ記事 「Take control of how data is used in Google Analyticsを元に構成しております。
消費者の意識の高まりと業界の規制の変化を受け、ユーザーのプライバシーとデータ保護に関する基準はますます高くなっています。多くの企業もこれに応じて Google アナリティクス アカウントでのデータの管理方法を見直しています。アナリティクスでは、そのような企業のためにデータの使用を管理するさまざまな機能を提供しています。この記事では、データの収集、保存、使用を管理するアナリティクスの機能について、最新の情報を簡単にご説明します。この記事で取り上げる機能は、いつでも設定の調整が可能です。


Google アナリティクスでデータを管理する 3 つの方法:



アカウントのデータ設定で管理する


アナリティクス アカウントでは、データの収集、保持、共有に関するさまざまな設定を調整できます。


データ処理規約に同意するかどうかを選択する



オプションとして提供されているデータ処理規約は、欧州経済領域の一般データ保護規則
(GDPR)、カリフォルニア州消費者プライバシー法(CCPA)、またはその他の類似の規則
の影響を受けるビジネスを対象としています。必要に応じて、アナリティクス アカウントのアカウント設定で規約を確認し、同意することができます。


ウェブ プロパティの IP アドレスを匿名化する



ウェブ プロパティで IP 匿名化を有効にすると、技術的に可能な限り早く IP アドレスが匿名化されます。企業のプライバシー ポリシーまたは政府の規制に準拠するために、この設定が必要となる場合があります。アプリ プロパティおよびアプリ + ウェブ プロパティでは、IP 匿名化はデフォルトで有効になっています。


データ収集を一部またはすべて無効にする



アナリティクスのプロパティで一部またはすべてのデータ収集を無効にすることができます。Chrome のユーザーであれば、アナリティクス オプトアウト アドオンを使用してデータ収集を無効にすることもできます。


データ保持期間を設定する



アナリティクスでユーザー単位およびイベント単位のデータを保存する期間を選択し、新しいイベントが発生するたびにその期間をリセットするかどうかを指定できます。設定された期間が過ぎると、スケジュールに基づいてアカウントおよび Google のサーバーからデータが自動的に削除されます。


サポートチームや Google と共有するデータを指定する



データ共有設定により、アナリティクスのデータを Google と共有するかどうか選択することができます。たとえば、サービスを使用するうえでのサポートや掲載結果を向上するための提案が必要なときに、Google テクニカル サポートや Google マーケティング スペシャリストにアカウントへのアクセスを許可するかどうか選択できます。


Google シグナルの設定を確認する



Google シグナルの設定では、リマーケティングユーザー属性とインタレスト カテゴリ レポートクロスデバイス レポートなどのアナリティクスの追加機能を有効にできます。また、この設定をカスタマイズして、レポートの Google シグナルを有効にしたまま、広告のパーソナライズを制限または無効化することもできます。



広告のパーソナライズにデータを使用するかどうか選択する


デジタル広告を活用すると、オンラインでユーザーにリーチし、アプリやウェブサイトでコンバージョンを促進することができます。Google シグナルを有効にするなどして、アナリティクスで広告のパーソナライズを有効にすると、アナリティクスのオーディエンスに基づいてデジタル広告をパーソナライズし、キャンペーンの掲載結果の改善を図ることができます。広告のパーソナライズでアナリティクス データをどのように使用するかは、カスタマイズが可能です。


アナリティクスのプロパティ全体で広告のパーソナライズを管理する



プロパティ全体で広告のパーソナライズを無効にすると、その後そのプロパティで発生するすべてのイベントが広告のパーソナライズの対象外となります。この設定は、アカウントのプロパティ設定で管理できます。


広告のパーソナライズを地域別に管理する



プロパティの広告のパーソナライズを地域ごとに設定する必要がある場合は、国単位でこの設定を有効または無効にできます。加えて、米国では州単位での設定も可能です。



米国の州単位で広告のパーソナライズを有効または無効にする


イベントのタイプまたはユーザー プロパティに基づいて広告のパーソナライズを管理する



アプリ + ウェブ プロパティでは、イベントタイプまたはユーザー プロパティに基づいて、広告のパーソナライズ設定を調整できます。たとえば、特定のイベントまたはユーザー プロパティを広告のパーソナライズに使用するデータから除外し、測定目的でのみ使用することができます。


個々のイベントまたはセッションで広告のパーソナライズを管理する



個々のイベントまたはセッションのデータを広告のパーソナライズに使用するかどうかを指定することができます。たとえば、設定を有効にする前に同意を得る必要がある場合は、同意が得られるまで、セッションの開始時および後続のイベントごとに広告のパーソナライズを動的に無効にすることができます。


アナリティクスが広告主様に提供する広告のパーソナライズの制御機能とは別に、ユーザーは自身の Google アカウントで広告のパーソナライズの設定を管理できます。ユーザーが広告のパーソナライズをオフにすると、そのユーザーに関するデータは広告のパーソナライズには使用されなくなります。


アナリティクスからデータを削除する


どんな理由であれ、データはいつでもアナリティクスから削除できます。アナリティクス サーバーのデータを削除するようリクエストを送信できるほか、個々のユーザーのデータを削除することも可能です。


データの削除をリクエストする



アナリティクス サーバーからデータを削除しなければならないときは、削除のリクエストを送信します。リクエストを送信してからアナリティクスが削除を開始するまでには、7 日間の猶予期間が設けられています。アカウントの編集権限を持つすべての管理者とユーザーに、リクエストが送信されたことが通知されます。猶予期間中であれば、これらの管理者またはユーザーはリクエストをキャンセルすることができます。同様の機能は、アプリ + ウェブ プロパティでも近日中に使用できるようになります。


個々のユーザーのデータを削除する



アナリティクス アカウントから個々のユーザーのデータを削除することもできます。アカウントの編集権限があれば、ウェブ プロパティのユーザー エクスプローラ レポートを使って、アプリ + ウェブ プロパティの場合は分析モジュールのユーザー エクスプローラ手法を使ってデータを削除することができます。指定したユーザーに関連付けられているデータがレポートから 72 時間以内に削除され、次の削除プロセス中にアナリティクス サーバーからも削除されます。以前の集計データに基づくレポート(ユーザー サマリー レポートのユーザー数など)には影響はありません。複数のユーザーのデータを削除する場合は、アナリティクスの User Deletion API をご利用ください。


プロパティを削除する



編集権限があれば、アナリティクス アカウントからプロパティを削除することができます。プロパティとそのすべてのレポートビューは、ゴミ箱に移されてから 35 日後に完全に削除されます。完全に削除された過去のデータを再度取得したり、レポートを復元したりすることはできません。


ご紹介した以上の機能は、すべて現時点でご利用いただけます。詳しくは、ヘルプセンターをご覧ください。


今回の機能の概要をビジネスにお役立ていただければ幸いです。Google アナリティクスでは、Cookie や ID の有無にかかわらず、信頼性が高くすぐに活用できるプライバシーを重視した分析情報をお届けするため、新しい機能の開発に継続的な投資を行っております。今後の発表にご期待ください。

投稿者 : Dan Stone(Google アナリティクス担当シニア プロダクト マネージャー)
noreply@blogger.com (GMP Japan)

Google タグマネージャー を活用したソリューションで将来価値を予測し価値の高い取引の獲得に成功したバイク王の事例

5 years 2ヶ月 ago

ビジネスゴールとデジタル広告の入札方法や目標との距離感に課題




バイク王は顧客から中古のバイク車輌を買い取り、そのバイクをまた別の顧客に販売するビジネスを展開しています。顧客から仕入れるバイク車輌は、当然ながら高市場価値車輌から低排気量車輌まで多数が混在しています。このビジネスモデルでは、高市場価値車輌を、販売先に応じた適正な価格でより多く仕入れることができる事が重要なポイントになります。良い商品を仕入れて、適正な価格で販売することができてはじめて顧客満足度を高め、継続的に利益を得て事業拡大を実現することができるからです。


バイク市場は、市場成長自体が高市場価値車輌に牽引される形にシフトしています。そういった市況の中で力強く、企業として業績を向上させ続けるためには、今までの手法から一歩踏み込んだ「より”高市場価値車輌の仕入れ最大化”に注力する挑戦」が必要でした。


従来では、ウェブサイトに訪れたユーザーが「査定申し込み」を行った件数を計測し、その件数を基軸にして広告投資のコントロールをしていました。しかしこの方法では、極端に言うと例えば「100 万円の価値を持つ車輌の査定申し込み」も「10 万円の価値を持つ車輌の査定申し込み」も均等な価値を持つ “査定申し込み 1 件”として評価をすることになります。


また、ビジネスモデル上、買取査定申し込みから仕入れたバイク車輌の販売まで最大で数か月かかります。さらに買取査定申し込み以降のお客様とのやり取りはすべてオフラインでのコミュニケーションになるため、デジタル広告において「ビジネスの最終ゴール(利益獲得)」に対する最適化は容易ではありませんでした。



機械学習を活用して価値の高い取引を予測し、最適化工程を自動化することに成功




そのような状況において「高市場価値車輌の買取」という部分での機会損失を限りなくゼロにしながら、広告投資に対する価値の最大化を実現するために「ユーザーが選択した製品の傾向をもとに機械学習でモデルを作成し、オンライン予約時に最終的な取引の価値を予測、スマート自動入札にその予測価値を学習させることで、投資あたりの利益を最大化する」というアプローチでチャレンジしました。


本ソリューションの実装過程における特徴としては、既存の機能を活用したシンプルな実装という点が挙げられます。Google BigQuery を活用し構築されたモデルを Google タグマネージャー上で再現することにより、複雑なパイプラインの構築を実装することなく、入札を含めた全工程を自動化することに成功しました。

  1. Google BigQuery 上で利用できる機械学習機能( BigQuery ML )を用いて、従来のオンラインのコンバージョン地点である査定申し込み時に取得できる複数のデータを分析し、最終価値の予測モデルを構築


  2. 上記モデルを Google タグマネージャー上で再現し、査定申し込み(コンバージョン)時に Google 広告に対して予測価値をリアルタイムで返す


この予測価値に対する ROAS 入札のパフォーマンスを、従来からの CPA 入札でのパフォーマンスと Google 広告にて同時期で比較したところ、バイク王社内ビジネス指標(コンバージョン 1 件あたりの想定売上指標)において +19%、ROAS においても +9% の改善がみられました。





このプロジェクトを通して、バイク王、Google アナリティクス パートナーと共に機械学習の活用に対しても知見が深まり結果も確認できました。今後は、機械学習の広告への活用を深め更なる効率改善を実現するだけではなく、マーケティング オペレーション全体の業務効率改善という領域でも、機械学習活用を進めていく予定です。


"今までは CPR 基準で広告の費用対効果を計っていましたが、買取直販をメインとした小売事業を拡大していくなかで、いかに小売に適した高市場価値車輌を仕入れていくかが大きな課題となっていました。今回、実粗利データをもとにした将来価値予測モデルを構築し、Google広告と Googleタグマネージャーを連携させることによって自動最適化が図れたことは、弊社の事業拡大に大きく貢献してくれることと思います。今後も Google のソリューションを活用し、ロジカルかつスピード感のある戦略を展開していきたいと考えています。"
株式会社バイク王&カンパニー コンタクトセンター 
デジタルマーケティンググループ マネージャー 大石和生氏




投稿者:  広告営業本部 宮田 崇平、技術コンサルタント 中野 理穂、検索広告スペシャリスト  野々下 智一、マーケティングテクノロジー本部 データソリューションチーム

noreply@blogger.com (GMP Japan)
確認済み
59 分 13 秒 ago
News, Tips and Tricks from the Google Analytics Team.Unknownnoreply@blogger.comBlogger394125
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