転職者が苦手な「逆質問」、面接でおすすめの例文29選！【フロンティア調べ】

9割近くが不安。タイミングや場の空気がブレーキで質問できないケースも。

冨岡晶（Web担編集部） 5/30 8:30 調査／リサーチ／統計 | 調査データ

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フロンティアが運営する転職支援サービス「エンジニア転職面接飛ばせる君」は、「面接時の逆質問」に関する調査結果を発表した。面接で「逆質問が苦手」と感じたことがある転職経験者150人が回答している。

逆質問とは、転職面接において「最後に何か質問はありますか？」と企業側に対し面接者が質問するシーンを指す。自分をアピールするチャンスであると同時に、「何を聞くべきか」「どう見られるか」が重要とされる。

逆質問がマイナス評価につながるという不安

まず「逆質問に不安や抵抗を感じたことがあるか」と聞くと、「よくある」16人、「ときどきある」57人、「あまりない」60人、「まったくない」17人となり、150人中133人（88.7%）が、なんらかの不安を感じた経験があった。

自由意見では「失礼と思われないかが心配だった」「お金や待遇の話をすると印象が悪くなる気がした」「その質問で落ちた気がする」「面接官の表情が曇った」など、逆質問がマイナス評価につながるのではという理由が推察された。またタイミングや場の空気がブレーキになったケースもあがっている。

「面接前に逆質問を準備していたか」を聞くと、「毎回用意していた」41.3%、「転職先によっては用意した」33.3%と、計74.6%が何らかのかたちで事前準備をしていた。また「逆質問は面接での印象を左右すると思うか」では、「やや左右する」58.0%、「とても左右する」18.0%と、計76.0%が影響を認めていた。

「エンジニア転職面接飛ばせる君」では、実際に使われた質問をもとに6つのパターンに分類し、合計29の例文を紹介している。

1. 【業務理解・実務確認】現場の具体を知る質問
（1）現在のチームの雰囲気を教えてください
（2）一日の業務の流れについて教えてください
（3）最初に任される業務はどのようなものですか？
（4）使用している主な開発言語やツールを教えてください
2. 【職場環境・文化】社風や人間関係を探る質問
（5）社内イベントや交流の機会はありますか？
（6）配属先の雰囲気や年齢層を教えてください
（7）社内で活躍している方の共通点は何ですか？
（8）チームワークやコミュニケーションで大切にしていることは？
（9）チーム内のやり取りやタスク管理はどのように行われていますか？
3. 【制度・待遇・働き方】安心して働けるかを確認する質問
（10）有休は取得しやすい環境ですか？
（11）平均残業時間はどれくらいですか？
（12）急なお休み（子どもの発熱など）に対応できますか？
（13）フルリモートや出社の割合はどうなっていますか？
（14）給与の支払いに遅れなどはありませんか？
4. 【キャリアアップ・評価制度】成長の道筋を探る質問
（15）入社後の研修やフォロー体制について教えてください
（16）評価制度や昇給・賞与の基準はどのようになっていますか？
（17）キャリアアップのモデルケースを教えてください
（18）スキルアップ支援や資格取得支援はありますか？
（19）このポジションで期待される成果は何ですか？
5. 【企業理解・理念共感】「貴社に入りたい」を伝える質問
（20）貴社の強みと弱みをどう認識されていますか？
（21）社員が仕事を通して得られる価値ややりがいとは？
（22）10年後のビジョンはどのようにお考えですか？
（23）最近の業界動向で影響を受けた出来事はありますか？
（24）面接官の方が入社を決めた理由を教えていただけますか？
6. 【入社準備・志望意欲】前向きな姿勢を示す質問
（25）入社までに準備しておくべきスキルや知識はありますか？
（26）未経験でも問題ありませんか？必要な適性は？
（27）自分と似た経歴の方はいますか？どのように活躍されていますか？
（28）同じ職種の方の一日のスケジュールを教えてください
（29）新人がつまずきやすい点や、フォロー体制について教えてください